JP2007312918A - 評価装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】読影者の読影能力を確認可能とし、読影に対する信頼性を担保する。
【解決手段】評価サーバ5の制御部は、画像サーバ4から読影装置1へのテスト用画像の配信を制御し、そのテスト用画像に対する読影レポート情報を読影装置1から取得する。そして、記憶部から評価基準情報である単語評価テーブルを読み出し、当該単語評価テーブルと、前記取得された読影レポート情報とを照合することにより、読影者の読影能力について採点を行い、評価する。評価結果は、指示操作に応じて表示部等に出力される。
【選択図】図1

Description

本発明は、読影者の読影能力を評価する評価装置に関する。
従来から、病院間をネットワークで接続し、遠隔地にいる医師の端末に患者を検査撮影した撮影画像を送信して読影を依頼することを可能とした遠隔診断システムがある。遠隔診断システムの中には、テスト用画像を用いて読影医が用いる端末の表示性能を評価し、充分な読影環境を持つことを保証するものがある(例えば、特許文献1参照)。
特開2003−303237号公報
上記遠隔診断システムでは、特定の医師のみに撮影画像の読影を許可するため、読影医の端末に撮影画像を送信する前に、当該端末においてユーザ認証を行うことが一般的である。しかしながら、ユーザ認証されたとしても、その認証された医師が実際に読影を行っているかどうかは依頼者側では把握できない。つまり、実際に読影を行った医師の読影能力が保証されたわけではなく、その読影に対する信頼性を担保することができない。
本発明の課題は、読影者の読影能力を確認可能とし、読影結果に対する信頼性を担保することである。
請求項1に記載の発明は、評価装置において、
読影装置へのテスト用画像の配信を制御し、そのテスト用画像に対する読影結果情報を取得する制御手段と、
予め定められた評価基準に従い、前記制御手段により取得された読影結果情報を用いて読影者の読影能力を評価する評価手段と、
前記評価手段による評価結果を出力する出力手段と、
を備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の評価装置において、
前記読影結果情報は、前記読影装置において前記テスト用画像に対して読影者により入力された読影レポートのテキスト情報であり、
前記評価手段は、予め評価基準が定められた評価基準情報と、前記テキスト情報とを照合することにより、読影者の読影能力を評価することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の評価装置において、
前記読影結果情報は、前記読影装置において前記テスト用画像に対して読影者により操作入力されたその操作内容を示す操作履歴情報であり、
前記評価手段は、予め評価基準が定められた評価基準情報と、前記操作履歴情報とを照合することにより、読影者の読影能力を評価することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項1〜3の何れか一項に記載の評価装置において、
前記制御手段は、前記読影装置に対して配信すべき読影用画像とともに前記テスト用画像を送信することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項1〜4の何れか一項に記載の評価装置において、
前制御手段は、定期的に前記テスト用画像を前記読影装置に配信させることを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1〜5の何れか一項に記載の評価装置において、
前記評価手段による評価結果を読影者毎に記憶する記憶手段を備えることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、読影者の読影能力の評価結果から、読影の依頼者は読影水準を確認することが可能となる。また、評価結果を提供するにより読影に対する信頼性を担保することができる。
請求項2に記載の発明によれば、読影内容に関する面から読影能力を評価することができる。読影レポートには読影者の診断やその診断の根拠等の様々な判断事項が含まれている。よって、そのような読影内容を評価することにより、医師の診断に係る読影能力を推し量ることができる。
請求項3に記載の発明によれば、読影時の操作面から読影能力を評価することができる。読影時には画像に対し病変の検出のために有用な画像処理等を施すことができる。よって、そのような処理操作の有無やその内容を評価することにより、医師の読影水準を推し量ることができる。
請求項4に記載の発明によれば、読影用画像に紛れてテスト用画像を送信するので、読影者にテスト用画像であることを意識させることなく、読影を行わせることができる。これにより客観的な評価を行うことができる。
請求項5に記載の発明によれば、定期的に読影能力の評価を行うことができる。
請求項6に記載の発明によれば、読影者毎にその読影能力の評価結果を管理することができる。
〈第1実施形態〉
第1実施形態では、テスト用画像に対する読影結果情報として、テスト用画像に対し読影者が入力した読影レポートのテキスト情報を取得し、このテキスト情報を用いて読影者の読影能力を評価する例を説明する。
まず、構成を説明する。
図1に、遠隔診断システム100のシステム構成を示す。
遠隔診断システム100は、データセンターで保持している医用画像を、遠隔地にいる読影医が用いる読影装置1に配信して当該医用画像の読影を依頼することが可能なシステムである。
図1に示すように、遠隔診断システム100は、読影医が用いる読影装置1と、データセンターにおいて設置された認証サーバ3、画像サーバ4、評価サーバ5とがネットワークNを介して接続されて構成されている。読影装置1と、各サーバ3〜5とは、それぞれファイアウォール(FW)2、6を介してネットワークNに接続されている。なお、ネットワークNはインターネットやLAN(Local Area Network)等の種々の通信回線網を適用可能であるが、医用画像という個人情報を扱うため、限られた者のみがアクセス可能な通信回線網であることが好ましい。また、読影装置1等は複数台設置してもよく、その設置台数は特に限定しない。
以下、各装置について説明する。
読影装置1は、医師の読影のために用いられる情報処理装置であり、データセンターの画像サーバ4から送信された医用画像等を表示する。読影装置1としては、CPU(Central Processing Unit)、記憶部、操作部、表示部、通信部等を備えた一般的な情報処理装置を適用可能である。
読影装置1において表示する医用画像には、診断を目的とする読影用画像と、読影能力の評価を目的とするテスト用画像が含まれる。しかし、読影装置1では読影用画像かテスト用画像かは識別することができず、特に両者が区別して表示されることはない。
読影装置1では、データセンターの各サーバ3〜5との動作の連携、画像表示、読影レポート作成等が可能なソフトウェアがインストールされており、読影に必要なユーザインターフェイスを備えている。当該ソフトウェアに基づくCPUの処理により、各サーバ3〜5とのデータのやりとりや、医用画像の表示、読影レポート作成等の処理を可能とする。
認証サーバ3は、複数の読影医の認証処理を一括して請け負うサーバである。認証サーバ3は、予め読影が許可されている読影医について登録された、氏名、ID、パスワード等の認証に必要な認証情報を記憶している。読影医の認証時には読影装置1において入力された認証情報と、この認証サーバ3に記憶されている認証情報とを照合し、一致している場合のみ、読影装置1への画像送信を許可する。
画像サーバ4は、大容量メモリに読影用画像及びテスト用画像を記憶し、これら読影用画像及びテスト用画像の入出力を管理するものである。また、読影済みの読影用画像についてはその読影結果情報を対応付けて記憶している。画像サーバ4は、評価サーバ5の制御に従って読影用画像、読影結果情報又はテスト用画像をメモリから読み出して読影装置1に送信するとともに、評価サーバ5により入力された読影用画像又はテスト用画像をデータベース化した後、メモリに保存する。
評価サーバ5は、画像サーバ4に保存されたテスト用画像を用いて読影装置1における読影医の読影能力を評価し、その評価結果を出力する評価装置である。
図2に、評価サーバ5の内部構成を示す。
図2に示すように、評価サーバ5は、制御部51、操作部52、表示部53、通信部54、記憶部55を備えて構成されている。
制御部51は、CPU、RAM(Random Access Memory)等を備えて構成され、記憶部55に記憶されている各種制御プログラムをRAMに展開して当該プログラムとの協働により、CPUにおいて各種演算を行う、或いは各部52〜55の動作を集中制御する。
操作部52は、キーボードやマウス等を備えて構成され、これらの操作に対応する操作信号を生成して制御部51に出力する。
表示部53は、ディスプレイ上に各種操作画面や制御部51による処理結果等の各種表示情報を表示する。
通信部54は、通信用のインターフェイスを備え、このインターフェイスを介してネットワークN上の外部装置との通信を行う。
記憶部55は、制御部51において実行可能な各種制御プログラム、プログラムの実行に必要なパラメータ、データの他、制御部51による処理結果等を記憶している。
例えば、記憶部55は読影医の読影能力の評価処理に必要なデータとして、単語評価テーブル551、類似病名テーブル552等を備えている。これら単語評価テーブル551、類似病名テーブル552は、読影医の読影能力の評価基準となる評価基準情報である。また、制御部51による処理結果として、評価結果テーブル553等を備えている。
単語評価テーブル551は、評価が必要な項目(以下、評価項目という)毎に評価対象となる単語及びその単語に対する配点の情報が登録されたものである。単語評価テーブル551は疾病毎に作成され、例えば疾病「肺炎」については図3に示すような単語評価テーブル551が作成される。図3に示す単語評価テーブル551では、「胸部」、「X線」、「両側下肺野」等の評価対象となる単語が、部位、画像種別、異常箇所、異常箇所に関する形容詞等の評価項目毎に分類されて格納されている。また、各評価項目の単語の組み合わせに応じて加点、減点の配点情報が格納されている。
類似病名テーブル552は、同じ疾病について複数の疾病名が存在する場合に、それら疾病名が登録されたものである。例えば、図4に示すように、「浮腫」と「腫張」は同一の疾病を示す名称であるため、これらの疾病名は対応付けて類似病名テーブル552に格納されている。
評価結果テーブル553は、読影医毎にその読影医に対する読影能力の評価結果が登録されているものである。評価結果テーブル553には、図5に示すように、読影医のID、氏名に対応付けて、その読影医の評価点数、現在のランクの情報が格納されている。なお、ランクは評価点数をA〜Eの5段階評価したものであり、評価点数により決定されている。
記憶部55は、その他、形態素解析、構文解析、意味解析等に必要な辞書ファイル等も記憶している。
次に、遠隔診断システム100の動作について説明する。
まず、読影装置1におけるログイン操作について説明する。読影医がデータセンターに保存されている医用画像について読影を開始する場合、読影装置1において、読影医のID、パスワード等の認証情報を入力するログイン操作を行う必要がある。ログイン操作により認証情報が入力されると、当該認証情報は読影装置1から認証サーバ3に送信される。認証サーバ3において読影医のユーザ認証を行った結果、読影医の読影が許可されると、評価サーバ5では図6に示す読影能力の評価処理を実行する。
図6に示すように、評価サーバ5ではまず読影用画像及びテスト用画像を読影装置1に送信するよう、制御部51において画像サーバ4の制御を行う(ステップS1)。送信時には複数の読影用画像をまとめて送信するが、そのひとまとまりの読影用画像の中に1枚のテスト用画像を含ませる、或いは読影用画像10枚につき、テスト用画像を1枚送信するようにする等、定期的にテスト用画像が読影装置1に配信されるよう制御部51により制御する。
読影装置1では、図7に示すように、画像サーバ4から受信された読影用画像又はテスト用画像(符号d11で示す画像)を表示するとともに、その表示画像d11についての読影レポート情報を入力するための入力画面d12を表示する。読影医は読影レポートの入力画面d12において、その表示画像d11に対する読影結果(例えば、「胸部単純X線写真では、両側下肺野部に・・・」等のテキスト情報やシェーマ等のサムネイル画像)を入力することが可能である。
読影装置1では、読影医により読影終了の指示操作が行われると、入力された読影レポート情報に読影対象となった医用画像(読影用画像又はテスト用画像)の画像ファイル名等の識別情報を付し、これを読影結果情報としてデータセンター側に送信する。
評価サーバ5では、読影装置1から読影結果情報である読影レポート情報を受信し(ステップS2)、制御部51においてこれを取得すると、制御部51では当該読影レポート情報はテスト用画像に対する読影レポート情報か否かを判別する(ステップS3)。テスト用画像か否かの判別は、読影レポート情報に含まれる画像ファイル名と、画像サーバ4に保存されているテスト用画像の画像ファイル名とを照合することにより可能である。
まず、テスト用画像に対する読影レポート情報であった場合について説明する。
画像ファイル名がテスト用画像のものであり、テスト用画像に対する読影レポート情報である場合には(ステップS3;Y)、制御部51において当該読影レポート情報からテキスト情報を抽出する。そして、テキスト情報から評価項目に対応する単語を抽出し、当該単語を単語評価テーブル551に登録された単語群と照合して採点を行う(ステップS4)。
採点は下記(1)、(2)の2通りの方法で行い、各方法で得られた評価点数を総合した点数を得るものとする。
まず、制御部51ではテキスト情報について辞書テーブルを用いて形態素解析により単語を抽出し、構文解析、意味解析により当該単語を疾病名、部位、画像種別、異常箇所、形容詞の評価項目毎に分類する。また、疾病の存在について言及する単語(例えば、「問題無し」「疑い有り」等の疾病の存在を肯定する又は否定する単語)を判別しておく。抽出された単語は次の(1)、(2)の処理に用いられる。
(1)テキスト情報から抽出された疾病名に対応する単語評価テーブル551を参照し、同じくテキスト情報から抽出された部位、画像種別、異常箇所、形容詞の各評価項目の単語と一致する単語を検索する。一致する単語が検索された場合にはその単語の配点に応じて加点又は減点を行う。例えば、「○○性肺炎の疑い有り」、「胸部単純X線写真では、両側下肺野部に優位の淡い浸潤性の陰影と貯留が…」のテキスト情報が取得されている場合、テキスト情報に含まれる疾病を示す単語「肺炎」に対応する単語評価テーブル551を参照する。図3に示す肺炎の単語評価テーブル551の例では、テキスト情報と「胸部」、「X線」、「両側下肺野部」、「優位」の単語が一致するので、「1点」の加点を行う。
(2)全ての疾病の単語評価テーブル551において、テキスト情報から抽出された異常箇所、形容詞の評価項目の単語と一致する単語が登録されている単語評価テーブル551を検索する。一致する単語評価テーブル551が検索された場合には、その単語評価テーブル551の疾病名を参照し、テキスト情報から抽出された疾病名と一致するか否かを判別する。
一致する場合で、かつテキスト情報から「疑い有り」等の疾病の存在を肯定する単語が抽出されている場合、類似病名テーブル552に定められている配点情報に従って加点を行う。すなわち、読影内容と疾病の診断結果が対応すると判断し、高い評価を行うものである。また、疾病名が不一致であり、テキスト情報から「問題無し」等の否定的な単語が抽出されている場合にも同様に加点を行う。逆に、疾病名は一致するが、テキスト情報から「問題無し」等の否定的な単語が抽出されている場合、或いは疾病名は不一致であるが、テキスト情報から「疑い有り」等の肯定的な単語が抽出されている場合には減点を行う。これらの場合には、読影内容に対し診断結果が対応しないと判断し、低い評価を行うものである。
上記(1)、(2)の方法でそれぞれ配点に応じた評価点数の算出を行うと、制御部51ではそれらを合計した評価点数を算出する。上記(1)の方法では読影レポートに使用されている特定の単語の有無を評価することにより、必要な読影が行われているか、病変を適切に検出しているか、患者にもわかりやすいレポートを作成しているか等、読影能力だけでなくレポートの質についても評価することができる。また、上記(2)の方法によれば、読影内容の適切性について評価することができる。このような複数の評価方法を組み合わせることにより、多面的な評価が可能である。
次いで、制御部51では上記の評価項目以外の項目により採点を行う(ステップS5)。評価項目以外の項目とは、単語評価テーブル551に定められている評価項目以外で評価の対象となる項目をいう。ここでは、読影能力の評価に前回の評価結果を考慮することとし、評価項目以外の項目として評価結果テーブル553から読影者のランクの項目情報を抽出することとする。例えば、読影者が「X」である場合、図5に示す評価結果テーブル553における「X」のランク「A」の情報が抽出される。そして、ランクAであれば加点2点、ランクCであれば加点0点、ランクEであれば減点−2点等のように、ランクに応じた点数を評価点数に加算し、採点を行う。
制御部51では採点により最終的に得られた評価点数を、評価結果テーブル553の読影者に対応する評価点数の欄において上書きする。そして、制御部51においてその評価点数に応じたランクを判断し、読影者の読影能力を評価する。ランクは単純に0〜満点の点数範囲をA〜Eの5段階に分けて、評価点数が何れの段階の点数範囲に含まれるかを判断すればよい。制御部51は、判断されたランクの情報を評価結果テーブル553のランクの欄に上書きし、読影者の評価結果の更新を行う(ステップS6)。
次いで、制御部51では送信した全ての読影用画像又はテスト用画像について読影レポート情報が受信され、全ての読影が終了したか否かを判別する(ステップS7)。まだ全ての読影レポート情報が受信されておらず、未読影のものがあると判別された場合には(ステップS7;N)、ステップS2の処理に戻り、読影レポート情報の受信を待機する。一方、全ての読影レポート情報が受信されており、読影が終了したと判別された場合には(ステップS7;Y)、本処理を終了する。
次に、ステップS3においてテスト用画像に対する読影レポート情報ではないと判別された場合について説明する。
この場合、読影用画像についての読影レポート情報が受信されているので、制御部51により当該読影レポート情報をその読影用画像に対応付けて画像サーバ4に保存させる(ステップS8)。
次いで、制御部51ではこの読影用画像を新規のテスト用画像として登録するか否かを判断する(ステップS9)。登録は100枚毎等、ある一定枚数の読影用画像毎に行うこととしてもよいし、登録の有無を問うメッセージ画面を表示し、オペレータにより登録の指示操作がなされたときに登録を行うこととしてもよい。登録を行わない場合には(ステップS9;N)、本処理を終了する。
一方、登録を行う場合には(ステップS9;Y)、制御部51の制御により、読影レポート情報が受信された読影用画像が新規のテスト用画像として画像サーバ4に登録(保存)される。また、制御部51では単語評価テーブル551において当該新規のテスト用画像に対応する新規の評価項目の単語、その評価項目に対する配点を書き込み、登録を行う(ステップS10)。
なお、新規の評価項目及びその配点は、信頼できる医師が単語評価テーブル551の形式に従って決定することとする。評価サーバ5では、医師により操作入力された評価項目及びその配点の情報を単語評価テーブル551に追加登録することとなる。例えば、疾病「肺炎」の形容詞の単語として新たに「貯留」を追加することが可能である。
新規テスト用画像の登録が終了すると、制御部51では全ての読影が終了したか否かを判別し(ステップS7)、未終了の場合にはステップS2の処理へ戻り、終了した場合には本処理を終了する。
評価結果テーブル553に記憶された各読影医の読影能力の評価結果は、オペレータの指示操作に応じて任意に出力可能である。例えば、オペレータの評価結果の出力指示操作に応じて、制御部51は評価結果テーブル553から読影医に対応する評価点数、ランクの情報を読み出し、これを表示部13上に表示出力する、プリンタ等により印刷出力する、或いは通信部54を介して外部へ送信出力する等のための出力制御を行う。このとき、全読影医の評価結果をリストにして出力することとしてもよいし、ある指定された読影医の評価結果のみを出力してもよい。
以上のように、第1実施形態によれば、単語評価テーブル551等の予め定められた評価基準に基づき、読影レポート情報に含まれるテキスト情報を用いて読影医の読影能力について採点し、評価する。このように読影結果から各読影医の読影能力を定量化することにより、依頼者は遠隔診断システムにおける読影水準を確認することができる。また、読影能力の評価結果を提供することにより読影結果に対する信頼性を担保することが可能となる。
採点は読影レポート情報を用いて行うので、読影内容に関する面から読影能力を評価することができる。読影レポートには医師の診断やその診断の根拠等、医師の判断が含まれる。よって、そのような読影内容を評価することにより、医師の診断に係る読影能力を推し量ることができる。
また、読影医毎にその評価結果を記憶しているので、各読影医の読影能力を管理することができる。
また、テスト用画像は定期的に読影装置1に送信するので、読影医の読影能力を定期的に評価することができる。さらに、テスト用画像は読影用画像と区別せずに読影装置1に送信するので、読影医には読影能力の評価が行われることが分からない。そのため、読影医はテスト用画像と読影用画像の区別を意識することなく、読影を行うこととなる。よって、読影医に恣意を与えることなく、その読影能力の評価を行うことができ、任意で客観的な評価をすることが可能となる。
〈第2実施形態〉
第2実施形態では、テスト用画像に対する読影結果情報として、テスト用画像に対し読影医が行った操作入力の履歴情報を取得し、この履歴情報を用いて読影医の読影能力を評価する例を説明する。
なお、第2実施形態は第1実施形態における遠隔診断システム100とその構成は略同一であり、その動作が異なるのみである。よって、第2実施形態における遠隔診断システムには、第1実施形態と同一の符号を付してその構成についての詳細な説明は省略し、第2実施形態に特徴的な構成及び動作のみ説明する。
第2実施形態では、評価サーバ5の記憶部55において、図8に示すような操作評価テーブル554が記憶されている。操作評価テーブル554は読影能力の評価基準が定められた評価基準情報であり、医用画像を読影する際に好ましいと思われる操作内容、その操作内容に対する配点が登録されたものである。操作評価テーブル554には、図8に示すように評価対象となる操作内容(例えば、拡大の操作)、その操作時のパラメータ(例えば、拡大の操作において30〜50%の拡大率)の評価項目について、加点、減点の配点の情報が格納されている。
次に、上記操作評価テーブル554を有する評価サーバ5により実行される、第2実施形態における読影能力の評価処理について説明する。この評価処理は、第1実施形態と同様に、読影装置1におけるログイン操作に対し、認証サーバ3において読影が許可されると開始される。以下、第2実施形態における評価処理について説明するが、処理の流れ自体は第1実施形態と同様であるので、図6に示したフローチャートを参照して説明する。
図6に示すように、評価サーバ5の制御部51の制御に従って、画像サーバ4は複数の読影用画像とともにテスト用画像を読影装置1に配信する(ステップS1)。
読影装置1では、図9に示すように送信された読影用画像又はテスト用画像d21を表示部上に順次表示するとともに、読影レポートの入力画面d22を表示する。また、表示画像d21については拡大処理や階調処理が可能であり、その指示操作を行うためのボタンd23が画面上に表示されている。ボタンd23は、拡大処理、階調処理の指示操作だけでなく、その拡大率や階調処理時のコントラスト等のパラメータを指定することが可能に構成されている。
読影装置1では、ボタンd23の操作が行われる毎にその操作内容及びそのパラメータを示す操作履歴情報を生成する。そして、読影終了の指示操作がなされると、読影装置1は入力画面d22を介して入力された読影レポート情報とともに操作履歴情報を、読影結果情報として評価サーバ5に送信する。
評価サーバ5では、読影結果情報として読影レポート情報、操作履歴情報が受信されると(ステップS2)、当該読影レポート情報及び操作履歴情報がテスト用画像に対するものであるか否かが判別される(ステップS3)。
まず、テスト用画像に対するものである場合(ステップS3;Y)について説明する。
この場合、制御部51において操作履歴情報から操作内容、操作時のパラメータの評価項目を抽出し、当該操作内容、パラメータと操作評価テーブル554に登録されている操作内容、パラメータとを照合して採点を行う(ステップS4)。例えば、操作履歴情報から「拡大」の操作内容でパラメータ「拡大率35%」が抽出された場合、図8に示す操作評価テーブル554における操作内容「拡大」、パラメータ「拡大率30%〜50%」と一致し、その配点は「加点1点」であるので、1点と採点する。複数操作がなされている場合はその操作毎に評価項目の採点を行い、それらを合計した評価点数を算出する。
評価項目についての採点が終了すると、制御部51は評価項目以外の項目を抽出し、採点する(ステップS5)。なお、このステップS5と次のステップS6の処理については第1実施形態と同一であるので、ここでは詳細な説明を省略する。ステップS5で得られた採点は、上記評価項目について算出された評価点数に加算される。次いで、制御部51では最終的に得られた評価点数に基づいて読影医の評価を行い、その評価結果を評価結果テーブル553に上書きして更新する(ステップS6)。
次いで、制御部51では全ての読影が終了したか否かを判別し(ステップS7)、未終了の場合はステップS2の処理に戻り、終了した場合には本処理を終了する。
次に、ステップS3において受信した読影結果情報がテスト用画像ではなく、読影用画像に対するものであった場合について説明する。
この場合、読影結果情報として受信された読影レポート情報、操作履歴情報は、制御部51の制御によりその対象となった読影用画像と対応付けて画像サーバ4に記憶させる(ステップS8)。
次いで、読影結果情報が受信された読影用画像を、新規のテスト用画像として登録するか否かを制御部51において判断する(ステップS9)。新規テスト用画像として登録しない場合にはステップS7の処理に移行する。一方、新規テスト用画像として登録する場合には、制御部51の制御によりその読影用画像をテスト用画像として画像サーバ4に登録(保存)させる。また、操作評価テーブル554において当該テスト用画像から決定された新規の評価項目、その評価項目に対する配点の登録を行う(ステップS10)。
なお、評価項目、その配点は、信頼できる医師が操作評価テーブル554の形式に従って決定することとする。例えば、操作内容として新たに「周波数強調処理」の評価項目を追加したり、既存の「階調処理」についてパラメータ「G値を1%増加」を追加したりすることが可能である。評価サーバ5では、医師により操作入力された新規の評価項目及びその配点の情報を制御部51により操作評価テーブル554に追加する。
以上のように、第2実施形態によれば、操作評価テーブル554等の予め定められた評価基準に基づき、操作履歴情報を用いて読影医の読影能力について採点し、評価する。このように操作履歴から各読影医の読影能力を定量化することにより、依頼者は遠隔診断システムにおける読影水準を確認することが可能となる。また、読影能力の評価結果を提供することにより、読影結果に対する信頼性を担保することが可能となる。
また、操作履歴情報を用いて採点を行うので、読影時の操作面から読影能力を評価することができる。読影時には病変の検出のために有用な画像処理等がある。よって、そのような処理操作の有無やその内容を評価することにより、医師の読影水準を推し量ることができる。
また、評価結果は読影医毎に記憶されているので、各読影医の読影能力を管理することができる。
また、テスト用画像は定期的に読影装置1に送信するので、読影医の読影能力を定期的に評価することができる。さらに、テスト用画像は読影用画像と区別せずに読影装置1に送信するので、読影医には読影能力の評価が行われることが分からない。そのため、読影医は評価について意識することなく、読影を行うこととなる。よって、読影医に恣意を与えることなく、その読影能力の評価を行うことができ、任意で客観的な評価をすることが可能となる。
なお、上述した第1及び第2の実施形態は、本発明を適用した好適な一例である。
例えば、上記実施形態では、単語評価テーブル551や操作評価テーブル554は、何れのテスト用画像にも共通して用いることができるものを用いた例を説明した。しかし、同じ疾病でも、画像によって異なる所見となる場合がある。よって、個々のテスト用画像に対応して、テスト用画像毎に評価テーブル551、554を備えることとしてもよい。この場合、制御部51において読影結果情報により採点を行う際に、読影が行われたテスト用画像に対応する評価テーブル551、554を読み出して採点に用いることとなる。
また、読影装置1とデータセンターとが遠隔地にあるシステムの例を示したが、必ずしも遠隔地である必要はなく、同一LAN上等、近傍地にある場合にも本発明を適用可能である。
遠隔診断システムのシステム構成を示す図である。 図1の評価サーバの内部構成を示す図である。 評価基準となる単語評価テーブルの一例を示す図である。 類似病名テーブル例を示す図である。 評価結果テーブル例を示す図である。 評価サーバにより実行される読影能力の評価処理を説明するフローチャートである。 読影レポート情報の入力画面例を示す図である。 評価基準となる操作評価テーブルの一例を示す図である。 テスト用画像についての操作画面例を示す図である。
符号の説明
100 遠隔診断システム
1 読影装置
3 認証サーバ
4 画像サーバ
5 評価サーバ
51 制御部
55 記憶部
551 単語評価テーブル
552 類似病名テーブル
553 評価結果テーブル
554 操作評価テーブル

Claims (6)

  1. 読影装置へのテスト用画像の配信を制御し、そのテスト用画像に対する読影結果情報を取得する制御手段と、
    予め定められた評価基準に従い、前記制御手段により取得された読影結果情報を用いて読影者の読影能力を評価する評価手段と、
    前記評価手段による評価結果を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする評価装置。
  2. 前記読影結果情報は、前記読影装置において前記テスト用画像に対して読影者により入力された読影レポートのテキスト情報であり、
    前記評価手段は、予め評価基準が定められた評価基準情報と、前記テキスト情報とを照合することにより、読影者の読影能力を評価することを特徴とする請求項1に記載の評価装置。
  3. 前記読影結果情報は、前記読影装置において前記テスト用画像に対して読影者により操作入力されたその操作内容を示す操作履歴情報であり、
    前記評価手段は、予め評価基準が定められた評価基準情報と、前記操作履歴情報とを照合することにより、読影者の読影能力を評価することを特徴とする請求項1に記載の評価装置。
  4. 前記制御手段は、前記読影装置に対して配信すべき読影用画像とともに前記テスト用画像を送信することを特徴とする請求項1〜3の何れか一項に記載の評価装置。
  5. 前制御手段は、定期的に前記テスト用画像を前記読影装置に配信させることを特徴とする請求項1〜4の何れか一項に記載の評価装置。
  6. 前記評価手段による評価結果を読影者毎に記憶する記憶手段を備えることを特徴とする請求項1〜5の何れか一項に記載の評価装置。
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