JP2007311593A - 電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造 - Google Patents
電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造 Download PDFInfo
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Abstract
【課題】基板周辺の配線スペースを十分に確保しつつ、基板の切り欠きが必要なく機器取付面積が減少しない電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造を提供する。
【解決手段】縦辺に並行する長穴4と横辺に並行する長穴5と、前記各々の長穴に対応するねじ穴8及び9を設けた基板取付具7に基板1をねじ締め固定するとき、基板1は前記長穴4及び5の範囲でスライド移動し基板1の機器取付面積を減少することなく配線スペースを大きくできる。
【選択図】 図1
【解決手段】縦辺に並行する長穴4と横辺に並行する長穴5と、前記各々の長穴に対応するねじ穴8及び9を設けた基板取付具7に基板1をねじ締め固定するとき、基板1は前記長穴4及び5の範囲でスライド移動し基板1の機器取付面積を減少することなく配線スペースを大きくできる。
【選択図】 図1
Description
電気機器収納キャビネットの機器を取り付けるための基板取付構造に関するものである。
電気機器収納キャビネットの底面には機器を取り付けるための基板が基板取付ねじにより締付け固定されているが、基板は機器取付面積を大きくする為にキャビネットに取り付け可能な最大寸法にするのが一般的でありそのため基板周辺の配線スペースが狭くなり入線作業が困難である。
前記配線スペースに配線あるいはキャビネット底面にケーブル入出口を加工する場合は基板も同時に切り欠き加工を行いケーブル入出口を確保する必要があり、基板を切り欠くことにより機器取付面積が減少し且つ切り欠き作業も必要である。
図6に示すように基板取付面積を確保する為に基板取付ねじ頭部を基板表面より突出しないように埋め込んだ構造もあるが基板の加工が複雑になり、又埋め込んだ頭部に機器が重なり取り付けられると基板が取り外せない等の問題があった。
特開2003−332765号公報
以上に述べた従来構造の基板取付構造では配線スペースが狭くキャビネット底面にケーブル入出口を加工しようとすれば基板の切り欠きが必要となりその為基板の機器取付面積が少なくなる、又基板取付ねじを基板表面から突出しないように埋め込むと基板の加工が複雑になり埋め込んだ基板取付ねじの上に機器が重なり取り付けられると基板が取り外せなくなる等の問題があった。
本発明はこのように従来有していた問題を解決するものであり基板周辺の配線スペースを十分確保しつつ基板の切り欠きが必要なく機器取付面積が減少しない電気機器収納キャビネットの基板取付構造を提供することにある。
本発明は上記の課題を解決するためになされた電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造は、四角形状の基板の角部に縦辺に並行する長穴と横辺に並行する長穴とを設けたもので、前記長穴は四角形状の基板の各々4角部でも良く又相対する角部2箇所でも良い、又前記各々の長穴は基板をスライド移動させようとする範囲に相当した長さで良い。
又キャビネットの底部の基板取付面には上記各々の長穴に対応した基板取付用のねじ穴を有する基板取付具が固着されている。
基板は基板取付ねじにより縦辺に並行する長穴とそれに対応するねじ穴、あるいは横辺に並行する長穴とそれに対応するねじ穴とのいずれかにより締付け固定される。
基板は基板取付ねじにより縦辺に並行する長穴とそれに対応するねじ穴、あるいは横辺に並行する長穴とそれに対応するねじ穴とのいずれかにより締付け固定される。
上記により構成された基板取付構造の課題解決の手段による作用は次のとおりである。
たとえばキャビネット底面の上部又は下部にケーブル入出のためのケーブル入出口を加工しようとした場合、基板は四角形状の縦辺に並行する長穴と該長穴に対応する基板取付具に設けられたねじ穴に基板取付ねじで締付け固定するが、該長穴の範囲内で基板を下方向又は上方向にスライド移動させることにより上部又は下部の配線スペースを大きく確保することが可能となるので基板の切り欠き加工の必要がなくなり基板の機器取付面積を減少させることなくケーブル入出口を加工できる効果がある。
たとえばキャビネット底面の上部又は下部にケーブル入出のためのケーブル入出口を加工しようとした場合、基板は四角形状の縦辺に並行する長穴と該長穴に対応する基板取付具に設けられたねじ穴に基板取付ねじで締付け固定するが、該長穴の範囲内で基板を下方向又は上方向にスライド移動させることにより上部又は下部の配線スペースを大きく確保することが可能となるので基板の切り欠き加工の必要がなくなり基板の機器取付面積を減少させることなくケーブル入出口を加工できる効果がある。
又キャビネットの底面の左右に配線スペースを確保する場合、基板は基板の横辺に並行する長穴と該長穴に対応する基板取付具に設けられたねじ穴に基板取付ねじで締付け固定するが前記同様に該長穴の範囲内で基板を左又は右にスライド移動させることにより基板の右又は左側に大きな配線スペースが確保され前記と同様な効果を発揮する。
上記のように本発明の電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造では、簡単な構造で基板が上下あるいは左右に任意にスライド移動できるので基板四方の任意の場所に大きな配線スペースが確保できる、従って従来のように基板の一部を切り欠いてケーブル入出口のスペースを確保する必要がないので基板の切り欠きによる機器取付面積の減少がなく基板が有効に使用できるキャビネットを提供することが出来る。
更に基板の切り欠き作業や切り欠き端面の防錆処理等施工時間の短縮や品質向上に効果を発揮するもである。
更に基板の切り欠き作業や切り欠き端面の防錆処理等施工時間の短縮や品質向上に効果を発揮するもである。
以下、本発明の実施の形態を図1〜図5について説明する。1は四角形状の基板でその大きさはキャビネット2の前面開口部3に収納可能な最大寸法である、基板1の相対する角部には基板1の縦辺に並行する長穴4と横辺に並行する長穴5が形成されている。
又キャビネット2の底面の基板取付面6には基板取付具7が固着されてあり該基板取付具7には前記長穴4に対応するねじ穴8と前記長穴5に対応するねじ穴9が形成されている。
そして基板1は前記長穴4に対応するねじ穴8あるいは前記長穴5に対応するねじ穴9で基板取付ねじ10により締め付け固定される。
尚11は基板1の補強曲げで必要に応じおこなうものである、又前記長穴4及び長穴5の形成は四角形状の基板1の4角に設けても相対する2角のみでもよい。
又キャビネット2の底面の基板取付面6には基板取付具7が固着されてあり該基板取付具7には前記長穴4に対応するねじ穴8と前記長穴5に対応するねじ穴9が形成されている。
そして基板1は前記長穴4に対応するねじ穴8あるいは前記長穴5に対応するねじ穴9で基板取付ねじ10により締め付け固定される。
尚11は基板1の補強曲げで必要に応じおこなうものである、又前記長穴4及び長穴5の形成は四角形状の基板1の4角に設けても相対する2角のみでもよい。
図5で説明するようにキャビネットの前面開口部3に収納可能な大きさの基板1をキャビネット2の中央部に取り付けると基板1の四方の配線スペース12a〜13bが狭くなる。たとえばキャビネット下部の配線スペース12aのキャビネット底部にケーブル入出口14を加工しようとした場合、基板1が邪魔になるため切り欠き15を施しケーブル入出口14の開口スペースを確保する必要があった。
しかし本発明の構成では基板1の切り欠き15を施すことなくキャビネット下部の配線スペース12aにケーブル入出口14の開口スペースを確保する場合は、図4に示すように基板1の縦辺に並行する長穴4と基板取付具7に形成されている該長穴4に対応するねじ穴8を用い基板取付ねじ10で基板1をねじ締め固定することになるがこのとき該長穴4の長穴分基板1を上方にスライド移動させて基板1をねじ締め固定すると、上方にスライド移動した分キャビネット下部の配線スペース12aが大きくなり切り欠き15を施すことなくケーブル入出口14の開口スペースを確保できる。
尚上部12bに配線スペースが必要な場合は前記と同様に基板1を該長穴4の長穴分基板1を下方にスライド移動させて基板1をねじ締め固定すると下方にスライド移動した分キャビネット上部に配線スペースが確保できる。
尚上部12bに配線スペースが必要な場合は前記と同様に基板1を該長穴4の長穴分基板1を下方にスライド移動させて基板1をねじ締め固定すると下方にスライド移動した分キャビネット上部に配線スペースが確保できる。
更に左右の配線スペース13a又は13bに開口スペースを確保したい場合は、基板1の横辺に並行する長穴5と基板取付具7に形成されている該長穴5に対応するねじ穴9を用い基板取付ねじ10で基板1をねじ締め固定するとき基板1を長穴5の長穴分左側にスライド移動すると配線スペース13aが、右側にスライド移動すると配線スペース13bに大きな開口スペースが確保できるわけである。
尚図6は従来構造の一例で角形基板のコーナー部を基板表面より一段低くなるように形成した基板取付部16を有する基板17で基板止めねじ18のねじ頭部が基板17の表面に突出しないように構成された基板取付構造であるが、基板の加工が複雑になり基板17に取り付けられる機器が止めねじ18に重なり取り付けられると基板が取り外せないなどの欠点がある。
以上のように本実施形態によれば基板1は簡単な構造で上下左右任意にスライド移動できるようになっているので、従来の構造では配線スペースが狭く配線スペースにケーブル入出口を加工しようと思えば基板を切り欠く必要があった、その為に機器取付面積が減少する欠点があったが、本発明では前記したように簡単な構造で基板1をスライド移動させることにより大きな開口スペースを確保できるため基板の切り欠きの必要がなく従って基板の機器取付面を有効に使用でき又切り欠き端面の防錆処理等の作業の必要もなく品質向上に寄与する。更に基板をスライド移動させて任意場所の配線スペースを大きく確保できれば配線ケーブル等を集中させることも可能となり、配線作業や点検作業等盤内の整理、美化にも貢献する。
1 基板
2 キャビネット
3 前面開口部
4 長穴
5 長穴
6 基板取付面
7 基板取付具
8 ねじ穴
9 ねじ穴
10 基板取付ねじ
11 補強曲げ
12a〜12b 上下配線スペース
13a〜13b 左右配線スペース
14 ケーブル入出口
15 切り欠き
16 基板取付部
17 基板
18 止めねじ
2 キャビネット
3 前面開口部
4 長穴
5 長穴
6 基板取付面
7 基板取付具
8 ねじ穴
9 ねじ穴
10 基板取付ねじ
11 補強曲げ
12a〜12b 上下配線スペース
13a〜13b 左右配線スペース
14 ケーブル入出口
15 切り欠き
16 基板取付部
17 基板
18 止めねじ
Claims (1)
- キャビネットの底面に基板取付具を固着し、該基板取付具に四角形状の基板を取付ねじで締付け固定する電気機器収納キャビネットの基板取付構造において、前記基板の取付ねじ挿通口は前記基板のコーナー部に該コーナー部から前記基板の縦辺に並行する長穴と横辺に並行する長穴とを形成し、この各々の長穴に対応するねじ穴を基板取付具に設け、前記長穴と前記長穴に対応した基板取付金具のねじ穴とを基板取付ねじで締付け固定される前記基板は、前記縦辺に並行する長穴により上下自在に、横辺に並行する長穴により左右自在にスライド移動できるようにした電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006139804A JP2007311593A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2006139804A JP2007311593A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007311593A true JP2007311593A (ja) | 2007-11-29 |
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JP2006139804A Pending JP2007311593A (ja) | 2006-05-19 | 2006-05-19 | 電気機器収納キャビネットにおける基板取付構造 |
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Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013110163A (ja) * | 2011-11-17 | 2013-06-06 | Ricoh Co Ltd | 回路基板支持構造および画像形成装置 |
WO2022215113A1 (ja) * | 2021-04-05 | 2022-10-13 | 東芝三菱電機産業システム株式会社 | 基板ユニット及び電力変換装置 |
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2006
- 2006-05-19 JP JP2006139804A patent/JP2007311593A/ja active Pending
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