JP2007311079A - 燃料電池スタック - Google Patents

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Abstract

【課題】セパレータの溶接部位にシール材が対峙する場合において、アノード側のシール性を少ない潰れ量で維持する燃料電池スタックを提供する。
【解決手段】電解質膜電極接合体1をその両側からガス流路を画成して挟む金属製のアノード及びカソードの各セパレータ2,3を備える単位燃料電池10を複数積層してなる燃料電池スタック100において、隣接して積層されるアノードセパレータ2とカソードセパレータ3とを互いに溶接することによって形成されるセパレータ接合体15と、セパレータ接合体15と電解質膜電極接合体1との間をシールするための弾性を有するシール材17とを備え、セパレータ接合体15に形成された溶接部位20にシール材17が対峙する場合において、セパレータ接合体15は、同一のシール面圧を得うるシール材17の必要潰れ量が小さくて済む面をアノード側として配置される。
【選択図】図1

Description

本発明は、燃料電池スタックに関するものであり、特には、金属製のセパレータを有する燃料電池スタックに関するものである。
従来、燃料電池に用いられるセパレータとしては、グラファイトや、樹脂と黒鉛粉末を主成分とした複合材料を機械加工またはモールド成形したカーボン系セパレータが多く用いられていた。
しかし、車両等の移動体へ燃料電池を搭載する場合には、小型化とそれに伴う出力密度向上が要求されるため、近年は、薄型化が可能である金属製のセパレータの開発が行われている。
金属製のセパレータを用いる場合における燃料電池セルのシール方法としては、セパレータ間へのシール材設置や、セパレータ上へのシール材の成形や、接着剤によるシール等がある(例えば、特許文献1〜3)。
特開2003−220664 特開2005−294098 特開平6−196177
金属製のセパレータを用いる場合において、セパレータ間の接合を溶接によって行った場合には、溶接部位及びその裏面には、溶接によって表面状態や表面形状の変化が生じる。
溶接部位又はその裏面にシール材が対峙した場合には、溶接によって生じた表面状態や表面形状によって、シール性能が変化する。
ここで、燃料電池に用いられるアノードガスは、水素含有ガスであるため可燃性でかつ拡散性が高い。また、電解質膜にフッ素系膜を使用した場合、アノード側ではカソード側と比較してシール材を劣化させる要因となるフッ酸の溶出が多い。このことから、アノード側ではカソード側と比較して高いシール性能が要求される。
本発明は、溶接部位にシール材が対峙する場合において、アノード側のシール性を少ない潰れ量で維持させることを目的とする。
本発明は、一対の電極で電解質膜を挟んで構成した電解質膜電極接合体と、前記電解質膜電極接合体をさらにその両側からガス流路を画成して挟む金属製のアノード及びカソードの各セパレータとを備える単位燃料電池を複数積層してなる燃料電池スタックに関する。本燃料電池スタックは、隣接して積層されるアノードセパレータとカソードセパレータとを互いに溶接することによって形成されるセパレータ接合体と、前記セパレータ接合体と前記電解質膜電極接合体との間をシールするための弾性を有するシール材とを備え、前記セパレータ接合体に形成された溶接部位にシール材が対峙する場合において、前記セパレータ接合体は、同一のシール面圧を得うる前記シール材の必要潰れ量が小さくて済む面をアノード側として配置される。
本発明によれば、セパレータを、高いシール性能が要求されるアノード側において、シール材の潰し量が小さくて済むように配置したため、アノード側のシール材にかかる負荷を抑えることができ、アノード側のシール性を維持することが可能となる。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態について説明する。
(実施の形態1)
図1〜4を参照して、本発明の実施の形態1の燃料電池スタック100について説明する。
まず、図1及び図2を参照して、燃料電池スタック100の全体構成について説明する。図1は燃料電池スタック100を示す断面図であり、図2は燃料電池スタック100におけるガス流れ方向と垂直な断面を示す断面図である。
燃料電池スタック100は、固体高分子形の単位燃料電池10を複数積層したものであり、燃料電池車両等の移動体の駆動源となるものである。なお、図1及び図2に示す燃料電池スタック100は、燃料電池スタック100の一部を示すものである。
単位燃料電池10は、電解質膜電極接合体1と、電解質膜電極接合体1の一方の面にアノードガス流路2aを画成して配置されたアノードセパレータ2と、電解質膜電極接合体1の他方の面にカソードガス流路3aを画成して配置されたカソードセパレータ3とを備える。
このように、単位燃料電池10は、電解質膜電極接合体1と、電解質膜電極接合体1をその両側から挟む各セパレータ2、3とによって構成される。
電解質膜電極接合体1は、電解質膜4と、電解質膜4を挟んで配置され電極触媒層5とガス拡散層6とを有する一対の電極7とによって構成される。
一対の電極7のうち一方のアノード極に対してアノードガス流路2aを通じて水素を含有する燃料ガスを供給すると共に、他方のカソード極に対してカソードガス流路3aを通じて酸素を含有する酸化剤ガスを供給し、これら一対の電極7の電極触媒層5にて生じる電気化学反応を利用して、電極7から電気エネルギーを取り出す。なお、図1において符号8および9にて示す空間は燃料ガスまたは酸化剤ガスマニホールドである。
電解質膜4には、フッ素系の陽イオン交換膜を用いた。また、ハイドロカーボン系の膜を用いてもよい。
電極触媒層5は、白金担持カーボンを電解質膜4にホットプレスすることによって成形した。また、活性炭、又は黒鉛等に白金とルテニウム等の金属との合金を担持させてもよい。
ガス拡散層6には、カーボンペーパーを用いた。また、カーボンクロスや他の導電性多孔体を用いてもよい。
なお、アノード極、カソード極で異なる仕様のものを用いてもよい。
アノードセパレータ2及びカソードセパレータ3は金属製であり、プレス成形によって、ガス流路として機能する波状部12a,13aと、波状部12a,13aの外縁に平板状に形成された平板部12b,13bとが形成される。
なお、プレス成形の代わりに、機械加工、エッチング等の他の成形方法を用いてもよい。
隣接して積層されるアノード及びカソードの一対のセパレータ2,3は、互いに溶接されることによって接合され、セパレータ接合体15を構成する。具体的には、一対のセパレータ2,3は、互いの平板部12b,13bが接触して積層されるため、その平板部12b,13bの周囲を溶接することによって接合される。
接合された一対のセパレータ2,3の間には、冷却水等の冷媒を流すための複数の冷媒流路16が形成される。
アノードセパレータ2及びカソードセパレータ3はステンレス製であり、溶接はレーザ溶接を用いた。
セパレータの材料としては、アルミニウムやチタン等の金属を用いてもよいし、耐腐食性及び導電率向上のために、めっきやコーティング等の表面処理を行ってもよい。また、溶接の方法としては、Mig溶接、Tig溶接、電子ビーム溶接等の他の方法を用いてもよい。
燃料電池スタック100の外周には、アノードガス及びカソードガスの外部への漏洩を防止することを目的として、セパレータ接合体15と電解質膜電極接合体1との間をシールするシール材17が配置される。
シール材17は、弾性を有するものであり、例えばシリコンによって成形される。
シール材17は、図2に示すように、電解質膜電極接合体1の外周から突出して延在した電解質膜4の両面に、樹脂製の支持層18を介して接着される。そして、電解質膜4とセパレータ接合体15の外縁部15aとによって、圧縮して潰された状態で配置される。
シール材17が潰されることによって、シール材17は、セパレータ接合体15の外縁部15aに対して反力を作用させる。この反力によって、セパレータ接合体15と電解質膜電極接合体1との間がシールされる。
なお、シール材17は、支持層18を介さずに直接電解質膜4の表面に接着するようにしてもよい。
次に、図3及び図4を参照して、セパレータ接合体15の溶接部位20とシール材17との接触部分について、詳しく説明する。図3はセパレータ接合体15の溶接部位20とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図であり、図4はシール材17のシール面圧と潰れ量との関係を示すグラフである。
アノード側では、可燃性でかつ拡散性が高い水素ガスの漏洩を防止する必要があり、また、シール材の劣化の原因となるフッ酸が電解質膜から溶出されやすい。したがって、アノード側におけるシール環境は、カソード側と比較して厳しい。
このことから、アノード側における、シール性を確保するために必要とするシール材17の反力である必要シール面圧は、カソード側と比較して大きい。このように、アノード側は、高いシール性能が要求される。
金属を溶接によって接合すると、溶接が施された金属表面の状態が変化する。したがって、セパレータ接合体15においても、溶接が施されたセパレータ表面及びその裏面の表面状態は変化する。
セパレータ接合体15に形成された溶接部位20にシール材17が対峙する場合、つまり、溶接部位20とシール材17との接触によってガスシールが行われる場合には、溶接部位20の状態がシール性能に大きく影響する。
図4を参照して、溶接部位20の表面状態とシール性能との関係を説明する。図4は、シール材17のシール面圧と潰れ量との関係を示したグラフであり、グラフ中、曲線1は溶接が施されていない面(平らな面)をシールする場合のものであり、曲線2は溶接部位20が凸形状(図3符合20a)の面をシールする場合のものであり、曲線3は溶接部位20が凹形状(図3符合20b)の面をシールする場合のものである。なお、曲線の傾きは、シール材の材料等の特性によって決まるもので、グラフ中の曲線の傾きはある一例を示すものである。
グラフ中、横軸と平行な直線4は、シールを確保するために必要とする面圧、すなわち必要シール面圧である。したがって、曲線1、2、3と直線4との交点(図中○印)が、それぞれの場合におけるシールを確保するために必要なシール材17の潰れ量、すなわち必要潰れ量である。
この図4からわかるように、溶接による表面状態の変化は、シール材17の必要潰れ量を増加させる。また、溶接部位20の形状によって比較した場合には、凸形状の場合の方が、凹形状の場合と比較して必要潰れ量が小さい。つまり、凸形状は凹形状と比較して、同一のシール面圧を得うるシール材の必要潰れ量が小さくて済む。
以上のように、溶接部位20の表面状態によってシール材17の必要潰れ量は変化する。また、上記したようにアノード側では、カソード側よりも必要シール面圧が大きく、シール材17の必要潰れ量が大きいため、シール材17にかかる負荷が大きい。
このことから、セパレータ接合体15に形成された溶接部位20にシール材17が対峙する場合において、アノード側のシール材17の負荷を低減し安定したシールを行うためには、セパレータ接合体15の両面のうち、シール材17の必要潰れ量が小さくて済む面をアノード側として配置することが有効となる。
すなわち、図3に示すように、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20のうち、一方の面の溶接部位20が凸形状20aであり、他方の面の溶接部位20が凹形状20bである場合には、セパレータ接合体15は、凸形状20aの溶接部位20を有する面20c(図3中下側)をアノード側として配置する。
このことから、例えばレーザ溶接を行う場合には、溶接範囲、出力、照射距離によるセパレータの変形形状を予め把握しておくことが望ましく、また、溶接部位20の凸形状20aがアノード側のシール材17と対峙するように溶接方向を規定するのが望ましい。
以上の本実施の形態1では、セパレータ接合体15を、高いシール性能が要求されるアノード側において、シール材17の潰し量が小さくて済むように配置した。したがって、アノード側のシール材17にかかる負荷を抑えることができるため、アノード側のシールを安定して行うことができると共に、シール材17の耐久性を向上させることができる。
(実施の形態2)
次に、図5及び図6を参照して、本発明の実施の形態2について説明する。図5はセパレータ接合体15の溶接部位20とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図であり、図6はシール材17のシール面圧と潰れ量との関係を示すグラフである。
実施の形態2に係る燃料電池スタックの全体構成は、上記実施の形態1に係る燃料電池スタック100と同様の構成であるため説明を省略する。
実施の形態1では、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20のうち、一方の面の溶接部位20のみが凸形状20aである場合について示した。これに対して、本実施の形態2では、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、図5に示すように、双方とも凸形状20aの場合についてである。
溶接部位20が凸形状20aである場合におけるシール材17のシール面圧と潰れ量との関係を図6に示す。
図6に示すグラフ中、曲線1は参考として溶接が施されていない面(平らな面)をシールする場合のものであり、曲線2、曲線3は、それぞれ溶接部位20の溶接幅が相対的に小さい面と大きい面をシールする場合のものである。なお、曲線の傾きは、シール材の材料等の特性によって決まるもので、グラフ中の曲線の傾きはある一例を示すものである。
グラフ中、横軸と平行な直線4は、シールを確保するために必要とする面圧、すなわち必要シール面圧である。したがって、曲線1、2、3と直線4との交点(図中○印)が、それぞれの場合におけるシールを確保をするために必要なシール材17の潰れ量、すなわち必要潰れ量である。
この図6からわかるように、溶接部位20が凸形状20aである場合には、溶接部位20の溶接幅が小さい方が、必要潰れ量が小さい。つまり、溶接部位20の溶接幅が小さい場合の方が、溶接幅が大きい場合と比較して、同一のシール面圧を得うるシール材の必要潰れ量が小さくて済む。これは、溶接部位20の溶接幅が小さい方が、シール材17のシール特性に与える影響が小さいからである。
以上のことから、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、双方とも凸形状20aの場合には、高いシール性能が要求されるアノード側において、相対的に溶接幅が小さい溶接部位20を有する面20c(図5中下側)がシール材17と対峙するように、セパレータ接合体15を配置する。
通常、溶接幅は、溶接を施した面、つまり熱が与えられた面における溶接幅の方が、裏面に形成された溶接幅よりも大きくなる。このことから、セパレータ接合体15に対して行う溶接は、カソード側のシール材17と対峙する面に対して施すことが有効である。
以上の実施の形態2では、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が双方とも凸形状20aの場合に、セパレータ接合体15を、高いシール性能が要求されるアノード側において、シール材17の潰し量が小さくて済むように配置した。したがって、アノード側のシール材17にかかる負荷を抑えることができるため、アノード側のシールを安定して行うことができると共に、シール材17の耐久性を向上させることができる。
(実施の形態3)
次に、図7を参照して、本発明の実施の形態3について説明する。図7はセパレータ接合体15の溶接部位20とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。
実施の形態3に係る燃料電池スタックの全体構成は、上記実施の形態1に係る燃料電池スタック100と同様の構成であるため説明を省略する。
実施の形態3は、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、図7に示すように、双方とも凹形状20bの場合についてである。
溶接部位20が凹形状20bである場合には、上記実施の形態2と同様の考え方により、溶接部位20の溶接幅が小さい方が、必要潰れ量が小さい。つまり、溶接部位20の溶接幅が小さい場合の方が、溶接幅が大きい場合と比較して、同一のシール面圧を得うるシール材の必要潰れ量が小さくて済む。
このことから、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、双方とも凹形状20bの場合には、高いシール性能が要求されるアノード側において、相対的に溶接幅が小さい溶接部位20を有する面20c(図7中下側)がシール材17と対峙するように、セパレータ接合体15を配置する。
以上の本実施の形態3では、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が双方とも凹形状20bの場合に、セパレータ接合体15を、高いシール性能が要求されるアノード側において、シール材17の潰し量が小さくて済むように配置した。したがって、アノード側のシール材17にかかる負荷を抑えることができるため、アノード側のシールを安定して行うことができると共に、シール材17の耐久性を向上させることができる。
(実施の形態4)
次に、図8を参照して、本発明の実施の形態4について説明する。図8はセパレータ接合体15の溶接部位20とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。
実施の形態4に係る燃料電池スタックの全体構成は、上記実施の形態1に係る燃料電池スタック100と同様の構成であるため説明を省略する。
実施の形態4は、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、図8に示すように、双方とも凹凸形状20dの場合についてである。凹凸形状とは、溶接部位20が、凸形状20aと凹形状20bとの双方にて構成されている形状である。
溶接部位20が凹凸形状20dである場合には、上記実施の形態2と同様の考え方により、溶接部位20の溶接幅が小さい方が、必要潰れ量が小さい。つまり、溶接部位20の溶接幅が小さい場合の方が、溶接幅が大きい場合と比較して、同一のシール面圧を得うるシール材の必要潰れ量が小さくて済む。
このことから、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が、双方とも凹凸形状20dの場合には、高いシール性能が要求されるアノード側において、相対的に溶接幅が小さい溶接部位20を有する面20c(図8中下側)がシール材17と対峙するように、セパレータ接合体15を配置する。
以上の本実施の形態4では、セパレータ接合体15の両面に形成された溶接部位20が双方とも凹凸形状20dの場合に、セパレータ接合体15を、高いシール性能が要求されるアノード側において、シール材17の潰し量が小さくて済むように配置した。したがって、アノード側のシール材17にかかる負荷を抑えることができるため、アノード側のシールを安定して行うことができると共に、シール材17の耐久性を向上させることができる。
本発明は上記の実施の形態に限定されずに、その技術的な思想の範囲内において種々の変更がなしうることは明白である。
本発明は、燃料電池自動車等の移動体に搭載される燃料電池スタックに適用することができる。
本発明の実施の形態1に係る燃料電池セパレータ100を示す断面図である。 同じく燃料電池セパレータ100におけるガス流れ方向と垂直な断面を示す断面図である。 同じく燃料電池セパレータ100においてセパレータ接合体15の溶接部位とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。 シール材17のシール面圧と潰れ量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態2においてセパレータ接合体15の溶接部位とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。 シール材17のシール面圧と潰れ量との関係を示す図である。 本発明の実施の形態3においてセパレータ接合体15の溶接部位とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。 本発明の実施の形態4においてセパレータ接合体15の溶接部位とシール材17とが対峙する部分の拡大概略図である。
符号の説明
100 燃料電池スタック
1 電解質膜電極接合体
2 アノードセパレータ
2a アノード流路
3 カソードセパレータ
3a カソード流路
4 電解質膜
5 電極触媒層
6 ガス拡散層
7 電極
10 単位燃料電池
15 セパレータ接合体
16 冷媒流路
17 シール材
18 支持層
20 溶接部位
20a 凸部
20b 凹部
20d 凹凸部

Claims (5)

  1. 一対の電極で電解質膜を挟んで構成した電解質膜電極接合体と、
    前記電解質膜電極接合体をさらにその両側からガス流路を画成して挟む金属製のアノード及びカソードの各セパレータと、
    を備える単位燃料電池を複数積層してなる燃料電池スタックにおいて、
    隣接して積層されるアノードセパレータとカソードセパレータとを互いに溶接することによって形成されるセパレータ接合体と、
    前記セパレータ接合体と前記電解質膜電極接合体との間をシールするための弾性を有するシール材とを備え、
    前記セパレータ接合体に形成された溶接部位にシール材が対峙する場合において、前記セパレータ接合体は、同一のシール面圧を得うる前記シール材の必要潰れ量が小さくて済む面をアノード側として配置される
    ことを特徴とする燃料電池スタック。
  2. 前記セパレータ接合体の両面に形成された溶接部位のうち、一方の面の溶接部位が凸形状である場合、前記セパレータ接合体は、当該凸形状の溶接部位を有する面をアノード側として配置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  3. 前記セパレータ接合体の両面に形成された溶接部位が、双方とも凸形状である場合、前記セパレータ接合体は、溶接幅が小さい溶接部位を有する面をアノード側として配置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  4. 前記セパレータ接合体の両面に形成された溶接部位が、双方とも凹形状である場合、前記セパレータ接合体は、溶接幅が小さい溶接部位を有する面をアノード側として配置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
  5. 前記セパレータ接合体の両面に形成された溶接部位が、双方とも凹凸形状である場合、前記セパレータ接合体は、溶接幅が小さい溶接部位を有する面をアノード側として配置されることを特徴とする請求項1に記載の燃料電池スタック。
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