JP2007310802A - プラント監視装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】プラントに対する各監視機能に対応した監視機能画面が階層化されている場合でも、簡単に所望の監視機能画面が表示されるようにしてオペレータの操作の手間を軽減できるプラント監視装置を提供する。
【解決手段】ICタグ1aにプラントに対する階層化された監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報を記録しておく。ICタグ読取装置1cでICタグ1aの情報を読み取り、データ処理装置2において、この機能選択情報に基づいて、各監視機能に対応した監視機能画面を保有している監視機能画面保有部2fの中から所定の監視機能画面を選択してプラントデータと共に表示装置3に出力する。
【選択図】図1
【解決手段】ICタグ1aにプラントに対する階層化された監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報を記録しておく。ICタグ読取装置1cでICタグ1aの情報を読み取り、データ処理装置2において、この機能選択情報に基づいて、各監視機能に対応した監視機能画面を保有している監視機能画面保有部2fの中から所定の監視機能画面を選択してプラントデータと共に表示装置3に出力する。
【選択図】図1
Description
本発明は、プラントの運転、制御、操作、監視を行うプラント監視装置に関する。
一般に、プラント監視装置は、操作室などの専用の場所に設置されていて、監視対象となるプラントからのプラントデータが入力されるデータ入力部、プラントを監視する監視画面を表示する表示装置、プラントの監視操作を行うマンマシン入力部、および上記の各部を制御するデータ処理装置を備えている。この場合、各種プラントに合わせて独特の監視機能や、画面展開、操作方式が採用されており、複数のオペレータが共用で使用できるようになっている(例えば特許文献1参照)。
従来のプラント監視装置では、最初にメイン画面が表示され、そこからオペレータが、必要とする監視機能に対応した監視機能画面を選択表示してプラントの監視や操作を行う。この場合、プラントに対する監視機能は多岐にわたっているので、それぞれの特徴によって機能分類されて階層構造になっている。したがって、各監視機能に対応した多数の監視機能画面も階層化されている。
このため、従来、オペレータは必要なときに、タッチパネル、マウス、キーボードといったマンマシン入力部から要求内容を入力して、機能階層毎の機能メニューを何回も繰返して指定することにより、最終的に所望の監視機能を表示する監視機能画面を選択して監視、操作を行っている。
また、担当の異なる別のオペレータがプラントを監視、操作する場合や、同一のオペレータが別な監視機能を使用する場合にも同様に、マンマシン入力部より入力、操作を繰返して、オペレータが必要とする監視機能画面を表示するようにしている。さらに、所望の監視機能画面が表示された後も、この監視機能画面を用いて監視機能の関連データを出力したり、関連データを設定入力したり、また監視機能画面が複数ページに渡っているときにはページの前進/後進といったページ送りやスクロールの操作を行う。
なお、従来、ICタグを用いた保守管理システムとして、個別機器の購入、保管、使用、点検、修理などを行うために、個別機器にICタグを付着させ、このICタグに書き込まれた情報を読み取ることで、個別機器の状態管理、履歴管理、発注管理などを行うようにしたものがある(例えば、特許文献2参照)。
上記のように、特許文献1に記載されているような従来のプラント監視装置では、プラントに対する監視機能が多岐にわたって階層的構造となっていて、各監視機能に対応した監視機能画面も階層化されているので、機能メニューの表示、選択を繰り返して最終的に所望の監視機能画面を表示するなど、監視操作の開始から所望の監視機能画面を表示するまでに多くの操作を必要としている。
しかも、監視機能ごとに監視機能画面に対する操作方法が異なるため、オペレータは各監視機能画面に対する操作方法を記憶して、十分に操作方法を習得していなく必要がある。さらに、担当の異なる複数のオペレータが監視目的に応じて一つのプラント監視装置を共用して監視を行っているため、オペレータが替わる度にプラント監視装置の監視機能画面を選択する必要があり、その度に多くの操作が必要となっている。
このように、従来は、所望の監視機能画面を表示するのに至るまでの操作回数が多くて操作に時間が長くかかり、また、操作方法も難しので、オペレータに余分な時間と労力をかけることになり大きな負担を強いている。
また、特許文献2に記載されているような従来の保守管理システムは、個別機器の状態管理、履歴管理、発注管理などを行うためにICタグを使用するものであり、従来、プラントの監視機能操作の負担を軽減するためにICタグを使用するような技術は見当たらない。
本発明は、上記の問題点を解決するためになされたものであり、プラントに対する各監視機能に対応した監視機能画面が階層化されている場合でも、所望の監視機能画面が表示されるまでに至るオペレータの操作の手間を省くことができ、また、所望の監視機能画面に対する各種の監視操作も簡単に行うことができて、オペレータの監視操作の際の負担を大幅に軽減することが可能なプラント監視装置を提供することを課題とする。
本発明のプラント監視装置は、上記の課題を解決するため、プラントに対する階層化された監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報が書き込まれたICタグ、このICタグの情報を読み取るICタグ読取装置、上記プラントから得られる各種のプラントデータを入力するプラントデータ入力装置、上記の各監視機能に対応した監視機能画面を保有する監視機能画面保有手段、上記プラントデータと上記監視機能画面とを共に表示する表示装置、および上記の各部を統括制御するとともに、上記ICタグから得られる機能選択情報に基づき、この情報に対応した所定の監視機能画面を上記監視機能画面保有手段の中から選択して上記プラントデータと共に上記表示装置に出力するデータ処理装置を備えることを特徴としている。
本発明によれば、プラント監視装置のマンマシンインタフェイスとして機能選択情報が書き込まれたICタグを使用し、このICタグをICタグ読取装置に対してかざすだけで、自動的に所望の監視機能に対応した監視機能画面が選択表示されるため、オペレータが操作手順を十分に習得しておかなくても、常に正しい監視操作を行える。そして、ICタグに機能選択情報を一旦記録しておけば、繰返し使用が可能となるので、複数のオペレータが同じ装置を共用して使用する場合でも、監視操作を効率的に行うことができる。その結果、オペレータの監視操作の負担が大幅に軽減され、かつ操作ミスを無くすことができる。
さらに、操作情報の入力機器がICタグのみと簡素化され、かつ操作が簡単になることから、従来のデスクトップ型の構造から、壁掛け型、現場設置型、モバイル型などへの展開が可能となる。さらに、ICタグも手に持つだけでなく、上腕部分や帽子などに縫い付けるなどしておけば、ハンズフリー、アイフリーで監視操作が可能となる。
実施の形態1.
図1は本発明の実施の形態1におけるプラント監視装置の全体を示す構成図である。
図1は本発明の実施の形態1におけるプラント監視装置の全体を示す構成図である。
この実施の形態1のプラント監視装置は、プラント5に対する階層化された監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報が書き込まれたICタグ1a、このICタグ1aに情報を書き込むICタグ書込装置1b、ICタグ1aの情報を読み取るICタグ1a読取装置、プラント5から得られる各種のプラントデータを入力するプラントデータ入力装置4、監視機能画面にプラントデータを重ねて表示する表示装置3、および上記の各部を統括制御するとともに、ICタグ1aから得られる機能選択情報に基づき、この情報に対応した所定の監視機能画面を後述する監視機能画面保有部2fの中から選択してプラントデータと共に表示装置3に出力するデータ処理装置2を備えている。そして、ICタグ書込装置1bは例えば事務所などに設置され、また、ICタグ読取装置1cとデータ処理装置2は例えば操作室などに設置される。
そして、上記のデータ処理装置2は、ICタグ入力部2a、入力判定部2b、メイン画面保有部2c、メイン画面更新情報作成部2d、監視機能画面保有部2f、監視機能画面選択部2e、監視機能画面更新情報作成部2g、プラントデータ入力部2h、および表示画面出力部2iを有する。
プラントに対する監視機能は多岐にわたっているので、図2に示すように、各監視機能は、監視種別、監視機能グループ、グループ内機能など、その特徴によって機能分類されて階層構造になっており、このため、各監視機能に対応した多数の監視機能画面も階層化されている。そして、このように階層化された監視機能画面を表示するための各データが監視機能画面保有部2fにデータベースとして格納されている。
したがって、上記のICタグ1aには、図3に示すように、ICタグ書込装置1bによって階層構造の監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報が記録されている。例えば、機能階層構造の階層1の機能2の選択、階層2の機能eの選択、階層3の機能オの選択、…など、必要階層分を順次選択して、最終的に所望の監視機能画面が選択されるように機能選択情報が記録されている。
そして、このような監視機能画面の機能選択情報が書き込まれたICタグ1aをICタグ読取装置1cにかざすことにより、その記録情報が読み取られてデータ処理装置2内のICタグ入力部2aに情報が取り込まれる。そして、監視機能画面選択部2eは、機能選択情報の内容に応じて、監視機能画面保有部2fが保有している監視機能画面の内から所定の監視機能画面を選択する。
すなわち、ICタグ入力部2aから機能選択情報が何も入力されないときには、入力判定部2bはメイン画面保有部2cのメイン画面表示を選択するように指示するので、メイン画面保有部2cでデータベースとして保有されているメイン画面がメイン画面更新情報作成部2dに与えられる。そして、メイン画面更新情報作成部2dは、メイン画面にプラントデータが付加された表示情報を作成する。
また、ICタグ入力部2aから機能選択情報が入力されたときには、入力判定部2bは監視機能画面選択部2eは監視機能画面を選択するように指示するので、監視機能画面選択部2eは、この機能選択情報に基づいて監視機能画面保有部2fが保有している監視機能画面の内から所定の監視機能画面を選択し、この選択された監視機能画面を監視機能画面更新情報作成部2gに与える。そして、監視機能画面更新情報作成部2gは、選択された監視機能画面にプラントデータが付加された表示情報を作成する。
表示画面出力部2iは、メイン画面更新情報作成部2dで作成された表示情報、あるいは監視機能画面更新情報作成部2gで作成された表示情報を表示装置3に出力するので、表示装置3にはメイン画面あるいはICタグ1aの情報により選択された所望の監視機能画面が表示される。なお、表示画面出力部2iは、監視機能画面更新情報作成部2gで作成された表示情報が存在するときには、メイン画面更新情報作成部2dで作成された表示情報よりも優先してこれを出力するようになっている。
メイン画面更新情報作成部2dおよび機能画面更新情報作成部2gにおいてそれぞれ作成される画面に反映されるプラントデータは、プラント5からプラントデータ入力装置4を経由してプラントデータ入力部2hに取り込まれて各更新情報作成部2d,2gに与えられることによりプラントデータの更新情報として使用される。
次に、上記構成のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図4に示すフロー図に基づいて説明する。なお、以降において符号sは各処理ステップを意味する。
データ処理装置2は、処理が開始されると、メイン画面表示処理(s1)、プラントデータ入力処理(s2)、およびメイン画面更新表示処理(s3)を行い、これにより、表示装置3にはプラントデータを反映したメイン画面が表示される。メイン画面はメイン画面保有部2cのデータベースから読み出される。
入力判定部2bは、ICタグ1aからの情報入力が有るか否かを判定し(s4)、ICタグ1aからの情報入力があるまでs2に戻る。ICタグ1aからの情報入力が有ると、ICタグ1aの情報を読み込み(s5)、そのICタグ1aの情報に機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s6)。このとき、監視機能画面の機能選択情報が含まれておれば、次段のs7に移行し、含まれていなければ処理終了となる。
s7において、監視機能画面選択部2eは、ICタグ1aに書き込まれている機能選択情報に基づいて監視機能画面保有部2fが保有している監視機能画面の内から所定の監視機能画面を選択するので、監視機能画面更新情報作成部2gは、この選択された監視機能画面の表示処理(s8)、プラントデータ入力処理(s9)、監視機能画面更新表示処理(s10)を行い、これにより、表示装置3にはプラントデータを反映した監視機能画面が表示される。
そして、入力判定部2bは、他のICタグ1aからの情報入力が有るか否かを判定し(s11)、ICタグ1aからの情報入力があるまでs9に戻る。他のICタグ1aからの情報入力が有ると、ICタグ1aの情報を読み込み(s12)、そのICタグ1aの情報に機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aに監視機能画面の機能選択情報が含まれておればs7に戻り、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理に移行する。また、メイン画面表示要求であればs1に戻る。
以上のように、この実施の形態1においては、機能選択情報が記録されたICタグを用いることにより、階層構造の多数の監視機能から必要な監視機能をもつ監視機能画面を直ちに表示することができる。また、その監視機能画面が表示された状態から別な監視機能画面が必要となった場合には、別の機能選択情報が記録されたICタグ1aを使用することにより、別な監視機能をもつ監視機能画面が直ちに表示される。
したがって、従来は、階層的構造の監視機能に対応した監視機能画面の内から所望の監視機能画面を最終的に表示するためには、機能メニューの表示、選択といった多くの操作を繰り返す必要があり、また、操作方法を習熟しておく必要があるなど、操作性が悪かったが、この実施の形態1のように、ICタグ1aを使用すれば何回でも同じ選択が直ちに可能であり、また複数のオペレータが交互に監視表示を行っても速やかに所望の監視機能画面を表示することができる。このため、オペレータの監視操作の負担が大幅に軽減され、かつ操作ミスを無くすことができ、効率的な監視操作を行える。
実施の形態2.
図5はこの実施の形態2においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図6はこの実施の形態2におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図5はこの実施の形態2においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図6はこの実施の形態2におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
プラントを監視する際には、選択表示された監視機能画面に対応した監視機能に関連したプラントデータなどを外部に出力して記録しておきたいことがある。そこで、この実施の形態2では、ICタグ1aに、図5に示すように、選択表示された監視機能画面において監視機能に関連したデータを外部に出力する出力指令情報、例えば、データ出力装置や出力形態の種別、データ出力範囲などを指定する情報が記録されている。
一方、プラント監視装置には、図6に示すように、データを出力処理するプリンタ、ハードコピー装置、メモリ装置などの出力処理装置6が設けられ、また、データ処理装置2には、出力データ作成部と出力処理部2kとが設けられている。
そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、ICタグ1aに記録されている出力指令情報に基づいて出力データ作成部2jにおいて選択表示された監視機能画面に関連したプラントの出力データが作成され、この出力データが出力処理部2kから出力処理装置6に出力されるようになっている。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態2のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図7に示すフロー図に基づいて説明する。
図7において、s8で監視機能画面が表示されるまでの処理ステップは、図4に示したフロー図のs1〜s7の場合と同じである。さらに、図7のs8〜s12までの処理ステップの内容も図4に示したフロー図のs8〜s12と同じである。
ここで、s12においてICタグ1aの情報を読み込むと、入力判定部2bは、そのICタグ1aの情報に出力指令情報が含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aに出力指令情報が含まれておれば、出力データ作成部2jがこの出力指令情報から監視機能に関連した出力データを作成し(s14)、出力処理部2kを経由して選択された出力処理装置6へ出力する(s15)。データ出力後はs9に戻ってプラントデータを取り込み、画面の更新表示に移行する。
なお、s13でICタグ1aの情報に出力指令情報が含まれていないと判定したときには、入力判定部2bは、続いて、他のICタグ1aから入力される情報に他の機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s17)。そして、ICタグ1aに他の監視機能画面の機能選択情報が含まれておればs7に戻り、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理に移行する。また、メイン画面表示要求であればs1に戻る。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態2では、プラントを監視する際に、選択表示された監視機能画面において監視機能に関連したデータを外部に出力して記録しておきたいような場合、必要な出力指令情報が記録されたICタグ1aを使用することにより、自動的に監視機能に関連したデータが出力されるために円滑に必要なデータを入手することができる。
また、従来はタッチパネルやマウスなどを操作して出力情報入力ウィンドウを開いて入力を行った後に初めてデータの出力処理が可能になるため、監視機能画面が隠された状態になるといった不便を生じていたが、この実施の形態2ではプラントデータが出力処理装置6に出力される間も監視機能画面の表示が阻害されることはなく便利である。
実施の形態3.
図8はこの実施の形態3においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図9はこの実施の形態3におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図8はこの実施の形態3においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図9はこの実施の形態3におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
プラントを監視する際、選択表示された監視機能画面が複数ページに渡っている場合、表示装置3には複数ページに渡る監視機能画面を一括して表示できないことがある。そこで、この実施の形態3において、ICタグ1aには、図8に示すように、その選択表示された監視機能画面のページの前進/後進操作、あるいはスクロール操作を行うためのページ変更操作情報、例えば、所望のページの画面に到達するまでのページ送り数やスクロール数の情報が記録されている。
一方、プラント監視装置のデータ処理装置2には、図9に示すように、ページ変更表示処理部2lが付設されている。そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、ページ変更操作情報が含まれていると、この情報に基づいて、ページ変更表示処理部2lにおいて監視機能画面選択部2eで予め選択された複数ページに渡る監視機能画面の内から所定のページを選択し、これを監視機能画面更新情報作成部2gに与えることで、表示装置3には選択表示された監視機能画面の内からページ前進/後進、あるいはスクロールされた所望のページの画面が表示されるようになっている。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態3のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図10に示すフロー図に基づいて説明する。
図10において、s8で所望の監視機能画面が選択表示されるまでの処理ステップは、図4に示したフロー図(実施の形態1)のs1〜s8の場合と同じである。さらに、図10のs9〜s12までの処理ステップの内容も図4に示したフロー図のs9〜s12と同じである。
ここで、s12においてICタグ1aの情報を読み込むと、入力判定部2bは、そのICタグ1aの情報にページ変更操作情報が含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aにページ変更操作情報が含まれておれば、ページ変更表示処理部2lは、このページ変更操作情報に基づいて、監視機能画面選択部2eで予め選択された複数ページに渡る監視機能画面の内から所定のページを選択し、これを監視機能画面更新情報作成部2gに与える(s16)。所定のページの選択後はs9に戻ってプラントデータを取り込み、画面の更新表示に移行する。これにより、表示装置3には選択表示された監視機能画面の内からページ前進/後進、あるいはスクロールされた後の所望のページの画面が表示される。
なお、s13でICタグ1aの情報にページ変更操作情報が含まれていないと判定したときには、入力判定部2bは、続いて、他のICタグ1aから入力される情報に他の機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s17)。そして、ICタグ1aに他の監視機能画面の機能選択情報が含まれておれば図4のs7に戻り、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理に移行する。また、メイン画面表示要求であれば図4のs1に戻る。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態3では、プラントを監視する際に、選択表示された監視機能画面が複数ページに渡る場合において、監視機能画面のページを変えたりスクロールして所望のページを表示したいときには、必要なページ変更操作情報が記録されたICタグ1aを使用することにより、ページの前進/後進操作、あるいはスクロール操作が自動的に行われて円滑に所要のページを得ることができる。このため、従来のように、タッチパネルやマウスを操作してページ前進/後進を必要ページ数分だけ操作したり、連続でスクロールボタンを押すといった操作が不要となり、オペレータの負担を軽減することができる。
なお、この実施の形態3では、監視機能画面のページ送りを行ったり、スクロールする場合を例にとって説明したが、選択表示された監視機能画面内の表示項目だけを変更したりスクロールしたい場合にも同様に適用することができる。
実施の形態4.
図11はこの実施の形態4においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図12はこの実施の形態4におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図11はこの実施の形態4においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図12はこの実施の形態4におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
プラントを監視する際、選択表示された監視機能画面が複数ページに渡っていて表示装置3にそれらの各ページの監視機能画面を一括して表示できない場合、監視機能画面の各ページを所定周期(例えば数十秒周期や数分周期)で前進/後進して表示したり、あるいは所定周期でスクロール表示したい場合がある。
そこで、この実施の形態4において、ICタグ1aには、図11に示すように、選択表示された監視機能画面内の各ページを所定周期で前進/後進操作したり、あるいは所定周期でスクロール操作したり、さらには周期操作停止を行うためのページ表示周期変更操作情報が記録されている。
一方、プラント監視装置のデータ処理装置2には、図12に示すように、ページ表示周期変更処理部2mが付設されている。そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、ページ表示周期変更操作情報が含まれていると、この情報に基づいて、ページ表示周期変更処理部2mにおいて監視機能画面選択部2eで予め選択された監視機能画面の各ページの表示周期を設定し、選択された監視機能画面とそのページの表示周期の情報とを監視機能画面更新情報作成部2gに与える。これにより、表示装置3には選択表示された監視機能画面の各ページが所定周期で前進/後進、あるいは所定周期でスクロール表示されるようになっている。
なお、ICタグ1aからのページ表示周期変更操作情報として周期停止情報が含まれている場合は周期停止設定部2nは設定され表示周期を解除する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態4のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図13に示すフロー図に基づいて説明する。
図13において、s8で監視機能画面が選択表示されるまでの処理ステップは、図4に示したフロー図のs1〜s8の場合と同じである。さらに、図13のs9〜s12までの処理ステップの内容も図4に示したフロー図のs9〜s12と同じである。
ここで、s12においてICタグ1aの情報を読み込むと、入力判定部2bは、そのICタグ1aの情報にページ表示周期変更操作情報が含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aにページ表示周期変更操作情報が含まれておれば、次に、このページ表示周期変更操作情報は周期停止情報か否かを判定する(s18)。周期停止情報でなければ、ページ表示周期変更処理部2mは、このページ表示周期変更操作情報に基づいて、ページ表示周期変更処理部2mにおいて監視機能画面選択部2eで予め選択された監視機能画面の各ページの表示周期を設定し(s19)、選択された監視機能画面とそのページの表示周期の情報とを監視機能画面更新情報作成部2gに与える(s16)。そこで、監視機能画面更新情報作成部2gは、選択された監視機能画面のページが所定周期で変更されるように順次画面情報を作成する(s20)。
これにより、表示装置3には、選択表示された監視機能画面の各ページが所定周期で前進/後進、あるいは所定周期でスクロール表示される。そして、s9に戻ってプラントデータを取り込み、画面の更新表示に移行する。したがって、各ページが所定周期で前進/後進、あるいは所定周期でスクロール表示される場合でも、各ページで必要とするプラントデータの書き換えが行われる。
また、s18においてICタグ1aからのページ表示周期変更操作情報が周期停止情報である場合は、周期停止設定部2nによって設定された周期が解除されて所定周期で前進/後進、あるいは所定周期でスクロール表示されていたページの画面がフリーズされる(s21)。
なお、s13でICタグ1aの情報にページ変更操作情報が含まれていないと判定したときには、入力判定部2bは、続いて、他のICタグ1aから入力される情報に他の機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s17)。そして、ICタグ1aに他の監視機能画面の機能選択情報が含まれておれば図4のs7に戻り、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理に移行する。また、メイン画面表示要求であれば図4のs1に戻る。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態4では、プラントを監視する際、選択表示された監視機能画面が複数ページに渡っていて、これらのページを所定周期で前進/後進して表示したり、あるいは所定周期でスクロール表示したいときには、ページ表示周期変更操作情報が記録されたICタグ1aを使用することにより、所定周期でページの前進/後進操作、あるいは所定周期でスクロール操作が自動的に行われる。このため、従来のように、タッチパネルやマウスを操作してページ前進/後進を繰り返し操作したり、長時間にわたってスクロールボタンを押し続けるといった操作が不要となり、オペレータの負担を軽減することができる。
なお、この実施の形態4では、選択表示された監視機能画面を所定周期でページ送りしたり、所定周期でスクロールする場合を例にとって説明したが、監視機能画面内の表示項目だけを所定周期で変更したりスクロールしたい場合にも同様に適用することができる。
実施の形態5.
図14はこの実施の形態5においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図15はこの実施の形態5におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図14はこの実施の形態5においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図15はこの実施の形態5におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
プラントを監視する際、選択表示された監視機能画面に対応する監視機能に関連して、プラントを監視するため評価基準となるパラメータなどを設定したい場合がある。例えば、プラントの温度監視を行うために、プラントデータの監視温度が閾値を越えたときに監視機能画面に警報を表示したいような場合には、上記の閾値を評価基準のパラメータとして設定することが必要になる。
そこで、この実施の形態5において、ICタグ1aには、図14に示すように、プラント監視のための評価基準となるパラメータなど、監視機能に関連した設定データ、例えば設定データの種別、設定範囲、設定データの値などが記録されている。
一方、プラント監視装置のデータ処理装置2には、図15に示すように、設定データ処理部2oが付設されている。そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、設定データが含まれていると、設定データ処理部2oは、この設定データに基づいて所定の設定エリアにこの設定データを内部設定して入力されるプラントデータを監視するとともに、設定データに基づく表示情報を作成し、この表示情報を監視機能画面更新情報作成部2gに与えるので、監視機能画面更新情報作成部2gでこの表示情報によって選択表示されている監視機能画面の表示内容が更新されるようになっている。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態5のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図16に示すフロー図に基づいて説明する。
図16において、s8で監視機能画面が選択表示されるまでの処理ステップは、図4に示したフロー図のs1〜s8の場合と同じである。さらに、図16のs9〜s12までの処理ステップの内容も図4に示したフロー図(実施の形態1)のs9〜s12と同じである。
ここで、s12においてICタグ1aの情報を読み込むと、入力判定部2bは、そのICタグ1aの情報に設定データが含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aに設定データが含まれておれば、設定データ処理部2oは、予めデータベースとして確保されている図示しない設定エリアにこの設定データを内部設定してプラントデータを監視するとともに(s22)、設定データに基づく表示情報を作成し、この表示情報を監視機能画面更新情報作成部2gに与える。
そこで、監視機能画面更新情報作成部2gは、選択された監視機能画面に設定データに基づく表示情報が付加された新たな表示情報を作成する(s23)。これにより、選択表示されている監視機能画面内の表示内容が設定データに基づいて更新される。設定データに基づく表示内容の更新後はs9に戻ってプラントデータを取り込み、このデータによる画面の更新表示に移行する。
なお、s13でICタグ1aの情報に設定データが含まれていないと判定したときには、入力判定部2bは、続いて、他のICタグ1aから入力される情報に他の機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s17)。そして、ICタグ1aに他の監視機能画面の機能選択情報が含まれておればs7に戻り、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理に移行する。また、メイン画面表示要求であればs1に戻る。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の処理ステップは、実施の形態1と同じであるから、ここでは詳しい説明は省略する。
以上のように、この実施の形態5では、プラント監視中に監視機能に関連した設定データを設定する場合に、設定データを記録されたICタグ1aを使用することにより、プラント監視装置の内部にデータが設定され、かつ選択表示された監視機能画面内に設定結果が表示されるので、データ設定の手間を省くことができる。
また、従来は、タッチパネルやマウスなどを操作して設定データ入力ウィンドウを開いて、手操作で入力を行った後に初めてデータの設定処理が可能になるため、監視機能画面が隠された状態でなるといった不便を生じていたが、この実施の形態5ではデータ設定処理の間も監視機能画面の表示が阻害されることはなく便利である。
実施の形態6.
図17はこの実施の形態6においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図18はこの実施の形態6におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図17はこの実施の形態6においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図18はこの実施の形態6におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
実施の形態1〜5では、選択表示される監視機能画面は一つの監視機能に関するものであったが、プラントを監視する際には、複数の監視機能画面を一括してマルチ画面として表示して複数の監視機能を同時に監視、操作したい場合がある。
そこで、この実施の形態6において、ICタグ1aには、図17に示すように、複数の機能選択情報を同時選択する複数機能選択情報が書き込まれている。この場合の複数機能選択情報としては、例えば、図3に示した機能階層構造において、階層1の機能1、階層1の機能2、階層2の機能h、…などの機能を同時選択する情報が記録されている。また、このICタグには、複数機能選択情報により同時選択された複数の監視機能に対応した複数の監視機能画面を一括してマルチ画面として表示する場合の表示形態を設定するマルチ画面表示情報が書き込まれている。
一方、プラント監視装置のデータ処理装置2には、図18に示すように、監視機能マルチ画面更新情報作成部2pが付設されている。そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、複数機能選択情報が入力されたときには、監視機能画面選択部2eは、この複数機能選択情報に基づいて監視機能画面保有部2fが保有している監視機能画面の内から複数の監視機能画面を同時選択し、この同時選択された複数の監視機能画面をマルチ画面表示情報と共に監視機能マルチ画面更新情報作成部2pに与える。
そして、監視機能マルチ画面更新情報作成部2pは、マルチ画面表示情報を参照して同時選択された複数の監視機能画面の各画面毎にプラントデータが付加された表示情報を作成する。そして、この表示情報が表示画面出力部2iから表示装置3に出力されるので、表示装置3にはICタグ1aに記録された情報により選択された複数の監視機能画面が一括してマルチ画面として表示される。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態6のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図19に示すフロー図に基づいて説明する。
図19において、ICタグ1aの情報を読み込んでICタグ1aの情報に、階層化された監視機能の内の一つの監視機能を選択する機能選択情報が有るか否かを判別するs6まで処理ステップは、図4に示したフロー図のs1〜s6の場合と同じである。
ここで、s6で機能選択情報が有れば、図4のフロー図のs7に進む。また、s6で機能選択情報がなければ、次に、入力判定部2bは、ICタグ1aに複数機能選択情報が有るか否かを判定する(s24)。このとき、複数機能選択情報が含まれておれば、次段のs25に移行し、含まれていなければ処理終了となる。
s25において、監視機能画面選択部2eは、ICタグ1aに書き込まれている複数機能選択情報に基づいて監視機能画面保有部2fが保有している監視機能画面の内から複数の監視機能画面を一度に選択して監視機能マルチ画面更新情報作成部2pに与えるので、監視機能マルチ画面更新情報作成部2pは、ICタグ1aに記録されている表示形態を設定するマルチ画面表示情報を参照して、選択された複数の監視機能画面を一括してマルチ画面として表示する表示処理(s26)、プラントデータ入力処理(s9)、監視機能画面更新表示処理(s27)を行う。これにより、表示装置3にはプラントデータを反映した複数の監視機能のマルチ画面が表示される。
そして、入力判定部2bは、他のICタグ1aからの情報入力が有るか否かを判定し(s11)、ICタグ1aからの情報入力が無ければs9に戻る。他のICタグ1aからの情報入力が有ると、ICタグ1aの情報を読み込み(s12)、そのICタグ1aの情報に他の機能選択情報が含まれているか否かを判定する(s13)。このとき、ICタグ1aに監視機能画面の機能選択情報が含まれておれば図4のフロー図で示すs7に移行し、その機能選択情報に基づく新たな監視機能画面の表示処理を実行する。また、メイン画面表示要求であればs1に戻る。
以上のように、この実施の形態6では、複数機能選択情報を記録したICタグ1aを使用することにより、複数の監視機能画面がマルチ画面として直ちに一括表示されるので、複数機能を一つのマルチ画面上で監視、操作することが可能となる。すなわち、従来は、マルチ画面表示情報の入力ウィンドウを開いて、監視機能の選択情報を複数機能分だけ手入力を行った後にマルチ画面表示が可能となるので、多くの情報入力が必要となるのに対して、この実施の形態6ではICタグ1aを使用すれば何回でも同じマルチ画面が直ちに表示されるため、操作の手間を大幅に削減することができる。
実施の形態7.
図20はこの実施の形態7においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図21はこの実施の形態7におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
図20はこの実施の形態7においてICタグ1aに書き込まれている情報の説明図、図21はこの実施の形態7におけるプラント監視装置の要部を示す構成図である。
上記の実施の形態6では、プラントを監視する際に複数の監視機能画面を一括してマルチ画面として表示して複数機能を監視、操作する場合について説明したが、このようにマルチ画面表示されている複数の監視機能画面の内の一つを選択して全面に拡大表示し、その詳細を観察したい場合がある。
そこで、この実施の形態7において、ICタグ1aには、図20に示すように、一つのマルチ画面に表示されている複数の監視機能画面の内から特定の監視機能画面を抽出するマルチ画面内機能抽出情報が記録されている。このマルチ画面内機能抽出情報としては、例えば、マルチ画面の種別、および実施の形態1と同様に最終的に所望の監視機能画面が抽出されるように機能選択情報(機能階層構造の階層1の機能2の選択、階層2の機能eの選択、階層3の機能オの選択、…など)が記録されている。
一方、プラント監視装置のデータ処理装置2には、図21に示すように、監視機能画面抽出処理部2qが付設されている。そして、入力判定部2bでICタグ1aからの入力情報を判定し、マルチ画面内機能抽出情報が入力されたときには、監視機能画面抽出処理部2qがこのマルチ画面内機能抽出情報に基づいてマルチ画面内に表示されている複数の監視機能画面の内から一つの監視機能画面を抽出し、その抽出した一つの監視機能画面の表示情報を監視機能画面更新情報作成部2gに与える。
監視機能画面更新情報作成部2gは、抽出された監視機能画面にプラントデータが付加された表示情報を作成する。そして、この表示情報が表示画面出力部2iから表示装置3に出力されるので、表示装置3にはマルチ画面内に表示されている複数の監視機能画面の内からICタグ1aの情報により抽出された一つの監視機能画面が拡大表示される。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
その他の構成は図1に示した実施の形態1と同様であるから、ここでは詳しい説明は省略する。
次に、この実施の形態7のプラント監視装置におけるデータ処理装置2の具体的な制御動作について、図22に示すフロー図に基づいて説明する。
図22において、ICタグ1aの情報を読み込んでICタグ1aの情報に複数機能選択情報が有るか否かを判別するs24まで処理ステップは、図19に示したフロー図(実施の形態6)の場合と同じである。さらに、図22のs25,s26の処理ステップの内容も図19に示したフロー図のs25,s26と同じである。
ここで、s26で複数の監視機能画面が一括してマルチ画面として表示された状態において、入力判定部2bは、ICタグ1aの情報にマルチ画面内機能抽出情報が含まれているか否かを判定する(s28)。ICタグ1aの情報にマルチ画面内機能抽出情報が含まれていない場合には、図19に示したフロー図(実施の形態6)のs9に移行するので、マルチ画面表示が継続される。
一方、s28でICタグ1aの情報にマルチ画面内機能抽出情報が入力されたときには、監視機能画面抽出処理部2qがこのマルチ画面内機能抽出情報に基づいて、監視機能画面選択部2eで選択された複数の監視機能画面の内から一つの監視機能画面を抽出する(s29)。そして、その抽出した一つの監視機能画面を監視機能画面更新情報作成部2gに与える。監視機能画面更新情報作成部2gは、こうして抽出された監視機能画面の表示情報を作成する。そして、この表示情報が表示画面出力部2iから表示装置3に出力されるので、表示装置3にはマルチ表示されている複数の監視機能画面の内からICタグ1aの情報により抽出された一つの監視機能画面が拡大表示される(s30)。以降は、図19に示したフロー図(実施の形態6)のs9に移行する。
以上のように、この実施の形態7では、マルチ画面内機能抽出情報が記録されたIDタグを使用することにより、小さなウィンドウでマルチ画面内に表示されている複数の監視画面の内の一つが抽出されて直ちに全面に拡大表示される。また、実施の形態6で説明した複数機能選択情報が記録されたIDタグを使用すれば、拡大表示状態から直ちに元のマルチ画面が表示される。このため、従来に較べて監視機能画面のマルチ画面表示や、マルチ画面表示されている複数の監視機能画面の内から一つの監視機能画面を選択して拡大表示する場合の操作の手間を従来に較べて大幅に削減することができる。
1a ICタグ書込装置、1b ICタグ、1c ICタグ読取装置、
2 データ処理装置、2a ICタグ入力部、2b 入力判定部、
2c メイン画面保有部、2d メイン画面更新情報作成部、
2e 監視機能画面選択部、2f 監視機能画面保有部、
2g 監視機能画面更新情報作成部、2h プラントデータ入力部、
2i 表示画面出力部、2j 出力データ作成部、2k 出力処理部、
2l ページ変更表示処理部、2m ページ表示周期変更処理部、
2n 周期停止設定部、2o 設定データ処理部、
2p 監視機能マルチ画面更新情報作成部、2q 監視機能画面抽出処理部、
3 表示装置、4 プラントデータ入力装置、5 プラント。
2 データ処理装置、2a ICタグ入力部、2b 入力判定部、
2c メイン画面保有部、2d メイン画面更新情報作成部、
2e 監視機能画面選択部、2f 監視機能画面保有部、
2g 監視機能画面更新情報作成部、2h プラントデータ入力部、
2i 表示画面出力部、2j 出力データ作成部、2k 出力処理部、
2l ページ変更表示処理部、2m ページ表示周期変更処理部、
2n 周期停止設定部、2o 設定データ処理部、
2p 監視機能マルチ画面更新情報作成部、2q 監視機能画面抽出処理部、
3 表示装置、4 プラントデータ入力装置、5 プラント。
Claims (7)
- プラントに対する階層化された監視機能の内から所望の階層の監視機能を選択する機能選択情報が書き込まれたICタグ、このICタグの情報を読み取るICタグ読取装置、上記プラントから得られる各種のプラントデータを入力するプラントデータ入力装置、上記の各監視機能に対応した監視機能画面を保有する監視機能画面保有手段、上記プラントデータと上記監視機能画面とを共に表示する表示装置、および上記の各部を統括制御するとともに、上記ICタグから得られる機能選択情報に基づき、この情報に対応した所定の監視機能画面を上記監視機能画面保有手段の中から選択して上記プラントデータと共に上記表示装置に出力するデータ処理装置を備えることを特徴とするプラント監視装置。
- データを出力処理する出力処理装置と、上記選択表示された監視機能画面に対応した監視機能に関連したデータを上記出力処理装置に出力する出力指令情報が書き込まれたICタグとを有し、上記データ処理装置は、上記ICタグから得られる出力指令情報に基づいて上記監視機能に関連したデータを上記出力処理装置へ出力するものであることを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
- 上記監視機能画面保有手段の中から選択される監視機能画面が複数ページに渡る場合、その監視機能画面の各ページの前進/後進操作、あるいはスクロール操作を行うためのページ変更操作情報が書き込まれたICタグを有し、上記データ処理装置は、このICタグに書き込まれた上記ページ変更操作情報に基づいて上記表示装置を制御して監視機能画面の必要なページ数分だけ前進/後進、あるいはスクロールするものであることを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
- 上記監視機能画面保有手段の中から選択される監視機能画面が複数ページに渡る場合、その監視機能画面の各ページを所定周期で前進/後進操作、あるいは所定周期でスクロール操作するページ表示周期変更操作情報が書き込まれたICタグを有し、上記データ処理装置は、このICタグに書き込まれた上記ページ表示周期変更操作情報に基づいて上記表示装置を制御して監視機能画面の必要なページを所定周期で前進/後進、あるいは所定周期でスクロールするものであることを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
- 上記選択表示された監視機能画面に対応した監視機能に関連した設定データが記録されたICタグを有し、上記データ処理装置は、上記ICタグに書き込まれた設定データに基づいて、プラントを監視するとともに、上記表示装置を制御して監視機能画面に設定データを表示することを特徴とする請求項1ないし請求項4のいずれか1項に記載のプラント監視装置。
- 複数の機能選択情報を同時選択する複数機能選択情報が書き込まれたICタグを有し、上記データ処理装置は、上記ICタグから得られる複数機能選択情報に基づき、これら複数機能選択情報に対応した複数の監視機能画面を上記監視機能画面保有手段の中から選択して上記表示装置に同時に出力するものであり、表示装置にはこれら複数の監視機能画面がマルチ画面として一括表示されることを特徴とする請求項1記載のプラント監視装置。
- 上記マルチ画面表示されている複数の監視機能画面の内から特定の監視機能画面を抽出するマルチ画面内機能抽出情報が書き込まれたICタグを有し、上記データ処理装置は、このICタグに書き込まれた上記マルチ画面内機能抽出情報に基づいて上記複数の監視機能画面の内から特定の監視機能画面を抽出するとともに、上記表示装置を制御して抽出した監視機能画面を拡大表示するものであることを特徴とする請求項6記載のプラント監視装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006141536A JP2007310802A (ja) | 2006-05-22 | 2006-05-22 | プラント監視装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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Publications (1)
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Family
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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