JP2007309871A - 燃料コンパクトの予備焼成装置及び燃料コンパクトの予備焼成方法 - Google Patents

燃料コンパクトの予備焼成装置及び燃料コンパクトの予備焼成方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 除去された粘結剤を速やかに排出すると共に燃料コンパクトの外周面と内周面の窒素濃度を均一化させることにより、作業時間を短縮して効率を高める。
【解決手段】 予備焼成装置10は、予備焼成炉と、この予備焼成炉内に配置され予備焼成すべき燃料コンパクト1を載置する黒鉛トレー14と、この黒鉛トレー14に載置された燃料コンパクト1に不活性ガスを供給する供給ノズルとを備えている。黒鉛トレー14は、燃料コンパクト1が装填される装填部18を有し、この装填部18は、燃料コンパクト1の軸線を水平方向に向けて燃料コンパクト1を支持し、かつ、装填部18内に載置された燃料コンパクトに供給されるべき不活性ガスを導入する不活性ガス供給口20と、この不活性ガス供給口20に連通する不活性ガス排出口22とを有している。供給ノズルは、各負か正ガス供給口20毎に不活性ガスを供給する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、高温ガス炉等の原子炉において燃料として使用される燃料コンパクトの製造装置及び製造方法の改良に関し、特に、マトリックス材に添加される粘結剤の除去及び炭化を行う予備焼成を効率的に行うことに関するものである。
高温ガス炉は、燃料を含む炉心構造を、熱容量が大きく高温健全性が良好な黒鉛から形成すると共に、冷却ガスとして高温下でも化学反応を起こさないヘリウムガス等の気体を用いているため、固有の安全性が高く、出口温度が非常に高いヘリウムガスを取り出すことができる原子炉であり、約900℃前後の高温熱を、発電はもちろんのこと水素製造や化学プラント等、幅広い分野において利用することを可能とするものである。
(被覆燃料粒子)
この高温ガス炉の燃料としては、一般に、二酸化ウランやトリウム等をセラミックス状に焼結した直径約350μm〜650μmの燃料核の周囲に、第1層から第4層の計4層の被覆が施された直径約500μm〜1000μmの被覆燃料粒子が使用される。具体的には、次の4つの被覆である。
即ち、一般にバッファ層と呼ばれる最も内側の第1層は、密度約1g/cm3の低密度熱分解炭素(PyC)から成る層で、ガス状の核分裂生成物(FP)のガスを溜めると共に、核燃料のスウェリングを吸収する機能を併せ持つ。次いで、この第1層の上に施される第2層は、一般に、密度約1.8g/cm3の高密度熱分解炭素から形成された内側熱分解炭素(PyC)層であり、ガス状の核分裂生成物(FP)の拡散の障壁となってガス状の核分裂生成物(FP)を保持する機能を有するものである。更に、炭化珪素(SiC)層と呼ばれる第3層は、密度約3.2g/cm3の炭化珪素から成り、主に固体状の核分裂生成物の拡散の障壁となって固体状の核分裂生成物を保持すると共に、被覆燃料粒子全体の主要な強度部材としての機能を有するものである。最も外側の第4層である外側熱分解炭素層は、第2層と同様、密度約1.8g/cm3の高密度熱分解炭素から成り、照射収縮により第3層である炭化珪素層に圧縮応力を発生させて照射下での被覆燃料粒子全体の強度を保持すると共にガス状の核分裂生成物(FP)を保持する機能を有するものである。
このような被覆燃料粒子は、一般的には、次のような工程を経て製造される。即ち、まず、燃料核の生成であるが、具体的には、酸化ウランの粉末を硝酸に溶かして生成した硝酸ウラニル原液に、純水、増粘剤を添加して撹拌することにより滴下原液を生成する。この場合、増粘剤は、滴下された硝酸ウラニル原液の液滴が、落下中に自身の表面張力により真球状になるように添加される。この増粘剤としては、例えば、ポリビニルアルコール樹脂、アルカリ条件下で凝固する性質を有する樹脂、ポリエチレングリコール、メトローズ等を使用することができる。次いで、このようにして調整された滴下原液を、所定の温度に冷却して粘度を調整した後、細径の滴下ノズルを振動させることによりアンモニア水溶液中に滴下する。なお、この場合、液滴に、アンモニア水溶液表面に着水するまでの空間においてアンモニアガスを吹きかけ、液滴の表面をゲル化させることにより、着水時に液滴が変形するのを防止する。
アンモニア水溶液中に滴下された原液は、アンモニア水溶液中で、硝酸ウラニルがアンモニアと充分に反応して重ウラン酸アンモニウムの粒子となる。この重ウラン酸アンモニウムの粒子を、大気中でばい焼して、三酸化ウラン粒子とした後、更に還元、焼結することにより、高密度のセラミックス状二酸化ウランから成る燃料核を得る。このようにして得られた燃料核の粒径や真球度は、次の被覆工程における製造条件に非常に大きな影響を与えることから、燃料核は、篩により粒径選別及び真球度選別を行った上で、被覆工程に送られる。
次に、燃料核の被覆工程においては、燃料核を流動床に装荷し、被覆となるガスを熱分解させることにより第1層から順次、上述した被覆を施していく。この場合、具体的には、第1層の低密度炭素層については、アセチレン(C22)を約1400℃で熱分解して燃料核を被覆する。第2層、第4層の高密度の熱分解炭素層については、プロピレン(C36)を約1400度で熱分解して被覆を施していく。第3層である炭化珪素層は、メチルトリクロロシラン(CH3SiCl3)を約1600℃で熱分解して形成する。このようにして製造された被覆燃料粒子は、更に、黒鉛粉末、粘結剤等から成る黒鉛マトリックス材を、被覆燃料粒子の表面にコーティングしてオーバーコートされる。
(燃料コンパクト)
このオーバーコートされた被覆燃料粒子を燃料コンパクトとして使用する場合には、被覆燃料粒子を黒鉛マトリックス材中に分散させた後、例えば、中実円筒形又は中空円筒形にプレス成型又はモールド成型した上で焼結させて、一定形状の燃料コンパクトとする(例えば、特許文献1等参照)。
(予備焼成)
このようにしてプレス成型された燃料コンパクトは、一般に、粘結剤等が添加されたマトリックス材の除去及び炭化させる工程として、予備焼成が行われる。この予備焼成は、通常は、主に窒素雰囲気等の不活性雰囲気中で、約800℃の条件の下、燃料コンパクトから粘結剤を完全に除去するために昇温及び降温を含め熱処理に約3日間を必要とし、燃料コンパクトの製造工程の中でも最も時間を要する効率の低い作業であった。
具体的には、従来は、図4に示すように、黒鉛トレー14に、燃料コンパクト1を垂直に立てた状態で整列させた上で、図5に示すように、この予備焼成に必要な不活性ガスを、予備焼成炉の奥側の底面付近に排出口が設置された供給ノズル16から予備焼成炉12内に供給して、予備焼成を行っていた。この場合、供給ノズル16から予備焼成炉12内に供給された不活性ガスは、対流による拡散により、図4(B)に示すように、黒鉛トレー14の側面に形成された不活性ガス供給口及び排出口20、22を通じて、黒鉛トレー14内に導入されていた。
このため、従来は、供給ノズル16から予備焼成炉12内に供給された不活性ガスが拡散によって燃料コンパクト1に供給されるだけで、この除去された粘結剤を炉外排出口12Aまで排出する強制的な流れがなかったため、燃料コンパクト1から除去された粘結剤が充分に排出されない問題があった。
同時に、不活性ガスが、黒鉛トレー14内の燃料コンパクト1に必ずしも均一に拡散されず、また、特に、図4に示す中空円筒形状の燃料コンパクト1においては、除去された粘結剤が、垂直に立てられた燃料コンパクト1の中空部1A内に残留して、燃料コンパクト1の外周面1aの窒素濃度と中空部1Aの内周面1bの窒素濃度に差が生じ、燃料コンパクト1の外側からの粘結剤の除去速度と、内側からの粘結剤の除去速度に差が生じる。従って、熱処理の昇温及び降温の速度を大きくすると、燃料コンパクト1にひび割れなどの欠陥が生じるおそれがあるため、このひび割れを防止するために、時間を掛けて昇温及び降温を繰り返していたため、熱処理を短縮することが不可能であった。
特開2000−284084号公報
本発明が解決しようとする課題は、上記の問題点に鑑み、除去された粘結剤を速やかに排出すると共に燃料コンパクトの外周面と内周面の窒素濃度を均一化させることにより、作業時間を短縮して効率を高めることができる燃料コンパクトの製造装置及び製造方法を提供することにある。
本発明は、上記の課題を解決するための第1の手段として、予備焼成炉と、この予備焼成炉内に配置され予備焼成すべき燃料コンパクトを載置する黒鉛トレーと、この黒鉛トレーに載置された燃料コンパクトに不活性ガスを供給する供給ノズルとを備えた燃料コンパクトの予備焼成装置において、黒鉛トレーは、燃料コンパクトが装填される装填部を有し、この装填部は、燃料コンパクトの軸線を水平方向に向けて燃料コンパクトを支持し、かつ、装填部内に載置された燃料コンパクトに供給されるべき不活性ガスを導入する不活性ガス供給口と不活性ガス供給口に連通する不活性ガス排出口とを有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第2の手段として、上記第1の解決手段において、装填部は、燃料コンパクトの外径よりも1〜10mm大きい内径を有することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第3の手段として、上記第1又は第2のいずれかの解決手段において、黒鉛トレーは複数の装填部を有し、これらの複数の装填部は複数の燃料コンパクトの軸線が交差しないように複数の燃料コンパクトを並べて載置できることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第4の手段として、上記第1乃至第3のいずれかの解決手段において、黒鉛トレーは、1つの装填部内に複数の燃料コンパクトを、前記複数の燃料コンパクトの中心軸線が一致するように直列させて縦列配置できることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第5の手段として、上記第1乃至第4のいずれかの解決手段において、黒鉛トレーは、隣り合う装填部間を遮蔽する遮蔽壁を有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第6の手段として、上記第1乃至第5のいずれかの解決手段において、装填部は、底面に燃料コンパクトを固定するための溝が形成されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第7の手段として、上記第1乃至第6のいずれかの解決手段において、供給ノズルは、各装填部の不活性ガス供給口毎にガス噴出口を有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第8の手段として、上記第1乃至第7のいずれかの解決手段において、複数の黒鉛トレーが、装填部が並列するように横方向に隣接して配置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第9の手段として、上記第1乃至第8のいずれかの解決手段において、複数の黒鉛トレーが、前列の黒鉛トレーの装填部の不活性ガス排出口が次列の黒鉛トレーの装填部の不活性ガス供給口に縦列して連結するように縦方向に隣接して配置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第10の手段として、上記第1乃至第9のいずれかの解決手段において、複数の黒鉛トレーが、上下方向に複数段重ねて設置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置を提供するものである。
また、本発明は、上記の課題を解決するために、上記第1乃至第10の解決手段を使用した下記の解決手段をも提供するものである。即ち、本発明は、上記の課題を解決するための第11の手段として、燃料コンパクトを黒鉛トレーに載置して予備焼成炉内に設置し、この黒鉛トレーに載置された燃料コンパクトに不活性ガスを供給する燃料コンパクトの予備焼成方法において、燃料コンパクトを、黒鉛トレーに形成された装填部に燃料コンパクトの軸線を水平方向を向けて載置して、装填部に形成された不活性ガス供給口から装填部内に載置された燃料コンパクトに不活性ガスを供給すると共に、不活性ガス供給口に連通する不活性ガス排出口から不活性ガスを排出することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第12の手段として、上記第11の解決手段において、装填部を、燃料コンパクトの外径よりも1〜10mm大きい内径に設定することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第13の手段として、上記第11又は第12のいずれかの解決手段において、黒鉛トレーに複数の装填部を形成し、複数の燃料コンパクトの軸線が交差しないように複数の燃料コンパクトを並べて複数の装填部内に載置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第14の手段として、上記第11乃至第13のいずれかの解決手段において、1つの装填部内に複数の燃料コンパクトを同心円上に直列させて縦列配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第15の手段として、上記第11乃至第14のいずれかの解決手段において、隣り合う装填部間を遮蔽壁で遮蔽するすることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第16の手段として、上記第11乃至第15のいずれかの解決手段において、装填部の底面に形成された溝により、燃料コンパクトを固定することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第17の手段として、上記第11乃至第16のいずれかの解決手段において、各装填部の不活性ガス供給口毎に不活性ガスを供給することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第18の手段として、上記第11乃至第17のいずれかの解決手段において、装填部が並列するように複数の黒鉛トレーを横方向に隣接して配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第19の手段として、上記第11乃至第18のいずれかの解決手段において、前列の黒鉛トレーの装填部の不活性ガス排出口が次列の黒鉛トレーの装填部の不活性ガス供給口に縦列して連結するように、複数の黒鉛トレーを縦方向に隣接して配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明は、上記の課題を解決するための第20の手段として、上記第11乃至第19のいずれかの解決手段において、複数の黒鉛トレーを、上下方向に複数段重ねて設置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法を提供するものである。
本発明によれば、上記のように、燃料コンパクトを、不活性ガス供給口及び不活性ガス排出口とを有する装填部内に横向きにして設置しているため、不活性ガス供給口から装填部内部の燃料コンパクトに供給された不活性ガスが、装填部内で燃料コンパクトの周囲や中空部内を通って、除去された粘結剤と共に不活性ガス排出口から円滑に排出されるため、除去された粘結剤が装填部内部に残留することがなく、炉外排出口まで速やかに移動すると共に、燃料コンパクトの外周面と中空部の内周面との間での窒素濃度を均一化させて、処理時間の短縮による作業効率の向上を実現することができる実益がある。
この場合、本発明によれば、上記のように、装填部を、燃料コンパクトの外径よりも1〜10mm程度大きい内径に適切に設定しているため、不活性ガスの充分な流量を確保しつつ、装填部の大型化による装填効率の低下を防止しているため、多数の燃料コンパクトを適切に予備焼成して、作業効率を向上させることができる実益がある。
同様に、本発明によれば、上記のように、1つの黒鉛トレーに複数の装填部を形成し、また、各装填部内に複数の燃料コンパクトを載置することができる上に、この黒鉛トレーを予備焼成炉内に縦方向及び横方向並びに上下方向に並べて複数設置しているため、多数の燃料コンパクトを同時に予備焼成して、作業効率を向上させることができる実益がある。
また、本発明によれば、上記のように、隣り合う装填部間を遮蔽しているため、不活性ガス供給口から供給された不活性ガスが、装填部内から他へ拡散することなく、除去された粘結剤と共に、確実に不活性ガス排出口から装填部外へ排出される実益がある。
本発明によれば、上記のように、装填部内に溝を形成しているため、燃料コンパクト1を装填部内で適切に位置決めして整列させることができると同時に、黒鉛トレーに載置された燃料コンパクトの予備焼成炉内への搬送時や予備焼成作業中等に、円筒形状の燃料コンパクトが装填部内で回転等して破損等するのを防止することができる実益がある。
本発明によれば、上記のように、各不活性ガス供給口毎に、供給ノズルにより不活性ガスを供給しているため、複数の装填部内に載置された燃料コンパクトに不活性ガスを同時にかつ確実に供給して効率良く作業をすることができると共に、装填部内に供給された不活性ガスを除去された粘結剤と共に強制的な流れにより不活性ガス排出口から排出することができる実益がある。
本発明を実施するための形態を図面を参照しながら詳細に説明すると、図1乃至図3は、本発明の予備焼成装置10により燃料コンパクト1を予備焼成方法を実施する状態を示し、この予備焼成装置10は、図2に示すように、予備焼成炉12と、この予備焼成炉12内に配置され予備焼成すべき燃料コンパクト1を載置する黒鉛トレー14と、この黒鉛トレー14に載置された燃料コンパクト1に不活性ガスを供給する供給ノズル16とを備えている。
この予備焼成装置10は、黒鉛トレー14に載置された燃料コンパクト1を予備焼成炉12内に設置し、供給ノズル16から予備焼成炉12内に窒素ガス等の不活性ガスを供給して、この窒素雰囲気等の不活性雰囲気中で、約800℃の条件の下、燃料コンパクトから粘結剤を完全に除去するために昇温及び降温を含めて熱処理を行う。燃料コンパクト1から除去された粘結剤は、不活性ガスと共に、予備焼成炉12に形成された炉外排出口12Aから外部に排出される。
本発明においては、黒鉛トレー14は、図1及び図3に示すように、燃料コンパクト1が装填される装填部18を有し、この装填部18は、図1及び図3に示すように、燃料コンパクト1の軸線を水平方向に向けて燃料コンパクト1を支持する。即ち、燃料コンパクト1を黒鉛トレー14に垂直に立てた状態とする従来技術と異なり、本発明では、燃料コンパクト1は、横に寝かせた状態で装填される。
また、この装填部18は、図1及び図3に示すように、装填部18内に載置された燃料コンパクト1に供給されるべき不活性ガスを導入する不活性ガス供給口20と、この不活性ガス供給口20に連通する不活性ガス排出口22とを有している。即ち、装填部18は、特に、図1に示すように、筒状の形状を有し、その両端に、流体の入り口と出口として、不活性ガス供給口20と不活性ガス排出口22とが形成されている。このため、この装填部18内には、この不活性ガス供給口20を通じて、図3に示すように、後述する供給ノズル16により窒素ガス等の不活性ガスが供給され、このようにして装填部18内に供給された不活性ガスは、装填部18において不活性ガス供給口20の反対側に形成された不活性ガス排出口22から装填部18外へ排出される。
また、黒鉛トレー14には、図1及び図3に示すように、複数の装填部18が形成される。これらの複数の装填部18は、図1及び図3に示すように、複数の燃料コンパクト1の軸線が交差しないように複数の燃料コンパクト1を並べて載置できる。より具体的には、図示の実施の形態では、図1及び図3に示すように、複数の装填部18が相互に平行となるように形成され、これらの各装填部18により、複数の燃料コンパクト1が、装填部18の不活性ガス供給口20及び不活性ガス排出口22から端面が外部に臨むようにして、横方向に並んで載置される。図示の実施の形態では、横方向に8列の装填部18が形成されているのが示されているが、装填部18の個数(列数)には、特に限定はなく、黒鉛トレー14の運搬等の取扱いに影響を与えない範囲で、処理効率を考慮して、適宜設定することができる。
また、この装填部18は、特に図1に示すように、1つの装填部18内に複数の燃料コンパクト1を、複数の燃料コンパクトの中心軸線が一致するように直列させて縦列配置できるように形成されている。具体的には、装填部18の長手方向の長さを、複数の燃料コンパクト1の長さに合わせて設定して、形成することができる。具体的には、図示の実施の形態では、1つの装填部18に4つの燃料コンパクト1を縦列載置することができる。なお、この1つの装填部18に載置する燃料コンパクト1の個数には、特に限定はなく、処理効率及び黒鉛トレー14の取扱性を考慮した上で必要に応じて適宜相対的に設定することができ、例えば、装填部18自体の長さを長く設定することにより、図1に示す燃料コンパクト1と同じ長さの燃料コンパクト1を5個以上載置できるようにすることもできるし、装填部18の長さ自体は図1に示す状態から変更することなく、1つ当たり長さが長い燃料コンパクト1を2つ、あるいは、3つ装填部18内に縦列させることができる。
但し、いずれの場合にも、特に、図1及び図3に示す中空部1Aを有する燃料コンパクト1にあっては、縦に並んだ複数の燃料コンパクト1間で、その中空部1Aが整列するように設定することが重要である。即ち、1つの装填部18内に複数の燃料コンパクト1を装填しても、装填部18の不活性ガス供給口20と不活性ガス排出口22とが連通するように設定して、後述する供給ノズルにより供給された不活性ガスを、装填部18外へ確実に排出するためである。
この場合、各装填部18の底面に、燃料コンパクトを固定するための図示しない溝を形成することが望ましい。具体的には、各装填部18の底面に約5mm〜10mm幅の溝を長手方向に延びるようにして、形成することができる。これにより、燃料コンパクト1を装填部18内で適切に位置決めすることができる上に、その結果、特に、複数の燃料コンパクト1を縦列させる場合には、適切に中空部1Aを整列させることができる。同時に、黒鉛トレー14に載置された燃料コンパクト1の予備焼成炉12内への搬送時や予備焼成作業中等に、円筒形状の燃料コンパクト1が装填部18内で回転等して破損等するのを防止することもできる。
この場合、この装填部18は、燃料コンパクト1の外径よりも1〜10mm大きい内径に設定することが好ましい。より具体的には、図1(A)に示すように、不活性ガス供給口20、不活性ガス排出口及びこれらの間に形成される装填部18の内径の全てを、燃料コンパクト1の外径よりも1〜10mm大きく設定して、装填部18を円筒形状に形成することにより対応することができる。これは、装填部18の内径が、1mmよりも小さいと装填部18内で燃料コンパクト1の外周面1aに供給される不活性ガスが低減する一方、10mmよりも大きく設定すると、1つの同じ大きさの黒鉛トレー14に形成できる装填部18の個数(列数)、ひいては、載置できる燃料コンパクト1の数量が低減し、いずれにしろ、処理効率が低下するためである。
また、これらの複数の装填部18を設定する場合には、黒鉛トレー14は、図1及び図3に示すように、隣り合う装填部18間を遮蔽する遮蔽壁24を設置することが望ましい。これにより、とある装填部18に、不活性ガス供給口20を通じて供給された不活性ガスは、その装填部18内から他へ拡散することなく、各装填部18へ効率よく集中的に供給され、また、燃料コンパクト1から除去された粘結剤と共に、その装填部18の不活性ガス排出口から装填部18外へ確実に排出される。
更に、本発明の予備焼成装置10では、上記の装填部18を有する黒鉛トレー14が、図2及び図3に示すように、予備焼成炉12内に複数設置される。この場合、まず、図3に示すように、複数の黒鉛トレー14を、その装填部18が並列するように横方向に隣接して配置することができる。例えば、図3に示すように、8列の装填部18を有する黒鉛トレー14を、横方向に2つ並べることにより、合計16列の装填部18を設定することができる。
また、黒鉛トレー14は、このように、横方向(燃料コンパクト1の幅方向)だけではなく、縦方向(燃料コンパクト1の軸線方向)にも縦列して複数設置することができる。具体的には、図2に示すように、複数の黒鉛トレー14を、前列の黒鉛トレー14Aの装填部18の不活性ガス排出口22Aが、次列の黒鉛トレー14Bの装填部18の不活性ガス供給口20Bに縦列して連結するように縦方向に隣接して配置することができる。この縦列設置関係は、図2に示すように、3つ以上の黒鉛トレー14を縦方向(燃料コンパクト1の軸線方向)に縦列させる場合においては、第2列目以降の黒鉛トレー14間でも同様に維持し、例えば、図2に示す第2列目の黒鉛トレー14Bと、第3列目の黒鉛トレー14Cとの間においても、前列(第2列)の黒鉛トレー14Bの装填部18の不活性ガス排出口22Bが、次列(第3列)の黒鉛トレー14Cの装填部18の不活性ガス供給口20Cに縦列して連結するように縦方向に隣接して配置する。
このように、全ての黒鉛トレー14間で不活性ガス供給口20と不活性ガス排出口22との連通させることにより、燃料コンパクト1の軸線方向に複数の黒鉛トレー14を縦列させても、最前列の黒鉛トレー14Aの不活性ガス供給口20Aから供給された不活性ガスを、除去された粘結剤と共に、最後列の黒鉛トレー14Cの不活性ガス排出口22Cから確実に排出することができる。
更には、この黒鉛トレー14は、図2及び図3に示すように、上下方向に複数段重ねて設置することもできる。この場合、重ねるべき段数には、特に限定はなく、予備焼成炉12の大きさ及び各黒鉛トレー14の高さとの関係で適宜相対的に決定することができ、例えば、図2に示すように7段重ねとすることも、図3に示すように3段重ねとすることもできる。以上により、複数の装填部18を有する黒鉛トレー14を、予備焼成炉12内に縦方向及び横方向並びに上下方向に並べて複数設置することができ、多数の燃料コンパクトを同時に予備焼成して、作業効率を向上させることができる。
一方、供給ノズル16は、図3に示すように、各装填部18の不活性ガス供給口20毎にガス噴出口16aを有している。具体的には、予備焼成炉12内に導入された供給管26を、予備焼成炉12内で分岐して、各不活性ガス供給口20に対抗する位置にガス噴出口16aが臨むように、複数の供給ノズル16を設定する。
これにより、複数の装填部18内に載置された燃料コンパクト1に不活性ガスを同時にかつ確実に供給して効率良く作業をすることができると共に、装填部18内に供給された不活性ガスを除去された粘結剤と共に強制的な流れにより不活性ガス排出口22から排出することができ、除去された粘結剤が装填部18内部に残留することがなく、炉外排出口12Aまで速やかに移動すると共に、燃料コンパクト1の外周面1aと中空部1Aの内周面1bとの間での窒素濃度が均一となり、燃料コンパクト1のひび割れ等のおそれが低減するため、処理時間の短縮による作業効率の向上を実現することができる。なお、不活性ガス排出口22から、除去された粘結剤と共に排出された不活性ガスを予備焼成炉12外へ円滑に排出するため、炉外排出口12Aは、図2に示すように、予備焼成炉12内において、黒鉛トレー14を挟んで、この供給ノズル16とは反対側の位置に設けることが望ましい。
次に、本発明の実施例について説明すると、内側寸法で幅260mm、奥行き160mm、高さ39mmの黒鉛トレー14に、内径(不活性ガス供給口20及び不活性ガス排出口22の直径)が29mmの装填部18を8列形成した。また、これらの各装填部18内に(1つの装填部18内に)、外径約27mm、中空部1Aの内径が約10mm、高さが約40mmの燃料コンパクト1を、4個を一列にして載置し、1つの黒鉛トレー14当たりに、32個の燃料コンパクトを載置した。なお、隣り合う装填部18間には、厚さ約2.5mmの遮蔽壁24を形成した。その上で、この黒鉛トレー14を、図2に示すように、縦方向(燃料コンパクト1の軸線方向)に3列、高さ方向に7段重ねて合計672個の燃料コンパクト1を予備焼成炉12内に装荷した。
また、供給ノズル16は、外部に臨む不活性ガス供給口20に対応する位置に、不活性ガス供給口20と同数となるように設置した。即ち、横方向に8列、高さ方向に7段の合計56個の供給ノズル16を設置した。なお、この場合、縦方向(燃料コンパクト1の軸線方向)に縦列させた3列の黒鉛トレー14は、全て密着させて設置し、最前列の黒鉛トレー14Aの不活性ガス供給口20Aから供給された不活性ガスが、黒鉛トレー14の3列分(合計4個×3列で、12個の燃料コンパクト1)を通った後に、最後列の黒鉛トレー14Cの不活性ガス排出口22Cから、装填部18外へ排出されるように設定した。なお、各供給ノズル16のガス噴射口16aから各装填部18内に噴射された不活性ガスは、燃料コンパクト1から除去された粘結剤と共に、不活性ガス排出口22Cから強制的に予備焼成炉12内に排出され、次いで、予備焼成炉12の炉外排出口12Aから炉外へ排出される。
以上の状態で、燃料コンパクト1を、5L/minの窒素を供給しながら、窒素雰囲気中で約800℃で予備焼成し、昇温及び降温を含め約2日間熱処理を行った。熱処理された後の燃料コンパクト1を回収して、状態を確認したところ、熱処理時間を従来よりも1日も短縮したにも拘わらず、ひび割れ等の欠損は確認されなかった。また、熱処理の前後での燃料コンパクト1の重量の減少量は、従来の予備焼成と同程度であり、時間を短縮しつつ、燃料コンパクト1中に含有されていた粘結剤を全て除去することができた。
本発明は、中空円筒形状の燃料コンパクトの他、中実円筒形状の燃料コンパクト、更には、装填部の形状を適宜設定することにより様々な形状の燃料コンパクトの予備焼成に広く適用することができる。
図1は、本発明に使用される黒鉛トレーを示し、同図(A)はその平面図、同図(B)はその正面図である。 本発明の予備焼成装置の概略縦断面図である。 図3は、本発明に使用される供給ノズルの設置状態を示し、同図(A)はその平面図、同図(B)はその正面図である。 図4は、従来の黒鉛トレーを示し、同図(A)はその平面図、同図(B)はその側面図である。 従来の予備焼成装置の概略立て断面図である。
符号の説明
1 燃料コンパクト
1A 燃料コンパクトの中空部
1a 燃料コンパクトの外周面
1b 燃料コンパクトの中空部の内周面
10 予備焼成装置
12 予備焼成炉
12A 炉外排出口
14 黒鉛トレー
16 供給ノズル
16a ガス噴射口
18 装填部
20 不活性ガス供給口
22 不活性ガス排出口
24 遮蔽壁
26 供給管

Claims (20)

  1. 予備焼成炉と、前記予備焼成炉内に配置され予備焼成すべき燃料コンパクトを載置する黒鉛トレーと、前記黒鉛トレーに載置された燃料コンパクトに不活性ガスを供給する供給ノズルとを備えた燃料コンパクトの予備焼成装置において、前記黒鉛トレーは、前記燃料コンパクトが装填される装填部を有し、前記装填部は、前記燃料コンパクトの軸線を水平方向に向けて前記燃料コンパクトを支持し、かつ、前記装填部内に載置された前記燃料コンパクトに供給されるべき前記不活性ガスを導入する前記不活性ガス供給口と前記不活性ガス供給口に連通する不活性ガス排出口とを有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  2. 請求項1に記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記装填部は、燃料コンパクトの外径よりも1〜10mm大きい内径を有することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  3. 請求項1又は請求項2のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記黒鉛トレーは複数の前記装填部を有し、前記複数の装填部は複数の前記燃料コンパクトの軸線が交差しないように複数の前記燃料コンパクトを並べて載置できることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  4. 請求項1乃至請求項3のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記黒鉛トレーは、1つの前記装填部内に複数の前記燃料コンパクトを、前記複数の燃料コンパクトの中心軸線が一致するように直列させて縦列配置できることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記黒鉛トレーは、隣り合う前記装填部間を遮蔽する遮蔽壁を有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  6. 請求項1乃至請求項5のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記装填部は、底面に前記燃料コンパクトを固定するための溝が形成されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  7. 請求項1乃至請求項6のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、前記供給ノズルは、前記各装填部の前記不活性ガス供給口毎にガス噴出口を有していることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  8. 請求項1乃至請求項7のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、複数の前記黒鉛トレーが、前記装填部が並列するように横方向に隣接して配置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  9. 請求項1乃至請求項8のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、複数の前記黒鉛トレーが、前列の前記黒鉛トレーの前記装填部の前記不活性ガス排出口が次列の前記黒鉛トレーの前記装填部の前記不活性ガス供給口に縦列して連結するように縦方向に隣接して配置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  10. 請求項1乃至請求項9のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成装置であって、複数の前記黒鉛トレーが、上下方向に複数段重ねて設置されていることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成装置。
  11. 燃料コンパクトを黒鉛トレーに載置して予備焼成炉内に設置し、前記黒鉛トレーに載置された燃料コンパクトに不活性ガスを供給する燃料コンパクトの予備焼成方法において、前記燃料コンパクトを、前記黒鉛トレーに形成された装填部に前記燃料コンパクトの軸線を水平方向を向けて載置して、前記装填部に形成された不活性ガス供給口から前記装填部内に載置された前記燃料コンパクトに前記不活性ガスを供給すると共に、前記不活性ガス供給口に連通する不活性ガス排出口から前記不活性ガスを排出することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  12. 請求項11に記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前記装填部を、前記燃料コンパクトの外径よりも1〜10mm大きい内径に設定することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  13. 請求項11又は請求項12のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前記黒鉛トレーに複数の前記装填部を形成し、複数の前記燃料コンパクトの軸線が交差しないように前記複数の燃料コンパクトを並べて前記複数の装填部内に載置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  14. 請求項11乃至請求項13のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、1つの前記装填部内に複数の前記燃料コンパクトを同心円上に直列させて縦列配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  15. 請求項11乃至請求項14のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、隣り合う前記装填部間を遮蔽壁で遮蔽するすることを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  16. 請求項11乃至請求項15のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前記装填部の底面に形成された溝により、前記燃料コンパクトを固定することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  17. 請求項11乃至請求項16のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前記各装填部の前記不活性ガス供給口毎に不活性ガスを供給することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  18. 請求項11乃至請求項17のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前記装填部が並列するように複数の前記黒鉛トレーを横方向に隣接して配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  19. 請求項11乃至請求項18のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、前列の前記黒鉛トレーの前記装填部の前記不活性ガス排出口が次列の前記黒鉛トレーの前記装填部の前記不活性ガス供給口に縦列して連結するように、複数の前記黒鉛トレーを縦方向に隣接して配置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
  20. 請求項11乃至請求項19のいずれかに記載された燃料コンパクトの予備焼成方法であって、複数の前記黒鉛トレーを、上下方向に複数段重ねて設置することを特徴とする燃料コンパクトの予備焼成方法。
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