JP2007309342A - 導電性チューブ、継手構造 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】導電性チューブ1は、PFAで形成された規格外径を有する内層チューブ3と、この内層チューブ3の外側に剥離可能に被覆された導電性の外層チューブ5とから構成されている。外層チューブ5はPFAに導電材を混入して形成されている。継手に接続する場合、導電性チューブ1の端部において外層チューブ5がカッター等の手段により剥離され、内層チューブ3のみが挿入されて袋ナット53、コマ55、継手本体57との間で締め付けられる。内層チューブ3の端面と継手本体57の穴59の垂直面59aとの間に隙間gが生じるが、ここに流体が侵入しても導電材が存在しないので薬液等が汚染されることはない。外層チューブ5は導線61を介してアースされる。
【選択図】 図3
Description
チューブに電荷が蓄積されてある値以上になると、火花放電を生じ、可燃性ガス雰囲気中で使用した場合には火災事故につながる危険性がある。例えば、有機溶剤を使用する半導体製造ラインでの高純度薬液の移送においては引火しやすい。
このような問題を防止すべく、チューブに導電性を付与して静電気の蓄積を防止することが行われている。
特許文献1には、チューブの長手方向に沿ってストライプ状に延びる導電部分を有する帯電防止ふっ素系樹脂チューブが開示されている。導電部分はチューブの表面に一体に埋め込まれて溶着されており、チューブの透明性を確保しつつ、帯電防止機能を得ようとするものである。
この場合、例えば図6に示すような継手構造が採られる。具体的に説明すると、導電性チューブ51の端部を袋ナット53に挿通した後、チューブ端部の内方にチューブ径を拡げるコマ55を圧入し、袋ナット53に対して抜け止め状態とする。その後、チューブ端部を継手本体57の穴59に挿入し、継手本体57の雄ネジ57aに螺合する雌ネジ53aを有する袋ナット53をねじ込んで締め付ける。
導電性チューブ51を介した袋ナット53、コマ55及び継手本体57の圧接により流体に対するシール性が得られる。継手本体57は反対側の雄ネジ57bにより図示しないタンク等に接続される。
導電性チューブ51は表層51bに導線(導体)61を接続してアースされるようになっている。
隙間gが生じると、ここから薬液等の流体が侵入し、導電性チューブ51の端面に接触する。この場合、導電材が混入した表層51bも接液することになり、移送流体が高純度薬液等の場合には導電材が溶出して汚染されることになる。
これらの問題は特許文献1に開示された構造の導電性チューブにおいても同様に生じる。
また、本発明は、規格径の全範囲でふっ素系樹脂の特性を十分に発揮できる導電性チューブ、該導電性チューブを用いた継手構造の提供を、その目的とする。
前記内層チューブの外径が規格寸法に設定されていることを特徴とする導電性チューブである。
また、内層チューブの外径を規格寸法とした場合、ふっ素系樹脂の持つ耐薬品性等の特性を規格寸法全体に亘って得ることができ、長寿命化を図ることができる。
図1に示すように、本実施の形態に係る導電性チューブ1は、内層チューブ3と、この内層チューブ3の外側に剥離可能に被覆された導電性を有する外層チューブ5とから構成されている。
内層チューブ3は、ふっ素系樹脂(ここではPFA「テトラフルオロエチレン−パーフルオロアルキルビニルエーテル共重合体」)で形成されている。外層チューブ5は、PFAに導電材を混入して形成されている。
内層チューブ3の外径Dは規格寸法に設定されている。
導電性チューブ1を用いた継手構造を図3に基づいて説明する。
内層チューブ3を露出させた端部を袋ナット53に挿通して従来例と同様に接続する。
内層チューブ3の端面と継手本体57の穴59の垂直面59aとの間には従来例と同様に隙間gが生じるが、継手内に挿入されたチューブ端部はPFAで形成された内層チューブ3のみであるので、高純度薬液等の流体が隙間gに侵入しても導電材が溶出する等の不具合は生じない。
継手外部には導電性の外層チューブ5が存在するので、この外層チューブ5を導線61に接続してアースすることができる。
また、遮光性を有する導電性物質を用いれば、外層チューブ5に遮光性を得ることができ、紫外線を嫌う現像液やレジスト液を使うライン、あるいは光によってチューブ内に雑菌が増殖するような液体を使うライン等において積極的に使用することができる。
規格寸法の外径を有する内層チューブ3は、外層チューブ5により、熱を持った飛粉や他の物との接触を防止され、保護される。
この導電性チューブ60の内層チューブ63は透明であり、ふっ素系樹脂によって形成されている。外層チューブ65は、PFAに導電材を混入して構成され、網状に形成されている。なお、符号65aは外層チューブ65の切断片を示す。
また導電性チューブ60の内層チューブ63は透明であり、外層チューブ65は網状なので、開口としての網目から内層チューブ63内を流れる薬液等の状態を外部から視認することが可能である。
例えば、内層チューブ3、外層チューブ5のベースをPFAで形成したが、他のふっ素系樹脂で形成してもよい。PTFE(ポリテトラフルオロエチレン)や、FEP(テトラフルオロエチレン−ヘキサフルオロプロピレン共重合体)等がある。
3、63 内層チューブ
5、65 外層チューブ
53 袋ナット
57 継手本体
Claims (6)
- 内層チューブと、この内層チューブの外側に剥離可能に被覆された導電性の外層チューブとからなる導電性チューブ。
- 請求項1記載の導電性チューブにおいて、
前記内層チューブがふっ素系樹脂で形成され、前記導電性の外層チューブがふっ素系樹脂と導電材を混ぜ合わせて形成されていることを特徴とする導電性チューブ。 - 請求項1または2に記載の導電性チューブにおいて、
前記内層チューブの外径が規格寸法に設定されていることを特徴とする導電性チューブ。 - 請求項1乃至3のうちのいずれかに記載の導電性チューブにおいて、
内層チューブは透視可能な材料によって構成され、外層チューブは内層チューブの表面が露出する開口が形成されていることを特徴とする導電性チューブ。 - 請求項4に記載の導電性チューブにおいて、外層チューブは網状に形成されていることを特徴とする導電性チューブ。
- 継手本体に挿入されたチューブの端部が抜け止めされた状態で、前記継手本体に螺合する袋ナットを締め付けてなる継手構造において、
前記チューブとして請求項1乃至5のうちのいずれかに記載の導電性チューブを用い、前記継手本体に挿入される端部は前記外層チューブが剥離されていることを特徴とする継手構造。
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