JP2007308022A - オートライト制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明は、消灯中のライトが誤点灯することを防止する機能を向上させたオートライト制御装置の提供を目的とする。
【解決手段】車両周囲の照度を検出する光センサ5によって車両のライトの点灯を要する点灯照度が検出された時からの車両の走行距離を車速センサ14のパルス信号に基づいて計測し、所定の走行距離が計測されるまでに光センサ5によって車両のライトの消灯を要する消灯照度が検出された場合前記ライトを消灯状態にし、前記所定の走行距離が計測されるまでに光センサ5によって前記消灯照度が検出されないまま前記点灯照度の検出が継続している場合前記ライトを点灯状態にすることを特徴とする、オートライト制御装置。
【選択図】図2

Description

本発明は、照度に応じて車両のライトの点灯/消灯を制御するオートライト制御装置であって、より詳細には、ライトの誤点灯を防止するオートライト制御装置に関する。
従来から、車両に搭載され、入射された光量に対応するセンサ電圧が前照灯点灯電圧以下である場合に前照灯を点灯させセンサ電圧が前照灯点灯電圧よりも大きい前照灯消灯電圧以上である場合に前照灯を消灯させるオートライト制御装置が知られている(例えば、特許文献1参照)。
このオートライト制御装置は、車両が高架下を通過する際にセンサが高架下の暗さに反応して前照灯の誤点灯を防止するために、センサ電圧が前照灯消灯電圧以上の状態から前照灯点灯電圧になった時から所定の走行距離が測定された時(例えば、走行距離10m)又は所定時間が計数された時(例えば、所定時間3秒)に、センサ電圧が前照灯点灯電圧以下である場合にはその所定の走行距離の測定終了時から又はその所定時間の計数終了時から前照灯を点灯させる一方で、センサ電圧が前照灯点灯電圧を越える場合には前照灯をそのまま消灯状態に維持させるものである。これにより、前照灯を消灯した状態で、車両が高架下を通過したとしても、前照灯が誤点灯しないようにしている。
特開平10−217839号公報
しかしながら、上述の従来技術では、センサ電圧が前照灯消灯電圧以上の状態から前照灯点灯電圧になった時から所定の走行距離が測定された時点又は所定時間が計数された時点のセンサ電圧が前照灯点灯電圧を超えるか否かによって前照灯を点灯させるのかそのまま消灯状態を維持させるのかを判断しているため、例えば図6に示されるように、明るい場所と暗い場所が交互に連続するような場所(例えば、建物や木などの影と影の間が空いている場所、複数の高架が連続して交差するその高架下の道路、木漏れ日が差し込む場所)を走行している場合、その所定走行距離測定時点またはその所定時間計測時点が偶然にも暗ければ、前照灯は点灯することになる。したがって、そのすぐあとに車両の周囲が明るくなれば前照灯は自ずと消灯するので、結果として、その前照灯の点灯は瞬灯(誤点灯)していることに相当すると考えられる。
そこで、本発明は、消灯中のライトが誤点灯することを防止する機能を向上させたオートライト制御装置の提供を目的とする。
上記課題を解決するため、第1の発明として、
車両周囲の照度を検出する照度検出手段と、
前記照度検出手段によって車両のライトの点灯を要する点灯照度が検出された時からの車両の走行距離を計測する計測手段と、
前記計測手段によって所定の走行距離が計測されるまでに前記照度検出手段によって車両のライトの消灯を要する消灯照度が検出された場合、前記ライトを消灯状態にする消灯制御手段と、
前記計測手段によって前記所定の走行距離が計測されるまでに前記照度検出手段によって前記消灯照度が検出されないまま前記点灯照度の検出が継続している場合、前記ライトを点灯状態にする点灯制御手段と、を備えることを特徴とする、オートライト制御装置を提供する。
また、第2の発明は、第1の発明に係るオートライト制御装置であって、
前記照度検出手段によって前記消灯照度が検出された場合、前記計測手段によって計測された走行距離の累積値は減算され、前記計測手段は、前記点灯照度が検出された時からの車両の走行距離の計測をその減算後の累積値から開始することを特徴とするものである。
また、第3の発明は、第1または第2の発明に係るオートライト制御装置であって、
前記車両の車輪の回転数に対し所定数のパルスから構成されるパルス信号を出力するパルス信号出力手段を備え、前記計測手段は、前記パルス信号出力手段から出力されるパルス信号のパルスをカウントすることによって前記車両の走行距離を計測することを特徴とするものである。
なお、前記減算後の値は、零であることが好適である。また、前記ライトは、前照灯などの前記車両の外部を照らすためのライトであることが好ましい。
本発明によれば、消灯中のライトが誤点灯することを防止する機能を向上させることができる。
以下、図面を参照して、本発明を実施するための最良の形態の説明を行う。図1は、本発明に係るオートライト制御装置の第1の実施形態を示した図である。本第1の実施形態のオートライト制御装置は、オートライト機能を備える車両のライトの瞬灯を防止する瞬灯防止制御装置である。オートライト機能は、ライトの点灯を要する点灯照度が検出された場合にライトを自動点灯させ、ライトの消灯を要する消灯照度が検出された場合にライトを自動消灯させる機能である。
オートライトスイッチ13は、オートライト機能の作動許否を選択するスイッチである。オートライトスイッチ13において、オートライト機能の作動を許可する側に選択された場合にオートライト機能が働き、オートライト機能の作動を許可しない側に選択された場合にオートライト機能は働かない。オートライトスイッチ13におけるオートライト機能の作動拒否の選択動作は、所定の制御装置からの制御信号に基づいて、あるいは、ユーザからの操作入力に基づいて、行われる。
光センサ5は、車両の周囲の照度を検出するセンサであって、入射される光に照らされている面の明るさの度合いを検出するものである。光センサ5は、検出された照度に応じた信号を出力する。光センサ5は、例えば、検出された照度に応じて出力信号の周波数を変化させる集積回路を備え、明るくなるにつれて出力するパルス信号の周波数を高くする。また、光センサ5は、照度に応じて出力信号の出力電圧を変化させるものでもよく、例えば明るくなるにつれて出力信号の電圧値を高くする。光センサ5は、車両周囲の照度を検知しやすい場所に取付けられることが望ましく、例えば、車室内のインストルメントパネル上部といったフロントウィンドシールド周辺部や、リヤウィンドシールド周辺部に取付けられる。
薄暮判定部50は、光センサ5の出力信号に基づいて、検出された照度が、車両のライトの点灯を要する点灯照度に相当するのか、車両のライトの消灯を要する消灯照度に相当するのか、を判定する。検出された照度が点灯照度に相当すると薄暮判定部50によって判定されれば、車両周囲の状態が車両のライトの点灯を要する「薄暮」の状態であるとみなすことができ、検出された照度が消灯照度に相当すると薄暮判定部50によって判定されれば、車両周囲の状態が「薄暮」より明るくて車両のライトの消灯を要する「昼間」の状態であるとみなすことができる。薄暮判定部50は、その判定結果をAND回路27及び点灯調整部70に出力する。
例えば、車両のライトの点灯を要する点灯照度を判定するための点灯照度閾値と車両のライトの消灯を要する消灯照度を判定するための消灯照度閾値が設けられる。薄暮判定部50は、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)が消灯照度閾値以上の場合には、検出照度が消灯照度に相当することを示す昼間信号(例えば、Loレベル信号)をAND回路27及び点灯調整部70に出力し、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)が点灯照度閾値以下の場合には、検出照度が点灯照度に相当することを示す薄暮信号(例えば、Hiレベル信号)をAND回路27及び点灯調整部70に出力する。なお、『消灯照度閾値=点灯照度閾値』のように設定してもよいが、出力のハンチング防止のため『消灯照度閾値>点灯照度閾値』のようにヒステリシスを設定することが望ましい。
車速センサ14は、車速に応じた信号を出力する。車速センサ14は、例えば、車輪1回転につき4パルスの信号からなる車速信号を出力する。車速センサ14の車速信号は点灯調整部70に入力される。
点灯調整部70は、車速センサ14が出力する車速信号のパルスをカウントする。車速信号は車輪1回転につき所定数のパルスから構成される信号であるので、車速信号のパルスをカウントすることで車両の走行距離を計測することが可能である。点灯調整部70は、薄暮判定部50の出力信号が昼間信号から薄暮信号に切り替わった時から車速信号のパルスのカウントを開始する(すなわち、車両の走行距離の計測を開始する)。
点灯調整部70は、車速信号のパルスのカウントに基づいて、「車両のライトの点灯を不許可とする旨を示す点灯不許可信号(例えば、Loレベル信号)」または「車両のライトの点灯を許可とする旨を示す点灯許可信号(例えば、Hiレベル信号)」をAND回路27に対して出力する。点灯調整部70は、車速信号のパルスのカウント開始時点において点灯不許可信号を出力する。
点灯調整部70は、車速信号のパルスのカウント数が所定値(例えば、30)に到達する前に(すなわち、車両が所定距離走行する前に)薄暮判定部50の出力信号が薄暮信号から昼間信号に切り替わった場合、点灯不許可信号の出力を継続したままとする。ここで、点灯調整部70は、車速信号のパルスのカウント数が上記所定値に到達する前に薄暮判定部50の出力信号が薄暮信号から昼間信号に切り替わった場合には、車速信号のパルスをカウントした累積値を、所定値だけ減算、あるいは、リセットする(零にする)。この後、点灯調整部70は、薄暮判定部50の出力信号が昼間信号から薄暮信号に再度切り替わった場合、その切り替わった時から車速信号のパルスを上記のように所定値だけ減算された値あるいは零から再度カウントをし始める。
一方、点灯調整部70は、薄暮判定部50の出力信号が薄暮信号のまま車速信号のパルスのカウント数が上記所定値に到達した場合、AND回路27に対する出力信号を、点灯不許可信号から点灯許可信号に切り替える。この後、点灯調整部70は、薄暮判定部50の出力信号が薄暮信号から昼間信号に切り替わった場合、AND回路27に対する出力信号を、点灯許可信号から点灯不許可信号に切り替えるとともに、車速信号のパルスをカウントした累積値を、所定値だけ減算、あるいは、リセットする(零にする)。
ここで、点灯調整部70は、中央演算処理装置を含むマイコンによるプログラムの処理によって実現してもよいし、簡単な論理回路の組み合わせによって実現してもよい。図2は、点灯調整部70の一具体例を説明するための図である。図2に示される点灯調整部70は、カウンタ回路17とホールド回路40で構成される。
カウンタ回路17は、複数のトグルフリップフロップ(T−FF)を構成要素としている。複数のT−FFを縦続接続することによって、リップルカウンタが構成可能であることが知られている。2個のT−FFを縦続接続すると4進リップルカウンタが構成され、3個のT−FFを縦続接続すると8進リップルカウンタが構成される。つまり、n個のT−FFを縦続接続すると2進リップルカウンタが構成される。したがって、車速センサ14から(2/2)個のパルスがT−FF17の入力端子Tに入力した時にT−FF17の出力端子QはLoレベル信号(Lo電圧)からHiレベル信号(Hi電圧)に切り替わり、その後車速センサ14から(2/2)個のパルスがT−FF17の入力端子Tに入力した時にT−FF17の出力端子QはHi電圧からLo電圧に切り替わる。
ホールド回路40は、サイリスタで構成される。サイリスタは、NPNPの4層構造を持ち、順方向電流の通電時間をゲートの信号により制御できるスイッチ用半導体デバイスである。サイリスタは、ゲート(G)に電流が流れないとアノード(A)からカソード(K)への順方向の電流は流れず、ゲートにトリガ電流が流れると順方向の電流が流れ始める。すなわち、アノードがHi電圧であってもゲートがLo電圧のままではアノードからカソードへの順方向の電流が流れず(カソードはLo電圧)、ゲートがHi電圧になるとアノードからカソードへの順方向電流が流れ始める(カソードがHi電圧になる)。一度、流れ始めるとゲートの電流が無くなっても(ゲートがLo電圧になっても)順方向電流は流れ続ける。順方向電流が無くなると(アノードがLo電圧になると)再びゲート機能が復活し、再度、サイリスタに順方向電圧が加わっても(アノードがHi電圧になっても)ゲートにトリガ電流が流れるまで(ゲートがHi電圧になるまで)、順方向電流は流れない。
図2に示されるような構成によって、上述の点灯調整部70の動作が実現可能である。つまり、薄暮判定部50の出力信号が昼間信号(Lo電圧)から薄暮信号(Hi電圧)に切り替わった時にサイリスタのアノードはHi電圧になるが、車速信号のパルスのカウント数が所定値に到達するまではサイリスタのゲート信号はLo電圧であり、AND回路27にはHi電圧は出力されずにLo電圧が出力される。車速信号のパルスのカウント数が所定値に到達するとサイリスタのゲート信号はHi電圧となるので、サイリスタのアノードがHi電圧のままであれば、AND回路27にはHi電圧が出力される。薄暮判定部50の出力信号が昼間信号(Lo電圧)の場合には、AND回路27にはHi電圧は出力されずにLo電圧が出力される。
図1に戻り、AND回路27は、薄暮判定部50の出力信号が薄暮信号(例えば、Hiレベル信号)であり且つ点灯調整部70の出力信号が点灯許可信号(例えば、Hiレベル信号)である場合のみに、車両のライトを点灯状態にする点灯指令信号(例えば、Hiレベル信号)をランプ制御部60に対して出力する。一方、AND回路27は、薄暮判定部50による昼間信号(例えば、Loレベル信号)か点灯調整部70による点灯不許可信号(例えば、Loレベル信号)のいずれか一つでも検出した場合には、車両のライトを消灯状態にする消灯指令信号(例えば、Loレベル信号)をランプ制御部60に対して出力する。
ランプ制御部60は、車両のライトを構成するランプや発光ダイオード(LED)及びそれらを駆動するトランジスタ等の駆動部である。ランプ制御部60は、AND回路27の出力信号が点灯指令信号の場合にトランジスタ等を駆動することによって車両のライトを点灯状態にし、AND回路27の出力信号が消灯指令信号の場合にトランジスタ等を駆動することによって車両のライトを消灯状態にする。
したがって、図1に示される本発明に係るオートライト制御装置の第1の実施形態(瞬灯防止制御装置)によれば、検出照度が消灯照度に相当するとして、車両のライトの消灯が必要であると判定された場合には(昼間と判定された場合には)、ライトは消灯状態になる。そして、検出照度が点灯照度に相当するとして、車両のライトの点灯が必要であると判定されたとしても(薄暮と判定されたとしても)、すぐにライトは点灯状態にならず、薄暮が判定されてから計測が開始される車両の走行距離が所定の走行距離に到達する前に車両のライトの消灯が必要であると判定された場合には(昼間と判定された場合には)、ライトは点灯状態にならないまま消灯状態が維持される。そして、薄暮と判定されたまま車両の走行距離が所定の走行距離に到達した場合に、消灯状態のライトが点灯状態に切り替えられる。
すなわち、図1に示される本発明に係るオートライト制御装置の第1の実施形態(瞬灯防止制御装置)によれば、車両のライトを点灯させるほど暗い箇所と車両のライトを照灯させるほど明るい箇所が交互に連続するような場所で車両のライトが誤点灯するのを防止することができる。
また、図1に示される本発明に係るオートライト制御装置の第1の実施形態(瞬灯防止制御装置)によれば、車両のライトの消灯が必要であると判定された場合には(昼間と判定された場合には)、薄暮が判定されてから計測が開始される車両の走行距離の累積値がリセットされるので、その後に車両のライトの点灯が必要であると再度判定されたとしても(薄暮と判定されたとしても)、すぐに点灯状態にならずに少なくとも所定の走行距離分だけは必ず消灯状態を確保することができるようになる。
図5は、本発明に係るオートライト制御装置の実施形態において、車両のライトの点灯/消灯状態を説明するための図である。図5は、車両が明るい箇所と暗い箇所が交互に連続するような場所を図上において右方向へ走行する場面を示している。明るい箇所と暗い箇所が交互に連続する場合、明るい箇所から暗い箇所に切り替わる地点P1から車速信号のパルスのカウントが始まるが、そのカウントされた累積値が車両のライトの点灯を遅延させるための所定値に到達しないまま明るくなった場合には(地点P2)そのカウントされた累積値はリセットされる。
そして、明るい箇所から暗い箇所に切り替わる地点P3から車速信号のパルスのカウントが再度始まるが、地点P2においてカウントされた累積値はリセットされているため、車速信号のパルスのカウントは零からやり直される。地点P4においても、地点P2の場合と同様であれば、そのカウントされた累積値はリセットされる。
さらに、明るい箇所から暗い箇所に切り替わる地点P5から車速信号のパルスのカウントが再度始まるが、そのカウントされた累積値が車両のライトの点灯を遅延させるための所定値に到達した場合には(地点P6)、消灯状態の車両のライトは点灯状態になる。その後、暗い箇所から明るい箇所に切り替わる地点P7に到達した場合には、カウントされた累積値はリセットされ、車両のライトは消灯状態になる。すなわち、建物や木などの影と影の間が空いている場所、複数の高架が連続して交差するその高架下の道路、木漏れ日が差し込む場所などの地点P1〜P5のような場所では車両のライトの誤点灯を防ぐことができ、トンネル等の暗い状態のまま長く走行するような場所(地点P5〜P7)では車両のライトを点灯させることができ、明るくなり始める地点P7を超えれば車両のライトを消灯させることができる。
図3は、本発明に係るオートライト制御装置の第2の実施形態を示した図である。本第2の実施形態のオートライト制御装置は、車両の後端部に設置されたテールライト(後照灯)と前端部に設置されたヘッドライト(前照灯)の点灯/消灯を制御する。第2の実施形態のオートライト制御装置は、車両の周囲が薄暗くなることによって、テールライトの点灯を要するテールライト点灯照度が検出された場合にテールライトを自動点灯させ、車両の周囲がさらに暗くなることによって、ヘッドライトの点灯を要するヘッドライト点灯照度が検出された場合にヘッドライトも自動点灯させる、オートライト機能を備える。なお、図3に示される第2の実施形態において図1,2に示した上述の第1の実施形態と同一の符号のものについては、第1の実施形態と同様の構成・機能を有すればよいので、説明を省略または簡略する。
薄暮判定部24は、光センサ5の出力信号に基づいて、検出された照度が、車両のテールライトの点灯を要する点灯照度に相当するのか、車両のテールライトの消灯を要する消灯照度に相当するのか、を判定する。検出された照度が点灯照度に相当すると薄暮判定部24によって判定されれば、車両周囲の状態が車両のテールライトの点灯を要する「薄暮」の状態であるとみなすことができ、検出された照度が消灯照度に相当すると薄暮判定部24によって判定されれば、車両周囲の状態が「薄暮」より明るくて車両のテールライトの消灯を要する「昼間」の状態であるとみなすことができる。薄暮判定部24は、その判定結果をAND回路27及び点灯調整部70に出力する。
例えば、車両のテールライトの点灯を要する点灯照度を判定するためのテールライト点灯照度閾値と車両のテールライトの消灯を要する消灯照度を判定するためのテールライト消灯照度閾値が設けられる。薄暮判定部24は、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト消灯照度閾値以上の場合には、検出照度が消灯照度に相当することを示す昼間信号(例えば、Loレベル信号)をAND回路27及び点灯調整部70に出力し、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト点灯照度閾値以下の場合には、検出照度が点灯照度に相当することを示す薄暮信号(例えば、Hiレベル信号)をAND回路27及び点灯調整部70に出力する。なお、『テールライト消灯照度閾値=テールライト点灯照度閾値』のように設定してもよいが、出力のハンチング防止のため『テールライト消灯照度閾値>テールライト点灯照度閾値』のようにヒステリシスを設定することが望ましい。
夜間判定部23は、光センサ5の出力信号に基づいて、検出された照度が、車両のヘッドライトの点灯を要する点灯照度に相当するのか、車両のヘッドライトの消灯を要する消灯照度に相当するのか、を判定する。検出された照度が点灯照度に相当すると夜間判定部23によって判定されれば、車両周囲の状態が車両のヘッドライトの点灯を要する「夜間」の状態であるとみなすことができ、検出された照度が消灯照度に相当すると夜間判定部23によって判定されれば、車両周囲の状態が「夜間」より明るくて車両のヘッドライトの消灯を要する「薄暮」の状態であるとみなすことができる。夜間判定部23は、その判定結果をAND回路28に出力する。
例えば、車両のヘッドライトの点灯を要する点灯照度を判定するためのヘッドライト点灯照度閾値と車両のヘッドライトの消灯を要する消灯照度を判定するためのヘッドライト消灯照度閾値が設けられる。夜間判定部23は、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がヘッドライト消灯照度閾値以上の場合には、検出照度が消灯照度に相当することを示す薄暮信号(例えば、Loレベル信号)をAND回路28に出力し、光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がヘッドライト点灯照度閾値以下の場合には、検出照度が点灯照度に相当することを示す夜間信号(例えば、Hiレベル信号)をAND回路28に出力する。なお、『ヘッドライト消灯照度閾値=ヘッドライト点灯照度閾値』のように設定してもよいが、出力のハンチング防止のため『ヘッドライト消灯照度閾値>ヘッドライト点灯照度閾値』のようにヒステリシスを設定することが望ましい。
また、『テールライト消灯照度閾値>ヘッドライト消灯照度閾値』、『テールライト点灯照度閾値>ヘッドライト点灯照度閾値』のように設定することが望ましい。
AND回路27は、薄暮判定部24の出力信号が薄暮信号(例えば、Hiレベル信号)であり且つ点灯調整部70の出力信号が点灯許可信号(例えば、Hiレベル信号)である場合のみに、車両のテールライトを点灯状態にする点灯指令信号(例えば、Hiレベル信号)をランプ制御部61に対して出力する。一方、AND回路27は、薄暮判定部24による昼間信号(例えば、Loレベル信号)か点灯調整部70による点灯不許可信号(例えば、Loレベル信号)のいずれか一つでも検出した場合には、車両のテールライトを消灯状態にする消灯指令信号(例えば、Loレベル信号)をランプ制御部61に対して出力する。
AND回路28は、夜間判定部23の出力信号が夜間信号(例えば、Hiレベル信号)であり且つ点灯調整部70の出力信号が点灯許可信号(例えば、Hiレベル信号)である場合のみに、車両のヘッドライトを点灯状態にする点灯指令信号(例えば、Hiレベル信号)をランプ制御部62に対して出力する。一方、AND回路28は、夜間判定部23による薄暮信号(例えば、Loレベル信号)か点灯調整部70による点灯不許可信号(例えば、Loレベル信号)のいずれか一つでも検出した場合には、車両のヘッドライトを消灯状態にする消灯指令信号(例えば、Loレベル信号)をランプ制御部62に対して出力する。
ランプ制御部61(62)は、車両のテールライト(ヘッドライト)を構成するランプや発光ダイオード(LED)及びそれらを駆動するトランジスタ等の駆動部である。ランプ制御部61(62)は、AND回路27(AND回路28)の出力信号が点灯指令信号の場合にトランジスタ等を駆動することによって車両のテールライト(ヘッドライト)を点灯状態にし、AND回路27(AND回路28)の出力信号が消灯指令信号の場合にトランジスタ等を駆動することによって車両のテールライト(ヘッドライト)を消灯状態にする。
したがって、図3に示される本発明に係るオートライト制御装置の第2の実施形態よれば、車両の周囲が薄暗くなることによって、テールライトの点灯を要するテールライト点灯照度が検出された場合にテールライトを自動点灯させ、車両の周囲がさらに暗くなることによって、ヘッドライトの点灯を要するヘッドライト点灯照度が検出された場合にヘッドライトも自動点灯させる、オートライト機能を備えていても、検出照度が消灯照度に相当するとして、車両のテールライト(ヘッドライト)の消灯が必要であると判定された場合には(昼間と判定された場合には)、テールライト(ヘッドライト)は消灯状態になる。そして、検出照度が点灯照度に相当するとして、車両のテールライト(ヘッドライト)の点灯が必要であると判定されたとしても(薄暮(夜間)と判定されたとしても)、すぐにテールライト(ヘッドライト)は点灯状態にならず、薄暮(夜間)が判定されてから計測が開始される車両の走行距離が所定の走行距離に到達する前に車両のテールライト(ヘッドライト)の消灯が必要であると判定された場合には(昼間(薄暮)と判定された場合には)、テールライト(ヘッドライト)は点灯状態にならないまま消灯状態が維持される。そして、薄暮(夜間)と判定されたまま車両の走行距離が所定の走行距離に到達した場合に、消灯状態のテールライト(ヘッドライト)が点灯状態に切り替えられる。
すなわち、上述の第1の実施形態と同様に、図3に示される本発明に係るオートライト制御装置の第2の実施形態よれば、車両のライトを点灯させるほど暗い箇所と車両のライトを照灯させるほど明るい箇所が交互に連続するような場所で車両のライトが誤点灯するのを防止することができる。また、車両のテールライト(ヘッドライト)の消灯が必要であると判定された場合には、消灯が必要であると判定されてから計測が開始される車両の走行距離の累積値がリセットされるので、その後に車両のテールライト(ヘッドライト)の点灯が必要であると再度判定されたとしても、すぐに点灯状態にならずに少なくとも所定の走行距離分だけは必ず消灯状態を確保することができるようになる。
図4は、本発明に係るオートライト制御装置の第3の実施形態を示した図である。本第3の実施形態のオートライト制御装置は、車両の後端部に設置されたテールライト(後照灯)12と前端部に設置されたヘッドライト(前照灯)11の点灯/消灯を制御し、第2の実施形態と同様のオートライト機能を備える。なお、図4に示される第3の実施形態において図1,2,3に示した上述の第1及び第2の実施形態と同一の符号については、第1及び第2の実施形態と同様の構成・機能を有すればよいので、説明を省略または簡略する。
図4において、オートライトスイッチ13が「OFF」に選択されている場合には、ヘッドランプ11やテールランプ12は点灯しない。オートライトスイッチ13が「TAIL」に選択されている場合には、テールリレー10が接地されることにより作動し、バッテリ1からの電力供給を受けてテールライト12が点灯する。オートライトスイッチ13が「HEAD」に選択されている場合には、テールリレー10及びヘッドライトリレー9が接地されることにより作動し、バッテリ1からの電力供給を受けてテールライト12及びヘッドライト11が点灯する。オートライトスイッチ13が「AUTO」に選択されている場合には、テールリレー10及びヘッドライトリレー9の接地は解除されるとともに、瞬灯防止制御装置4(内蔵のトランジスタ)とコントローラ7が接地される。これによって、瞬灯防止制御装置4とコントローラ7の作動の準備が完了し、オートライト機能と瞬灯防止機能の作動が許可される。
図4において、車室内のフロントウィンドシールド周辺部にはフロント光センサ5が設置され、車室内のリヤウィンドシールド周辺部にはリヤ光センサ6が設置される。中央演算処理装置を含むマイコンあるいは論理回路の組み合わせなどから構成されるコントローラ7は、上述の第2の実施形態の夜間判定部23及び薄暮判定部24を備える。
瞬灯防止制御回路4が作動するのは、電源リレー8が作動したときである(図示の状態)。この状態において、車両のエンジンを始動させるイグニッションスイッチ2を介して、バッテリ1から電力が瞬灯防止制御回路4の電源回路25に供給される。電源リレー8が作動するまでは、イグニッションスイッチ2及び電源リレー8を介して、バッテリ1から電力供給を受けることによって、コントローラ7が動作する。
コントローラ7の薄暮判定部は、フロント光センサ5の出力信号に基づいて、検出された照度が、テールライト12の点灯を要する点灯照度に相当するのか、テールライト12の消灯を要する消灯照度に相当するのか、を判定する。コントローラ7の薄暮判定部は、検出照度がテールライト12の点灯照度に相当すると判定すれば、トランジスタ32をONさせることによってテールリレー10を接地することにより作動させ、テールライト12を点灯させ、検出照度がテールライト12の消灯照度に相当すると判定すれば、トランジスタ32をOFFさせることによってテールリレー10を非作動にして、テールライト12を消灯させる。一方、コントローラ7の夜間判定部は、フロント光センサ5の出力信号に基づいて、検出された照度が、ヘッドライト11の点灯を要する点灯照度に相当するのか、ヘッドライト11の消灯を要する消灯照度に相当するのか、を判定する。コントローラ7の夜間判定部は、検出照度がヘッドライト11の点灯照度に相当すると判定すれば、トランジスタ33をONさせることによってヘッドライトリレー9を接地することにより作動させ、ヘッドライト11を点灯させ、検出照度がヘッドライト11の消灯照度に相当すると判定すれば、トランジスタ32をOFFさせることによってヘッドライトリレー9を非作動にして、ヘッドライト11を消灯させる。
続いて、コントローラ7によってヘッドライト11やテールライト12の点灯/消灯が不能となる、すなわち電源リレー8が作動するまでの流れについて説明する。リヤ光センサ6からのパルス信号が昼間判定部20に入力される。リヤ光センサ6は、検出された照度に応じた信号を出力する。リヤ光センサ6は、例えば、検出された照度に応じて出力信号の周波数を変化させる集積回路を備え、明るくなるにつれて出力するパルス信号の周波数を高くする。
昼間判定部20は、リヤ光センサ6の出力信号に基づいて、車両周囲の状態が車両のライトの点灯を要する「薄暮」の状態であるのか、車両周囲の状態が「薄暮」より明るくて車両のライトの消灯を要する「昼間」の状態であるのか、を判定する。昼間判定部20は、AND演算を行うAND回路26にその判定結果を出力する。
例えば、「薄暮」の状態と判定するための薄暮判定閾値と「昼間」の状態と判定するための昼間判定閾値が設けられる。昼間判定部20は、リヤ光センサ6の出力信号の周波数(または、電圧値)が昼間判定閾値以上の場合には、「昼間」の状態であることを示す昼間信号(例えば、Hiレベル信号電圧)を出力し、リヤ光センサ6の出力信号の周波数(または、電圧値)が薄暮判定閾値以下の場合には、「薄暮」の状態であることを示す薄暮信号(例えば、Loレベル信号電圧)を出力する。なお、『昼間判定閾値=薄暮判定閾値』のように設定してもよいが、出力のハンチング防止のため『昼間判定閾値>薄暮判定閾値』のようにヒステリシスを設定することが望ましい。AND回路26には、昼間判定部20の出力電圧のほかに、車速センサ14が出力する車速信号のパルスに基づく信号が入力される。
車速センサ14の車速信号はF/V変換器15に入力される。F/V変換器15は、入力される信号の周波数に応じた電圧を出力する回路である。F/V変換器15の出力電圧は、コンパレータ16に入力される。コンパレータ16は、車両が一定速度以上の速さで走行していることを判定するための所定の閾値電圧を有し、F/V変換器15の出力電圧がその所定の閾値電圧以上になるとHi電圧を出力し、その所定の閾値電圧より小さくなるとLo電圧を出力する。なお、その所定の閾値電圧を設ける場合、出力のハンチング防止のため、ヒステリシスを設定することが望ましい。
AND回路26は、昼間判定部20の出力電圧とコンパレータ16の出力電圧が共にHi電圧の場合のみに、Hi電圧を出力する。AND回路26の出力電圧に応じてトランジスタ31はオン/オフ駆動し、AND回路26の出力電圧がHi電圧の場合にトランジスタ31はONし(この際、イグニッションスイッチ2がONであることが必要)、AND回路26の出力電圧がLo電圧の場合にトランジスタ31はOFFする。
このようにトランジスタ31がオンすることによって、電源リレー8は作動する。電源リレー8の作動によって、瞬灯防止制御回路4の定電圧電源回路25に電源が供給され、定電圧電源回路25を介して薄暮判定回路22,24及び夜間判定回路21,23に電源が供給される。その結果、瞬灯防止制御回路4の機能が働く。
薄暮判定回路22には、テールライト12の点灯を要する点灯照度を判定するためのテールライト点灯照度閾値とテールライト12の消灯を要する消灯照度を判定するためのテールライト消灯照度閾値が設けられる。薄暮判定回路22は、リヤ光センサ6の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト消灯照度閾値以上の場合にはLo電圧をAND回路27に出力し、リヤ光センサ6の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト点灯照度閾値以下の場合にはHi電圧をAND回路27に出力する。同様に、薄暮判定回路24にも、テールライト12の点灯を要する点灯照度を判定するためのテールライト点灯照度閾値とテールライト12の消灯を要する消灯照度を判定するためのテールライト消灯照度閾値が設けられる。薄暮判定回路24は、フロント光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト消灯照度閾値以上の場合にはLo電圧をAND回路27に出力し、フロント光センサ5の出力信号の周波数(または、電圧値)がテールライト点灯照度閾値以下の場合にはHi電圧をAND回路27に出力する。このように薄暮判定回路22,24のそれぞれの出力電圧は、AND回路27に入力される。AND回路27には、薄暮判定回路22、24の出力電圧のほかに、カウンタ回路17の出力電圧が入力される。
カウンタ回路17は、車速センサ14が出力する車速信号のパルスをカウントする。カウンタ回路17のセット端子には、薄暮判定回路24の出力電圧が入力されるコンパレータ19の出力端子が接続される。カウンタ回路17のリセット端子には、コンパレータ19の出力電圧が入力されるNOT回路18の出力端子が接続される。
コンパレータ19は薄暮判定回路24の出力電圧がLo電圧からHi電圧に切り替わると、Hi電圧をカウンタ回路17のセット信号として出力する。コンパレータ19は薄暮判定回路24の出力電圧がHi電圧からLo電圧に切り替わると、Lo電圧出力し、NOT回路18によって反転して、カウンタ回路17にリセットをかける。リセットがかけられるとカウントは中断される。カウンタ回路17は、車速信号のパルスをカウントし、所定のパルス数がカウントされた場合にHi電圧をAND回路27に出力する。
AND回路27は、すべての入力がHi電圧の場合にHi電圧を出力し、トランジスタ30を駆動させる。トランジスタ30が駆動することによって、テールリレー10が接地されることにより作動し、バッテリ1からの電力供給を受けてテールライト12が点灯する。つまり、薄暮判定回路22,24からHi電圧がAND回路27に出力されても、カウンタ回路17からのHi電圧の出力がなければ、AND回路27からはトランジスタ30を駆動させるHi電圧は出力されない。したがって、テールリレー10も作動せず、テールライト12も点灯しない。
同様に、夜間判定回路21,23には、ヘッドライト11の点灯を要する点灯照度を判定するためのヘッドライト点灯照度閾値とヘッドライト11の消灯を要する消灯照度を判定するためのヘッドライト消灯照度閾値が設けられる。夜間判定回路21,23は、リヤ光センサ6(フロント光センサ5)の出力信号の周波数(または、電圧値)がヘッドライト消灯照度閾値以上の場合にはLo電圧をAND回路28に出力し、リヤ光センサ6(フロント光センサ5)の出力信号の周波数(または、電圧値)がヘッドライト点灯照度閾値以下の場合にはHi電圧をAND回路28に出力する。
したがって、AND回路28は、すべての入力がHi電圧の場合にHi電圧を出力し、トランジスタ29を駆動させる。トランジスタ29が駆動することによって、ヘッドライトリレー9が接地されることにより作動し、バッテリ1からの電力供給を受けてヘッドライト11が点灯する。つまり、夜間判定回路21,23からHi電圧がAND回路28に出力されても、カウンタ回路17からのHi電圧の出力がなければ、AND回路28からはトランジスタ29を駆動させるHi電圧は出力されない。したがって、ヘッドライトリレー9も作動せず、ヘッドライト11も点灯しない。
したがって、図4に示される本発明に係るオートライト制御装置の第3の実施形態よれば、車両フロント側に設置されたフロント光センサ5とその位置から所定距離離れた車両リヤ側に設置されたリヤ光センサ6の2つのセンサを用いることで車両周囲の照度の変化をより確実に検出することができ、上述の第1及び第2の実施形態と同様に、車両のライトを点灯させるほど暗い箇所と車両のライトを照灯させるほど明るい箇所が交互に連続するような場所で車両のライトが誤点灯するのを防止することができる。また、車両のテールライト(ヘッドライト)の消灯が必要であると判定された場合には、消灯が必要であると判定されてから計測が開始される車両の走行距離の累積値がリセットされるので、その後に車両のテールライト(ヘッドライト)の点灯が必要であると再度判定されたとしても、すぐに点灯状態にならずに少なくとも所定の走行距離分だけは必ず消灯状態を確保することができるようになる。
以上、本発明の好ましい実施例について詳説したが、本発明は、上述した実施例に制限されることはなく、本発明の範囲を逸脱することなく、上述した実施例に種々の変形及び置換を加えることができる。
例えば、上述の実施例における車両のライトは、ヘッドライトやテールライトなどの車両の外部を照らすためのライトであったが、車室内を照らすためのライトでもよく、いわゆるルームライトや車室内を照らして彩るイルミネーションライトでもよい。
本発明に係るオートライト制御装置の第1の実施形態を示した図である。 点灯調整部70の一具体例を説明するための図である。 本発明に係るオートライト制御装置の第2の実施形態を示した図である。 本発明に係るオートライト制御装置の第3の実施形態を示した図である。 本発明に係るオートライト制御装置の実施形態において、車両のライトの点灯/消灯状態を説明するための図である。 従来技術のオートライト制御装置のライトの点灯/消灯状態を説明するための図である。
符号の説明
1 バッテリ
2 イグニッションスイッチ
3 車速信号
4 瞬灯防止制御装置
5 光センサ(フロント光センサ)
6 リヤ光センサ
7 コントローラ
8 電源リレー
9 ヘッドライトリレー
10 テールリレー
11 ヘッドライト
12 テールライト
13 オートライトスイッチ(ライトコントロールスイッチ)
14 車速センサ
15 F/V変換器
16,19 コンパレータ
17 カウンタ回路
18 NOT回路
20 昼間回路
21,23 夜間判定回路
22,24 薄暮判定回路
25 電源回路
26,27,28 AND回路
29,30,31,32,33 トランジスタ
40 ホールド回路
50 薄暮判定部
60 ランプ制御部
70 点灯調整部

Claims (6)

  1. 車両周囲の照度を検出する照度検出手段と、
    前記照度検出手段によって車両のライトの点灯を要する点灯照度が検出された時からの車両の走行距離を計測する計測手段と、
    前記計測手段によって所定の走行距離が計測されるまでに前記照度検出手段によって車両のライトの消灯を要する消灯照度が検出された場合、前記ライトを消灯状態にする消灯制御手段と、
    前記計測手段によって前記所定の走行距離が計測されるまでに前記照度検出手段によって前記消灯照度が検出されないまま前記点灯照度の検出が継続している場合、前記ライトを点灯状態にする点灯制御手段と、を備えることを特徴とする、オートライト制御装置。
  2. 前記照度検出手段によって前記消灯照度が検出された場合、前記計測手段によって計測された走行距離の累積値は減算され、
    前記計測手段は、前記点灯照度が検出された時からの車両の走行距離の計測をその減算後の累積値から開始する、請求項1記載のオートライト制御装置。
  3. 前記減算後の値は、零である、請求項2記載のオートライト制御装置。
  4. 前記車両の車輪の回転数に対し所定数のパルスから構成されるパルス信号を出力するパルス信号出力手段を備え、
    前記計測手段は、前記パルス信号出力手段から出力されるパルス信号のパルスをカウントすることによって前記車両の走行距離を計測する、請求項1から3のいずれかに記載のオートライト制御装置。
  5. 前記ライトは、前記車両の外部を照らすためのライトである、請求項1から4のいずれかに記載のオートライト制御装置。
  6. 前記ライトは、前記車両のヘッドライトである、請求項1から4のいずれかに記載のオートライト制御装置。
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CN107084351A (zh) * 2016-02-15 2017-08-22 马自达汽车株式会社 车辆用照明控制装置

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