JP2007307713A - 円弧筒状部を有する成形品の成形型、及び該成形品を成形型から抜取る方法 - Google Patents

円弧筒状部を有する成形品の成形型、及び該成形品を成形型から抜取る方法 Download PDF

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Abstract

【課題】円弧筒状部を有する成形品の抜取りが容易な成形型、及び該成形型から成形品を抜取る方法の提供。
【解決手段】互いに接近・離間する固定型M1 及び可動型M2 と、断面視で円弧面中心線CL0 を共通とする内外周の各円弧面32,33を有して全体が円弧状にわん曲され、当該各型M1,M2 が閉じた状態において各型M1,M2 の成形面で形成される空間部に配置されるコア型M0 とを備えた円弧筒状部を有する成形品の成形型であって、前記コア型M0 が一体に形成されていて、各型M1,M2 のいずれか一方に対してスライド可能に支持されたスライド体Sと、前記コア型M0 の内外周の各円弧面32,33の中心線CL0 を回動中心として回動可能なように前記スライド体Sに装着され、成形品P1 の円弧筒状部の周方向に沿った一端部に係止・回動させて、前記コア型M0 から成形品P1 の円弧筒状部を抜き取るための成形品抜取り体Dとを備えた構成とする。
【選択図】 図5

Description

本発明は、円弧筒状部を有する成形品の抜取りが容易な成形型、及び該成形品を成形型から抜取る方法に関するものである。
円弧筒状の成形品を射出成形型で成形するには、開閉可能な一対の成形型の間に、全体形状が円弧状にわん曲されて、成形品の内周面形状を成形するためのコア型を配置する必要がある。一対の成形型の空間部に、円弧状にわん曲されたコア型が配置されることにより、一対の成形型の空間部の内周成形面と円弧状のコア型の外周成形面とで形成される円弧筒状の空間部がキャビティ空間であって、該キャビティ空間にゲート、ランナー等を介して溶融樹脂が射出充填される。溶融樹脂が所定温度まで冷却した後に、一対の成形型を開いて円弧筒状の射出成形品と円弧状のコア型とを相対的に周方向に沿って移動させることにより、円弧状にわん曲されたコア型に対して射出成形品を相対的に抜き取る必要がある。
上記成形型を構成するコア型としては、該コア型から成形品を相対的に抜取り可能にするために、複数に分割した構成のものが知られている(特許文献1)。コア型を複数に分割した各コア型分割体は、複雑なラック・ピニオン機構を利用して曲線移動させて、成形品内部から抜き去っている。このように、ラック・ピニオン機構を利用しているために、成形型の構成が複雑になるのに加えて、コア型分割体を曲線移動させる際の曲率半径を余り小さくできないために、半径の小さな円弧中空部を有する成形品の成形は困難であった。また、ラック・ピニオン機構を利用してコア型分割体を成形品の内部において曲線移動させているために、成形品からコア型分割体をスムーズに抜き去れないことも多々発生するという問題もあった。
特開平7−9501号公報
本発明は、コア型を分割しないで、円弧筒状部を有する成形品の抜取りが容易な成形型、及び該成形型から成形品を抜取る方法の提供を課題としている。
上記課題を解決するための請求項1の発明は、互いに接近・離間する固定型及び可動型と、断面視で円弧面中心線を共通とする内外周の各円弧面を有して全体が円弧状にわん曲され、当該各型が閉じた状態において各型の成形面で形成される空間部に配置されるコア型とを備え、前記各型が閉じた状態において、当該各型の各成形面と前記コア型の外周面とで円弧筒状のキャビティ空間が形成される円弧筒状部を有する成形品の成形型であって、前記コア型が一体に形成されていて、各型のいずれか一方に対してスライド可能に支持されたスライド体と、前記コア型の内外周の各円弧面の中心線を回動中心として回動可能なように前記スライド体に装着され、成形品の円弧筒状部の周方向に沿った一端部に係止・回動させて、前記コア型から成形品の円弧筒状部を抜き取るための成形品抜取り体とを備えていることを特徴としている。
請求項1の発明によれば、成形品の射出成形後において、固定型と可動型とを最大に離間させると共に、各型のいずれか一方に支持されたスライド体を、当該型から最大に離間させる。この状態で、コア型の内外周の各円弧面の中心線を中心にして、成形品の周方向の一端部に係止している成形品抜取り体を回動させると、成形品は、コア型の内外周の各円弧面の中心線を中心にして回動されるため、コア型と成形品の円弧筒状部とが干渉することなく、コア型から前記円弧筒状部が確実に抜き取られる。
また、請求項2の発明は、請求項1の発明において、前記コア型の横断面は、成形品の抜取り方向に沿って僅かに相似小形となるように変化することにより、当該コア型には、周方向に沿って抜き勾配が形成されていることを特徴としている。
請求項2の発明によれば、円弧状にわん曲されたコア型には、成形品の取外し方向(周方向)に沿って「抜き勾配」が形成されているために、コア型から成形品の円弧筒状部を抜取る際に、取外し当初において大きな抜取り力が必要であるが、一旦抜き取られた後においては、前記「抜き勾配」により、小さな取外し力によりコア型から成形品をスムーズに抜き取ることができる。
また、請求項3の発明は、請求項1又は2の発明において、前記成形品抜取り体は門型に形成されて、両端部の各脚体部は、左右に分割配置されてそれぞれ油圧モータを備えた一対のスライド体分割体に回動可能に支持され、前記成形品抜取り体の各脚体部を連結する連結体部に、成形品の円弧筒状部の周方向の一端部に係止させる係止体が形成され、前記各油圧モータの回動により成形品抜取り体を回動させて、前記コア型から成形品の円弧筒状部を抜き取ることを特徴としている。
請求項3の発明によれば、スライド体を構成していて、左右に分割配置された一対のスライド体分割体にそれぞれ油圧モータが装着されているため、門型の成形品抜取り体は、左右の各脚体部から同等のトルク(回転力)を受けて、コア型の内外周の各円弧面の中心線を中心にして回動する。このため、成形品抜取り体は、左右に捩じられることなく、回動中心線に対して垂直な面内において回動可能になるため、成形品の円弧筒状部をコア型からスムーズに抜き取ることができる。
また、請求項4の発明は、請求項1ないし3のいずれかの発明において、前記スライド体は固定型に支持されて、可動型とスライド体とは、長孔を有するリンクで連結され、前記固定型に対して前記可動型が所定長だけ移動すると、前記リンクの長孔の一端部とスライド体に設けた係止ピンとの係止により、スライド体が可動型と一体となって移動して、固定型に対してスライド体が離間される構成であることを特徴としている。
請求項4の発明によれば、固定型に対して可動型が所定長だけ離間すると、リンクの長孔の一端部とスライド体に設けた係止ピンとが係止して、スライド体と可動型とは一体となって移動して、離間した一対の成形型(固定型と可動型)の間にスライド体が両型に対して離間して配置される。一方、固定型に対して可動型を接近移動させた場合には、移動途中の可動型が、停止しているスライド体に当接し、以降は、可動型とスライド体とが一体となって固定型に近接する。また、固定型に対して可動型がセットされた状態では、固定型と可動型の各成形面で形成される空間部にコア型が空間配置されて、成形可能な状態となる。このため、固定型に対してスライド体を接近・離間させるための駆動源が不要となる。
また、請求項5の発明は、請求項3に記載の成形型により成形された成形品をコア型から抜き取る方法であって、成形品の射出成形後において固定型に対して可動型を最大に離間させて、可動型からスライド体を離間させる工程と、可動型及び固定型の双方に対して離間された各スライド体分割体に回動可能に装着した成形品抜取り体を、左右の各油圧モータにより回動させる工程とを備えていることを特徴としている。
請求項5の発明は、請求項3の発明を「方法の発明」として把握したものであって、実質的には請求項2の発明と同一である。
本発明は、一対の成形型と、離型時において各成形型の間に離間配置されるコア型とを備えた成形型において、前記コア型が支持されていて、一対の成形型のいずれか一方に対してスライド可能に支持されたスライド体と、当該スライド体に設けられたコア型から成形品の円弧筒状部を抜き取るための成形品抜取り体とを備え、前記成形品抜取り体は、成形品の円弧筒状部の周方向の一端部に係止可能であって、しかも成形品の前記円弧筒状部の内外周の各円弧面の中心線を中心にして回動可能なようにスライド体に支持されている。このため、一対の成形型を離型させて、一方の成形型からスライド体を離間させた状態で、コア型の内外周の各円弧面の中心線を中心にして、成形品の周方向の一端部に係止している成形品抜取り体を回動させると、成形品は、コア型の内外周の各円弧面の中心線を中心にして回動されるため、コア型と成形品の円弧筒状部とが干渉することなく、コア型から前記円弧筒状部が確実に抜き取られる。
以下、最良の実施例を挙げて、本発明を更に詳細に説明する。最初に、図1ないし図5を参照して、本発明に係る成形型について説明する。図1は、成形型Mを構成する固定型M1 と可動型M2 とを閉じた状態の断面図であり、図2は、離型状態の成形型Mの断面図であり、図3は、固定型M1 の斜視図であり、図4は、スライド体Sが離間した状態の固定型M1 の斜視図であり、図5は、成形品抜取り体Dを回動させてコア型M0 から成形品P1 の円弧筒状部3を抜き取った状態の斜視図であり、図6(イ)は、成形品抜取り体Dの脚体部51と油圧モータ42の駆動軸46との連結部の断面図であり、同(ロ)は、同(イ)のX−X線断面図である。成形型Mは、互いに接近・離間する固定型M1 と可動型M2 と、当該各型M1,M2 が閉じた状態において、各型M1,M2 の成形面12,62で形成される空間部に中空配置されるコア型M0 とから成る。
次に、成形型Mを構成する固定型M1 及び可動型M2 、並びにコア型M0 を説明する前に、図7を参照にして、当該コア型M0 を使用して成形する成形品(製品)P1 の形状について簡単に説明する。図7(イ)は、成形品P1 の開口側から見た斜視図であり、同(ロ)は、同(イ)のY−Y線断面図である。成形品P1 は、略中空円盤体を直径部分で二分割した構成であって、開口1の全周縁に外側に向けてフランジ部2が形成され、内部に円弧筒状部3の内周側を形成する内周壁部4が両側壁部5に対して一体に形成された構成である。円弧筒状部3は、内周壁部4と、外周壁部6と、内周及び外周の各壁部4,6を一体に連結する左右一対の側壁部5とで形成されて、内周及び外周の各壁部4,6の各内周面4a,6aは、円弧面中心線CL0 を共通とする円弧面状に形成され、中心角は(θ1)となっている。よって、成形品P1 の開口1には、円弧筒状部3の開口7が重複して形成される。成形品P1 の円弧筒状部3の横断面形状は、各コーナー部がアール面取りされた略方形状をなしていて、射出成形後において、コア型M0 から成形品P1 の円弧筒状部3を抜取り易くするために、円弧筒状部3の横断面形状は、開口7に向けて僅かではあるが徐々に小さくなるような略相似形状をなしている。即ち、成形品P1 の円弧筒状部3には、周方向に沿って「抜き勾配」が設けられている。また、成形品P1 の開口1の全周縁部に外側に向けて形成されたフランジ部2のうち、円弧筒状部3の開口7と反対側の部分は、他の部分よりも突出長が長くなっていて、後述の成形品抜取り体Dの係止体53に係止される被係止部2aとなっている。円弧筒状部3を構成する内周壁部4における開口7と反対側の端部は、成形品P1 の開口1側に向けて大きくわん曲されている。
また、成形型Mを構成する固定型M1 の背面側には、当該固定型M1 に対してスライド体Sをスライド可能にするためのスライド案内体Aが一体に設けられている。固定型M1 の型本体部11には、外周面が成形面12となった型突部13が突設され、射出成形時において、当該型突部13の前方、上方、及び下方には、コア型M0 が配置されると共に、前記型本体部11の両側には、スライド体Sを構成するスライド体分割体41がそれぞれ配置される(図1ないし図4参照)。固定型M1 の背面側には、上板部14及び下板部15が平行に延設されて、上下の各板部14,15の後端部は、連結板部16で連結され、上下の各板部14,15の間に、案内ロッド17に案内されて前後動する可動板18が配置されている。案内ロッド17は、固定型M1 と連結板部16との間に水平となって固定配置されている。スライド体Sを構成する左右一対のスライド体分割体41の上下の各部分と、コア型M0 に一体に設けられた連結体部31とは、それぞれ固定型M1 を貫通する連結ロッド19を介して前記可動板18に連結されている。よって、スライド体Sは、固定型M1 に対して接近・離間し得るようになっている。
また、スライド体Sは、コア型M0 と一体となって前進・後退し、固定型M1 に対して接近・離間して、固定型M1 及び可動型M2 が閉じた場合には、固定型M1 の成形面12と可動型M2 の成形面62で形成される空間部にコア型M0 を空間配置可能にすると共に、両型M1 ,M2 が離型された場合には、離型された両型M1 ,M2 の間にコア型M0 をいずれの型M1 ,M2 に対しても離間配置可能にして、コア型M0 から成形品P1 を抜取り可能にするための部材である。コア型M0 の上端部には、連結体部31が一体に設けられていて、当該連結体部31と前記可動板18とは連結ロッド19で連結されている。このように、コア型M0 と、スライド体Sを構成するスライド体分割体41とは、いずれも連結ロッド19を介して可動板18に連結されているために、可動板18の移動により、固定型M1 に対して一体となって前進・後退する。
また、コア型M0 は、円弧筒状部3を有していて、全体が中空構造の成形品P1 の中空部を成形するための型であって、円弧状にわん曲された中実状となっている。コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33の円弧面中心線CL0 は、共通している。よって、断面視において、各円弧面32,33の断面線は、円弧面中心線CL0 に対して同心円上に存在している。コア型M0 の両側面34は、平面状に形成されている。コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33は、成形品P1 の内周壁部4及び外周壁部6の各内周面4a,6aの成形面となり、コア型M0 の両側面34は、成形品P1 の両側壁部5の内側面5aの成形面となる。また、スライド体Sが固定型M1 に対して最も引っ込んだ状態では、円弧状にわん曲されたコア型M0 の先端部35と、コア型M0 に一体に設けられた連結体部31とは、それぞれ固定型M1 の型本体部11に形成された凹部21,22に密着嵌合される(図1及び図4参照)。
次に、図3ないし図5、及び図6を参照にして、成形品抜取り体D、及び該成形品抜取り体Dを駆動する油圧モータ42の部分について説明する。スライド体Sを構成する各スライド体分割体41の外側面には、油圧モータ42がそれぞれ固定され、各スライド体分割体41の間には、成形品抜取り体Dが前記各油圧モータ42により回動可能となって配置されている。各油圧モータ42は、駆動軸46が内向きに対向するように、各スライド体分割体41に固定されていると共に、各油圧モータ42の駆動軸の軸心CL1 は、前記コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33の円弧面中心線CL0 と一致している。成形品抜取り体Dは、門型に形成されて、両端に配置された各脚体部51が連結体部52で連結された構成であって、前記各脚体部51の基端部は、前記各油圧モータ42の駆動軸46に連結されている。即ち、各スライド体分割体41に形成されたスリーブ挿通孔41aには、内側から鍔付スリーブ47が挿入されて、小判状をした鍔付スリーブ47の鍔部47aは、成形品抜取り体Dの脚体部51の外側面に形成された嵌合溝51aに嵌合され、スライド体分割体41の外側面に固定された油圧モータ42の駆動軸46が前記鍔付スリーブ47内に挿入されて、該鍔付スリーブ47と駆動軸46とは、キー48を介して連結されている。鍔付スリーブ47におけるスライド体分割体41から突出した部分は、成形品抜取り体Dに形成された嵌合孔51bに嵌合されている。よって、油圧モータ42の駆動軸46が回動すると、前記鍔付スリーブ47は駆動軸46と一体となって回動すると共に、鍔付スリーブ47と成形品抜取り体Dの脚体部51とは一体となって回動するので、成形品抜取り体Dは、油圧モータ42の駆動軸46と一体となって回動する。なお、図6において、49は、油圧モータ42の駆動軸46を背面側に突出させた小径部42aに嵌合により一体に取付けられた回動レバー45が前記小径部42aから外れるのを防止する鍔付の抜止め体を示す。
よって、門型をした成形品抜取り体Dは、各両端の各脚体部51を介して同等のトルク(回動力)を各油圧モータ42から受けて回動する。成形品抜取り体Dの連結体部52の長手方向の中央部の内側には、成形品P1 の被係止部2aに係止して、内部にコア型M0 が嵌り込んだ状態の成形品P1 をコア型M0 から抜き取るための係止体53が一体に形成されている。また、射出成形後において、コア型M0 から成形品P1 を抜き取るために、各油圧モータ42の駆動によって、コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33の共通の円弧面中心線CL0 を中心にして成形品抜取り体Dを回動させるのであるが、コア型M0 から成形品P1 を抜取り可能にするための成形品P1 の最小回動角度は、成形品P1 の円弧筒状部3の中心角(θ1)よりも僅かに大きな角度(θ1 +α)であり、これに対応させて、各油圧モータ42の背面側には、駆動軸の回動規制機構Bが設けられている。回動規制機構Bは、規制溝43が形成されて、油圧モータ42の背面側に固定された規制板44と、油圧モータ42の駆動軸46を背面側に突出させた突出部46aに一体に取付けられた回動レバー45とで構成され、油圧モータ42の駆動軸46の回動により回動レバー45が前記規制溝43の一方の内端面に当接することにより、油圧モータ42の駆動軸46の回動角度が規制される。成形品P1 の射出成形時には、成形品抜取り体Dの連結体部52は、その背面に配置されたコア型M0 の連結体部31に密着している(図1参照)。
また、図1及び図2に示されるように、可動型M2 には、成形凹部61が形成されていて、該成形凹部61は、成形品P1 の外周円弧面33の外周面全体を成形する成形面62と、成形品P1 の両側面34の一部を成形するための各成形面(図示せず)とを備えており、固定型M1 と可動型M2 とを閉じた状態では、前記成形面62は、コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33の円弧面中心線CL0 を中心とする円弧面状に形成されている。
次に、図8を参照して、固定型M1 と可動型M2 との離間により、固定型M1 に対してコア型M0 が離間される機構について簡単に説明する。図8(イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ固定型M1 と可動型M2 とが閉じた状態、離間途中の状態、及び最大に離間した状態の側面図である。可動型M2 の両側面と、スライド体Sを構成する各スライド体分割体41の外側面とには、それぞれ上下に所定間隔をおいて係止ピン71が側方に突設されて、各側面においてそれぞれ2本ずつのリンク72で連結されている。リンク72には、長手方向に沿って長孔72aが形成され、前記各係止ピン71は、リンク72の長孔に挿通されている。また、可動型M2 は油圧シリンダにより案内レール(いずれも図示せず)に案内されて直線移動するようになっている。このため、図8(イ)の固定型M1 と可動型M2 とが閉じた状態において、可動型M2 を移動させて固定型M1 に対して離間させて、可動型M2 及びスライド体分割体41に突設された各係止ピン71がリンク72の長孔72aの両端部に係止すると〔図8(ロ)〕、可動型M2 は、リンク72を介して連結されたスライド体Sと一体となって移動して、固定型M1 からスライド体Sを引き出す(図8(ハ)〕。これにより、コア型M0 は、離間された固定型M1 と可動型M2 との間に両型M1,M2 のいずれに対しても離間された状態で配置される。このように、固定型M1 に対して可動型M2 を離間させると、固定型M1 に対してスライド体Sも一緒に離間されるために、固定型M1 に対してスライド体Sを接近・離間させるための駆動源が不要となる。
このため、図1及び図8(イ)に示されるように、固定型M1 と可動型M2 とを閉じた状態では、固定型M1 の型突部13と可動型M2 の成形凹部61との間にコア型M0 が配置されて、型突部13の外周の成形面12を含む成形面と、成形凹部61の成形面62を含む成形面と、コア型M0 の外周の全成形面(内周円弧面32と外周円弧面33と両側面34とで形成される面)で成形される空間部がキャビティ空間Vとなっている。そして、前記キャビティ空間Vに溶融樹脂を射出して、成形樹脂が所定温度まで冷却した後に、固定型M1 に対して可動型M2 を離間させる。これにより、上記したように、固定型M1 に対して可動型M2 が所定長だけ離間した後には、可動型M2 とコア型M0 とは、左右二対のリンク72で引張方向(可動型M2 の移動方向)に沿って一体となって連結されることにより、固定型M1 に対してコア型M0 が離間される(図2及び図8(ハ)参照)。
コア型M0 が固定型M1 及び可動型M2 の双方に対して離間された状態において、スライド体Sを構成する左右一対の油圧モータ42を駆動させると、図9に示されるように、成形品抜取り体Dは、前記各油圧モータ42の駆動軸46の軸心CL1 を中心にして回動する。コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33の各円弧面中心線CL0 は同一であるのに加えて、当該円弧面中心線CL0 は、前記各モータ42の駆動軸46の軸心CL1 と一致している。このため、成形品抜取り体Dが各モータ42の駆動軸46の軸心CL1 を中心にして回動すると、成形品P1 の被係止部2aと成形品抜取り体Dの係止体53とが係止しているために、成形品P1 は、コア型M0 に対して周方向に沿って干渉することなく、コア型M0 からスムーズに抜き取られる。ここで、成形品P1 の被係止部2aには、該成形品P1 の外周円弧面33の接線方向の抜取り力Fが作用するが、当該抜取り力Fを効果的に作用させるためには、前記抜取り力Fの作用位置は、可能な限り外周円弧面33に近いことが望ましい。なお、既述のように、コア型M0 の内周及び外周の各円弧面32,33及び両側面34とは、いずれも成形品P1 の抜取り方向である周方向に沿って「抜き勾配」が形成されているため、各油圧モータ42の初期の回動力によって、コア型M0 から成形品P1 が一旦外れると、その後は、初期回動力よりも遥かに小さな回動力でもって、コア型M0 から成形品P1 は抜き取られる。なお、成形品P1 の抜取り後において、固定型M1 に対して可動型M2 を所定距離だけ接近方向に移動させると、停止しているスライド体Sに当接し、以後は、可動型M2 とスライド体Sとが一緒になって移動して、固定型M1 と可動型M2 とが閉じて、次の成形の準備状態となる。
また、図5及び図9で2点鎖線で示されるように、スライド体Sに装着された回動規制機構Bによって、成形品抜取り体Dは、コア型M0 から成形品P1 を抜取るのに必要な最小角度である成形品P1 の円弧筒状部3の中心角(θ1)よりも僅かに大きな角度(θ1 +α)だけ回動して停止して、コア型M0 から成形品P1 の円弧筒状部3が抜き取られるために、コア型M0 から成形品P1 全体を抜き取ることができる。
また、図10は、円弧筒状部3’を有する別の成形品P2 の断面図である。成形品P2 は、ほぼ全体が円弧筒状に形成されている構成が前記成形品P1 と異なる。成形品P2 の円弧筒状部3’の中心角(θ2)は、90°を大きく超えているため、成形品抜取り体Dの必要最小回動角度は、前記成形品P1 よりも大きくなる。なお、図10には、成形品P2 の抜取り方向(円周方向)に沿った「抜き勾配」が明瞭に図示されており、同図において、81,82は、「抜き勾配」の理解を容易にするために、それぞれ成形品P2 の内周壁部4’の内周面4a'及び外周壁部6’の内周面6a'のうち被係止部2a'の側の部分を通る円である。また、2’は、成形品P2 のフランジ部を示す。
また、上記各実施例では、円弧筒状部を備えた中空成形品が単体のものであるが、コア型を横方向に並べて配置することにより、円弧筒状部を備えた各中空成形品部が横方向に一体に連なって形成された中空成形品の成形も可能である。
成形型Mを構成する固定型M1 と可動型M2 とを閉じた状態の断面図である。 離型状態の成形型Mの断面図である。 固定型M1 の斜視図である。 スライド体Sが離間した状態の固定型M1 の斜視図である。 成形品抜取り体Dを回動させてコア型M0 から成形品P1 の円弧筒状部3を抜き取った状態の斜視図である。 (イ)は、成形品抜取り体Dの脚体部51と油圧モータ42の駆動軸46との連結部の断面図であり、(ロ)は、(イ)のX−X線断面図である。 (イ)は、成形品P1 の開口側から見た斜視図であり、(ロ)は、(イ)のY−Y線断面図である。 (イ),(ロ),(ハ)は、それぞれ固定型M1 と可動型M2 とが閉じた状態、離間途中の状態、及び最大に離間した状態の側面図である。 コア型M0 から成形品P1 の中空円筒部3が抜取られる状態を示す拡大断面図である。 円弧筒状部3’を有する別の成形品P2 の断面図である。
符号の説明
CL0 :コア型の円弧面中心線
CL1 :成形品抜取り体の回動軸心
D:成形品抜取り体
M:成形型
0 :コア型
1 :固定型
2 :可動型
1,P2 :成形品
S:スライド体
V:キャビティ空間
θ12 :成形品の円弧筒状部の中心角
3,3’:円弧筒状部
12:固定型の成形面
32:コア型の内周円弧面
33:コア型の外周円弧面
34:コア型の両側面
41:スライド体分割体
42:油圧モータ
51:成形品抜取り体の脚体部
52:成形品抜取り体の連結体部
53:成形品抜取り体の係止体
61:可動型の成形凹部
62:可動型の成形面
71:係止ピン
72:リンク

Claims (5)

  1. 互いに接近・離間する固定型及び可動型と、断面視で円弧面中心線を共通とする内外周の各円弧面を有して全体が円弧状にわん曲され、当該各型が閉じた状態において各型の成形面で形成される空間部に配置されるコア型とを備え、
    前記各型が閉じた状態において、当該各型の各成形面と前記コア型の外周面とで円弧筒状のキャビティ空間が形成される円弧筒状部を有する成形品の成形型であって、
    前記コア型が一体に形成されていて、各型のいずれか一方に対してスライド可能に支持されたスライド体と、前記コア型の内外周の各円弧面の中心線を回動中心として回動可能なように前記スライド体に装着され、成形品の円弧筒状部の周方向に沿った一端部に係止・回動させて、前記コア型から成形品の円弧筒状部を抜き取るための成形品抜取り体と、
    を備えていることを特徴とする円弧筒状部を有する成形品の成形型。
  2. 前記コア型の横断面は、成形品の抜取方向に沿って僅かに相似小形となるように変化することにより、当該コア型には、周方向に沿って抜き勾配が形成されていることを特徴とする請求項1に記載の円弧筒状部を有する成形品の成形型。
  3. 前記成形品抜取り体は門型に形成されて、両端部の各脚体部は、左右に分割配置されてそれぞれ油圧モータを備えた一対のスライド体分割体に回動可能に支持され、
    前記成形品抜取り体の各脚体部を連結する連結体部に、成形品の円弧筒状部の周方向の一端部に係止させる係止体が形成され、
    前記各油圧モータの回動により成形品抜取り体を回動させて、前記コア型から成形品の円弧筒状部を抜き取ることを特徴とする請求項1又は2に記載の円弧筒状部を有する成形品の成形型。
  4. 前記スライド体は固定型に支持されて、可動型とスライド体とは、長孔を有するリンクで連結され、
    前記固定型に対して前記可動型が所定長だけ移動すると、前記リンクの長孔の一端部とスライド体に設けた係止ピンとの係止により、スライド体が可動型と一体となって移動して、固定型に対してスライド体が離間される構成であることを特徴とする請求項1ないし3のいずれかに記載の円弧筒状部を有する成形品の成形型。
  5. 請求項3に記載の成形型により成形された成形品をコア型から抜き取る方法であって、
    成形品の射出成形後において固定型に対して可動型を最大に離間させて、可動型からスライド体を離間させる工程と、
    可動型及び固定型の双方に対して離間された各スライド体分割体に回動可能に装着した成形品抜取り体を、左右の各油圧モータにより回動させる工程と、
    を備えていることを特徴とする円弧筒状部を有する成形品を成形型から抜取る方法。
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