JP5407456B2 - ネジ部を有する射出成形品用金型、製造方法及び射出成形品 - Google Patents

ネジ部を有する射出成形品用金型、製造方法及び射出成形品 Download PDF

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Description

本発明は、ネジ部を有する射出成形品用金型、製造方法及び射出成形品に関する。
通常、ネジ部を有する射出成形品は、本体外周に設けられる螺旋状のネジ山又はネジ溝がアンダーカットとなるのでネジ軸方向に金型から抜き出すことは困難である。このため、ネジ部を有する射出成形品の製造方法及びその金型として様々な発明が提案されている(例えば特許文献1参照)。
特許文献1では、射出成品の中心軸線を通るパーティングラインにおいて第一金型に対し第二金型を離型できる構成とすることにより、ネジ部を有する射出成形品でも金型から抜き出せるように構成されている。
特開2007−76336号公報
しかしながら、特許文献1に開示された技術では、ネジ部が多条ネジであったり、リード角が大きくなるとこのリード角部がアンダーカットとなるため、金型から抜き出すことが困難となる。このため、射出成形されるネジ部は、ネジ山の断面形状が台形で180度一周した端末が一部重なる形状に限定されてしまう。しかも、アンダーカットとなる部分を切除した飛びネジとして成形される特殊の形状に限られてしまう。
また、金型を開いた後に、専用のロボットなどを用いてネジ部を回転させながら金型から抜き出せるように構成することも考えられる。しかし、製造効率が低下するだけでなく周辺設備が必要となって設備費が嵩む問題を有している。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたもので、ネジ部を有する射出成形品を効率よく、低コストで成形することができる射出成形用金型、製造方法及び射出成形品を提供することを目的とする。
本発明に係るアンダーカット部を有する射出成形品用金型及びそれを用いた製造方法では、上記課題を解決するために以下の手段を採用した。
第一の発明に係る射出成形品用金型は、ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型する成形品取出機構と、
を備え、前記成形品取出機構は、前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジングと、前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマと、前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマと、を備えることを特徴とする。
また、前記第二コマの先端に、成形材料を射出するゲートが設けられることを特徴とする。
また、前記第一コマに、前記射出成形品を相対回転不能に係合する角孔が設けられることを特徴とする。
また、前記第二金型は、前記ハウジングを回転駆動する駆動部と、前記ハウジングに前記駆動部の回転を伝達するベルト・プーリー機構と、を備えることを特徴とする。
第二の発明に係る射出成形品の製造方法は、ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と、前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジング、前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマ、及び前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマを備える成形品取出機構と、によ射出成形品製造方法であって、前記第一金型と前記第二金型を合わせる第一工程と、前記キャビティに成形材料を充填して前記射出成形品を成形する第二工程と、前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記成形品取出機構により前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型する第三工程と、を有することを特徴とする。
また、前記第一工程において、前記第二コマを前進させることを特徴とする。
また、前記第三工程は、前記第二コマを後退させる第四工程と、前記ハウジングを回転して前記第一コマ介して前記射出成形品を回転させつつ前記収容空間に向けて移動させる第五工程と、を有することを特徴とする。
第三の発明に係る射出成形品は、ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と、前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジング、前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマ、及び前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマを備える成形品取出機構と、により成形され射出成形品であって、前記第一金型と前記第二金型を合わせた後に、前記キャビティに成形材料を充填して前記射出成形品を成形し、前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記成形品取出機構により前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型させたことを特徴とする。
本発明の第一実施形態に係るネジを有する射出成形品の斜視図である。 本発明の第一実施形態に係る射出成形品用金型の斜視図である。 第二金型の後端側を分離して成形品取出ユニットの後端が露呈した状態を示す斜視図である。 第一金型と第二金型を閉じた状態を示す断面図である。 第一金型のキャビティ部材と第二金型の成形品取出ユニットを示す斜視図である。 成形品取出ユニットを示す斜視分解図である。 成形品取出ユニットを示す斜視一部分解図である。 成形品取出ユニットの配置を示す斜視一部分解図である。 ホルダーの先端部を示す斜視一部分解図である。 第一金型と第二金型を合わせた状態を示す動作説明図である。 支持軸のゲートから樹脂をキャビティ内に注入して射出成形品を成形した状態を示す動作説明図である。 案内支持軸及びホルダーを射出成形品から離間させた状態を示す動作説明図である。 係止コマの回転に伴って射出成形品がキャビティから第二金型側に抜け出す状態を示す動作説明図である。 第二金型側に抜け出した射出成形品と成形品取出ユニットを示す動作説明図である。 射出成形品の変形を示す斜視図である。
以下、本発明に係る射出成形品用金型、それを用いた製造方法及び射出成形品の実施形態について図面を参照して説明する。
図1には、螺旋状のネジ部を有する射出成形品の一例として、後述する第一金型M1と第二金型M2を有する金型Mにより成形された射出成形品1が示されている。
射出成形品1は、軸部材の外周に一条のネジ山2を一体成形したものであり、その両端に大径の軸部4と小径の軸部5が設けられている。射出成形品1の内部軸芯上には中空孔8が成形されて、円筒形状となっている。なお、大径の軸部4には、2つの平行な座面6が成形される。
次に、螺旋状のネジ山2を有する射出成形品1を成形するための金型Mに付き、図2、図3を参照して説明する。
図2、図3において、金型Mは、不図示の射出成形機の固定盤に固定される第一金型M1と、この第一金型M1に対し可動(進退移動)する第二金型M2から構成され、射出成型時にはパーティング面(parting line面)となる合せ面Lで合体されるようになっている。
第二金型M2の一部は、後端側の接合面L1(図2に示すA−A線)から分離可能に構成されており、この接合面L1には後述する成形品取出ユニットUの後端が露呈した状態となっている。
また、接合面L1の片側面12には、成形品取出ユニットUの後端およびプーリP1,P2を収容する角型の凹溝14が形成されている。これにより、成形品取出ユニットUのメンテナンスが行えるようになっている。
第二金型M2に設けられた内部空間には、2つの成形品取出ユニットUが収容されている。そして、これら成形品取出ユニットUは、第二金型M2の下面に取り付けられた電動モータ10により同時に回転駆動される。つまり、プーリP1,P2は、電動モータ10の出力軸に装着された駆動プーリDPとの間で掛け渡されるベルト15により回転が伝達され、成形品取出ユニットUが回転駆動される。
次に、第二金型M2の成形品取出ユニットU及び第一金型M1について、図4〜図9を参照して説明する。
第二金型M2の内部空間に設けられた一対の成形品取出ユニットUは、それぞれ、第二金型M2の本体に対して回転可能に支持されたハウジングHと、ハウジングHの回転軸に沿って形成された挿通孔16に対して進退移動可能に挿嵌保持されると共にハウジングHと一体に回転する係止コマ20と、挿通孔16に対して係止コマ20よりも後端側に進退移動可能に挿嵌保持されるホルダー24と、から構成されている。
ハウジングHは、第二金型M2の進退方向に平行な回転軸を有する円筒形部材であって、その外周面に一対の軸受B1,B2が装着され、第二金型M2の内部に回転可能に支持される。また、ハウジングHの外周には、軸受B1と軸受B2の間に、プーリP1(P2)が装着される。プーリP1(P2)には、電動モータ10の駆動プーリDPとの間に掛け渡されたベルト15が装着され、これにより回転駆動する。
ハウジングHには回転軸に沿って円形の挿通孔16が形成されている。更に、この挿通孔16の内壁周囲には、3本の係合溝Gが軸方向に沿って形成されている。
ハウジングHの挿通孔16の内部には、係止コマ20が軸方向に進退移動可能に挿嵌されている。係止コマ20の外周には、3つの係止片22が突設しており、この係止片22がハウジングHの挿通孔16の3本の係合溝Gに嵌合する。したがって、係止コマ20は、ハウジングHが回転すると、係合溝Gから係止片22を介して回転が伝達され、ハウジングHと一体となって回転する。
ハウジングHの挿通孔16の内部には、係止コマ20の他に、ホルダー24も軸方向に進退移動可能に挿嵌されている。挿通孔16の内部において、係止コマ20が先端(第一金型)側に、ホルダー24が後端側に配置されている。
係止コマ20の後端面には、ホルダー24の先端の段付き小径軸24aが挿嵌するための段付き穴20a(図12参照)が形成されている。また、係止コマ20の先端面には、射出成形品1の軸部4を成形する角孔20bが形成されている。先端面に形成された角孔20bは、後端面に形成された段付き穴20aに連通するようになっている。
ハウジングHの先端面は、第二金型M2の合せ面Lに取り付けられた円板状の蓋体32によって当接保持される。蓋体32の中央には、開口部34が形成される。そして、この開口部34から係止コマ20の先端面が露呈するようになっている(図8,図9参照)。
ホルダー24は、ハウジングHの挿通孔16に対して、回転可能且つ軸方向摺動可能に挿嵌支持されている。言い換えれば、ハウジングHが回転しても、ホルダー24に対して回転は伝達されない。つまり、ホルダー24は、軸方向に摺動するだけである。
また、ホルダー24の軸芯には、挿通孔25が形成され、その内部にノズル30が挿嵌保持される。そして、ノズル30の先端には、キャビティCAに樹脂を注入するためのゲート28となる切欠き部が形成されている(図6参照)。
なお、ゲート28を有するノズル30の先端は、係止コマ20の角孔20b内に収容されて、射出成形品1の軸部4側の中空孔8を成形する。
第一金型M1には、合せ面L側から、射出成形品1のネジ山2を成形するキャビティCAを有する第一キャビティ36と、軸部5を成形するキャビティCAを有する第二キャビティ38とから構成されたキャビティ部材35が装着されている。
第一金型M1内には、細い円柱形の先端支持部40aを有する案内支持軸40が、第二キャビティ38から第一キャビティ36に向けて進退移動可能に配置されている。
案内支持軸40の先端支持部40aは、キャビティCA内に配置され、その先端が第二金型M2のホルダー24のノズル30に当接する。そして、先端支持部40aとノズル30により射出成形品1の中空孔8を成形する(図10参照)。
次に、上記金型Mを用いて、ネジ山2を有する射出成形品1の製造方法に付き、図10〜図14を参照して説明する。なお、図10〜図14では、第一金型M1と第二金型M2の主要部のみを図示する。
まず、図10に示すように、第一金型M1と第二金型M2を合わせて金型Mを閉じる。
この際、第二金型M2の成形品取出ユニットUでは、ハウジングHの挿通孔16内においてホルダー24を先端(第一金型M1)側に移動させる。そして、ホルダー24の段付き小径軸24aを係止コマ20の段付き穴20aに嵌合させる。更に、段付き穴20aの先端側を、蓋体32の後面に当接させる。つまり、係止コマ20が蓋体32とホルダー24により挟持された状態となる。
これにより、ゲート28を有するノズル30の先端は、係止コマ20の角孔20b内に収容される。なお、ノズル30の先端と角孔20bは、キャビティCAの一端を形成する。
また、第一金型M1に装着された案内支持軸40の先端支持部40aをキャビティCAの内部に向けて移動させて、その先端をノズル30の先端に当接させる。
次に、図11に示すように、ゲート28からキャビティCAに樹脂を注入、充填して、ネジ山を有する射出成形品1が成形する。
続いて、図12に示すように、キャビティCA(射出成形品1)の両端側からノズル30と案内支持軸40の先端支持部40aをそれぞれ離間させる。これにより、第二金型M2の成形品取出ユニットUでは、ハウジングHの挿通孔16の先端(第一金型M1)側に、射出成形品1を収容可能な収容空間が形成される。
次に、図13に示すように、電動モータ10を起動してハウジングHを一方向に回転させる。ハウジングHを回転させると係止コマ20も一体となって回転する。係止コマ20の角孔20bには、射出成形品1の軸部4が係合しているので、ハウジングHの回転が射出成形品1にも伝達される。つまり、軸部4に設けられた平行な座面6は、射出成形品1が係止コマ20と一体となって回転できるように、係止コマ20に係止する部位として機能する。
そして、射出成形品1が回転すると、キャビティCAに螺合するように成形されたネジ山2の作用により、射出成形品1をキャビティCAから軸方向へ移動させる直進力が与えられる。
つまり、係止コマ20に係合した射出成形品1がキャビティCAから抜き出るように、ハウジングHに回転を付与する。これにより、射出成形品1は、係止コマ20と一体となって、ハウジングHの挿通孔16に向けて回転しながら直進移動させることができる。
そして、図14に示すように、射出成形品1は、第二金型M2の内部空間、すなわちノズル30が退避したことにより生じた挿通孔16の内部空間に収容される。
こうして、射出成形品1がキャビティCAから抜き出される。
最後に、第一金型M1から第二金型M2を退避して金型Mを開き、第二金型M2に収容された射出成形品1の軸部5を不図示の取出装置により把持して第一金型M1側に引っ張ることで、軸部4が係止コマ20の角孔20bから外れて、射出成形品1が金型Mから完全に取り外される。
以上説明したように、本実施形態によれば、第一金型M1と第二金型M2を合わせた状態で、射出成形品1を回転させてキャビティCAから第二金型M2に形成した内部空間(挿通孔16の先端側)に向けて移動させて離型する成形品取出ユニットUを備えるので、効率的にネジ部を有する射出成形品を成形することができる。
また、成形品取出ユニットUは、ハウジングHと係止コマ20とホルダー24とから構成されるので、簡単な金型構造で、コスト上昇を招くことなく、ネジ部を有する射出成形品を成形することができる。
したがって、ネジ部を有する射出成形品を、一定の品質を維持して安価に製造(成形)することができる。よって、ネジやスクリュー等を金属製から樹脂製品に置き換えることが可能となる。
なお、前述した実施の形態で示した各構成部材の諸形状や組み合わせ等は一例であって、本発明の主旨から逸脱しない範囲において設計要求等に基づき種々変更可能である。
例えば、上述した実施形態では、螺旋状のネジ部を有する射出成形品1として、外周に一条のネジ山を成形した例に付き説明したが、これに限らない。多条のネジ山が成形される場合であってもよい。また、ネジ山に限らず、ネジ溝であってもよい。
また、図15(a)に示すように、軸部材の外周の一部にネジ山が成形される場合、図15(b)に示すように、軸部材の外周の一部にネジ溝が成形される場合であってもよい。
なお、軸部材の外周の一部にネジ山又はネジ溝を有する2つの射出成形品50,60は、それぞれの端部に、係止コマ20の角孔20bに係合する軸部52,62が成形される。
また、上述した実施形態では、外周にネジ山等を成形した雄ネジ形に付き説明したが、円筒部材の内周にネジ山等を成形した雌ネジ形であってもよい。
更に、軸部材(円柱・円筒)に限らず、円錐形部材の外周・内周にネジ山等を成形した場合であってもよい。
なお、ネジ部(ネジ山・ネジ溝)の形状は、任意の形状で構わない。軸部材や円錐形部材の表面につる巻き線状に凸部や凹部が設けられたものであればよい。
上述した実施形態では、第一金型M1を射出成形機の固定盤に固定する場合について説明したが、第二金型M2を固定盤に固定する場合であってもよい。
1,50,60…射出成形品、 2…ネジ山(ネジ部)、 4…軸部(一端)、 10…電動モータ(駆動部)、 15…ベルト、 16…挿通孔、 20…係止コマ(第一コマ)、 20b…角孔、 24…ホルダー(第二コマ)、 28…ゲート、 35…キャビティ部材、 M…金型、 M1…第一金型、 CA…キャビティ、 M2…第二金型、 DP…駆動プーリ、 P1,P2…プーリ、 H…ハウジング、 U…成形品取出ユニット(成形品取出機構)

Claims (8)

  1. ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と
    前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と
    前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型する成形品取出機構と、
    を備え、
    前記成形品取出機構は、
    前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジングと、
    前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマと、
    前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマと、
    を備えることを特徴とする射出成形品用金型。
  2. 前記第二コマの先端に、成形材料を射出するゲートが設けられることを特徴とする請求項に記載の射出成形品用金型。
  3. 前記第一コマに、前記射出成形品を相対回転不能に係合する角孔が設けられることを特徴とする請求項又は請求項に記載の射出成形品用金型。
  4. 前記第二金型は、
    前記ハウジングを回転駆動する駆動部と、
    前記ハウジングに前記駆動部の回転を伝達するベルト・プーリー機構と、
    を備えることを特徴とする請求項から請求項のうちいずれか一項に記載の射出成形品用金型。
  5. ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と
    前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と
    前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジング、前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマ、及び前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマを備える成形品取出機構と、
    によ射出成形品製造方法であって、
    前記第一金型と前記第二金型を合わせる第一工程と、
    前記キャビティに成形材料を充填して前記射出成形品を成形する第二工程と、
    前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記成形品取出機構により前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型する第三工程と、
    を有することを特徴とする射出成形品の製造方法。
  6. 前記第一工程において、前記第二コマを前進させることを特徴とする請求項に記載のネジ部を有する射出成形品の製造方法。
  7. 前記第三工程は、
    前記第二コマを後退させる第四工程と、
    前記ハウジングを回転して前記第一コマ介して前記射出成形品を回転させつつ前記収容空間に向けて移動させる第五工程と、
    を有することを特徴とする請求項に記載のネジ部を有する射出成形品の製造方法。
  8. ネジ部を有する射出成形品を成形するキャビティを有する第一金型と
    前記キャビティの一端を形成する部位を有する第二金型と
    前記第二金型の進退方向に平行な回転軸を有して前記第二金型の内部に回転自在に保持されたハウジング、前記ハウジングの回転軸に沿って形成された挿通孔に対して進退可能に挿嵌保持されて前記ハウジングと一体に回転すると共に前記射出成形品の一端に係合する第一コマ、及び前記挿通孔に対して前記第一コマよりも後側において進退可能に挿嵌保持されると共に前進時には前記第一コマを前記キャビティに臨む位置に移動させ、後退時には前記射出成形品を収容する収容空間を形成する第二コマを備える成形品取出機構と、
    により成形され射出成形品であって、
    前記第一金型と前記第二金型を合わせた後に、前記キャビティに成形材料を充填して前記射出成形品を成形し、
    前記第一金型と前記第二金型を合わせた状態で、前記成形品取出機構により前記射出成形品を回転させて前記キャビティから前記第二金型に形成した内部空間に向けて移動させて離型させたことを特徴とする射出成形品。
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