JP2007307498A - 水底の汚染土壌の原位置混合処理工法および原位置混合処理装置 - Google Patents

水底の汚染土壌の原位置混合処理工法および原位置混合処理装置 Download PDF

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Abstract

【課題】水底を形成する汚染土壌を、セメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材と撹拌混合する原位置処理工法および装置を提供する。
【解決手段】混合処理専用船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械の駆動軸の下部に撹拌翼軸および汚染物質拡散防止装置を装着し、船を処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸および汚染物質拡散防止装置を下降させ、汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせ、撹拌翼軸を回転駆動しつつ水底の汚染土壌中へ貫入させ、セメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して汚染物質拡散防止装置で仕切られた内側の汚染土壌の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を完了した後に、撹拌翼軸を上昇させて引き抜き、汚染物質拡散防止装置も上昇させ、次の処理位置へ船あるいは混合処理機械を移動させて固化若しくは不溶化処理を繰り返す。
【選択図】図1

Description

この発明は、ダイオキシン類や鉛、水銀等の重金属、或いはポリ塩化ビフィニール(通例PCBと略称される。)等々に汚染された港湾、河川、湖沼などの水底を形成する底泥地盤ないし土壌(以下、汚染土壌と総称する。)を、原位置で前記汚染物質ができるだけ拡散しないようにセメント等の固化材(地盤安定材)又は不溶化材若しくは吸着材と撹拌混合して固化若しくは不溶化処理する、原位置混合処理工法および同工法の実施に使用する原位置混合処理装置の技術分野に属する。
従来、水底の汚染土壌を固化・不溶化処理等する処理工法および同工法の実施に使用される処理装置としては、およそ下記の先行技術が知られている。
(1)下記の特許文献1に記載された水底の汚染底質処分方法は、水底の汚染域に隣接して溝を掘り、汚染底質を溝へ導き入れ、人工的に形成した窪地へ集め、汚染底質を窪地へ封じ込め、又は浚渫して処分することを内容とする。
(2)下記の特許文献2に記載された底質浄化方法は、汚染物質を包含するヘドロを吸引して台船又は地上のタンクへ一旦貯蔵し、その一方、水底より3m〜5m程度下方の地盤中へ深く貫入させた混練装置を使用して、固化材を含ませた前記ヘドロを注入して練り込み封じ込めることを内容とする。
(3)下記の特許文献3に記載された汚染地盤の固化処理工法は、水底の汚染物質土壌中に下面開放のケーシングを深く圧入し、このケーシング内の汚染物質土壌を固化材を添加混合して撹拌し固化処理することを内容とする。
(4)更に下記の特許文献4、5に記載された原位置混合処理工法は、本出願人らが提案した発明であって、下面を開口したケーシングを水底の汚染物質土壌へ被せて仕切り、同ケーシング内に設置した撹拌混合軸により、内側の汚染物質土壌中へ固化材を注入しつつ撹拌混合して固化処理することを内容とする。
特開2004−44268号公報 特開2005−28232号公報 特許第3668967号公報 特許第3610458号公報 特許第3702407号公報
上記特許文献1に開示された水底の汚染底質処分方法は、一案ではあるが、汚染物質の拡散に対する配慮に欠けているし、処分結果の信頼性にも疑問がある。
特許文献2に記載された底質浄化方法は、汚染物質(ヘドロ)を吸引する装置と、台船又は地上のタンク、および前記ヘドロを水底地盤中へ深く注入し固化材と共に練り込む混練装置を必須とするので、設備が大規模になり、費用が高価になる。その上、処理作業の手数が多くかかるので、採算性が大いに懸念される。
上記特許文献3〜5に記載された汚染土壌の原位置固化処理工法も一案ではある。しかし、いずれも専用の機械装置の使用を前提とする工法であるから、そうした専用の機械装置を製作し用意することが先ず必要である。したがって、機械装置の製作に莫大な先行投資を余儀なくされ、先行投資の回収、償却に見合う仕事量を確保できるか懸念される。
また、特許文献3〜5に記載された汚染土壌の固化処理工法によれば、水底の汚染土壌の固化処理はできるけれども、その直下の更に深い深層地盤におよぶ深層混合処理(地盤改良)が必要である場合でも、そうした要請にはとうてい対応できない技術内容である。
本発明の目的は、既存の表層用又は深層用の混合処理機械を利用して混合処理装置を安価に簡易に準備することができ、水底の汚染土壌の固化又は不溶化処理(原位置混合処理工法)を、汚染土壌(又は汚染物質)の拡散の懸念が殆どない条件下で速やかに効率よく確実に進めることができ、しかも必要に応じて、更に深く直下地盤の表層ないし深層混合処理(地盤改良)も一連の処理工程として所要深度まで速やかに能率良く実施できる、深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法を提供することである。
本発明の次の目的は、既存する表層用(地表又は水底から3m乃至5mの深さ程度用)又は深層用(前記表層用より以深用)の混合処理機械を簡易に改造して準備することができ、いわゆる汚染土壌の固化又は不溶化処理(原位置混合処理工法)の実施に使用できるだけでなく、必要に応じて更に深く、直下地盤の表層ないし深層混合処理(地盤改良)も一連の処理工程として所要深度まで速やかに能率良く実施することができるし、工事の終了後に、必要が無くなったときは、速やかに元の表層用又は深層用の混合処理機械に復元させることが容易にできる、深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理装置を提供することである。
上記従来技術の課題を解決するための手段として、請求項1に記載した発明に係る水底の汚染土壌の原位置混合処理工法は、
混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、撹拌翼軸8を覆う配置で、且つ撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を装着し、同汚染物質拡散防止装置9は吊り持ち手段により昇降可能に支持させるステップと、
前記船1を水底の汚染土壌11の原位置混合処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸8および汚染物質拡散防止装置9を下降させ、汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせるステップと、
撹拌翼軸8を回転駆動しつつ水底の汚染土壌11中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して汚染物質拡散防止装置9で仕切られた内側の汚染土壌11の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を進めるステップと、
撹拌翼軸8を水底の汚染土壌11中へ目標とする深さまで貫入させて固化若しくは不溶化処理を完了した後に、撹拌翼軸8を上昇させて引き抜き、更に汚染物質拡散防止装置9も上昇させ、次の処理位置へ船1あるいは混合処理機械2を移動させて固化若しくは不溶化処理を繰り返すステップを含むことを特徴とする。
請求項2に記載した発明に係る深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法は、
混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、撹拌翼軸8を覆う配置で、且つ撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を装着し、同汚染物質拡散防止装置9は吊り持ち手段により昇降可能に支持させるステップと、
前記船1を水底の汚染土壌11の原位置混合処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸8および汚染物質拡散防止装置9を下降させ、汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせるステップと、
撹拌翼軸8を回転駆動しつつ水底の汚染土壌11中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して汚染物質拡散防止装置9で仕切られた内側の汚染土壌11の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を進めるステップと、
そのまま引き続き撹拌翼軸8を回転駆動しつつ目標とする改良深さまで直下の水底地盤19中へ貫入させて表層ないし深層の地盤改良処理を行い、その後に撹拌翼軸8を上昇させて引き抜き、更に汚染物質拡散防止装置9も上昇させ、次の処理位置へ船1あるいは混合処理機械2を移動させて固化若しくは不溶化処理とその直下の地盤改良処理を繰り返すステップを含むことを特徴とする。
請求項3に記載した発明は、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法において、
汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせるステップの前処理として、水底に、底質の固化又は不溶化処理に必要量の敷き砂その他の拡散防止材18を敷き均すことを特徴とする。
請求項4に記載した発明は、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法において、
汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせるステップは、同汚染物質拡散防止装置9に設置した物理式測深器14による水底の表層地盤の深度計測により行い、更に潮位計も利用して実施することを特徴とする。
請求項5に記載した発明は、請求項1又は2若しくは4に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法において、
汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせるステップ、および同汚染物質拡散防止装置9を上昇させるステップは、同汚染物質拡散防止装置9に設置した圧力調整手段15、16により水を出入りさせて水圧の弊害を軽減しつつ実施することを特徴とする。
請求項6に記載した発明は、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法において、
船1あるいは混合処理機械2を汚染土壌11の固化若しくは不溶化処理位置へ移動させ配置するステップは、船上のGPS信号を利用する位置決め装置を用いて実施することを特徴とする。
請求項7に記載した発明に係る深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理装置は、
混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、撹拌翼軸8を覆う配置で、且つ撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9が装着されて成り、同汚染物質拡散防止装置9は吊り持ち手段により昇降可能に支持されていること、
前記汚染物質拡散防止装置9に物理式測深器14が設置され、また、汚染物質拡散防止装置9内へ周囲の水を出入りさせる圧力調整手段15、16が設置されており、
船上の制御装置が物理式測深器14の計測信号に基づいて吊り持ち手段を制御して汚染物質拡散防止装置9の下降動作の調整と位置決めを行い、また、汚染物質拡散防止装置9の下降、上昇に際して圧力調整手段15、16により水を出入りさせ水圧の弊害を軽減する構成であることを特徴とする。
請求項1および3〜6に記載した発明に係る水底の汚染土壌の原位置混合処理工法によれば、混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7に、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を装着して施工するから、水底の汚染土壌11の不溶化処理の必要に応じて、いわゆる既存の設備・機械を利用して混合処理装置を準備でき、可及的に安価に軽便に施工できる。
その上、請求項2および3〜6に記載した発明に係る深層用混合処理を兼用する原位置混合処理工法によれば、水底の汚染土壌11の固化又は不溶化処理と一連の工程として、更に深く直下地盤の表層乃至深層混合処理(地盤改良)も所要深度まで速やかに能率良く施工することができ至便である。
勿論、汚染土壌11の原位置混合処理工事が終了した後には、汚染物質拡散防止装置9を解体・撤去することにより、混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2は本来の形態、用途に復元させ使用に供することができる。
請求項7に記載した発明に係る水底の汚染土壌の原位置混合処理装置は、混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を装着して構成され、汚染土壌の原位置混合処理に使用されるから、原位置混合処理の専用装置を製作する場合に比較すると、莫大な先行投資を大幅に軽減できるし、施工の必要に応じて、表層用又は深層用混合処理機械2として、又は水底の汚染土壌11の原位置混合処理装置として便利に使い分けることができる。
その上、水底の汚染土壌11の原位置混合処理装置として使用する場合であっても、水底の汚染土壌11の固化若しくは不溶化の原位置混合処理と一連の工程で、その直下地盤の表層ないし深層混合処理(地盤改良)を所要の深度まで迅速に能率良く行うことができ、工事の多様な要請に容易に応答でき至便である。
混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、撹拌翼軸8を覆う配置で、且つ撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を装着し、同汚染物質拡散防止装置9は吊り持ち手段により昇降可能に支持させる。
前記船1を水底の汚染土壌11の原位置混合処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸8および汚染物質拡散防止装置9を下降させ、汚染物質拡散防止装置9で水底の汚染土壌11を仕切らせる。
そして、撹拌翼軸8を回転駆動しつつ水底の汚染土壌11中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材若しくはこれらの混合材を注入して、汚染物質拡散防止装置9で仕切られた内側の汚染土壌11の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を進める。
撹拌翼軸8を水底の汚染土壌11中へ目標とする深さまで貫入させて固化又は不溶化処理を完了した後に、汚染物質拡散防止装置9および撹拌翼軸8を上昇させ、次の処理位置へ船1あるいは混合処理機械2を移動させて固化又は不溶化処理を繰り返す。
或いは、上記セメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して撹拌混合して水底の汚染土壌11の固化又は不溶化処理を行うステップに続いて、そのまま撹拌翼軸8を回転駆動しつつ目標とする改良深さまで直下の水底地盤19中へ貫入させて表層ないし深層混合処理(地盤改良)を進め、その後に撹拌翼軸8を上昇させて引き抜き、更に汚染物質拡散防止装置9も上昇させ、次の処理位置へ船1あるいは混合処理機械2を移動させ、固化又は不溶化処理とその直下の表層ないし深層混合処理(地盤改良)を繰り返す。
上記原位置混合処理工法の実施に使用する水底の汚染土壌の原位置混合処理装置としては、混合処理専用船1又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械2の駆動軸7の下部に、撹拌翼軸8を覆う配置で、且つ撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9が装着され、この汚染物質拡散防止装置9は吊り持ち手段により昇降可能に支持される。
前記汚染物質拡散防止装置9に物理式測深器14が設置され、汚染物質拡散防止装置9内へ周囲の水を出入りさせる圧力調整手段15、16が設置されている。
船上の制御装置が物理式測深器14の計測信号に基づいて吊り持ち装置を制御し、汚染物質拡散防止装置9の下降動作の調整と位置決めを行う。また、汚染物質拡散防止装置9の下降、上昇に際しては圧力調整手段15、16により水を出入りさせて水圧の弊害を軽減する構成とする。
以下に、請求項1又は2、および3〜6に係る深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法、並びに請求項7に係る原位置混合処理装置の実施例1を図面と共に説明する。
先ず図1A、図1Bは、深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理装置(以下、単に混合処理装置と略称する場合がある。)の全体構造と形態を、側面方向と正面方向の姿態として示している。図示した混合処理装置は、代表的に深層混合処理専用船1に搭載された深層混合処理機械2を利用して改造した実施例を示しているが、工事の必要性に応じて、現状では主に陸上で使用されている表層用(地表から3m乃至5m程度の範囲用)の混合処理機械を利用して改造した混合処理装置を準備して施工することもできる。ここでいう混合処理機械2の表層用と深層用の相違は、端的に言えば、駆動軸7の長短、および同駆動軸7と撹拌翼軸8の昇降ストロークの長短の差異でしかない。よって、以下には両者を含む意味で、単に深層混合処理機械2と記載することを了解されたい。
上記深層混合処理機械2の構成としては、船上のやぐら3の前面に垂直に設置されたガイドレール4に沿って昇降する回転駆動装置5がウインチ6のワイヤー6aにより吊り支持され昇降の制御および動作が行われる。前記回転駆動装置5によって回転駆動される複数本(図2に示す実施例では2本)の駆動軸7、7の下部に、それぞれ撹拌翼軸8を覆う配置で、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9が、撹拌翼軸8および駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で装着されている。要するに、駆動軸7は、汚染物質拡散防止装置9の天井板部9aに設けた可及的に水密構造のすべり軸受(但し、すべり軸受は周知、公知であるため具体的な図示は省略した。)を貫通して軸方向に相対移動可能な構造で支持されている。
上記した下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置9を、上記駆動軸7が軸方向に相対移動可能な構造で装着する具体的手段としては、種々考えられるが、本発明者らは最も簡便な手法として、一例を図6、7に例示したように、複数の駆動軸7…の横並び配置に沿って各軸の中心を通る分割線9cで上記すべり軸受も含めて汚染物質拡散防止装置9を二等分割した構造を採用している。よって、この汚染物質拡散防止装置9を装着するには、前記のように二等分割された汚染物質拡散防止装置の分割ユニットを、前記の分割線9cの位置で着脱可能な構造に組み合わせ接合して組み立てる。そして、例えばフランジ型のボルト止め構造、或いは機械式締結機構などにより各分割ユニットを強固に結合して汚染物質拡散防止装置9を完成し装着を完成することができる。
上記のようにして装着される汚染物質拡散防止装置9は、上記の駆動軸7と干渉を起こさない構造とされた吊り下げ装置10による吊り持ち手段、即ち、船上の中継シーブ12およびウインチ13のワイヤーにより独自に昇降移動の制御(操縦)が可能に吊り支持されている。
上記構成の汚染物質拡散防止装置9を、上記吊り持ち手段のウインチ13を制御して昇降移動させることで、例えば図2A、Bに示したように、水底の汚染土壌11の上へゆっくりと汚染土壌の攪乱や拡散を生じさせないように、しかも必要な深度位置まで確実に着底させて被せる。そのための手段として、具体的には図2に例示したように、汚染物質拡散防止装置9の天井板部9aの上に物理式測深器14が設置されている。この物理式測深器14は、測深重錘14aをワイヤー14bで吊り下げ、同ワイヤー14bを駆動するウインチが、ワイヤー14bの張力の変化を検出し、測深重錘14aが水底の汚染土壌11へ到達したか否やを測深する構成とされている。
また、汚染物質拡散防止装置9には、図2Aのように下降させる際に、水圧抵抗が邪魔しないように汚染物質拡散防止装置9内部の水を適度に外へ逃がす(矢印a参照)逆止弁15が天井板部9aに設置されている。逆に、図5のように、用済みとなった汚染物質拡散防止装置9を引き上げる際には、やはり水圧が大きな抵抗(負圧抵抗)を生じないように外の水を適度に内部へ誘引し導き入れる(矢印b参照)逆止弁16が、側壁下部にそれぞれ周囲の水を出入りさせる圧力調整手段として設置されている。
その他、混合処理専用船1であればもとより、台船であっても、上記した物理式測深器14の計測信号に基づいて上記吊り持ち手段10、12、13を遠隔制御して、汚染物質拡散防止装置9の下降動作を調整し位置決めする制御装置が、物理式測深器14の計測信号に基づいて吊り持ち手段を制御する構成で設置されている。また、前記汚染物質拡散防止装置9の下降動作を調整し位置決めするために、前記制御装置には潮位計の計測信号も入力する構成とされている。混合処理専用船1は、GPS信号を利用する位置決め装置も備えるものとし、位置決め装置を駆使して、船1を、水底の汚染土壌11の原位置混合処理に必要な位置へ移動させ配置する。
次に、上記構成の原位置混合処理装置を使用する図2〜図5の工程図に基づいて、水底の汚染土壌11の原位置混合処理工法の施工要領について説明する。
なお、図示例では、既に水底の汚染土壌11の上に、底質の固化若しくは不溶化処理に必要量の敷き砂その他の拡散防止材18を敷き均した段階を示している。
先ず図2Aは、上記構成の原位置混合処理装置を搭載した船1を水底の汚染土壌11の原位置混合処理を必要とする位置へ配置した上で、撹拌翼軸8および汚染物質拡散防止装置9を汚染土壌11の直上部位近傍まで下降させた段階を示している。この下降動作の際には、天井板部9aの逆止弁15が開いて汚染物質拡散防止装置9内の水を適度に外へ排出し、水圧の抵抗(加圧抵抗)を軽減してスムーズな下降動作を可能にする。
また、汚染物質拡散防止装置9の物理式測深器14は、ワイヤー14bで吊り下げた測深重錘14aが汚染物質拡散防止装置9の下縁よりも下方へ少し先行する位置(下方へ下がっている。)とされ、同測深重錘14aが先行して汚染土壌11に到達し着底する構成とされている。同測深重錘14aが先行して汚染土壌11に到達し着底すると、必然、ワイヤー14bの張力が緩むので、同ワイヤー14bを駆動するウインチが前記張力変化を感知して着底信号を船上の制御装置へ送る。
そこで船上の制御装置は、汚染物質拡散防止装置9の吊り持ち手段であるウインチ6(図1)を制御し、図2Bに示すように、汚染物質拡散防止装置9の先端が水底の拡散防止材18ないし汚染土壌11の中へ必要十分な深さ突き刺さって仕切るように下降動作を調整し位置決めを行う。
この時点で、物理式測深器14は、ワイヤー14bで吊り下げた測深重錘14aを、撹拌翼軸8による撹拌混合処理動作の邪魔にならない高さまで引き上げて退避させる(図2B)。一方、撹拌翼軸8は、深層混合処理機械2の回転駆動装置5を吊るウインチ6を制御して水底の汚染土壌11へ到達するまで回転しつつ下降される。
図3Aは、汚染物質拡散防止装置9内の撹拌翼軸8(および駆動軸7)を回転駆動しつつ下降させて水底の汚染土壌11中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材、あるいはそれらの混合材を注入して汚染物質拡散防止装置9で仕切られた内側の汚染土壌11との撹拌混合を行い、固化若しくは不溶化処理20を進める段階を示している。ちなみに、ここでいう不溶化材とは、例えば硫酸第一鉄、硫化ナトリウム、塩化第二鉄等による化学反応を利用する材料を指す。また、吸着材とは、活性炭等の吸着作用のある材料を指す。
汚染土壌11の固化若しくは不溶化処理20だけを目的としている場合には、図3Aのように目標とする深さHまで撹拌翼軸8を水底の汚染土壌11中へ貫入させて固化又は不溶化処理を完了した後に、撹拌翼軸8を上昇させ、更に汚染物質拡散防止装置9を上昇させて、次の処理位置へ船1を全体として、あるいは船1は移動させることなく深層混合処理機械2のみを移動させて、次なる不溶化処理を繰り返すことになる。
一方、図3Bは、請求項2に記載した発明に係る現位置混合処理工法の実施例を示している。これは汚染土壌11より深い直下地盤19の表層ないし深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法の実施例であり、上記図3Aのステップに引き続き、そのまま直下地盤の表層ないし深層混合処理(地盤改良)に進むことが特徴である。ここでいう表層とは地表又は水底から3m〜5m程度の深さ範囲を指し、深層とは前記深さより以深を指している。要するに、撹拌翼軸8を回転駆動しつつ、目標とする改良深さまで水底地盤19中へ貫入させて、地盤改良21を進めることになる。
斯くして図4Aは、前記撹拌翼軸8および駆動軸7の貫入動作が目標とする改良深さまで継続している段階を示している。
次の図4Bは、上記目標とする改良深さまでの深層混合処理(地盤改良)を達成した後に、撹拌翼軸8を上昇させて水底から引き抜いた段階を示している。
続いて図5は、汚染物質拡散防止装置9も上昇させて合一に引き上げている段階を示している。この引き上げ段階では、汚染物質拡散防止装置9の側壁下部に設置された逆止弁16が開いて外の水を適度に誘引して導き入れ、汚染物質拡散防止装置9の上昇に伴う水圧の抵抗(負圧抵抗)が軽減される。
こうして図5のように撹拌翼軸8および汚染物質拡散防止装置9が水底の汚染土壌11の天端よりも十分上方の位置へ上昇された段階で、水底の汚染土壌11の固化又は不溶化処理だけを目的とする場合(請求項1の発明)、或いは引き続き直下地盤の表層ないし深層混合処理(地盤改良)まで目的としている場合(請求項2の発明)の何れであっても、次の処理位置へ船1を操船して移動させ、あるいは船1を移動させることなく、深層混合処理機械2の施工位置のみを横へワンステップ移動させる方法によって、水底の汚染土壌11の固化又は不溶化処理を、あるいは直下地盤19の表層ないし深層混合処理(地盤改良)を繰り返して所期の固化若しくは不溶化処理の目的を達成することは、既往の表層ないし深層混合処理工法と同様である。
なお、図6と図7は、原位置混合処理装置の汚染物質拡散防止装置9を昇降可能に支持する吊り持ち手段の異なる実施例の構成態様、及び汚染物質拡散防止装置9の形態の異なる実施例を示している。
図6に示した実施例は、汚染物質拡散防止装置9の平面形状が、複数の駆動軸7の横並び方向に長い長方形とされている。そして、汚染物質拡散防止装置9は、その片側面(背面部)の中央部を、垂直に立つスライド軸30により片持ち支持されている。そして、このスライド軸30が、図1に示すやぐら3の前面に設置された案内レール部材31により昇降動作を案内される構成とされている。昇降手段としては、通例、図1に示す中継シーブ12とウインチ13による駆動方法が実施される。
図7の実施例も、およそ図6の実施例と共通する構成であるが、汚染物質拡散防止装置9の平面形状が、複数の駆動軸7の横並び方向に長い長円形とされている構成を特徴とする。本実施例のように汚染物質拡散防止装置9の平面形状が、複数の駆動軸7の横並び方向に長い長円形であると、その中の撹拌翼軸8による汚染土壌のの撹拌動作に無駄なデッドスペースがなく、均質度の高い撹拌混合処理の実現に寄与する。
以上に、本発明を図示した実施例に基づいて説明したが、本発明は図示した実施例に限定されるものではない。本発明の目的と要旨を逸脱しない範囲で、当業者が必要に応じて行う設計変更や改良を含むことを念のため申し添える。
A、Bは本発明に係る原位置混合処理装置を示した側面図と正面図である。 A、Bは上記処理装置の汚染物質拡散防止装置と撹拌翼軸が下降し着底する状況を示した縦断面図である。 A、Bは上記処理装置の撹拌翼軸が水底の汚染土壌を固化処理し、更に直下の地盤を深層混合処理する状況を示した縦断面図である。 A、Bは上記処理装置による深層混合処理が進行し、その後撹拌翼軸が引き上げられ引き抜かれた状況を示す縦断面図である。 上記処理装置の撹拌翼軸および汚染物質拡散防止装置が引き上げられる状況を示す縦断面図である。 上記処理装置の異なる実施例を概念的に示した斜視図である。 上記処理装置の更に異なる実施例を概念的に示した斜視図である。
符号の説明
1 船
2 混合処理機械
7 駆動軸
8 攪拌翼軸
9 汚染物質拡散防止装置
10 吊り持ち手段
11 汚染土壌
18 拡散防止材
14 物理式測深器
15、16圧力調整手段
19 水底地盤

Claims (7)

  1. 混合処理専用船又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械の駆動軸の下部に、撹拌翼軸を覆う配置で、且つ撹拌翼軸および駆動軸が軸方向に相対移動可能な構造で下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置を装着し、同汚染物質拡散防止装置は吊り持ち手段により昇降可能に支持させるステップと、
    前記船を水底の汚染土壌の原位置混合処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸および汚染物質拡散防止装置を下降させ、汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせるステップと、
    撹拌翼軸を回転駆動しつつ水底の汚染土壌中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して汚染物質拡散防止装置で仕切られた内側の汚染土壌の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を進めるステップと、
    撹拌翼軸を水底の汚染土壌中へ目標とする深さまで貫入させて固化若しくは不溶化処理を完了した後に、撹拌翼軸を上昇させて引き抜き、更に汚染物質拡散防止装置も上昇させ、次の処理位置へ船あるいは混合処理機械を移動させて固化若しくは不溶化処理を繰り返すステップを含むことを特徴とする、水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  2. 混合処理専用船又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械の駆動軸の下部に、撹拌翼軸を覆う配置で、且つ撹拌翼軸が軸方向に相対移動可能な構造で下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置を装着し、同汚染物質拡散防止装置は吊り持ち手段により昇降可能に支持させるステップと、
    前記船を水底の汚染土壌の原位置混合処理を必要とする位置へ配置し、撹拌翼軸および汚染物質拡散防止装置を下降させ、汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせるステップと、
    撹拌翼軸を回転駆動しつつ水底の汚染土壌中へ貫入させ、且つセメント等の固化材又は不溶化材若しくは吸着材を注入して汚染物質拡散防止装置で仕切られた内側の汚染土壌の撹拌混合を行い固化若しくは不溶化処理を進めるステップと、
    そのまま引き続き撹拌翼軸を回転駆動しつつ目標とする改良深さまで直下の水底地盤中へ貫入させて表層ないし深層の地盤改良処理を行い、その後に撹拌翼軸を上昇させて引き抜き、更に汚染物質拡散防止装置も上昇させ、次の処理位置へ船あるいは混合処理機械を移動させて固化若しくは不溶化処理とその直下の地盤改良処理を繰り返すステップを含むことを特徴とする、深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  3. 汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせるステップの前処理として、水底に底質の固化又は不溶化処理に必要量の敷き砂その他の拡散防止材の敷き均しを実施することを特徴とする、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  4. 汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせるステップは、同汚染物質拡散防止装置に設置した物理式測深器により水底の表層地盤の深度計測して行い、更に潮位計も利用して実施することを特徴とする、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  5. 汚染物質拡散防止装置で水底の汚染土壌を仕切らせるステップ、および同汚染物質拡散防止装置を上昇させるステップは、同汚染物質拡散防止装置に設置した汚染物質拡散防止装置の圧力調整手段により水を出入りさせて水圧の弊害を軽減しつつ実施することを特徴とする、請求項1又は2若しくは4に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  6. 船あるいは混合処理機械を汚染土壌の固化若しくは不溶化処理位置へ移動させ配置するステップは、船上のGPS信号を利用する位置決め装置を用いて実施することを特徴とする、請求項1又は2に記載した深層混合処理を兼用する水底の汚染土壌の原位置混合処理工法。
  7. 混合処理専用船又は台船に搭載された表層用又は深層用混合処理機械の駆動軸の下部に、撹拌翼軸を覆う配置で、且つ撹拌翼軸が軸方向に相対移動可能な構造で、下面開口の箱形構造をなす汚染物質拡散防止装置が装着されて成り、同汚染物質拡散防止装置は吊り持ち手段により昇降可能に支持されていること、
    前記汚染物質拡散防止装置に物理式測深器が設置され、また、汚染物質拡散防止装置内へ周囲の水を出入りさせる圧力調整手段が設置されており、
    船上の制御装置が物理式測深器の計測信号に基づいて吊り持ち手段を制御して汚染物質拡散防止装置の下降動作の調整と位置決めを行い、また、汚染物質拡散防止装置の下降、上昇に際して圧力調整手段により水を出入りさせ水圧の弊害を軽減する構成であることを特徴とする、水底の汚染土壌の原位置混合処理装置。
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