JP6213933B2 - 攪拌装置、メタン発酵装置及びバイオマス処理システム - Google Patents

攪拌装置、メタン発酵装置及びバイオマス処理システム Download PDF

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Description

本発明は、バイオマスを攪拌してメタン発酵させるのに適した攪拌装置、これを用いたメタン発酵装置及びこれを備えるバイオマス処理システムに関する。
従来、このようなメタン発酵装置として、バイオマスが供給されてメタン発酵が行われる発酵槽と、発酵槽内に配置された多数の多孔ディスクと、多孔ディスクを昇降させる駆動装置とを備えたものが知られている(例えば、特許文献1参照)。特許文献1の装置では、多孔ディスクの昇降は、多孔ディスクが固定されたシャフトを上下動させることにより行われる。
また、バイオマスなどの液体を攪拌する装置として、中央付近に複数の小孔が設けられた攪拌プレートを昇降させるものが知られている(例えば、特許文献2参照)。特許文献2の攪拌装置では、攪拌プレートの昇降は、攪拌プレートが先端に固定されたシャフトを上下動させることにより行われる。
また、別の攪拌装置として、剛性キャップを、その下側に気体を断続的に供給することにより昇降させて液体を攪拌する装置が知られている(例えば、特許文献3参照)。特許文献3の装置では、剛性キャップの重量と平衡するカウンタウェイトが用いられ、剛性キャップの昇降を、気体の浮力を利用して行うことができるようにしている。
一方、バイオマス処理システムとしては、発酵槽を直方体の筐体内にゴムまたは合成樹脂製薄膜を袋状に配設してなり、直方体の寸法を道路運送法に制約された寸法としてトレーラで移動可能としたものが知られている(下記特許文献4 [0034]参照)。
特許第2939095号公報 特開昭63−104638号公報 特許第3774368号公報 特開2006−320894号公報
しかしながら、上記特許文献1や特許文献2の装置によれば、多孔ディスクや攪拌プレートが固定されたシャフトをモータ等で上下動させることにより多孔ディスクや攪拌プレートを昇降させるようにしているので、比較的大きな電力を必要とする。
また、特許文献3の攪拌装置は、曝気して攪拌するものであるため、そのままでは、嫌気性発酵であるメタン発酵には適用できない。また、気体を剛性キャップの下に供給する機構が必要となるので、装置構成が複雑である。また、剛性キャップは、ケーブルで吊り下げられているので、昇降時に横方向に移動し、均一な攪拌を行うことができないおそれがある。
また、従来のバイオマス処理システムでは、発酵槽の大きさがその筐体の寸法上の制約を受けるため、システム全体を大型化することが困難である。一方で、当該従来のバイオマス処理システムを併設することで、バイオマスの発酵処理量を増大させることも考えられるが、重複する設備が増大して装置構成が複雑となり、現実的でない。
本発明の目的は、かかる従来技術の問題点に鑑み、極力少ない電力でバイオマスを均一に攪拌できる攪拌装置及びこれを用いたメタン発酵装置を提供するとともに、簡易な構成でシステム全体の大型化に対応することができるバイオマス処理システムを提供することにある。
本発明の攪拌装置は、攪拌対象となる液状物が供給される攪拌槽と、前記攪拌槽の水平断面形状に適合した形状を有し、該攪拌槽内で昇降されて前記液状物を攪拌する攪拌板と、前記攪拌板を、板面が鉛直方向に向いた姿勢で前記攪拌槽の底部と上部との間で昇降方向に移動し得るように案内する案内手段と、前記攪拌板の重量を相殺するためのカウンタウェイトと、前記昇降方向に案内された攪拌板の所定位置に一端が固定され、他端が前記カウンタウェイトに固定される所定長さのチェーン又はベルトと、前記所定位置の上方で前記チェーン又はベルトの前記一端側が掛けられて前記攪拌板を吊り下げるスプロケット又はプーリを有する従動軸と、前記従動軸と前記カウンタウェイトとの間に介在し、前記チェーン又はベルトの前記他端側が掛けられて前記カウンタウェイトを吊り下げるスプロケット又はプーリが固定される駆動軸と、前記駆動軸を回転させることにより前記攪拌板を昇降させるモータとを備えることを特徴とする。
本発明において、攪拌板は、チェーン又はベルトにより従動軸のスプロケット又はプーリから吊り下げられ、カウンタウェイトは、チェーン又はベルトにより駆動軸のスプロケット又はプーリから吊り下げられる。これにより、攪拌板の全部又は一部の重量がカウンタウェイトにより相殺される。そして、攪拌槽に供給された液状物を攪拌する際には、カウンタウェイト及びモータにより攪拌板が昇降される。
例えば、攪拌板を上昇させる場合には、モータの駆動力とカウンタウェイトの重力によって攪拌板に上方への力が付与される。攪拌板を下降させる場合には、モータを駆動させることなく自由に回転し得る状態(モータのブレーキを開放した状態)とし、カウンタウェイトより重い攪拌板の自重によって下降が行われる。したがって、この場合、攪拌板の下降時におけるモータの駆動が不要な分だけ省電力化を図ることができる。
攪拌板が下降するとき、カウンタウェイトは上昇して後述のウェイト昇降槽の上部に達し、攪拌板は下降して攪拌槽の下部に達する。この間、攪拌板は、板面が鉛直方向に向いた姿勢で昇降し得るように案内されているので、その水平方向に沿った姿勢を良好に保ちながら下降する。
攪拌板が上昇するとき、カウンタウェイトは下降してウェイト昇降槽の下部に達し、攪拌板は上昇して攪拌槽の上部に達する。このときも同様に、攪拌板は、その水平方向に沿った姿勢を良好に保ちながら上昇する。このようにして、攪拌板が攪拌槽の上部と下部の間を繰り返し往復する。
この間、攪拌板の昇降方向への移動に際し、液状物の一部分は攪拌板の板材により移動方向に押され、他の部分は攪拌板の孔又は攪拌板の外周と攪拌槽のとの間を通り抜ける。これにより、液状物は、攪拌板によって均一に攪拌される。したがって、本発明によれば、液状物を少ない電力で均一に攪拌することができる。
本発明において、前記攪拌槽の外側に隣接し、前記カウンタウェイトが昇降するための空間を形成するウェイト昇降槽と、前記攪拌槽及び前記ウェイト昇降槽の内部空間を含む1つの密閉空間を構成するように該攪拌槽及び該ウェイト昇降槽を閉塞する閉塞部材とを備え、前記密閉空間内に前記攪拌板、前記カウンタウェイト、前記チェーン又はベルト、前記スプロケット又はプーリ、前記従動軸及び前記駆動軸が位置し、該密閉空間の外側に前記モータが位置するのが好ましい。
これによれば、液状物の撹拌が密閉空間内で行われるので、本発明をバイオマスのメタン発酵に適用した場合、効率的なメタン発酵により発生するガスが周囲環境に流出するのを防止するとともに、モータの駆動に起因してメタンガスが発火するのを防止することができる。
また、本発明において、前記案内手段は、前記攪拌板の中央部で昇降方向に貫通した案内孔を形成している攪拌板側ガイド部と、前記攪拌槽の中央部で昇降方向に前記案内孔を通って延在する攪拌槽側ガイド部とを備え、前記攪拌板側ガイド部及び前記攪拌槽側ガイド部は、前記攪拌板を併進移動させながら前記攪拌板の案内を行うように構成され、前記チェーン又はベルトの一端は、前記攪拌板側ガイド部に固定されていてもよい。
これによれば、1本のチェーン又はベルトを用いた場合でも、攪拌板を昇降方向に安定して併進移動させながら、液状物の攪拌を行うことができる。したがって、装置をより簡便かつコンパクトに構成することができる。
また、本発明において、前記案内手段は、前記攪拌板の周縁の複数個所に設けられ、該攪拌板を昇降方向に案内するための攪拌板側案内部材と、前記攪拌槽の内壁の各攪拌板側案内部材に対応する位置に該攪拌槽の底部から上部にわたって設けられ、該攪拌板側案内部材と協働して前記攪拌板の案内を行う攪拌槽側案内部材とを備えてもよい。
これによれば、攪拌板と攪拌槽との間の隙間を狭く構成する場合においても、撹拌板の案内を簡便な構成により、安定した姿勢で行うことができる。
この場合、前記チェーン又はベルトを2本備え、その各一端は、前記攪拌板に対して、その重心を通るライン上であって、該重心位置から等距離だけ離れたれた各位置にそれぞれ固定され、前記2本のチェーン又はベルトのそれぞれは、一端から他端まで前記ラインに垂直な同一の平面上に位置するのが好ましい。これによれば、昇降時の攪拌板の姿勢のバランスを良好に保ちながら、攪拌板の昇降をスムーズに行うことができる。
また、本発明において、前記カウンタウェイトの重量は、前記攪拌板の上昇又は下降のうちの一方が前記モータの駆動によらずに該攪拌又は該カウンタウェイトの自重により行われるように設定されているのが好ましい。これによれば、攪拌板の上昇又は下降時にモータの駆動を要しない分だけ、さらに省電力化を図ることができる。
本発明のメタン発酵装置は、上述の攪拌装置を備え、該攪拌装置によりバイオマスを撹拌してメタン発酵させることによりメタンを含むガスを発生させることを特徴とする。これによれば、バイオマスの攪拌を攪拌板によって均一に行い、メタン発酵を攪拌槽内全体にわたって均一に促進し、効率的なメタン発酵を実現することができる。
本発明のバイオマス処理システムは、バイオマスをメタン発酵させることによりメタンを含む発生ガスを発生させるバイオマス処理システムであって、前記バイオマスを貯留する原水タンクと、該原水タンクに貯留された該バイオマスを加水分解する加水分解槽と、雨水タンクと、太陽光温水パネルとをセットとして増設単位とした第1ユニットと、前記第1ユニットの加水分解槽に接続され、加水分解された前記バイオマスを発酵させる上述のメタン発酵装置と、該メタン発酵装置に接続されて該メタン発酵装置で発生した前記発生ガスの脱硫を行う脱硫装置とをセットとして増設単位とした第2ユニットと、前記第2ユニットの脱硫装置を介して供給される前記発生ガスを貯留する発生ガスタンクと、該ガスタンクに貯留された該発生ガスを分解するガス分解装置と、分解した分解ガスを再生資源にする再生装置とをセットとして増設単位とした第3ユニットと、前記第2ユニットのメタン発酵装置における前記バイオマスの発酵後の残渣である消化液を貯留する消化液タンクと、該消化液タンクに貯留された消化液を脱水する脱水装置と、脱水装置により脱水された残渣を固化させる固化装置とをセットとして増設単位とした第4ユニットと、食品残渣を原料として前記バイオマスを生成する破砕装置を増設単位とした前処理ユニットとを備え、前記第1ユニットと前記第2ユニットとが、前記バイオマスの処理工程に合わせて直線上に隣接して連結配列されると共に、前記第3ユニットと前記第4ユニットと前記前処理ユニットが、該第1ユニットおよび該第2ユニットと独立、かつ、複数の該第1ユニットおよび該第2ユニットに対応可能に構成され、前記第3ユニットの前記再生装置が、前記分解ガス中の水素を吸蔵する吸蔵装置および該吸蔵装置を用いた燃料電池と、該分解ガスを燃焼させるエンジンおよび該エンジンにより発電を行う発電機と、該分解ガス中の炭素成分を圧縮する圧縮機および該圧縮機により炭素を充填した充填物とが併設されることを特徴とする。
本発明のバイオマス処理システムによれば、加水分解により発酵に適したように調整されたバイオマスを続けてメタン発酵装置に供給するため、加水分解槽とメタン発酵装置とはバイオマスの発酵処理上隣接して設けることが望ましいところ、第1ユニットおよび第2ユニットを直線上に一体に構成することでこれを実現することができる。
さらに、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットは、これを複数併設することで、システム全体をバイオマスの発酵処理量に応じて大型化することができる。
ここで、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットを複数併設した場合でも、各第2ユニットに接続される第3ユニットは、第1ユニットおよび第2ユニットと独立であるため、配置に自由度を持たせることができる。さらに、第3ユニットは、一体を成す複数の第1ユニットおよび第2ユニットに対応可能に構成されることから、第3ユニットを共通化して装置構成が複雑化することもない。
このように、本発明のバイオマス処理システムによれば、簡易な構成でシステム全体の大型化に対応することができる。
また、バイオマスの原料を生成する前処理ユニットを第1ユニットおよび第2ユニットとは独立に構成することで、例えば、食品残渣を回収した廃棄物処理業者は、かかる前処理ユニットを用いて、従来、廃棄物として廃棄処分されていた食品残渣からメタン発酵の原料となるバイオマスを大量に生成することができ、簡易な構成でシステム全体の大型化に対応することができる。
また、本発明のバイオマス処理システムによれば、前提として、バイオマス処理システムを構成する各構成要素を、増設単位毎に各ユニットとすることで、各ユニットを個別に独立した単位として取り扱うことができ、一部のユニットのみを増設することができると共に、増設しないユニットを増設したユニットとの間で共用することができる。
ここで、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットを複数併設した場合には、複数のメタン発酵装置から脱硫装置を介して供給される発生ガスを第3ユニットのガス分解装置によりすべて分解処理する必要が生じる。同様に、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットを複数併設した場合には、複数の発酵槽の消化液を第4ユニットですべて処理する必要が生じる。
そこで、発生ガスを一時的に貯留する発生ガスタンクを第3ユニットに設けることで、第3ユニットを共用として、複数の第1ユニットおよび第2ユニットに対応可能に構成することができる。
同様に、消化液を一時的に貯留する消化液タンクを第4ユニットに設けることで、第4ユニットを共用として、複数の第1ユニットおよび第2ユニットに対応可能に構成することができる。
一方、第1ユニットおよび第2ユニットを更に増設した場合には、発生ガスタンクが一杯になってしまうことが考えられるが、ガス分解装置により連続的に分解処理すると共に、分解の結果発生する分解ガス(水素)に対しても、上記のように、再生装置として、分解ガス中の水素を吸蔵する吸蔵装置および該吸蔵装置を用いた燃料電池と、該分解ガスを燃焼させるエンジンおよび該エンジンにより発電を行う発電機とが併設されているため、相互に補完による分解ガスの最終処理が可能となっている。
これにより、第3ユニットを共用として、複数の第1ユニットおよび第2ユニットに対応可能に構成することができる。
このように、本発明のバイオマス処理システムによれば、発生ガスタンクおよび併設された分解ガスの再生装置をバッファとして第3ユニットを共用することができると共に、消化液タンクをバッファとして第4ユニットを共用することができ、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットを複数併設する自由度を担保することができる。
本発明のバイオマス処理システムにおいて、前記第1ユニットおよび前記第2ユニットが一体または各々分割してトレーラに積載可能に構成されていてもよい。
これによれば、一体を成す第1ユニットおよび第2ユニットを一体または各々分割してトレーラに積載可能に構成することで、実際に、第1ユニットおよび第2ユニットをバイオマスの発酵処理量に応じて併設することができ、システム全体の大型化に対応することが可能となる。
本実施形態のメタン発酵装置が適用されるバイオマス処理システムの外観図である。 図1のバイオマス処理システムの全体構成を示すシステム構成図である。 図1の第1ユニットおよび第2ユニットの具体的構成を示す説明図である。 本実施形態のメタン発酵装置の構成を部分的に切り欠いて示す斜視図である。 図4のメタン発酵装置の攪拌機構を示す斜視図である。 メタン発酵装置の別の例を示す斜視図である。 図6のメタン発酵装置の断面図である。 図6のメタン発酵装置の攪拌板の斜視図である。
図1乃至図3に示すように、本実施形態のメタン発酵装置が適用されるバイオマス処理システムは、バイオマスをメタン発酵させることによりメタンを含む発生ガスを発生させるシステムであって、前処理ユニット10と、第1ユニット11と、第2ユニット12と、第3ユニット13と、第4ユニット14とを備える。
前処理ユニット10は、例えば、残飯や生ゴミなどの食品残渣を破砕する破砕装置100を備え、破砕装置100により残飯や生ゴミなどの食品残渣を破砕することによりバイオマスの原料を生成する。
図1において、前処理ユニットは、第1ユニット11〜第4ユニット14に併設されているが、前処理ユニット10は、第1ユニット11〜第4ユニット14とは独立に構成されるものであり、第1ユニット11〜第4ユニット14とは異なる場所に設置されてもよい。
例えば、食品残渣を回収した廃棄物処理業者は、食品残渣の集積場に前処理ユニット10を設けることで、処分場や中間処理施設を食品残渣の集積場として、従来、廃棄物として廃棄処分されていた食品残渣からメタン発酵の原料となるバイオマスを大量に生成することができる。
第1ユニット11は、筐体110内に収容された雨水タンク111と原水タンク112と加水分解槽113と、筐体110の屋上に設置された太陽光温水パネル114と太陽光発電パネル115とを備える。なお、太陽光発電パネル115は、その一部が第2ユニット12の筐体120の屋上に設置されている(図2においては、太陽光発電パネル115の図示を省略している。)。
雨水タンク111は、第1ユニット11および第2ユニット12の屋上に降った雨水を回収したタンクであって、雨水タンク111の雨水は太陽光温水パネル114に送水されて加熱された上で、原水タンク112に供給される。
原水タンク112では、前処理ユニット10により生成されたバイオマスと、太陽光温水パネル114で加熱した温水とを混合調整した原水を貯留する。
加水分解槽113は、原水タンク112で予め混合調整された原水がポンプPにより槽内に供給される。
なお、原水タンク112および加水分解槽113では、太陽光温水パネル114で加熱された温水および加熱ヒータ(図示省略)等により、原水が適温に温度調整される。また、原水タンク112および加水分解槽113には、電動モータMにより駆動する攪拌機Nが設けられており、攪拌機Nにより原水が適宜攪拌混合される。
第2ユニット12は、筐体120内に収容された本発明のメタン発酵装置121と脱硫装置122とを備える。
ここで、第1ユニット11の筐体110と第2ユニット12の筐体120とが、バイオマスの処理工程が連続するように、直線上に隣接して連結配列されている。このように、第1ユニット11と第2ユニット12とは一対で一体を成し、第1ユニット11および第2ユニット12とは一体または各々分割してトレーラに積載可能に構成される。さらに、一体を成す第1ユニット11および第2ユニット12は、バイオマスの発酵処理量に応じて適宜複数併設することができ、システム全体の大型化が対応可能となっている。
メタン発酵装置121は、加水分解槽113で加水分解処理されたバイオマスが、加水分解槽113からポンプPにより供給され、供給されたバイオマスをメタン発酵させる。
メタン発酵装置121は、PHセンサPHと、温度センサtと、側壁に取り付けられたヒータHとを備え、メタン発酵に適したPH、温度となるように管理される。また、電動モータMにより駆動する攪拌機Nが設けられており、攪拌機NによりPHおよび温度が均一となるように攪拌混合される。
脱硫装置122は、複数の脱硫塔からなり硫化水素を除去処理する。脱硫装置122は、メタン発酵装置121の上部に設けられた排気バルブに接続されており、メタン発酵装置121におけるバイオマスのメタン発酵の進行に伴って生成されるメタンを含む発生ガスが供給される。さらに、発生ガスの供給量に応じて、脱硫塔の手前に設けられた複数のバルブを操作することで、発生ガスの供給路が変更可能となっており、複数の脱硫塔を発生ガスの供給量に適した形で使用することができる。
第3ユニット13は、筐体130内に収容されたガス分解装置131と、ガス分解装置131に隣接して設けられた再生装置132と、ガス分解装置131と第2ユニット12の脱硫装置122との間に設けられた発生ガスタンク133とを備える。
ガス分解装置131は、例えば、放電電極間にメタンガスを供給することで、メタンを分解してカーボンと水素とを含む分解ガスを連続的に生成する。
再生装置132は、分解ガスを再生資源にするものであり、例えば、分解ガス中の水素を吸蔵する吸蔵装置132a並びにこれを用いた燃料電池132b、分解ガスを燃焼させるエンジン132c並びにこれにより発電を行う発電機132d、および分解ガス中の炭素成分を圧縮する圧縮機132e並びにこれにより炭素を充填した充填物132fを含む。
発生ガスタンク133は、第2ユニット12のメタン発酵装置121におけるバイオマスのメタン発酵の進行に伴って生成されるメタンを含む発生ガスが脱硫装置122を介して供給され、かかる発生ガスが一時的に貯留される。そのため、第1ユニット11および第2ユニット12を複数並列に併設した場合でも、これらから供給される発生ガスが直接ガス分解装置131に供給されることなく、発生ガスタンク133がバッファとして機能するため、簡易な構成で、複数の第1ユニット11および第2ユニット12に対応可能に構成することができる。
ここで、発生ガスタンク133を筐体130内に設けないことで、第1ユニット11および第2ユニット12を後日さらに複数併設した場合でも、発生ガスタンク133の容量をそれに合せて大きくすることで、第3ユニット13全体の設備の変更を不要として、これに対応することが可能となっている。
第4ユニット14は、筐体140内に収容された脱水装置141と、脱水装置141に隣接して設けられた固化装置142と、脱水装置141と第2ユニット12のメタン発酵装置121との間に設けられた消化液タンク143とを備える。
脱水装置141は、メタン発酵装置121のメタン発酵後の残渣である消化液を脱水する。脱水の手法としては、既存の種々の手法が採用され得る。さらに、消化液を脱水することにより得られた水分はろ過された後、第1ユニット11の雨水タンク111へと戻される。
固化装置142は、脱水装置141により脱水された消化液の残渣を固化させる。固化の手法としては、圧縮および乾燥等の既存の種々の手法が採用され得る。
消化液タンク143は、第2ユニット12のメタン発酵装置121におけるメタン発酵後の残渣である消化液がメタン発酵装置121のポンプPを介して供給され、かかる消化液が一時的に貯留される。そのため、第1ユニット11および第2ユニット12を複数並列に併設した場合でも、これらから供給される消化液が脱水装置141に供給されることなく、消化液タンク143がバッファとして機能するため、簡易な構成で、複数の第1ユニット11および第2ユニット12に対応可能に構成することができる。
ここで、消化液タンク143を筐体140内に設けないことで、第1ユニット11および第2ユニット12を後日さらに複数併設した場合でも、消化液タンク143の容量をそれに合せて大きくすることで、第4ユニット全体の設備の変更を不要として、これに対応することが可能となっている。
以上が、本実施形態のバイオマス処理システムの構成であり、かかるバイオマス処理システムによれば、第1ユニット11および第2ユニット12を直線上に一体に構成し、これを複数併設することで、システム全体をバイオマスの発酵処理量に応じて大型化することができる。
さらに、第3ユニット13および第4ユニット14は、一体を成す複数の第1ユニット11および第2ユニット12に対応可能に構成されることから、第1ユニット11および第2ユニット12を複数併設してシステム全体を大型化した場合でも、第3ユニット13および第4ユニット14が共通化されるため装置構成が複雑化することもない。
このように、本実施形態のバイオマス処理システムによれば、簡易な構成でシステム全体の大型化に対応することができる。
なお、本実施形態において、発生ガスタンク133は、第3ユニット13の筐体130内に収容されていないが、筐体130内に収容されるように構成してもよい。同様に、消化液タンク143は、第4ユニット14の筐体140内に収容されていないが、筐体140内に収容されるように構成してもよい。
図4は、第2ユニット12のメタン発酵装置121の構成を示す斜視図であり、図5は、メタン発酵装置121の攪拌機構を示す斜視図である。これらの図に示すように、メタン発酵装置121は、本発明の攪拌装置を適用して構成され、上述の加水分解槽113で加水分解処理されたバイオマスが供給されてそのメタン発酵が行われる攪拌槽としての発酵槽21と、発酵槽21内のバイオマスを攪拌する攪拌機Nとしての攪拌機構22を備える。
攪拌機構22は、発酵槽21内で昇降される攪拌板23と、攪拌板23の重量を相殺するためのカウンタウェイト24と、一端が攪拌板23に固定され、他端がカウンタウェイト24に固定される2本のチェーン25と、チェーン25を駆動するモータ26とを備える。
攪拌板23は、直方体状の発酵槽21の水平断面形状に適合したほぼ長方形の周縁形状を有する。攪拌板23には、多数の孔27が板面全体に均一に設けられる。攪拌板23は、発酵槽21内で板面が鉛直方向を向いた姿勢で昇降されて発酵槽21内のバイオマスを攪拌する。
攪拌板23には、その周縁の複数個所、例えば両短辺の各中心部と、両長辺それぞれに2箇所ずつの計6個所に、攪拌板23を昇降方向に案内するための攪拌板側案内部材28が設けられる。また、発酵槽21の内壁には、各攪拌板側案内部材28に対応する位置に発酵槽21の底部から上部にわたり、各攪拌板側案内部材28と協働して攪拌板23を昇降方向に案内する発酵槽側案内部材29が設けられる。発酵槽側案内部材29は、本発明における攪拌槽側案内部材に相当する。
攪拌板側案内部材28は、例えば、水平方向外方に開いた昇降方向に長い溝を構成する部材として形成され、発酵槽側案内部材29は、この溝に緩く嵌合するような長方形状の断面を有し、発酵槽21の底部から上部に延在する棒状の部材として形成される。
発酵槽21の外側には、発酵槽21に隣接して、カウンタウェイト24が昇降するための空間を形成するウェイト昇降槽30が設けられる。ウェイト昇降槽30は、発酵槽21の矩形状の上端縁と同じレベルにおいて該上端縁に隣接し、かつ該上端縁よりも小さい矩形状の上端縁を有するとともに、発酵槽21とほぼ同様の深さを有する。チェーン25は、攪拌板23の昇降範囲とカウンタウェイト24の昇降範囲とに対応する適切な長さを有する。
2本のチェーン25の各一端は、攪拌板23の重心位置を通るライン上で該重心位置から両方向に同じ距離だけ離れた2個所P1及びP2にそれぞれ一端が固定される。各他端は、カウンタウェイト24両側の各端部にそれぞれ固定される。2本のチェーン25のそれぞれは、一端から他端まで前記ラインに垂直な同一の平面上に位置する。
発酵槽21からウェイト昇降槽30にかけて攪拌機構22を支持する枠状の支持部材31が設けられる。支持部材31は、ウェイト昇降槽30の上端縁の発酵槽21と反対側の辺を1辺とし、発酵槽21の上端縁のウェイト昇降槽30と反対側の辺に到る矩形状の第1枠32と、第1枠32の上に重ねて固定された第2枠33とで構成される。
第1枠32は、ウェイト昇降槽30及び発酵槽21の上端縁に固定され、第2枠33をウェイト昇降槽30及び発酵槽21の上に確実に固定する役割を果たす。第2枠33は、第1枠32の上記1辺と同じ長さの1辺を有し、その対辺側は、発酵槽21の中央部を超える位置にまで及ぶ。第2枠33により、攪拌機構22を構成する従動軸34と駆動軸35が回転自在に支持される。
従動軸34には、2本のチェーン25の一端が固定された個所P1及びP2の上方にそれぞれ位置し、2本のチェーン25の該一端側がそれぞれ掛けられる2つのスプロケット36が設けられる。
駆動軸35は、従動軸34とカウンタウェイト24との間に介在しており、駆動軸35には、2本のチェーン25の他端側がそれぞれ掛けられる2つのスプロケット37が固定される。支持部材31には、駆動軸35を回転させるモータ26が設けられる。モータ26は、減速機付きのブレーキモータである。
発酵槽21及びウェイト昇降槽30には、これらの内部空間を含む1つの密閉空間を構成するようにこれらを閉塞する閉塞部材が設けられる。この密閉空間内に、攪拌板23、カウンタウェイト24、チェーン25、スプロケット36、37、従動軸34及び駆動軸35が位置する。モータ26は、該密閉空間の外側に位置する。
閉塞部材は、発酵槽21の上端縁で囲まれた領域における第1枠32の外側の部分を閉塞する閉塞板38と、第1枠32の上端縁で囲まれた領域における第2枠33のウェイト昇降槽30と反対側の部分を閉塞する閉塞板39と、第2枠33の上端縁で囲まれた領域を閉塞する閉塞板40と、第1枠32及び第2枠33とで構成される。
モータ26の回転軸は、駆動軸35の一端に対して、第2枠33の貫通孔を経て連結される。該貫通孔と該回転軸又は駆動軸35との間にはシール部材が設けられ、メタン発酵装置121からの臭気漏れやガス漏れの防止が図られる。
発酵槽21には、上述のPHセンサPH、温度センサt及びヒータHの他に、発酵槽21内の様子を覗うための覗窓41、発酵槽21内のバイオマスのレベルを確認するための液面計42、排水口43、発酵槽21内で発生したメタンガスを含む発生ガスを脱硫装置122に移送するためのガス移送口44、発酵槽21内にバイオマスを供給するための供給口45、発酵槽21内のメタン発酵後の残渣である消化液を脱水装置141に移送するための移送管46等が設けられる。
この構成において、攪拌板23は、2本のチェーン25により従動軸34の2つのスプロケット36から吊り下げられ、カウンタウェイト24は、2本のチェーン25により駆動軸35の2つのスプロケット37から吊り下げられた状態にある。すなわち、攪拌板23の全部又は一部の重量がカウンタウェイト24により相殺されている状態にある。そして、発酵槽21に供給されたバイオマスをメタン発酵させる際には、モータ26が一方向及び他方向に一定時間ずつ駆動される。
モータ26の一方向への駆動に際しては、モータ26により駆動軸35が回転され、その2つのスプロケット37により、2本のチェーン25が攪拌板23の方に駆動される。これにより、カウンタウェイト24は上昇してウェイト昇降槽30の上部に達し、攪拌板23は下降して発酵槽21の下部に達する。このとき、攪拌板23は、攪拌板側案内部材28及び発酵槽側案内部材29により、板面が鉛直方向に向いた姿勢で昇降し得るように案内されているので、板面が水平方向に沿った姿勢を良好に保ちながら下降する。
モータ26の他方向への回転に際しては、2本のチェーン25はカウンタウェイト24の方に駆動されるので、カウンタウェイト24は下降してウェイト昇降槽30の下部に達し、攪拌板23は上昇して発酵槽21の上部に達する。このときも同様に、攪拌板23は、板面が水平方向に沿った姿勢を良好に保ちながら上昇する。したがって、モータ26の一方向及び他方向への駆動が繰り返されることにより、攪拌板23が発酵槽21の上部と下部の間を繰り返し往復する。
その際、攪拌板23の移動に伴い、バイオマスの一部分が攪拌板23の板材により移動方向に押され、他の部分が攪拌板23の孔27を通り抜けることにより、バイオマスは、攪拌板23によって攪拌される。攪拌板23には多数の孔27が板面全体にわたって均一に設けられているので、この攪拌は、攪拌板23の全面にわたり、均一に行われる。そして、攪拌板23は、発酵槽21の上部と下部の間を繰り返し往復する。したがって、バイオマスの攪拌は、発酵槽21内の全体にわたり、均一に行われる。これにより、メタン発酵が、発酵槽21内全体にわたって均一に促進され、効率的にメタン発酵が行われる。
以上のように、本実施形態のメタン発酵装置121によれば、攪拌板側案内部材28及び発酵槽側案内部材29により、攪拌板23が昇降方向に案内される。このため、比較的面積の大きな攪拌板23を、2本のチェーン25で吊り下げ、カウンタウェイト24で攪拌板23の重量を相殺しながら、板面が常に鉛直方向を向いた安定した姿勢で昇降させることができる。したがって、少ない電力でモータ26を駆動しながら、効率的にバイオマスを攪拌し、メタン発酵を行うことができる。
また、発酵槽21に隣接させてウェイト昇降槽30を設け、チェーン25、従動軸34、駆動軸35、及びスプロケット36、37を介して攪拌板23とカウンタウェイト24とを接続するとともに、駆動軸35をモータ26で回転させるようにしたので、簡便な構成で省電力型の攪拌機構22を構成することができる。
また、かかる簡便な構成を採用したので、メタン発酵が行われる密閉空間を、チェーン25、従動軸34、駆動軸35、スプロケット36、37、攪拌板23及びカウンタウェイト24を含み、かつモータ26をその外部に位置付けた空間として、閉塞部材により容易に画定することができる。これにより、メタン発酵による発生ガスがメタン発酵装置121の外部に漏洩するのを防止するとともに、モータ26の駆動により発生ガスが発火するのを防止することができる。
また、発酵槽21に供給されるバイオマスは、加水分解槽113で加水分解処理が施されたものであるため、メタン発酵装置121における上述の効率的なメタン発酵を、上述の攪拌機構22により、遺憾なく実現することができる。
また、2本のチェーン25の各一端を攪拌板23の上述の各個所P1、P2にそれぞれ固定し、2本のチェーンは、それぞれ上述の重心を通るラインに垂直な同一平面上に位置するので、攪拌機構22をコンパクトで効率的な機構として構成することができる。
図6は、第2ユニット12のメタン発酵装置121の別の例を示す斜視図であり、図7は、その断面図である。これらの図に示すように、メタン発酵装置121は、本発明の攪拌装置を適用して構成され、上述の加水分解槽113(図2、図3)で加水分解処理されたバイオマスが供給されてそのメタン発酵が行われる攪拌槽としての発酵槽51と、発酵槽51内のバイオマスを攪拌する攪拌機Nとしての攪拌機構52を備える。
攪拌機構52は、発酵槽51内で昇降される攪拌板53と、攪拌板53の重量を相殺するためのカウンタウェイト50と、一端が攪拌板53に固定され、他端がカウンタウェイト50に固定される1本のローラチェーン55と、ローラチェーン55を駆動するブレーキ付きのモータ26とを備える。
図8は、攪拌板53の斜視図である。図8に示すように、攪拌板53は、直方体状の発酵槽51(図6)の水平断面形状に適合し、該形状よりやや小さいほぼ長方形の周縁形状を有する。攪拌板53は、撹拌板フレーム54に多数の孔56cを有するノンスリップ鋼板56をボルト締めして構成され、多数の孔56cを攪拌板53の板面全体にほぼ均一に有する。
ノンスリップ鋼板56は、攪拌板53の長手方向中央において短手方向に中央部からそれぞれ端縁方向に延びた2枚の長方形状の鋼板部分56aと、各鋼板部分56a両側の計4枚の鋼板部分56bとに分割されている。撹拌板フレーム54は、これに対して各鋼板部分56a及び56bを適切にボルト締めできるように、L字鋼57を組み合わせて構成される。
攪拌板53における2枚の鋼板部分56a間の中央部には、攪拌板53の昇降方向に貫通した案内孔58aを形成している攪拌板側ガイド部58が設けられる。案内孔58aは、昇降方向にある程度の長さを有しており、その横断面は長方形状を有する。攪拌板側ガイド部58の攪拌板53短手方向両側の各側壁には、ローラチェーン55の一端を攪拌板側ガイド部58にジョイントリンク55aを介して固定するための固定孔58bが設けられる。
図7のように、発酵槽51の中央部には、昇降方向に案内孔58aを通って延在する発酵槽側ガイド部59が設けられる。発酵槽側ガイド部59は、本発明における攪拌槽側ガイド部に相当する。発酵槽側ガイド部59は、2本の角パイプ59aで構成されており、攪拌板側ガイド部58の案内孔58aに接して、攪拌板側ガイド部58を昇降方向に案内する。
すなわち、攪拌板側ガイド部58及び発酵槽側ガイド部59は、攪拌板53を、板面が鉛直方向に向いた姿勢で昇降方向に併進移動させながら発酵槽51の底部と上部との間で昇降方向に案内する案内手段を構成している。この案内に従い、攪拌板53は、発酵槽51内で昇降されて発酵槽51内のバイオマスを攪拌する。
発酵槽51の外側には、発酵槽51に隣接して、カウンタウェイト50が昇降するための空間を形成するウェイト昇降槽60が設けられる。ウェイト昇降槽60は、発酵槽51の矩形状の上端縁と同じレベルにおいて該上端縁に隣接し、かつ該上端縁よりも小さい矩形状の上端縁を有するとともに、発酵槽51とほぼ同様の深さを有する。
ローラチェーン55は、攪拌板53の昇降範囲とカウンタウェイト50の昇降範囲とに対応する適切な長さを有する。ローラチェーン55の一端は、攪拌板側ガイド部58の固定孔58bに対し、ジョイントリンク55aを介して固定され、他端は、カウンタウェイト50に固定される。
ウェイト昇降槽60の上部及び下部には、カウンタウェイト50の昇降範囲に対応させてその上限位置及び下限位置を規定するための上限リミットスイッチ60a及び下限リミットスイッチ60bが設けられる。
ウェイト昇降槽60から発酵槽51の中央部にかけて、攪拌機構52を支持するカバー部材61が設けられる。すなわち、カバー部材61により、ローラチェーン55が掛けられた従動軸64及び駆動軸65が回転自在に支持される。従動軸64には、ローラチェーン55の一端が固定される個所の上方に位置し、ローラチェーン55の該一端側が掛けられる1つのスプロケット66が設けられる。
駆動軸65は、従動軸64とカウンタウェイト50との間に介在する。すなわち、駆動軸65には、ローラチェーン55の他端側が掛けられる1つのスプロケット67が固定される。カバー部材61の外側には、駆動軸65を回転させるモータ26が設けられる。モータ26は、減速機付きのブレーキモータである。
カバー部材61は、発酵槽51の天板51aとともに、発酵槽51及びウェイト昇降槽60の内部空間を含む1つの密閉空間を構成するように、これらの内部空間を結合させつつ閉塞する閉塞部材として機能する。この密閉空間内に、攪拌板53、カウンタウェイト50、ローラチェーン55、スプロケット66、67、従動軸64及び駆動軸65が位置する。モータ26は、該密閉空間の外側に位置する。
モータ26の回転軸は、駆動軸65の一端に対して、カバー部材61の貫通孔を経て連結される。該貫通孔と該回転軸又は駆動軸65との間にはシール部材が設けられ、メタン発酵装置121からの臭気漏れやガス漏れの防止が図られる。
発酵槽51には、上述のPHセンサPH、温度センサt及びヒータHの他に、発酵槽51内を点検するための槽内点検窓71、発酵槽51内のバイオマスのレベルを確認するための液面計、排水口73、発酵槽51内で発生したメタンガスを含む発生ガスを脱硫装置122に移送するためのガス移送口74、発酵槽51内にバイオマスを供給するための供給口75、発酵槽51内のメタン発酵後の残渣である消化液を脱水装置141に移送するための移送管76等が設けられる。
また、発酵槽51の天板51aには、発酵槽51の内部を上方から点検するための上部点検窓77が設けられる。カバー部材61には、従動軸64を点検するための従動軸点検窓78、及び駆動軸65を点検するための駆動軸点検窓79が設けられる。ウェイト昇降槽60には、カウンタウェイト50を点検するためのウェイト点検窓80が設けられる。
この構成において、攪拌板53は、ローラチェーン55により従動軸64のスプロケット66から吊り下げられ、カウンタウェイト50は、ローラチェーン55により駆動軸65のスプロケット67から吊り下げられた状態にある。この例では、攪拌板53の重量はカウンタウェイト50の重量よりも大きく、攪拌板53の重量の一部が、カウンタウェイト50により相殺されている。
そして、発酵槽51に供給されたバイオマスをメタン発酵させる際には、モータ26が攪拌板53を上昇させる方向に一定時間駆動される。これにより、発酵槽51の下部に位置していた攪拌板53が発酵槽51の上部まで上昇する。
攪拌板53が発酵槽51の上部に達すると、一定時間、モータ26は駆動が停止され、駆動軸65が自由に回転し得るように、モータ26のブレーキもオフ状態とされる。これにより、攪拌板53は、カウンタウェイト50の重量よりも大きい自重によって、発酵槽51の下部まで下降する。なお、この場合の下降速度が攪拌に適したものとなるように、カウンタウェイト50の重量が設定されている。
この上昇と下降が繰り返される。その際に、モータ26のオン・オフのタイミングが、ウェイト昇降槽60の上限リミットスイッチ60a及び下限リミットスイッチ60bにより制御される。
これにより、上述図4のメタン発酵装置121の場合と同様に、攪拌板53が、発酵槽51の上部と下部の間を、板面が鉛直方向に向いた姿勢で併進移動しながら、繰り返し往復する。
その際に、攪拌板53の移動に伴い、バイオマスの一部分が攪拌板53の板材により移動方向に押され、他の部分が攪拌板53の孔56cや、攪拌板53の外周部と発酵槽51の内壁との間を通り抜けることにより、バイオマスは、攪拌板53によって攪拌される。
したがって、バイオマスの攪拌は、発酵槽51内の全体にわたり、均一に行われる。これにより、メタン発酵が、発酵槽51内全体にわたって均一に促進され、効率的にメタン発酵が行われる。
このように、図6〜図8のメタン発酵装置121によれば、図4のメタン発酵装置121の場合と同様に、少ない電力でモータ26を駆動しながら、効率的にバイオマスを攪拌してメタン発酵を行うことができる省電力型で簡便な構成のメタン発酵装置を構成することができる。特に、攪拌板53の下降時にはモータ26の駆動が停止されるので、より効果的に省電力が図られる。
また、図4のメタン発酵装置121の場合と同様に、メタン発酵による発生ガスがメタン発酵装置121の外部に漏洩するのを防止するとともに、モータ26の駆動により発生ガスが発火するのを防止することができる。さらに、1本のローラチェーン55で攪拌板53を昇降させるので、攪拌機構52をよりコンパクトで効率的な機構として構成することができる。
以上、本発明の実施形態を説明したが、本発明はこれに限定されない。例えば、スプロケット36、37、66、67及びチェーン25、ローラチェーン55に代えてプーリ及びベルトを用いてもよい。また、チェーン25の本数を3本以上とし、これに対応させてスプロケット36、37の数を増やしもよい。
また、モータ26の駆動方向の切替えは、制御回路により自動で行うようにしてもよいし、攪拌板23又は攪拌板53の昇降位置を目視により確認しながら手動で行うようにしてもよい。また、攪拌板側案内部材28又は攪拌板側ガイド部58として、ローラを有するものを採用し、発酵槽側案内部材29又は発酵槽側ガイド部59として、該ローラが走行するレールを有するものを採用してもよい。
また、本発明の攪拌装置は、バイオマスを攪拌してメタン発酵させるメタン発酵装置121に限らず、他の液状物を攪拌対象とする攪拌にも用いることができる。また、加水分解槽113におけるバイオマスの攪拌にも効果的に用いることができる。
また、攪拌板23、53は、孔27、56cを有していなくてもよい。この場合、攪拌板23、53の昇降時に、攪拌板23、53により押されたバイオマスは攪拌板23、53と発酵槽との間を通って、攪拌板23、53の該押された方向と逆側に移動する。この場合も、バイオマスは均一に撹拌される。
また、攪拌板23、53は、カウンタウェイト24、50と同等の重量又はこれより小さい重量を有していてもよい。攪拌板23、53がカウンタウェイト24、50と同等の重量を有する場合には、攪拌板23、53の上昇時及び下降時の双方においてモータ26が駆動される。攪拌板23、53がカウンタウェイト24、50より小さい重量を有する場合には、攪拌板23、53を下降させる際にのみ、モータ26が駆動される。
10…前処理ユニット、11…第1ユニット、12…第2ユニット、13…第3ユニット、14…第4ユニット、21…発酵槽(攪拌槽)、23、53…攪拌板、24、50…カウンタウェイト、25…チェーン、26…モータ、27、56c…孔、28…攪拌板側案内部材、29…発酵槽側案内部材(攪拌槽側案内部材)、30…ウェイト昇降槽、34…従動軸、35…駆動軸、36、37…スプロケット、55…ローラチェーン、58…攪拌板側ガイド部、59…発酵槽側ガイド部(攪拌槽側ガイド部)100…破砕装置、111…雨水タンク、112…原水タンク、113…加水分解槽、121…メタン発酵装置、122…脱硫装置、131…ガス分解装置、132…再生装置、133…発生ガスタンク、141…脱水装置、142…固化装置、143…消化液タンク、P1、P2…個所。

Claims (9)

  1. 攪拌対象となる液状物が供給される攪拌槽と、
    前記攪拌槽の水平断面形状に適合した形状を有し、該攪拌槽内で昇降されて前記液状物を攪拌する攪拌板と、
    前記攪拌板を、板面が鉛直方向に向いた姿勢で前記攪拌槽の底部と上部との間で昇降方向に移動し得るように案内する案内手段と、
    前記攪拌板の重量を相殺するためのカウンタウェイトと、
    前記昇降方向に案内された攪拌板の所定位置に一端が固定され、他端が前記カウンタウェイトに固定される所定長さのチェーン又はベルトと、
    前記所定位置の上方で前記チェーン又はベルトの前記一端側が掛けられて前記攪拌板を吊り下げるスプロケット又はプーリを有する従動軸と、
    前記従動軸と前記カウンタウェイトとの間に介在し、前記チェーン又はベルトの前記他端側が掛けられて前記カウンタウェイトを吊り下げるスプロケット又はプーリが固定される駆動軸と、
    前記駆動軸を回転させることにより前記攪拌板を昇降させるモータとを備えることを特徴とする攪拌装置。
  2. 前記攪拌槽の外側に隣接し、前記カウンタウェイトが昇降するための空間を形成するウェイト昇降槽と、
    前記攪拌槽及び前記ウェイト昇降槽の内部空間を含む1つの密閉空間を構成するように該攪拌槽及び該ウェイト昇降槽を閉塞する閉塞部材とを備え、
    前記密閉空間内に前記攪拌板、前記カウンタウェイト、前記チェーン又はベルト、前記スプロケット又はプーリ、前記従動軸及び前記駆動軸が位置し、該密閉空間の外側に前記モータが位置することを特徴とする請求項1に記載の攪拌装置。
  3. 前記案内手段は、
    前記攪拌板の中央部で昇降方向に貫通した案内孔を形成している攪拌板側ガイド部と、
    前記攪拌槽の中央部で昇降方向に前記案内孔を通って延在する攪拌槽側ガイド部とを備え、
    前記攪拌板側ガイド部及び前記攪拌槽側ガイド部は、前記攪拌板を併進移動させながら前記攪拌板の案内を行うように構成され、
    前記チェーン又はベルトの一端は、前記攪拌板側ガイド部に固定されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の攪拌装置。
  4. 前記案内手段は、
    前記攪拌板の周縁の複数個所に設けられ、該攪拌板を昇降方向に案内するための攪拌板側案内部材と、
    前記攪拌槽の内壁の各攪拌板側案内部材に対応する位置に該攪拌槽の底部から上部にわたって設けられ、該攪拌板側案内部材と協働して前記攪拌板の案内を行う攪拌槽側案内部材とを備えることを特徴とする請求項1又は2に記載の攪拌装置。
  5. 前記チェーン又はベルトを2本備え、その各一端は、前記攪拌板に対して、その重心を通るライン上であって、該重心位置から等距離だけ離れた各位置にそれぞれ固定され、
    前記2本のチェーン又はベルトのそれぞれは、一端から他端まで前記ラインに垂直な同一の平面上に位置することを特徴とする請求項4に記載の攪拌装置。
  6. 前記カウンタウェイトの重量は、前記攪拌板の上昇又は下降のうちの一方が前記モータの駆動によらずに該攪拌又は該カウンタウェイトの自重により行われるように設定されていることを特徴とする請求項1〜5のいずれか1項に記載の攪拌装置。
  7. 請求項1〜6のいずれかの攪拌装置を備え、該攪拌装置によりバイオマスを撹拌してメタン発酵させることによりメタンを含むガスを発生させることを特徴とするメタン発酵装置。
  8. バイオマスをメタン発酵させることによりメタンを含む発生ガスを発生させるバイオマス処理システムであって、
    前記バイオマスを貯留する原水タンクと、該原水タンクに貯留された該バイオマスを加水分解する加水分解槽と、雨水タンクと、太陽光温水パネルとをセットとして増設単位とした第1ユニットと、
    前記第1ユニットの加水分解槽に接続され、加水分解された前記バイオマスを発酵させる請求項7のメタン発酵装置と、該メタン発酵装置に接続されて該メタン発酵装置で発生した前記発生ガスの脱硫を行う脱硫装置とをセットとして増設単位とした第2ユニットと、
    前記第2ユニットの脱硫装置を介して供給される前記発生ガスを貯留する発生ガスタンクと、該ガスタンクに貯留された該発生ガスを分解するガス分解装置と、分解した分解ガスを再生資源にする再生装置とをセットとして増設単位とした第3ユニットと、
    前記第2ユニットのメタン発酵装置における前記バイオマスの発酵後の残渣である消化液を貯留する消化液タンクと、該消化液タンクに貯留された消化液を脱水する脱水装置と、脱水装置により脱水された残渣を固化させる固化装置とをセットとして増設単位とした第4ユニットと、
    食品残渣を原料として前記バイオマスを生成する破砕装置を増設単位とした前処理ユニットとを備え、
    前記第1ユニットと前記第2ユニットとが、前記バイオマスの処理工程に合わせて直線上に隣接して連結配列されると共に、前記第3ユニットと前記第4ユニットと前記前処理ユニットが、該第1ユニットおよび該第2ユニットと独立、かつ、複数の該第1ユニットおよび該第2ユニットに対応可能に構成され、
    前記第3ユニットの前記再生装置が、前記分解ガス中の水素を吸蔵する吸蔵装置および該吸蔵装置を用いた燃料電池と、該分解ガスを燃焼させるエンジンおよび該エンジンにより発電を行う発電機と、該分解ガス中の炭素成分を圧縮する圧縮機および該圧縮機により炭素を充填した充填物とを備えることを特徴とするバイオマス処理システム。
  9. 前記第1ユニットおよび前記第2ユニットが一体または各々分割してトレーラに積載可能に構成されることを特徴とする請求項8に記載のバイオマス処理システム。
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