JP2007307439A - 浄化槽及びノズル体 - Google Patents

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Abstract

【課題】担体流動槽の散気用ノズル体を詰まり難くすると共に、浄化品質の向上を図れるようにする。
【解決手段】被処理水処理用微生物を担持した担体Tを流動自在に収容すると共に、その担体Tに気泡供給する散気部9を備えて被処理水Wを好気処理する担体流動槽5が設けられている浄化槽において、散気部9は、可撓性を有する膜部材に、多数のスリット状気泡吐出部を形成したノズル体Nを備えて構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、被処理水処理用微生物を担持した担体を流動自在に収容すると共に、その担体に気泡供給する散気部を備えて前記被処理水を好気処理する担体流動槽が設けられている浄化槽、及び、その浄化槽に用いるノズル体に関する。
従来、この種の浄化槽、及び、その浄化槽に用いるノズル体としては、図8に示すように、担体流動槽5の散気部9が、担体流動槽5の上方から槽内に延びる散気管10の下端部にノズル体Nを連結して構成されているものがあった(例えば、特許文献1参照)。
そして、前記ノズル体Nは、両端部を閉塞してあると共に周面に多数の貫通丸穴20を形成した横配置のパイプ21で構成されており、前記散気管10から送られる空気Aを、前記ノズル体Nの多数の貫通丸穴20から被処理水W中に吐出できるように形成されていた。
特開2002−248486号公報
上述した従来の浄化槽、及び、その浄化槽に用いるノズル体によれば、前記貫通丸穴は、常に開口した状態となっており、例えば、メンテナンスやトラブル等の原因で、空気の吐出を停止せざるを得なくなった場合、被処理水が前記貫通丸穴を通してノズル体内に浸入する危険性があり、被処理水中の浮遊物質等が前記貫通丸穴を閉塞してしまい、ノズル詰まりを生じ易い問題点があった。
ノズル詰まりが生じれば、浄化槽としてのエアレーション作用が低下する為、浄化品質が悪くなることになる。
従って、本発明の目的は、上記問題点を解消し、担体流動槽の散気用ノズル体を詰まり難くすると共に、浄化品質の向上を図れる浄化槽を提供するところにある。
本発明の第1の特徴構成は、被処理水処理用微生物を担持した担体を流動自在に収容すると共に、その担体に気泡供給する散気部を備えて前記被処理水を好気処理する担体流動槽が設けられている浄化槽において、前記散気部は、可撓性を有する膜部材に、多数のスリット状気泡吐出部を形成したノズル体を備えて構成されているところにある。
本発明の第1の特徴構成によれば、散気部を、可撓性を有する膜部材に、多数のスリット状気泡吐出部を形成したノズル体を備えて構成してあるから、空気を吐出する際には、空気の圧力で膜部材が可撓変形することが可能となり、前記スリット状気泡吐出部を開口させて良好なエアレーション作用を発揮することが可能となる。一方、空気の吐出を停止させると可撓変形していたスリットがもとの形状に戻り易く、被処理水のノズル内浸入を防止することが可能となる。
即ち、担体流動槽の散気用ノズル体を詰まり難くすると共に、浄化品質の向上を図ることが可能となる。
本発明の第2の特徴構成は、前記ノズル体は、前記担体流動槽の底部分で、且つ、前記ノズル体の下方に前記担体が入らない位置に配置されているところにある。
本発明の第2の特徴構成によれば、本発明の第1の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、担体がノズル体と担体流動槽の底との間に位置することを物理的に防止することができる。従って、ノズル体より上方の担体流動槽範囲をより多く確保でき、槽内に配置されたすべての担体をより活用した被処理水の浄化を叶えることが可能となり、浄化品質の更なる向上を図ることが可能となる
本発明の第3の特徴構成は、前記ノズル体の散気管接続部が、前記ノズル体の本体の上方に位置させてあるところにある。
本発明の第3の特徴構成によれば、本発明の第1又は2の特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、散気管接続部をノズル体の本体の下方に位置させるのに比べて、ノズル体を担体流動槽の底部側により近接させることが可能となり、その結果、吐出水深をより深くでき、エアレーション対象高さ範囲をより多く確保して、酸素溶存効率を向上させることが可能となる。
従って、槽内に配置されたより多くの担体を活用した被処理水の浄化を効率よく叶えることが可能となり、浄化品質の更なる向上を図ることが可能となる
本発明の第4の特徴構成は、前記担体流動槽の底部補強用の槽内突条部が、前記ノズル体の外周に沿って位置する状態に形成されているところにある。
本発明の第4の特徴構成によれば、本発明の第1〜3の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、前記槽内突条部によって担体流動槽の底部補強を図れることができながら、ノズル体そのものが横ずれするのを、前記槽内突条部によって抑制することが可能となる。
即ち、ノズル体から気泡を吐出させるに伴って、散気管の下端部に取り付けたノズル体は、エアレーションによる浮力や散気管の撓みによって横方向に振動しやすいが、前記槽内突条部によってその動きを抑制することができることで、安定した状態でのエアレーションを叶えることが可能となる。
また、散気管の撓みをも防止できることで、散気管の疲労破壊等も防止することが可能となる。
更には、ノズル体のメンテナンス作業等で、担体流動槽から引き上げたノズル体を、再度、担体流動槽の底へ沈めて、所定の位置に配置する際にも、前記槽内突条部が、前記ノズル体のガイドとなり、容易に且つ短時間でノズル体を所定の位置にセッティングさせることができる。
本発明の第5の特徴構成は、請求項1〜4に記載の浄化槽に用いるノズル体において、多数のスリット状気泡吐出部を形成した可撓性の膜部材が設けられ、前記膜部材を扁平な状態に支持自在で、且つ、前記気泡吐出部への気泡用気体の供給流路を前記膜部材との間に確保自在な膜支持本体が設けられ、散気管を連結自在な連結部材が設けられ、前記膜支持本体と前記連結部材とが着脱自在に構成されていると共に、双方の取り付け状態で前記膜部材を挟持するように構成されているところにある。
本発明の第5の特徴構成によれば、本発明の第1〜4の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、前記膜支持本体と連結部材とで膜部材を挟持して、膜部材を安定した状態に固定することができる。そして、膜支持本体と連結部材とを取り外すことができるから、例えば、膜部材を取り替える等の作業を簡単に実施することが可能となる。即ち、高いメンテナンス性が得られる。
本発明の第6の特徴構成は、請求項第1〜4に記載の浄化槽に用いるノズル体において、多数のスリット状気泡吐出部を形成した可撓性膜部材を、扁平な状態に配した扁平体として構成してあると共に、全体形状が下方に凸状に形成されているところにある。
本発明の第6の特徴構成によれば、本発明の第1〜4の何れかの特徴構成による上述の作用効果を叶えることができるのに加えて、全体形状が扁平で下方に凸状に形成されているから、ノズル体を下方へ下げる際に、凸状部分で担体や被処理水を押し分けることができ、よりスムースに下げ降ろすことが可能となる。
気泡吐出部から被処理水中に吐出された空気は、気泡となって被処理水中を上昇するが、気泡吐出部どうしの位置関係が上下に位置している場合、上下の気泡どうしが合体して大きな気泡となり易く、それに伴って被処理水中での滞留時間も短くなることから、エアレーション作用が低下する危険性がある。このような傾向は、従来のような横配置のパイプの周面に多数の貫通丸穴を形成したノズル体において顕著に見られる。
従って、ノズル体が、上面に前記膜部材を扁平な状態に配した扁平体として構成してあれば、隣接するスリット状気泡吐出部どうしが縦に重ならない配置となり、夫々の気泡吐出部から吐出された気泡は、細かいまま独立して被処理水中を上昇しやすく、満遍なく被処理水中に分布することができる事に加えて、滞留時間も長くなり易く、より良好なエアレーション作用を発揮することが可能となる。
また、全体形状が下方に凸状に形成されているので、例えば、ノズル体のメンテナンス作業等で、担体流動槽から引き上げたノズル体を、再度、担体流動槽の底へ沈めて、所定の位置に配置する際にも、担体や被処理水を押し分ける作用が可能となり、容易に且つ短時間でノズル体を所定の位置にセッティングさせることができる。
以下に本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。尚、図面において従来例と同一の符号で表示した部分は、同一又は相当の部分を示している。
図1は、本発明に係わる浄化槽1を示すもので、浄化槽1は、例えば、合成樹脂の容器体Kの中を複数に仕切ることで、それぞれの処理槽を形成してある。
各処理槽は、汚水(被処理水に相当)Wの流入口2から放流口8に向かって、夾雑物除去槽3、嫌気濾床槽4、接触曝気槽(担体流動槽に相当)5、沈殿槽6、消毒槽7の順に設けられており、例えば、トイレや洗面所、浴室や台所等から流された汚水Wを各槽に順次流通させることで、汚水Wに含まれる有機物を分解して浄化することができるように構成されている。
尚、前記容器体Kは、図に示すように、内周側に筋状に膨出した複数の補強部(槽内突条部の一例)K1が設けられており、容器体Kとしての適切な強度を確保できるように構成されている。
前記夾雑物除去槽3は、汚水Wを一時貯留しつつ、スカム化を促進して汚水W中の浮遊物質を除去し得る構成としてある。
前記嫌気濾床槽4は、嫌気濾床4aに担持されている嫌気性微生物によって、汚水Wに含まれる有機物が分解される。
前記接触曝気槽5は、槽内に、被処理水処理用好気性微生物を担持した多数の担体Tが水中浮遊自在な状態に収容されている。尚、接触曝気槽5中の汚水Wは、散気部9から供給される空気が気泡となって汚水中を上昇することで対流し、その対流によって前記担体Tも接触曝気槽5中を流動し得るように構成されている。
また、前記担体Tは、公知の種々のものを使用することができるが、一例を挙げるならば、複数のリブ状体を間隔をあけて一体に組み付けて構成されたものがあり、各リブ状体の外周縁部によって形作られた外形は、ほぼ球形となっている。そして、各リブ状体に汚水処理用の好気性微生物が担持されており、各リブ状体間の隙間に浸入する汚水Wと前記微生物が接触できるように構成されている。
前記沈殿槽6においては、接触曝気槽5を通過して流入した汚水Wへの沈殿が図られ、貯留された浄化水の上澄み部分が前記消毒槽7に流入して、消毒剤(塩素等)で消毒された後、放流口8より放流される。
次に、本発明に係わるノズル体Nを備えて構成された散気部9について詳しく説明する。
前記散気部9は、前記容器体Kに対して着脱自在に形成された散気管10と、散気管10の下端部に散気管接続部11aを介して着脱自在に形成されたノズル体Nとを備えて構成されている。
前記散気管10は、縦配置される直管(例えば、合成樹脂製管)を主体として構成され、下端部が前記散気管接続部11aに対して着脱自在に形成されている。
尚、前記散気部9への空気の供給は、図には示さないが、前記散気管10の上端部に、送気装置からの送気管を連結して行われる。
前記ノズル体Nは、図4〜7に示すように、上面中央部に前記散気管接続部11aが突出する状態に組み付けられたほぼ円盤状の扁平体として構成され(図5参照)、多数のスリット状気泡吐出部12aを形成した可撓性の膜部材12(例えば、ゴム膜)と、前記膜部材12を扁平な状態に支持自在で且つ前記気泡吐出部12aへの空気(気泡用気体に相当)Aの供給流路Lを前記膜部材12との間に確保自在な膜支持本体13と、前記散気管10を連結自在な連結部材11とを設けて構成されている。当該ノズル体Nは扁平であるが、前記散気管接続部11aを介して中央部上方へ比較的真っ直ぐに散気管10を連結できるから、例えば、メンテナンス作業等によってノズル体を槽内へ出し入れする際に、ノズル体に汚水Wや担体Tによる抵抗を受けても偏芯しにくく、スムースに出し入れし易いことに加えて、管や接続部やノズル体等の各部分に無理な偏芯モーメントが作用し難いから、前記各部分の破損防止を図ることが可能となる。
前記膜支持本体13は、例えば、合成樹脂製で構成され、図4〜7に示すように、円盤状の上面部13aと、その下面部に放射状に配置された複数のリブ部13bと、上面部13aの円盤中央に下方に凸状に形成された膨出部13cとを備えて構成されている。
そして、前記膨出部13cは、その底部分が前記リブ部13bの下縁部とほぼ面一となるように形成してある。また、膨出部13c内空部における前記リブ部13bの延長線上の範囲は、前記供給流路Lとして確保されている。そして、その範囲の両側は、膨出部壁が、膜支持本体13中心軸側へ引退した引退壁13dとして形成してある。また、対向する引退壁13d間には、前記連結部材11が嵌合自在な隙間Sが確保されている。一方、前記膨出部13cの外側に暴露されているリブ部13bの本体部分は、円盤外周側ほど下縁部が高くなり、リブ高さが小さくなるように形成されている。従って、ノズル体N全体としてみた外形は、下方に凸状となっている。
また、前記膨出部13cの底中央部には、前記連結部材11の係合爪11bが係合自在な係合穴13eが設けられている(図6参照)。
前記膜部材12は、構成素材は例えばゴム製で、前述の通り、スリット状の気泡吐出部12aが多数形成されている(図7参照)。気泡吐出部12aのスリットは、例えば、それぞれを円周方向に沿った形状に形成され、各スリットの配列は、円周方向、及び、径方向に間隔をあけた配置となっている。
そして、膜部材12の外周縁部12bは、図6に示すように、下方側に折れ曲がった形状に形成してあり、前記膜支持本体13の外周縁部に被さる状態で係合させることができる。尚、これら両者の係合は、それぞれの当接面に、円周方向に沿った周溝が形成してあり、対向するそれら周溝どうしが嵌合することで、より強力な係合力を発揮すると共に、膜部材12と膜支持本体13との係合部での気密性を向上できるように構成されている。
因みに、膜部材12における外周縁部12bの内径寸法は、前記膜支持本体13における上面部13aの外径寸法より若干小さめに設定してあり、ゴム素材の弾性を利用して、外周縁部12bから膜支持本体13に締付力を作用させて両者の係合力が強化されるように構成されている。
一方、膜部材12の内周縁部12cに関しても、外周縁部12bと同様に、下方側に折れ曲がった形状に形成してあり、前記膜支持本体13の引退壁13dと前記連結部材11との間でこの内周縁部12cを挟んで固定できるように構成されている。
尚、膜支持本体13と前記外周縁部12bとの場合と同様に、連結部材11と内周縁部12cとの当接面にも、円周方向に沿った周溝がそれぞれ形成してある。
このように、膜部材12は、内周縁部12c、及び、外周縁部12bが膜支持本体13に固定されているから、それらの中間部である膜部分は、散気管10からの空気供給を受けるとその圧力で、若干の膨出変形をする。その膨出状態では、膜部材12と膜支持本体13の上面部13aとの間に供給流路Lが形成される(図5参照)。また、膨出に伴う膜部材12の若干の弾性延び変形によって、前記各スリットが開き、気泡が発生し易い状態となる。一方、空気供給が停止されると、ゴム素材の備えた弾性復元力によってスリットが塞がり、汚水がノズル体N内に浸入するのを防止することができる。
前記連結部材11は、例えば、合成樹脂製であり、図6に示すように、鍔付き円筒部材で構成してあり、筒上端内周部に前記散気管10が接続される。従って、筒上端部が、散気管接続部11aとして構成されている。
また、筒外周部には、前記膜部材12の内周縁部12cを前記膜支持本体13の引退壁13dとの間で挟持固定するための鍔部11cが形成されている。
一方、筒下端部開口から下方へ突出する状態に、一対の係合爪11bが設けられており、連結部材11を前記膜支持本体13の引退壁13d間の隙間Sに進入させると、この係合爪11bが、膨出部13cの底に形成された係合穴13eの周縁部に係合するように構成されている。尚、例えば、膜部材12の交換やノズル体Nのメンテナンス等を実施するのに連結部材11と膜支持本体13とを分離するような場合、前記係合穴13eから下方へ突出している一対の係合爪部分どうしを、例えば、ペンチ等で摘んで相対近接させることで両者の係合が解除され、容易に取り外すことができる。
そして、連結部材11の筒内空部は、前記膨出部13cの内空部、及び、前記上面部13aと膜部材12との間の空間と連通するから、これら一連の連通空間が、空気の前記供給流路Lとなり、散気管10から送られた空気を、多数の気泡吐出部12aから、細かな気泡として吐出して、接触曝気槽5内のエアレーション作用を促進することが可能となる。
以上のような部材を組み付けて構成された前記散気部9は、容器体Kの上方から底に向けて垂下状態に設置されている。
尚、容器体Kの底部分には、前述の複数の補強部K1が設けられているが、当該散気部9が垂下されている箇所に該当する補強部K1に関しては、図2に示すように、ノズル体Nの外周に沿う平面形状に変更して設けられている。従って、ノズル体Nが槽内の底に位置するように散気部9をセットすると、ノズル体Nは、円弧状の補強部K1で囲まれた底部分に嵌り込んだ状態となり、横ずれしにくい安定したセット姿勢を維持することが可能となる。
また、前記ノズル体Nの気泡吹出位置は、図3に示すように、前記接触曝気槽5の底部分に散気部9をセットした状態で、前記担体Tの中心位置より下方の位置になるように、各部材設定、及び、取付位置設定がされているから、槽内のより低い位置から気泡を吐出して、広範囲のエアレーション範囲を確保して、浄化性能の向上を図れるように構成されている。
〔実施例〕
当該ノズル体Nによる浄化効果の確認試験結果を以下に示す。
試験体は、従来のノズル体としては、両端部を閉塞してあると共に周面に多数の貫通丸穴を形成した横配置のパイプで構成されたものを使用し、当該ノズル体Nとの硬化の比較を行った。
また、試験条件は、BOD容積負荷0.6kg/m3・日、温度26℃、担体充填率40%で実施し、効果確認項目は、透視度(cm)、BOD(mg/リットル)、S−BOD〔溶解性BOD〕(mg/リットル)、SS(mg/リットル)とした。
試験結果は、表1に示すとおりである。
これらの結果から、当該実施形態のノズル体を使用することで、浄化効果が向上することが判る。
Figure 2007307439
〔別実施形態〕
以下に他の実施の形態を説明する。
〈1〉 浄化槽そのものの構成は、先の実施形態で説明した各処理槽(夾雑物除去槽3、嫌気濾床槽4、接触曝気槽5、沈殿槽6、消毒槽7)を備えた構成に限るものではなく、例えば、他の処理槽を備えたものや、一部の処理槽が省略されたもの等、適宜変更が可能である。要するに、エアレーションを行う担体流動槽を備えたものであればよい。
〈2〉 ノズル体は、先の実施形態で説明した形状や構造や素材等に限るものではなく、変更が可能である。例えば、散気管接続部を、ノズル体の本体の上方に位置させることに替えて、ノズル体の本体の側方に位置させる構成であってもよい。
〈3〉 前記担体は、先の実施形態で説明した形状や構造や素材等に限るものではなく、変更が可能である。
尚、上述のように、図面との対照を便利にするために符号を記したが、該記入により本発明は添付図面の構成に限定されるものではない。また、本発明の要旨を逸脱しない範囲において、種々なる態様で実施し得ることは勿論である。
浄化槽を示す側面視概念図 浄化槽の接触曝気槽を示す上面視概念図 浄化槽の接触曝気槽を示す端面視概念図 ノズル体を示す斜視図 ノズル体を示す側面視断面図 ノズル体の組み付け状態を示す側面視分解断面図 ノズル体の上面視分解平面図 従来の浄化槽の接触曝気槽を示す端面視断面図
符号の説明
5 接触曝気槽(担体流動槽に相当)
9 散気部
10 散気管
11 連結部材
11a 散気管接続部
12 膜部材
12a 気泡吐出部
13 膜支持本体
A 空気(気泡用気体に相当)
K1 補強部(槽内突条部の一例)
L 供給流路
N ノズル体
T 担体
W 汚水(被処理水に相当)

Claims (6)

  1. 被処理水処理用微生物を担持した担体を流動自在に収容すると共に、その担体に気泡供給する散気部を備えて前記被処理水を好気処理する担体流動槽が設けられている浄化槽であって、
    前記散気部は、可撓性を有する膜部材に、多数のスリット状気泡吐出部を形成したノズル体を備えて構成されている浄化槽。
  2. 前記ノズル体は、前記担体流動槽の底部分で、且つ、前記ノズル体の下方に前記担体が入らない位置に配置されている請求項1に記載の浄化槽。
  3. 前記ノズル体の散気管接続部が、前記ノズル体の本体の上方に位置させてある請求項1又は2に記載の浄化槽。
  4. 前記担体流動槽の底部補強用の槽内突条部が、前記ノズル体の外周に沿って位置する状態に形成されている請求項1〜3の何れか一項に記載の浄化槽。
  5. 請求項1〜4に記載の浄化槽に用いるノズル体であって、
    多数のスリット状気泡吐出部を形成した可撓性の膜部材が設けられ、前記膜部材を扁平な状態に支持自在で、且つ、前記気泡吐出部への気泡用気体の供給流路を前記膜部材との間に確保自在な膜支持本体が設けられ、散気管を連結自在な連結部材が設けられ、前記膜支持本体と前記連結部材とが着脱自在に構成されていると共に、双方の取り付け状態で前記膜部材を挟持するように構成されているノズル体。
  6. 請求項1〜4に記載の浄化槽に用いるノズル体であって、
    多数のスリット状気泡吐出部を形成した可撓性膜部材を、扁平な状態に配した扁平体として構成してあると共に、全体形状が下方に凸状に形成されているノズル体。
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