JP2011149443A - 浄化槽 - Google Patents
浄化槽 Download PDFInfo
- Publication number
- JP2011149443A JP2011149443A JP2011107515A JP2011107515A JP2011149443A JP 2011149443 A JP2011149443 A JP 2011149443A JP 2011107515 A JP2011107515 A JP 2011107515A JP 2011107515 A JP2011107515 A JP 2011107515A JP 2011149443 A JP2011149443 A JP 2011149443A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- water
- pump
- pump housing
- flow path
- air lift
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Jet Pumps And Other Pumps (AREA)
Abstract
【解決手段】 本発明に係る水処理装置100は、ポンプハウジング内の流通経路が、吸入口からポンプハウジング内の下部領域へ向けて下方へと延在する第1流通路と、下部領域から吐出口へ向けて上方へと延在する第2流通路と、第1流通路及び第2流通路を区画する区画部により構成された第1エアリフトポンプ140及び第2エアリフトポンプ180を備える。
【選択図】 図1
Description
しかしながら、ポンプ本体を構成する略U字形状の配管に関し、互いに対向する配管部分の間には空間が形成されることとなり、この形成される空間はポンプ本体のコンパクト化を図るうえで阻害要因となる。とりわけ、浄化槽のような水処理装置にエアリフトポンプを内装する場合には、当該エアリフトポンプを極力限られたスペース内に収めることが望まれており、ポンプ本体のコンパクト化を図る技術に対応する要請が高い。
そこで、本発明は、かかる点に鑑みてなされたものであり、吸入口からポンプハウジング内に導入した被移送水を、移送用ガスのガス流れに伴って吐出口へと移送する移送用ポンプにつき、当該移送用ポンプのコンパクト化を図るのに有効な技術を提供することを課題とする。
本発明の第1発明は、請求項1に記載されたとおりの水移送ポンプである。
請求項1に記載のこの水移送ポンプは、ポンプハウジングに、吸入口、ガス供給口及び吐出口を少なくとも備え、当該ポンプハウジングに流通経路が形成される構成とされる。吸入口は、ポンプハウジング内へと被移送水を導入(吸入)する開口部位として構成される。ガス供給口は、ポンプハウジング内へと移送用ガスを供給する開口部位として構成される。このガス供給口を通じて供給する移送用ガスとして、典型的にはエア(空気)を用いる。吐出口は、ポンプハウジング内を流通した水をポンプハウジング外へと導出(吐出)する開口部位として構成される。
本構成において、吸入口を通じてポンプハウジング内に導入した被移送水に対し、ガス供給口を通じて移送用ガスが供給されることによって、当該移送用ガスのガス流れに伴って被移送水が流通経路を流通したのち、吐出口からポンプハウジング外へと吐出される。
また、本発明の水移送ポンプでは、ポンプハウジング内の下部領域において、第1流通路と第2流通路との境界部分の大きさ(距離、面積など)を抑えることが可能となる。これに対し、略U字形状の配管によって構成された従来型の水移送ポンプでは、互いに対向する配管部分の間には空間が形成されるため、第1流通路と第2流通路との境界部分が本発明のものよりも長くなる。従って、本発明の水移送ポンプの構成によれば、ポンプハウジング内にブラシ等の洗浄用治具を挿入して、下部領域に堆積したスケール等を除去・洗浄する際の作業を容易に行うことが可能となる。
本発明の第2発明は、請求項2に記載されたとおりの水移送ポンプである。
請求項2に記載のこの水移送ポンプでは、請求項1に記載の流通経路は、更に第3流通路を備える構成とされる。この第3流通路は、第1流通路から第2流通路へと流れた被移送水が、当該第1流通路へと循環するのを許容する流通路として構成される。
このような構成によれば、吸入口から吸入した被移送水を吐出口から吐出する移送操作に加え、第1流通路から第2流通路へと水を循環させる循環操作を行うことができる。この循環操作は、吐出口を完全に塞ぐか、或いは吐出口から吐出される水の量を抑えることによって可能とされる。この循環操作は、水移送ポンプの内部洗浄を設置状態のままで行う際に有効である。
本発明の第3発明は、請求項3に記載されたとおりの水移送ポンプである。
請求項3に記載のこの水移送ポンプでは、請求項2に記載の第3流通路は、区画部において第1流通路と第2流通路を連通する連通開口によって構成される。このような構成によれば、既存の区画部の連通開口を用いて第3流通路を構成するため、部品点数や製造コストを抑えることができ合理的である。
本発明の第4発明は、請求項4に記載されたとおりの水移送ポンプである。
請求項4に記載のこの水移送ポンプは、請求項1〜請求項3のいずれかに記載の構成において、ポンプハウジングと区画部とが一体化された構成とされる。このような構成によれば、部品点数や製造コストを抑えることができ合理的である。ポンプハウジングと区画部とのこの一体化に際しては、筒状の樹脂(パリソン)を金型ではさみ、そこへ空気を吹き込んで中空の製品を作るブロー成形(中空成形)を用いるのが好ましい。これにより、より安価にエアリフトポンプを製造することが可能となる。
本発明の第5発明は、請求項5に記載されたとおりの水処理装置である。
請求項4に記載のこの水処理装置は、処理槽本体に、水処理部、流入口、流出口、水移送ポンプを少なくとも備える構成とされる。水処理部は、被処理水の水処理を行う機能を有する。この水処理部は、固液分離、生物処理、移送処理、貯留処理、消毒処理等、各種の水処理機構の1または複数によって構成される。流入口は、水処理部へと被処理水が流入する開口部位として構成される。流出口は、水処理部にて処理された水が処理槽本体から流出する開口部位として構成される。水移送ポンプは、被処理水が滞留する滞留領域から移送領域へと当該被処理水を移送する機能を有するポンプである。本発明では、このポンプが、請求項1〜請求項4のいずれかに記載の水移送ポンプを用いて構成されている。
従って、請求項5に記載の水処理装置のこのような構成によれば、移送用ポンプのコンパクト化を図ることで、水処理装置全体のコンパクト化を図ることが可能となる。
図1に示すように、本発明における「水処理装置」としての水処理装置100は、槽本体101の内部に各種の浄化処理機構(本発明における「水処理部」に対応)を収容している。槽本体101は、流入管102(本発明における「流入口」を構成)および流出管103(本発明における「流出口」を構成)を備えており、流入管102から流入した被処理水は槽内で連続的に浄化処理されたのち、流出管103を通じて槽外へ放流されるようになっている。この水処理装置100は、「排水処理装置」あるいは「浄化槽」ともいう。
なお、詳細については後述するが、この第1エアリフトポンプ140の吸入口は、図1中の第2嫌気濾床槽130の「LWL」で示す下側水位レベルに相当する位置に設置されている。従って、この第1エアリフトポンプ140による流量調整によって、嫌気濾床槽110,130の各槽における水位は、図1中の「HWL」で示す上側水位レベルと、「LWL」で示す下側水位レベルとの間に調整されることとなる。
散気装置160は、散気運転において担体充填領域152の担体153に対し、好気処理に用いるエア(空気)を供給する構成を有する。散気運転時に散気装置160から所定量のエアが供給されると、散気装置160よりも上方に好気処理領域が形成され、散気装置160よりも下方に濾過処理領域が形成される。
一方、逆洗装置162は、逆洗運転において担体充填領域152の担体153に対し、逆洗処理を行う際に用いるエア(空気)を供給する構成を有する。逆洗運転時に逆洗装置162から通常運転時よりも多い所定量のエアが供給されると、担体充填領域152の担体153全体が流動化し、散気運転において被濾過物を濾過した担体153の洗浄処理が行われる。
図2及び図3に示すように、第1エアリフトポンプ140は、上下方向に直線状(長尺状)に延在する有底筒状のポンプハウジング141に、吸入口142、エア供給口143、吐出口144を備える。このポンプハウジング141が、本発明における「ポンプハウジング」に相当する。吸入口142は、ポンプハウジング141内へと被移送水を導入(吸入)する開口部位として構成される。この吸入口142は、第1エアリフトポンプ140を図1中の第2嫌気濾床槽130に設置した状態において、当該第2嫌気濾床槽130の下側水位レベル(LWL)の位置に相当する構成とされる。エア供給口143は、ブロワ等のエア供給手段に接続されており、ポンプハウジング141内へと移送用エアを供給する開口部位として構成される。吐出口144は、ポンプハウジング141内を流通した水をポンプハウジング141外へと導出(吐出)する開口部位として構成される。
中仕切り部145は、ポンプハウジング141の上部を塞ぐキャップ状の蓋部146と一体状とされた部材として構成される。この部材は、ポンプハウジング141に対し着脱(装着及び脱着)操作が可能な構成になっている。
図5及び図6に示すように、第2エアリフトポンプ180は、上下方向に直線状(長尺状)に延在する有底筒状のポンプハウジング181に、吸入口182、エア供給口183、吐出口184を備える。このポンプハウジング181が、本発明における「ポンプハウジング」に相当する。これら吸入口182、エア供給口183及び吐出口184には、第1エアリフトポンプ140の場合と、実質的に同様の構成とされ、吸入口182は、ポンプハウジング181内へと被移送水を導入(吸入)する開口部位として構成される。この吸入口182は、第2エアリフトポンプ180を図1中の処理水槽170に設置した状態において、当該処理水槽170の水位レベル(WL)の位置に相当する構成とされる。また、エア供給口183は、ブロワ等のエア供給手段に接続されており、ポンプハウジング181内へと移送用エアを供給する開口部位として構成される。また、吐出口184は、ポンプハウジング181内を流通した水をポンプハウジング181外へと導出(吐出)する開口部位として構成される。
なお、本発明は上記の実施の形態のみに限定されるものではなく、種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施の形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
101…槽本体
110…第1嫌気濾床槽
130…第2嫌気濾床槽
140…第1エアリフトポンプ
141,181…ポンプハウジング
142,182…吸入口
143,183…エア供給口
144,184…吐出口
145,185…中仕切り部
185a…連通開口
146,186…蓋部
147,187…第1流通路
148,188…第2流通路
149…被切断部
150…担体流動生物濾過槽
152…担体充填領域
153…担体
154…上部担体移動防止用部材
156…下部担体移動防止用部材
160…散気装置
162…逆洗装置
170…処理水槽
180…第2エアリフトポンプ
190…消毒槽
192…消毒剤注入装置
Claims (5)
- ポンプハウジングに、吸入口、ガス供給口及び吐出口が設けられるとともに、前記ポンプハウジングに流通経路が形成され、前記吸入口を通じてポンプハウジング内に導入した被移送水に対し、前記ガス供給口を通じて移送用ガスが供給されることによって、当該移送用ガスのガス流れに伴って被移送水が前記流通経路を流通したのち、前記吐出口からポンプハウジング外へと吐出される水移送ポンプであって、
前記ポンプハウジングは、上下方向に長尺状に延在する筒状として構成され、当該ポンプハウジングに形成された前記流通経路は、前記吸入口からポンプハウジング内の下部領域へ向けて下方へと延在する第1流通路と、前記下部領域から前記吐出口へ向けて上方へと延在する第2流通路と、前記第1流通路と前記第2流通路を区画する区画部と、
を有する構成であることを特徴とする水移送ポンプ。 - 請求項1に記載の水移送ポンプであって、
前記流通経路は、更に、前記第1流通路から前記第2流通路へと流れた被移送水が、当該第1流通路へと循環するのを許容する第3流通路を備える構成であることを特徴とする水移送ポンプ。 - 請求項2に記載の水移送ポンプであって、
前記第3流通路は、前記区画部において前記第1流通路と前記第2流通路を連通する連通開口によって構成されることを特徴とする水移送ポンプ。 - 請求項1〜3のいずれかに記載の水移送ポンプであって、
前記ポンプハウジングと前記区画部とが一体化された構成であることを特徴とする水移送ポンプ。 - 処理槽本体に、被処理水の水処理を行う水処理部と、前記水処理部へと被処理水が流入する流入口と、前記水処理部にて処理された水が前記処理槽本体から流出する流出口と、被処理水が滞留する滞留領域から移送領域へと当該被処理水を移送する水移送ポンプと、を備える水処理装置であって、
前記水移送ポンプとして、請求項1〜4のいずれかに記載の水移送ポンプを用いた構成であることを特徴とする水処理装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011107515A JP2011149443A (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | 浄化槽 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2011107515A JP2011149443A (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | 浄化槽 |
Related Parent Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2005213125A Division JP4812354B2 (ja) | 2005-07-22 | 2005-07-22 | 水移送ポンプ、水処理装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2011149443A true JP2011149443A (ja) | 2011-08-04 |
Family
ID=44536608
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2011107515A Pending JP2011149443A (ja) | 2011-05-12 | 2011-05-12 | 浄化槽 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2011149443A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106089628A (zh) * | 2016-07-30 | 2016-11-09 | 绍兴淼汇能源科技有限公司 | 高效的高压气分级泵水系统 |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148798U (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-16 | ||
JP2003024959A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-28 | Fuji Clean Kogyo Kk | 排水処理装置および排水処理方法 |
JP2007032303A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Fuji Clean Kogyo Kk | 水移送ポンプ、水処理装置 |
-
2011
- 2011-05-12 JP JP2011107515A patent/JP2011149443A/ja active Pending
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01148798U (ja) * | 1988-03-29 | 1989-10-16 | ||
JP2003024959A (ja) * | 2001-07-17 | 2003-01-28 | Fuji Clean Kogyo Kk | 排水処理装置および排水処理方法 |
JP2007032303A (ja) * | 2005-07-22 | 2007-02-08 | Fuji Clean Kogyo Kk | 水移送ポンプ、水処理装置 |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
CN106089628A (zh) * | 2016-07-30 | 2016-11-09 | 绍兴淼汇能源科技有限公司 | 高效的高压气分级泵水系统 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP4812354B2 (ja) | 水移送ポンプ、水処理装置 | |
CN108124432A (zh) | 机械过滤元件、设备及方法 | |
JP2007307439A (ja) | 浄化槽及びノズル体 | |
JP2006247469A (ja) | 汚水処理装置 | |
KR20170056107A (ko) | 적층식 필터함을 구비하는 수족관용 수질정화장치 | |
JP2007136378A (ja) | 浄化槽 | |
CN102358673A (zh) | 五段式医疗废水智能处理机及其组件控制 | |
CN102358672A (zh) | 五段式医疗废水智能处理机及其上水控制 | |
JP2011149443A (ja) | 浄化槽 | |
JP3148135U (ja) | 水生動物養殖装置 | |
JP3263267B2 (ja) | 浄化槽 | |
KR20100000662A (ko) | 외부 순환식 멤브레인을 이용한 중수 및 빗물 처리 시스템 | |
JP5311301B2 (ja) | 泡沫分離槽付濾過装置 | |
JP2007038096A (ja) | 剥離汚泥分離装置および汚水浄化槽 | |
JP5590926B2 (ja) | 水移送ポンプ、水処理装置 | |
JP5688580B2 (ja) | 移送パイプ、および、排水処理装置 | |
JP6657524B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP3437966B1 (ja) | 流体供給管および該流体供給管を備えた排水処理装置 | |
JP5022975B2 (ja) | 水処理装置用空気供給配管、水処理装置 | |
FI115044B (fi) | Jätevedenkäsittely-yksikkö | |
JP6153380B2 (ja) | 水処理装置 | |
JP4002115B2 (ja) | 浄化槽 | |
JP5000594B2 (ja) | 合併処理浄化槽 | |
JP4251306B2 (ja) | 汚水処理浄化槽 | |
JP2016175047A (ja) | 水処理装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A521 | Written amendment |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20110607 |
|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20110607 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20120423 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20120516 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20120926 |