JP2007307035A - 遊技機 - Google Patents

遊技機 Download PDF

Info

Publication number
JP2007307035A
JP2007307035A JP2006137593A JP2006137593A JP2007307035A JP 2007307035 A JP2007307035 A JP 2007307035A JP 2006137593 A JP2006137593 A JP 2006137593A JP 2006137593 A JP2006137593 A JP 2006137593A JP 2007307035 A JP2007307035 A JP 2007307035A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
launch
area
ball
guide member
game
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006137593A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4454600B2 (ja
Inventor
Masayuki Kaneko
雅之 金子
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sophia Co Ltd
Original Assignee
Sophia Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Sophia Co Ltd filed Critical Sophia Co Ltd
Priority to JP2006137593A priority Critical patent/JP4454600B2/ja
Publication of JP2007307035A publication Critical patent/JP2007307035A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4454600B2 publication Critical patent/JP4454600B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Pinball Game Machines (AREA)

Abstract

【課題】発射領域と遊技領域とを前後に重層させて遊技領域の拡大化を図り、発射領域の先端に遊技領域側に傾斜する連絡通路を設けるようにしても、ムラ飛び現象が発生しにくい遊技機を提供する。
【解決手段】発射位置から発射された発射球が通過する発射領域11と、該発射領域を通過した発射球が到達してから流下する途中で遊技を行う遊技領域8と、を前後に重層させ、発射領域の先端に、上昇するにつれて遊技領域側に近づく方向に傾斜した前後傾斜面16を有する傾斜流路20を接続し、該傾斜流路の終端を遊技領域に接続させ、発射領域と傾斜流路の一側部に、発射球を沿わせて遊技領域に向けて誘導する誘導部材13を設け、該誘導部材は、誘導部材の後端縁側よりも前端縁側が遊技領域側に位置する方向に誘導傾斜角度θだけ傾斜させた状態で取り付けられ、発射領域内を上昇する発射球が誘導部材に当たる位置Pを傾斜流路の傾斜面よりも発射位置側に設定した。
【選択図】図3

Description

本発明は、遊技球を発射装置から発射し、この発射球を発射領域から遊技領域へ案内するパチンコ遊技機等の遊技機に関する。
従来の遊技機(例えば、パチンコ機)は、遊技盤における遊技領域の側方に、発射装置から発射された発射球を遊技領域に誘導する発射領域が同一平面上に並べて設けられていた。
また、遊技盤には、識別情報の変動表示を行う変動表示装置が設けられ、始動条件の成立により変動表示装置を変動表示して該変動表示の停止結果が特定態様となると、特別遊技状態を発生することにより遊技者の興趣を高めている。そして、近時は、変動表示装置が大型化しており、遊技領域として充分な面積を確保することが困難になりつつある。
そこで、遊技領域の面積を確保するために、特許文献1に開示された遊技機では、発射領域と遊技領域とを前後に重層させ、発射領域の先端に遊技領域側に傾斜する連絡通路を設けて発射領域を上昇する球を遊技領域に導いている。
特開2004−065702号公報
しかし、従来の遊技機においては、発射領域と連絡通路とを同一部材で一様に形成することが困難であり、別部材とする必要がある。そして、別部材とすると、両者の間に繋ぎ目ができてしまい、この繋ぎ目によって滑らかな誘導が阻害され、所謂ムラ飛び(一定の強さで遊技領域に球が到達しない現象)を生じ、遊技者の興趣を減殺することになる。
そこで本発明は、上記の事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、発射領域と遊技領域とを前後に重層させて遊技領域の拡大化を図り、発射領域の先端に遊技領域側に傾斜する連絡通路を設けるようにしても、ムラ飛び現象が発生しにくい遊技機を提供することにある。
本発明は、上記目的を達成するために提案されたものであり、請求項1に記載のものは
、発射位置から発射された発射球が通過する発射領域と、該発射領域を通過した発射球が到達してから流下する途中で遊技を行う遊技領域と、を前後に重層させ、前記発射領域の先端に、上昇するにつれて遊技領域側に近づく方向に傾斜した前後傾斜面を有する傾斜流路を接続し、該傾斜流路の終端を遊技領域に接続させた遊技機であって、
少なくとも前記発射領域と傾斜流路の一側部に、発射球を沿わせて前記遊技領域に向けて誘導するバンド状の誘導部材を設け、
該誘導部材は、発射球が上昇するにつれて遊技領域側に誘導されるように誘導部材の後端縁側よりも前端縁側が発射領域と傾斜流路の他側側に位置する方向に傾斜させた状態で取り付けられ、
発射領域内を上昇する発射球が誘導部材に当たる当接位置を前記傾斜流路の傾斜面よりも発射位置側に設定したことを特徴とする。
請求項2に記載のものは、前記誘導部材が弾性を有し、且つその弾性力を調整可能としたことを特徴とする。
請求項3に記載のものは、前記遊技領域が、前方を平板状の透明部材で覆われ、
前記透明部材は、平板を前方に凹ませた凹部を有し、該凹部によって前記発射領域及び傾斜流路を覆うように構成するとともに、前記凹部の側壁に沿わせて前記誘導部材を設け、
前記凹部の側壁は、前記誘導部材の当接位置と対向する部分を外方に凹ませることにより、誘導部材との間に空隙部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機である。
請求項1に記載の発明は、発射位置から発射された発射球が通過する発射領域と、該発射領域を通過した発射球が到達してから流下する途中で遊技を行う遊技領域と、を前後に重層させ、前記発射領域の先端に、上昇するにつれて遊技領域側に近づく方向に傾斜した前後傾斜面を有する傾斜流路を接続し、該傾斜流路の終端を遊技領域に接続させて、前記発射領域と傾斜流路の一側部に、発射球を沿わせて前記遊技領域に向けて誘導するバンド状の誘導部材を設け、該誘導部材は、発射球が上昇するにつれて遊技領域側に誘導されるように誘導部材の後端縁側よりも前端縁側が発射領域と傾斜流路の他側側に位置する方向に傾斜させた状態で取り付けられるので、発射球が誘導部材の傾斜により遊技領域側に誘導される。
また、発射領域内を上昇する発射球が誘導部材に当たる当接位置を前記傾斜流路の傾斜面よりも発射位置側に設定したので、発射球が傾斜流路の傾斜面に衝接するよりも前に誘導部材に当り、その後は誘導部材に誘導されながら上昇方向を変えて遊技領域内に飛入することになる。
したがって、発射球の所謂ムラ飛び現象の発生を抑制することができ、安定した飛距離と方向で発射操作できる。
請求項2に記載の発明によれば、誘導部材が弾性を有し、且つその弾性力を調整可能としたので、発射球が誘導部材に当たって跳ね返る具合を調整して、より好適にムラ飛びを抑えることができる。
請求項3に記載の発明によれば、透明部材は、平板を前方に凹ませた凹部を有し、該凹部によって発射領域及び傾斜流路を覆うように構成したので、透明部材の強度を凹部によって高めることができる。
また、凹部の側壁に沿わせて誘導部材を設け、凹部の側壁は、誘導部材の当接位置と対向する部分を外方に凹ませることにより、誘導部材との間に空隙部を形成したので、凹部の側壁における誘導部材の当接位置と対向する部分が空部となる。したがって、側壁が直接に発射球の衝撃力を受けるのでなく、この凹部の上方または下方の壁面で衝撃力を分散して受けることができ、これにより側壁に伝わる衝撃を和らげることができる。また、両側の壁面同士が単に離れているのでなく、誘導部材との間に空隙部を形成するように凹んでいるので、透明部材に凹部を形成したことにより増した強度を損なうことなく、発射球の衝撃力を凹部全体で受けることができ、透明部材の耐久性が向上する。
以下、代表的な遊技機であるパチンコ遊技機を例に挙げて本発明の実施の最良の形態を図面に基づき説明する。図1はパチンコ遊技機の斜視図、図2は透明部材保持枠の正面図、図3は図2中のA−A断面図とB−B断面図、図4は透明部材ユニットの分解斜視図である。
パチンコ遊技機1は、外枠(機枠あるいは本体枠)2に前面枠(内枠)3を開閉可能に軸着し、この前面枠3のベースとなる略額縁状の前面枠本体4に矩形状の遊技盤5を収納可能とし、遊技盤5の表面には、区画部材(サイドケース)7を配置して略円形状の遊技領域8を区画形成し、該遊技領域8内に表示装置や入賞口等の役物(いずれも図示せず)を配設して流下してくる遊技球が入賞口等に入賞するかにより遊技を行えるように構成してある。また、前面枠3の前面側には、一側(図1中、右側)が軸着された透明部材保持枠9を開閉(回動)可能に設け、該透明部材保持枠9に透視可能な透明部材ユニット10を収納し、透明部材ユニット10の一側には、遊技球を遊技領域8内へ案内するための縦長な発射領域(発射案内路)11を形成し、透明部材保持枠9を閉じると、遊技盤5が透明部材保持枠9により覆われるとともに、透明部材ユニット10の透明部材12と発射案内路(発射領域11)が遊技領域8の前方に配置(重層)され、透明部材12を通して発射領域11の後方に重層された遊技領域8も含めてすべての遊技領域8を前方から視認できるように構成している。なお、発射領域11の後方開口は、透明部材保持枠9を閉じると、区画部材7の前面7´により下半部分塞がれる。
さらに、透明部材保持枠9の下方には、一側(図1中、右側)が軸着された横長な貯留皿ユニット14を開閉(回動)可能に備え、該貯留皿ユニット14の側方(図1中、右側方)には、後述する発射装置17を操作するための発射操作ユニット(発射操作ハンドル)18を備えている。
透明部材保持枠9は、図2に示すように、大きな開口部を開設した合成樹脂製の枠体であり、大きな開口部内に透明部材ユニット10を裏側から嵌装してある。透明部材ユニット10は、図4及び図5に示すように、透明な合成樹脂板を略馬蹄形に成形するとともに一側に縦長な溝状の発射領域11を一体成形した透明部材12と、発射領域11内の一側部に縦方向に取り付けたバンド状の誘導部材13と、該誘導部材13の裏側に設けた背当て部材15とから概略構成されている。発射領域11は、透明部材12の裏面側から表側に凹ませた断面コ字状の溝であり、溝の深さ(透明部材12の裏面から溝の底までの空間の寸法)は遊技球の直径よりも少し大きな寸法に設定され、また、左右幅は、下端が最も幅広であって、上昇するに従って次第に幅員が減少し、幅狭となった上部であって次第に円弧状に湾曲した部分(発射領域11の先端)においては溝の底面に相当する面が前後傾斜面16として形成され、上昇するにつれて遊技領域8側に近づく方向に傾斜しており、この部分が傾斜流路20として機能し、その終端が遊技領域8に接続している。そして、本実施形態では発射領域11の幅員を次第に減少させるために、外側に位置する溝内面(側壁の内面)はほぼ垂直に起立した状態で形成し、この溝内面とは反対側の溝内面、すなわち遊技領域8の中央に近い側の溝内面を、上昇するに従って反対側の溝内面に近づけることで幅員が次第に狭くなるように形成している。また、前記発射領域11の上半部分と傾斜流路20の一側部(外側の溝内面)に、発射球を沿わせて前記遊技領域8に向けて誘導するバンド状の誘導部材13を設けてある。
誘導部材13は、ステンレスバンド等の金属帯板材により作製されているので弾性を有しており、その上端と下端には円弧の外側にコ字状に屈曲した引っ掛け止着部13a,13bを形成し、図6及び図7に示すように、上端の引っ掛け止着部13aを傾斜流路20の先方に形成したコ字状の嵌合溝部21内に、下端の引っ掛け止着部13bをレバー状に成形された弾力調整部材22の嵌合溝部23内に嵌合してカバー22´を被せ、この弾力調整部材22を、外側の溝内面の途中に形成した切欠部24内の止着部28に回動可能な状態で軸着した状態で発射領域11の一側に装着されている。したがって、弾力調整部材22の回動角度を調整すると、誘導部材13の張り具合を調整することができ、背後に配設した背当て部材15への押圧を調整でき、これにより誘導部材13は、弾力を調節した状態で発射領域11の一側に装着される。なお、前記した弾力調整部材22は、自由端側の孔25内に挿通したピン(図示せず)を、切欠部24側に開設された複数の止着調整孔26のいずれに差し込んで止着するかによって誘導部材13の張り具合を段階的に調整することができる構成を採っているが、誘導部材13の弾力を調整することができればどのような構成でも良い。
また、このようにして円弧状に装着した誘導部材13は、発射領域11内を勢い良く上昇して発射球が円弧内面に当って、その後、当該発射球が円弧内面に沿って上昇するにつれて遊技領域8側に誘導されるように、図3(b)に示すように、当該誘導部材13の取付基端縁側よりも先端縁側が遊技領域8の中央側、すなわち、前記した発射領域11と傾斜流路20の他側側に位置する傾斜状態(誘導傾斜角度θ)で取り付ける。また、この誘導部材13を設ける範囲は、発射領域11の外側の溝内面の略垂直部分のほぼ半分から上の部分であり、図3(a)に示すように、後述する発射装置17による発射動作によって発射された発射球が発射領域11内を垂直方向に上昇して誘導部材13に当たる当接位置Pを、誘導傾斜角度θで遊技領域8側への誘導を行わなかった場合における前記傾斜流路20の傾斜面16の仮想当接点Pよりも下方、すなわち発射位置側に設定してある。したがって、本発明における発射球は、傾斜流路20のPで傾斜面16に当たるよりも先に当接位置Pで誘導部材13に当り、これにより発射球は誘導傾斜角度θの設定と誘導部材13の弾力で跳ね返されて遊技領域8側に円滑に誘導されながら上昇する。この円滑な誘導が行われるため、発射装置17により発射された発射球が遊技領域8内に飛入する位置が安定し、所謂ムラ飛び現象の発生を抑制することができる。さらに、誘導部材13は、弾性を有し、且つその弾性力を調整可能としたので、発射球が接触した時の大きすぎる跳ね返りを抑制して過不足のない跳ね返りに設定することができ、これによりムラ飛び現象の発生を一層確実に抑制することができる。
さらに、図2乃至図5に示すように、誘導部材13を沿わせて設けた溝内面(側壁の内面)のうち、発射球が接触する誘導部材13の当接位置Pの外側部分であってその下方から上方に亘る範囲、換言すると、誘導部材13の当接位置Pと対向する側壁の一部を外方に凹ませることにより、誘導部材13との間に空隙部27を形成する。この様に、誘導部材13の外側に空隙部27を形成すると、凹部の側壁における誘導部材13の当接位置Pと対向する部分が空部となるので、側壁が直接に発射球の衝撃力を受けるのでなく、この凹部の上方または下方の壁面で衝撃力を分散して受けることができる。したがって、側壁に伝わる衝撃を和らげることができる。また、両側の壁面同士が単に離れているのでなく、誘導部材13との間に空隙部27を形成するように凹んでいるので、透明部材12に凹部を形成したことにより増した強度を損なうことなく、発射球の衝撃力を凹部全体で受けることができ、透明部材12の耐久性が向上する。また、誘導部材13の外側に円弧状の空隙部27を形成しておくと、誘導部材13が撓み易くなり、発射球を柔らかく受けることができる。
前面枠本体4は、矩形状の開口部を上寄りに開設した合成樹脂製枠体であり、図1に示すように、開口部の周縁に額縁状の遊技盤収納部30を備え、遊技盤収納部30内に遊技盤5を着脱可能な状態で収納するように構成されている。また、遊技盤収納部30の下方にボード部31を備え、該ボード部31の上端に遊技盤載置部を設け、該遊技盤載置部上に遊技盤5の下端を載置することで、遊技盤5の上下方向の位置を規制できるように構成されている。さらに、ボード部31の一側寄り(図1中、左寄り)の上部には、前面枠本体4の裏側の球排出装置(図示せず)から供給される賞球あるいは貸球としての遊技球を貯留皿ユニット14へ排出する球排出口32を開設している。そして、ボード部31の他側寄り(図1中、右寄り)、すなわち発射操作ユニット18寄りの位置には、貯留皿ユニット14の自由端部を係止可能なロック係止受部33を設け、該ロック係止受部33に貯留皿ユニット14の自由端部を係止して貯留皿ユニット14を前面枠本体4に対して閉状態に維持できるように構成されている。
貯留皿ユニット14は、遊技球を貯留し、この貯留した遊技球を弾発して遊技盤5の遊技領域88へ発射するためのユニットである。貯留皿ユニット14は、図1に示すように、横長なベースパネル(開閉部材)34を備え、該ベースパネル34の一端部(図1中、右端部)には、ベースパネル34を前面枠本体4に対して開閉可能な状態で軸着する軸着部(ヒンジ部)35を配置し、他側部(図1中、左側部)には、ロック係止受部33に係止可能なロック係止部36を配置している。また、ベースパネル34の前面側には、遊技球を貯留可能な皿部材と、該皿部材の前側部およびベースパネル34の前面側全体を覆うカバー部材とを配置している(いずれも図示せず)。さらに、ベースパネル34の後面側には、球排出口32から排出された遊技球(賞球または貸し球)、あるいは発射装置17から発射されたが遊技領域8まで到達せずに発射領域11を逆流してきた遊技球(ファール球)を流下させる横長な球流下樋37と、該球流下樋37の下流端に接続され、球流下樋37を流下する遊技球を貯留皿ユニット14の下方へ抜き出す球抜機構38と、皿部材に貯留された遊技球を遊技領域8へ向けて発射する発射装置17とを配置している。
なお、球流下樋37は、図8に示すように、その上流部(図8中、右側部)を発射装置17の上方に配置し、この上流部の前後幅を下流部の前後幅よりも広く設定して略箱状の球受部40を形成し、該球受部40の後部に球受開口41を開設して、球受開口41と球排出口32とが連通、すなわち球流下樋37と球排出口32とが連通するように構成されている。また、球受部40の上部を開放して発射領域11の下端に連通し、発射領域11を逆流してきたファール球を球受部40に受け入れるように構成されている。さらに、球受部40の底部には、発射装置17と発射領域11とを連通(接続)する発射接続路42を上下に貫通する状態で配置している。
そして、図1に示すように、ベースパネル34の上側のうち自由端寄り、すなわち軸着部35とは反対寄りの部分には、前後に貫通する流下開口を開設し、球流下樋37をベースパネル34の自由端側へ下り傾斜した状態、言い換えると球排出口32の前方から流下開口へ向けて下り傾斜した状態で設定し、流下開口を介して皿部材の内側(詳しくは皿部材の内側の上部)と球流下樋37の下流端とを連通している。また、貯留皿ユニット14は、球排出口32から排出された遊技球(賞球あるいは貸球)を球流下樋37、流下開口、皿部材を経て発射装置17へ供給するように構成されている。
次に、発射装置17について説明する。
貯留皿ユニット14の裏側に装着された発射装置17は、図8及び図9に示すように、当該発射装置17の基部となる発射ベース52と、当該発射装置17に供給された遊技球を往復回動動作により弾発する打球発射杵53と、該打球発射杵53を駆動するロータリーソレノイド54等の回動駆動源と、打球発射杵53の回動範囲を規制する回動規制部55と、打球発射杵53に接続されてその動きを球送り部材56に伝えて連動させるリンク機構57とを備えて構成され、後方に位置する前面枠本体4のボード部31に対向する状態で配置されている。
発射ベース52は、発射装置17を貯留皿ユニット14へ取り付けるための後方開放箱状の部材であり、その内部に打球発射杵53および回動規制部55を収容している。また、発射ベース52の前側にはロータリーソレノイド54を配置し、該ロータリーソレノイド54の出力軸(発射回動軸)58を当該発射ベース52の中央部分よりも上寄りの位置を貫通して後方へ突出し、発射回動軸60の先端(後端)に打球発射杵53を軸着している。
また、発射ベース52の後面側のうち発射回動軸60の突出部分よりも上方には、遊技球を1個ずつ整列した状態で流下可能な球送り流路(整列路)59を一側(図8中、右側)へ下り傾斜した姿勢で配置している。そして、球送り流路59の上流端に、ベースパネル34を前後に貫通する貫通流路を球送り流路59に連通した状態で備え、該貫通流路の前端部を皿部材の傾斜下端に接続し、遊技球を貫通流路から球送り流路59へ導入できるように構成されている。さらに、球送り流路59の下流部(図8中、右側部)を下方へ屈曲し、この屈曲部に球送り部材56を回動自在な状態で配置している。また、球送り流路59の下流端の側方(図8中、右側方)には、球送り流路59から供給された遊技球を1個保持可能な弾発球保持部60を備え、該弾発球保持部60に保持される遊技球の配置空間部を球発射位置としている。そして、該弾発球保持部60の下部を開放して後述する打球発射杵53の弾発部53´を球発射位置へ下方から進入可能とし、弾発球保持部60および球発射位置の上方には、発射領域11の下端と球発射位置とを上下に連通可能な発射接続路42を備え、遊技球が球発射位置から発射接続路42を介して透明部材保持枠9の発射領域11へ飛翔できるように構成されている。
打球発射杵53は、図8及び図9に示すように、ロータリーソレノイド54の発射回動軸60に止着される軸着部分から縦長な杵部を球発射位置側へ僅かに屈曲した状態で延設し、該杵部の先端部には、遊技球を弾発する弾発部53´を球発射位置側(右側)へ向けて突設している。そして、ロータリーソレノイド54の駆動力により発射回動軸60を揺動中心にして、弾発部53´を球発射位置へ向けて移動(回動)する第1動作と、自重により弾発部53´を球発射位置から離れる方向に戻り回動する第2動作とを行って揺動するように構成されている。さらに、打球発射杵53のうち軸着部分(発射回動軸60)を挟んで杵部と反対側には、回動規制部55に衝突可能な発射ストッパー61を杵部の延設方向とは異なる方向(杵部の延設方向から「へ」字状に屈曲した方向)へ向けて突設し、発射ストッパー61および杵部を回動規制部55に交互に係合(当接)することで、打球発射杵53の回動範囲を規制するように構成されている。
回動規制部55は、該打球発射杵53と衝突して打球発射杵53の回動動作を規制するための厚肉な円筒状の部材であり、衝撃を吸収し易い材料、例えばゴム材等の弾性体で形成されている。
この様な構成からなる発射装置17から遊技球が発射されると、この発射球は、球発射位置から発射接続路42を介して透明部材保持枠9の発射領域11へ飛翔し、この発射領域11内を上昇する。そして、前記したように、傾斜流路20の傾斜面16のPよりも下方に設定した位置Pで誘導部材13に、大きな入射角度(すなわち、誘導部材13と僅かな角度で交差する状態)で接触し、その後は誘導部材13の内面に沿って上昇する。この上昇時において、誘導部材13が遊技領域8側に倒れた傾斜状態で装着されているので、発射球はこの誘導部材13の誘導傾斜角度θにより遊技領域8側に案内され、最終的には遊技領域8内に飛入する。したがって、発射領域11の上端部分に形成された傾斜面16に当る前に遊技領域8内に案内されることとなり、遊技領域8内に飛入する位置が発射球ごとに大きくずれることも抑制でき、円滑に飛入させることができる。このため、遊技者の発射勢の調整行為を反映させた遊技となり、ムラ飛び現象による遊技の興趣の低下を防止することができる。
また、図面に示す実施形態では、透明部材12が、平板を前方に凹ませた凹部を有し、該凹部によって発射領域11及び傾斜流路20を覆うように構成したので、透明部材12の強度を凹部によって高めることができる。
また、凹部の側壁に沿わせて誘導部材13を設け、凹部の側壁は、誘導部材13の当接位置Pと対向する部分を外方に凹ませることにより、誘導部材13との間に空隙部27を形成したので、凹部の側壁における誘導部材13の当接位置Pと対向する部分が空部となる。したがって、側壁が直接に発射球の衝撃力を受けるのでなく、この凹部の上方または下方の壁面で衝撃力を分散して受けることができ、これにより側壁に伝わる衝撃を和らげることができる。また、両側の壁面同士(凹部の溝内面同士)が単に離れているのでなく、誘導部材13との間に空隙部27を形成するように凹んでいるので、透明部材12に凹部を形成したことにより増した強度を損なうことなく、発射球の衝撃力を凹部全体で受けることができ、透明部材の耐久性が向上する。
なお、前記した実施の形態は全ての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明は、上記した説明に限らず特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味及び範囲内での全ての変更が含まれるものである。
また、本発明に係る遊技機は、パチンコ遊技機に限らず、雀球式遊技機、アレンジボール式遊技機などにも適用可能である。
透明部材保持枠を開放した状態におけるパチンコ遊技機の斜視図である。 透明部材保持枠の正面図である。 (a)は透明部材保持枠のA−A断面図、(b)は同B−B断面図である。 透明部材ユニットの分解斜視図である。 透明部材ユニットの斜視図である。 誘導部材の上端部を止着する部分の拡大斜視図である。 誘導部材の下端部を止着する部分の拡大斜視図である。 発射装置とその周囲を斜視図である。 (a)は発射装置の裏側(打球発射杵の取付側)から見た斜視図、(b)は発射装置の表側(ロータリーソレノイドの取付側)から見た斜視図である。
符号の説明
1 パチンコ遊技機
3 前面枠
5 遊技盤
7 区画部材
8 遊技領域
9 透明部材保持枠
10 透明部材ユニット
11 発射領域
12 透明部材
13 誘導部材
14 貯留皿ユニット
15 背当て部材
16 傾斜面
17 発射装置
20 傾斜流路
22 弾力調整部材

Claims (3)

  1. 発射位置から発射された発射球が通過する発射領域と、該発射領域を通過した発射球が到達してから流下する途中で遊技を行う遊技領域と、を前後に重層させ、前記発射領域の先端に、上昇するにつれて遊技領域側に近づく方向に傾斜した前後傾斜面を有する傾斜流路を接続し、該傾斜流路の終端を遊技領域に接続させた遊技機であって、
    少なくとも前記発射領域と傾斜流路の一側部に、発射球を沿わせて前記遊技領域に向けて誘導するバンド状の誘導部材を設け、
    該誘導部材は、発射球が上昇するにつれて遊技領域側に誘導されるように誘導部材の後端縁側よりも前端縁側が発射領域と傾斜流路の他側側に位置する方向に傾斜させた状態で取り付けられ、
    発射領域内を上昇する発射球が誘導部材に当たる当接位置を前記傾斜流路の傾斜面よりも発射位置側に設定したことを特徴とする遊技機。
  2. 前記誘導部材は、弾性を有し、且つその弾性力を調整可能としたことを特徴とする請求項1に記載の遊技機。
  3. 前記遊技領域は、前方を平板状の透明部材で覆われ、
    前記透明部材は、平板を前方に凹ませた凹部を有し、該凹部によって前記発射領域及び傾斜流路を覆うように構成するとともに、前記凹部の側壁に沿わせて前記誘導部材を設け、
    前記凹部の側壁は、前記誘導部材の当接位置と対向する部分を外方に凹ませることにより、誘導部材との間に空隙部を形成したことを特徴とする請求項1または2に記載の遊技機。
JP2006137593A 2006-05-17 2006-05-17 遊技機 Expired - Fee Related JP4454600B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137593A JP4454600B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 遊技機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006137593A JP4454600B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 遊技機

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007307035A true JP2007307035A (ja) 2007-11-29
JP4454600B2 JP4454600B2 (ja) 2010-04-21

Family

ID=38840447

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006137593A Expired - Fee Related JP4454600B2 (ja) 2006-05-17 2006-05-17 遊技機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4454600B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017006493A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 三協立山株式会社 棚板

Families Citing this family (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6292596B2 (ja) * 2017-02-01 2018-03-14 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6292598B2 (ja) * 2017-02-01 2018-03-14 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機
JP6292597B2 (ja) * 2017-02-01 2018-03-14 株式会社サンセイアールアンドディ 遊技機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2017006493A (ja) * 2015-06-24 2017-01-12 三協立山株式会社 棚板

Also Published As

Publication number Publication date
JP4454600B2 (ja) 2010-04-21

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2015002837A (ja) 遊技機
JP4454600B2 (ja) 遊技機
JP2009011654A (ja) 弾球遊技機
JP4531009B2 (ja) 遊技機
JP4767106B2 (ja) 遊技機
JP4601586B2 (ja) 遊技機
JP4166059B2 (ja) 弾球遊技機
JP4558771B2 (ja) 弾球遊技機
JP4443538B2 (ja) 遊技機
JP4728770B2 (ja) 遊技機
JP4610636B2 (ja) 弾球遊技機
JP4679441B2 (ja) 遊技機
JP4895709B2 (ja) 遊技機
JP4471954B2 (ja) 遊技機
JP4627054B2 (ja) 遊技機
JP4566945B2 (ja) 遊技機
JP4407961B2 (ja) 遊技機
JP4471955B2 (ja) 遊技機
JP2007244763A (ja) 遊技機
JP4457123B2 (ja) 弾球遊技機
JP5110255B2 (ja) 遊技機
JP4841667B2 (ja) 弾球遊技機
JP4785560B2 (ja) 遊技機
JP4767111B2 (ja) 遊技機
JP2008284281A (ja) 弾球遊技機

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20070906

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20091021

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20091104

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091225

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20100202

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20100202

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4454600

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20130212

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees