JP2007304539A - 光拡散性部材 - Google Patents

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Abstract

【課題】 セラミックス粒子を光拡散性フィラーとして使用する、光拡散性、光透過性、耐光性に優れた光拡散性部材の提供。
【解決手段】 本発明は、セラミックス粒子を光拡散性フィラーとして使用する。本発明は、セラミックス粒子を含有する光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が、以下の要件(I)及び(II)を満たす光拡散性部材である。
(I)AlまたはMgOと、SiOとの総量が80重量%以上。
(II)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜15。
【選択図】 なし

Description

本発明は、特定のセラミックス粒子を含有する、光拡散性部材に関する。
光拡散性部材は、照明カバー、照明看板、透過型ディスプレー、液晶ディスプレー等の光学製品において、光源の光の散乱と透過を制御して有効に利用するために使用される。光拡散性部材は、ガラスやプラスチック、樹脂などの透明な基材に光拡散性を有するフィラー(以下、光拡散性フィラーともいう)を添加して、基本特性である光散乱強度と全透過率が制御される。
従来、光拡散性フィラーとしては、無機系や有機系の粒子が使用されてきた。無機系光拡散性フィラーは、有機系フィラーに比べて耐光性、耐薬品性に優れる点に特徴があるといわれており、シリカ、アルミナ、炭酸カルシウム、硫酸バリウム、酸化チタン、水酸化アルミニウム、ガラス、タルク、マイカなどが使用されている(例えば、特許文献1)。
特開2001−188109号公報
従来の技術では、前記従来の無機系光拡散性フィラーを使用した光拡散性部材は、高い光透過性と耐光性を発現するものの、光拡散性が不十分であるという難点があった。
本発明は、特定の無機系光拡散性フィラーを使用して、光透過性及び耐光性だけでなく、光拡散性にも優れる光拡散性部材と、その製造方法を提供することを課題とする。
本発明は、基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が以下の要件(I)及び(II)を満たす第1の態様の光拡散性部材を提供する。
(I)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
(II)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜15。
本発明は、基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が、以下の要件(III)及び(IV)を満たす粉末粒子を、火炎中で溶融して得られるものである第2の態様光拡散性部材を提供する。
(III)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
(IV)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜17
上記の光拡散性部材の製造方法は、好ましくは上記光拡散性部剤を次の(a)より(d)のいずれかの方法により製造する方法である。
(a)混練機を用いて基材中にセラミックス粒子を練り込む方法
(b)基材樹脂の溶液、エマルジョン、ディスパージョンまたはサスペンジョンの中にセラミックス粒子を混合し、この混合物をシート状に成型する方法
(c)基材シート表面にバインダーを含んだセラミックス粒子をコーティングする方法
(d)基材樹脂を合成する工程で基材樹脂のモノマー中にセラミックス粒子を添加し、重合する方法
本発明は、特定構造のセラミックス粒子を光拡散性フィラーとして使用することで、光透過性及び耐光性だけでなく、光拡散性にも優れた光拡散性部材を提供することができる。
本発明者等は、特定組成のセラミックス粒子が、光拡散性、光透過性及び耐光性並びに耐熱性及び耐薬品性に優れることを見出し、該セラミックス粒子を所定の基材に添加することで、以下に説明する第1の態様及び第2の態様に係る光拡散性部材を完成するに至った。
本発明においては基材中にセラミックス粒子を含有する;
本発明では基材内部にセラミックス粒子を含有することおよび基材表面にセラミックス粒子を含有することを含む;
また、本発明は、上記セラミックス粒子の全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材の製造に用いる用途を提供する。
[1]第1の実施態様
第1の実施態様は、基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が以下の要件(I)及び(II)を満たすものである。
(I)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
(II)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜15。
[要件(I)]
要件(I)においては、好適な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、AlまたはMgOと、SiOを成分に含むが、MgOを成分に含むことが好ましい。
要件(I)においては、更に同様の観点から、AlとSiOの含有割合、あるいは、MgOとSiOの含有割合は、80重量%以上であり、好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上、特に好ましくは100重量%である。
本発明に使用するセラミックス粒子において、AlまたはMgOと、SiOとで構成される成分以外の成分中に含まれ得るもの(以下、副成分ともいう)としては、例えば、CaO、Fe、TiO、KO、NaO、ZrO等の金属酸化物やカーボンなどが挙げられる。Al−SiOが主成分の場合は副成分としてMgOが含有されていてもよく、MgO−SiOが主成分の場合は副成分としてAlが含有されていてもよい。
光拡散性部材に良好な光拡散性及び光透過性を付与するには、セラミックス粒子の白色度が高いことが好ましく、かかる観点から、副成分の合計量は、セラミックス粒子中、20重量%以下であり、10重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましい。副成分中にFeとカーボンが含まれる場合、特に白色度の観点から、それらの含有量としては、それぞれ1重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましく、0.1重量%以下が特に好ましい。
[要件(II)]
要件(II)においては、セラミックス粒子の屈折率を好適にし、好適な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、AlとSiOの重量比Al/SiO、または、MgOとSiOの重量比MgO/SiOは、0.1〜15であり、好ましくは0.2〜12、より好ましくは0.3〜9である。
[2]第2の実施態様
第2の実施態様は、基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が、以下の要件(III)及び(IV)を満たす粉末粒子を、火炎中で溶融して得られるものである光拡散性部材である。
(III)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
(IV)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜17
[要件(III)]
要件(III)においては、好適な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、AlまたはMgOと、SiOを成分に含むが、MgOを成分に含むことが好ましい。
要件(III)においては、更に同様の観点から、AlとSiOの含有割合、あるいは、MgOとSiOの含有割合は、80重量%以上であり、好ましくは90重量%以上、より好ましくは95重量%以上、特に好ましくは100重量%である。
本発明に使用するセラミックス粒子において、AlまたはMgOと、SiOとで構成される成分以外の成分中に含まれ得るもの(以下、副成分ともいう)としては、例えば、CaO、Fe、TiO、KO、NaO、ZrO等の金属酸化物やカーボンなどが挙げられる。光拡散性部材に良好な光拡散性及び光透過性を付与するには、セラミックス粒子の白色度が高いことが好ましく、かかる観点から、副成分の合計量は、セラミックス粒子中、20重量%以下であり、10重量%以下が好ましく、5重量%以下がより好ましい。副成分中にFeとカーボンが含まれる場合、特に白色度の観点から、それらの含有量としては、それぞれ1重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましく、0.1重量%以下が特に好ましい。
[要件(IV)]
要件(IV)においては、セラミックス粒子の屈折率を好適にし、好適な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、AlとSiOの重量比率Al/SiO、または、MgOとSiOの重量比率MgO/SiOは、0.1〜17であり、好ましくは0.2〜15、より好ましくは0.3〜12である。
(3)セラミックス粒子の更に好ましい態様
第1の態様及び第2の態様において使用するセラミックス粒子の更に好適な態様を説明する。
[平均粒径]
本発明に使用するセラミックス粒子の平均粒径は、好適な光拡散性及び光透過性を確保し、該セラミックス粒子を基材に添加して光拡散性部材を製造する際の機械的強度を確保する観点から、100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましく、30μm以下が更に好ましく、20μm以下が更に好ましい。また、粒子の凝集・合一を抑制し、セラミックス粒子の粒径分布をあまり大きくしない観点や球形度の観点から、0.01μm以上が好ましく、0.1μm以上がより好ましく、1μm以上が更に好ましく、5μm以上が更に好ましい。平均粒径は、実施例に記載する方法で測定する。前記観点を総合した観点から、0.01〜100μm以下が好ましく、0.01〜50μm以下がより好ましく、0.1〜50μmが更に好ましく、1〜20μmが更に好ましい。
[球形度]
本発明に使用するセラミックス粒子の球形度は、好適な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、0.95以上が好ましく、0.96以上がより好ましく、0.98以上が更に好ましい。球形度がこの範囲であると、基材への分散性が良好で、高添加が可能となり、光拡散性部材の光学的特性を付与しやすくなる。球形度は、実施例に記載する方法で測定する。
[吸水率]
光拡散性部材中に余分な気泡の発生を抑制し、好適な光拡散性及び光透過性を達成する観点から、本発明に使用するセラミック粒子の表面には気孔が少ないことが好ましい。表面の気孔の程度として、セラミックス粒子の吸水率を指標とすることができる。即ち、セラミックス粒子の気孔は、吸水率は低い方が少ない傾向にあり、吸水率は0.8重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましく、0.3重量%以下が更に好ましい。セラミックス粒子の平均粒径を大きくすることで、吸水率を低減でき、火炎溶融処理することで、吸水率を更に低減できる。吸水率は、実施例に記載する方法で測定する。
[色]
本発明に使用するセラミックス粒子の色は、光透過性を確保する観点から、白色であることが好ましい。白色度は、分光式色彩計により測定されるL*値が、85以上であることが好ましく、90以上であることがより好ましく、95以上であることが特に好ましい。かかる白色度は、要件(I)及び要件(III)についての説明にあるように、セラミックス粒子中の副成分の量と組成を調整することで、得ることができる。白色度は、実施例に記載する方法で測定する。
[結晶構造]
本発明に使用するセラミックス粒子はAlまたはMgOと、SiOとで構成される成分を主成分として含有してなる複合化合物であり、その構造は、非晶構造(非晶質)もしくは結晶構造(結晶質)をとりうるが、耐熱性、耐薬品性または耐光性に優れ、安定した光拡散性を確保する観点から、結晶質のものが好ましい。かかる高結晶化は、セラミックス粒子製造時の焼成温度を1200〜1850℃、焼成時間を1〜5時間に調整することで得ることができる。
本発明に使用するセラミックス粒子として、AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.3〜9のものを使用して、前記の高結晶化を施すと、X線回折パターン測定により主たるピークがJCPDS(Joint Committee on Powder Diffraction Standards)のNo.15−776のMulliteに帰属されるピークまたは、JCPDSのNo34−189のForsteriteに帰属されるピークまたはJCPDSのNo35−610のClinoenstatiteに帰属され、光拡散性及び光透過性を向上する観点から好ましい。
[表面処理]
本発明に使用するセラミックス粒子は、基材中での分散性を向上させる観点から、シランカップリング剤、シリコーン、脂肪酸石鹸等で表面処理を行うことが好ましい。
[比重]
本発明に使用するセラミックス粒子は、比重が3.5〜4となり、少ない添加量で所望の光学的特性を発現させることができる。
[流動性]
本発明に使用するセラミックス粒子を基材に添加する際及びその後の加工性を向上する観点から、適度の流動性を有することが好ましい。流動性は、パウダーテスターによって測定される安息角が指標となり、安息角が、好ましくは55度以下、より好ましくは50度以下であり、更に好ましくは48度以下であり、セラミックス粒子の球形度を高く、吸水率を低減することで好ましい範囲に調整できる。安息角は、実施例に記載する方法で測定できる。
安息角を上記範囲にするため、セラミックス粒子の球形度は0.95以上が好ましく、0.96以上がより好ましく、0.98以上が更に好ましい。安息角を上記範囲にするため、吸水率は0.8重量%以下が好ましく、0.5重量%以下がより好ましく、0.3重量%以下が更に好ましい。セラミックス粒子の平均粒径を大きくすることで、吸水率を低減でき、火炎溶融処理することで、吸水率を更に低減できる。
[4]セラミックス粒子の製造方法
本発明のセラミックス粒子は、混合法、沈殿法、ゾルゲル法、噴霧熱分解法、水熱法、CVD法といった公知の手法を用いて、AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上で、AlまたはMgO/SiO重量比が0.1〜15となるようにAlまたはMgOと、SiOとを含有した前駆体を焼成し粉砕することで得ることができる。
前駆体を形成させるための原料としては、以下に挙げた各原料源内の単独若しくは2種以上を混合して使用することができる。
Al源として、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、ベーマイト、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミナゾル、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミニウムアルコキシド等を挙げることができる。
SiO源として、珪石、珪砂、石英、クリストバライト、非晶質シリカ、長石、パイロフィライト、ヒュームドシリカ、珪酸エチル、シリカゲル等を挙げることができる。
MgO源としては、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム等を挙げることができる。
(MgO及びSiO)源としては、カオリン、ボーキサイト、雲母、シリマナイト、アンダルサイト、ゼオライト、モンモリロナイト、ハイロサイト等を挙げることができる。
本発明のセラミックス粒子を球状化する方法としては、前駆体形成時に噴霧乾燥を行う噴霧乾燥法、前駆体形成時に界面活性剤を使用して乳化させる乳化法、焼成体または前駆体を直接に火炎溶融する火炎溶融法が挙げられ、球形度を向上し、吸水率を低減する観点から、火炎溶融法により球状化することが好ましい。
(1)原料粉末粒子の組成
AlまたはMgO及びSiOを80重量%以上含有し、AlまたはMgO/SiO重量比が0.1〜17で、好ましくは平均粒径が100μm以下である粉末粒子を出発原料とする。出発原料は好ましくはMgOである。
粉末粒子中におけるAlまたはMgOとSiOの含有割合は、好ましくは85重量%以上、より好ましくは90重量%以上、特に好ましくは100重量%であり、AlまたはMgO/SiOの重量比率は0.1〜17であり、好ましくは0.3〜15、より好ましくは0.3〜12である。粒径分布が狭い球状粒子を得る観点から、更に好ましくは1.5〜10である。所望のセラミックス粒子を得るためには、出発原料としての粉末粒子は、溶融時の成分蒸発を考慮して、AlまたはMgO/SiO重量比率が上記範囲内になるよう調整して使用することが好ましい。
(2)原料粉末粒子の平均粒径及び形状
原料粉末粒子の平均粒径は、上限値は100μm以下が好ましく、50μm以下がより好ましく、40μm以下が更に好ましく、30μm以下が更に好ましく、20μm以下が更に好ましい。また、粒径と球形度が広い範囲になることを抑制する観点から、下限値は0.01μm以上が好ましく、0.1μm以上がより好ましく、1μm以上が更に好ましく、5μm以上が更に好ましい。更に前記観点を総合した観点から、0.01〜100μmが好ましく、0.01〜50μmがより好ましく、0.1〜40μmが更に好ましく、1〜30μmが更に好ましく、1〜20μmが更に好ましい。
また、火炎中での球状化を速やかに行うと共に、粒径の分布の巾があまり大きくない球形度の高いセラミックス粒子を得る観点から、原料粉末粒子の形状を選択することが好ましい。形状としては、火炎中での滞留時間確保や溶融、球状化を速やかに行なう観点から、原料粉末粒子の長軸径/短軸径比が9以下であるのが好ましく、より好ましくは4以下、更に好ましくは2以下である。
(3)原料粉末粒子の含水率
出発原料である粉末粒子を溶融する際、当該粒子に水分が含まれると、水分が蒸発するため、得られるセラミックス粒子には水分の蒸発に伴って多数の開孔が形成される場合がある。そこで、出発原料の含水率(重量%)は、得られる粒子の吸水率及び球形度を適切な範囲に調節する観点から、10重量%以下が好ましく、3重量%以下がより好ましく、1重量%以下が更に好ましい。含水率は、粉末粒子1gを800℃で1時間加熱した時の減量を測定し、(加熱前重量−加熱後重量)/加熱前重量×100の式から求めることができる。
(4)原料粉末粒子の例
(Alの場合)
A1源としての原料として、ボーキサイト、バン土頁岩、酸化アルミニウム、水酸化アルミニウム、ベーマイト、硫酸アルミニウム、硝酸アルミニウム、塩化アルミニウム、アルミナゾル、アルミニウムイソプロポキシドなどのアルミニウムアルコキシド等を挙げることができる。
SiO源としての原料として、珪石、珪砂、石英、クリストバライト、非晶質シリカ、長石、パイロフィライト、ヒュームドシリカ、ケイ酸エチル、シリカゲル等を挙げることができる。
(A1+SiO)源としての原料として、カオリン、バン土頁岩、ボーキサイト、雲母、シリマナイト、アンダルサイト、ムライト、ゼオライト、モンモリロナイト、ハイロサイト等を挙げることができる。
これらの原料はそれぞれ単独で、もしくは2種以上を混合して使用することができる。選択された出発原料は、その含水率を低下させるため、あるいはその溶融を容易にするために仮焼して使用するのが好ましい。仮焼された原料粉末粒子としては、仮焼バン頁、仮焼ムライト、仮焼ボーキサイト、仮焼した水酸化アルミニウムとカオリンとの混合物等を挙げることができる。
(MgOの場合)
MgO源としての原料として、炭酸マグネシウム、酸化マグネシウム、水酸化マグネシウム、カンラン石、輝石ズン岩、蛇紋石、オリビン系鉱物等を挙げることができる。
また、(MgO+SiO)源としての原料として、フォルステライト、クリノエンスタタイト、エンスタタイト、カンラン石、輝石、ズン岩、蛇紋岩、玄武岩、オリビン系鉱物、タルク等を挙げることができる。
これらの原料はそれぞれ単独で、もしくは2種以上を混合して使用することができる。選択された出発原料は、その含水率を低下させるため、あるいはその溶融を容易にするために仮焼して使用するのが好ましい。仮焼された原料粉末粒子としては、仮焼蛇紋岩、仮焼カンラン石、仮焼輝石、仮焼ズン石フォルステライト、仮焼エンスタタイト等が例示される。
(5)火炎溶融法による球状化
原料粉末粒子の球状化工程では、原料粉末粒子を酸素等のキャリアガスに分散させ、火炎中に投入することによって溶融し、球状化を行う火炎溶融法を適用する。
火炎は、プロパン、ブタン、メタン、天然液化ガス、LPG、重油、灯油、軽油、微粉炭等の燃料を酸素と燃焼させることによって発生させる。また、N不活性ガス等を電離させて生じるプラズマジェット火炎でもよい。
燃料の対酸素比は、完全燃焼の観点から容量比で1.01〜1.3が好ましい。高温の火炎を発生させる観点から、酸素・ガスバーナーを用いるのが好適である。特にバーナーの構造は限定するものではないが、特開平7−48118号公報、特開平11−132421号公報、特開2000−205523号公報または特開2000−346318号公報で開示されているバーナーが好ましい。
火炎温度は、原料粉末粒子を溶融球状化させる観点から、原料粉末粒子の融点以上であることが好ましい。具体的には1700℃以上が好ましく、2000℃以上がより好ましく、2600℃以上が更に好ましい。
火炎中への粉末粒子の投入は、キャリアガス中に分散して行うことが好ましい。キャリアガスとしては、酸素が好適に用いられる。この場合、キャリアガスの酸素は燃料燃焼用として消費できる利点がある。ガス中の粉体濃度は、粉末粒子の充分な分散性を確保する観点から、0.1〜20kg/Nmが好ましく、0.2〜10kg/Nmがより好ましい。更に、火炎中に投入する際には、メッシュ、スタティックミキサー等を通過させて分散性を高めることがより好ましい。
[光拡散性部材]
本発明で、光拡散性部材とは、ヘイズメーターで測定された全透過率及び散乱強度において、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上のものをいう。
(1)基材
本発明に使用する基材は、透明なガラス、樹脂であれば特に制限はなく、たとえばガラスであれば、ソーダ石灰ガラス等のアルカリガラスや硼珪酸ガラスが好適に用いられる。また、樹脂であれば熱可塑性樹脂、熱硬化性樹脂、紫外線等のエネルギー線硬化型樹脂等が使用でき、例えばポリエチレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル樹脂、トリアセチルセルロース、ブチルセルロース等のセルロース樹脂、ポリスチレン、ポリウレタン、塩化ビニル、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂、フェノール樹脂、シリコーン樹脂、ポリウレタン等が挙げられる。これらのうち、透明性、耐光性、耐熱性の観点から、アクリル樹脂、ポリカーボネート樹脂、エポキシ樹脂等が好ましく、アクリル樹脂がより好ましく用いられる。
これらのうち、光拡散性部材が良好な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、基材の屈折率は、好ましくは1.31〜1.63、より好ましくは1.40〜1.61、更に好ましくは1.48〜1.60であることが望ましい。
また、基材とセラミックス粒子は、光拡散性部材が良好な光拡散性及び光透過性を確保する観点から、基材の屈折率とセラミックス粒子の屈折率の差が、好ましくは0.01〜0.3、より好ましくは0.03〜0.2、更に好ましくは0.05〜0.15であるように組合せることが望ましい。
基材とセラミックス粒子の好適な組合せの例を表1に示した。
Figure 2007304539
(2)製造条件
本発明の光拡散部材は、例えば、以下のような条件でシート状のものを得ることができる。
(a)混練機を用いて基材中にセラミックス粒子を練り込む方法、
(b)基材樹脂の溶液、エマルジョン、ディスパージョンまたはサスペンジョンの中にセラミックス粒子を混合し、この混合物をシート状に成型する方法、
(c)基材シート表面にバインダーを含んだセラミックス粒子をコーティングする方法、(d)基材樹脂を合成する工程で基材樹脂のモノマー中にセラミックス粒子を添加し、重合する方法、などがある。
これらのうち、混練機を用いて基材中にセラミックス粒子を練り込み、シート状に成型する方法が好ましい。混練機は、練ロール機、二軸混練機、ニーダー、インターナルミキサー、押出機など、公知の混練機を用いることができる。成型機は、ロール成型機、射出成型機、押し出し成型機、熱プレス成型機などを用いることができる。
光拡散性部材の良好な光拡散性と光透過性を確保する観点から、基材中のセラミックス粒子の含有量は、特に、良好な光拡散性を確保する観点から、基材100重量部に対するセラミックス粒子の添加量は、好ましくは0.1重量部以上、より好ましくは0.5重量部、更に好ましくは1重量部以上であり、特に光透過性を確保する観点から、好ましくは1000重量部以下、より好ましくは100重量部以下、更に好ましくは30重量部以下、更に好ましくは10重量部以下である。前記観点を総合した観点から、0.1〜1000重量部が好ましく、0.1〜100重量部がより好ましく、0.1〜30重量部が更に好ましく、0.5〜30重量部が更に好ましく、1〜10重量部が更に好ましい。
シート状に成型した光拡散部材の厚さは、光拡散性部材の良好な光拡散性及び透明性を確保する観点から、特に、良好な光拡散性を確保する観点から、好ましくは0.05μm以上、より好ましくは1μm以上、更に好ましくは10μm以上であり、特に、良好な光透過性を確保する観点から、好ましくは20mm以下、より好ましくは2mm以下、更に好ましくは1mm以下であり、前記観点を総合した観点から、0.05μm〜20mmが好ましく、1μm〜2mmがより好ましく、10μm〜1mmが更に好ましい。
本発明の光拡散性部材には、必要に応じて、離型剤、熱安定剤、紫外線吸収剤、着色剤、蛍光体、発光体、強化剤などを、光拡散性と光透過性を損なわない範囲で添加することができる。
(3)用途
本発明の光拡散部材は、その用途などにより形状は特に限定されないが、具体的な用途としては、例えば液晶ディスプレー、透過型または反射型スクリーン、照明カバー、照明看板、プロジェクター用のフレネルレンズ、発光ダイオードなどに好適に用いられる。
《測定方法》
(1)組成
蛍光X線法(JIS R2216「耐火れんが及び耐火モルタルの蛍光X線分析法」)による元素分析を行って、Al、Mg、Siの各原子の組成を定量する。X線回折測定を行い、回折パターンから、Al、MgO、SiOあるいはこれらの複合化合物の存在を確認する。回折パターンが得られない場合は、ラマン分光、IR、NMR等の測定によりAl、MgO、SiOの存在を確認する。以上から、AlまたはMgOと、SiOとの合計量、及び、AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕を算出する。
(2)平均粒径
平均粒径は、D50(体積基準の50%の中位粒径)を意味し、堀場製作所LA−920によるレーザー回折/散乱法で測定する。
(3)球形度
球形度は、セラミックス粒子について、リアルサーフェースビュー顕微鏡VF−7800、キーエンス社製で測定して得られたSEM像の粒子投影断面の面積及び該断面の周囲長を求め、次いで、〔粒子投影断面の面積と同じ面積の真円の円周長〕/〔粒子投影断面の周囲長〕を計算し、任意の50個の粒子につき、それぞれ得られた値を平均して求める。
(4)吸水率
吸水率はJIS A1109細骨材の吸水率測定方法に従って測定する。
(5)安息角
安息角の測定は、JIS R9301−2−2による。安息角の測定に用いるパウダーテスターは、ホソカワミクロン社製のTYPEPT−Eを使用する。
(6)屈折率
セラミックス粒子及び基材樹脂の屈折率は、JIS K7142「プラスチックの屈折率測定方法」のうち、B法(顕微鏡を用いる液浸法(ベッケ線法))による。但し、JIS K7142で使用される浸液に代えて、表2の液を浸液として使用し、浸液の温度が15〜20℃の条件で測定する。顕微鏡は、偏光顕微鏡「オプチフォト」(ニコン製)を使用する。
Figure 2007304539
(7)全透過率及び光散乱強度
ヘイズメーター〔村上色彩技術研究所製(形式:HR−100)〕で平行光線透過率(Tp)と散乱光透過率(Td)を測定し、Tp+Tdにより全透過率を算出し、〔Td/(Tp+Td)〕×100を算出して光散乱強度を求めた。全透過率が大きい程、光透過性が高く、光散乱強度が大きい程、光拡散性が高いと評価する。
(8)耐光性試験(促進耐光性試験法)
比較する2つの部材をサンシャインスーパーロングライフウェザーメーター(スガ試験機械株式会社製)にセットし、カーボンアーク光を照射した。照射前後のサンプルを分光式色彩計(SE−2000)(日本電色工業株式会社製)を用いて黄色度(b)を測定し、下記に示す式により照射前後でのサンプルの黄変度合いを比較した。
Δb=光照射後のb−光照射前のb
〔製造例1〕
(1)セラミックス粒子1の製造条件
Al/SiO重量比が2.6となるよう、アルミナ(純度99.9%)とシリカ(純度99.9%)をエタノール中で湿式混合し、真空乾燥した粉末を1500℃、3時間焼成したものを乾式粉砕し、セラミックス粒子1を得た。
(2)セラミックス粒子1について表3記載の性状を得た。
〔製造例2〕
(1)原料粉末粒子
セラミックス粒子1を原料粉末粒子とした。
(2)球形化条件
当該粉末粒子を、酸素をキャリアガスとして用い、LPG(プロパンガス)を対酸素比(容量比)1.1で燃焼させた火炎(2000℃)中に投入し、セラミックス粒子2を得た。
(3)セラミックス粒子2について表3記載の性状を得た。
〔製造例3〕
(1)セラミックス粒子3の製造条件
Al/SiO重量比が2.6となるよう、硫酸アルミニウム水溶液(0.7mol/L)とフュームドシリカを混合した。これを120℃で乾燥後、1400℃で3時間焼成し、湿式粉砕することにより、セラミックス粒子3を得た。
(2)セラミックス粒子3について表3記載の性状を得た。
〔製造例4〕
(1)原料粉末粒子
セラミックス粒子1を分級し、平均粒径を3μmとしたものを原料粉末粒子とした。
(2)球形化条件
製造例2と同様の方法で、セラミックス粒子4を得た。
(3)セラミックス粒子4について表3記載の性状を得た。
〔製造例5〕
(1)セラミックス粒子5の製造条件
n-ブタノール2400mlと四塩化炭素2600mlを攪拌混合した液に界面活性剤(花王エマルゲン108)24ml加えた。この液に、10重量%のアルミナゾルとコロイダルシリカがAl/SiO重量比で2.6になるように混合した液200mlを滴下し、球状ゲルを得た。このものをろ過し、60℃で乾燥し粉末としたものを1200℃、1時間焼成した。
(2)セラミックス粒子5について表3記載の性状を得た。
〔製造例6〕
(1)セラミックス粒子6の製造条件
アルミナゾルとコロイダルシリカをAl/SiO重量比で2.6になるように混合し、300℃で超音波噴霧乾燥を行った。得られた粉末を1000℃、3時間焼成した。
(2)セラミックス粒子6について表3記載の性状を得た。
〔製造例7〕
(1)セラミックス粒子7の製造条件
エタノール/水/塩酸(モル比5:1:0.01)混合液に、ケイ酸エチル[Si(OC]を4モル/Lとなるよう混合し、室温で24時間攪拌した。そこに、MgO/SiO重量比が1.3となるよう、マグネシア(純度99.9%)を添加し室温で24時間攪拌した。得られたゲルを80℃で真空乾燥したのち、1200℃、3時間焼成し、乾式粉砕し、セラミックス粒子7を得た。
(2)セラミックス粒子7について表3記載の性状を得た。
〔製造例8〕
(1)原料粉末粒子と球形化条件
セラミックス粒子7を原料粉末粒子として、製造例2と同様の方法で、セラミックス粒子8を得た。
(2)セラミックス粒子8について表3記載の性状を得た。
〔製造例9〕
(1)原料粉末粒子と球形化条件
セラミックス粒子7を湿式粉砕し、セラミックス粒子9を得た。
(2)セラミックス粒子9について表3記載の性状を得た。
〔製造例10〕
(1)原料粉末粒子と球形化条件
セラミックス粒子9を原料粉末粒子とし、製造例2と同様の方法で、セラミックス粒子10を得た。
(2)セラミックス粒子10について表3記載の性状を得た。
〔実施例1〕
セラミックス粒子1を100重量部に対して、アミノプロピルトリエトキシシランを1重量部添加し、表面処理を施した。アクリルペレット100重量部に対して、該表面処理したセラミックス粒子1を1重量部の割合で混ぜ、ロール混練機(西村機械製作所製)により185℃で混合し、プレス機(東洋精機製)でプレスし厚さ1mmの光拡散性部材1を作製した。
〔実施例2〜9〕
実施例1で、セラミックス粒子1を、セラミックッス2〜10に置き換えて、実施例1と同じ条件で、光拡散性部材2〜10を作製した。
〔比較例1〕
市販の球状シリカ粉末で表3の性状を有するものを用いて、実施例1と同じ条件で比較部材1を作製した。
〔比較例2〕
市販の不定形シリカ粉末で表3の性状を有するものを用いて、実施例1と同じ条件で比較部材2を作製した。
〔比較例3〕
市販の球状アルミナ粉末で表3の性状を有するものを用いて、実施例1と同じ条件で比較部材3を作製した。
Figure 2007304539
表3から明らかな通り、本発明の光拡散性部材は、全透過率が70%を超えており、特に光拡散強度が、従来の市販セラミックッス粒子を添加して製造したシートよりも高く、火炎溶融法によるセラミックッス粒子を添加して製造した光拡散性部材がより高いことがわかる。
実施例11
アクリルペレット100重量部に対して、製造例4のセラミックス粒子4を2重量部の割合で混ぜ、実施例1と同じ条件で、厚さ1mmの光拡散性部材11を作製した。
比較例4
実施例11で、製造例4のセラミックス粒子4に代えて架橋ポリスチレン(平均粒径6μm、球形度0.95,屈折率1.59)を2重量部添加して、実施例1と同じ条件で、厚さ1mmの比較部材4を作製した。
Figure 2007304539
表4、図1から明らかな通り、促進耐光性試験により、本発明の光拡散部材11は黄変がみられなかったが、比較部材4は光照射時間とともに黄変することがわかった。
光拡散性部材11と比較部材4を用いた促進耐光性試験の結果を示す図面。

Claims (8)

  1. 基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が以下の要件(I)及び(II)を満たす光拡散性部材。
    (I)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
    (II)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜15。
  2. セラミックス粒子が火炎溶融法により製造されたものである請求項1記載の光拡散性部材。
  3. 基材中にセラミックス粒子を含有してなる、全透過率が70%以上かつ光散乱強度が50%以上である光拡散性部材であって、該セラミックス粒子が、以下の要件(III)及び(IV)を満たす粉末粒子を、火炎中で溶融して得られるものである光拡散性部材。
    (III)AlまたはMgOと、SiOとの合計量が80重量%以上。
    (IV)AlまたはMgOと、SiOの重量比〔(AlまたはMgO)/SiO〕が0.1〜17
  4. セラミックス粒子の平均粒径が、0.01〜100μmである、請求項1〜3いずれか記載の光拡散性部材。
  5. セラミックス粒子の吸水率が0.8重量%以下、球形度が0.95以上である請求項1〜4いずれか記載の光拡散性部材。
  6. セラミックス粒子の含有量が、光拡散性部材の基材100重量部に対して0.1〜1000重量部である請求項1〜5いずれか記載の光拡散性部材。
  7. 基材が樹脂である請求項1〜6いずれか記載の光拡散性部材。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載した光拡散性部材を次の(a)より(d)のいずれかの方法により製造する方法。
    (a)混練機を用いて基材中にセラミックス粒子を練り込む方法
    (b)基材樹脂の溶液、エマルジョン、ディスパージョンまたはサスペンジョンの中にセラミックス粒子を混合し、この混合物をシート状に成型する方法
    (c)基材シート表面にバインダーを含んだセラミックス粒子をコーティングする方法
    (d)基材樹脂を合成する工程で基材樹脂のモノマー中にセラミックス粒子を添加し、重合する方法
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