JPH01108501A - ソフトフォーカス光学素子用ガラス - Google Patents

ソフトフォーカス光学素子用ガラス

Info

Publication number
JPH01108501A
JPH01108501A JP26522887A JP26522887A JPH01108501A JP H01108501 A JPH01108501 A JP H01108501A JP 26522887 A JP26522887 A JP 26522887A JP 26522887 A JP26522887 A JP 26522887A JP H01108501 A JPH01108501 A JP H01108501A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
powder
glass
soft focus
optical element
optical
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP26522887A
Other languages
English (en)
Inventor
Sunao Miyazaki
直 宮崎
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP26522887A priority Critical patent/JPH01108501A/ja
Publication of JPH01108501A publication Critical patent/JPH01108501A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Optical Elements Other Than Lenses (AREA)
  • Lenses (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はガラス内部に分布する粒子が元を散乱すること
を利用して、ガラス自体にソフトフォーカス機能が付与
された光学素子用ガラスに関する。
〔従来の技術〕
従来、ソフトフォーカス効果を得るには、レンズ設計の
際に意図的に色収差や球面収差を残存させたソフトフォ
ーカスレンズを用いていた。
ti、ソフトフォーカスレンズよシも安価で容易にソフ
トフォーカス効果を得るものとしてソフトフォーカスフ
ィルターがある。これは、レンズの前面に取、シつけて
使用するもので、フィルター表面の光の回折や散乱を利
用してソフトフォーカス効果を得るものである。
ソフトフォーカスフィルターの製造方法としては、メー
カーによシさまざまな方法があるが、例えば光学ガラス
の表面に微小な弗化マグネシウムの点を不規則に蒸着し
たもの、光学ガラスの表面に特殊な蒸着をしたもの、プ
ラスチック表面に微小な凹凸を付けたもの、光学ガラス
の表面に同心円状に溝を刻んだもの、光学ガラスの表面
に特殊な凹凸処理をしたもの、光学ガラスの表面に同心
円状の溝をエツチングしたもの等がある。
〔発明が解決しようとしている問題点〕しかしながら、
上記従来例でソフトフォーカスレンズについては、単に
ピンボケ写真しか撮れないレンズと評価されないように
微妙に収差を残すことがし/ズ設計上困難であシ、解像
力をおとしつつ、人が見て美しいと感じられる写真が撮
れるようなレンズは、どうしても高価なものとなってし
まう。また、ソフトフォーカスフィルターについては、
蒸着により作製する場合には蒸着前のレジストが剥離し
たシ、未蒸着部分ができたり、蒸着膜がはがれたシする
不良が生じるという欠点がある。また、溝をきざんだ)
エツチングしたジグラスチックやガラスに凹凸をつけた
シするものについては、溝の幅や間隔等に高い精度が必
要とされる上に、エツチングの際に弗酸等の非常に危険
な物質を使用するため取シ扱い上非常に問題がある。
従って、本発明の目的は、簡易な工程により得られ、十
分なソフトフォーカス機能を有する光学素子用ガラスを
提供することにある。
〔問題点を解決するだめの手段〕
本発明の目的は、光学ガラスの内部に粒子が分布してい
るソフトフォーカス光学素子用ガラスによシ達成される
光学ガラスの内部に粒子が分布しているソフトフォーカ
ス光学素子用ガラスは、例えば次の方法によシ製造され
る。
まず初めに、光学ガラスを粘度(logη)が1〜3に
なるように加熱する。光学ガラスの10gηが1〜3の
範囲外であると後述の粉末がガラス中に均一に分散せず
、均質なソフトフォーカス光学素子用ガラスが得られな
い。
次に、logηが1〜3となった光学ガラスに粉末を混
入し、攪拌する。粉末の混入、攪拌方法は、粉末がガラ
ス中に均一に分散されるものであれば特に制限されない
が、例えば粉末が多象で一度に投入し、攪拌するとガラ
スの一部に偏って固ってしまう場合には、加熱−混入・
攪拌を数回繰り返して粉末の全量を混入、攪拌するとよ
い。この場合の加熱も前述と同様にlogηが1〜3に
なるように行なう。
用いられる粉末としては、前記加熱時の高温に耐え得る
ものであれば特に制限はないが、好ましくはシリカ(S
102)粉、アルミナ(At203)粉、ジルコニア(
ZrO2)粉、マグネシア(MgO)粉、窒化ケイ素(
Si3N4)粉、ムライト(3紅203・2S102)
粉等のセラミック粉末等である。
用いられる粉末の粒径としては、ソフトフォーカス効果
が十分に得られるものであれば特に制限はないが、好ま
しくはO,1〜数100μである。
0、1μ未満であると粉塵となシネ必要な部分に粉がつ
bたシしてハンドリングが困難とな9.1000μを越
えると透過光が減少し暗い写真しか撮れなくなる1粒子
による回折が起こ)結像に悪影響が起こる等の欠点が生
じる可能性がある。
また、粉末の粒径あるいは使用量を変えることによシ、
ソフトフォーカスに寄与する光の波長を変えることがで
きる。
このようにして、加熱、粉末の混入、攪拌を行った光学
ガラスを常法によシ型入し、徐冷することによシ、粉末
の混入、攪拌時にlog 117が1〜3となる程度の
加熱で十分なため高温に露される時間も比較的短かく前
記粉末がガラスに溶は出すことなく脈理が生じない、従
って前記粉末よυなる粒子が分散されている以外は通常
のガラスと同様なソフトフォーカス光学素子用ガラスが
得られる。
このソフトフォーカス光学素子用ガラスを通常の方法で
研削、研摩することによりソフトフォーカス光学菓子が
作成される。
〔実施例〕 市販の光学ガラス(株式会社オノ・う製BaLF3)7
00gを300CCの白金坩堝に入れ電気炉で1350
℃(logη−1,5)に加熱した。ガラス全体が均一
に加熱されるように1350℃で30分間保持した後、
炉から取シ出し、あらかじめふるいによって500〜7
00μ程度の粒径にそろえたシリカ粉を投入し白金棒に
て攪拌した。再度炉内に入れ10分後に再び炉から取り
iし前述の作業なくシ返した。本実施例ではガラス70
011に対してシリカ粉を全量で70.9’投入した。
シリカ粉の投入が終了したら1350℃に保持された電
気炉内に坩堝を入れ10分間保持した。その後、毎時2
00℃で1100℃まで降温し10分間保持した後、型
に流し出した。流し出したガラスが転移点(Tg−49
0℃)以下に冷却されないうちに490℃に保持された
電気炉内に流し出したガラスが入った型を移した。次に
、490℃で2時間保持した後、300℃まで毎時30
℃で降温した。
上述のようにして得られたガラスは、内部にシリカ粒子
がほぼ均一に分布していた。またシリカがガラス中に溶
は出していき脈理を生成することも無かった。したがっ
て、得られたガラスは内部にシリカ粒子が分布している
こと以外は通常のガラスと変わるところが無く、通常と
まったく同一の研削、研摩法によってソフトフォーカス
フィルターに加工できた。
上述のようにして得られたガラスをレンズに加工して光
学系に組み込んで試験したところ、十分なソフトフォー
カス効果が得られた。
〔発明の効果〕
本発明によれば、軟化したガラス(logηが1〜3)
に粉末を投入、攪拌するという簡易な工程によシコスト
を大幅に低減して、従来のソフトフォーカスフィルター
と同様十分なソフトフォーカス機能を有する光学素子が
得られた。
【図面の簡単な説明】
第1図は、白金るつぼに光学ガラスを投入した状態を示
す断面図、 第2図は、実施例で使用した電気炉を示す概略図、 第3図は、溶融ガラス中に粉を投入する状態を示す図、 第4図は、粉を投入した後攪拌棒で攪拌している状態を
示す図である。 (2)図面の主要な部分を表わす符号の説明lは白金る
つぼ、2は光学ガラス、3は電気炉、4は電気炉扉、5
は電気炉コントローラー、6は電気炉記録計、7は粉、
8は粉体用スプーン、9は溶融ガラス、10は撹拌棒。 第2図 第1図 第3図

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)光学用ガラスの内部に粒子が分布していることを
    特徴とするソフトフォーカス光学素子用ガラス。
  2. (2)前記粒子はシリカ(SiO_2)粉、アルミナ(
    Al_2O_3)粉、ジルコニア(ZrO_2)粉、マ
    グネシア(MgO)粉、窒化ケイ素(Si_3N_4)
    粉、ムライト(3Al_2O_3・2SiO_2)粉か
    らなる群から選ばれる少なくとも1種である特許請求の
    範囲第1項記載のソフトフォーカス光学素子用ガラス。
  3. (3)前記粒子の粒径は0.1〜数100μ程度である
    特許請求の範囲第1項記載のソフトフォーカス光学素子
    用ガラス。
JP26522887A 1987-10-22 1987-10-22 ソフトフォーカス光学素子用ガラス Pending JPH01108501A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26522887A JPH01108501A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 ソフトフォーカス光学素子用ガラス

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP26522887A JPH01108501A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 ソフトフォーカス光学素子用ガラス

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH01108501A true JPH01108501A (ja) 1989-04-25

Family

ID=17414302

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP26522887A Pending JPH01108501A (ja) 1987-10-22 1987-10-22 ソフトフォーカス光学素子用ガラス

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH01108501A (ja)

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007015576A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 Kao Corporation 光拡散性部材
JP2007304539A (ja) * 2005-08-03 2007-11-22 Kao Corp 光拡散性部材
JP2008181115A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Kao Corp 光拡散性部材
JP2023012400A (ja) * 2021-07-13 2023-01-25 征彦 加川 幻想メガネ、幻想レンズフード、幻想視透明板

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007015576A1 (ja) * 2005-08-03 2007-02-08 Kao Corporation 光拡散性部材
JP2007304539A (ja) * 2005-08-03 2007-11-22 Kao Corp 光拡散性部材
US8217106B2 (en) 2005-08-03 2012-07-10 Kao Corporation Optical diffusible material
KR101253697B1 (ko) * 2005-08-03 2013-04-12 가오 가부시키가이샤 광확산성 부재
JP2008181115A (ja) * 2006-12-27 2008-08-07 Kao Corp 光拡散性部材
JP2023012400A (ja) * 2021-07-13 2023-01-25 征彦 加川 幻想メガネ、幻想レンズフード、幻想視透明板

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP7486269B2 (ja) 多色ガラスセラミックブランクの調製のためのプロセス
KR101648175B1 (ko) 고강도와 심미성을 지닌 크리스토벌라이트 결정상 함유 리튬 디실리케이트 결정화 유리 및 이의 제조방법
AU2015261432B2 (en) Glass ceramic with SiO2 as the main crystalline phase
KR101524482B1 (ko) 지르코니아 상단에 안착되는 리튬 실리케이트 유리 또는 리튬 실리케이트 결정화 유리 및 이의 제조방법
JP3048173B2 (ja) 光軸に沿って変化する屈折率を有するガラス部材の製造方法
JP4966271B2 (ja) 光学部品
US11759290B2 (en) Silicate glass, method for preparing silicate glass-ceramics by using the silicate glass, and method for preparing nano lithium disilicate glass-ceramics by using the silicate glass
JP2007076958A (ja) 光学ガラス、精密プレス成形用プリフォームおよび光学素子
JP2008100872A (ja) ガラス製プリフォームの製造方法および光学素子の製造方法
KR102231735B1 (ko) 석영-믹스 결정 상을 포함하는 유리 세라믹
CN103946172B (zh) 光学部件、摄像装置和光学部件的制造方法
US10556819B2 (en) Method for preparing glass-ceramics, capable of adjusting machinability or translucency through change in temperature of heat treatment
JP2004182591A (ja) 転移温度がTg≦500℃の好ましくは鉛フリー、砒素フリーの光学ガラス
JP4229334B2 (ja) 光学ガラスの製造方法、プレス成形用ガラス素材、プレス成形用ガラス素材の製造方法および光学素子の製造方法
KR20180018929A (ko) 금속합금 상단에 안착되는 리튬 실리케이트 유리 또는 리튬 실리케이트 결정화 유리 및 이의 제조방법
JPH01108501A (ja) ソフトフォーカス光学素子用ガラス
JPH01108136A (ja) ソフトフォーカス光学素子用ガラスの製造方法
CN110117158A (zh) 一种具有低折射率、高透过率的光学玻璃及其制备方法和应用
JP4113753B2 (ja) プレス成形用ガラス素材の製造方法、ガラスプレス成形品の製造方法、光学素子の製造方法
JP4990805B2 (ja) プレス成形用ガラス素材の製造方法、ガラスプレス成形品の製造方法、ならびに光学素子の製造方法
CN112189000B (zh) 光学玻璃、光学元件、光学设备、光学玻璃的制备方法和光学透镜的制备方法
JP7076981B2 (ja) 光学ガラス、光学素子、光学機器および光学ガラスの製造方法
CN110156335A (zh) 一种中数值孔径光纤用光学玻璃及其制备方法和应用
JP2002020214A (ja) 歯科用埋没材
JPH09301734A (ja) リン酸カルシウム系ガラスおよび結晶化ガラス