JP2007302246A - 自動二輪車のサイドスタンド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 構造的にシンプルで軽く、車体に跨がってスタンド本体をセットしロックできる自動二輪車のサイドスタンド装置を提供することを目的とする。
【解決手段】 接地面22を下端に有するスタンド本体1と、スタンド本体1を車体側に取着するための取付ブラケット3と、スタンド本体1を取付ブラケット3に回動自在に枢着する枢支部材35を具備した自動二輪車のサイドスタンド装置で、スタンド本体1に取付ブラケット側に接する第1の接触面8を設け、取付ブラケット3に第1の接触面8に接触する第2の接触面3Fを設け、該第1の接触面8と該第2の接触面3Fに、枢支部材35の枢支部が貫通するための枢支孔10,24を設け、第1と第2の接触面のいずれか一方を、凸状の面1Pで形成し、枢支部37の軸方向あるいは枢支穴10,24の孔奥行方向のいずれかにおいて一方の端部で径方向に遊隙を有するにした。
【選択図】 図1

Description

本発明は、自動二輪車を駐車するときに車体を直立状態からやや側方へ向けて斜めにした状態で、該車体を、前・後輪の支持と相まって、3点支持の状態で駐車(駐輪)する、自動二輪車のサイドスタンド装置に関する。
自動二輪車には、駐車時に、車体が直立した状態で少なくとも前輪あるいは後輪のいずれか一方へ車重(車体重量)が実質上作用しない状態で、車体を直立した状態で維持する門型の部材を有するメインスタンド装置と、やや側方へ向けて斜めになった状態で前・後輪と協動して車体を支持するサイドスタンド装置とのいずれか一方、あるいは両方が設けられている。
一般に、大型の自動二輪車の場合、車重が大きく、前記メインスタンド装置を用いて車体を持ち上げる操作が難しいことから、前記サイドスタンド装置のみが装備されることが多い。
ところで、前記サイドスタンド装置には従来から種々の形態のものが提供されている。例えば、車体がやや側方へ向けて斜めになった状態で、サイドスタンド装置のロッド状のスタンド本体をその状態でロックするロック機構を具備したサイドスタンド装置が提供されている(特許文献1参照)。
実公昭58−37733号公報。
ところが、前記ロック機構を具備したサイドスタンド装置の場合、取着部分およびロック部分が複雑であることから、大型の自動二輪車の場合には、かなり重量的に重いものとなり、車体の軽量化が図られている現状の傾向に逆行する。また、部品点数および組立工数も多くなり、製造原価を上昇させる要因になっている。
また、大型の自動二輪車の場合には、ライダーが車体に跨がった状態で、スタンド本体がセットされロックできるようになったものが好ましいが、前記スタンド装置の場合には、跨がったままでスタンド本体を容易にセットしロックすることが難しい構造である。
本発明は、このような現況に鑑みておこなわれたもので、構造的にシンプルで従って重量的にも軽く構成することが可能で、しかも、ライダーが車体に跨がったままでスタンド本体をセットしロックすることが容易に行える自動二輪車のサイドスタンド装置を提供することを目的とする。
前記本発明の課題は、以下に述べる自動二輪車のサイドスタンド装置によって解決される。つまり、
本第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置は、路面に接地する接地部を有するスタンド本体と、このスタンド本体を車体側に取着するために該車体側に設けられた取付部と、前記スタンド本体を取付部に対して回動自在に枢着するための枢支部材とを具備した自動二輪車のサイドスタンド装置において、
前記スタンド本体に前記取付部側に接する第1の接触面を設けるとともに、前記取付部側に前記第1の接触面に接触する第2の接触面を設け、
前記第1の接触面と第2の接触面に、前記枢支部材の枢支部が貫通するための枢支孔を設け、
さらに、前記第1の接触面と第2の接触面の少なくともいずれか一方を、凸状の面で形成するとともに、
前記枢支部材の枢支部と前記枢支孔とが少なくとも該枢支部の軸方向あるいは枢支孔の孔奥行方向(孔深さ方向)のいずれかにおいて且つ少なくとも一方の端部で径方向に遊隙を有するよう構成したことを特徴とする。
また、本第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置は、路面に接地する接地部を有するスタンド本体と、このスタンド本体の基端部(上端部)を車体側に取着するために該車体側に設けられた取付部と、前記スタンド本体の基端部(上端部)を取付部に対して回動自在に枢着するための枢支部材とを具備した自動二輪車のサイドスタンド装置において、
前記スタンド本体の長手方向を横切る方向に移動する第1ばね取着部を具備するとともに、該第1ばね取着部から前記移動する方向と交角を有する方向へ離間した位置に枢支部を具備し、該枢支部を中心に回動するリンク部材と、
前記スタンド本体の前記取付部への枢着部分から先端方(下端方)に離間した位置に設けられた第2ばね取着部と、
前記第1ばね取着部と第2ばね取着部との間に設けられ、両者の間に引張力を作用させる引張ばね部材と、
前記スタンド本体のそれ以上の回動を規制する、車体側あるいは取付部に設けられた第1当接部とを具備し、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成したことを特徴とする。
しかして、前述のように構成された本第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置によると、スタンド本体によって駐車(駐輪)しようとする際には、スタンド本体を、車体側から該車体の長手方向に略直交するように枢支部を中心に回動させれば、後は、そのまま車体をスタンド本体側に傾かせてゆけば、該車体の重量によってスタンド本体は、車体に対して、前記構成によって、前記遊隙を設けた分だけ、さらに傾斜する。かかる状態において、前記凸状の面の傾斜面で安定して第1の接触面と第2の接触面が接触した状態となる。そして、車体の重量(重量の一部)がスタンド本体に作用している間は、この状態を保持することができる。つまり、かかる状態では、前記第1あるいは第2の接触面の少なくともいずれか一方が凸状の面で構成されていること、また前記遊隙が設けられていることによって、枢支部と枢支孔間の接触面が競った状態になり、その状態から枢支部が枢支孔に対して相対的に回動しようとするには、極端に大きな力が必要となる。このため、この状態で安定した駐車状態が得られる。
一方、駐車(駐輪)を止めて走行しようとするときは、単に車体の重量がスタンド本体側に作用しないようにすれば、前記枢支部と枢支孔間の接触面が競った状態から解放される結果、スタンド本体は車体側に簡単に回動することができ、その結果、スタンド本体を車両側に収納することができる。
そして、かかる構成において、スタンド本体と車体側との間に、スタンド本体を車体側に引っ張るようにコイルスプリング等のスプリングを配装しておけば、車体の重量がスタンド本体側に作用しない状態になれば、前記凸状の面と前記遊隙によって、また該スプリング力によって、スタンド本体が車体側に回動させられて収納されるような、サイドスタンド装置となる。
そして、前記構成からなるサイドスタンド装置は、構成がシンプルで、部品点数が少なく、組立工数の少ない、且つ、重量的にも軽量化可能なサイドスタンド装置となる。
また、前述のように構成された本第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置によれば、前記リンク部材が操作されることによってその枢支部を中心に該リンク部材が回動させられると、そのリンク部材の第1ばね取着部がスタンド本体の長手方向を横切って移動する。この結果、第1ばね取着部が、スタンド本体の長手方向を横切ったときに、引張ばね部材の引張力が、スタンド本体を逆の方向に回動させる力として作用し、この結果、スタンド本体が回動して、スタンド本体が作動状態(駐車可能状態)になる。
そして、前記駐車可能状態になると、スタンド本体が車体の第1当接部に当接することから、前記引張ばね部材がスタンド本体を該第1当接部に当接した状態を維持する。
また、前記リンク部材が逆の方向に操作された場合には、駐車可能状態にあるスタンド本体を前記引張ばね部材の引張力によって車体側に収納することができる。
このように、本第2の発明にかかるサイドスタンド装置によると、リンク部材が操作されると、後は、引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体は容易に作動状態(駐車状態)になったり、あるいは作動状態から走行可能な収納状態になる。しかも、構成的には、極めてシンプルな構成であることから、大型の自動二輪車にも好適なサイドスタンド装置となる。
前記第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記遊隙が、枢支孔の孔長手方向の前記第1および第2の接触面と反対の端部に形成されるとともに、
前記第1の接触面と第2の接触面とのいずれか一方の接触面の、前記枢支部材の枢支部および枢支孔の形成位置より基端側の部分に、凸状の突起と、他方の接触面の対応する部分に、該突起が係合する係合孔を形成すると、車体の重量がスタンド本体に作用した状態で突起が係合孔に係合して、この状態では、スタンド本体が車体に対してロック状態となり、車体を起こす等の行為によって、スタンド本体に作用している車体の重量を解除すると、前記ロックは簡単に解消されることになる。特に、スタンド本体と車体との間に、スタンド本体を車体側に引っ張るようなスプリングを、該ばね力が突起と係合孔との係合を解除する方向の分力を具備して作用するように配置すると、車体を駐車状態から起こすと、該スプリングのばね力によって、スタンド本体は車体側へ人為的に何もしなくとも回動して収納されるようなサイドスタンド装置となる。
前記第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記第1の接触面と第2の接触面の少なくともいずれか一方に形成される凸状の面に、陵線を形成し、この陵線が、前記枢支孔を通り、且つ、前記スタンド本体の長手方向に略直交する稜線であると、スタンド本体を車体に対して回動する際に、この陵線を通過することによって、スタンド本体を車体に対して駐車可能な状態にロックしたり、あるいは解除することが可能となる。
前記第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記第1の接触面と第2の接触面が接する面が、これらいずれか一方に形成される凸状の面によって、傾斜面となり、この傾斜面の傾斜角が、車体の上下方向に延びる車体の中心線に対して駐車状態でのスタンド本体の長手方向の軸線との成す角に略等しいと、車体に対してスタンド本体の長手方向を所望の状態に傾けて、安定した状態で駐車させることができる。
前記第1の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記遊隙が、枢支孔の中心と前記突起又は係合孔の中心を結んだ線の方向に形成されていると、スタンド本体を車体から遠ざかる方向へ回動させることによって、駐車状態に適した角度にスタンド本体が傾斜してロックされる状態が形成でき、また、駐車状態あるいは駐車可能状態から、スタンド本体を車体に近づく方向に前記稜線を通過させて回動させることによって、該スタンド本体を車体側に収納する方向への分力を発生させることができる。
また、前記第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記車体の、前記枢支部材の配置位置から離間した部位に回動軸が位置するよう回動可能に配置されたスタンド作動レバーと、
前記スタンド作動レバーの回動軸から離間した位置に一端部が枢着されて、前記スタンド本体を回動させるべく操作力を伝達する伝達ロッドとを有し、
前記リンク部材の第1ばね取着部から前記枢支部を隔てて反対側の部位に、前記伝達ロッドの他端が枢着される連結部を設け、
前記スタンド作動レバーの回動軸を中心とした回動操作によって、前記伝達ロッドを介して、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成すると、ライダーが座席に座った状態等で、スタンド作動レバーを操作することによって、この操作が伝達ロッドを介して、前記リング部材に伝達されて、このリング部材が操作され、その結果、前述のように、スタンド本体を容易に駐車可能状態にすることができ、あるいは、駐車可能状態(あるいは駐車状態)から、スタンド本体を車体側に収納することが可能となる。
前記第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記車体の、前記枢支部材の配置位置から離間した部位に回動軸が位置するよう回動可能に配置されたスタンド作動レバーと、
前記スタンド作動レバーの回動軸から離間した位置に一端部が枢着されて、前記スタンド本体を回動させるべく操作力を伝達する伝達ケーブルとを有し、
前記リンク部材の第1ばね取着部から前記枢支部を隔てて反対側の部位に、前記伝達ケーブルの他端側に枢着される連結部を設け、
前記スタンド作動レバーの回動軸を中心とした回動操作によって、前記伝達ケーブルを介して、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成すると、ライダーが座席に座った状態等で、スタンド作動レバーを操作することによって、この操作が伝達ケーブルを介して、前記リング部材に伝達されて、このリング部材が操作され、この結果、前述のように、スタンド本体を容易に駐車可能状態にすることができ、また、駐車可能状態あるいは駐車状態から、スタンド本体を車体側に収納することが可能となる。
前記第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記スタンド本体に被係止部が形成されるとともに、該スタンド本体が駐車状態にあるときに前記被係止部に係止する係止部が、前記リンク部材側に設けられていると、これら係止部と被係止部との係合によって、さらに強固なロック状態を形成することが可能な構成を実現できる。
また、前記第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置において、前記リンク部材が側面視において中間位置において屈曲したベルクランク状に形成され、この屈曲部に前記枢支部が形成されていると、好ましくない位置に死点が形成されるのを回避することができ、円滑に作動させるよう構成することができる点で、好ましい実施形態となる。
また、このように前記リンク部材がベルクランク状に形成されていると、各構成の全体の配置の自由度が増す点において好ましい。
しかして、前述のように構成された本第1あるいは第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置によると、構造的にシンプルで従って重量的にも軽く構成することが可能で、しかも、ライダーが車体に跨がったままでスタンド本体をセットしロックすることが容易に行える自動二輪車のサイドスタンド装置となる。
(実施例1)
以下、本願発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置の1の実施例(実施例1)を図面を参照しながら具体的に説明する。
図1(a)は本発明にかかるサイドスタンド装置を装備した所謂「アメリカンタイプ」の自動二輪車の全体の構成を示す側面図、図1(b)は(a)に示すサイドスタンド装置の取付部分の拡大側面図、図2(a)は図1に示すサイドスタンド装置のスタンド本体の拡大正面図、図2(b)は同じくスタンド本体の部分拡大側面図、図2(c)は図2(a)の平面図である。
図1(a)に図示する自動二輪車Aは、車体Bの左側下端部に、サイドスタンド装置Sが配設されている。この実施例では、図1(b)に示すように、このサイドスタンド装置Sは、車体側に配設される取付部の一実施形態である取付ブラケット3と、この取付ブラケット3に回動可能に配設され下端に路面に接する接地部の一実施形態である接地面22(図2(a)参照)を有するスタンド本体1と具備している。
前記取付ブラケット3は、この実施例では、図3(a)〜(c)に図示するように、車体Bのフレームの一部を構成するダウンチューブ2に一体に取着されている。この実施例では、この取付ブラケット3は、鍛造品(あるいは鋳造品)で、図3(a)〜(c)にその構成を詳細に図示する如く、この取付ブラケット3の上端面34(正確には上端の内周面)が、この部分が取着されるパイプ(ダウンチューブ2)の外周面と同じ曲率からなる部分円筒面(図3(c)参照)に形成されている。そして、この部分円筒面がダウンチューブ2の外周面に当接した状態において溶接等によって、取付ブラケット3が車体(ダウンチューブ2)側に、一体に取着されている。
また、前記上端面34から、略水平(側方)に延びる連設部33を介して、前記スタンド本体1を取着するための取着部30が斜め下方に向けて突設されている。なお、この図3(c)では垂直に下方を向いて突設されているように図示されているが、実際には垂直線を矢印Yで示すように、斜め下方を向いて突設される。この取着部30の下端の後端部(図3(a)において右端部)には、取付ブラケット3側の枢支孔24が設けられている。この枢支孔24の周辺領域は、第2の接触面3Fとなる平面が形成されている。そして、この枢支孔24の前方(図3(a),(b)において左方)の下方部位には、スタンド本体1を所定位置(車体から張出した位置(駐車状態の位置))で止めるための、下方に突設した段状のストッパー(第1当接部)25が形成されている。また、前記枢支孔24の孔の中心を中心として前記ストッパー25の反時計方向側へ略100度の位置(車体側方に収容された状態となる位置(走行可能状態の位置))には、このストッパー25と対をなすストッパー(第2当接部)26が形成されている。つまり、前記スタンド本体1が、ストッパー25とストッパー26との間を回動可能に、且つストッパー25とストッパー26によって、それ以上の回動が不能に構成されている。
そして、前記取着部30の上方の位置には、丸穴状で有底の係合孔28が形成されている。そして、この係合孔28と前記枢支孔24を結んだ線の中間からやや前方に偏位したこの取着部30の裏面(図3(c)において右側の面)30Bには、後述するコイルスプリング(取付ばね部材)43の基端側の端部を係止するための係止ピン(第1ばね取着部)29が、この取付ブラケット3の裏面30Bに対して直交する方向に向けて突設されている。また、この取着部30の裏面30Bの前部には、サイドスタンド装置Sの状態(スタンド本体1が駐車状態かあるいは車体側に収納されている状態か否か)を検知するためのリミットスイッチ88(図3(a)の二点鎖線参照)を取着するべく平面が形成されている。
また、この実施例の場合、この取付ブラケット3の前後方向の両端部には、全体の剛性を向上させるための補強用のリブ31,32が、前記上端面34から取着部30に掛けて、これら上端面34と取着部30をつなぐように設けられている。
一方、前記スタンド本体1は、図2(a)あるいは図5(a)に図示する如く、車体背面視(取付られた状態で車体後方から見た状態)において、全体が、下端部近傍で略45度程度逆「へ」の字状に屈曲したような形態を有し、この屈曲した先端部(下端部)の裏面に、路面等に接地する前記接地面22が形成されている。
そして、図2に図示するように、このスタンド本体1の基端部には、前記枢支孔24(図3参照)に対してその上に重なった状態で同芯状の孔となる枢支孔10が形成されている。この枢支孔10は、前記枢支孔24(図3参照(a))に比べて大径になっている。そして、この実施例の場合、これら枢支孔10と枢支孔24のそれぞれは、共に、孔の孔奥行方向においてそれぞれが均一な内径を有する円筒状の孔で形成されている。両者は同一内径ではない。
また、このスタンド本体1の裏面の枢支孔10の周囲は、傾斜面8と逆方向の傾斜面9で形成される凸状の面(第1の接触面)1Pで形成されている。この実施例の場合、第1の接触面1Pでは、このスタンド本体1の長手方向に対して直交する方向に且つこの枢支孔10の中心を径方向に通過するような稜線1Yが、前記傾斜面8と傾斜面9の接合線によって形成されている。また、スタンド本体1の表面の枢支孔10の周囲も、前記裏面に対応して、平面視において同じ位置に稜線1Yaと傾斜面6と傾斜面7が形成されている。前記傾斜面8と傾斜面7とは平行な面となり、また、傾斜面9と傾斜面6とも平行な傾斜面となっている。
ところで、この実施例では、前記スタンド本体1の裏面の枢支孔10の周囲は、二つの相互に傾斜方向が逆になった傾斜面(傾斜平面)で凸状の面が形成されているが、これに代えて、図8に図示するように、二つの、相互に傾斜方向が逆になった、傾斜曲面で形成されてもよい。
また、このスタンド本体1の前記枢支孔10のさらに基端よりの部位には、前記取付ブラケット3側に形成されている係合孔28(図3参照(a))に係合するための、横断面が円形の突起11が形成されている。勿論、突起11は、前記係合孔28に係合するものであれば、横断面が円形でなくともよく、例えば、横断面が矩形状の突起であってもよく、あるいはそれ以外の形態のものであってもよい。
また、図2に示すように、このスタンド本体1の枢支孔10が形成されている先端方近傍の先端面部位には、前記ストッパー25に当接する肉厚になった当接部17が形成されている。また、スタンド本体1の枢支孔10が形成されている先端方近傍の反対の後端面部位には、前記ストッパー26(図3参照(a))に当接する肉厚になった当接部18が形成されている。
また、この当接部17と当接部18の間に位置する裏面側には、前述したリミットスイッチ88の可動部88a(図1(b)参照)に係合する係合突起12が形成されている。
さらに、このスタンド本体1の長手方向略中央部位の裏面には、前記コイルスプリング43の先端側の端部を係止する係止ピン(第2ばね取着部)20が裏面側へ突設されている。
また、図4に図示するように、前記スタンド本体1を取付ブラケット3側に回動自在に取着するのに、前記枢支孔10と枢支孔24を貫通して枢着する枢支部材35が用いられている。この枢支部材35は、下端部が前記枢支孔24を貫通し下方に突出する取付ブラケット3側への取着部38と、上端部が前記枢支孔10を貫通して上方に突出するスタンド本体1側への取着部36と、これらの間に、前記枢支孔10内に遊隙をもって保持される枢支部37を有する。前記枢支部37は、上方にゆくにしたがって小径になったテーパ柱状体(断頭円錐状体)に形成されている。従って、この枢支部37が枢支孔10内に挿着された状態では、枢支孔10の上端部側で、該枢支孔10の中心と前記係合孔28の中心との結んだ線の方向に、遊隙14(図5参照)が生じるような構成となっている。
また、前記取着部38の下端部にはおねじが螺設されて、このおねじ部分にナット42が平ワッシャ41を介して螺着可能になっている。同様に、前記取着部36の上端部にはおねじが螺設されて、このおねじ部分にナット39が平ワッシャ40を介して螺着可能になっている。
しかして、図4に図示するように、前述のように構成された取付ブラケット3に、前記スタンド本体1を、以下のように回動可能に取着する。つまり、まず、取付ブラケット3の枢支孔24に、前記枢支部材35の枢支部38を挿着して、下方から、平ワッシャ41を介して、ナット42を螺着する。次に、この枢支部材35の枢支部37に、スタンド本体1の枢支孔10を挿着して、上方から、平ワッシャ40を介して、ナット39を螺着する。
そして、図5に図示するように、前記コイルスプリング43の一端を前記係止ピン20に係合させるとともに、他方の一端を前記係止ピン29に係合させる。
そして、前記リミットスイッチ88を、その一部を構成する二股状になったその可動部88aが、前記スタンド本体1の係合突起12に係合するような状態で、取付ブラケット3の裏面に取着する。
このように構成された本サイドスタンド装置Sによると、以下のような作用効果を奏する。即ち、
図1(a)の実線で示す状態あるいは同(b)の二点鎖線で示す状態、つまり、スタンド本体1が車体側に収納されている状態から、図示しないライダーが、左足で、図1(b)の矢印R1で示す方向へ、スタンド本体1を前記枢支部37を中心に前方に回動させてゆくと、スタンド本体1の当接部17が取付ブラケット3のストッパー25に当接するとともに、このとき、スタンド本体1の先端部の前記突起11が取付ブラケット3の係合孔28に重なった位置状態となる。この状態において、車体をこのスタンド本体1側に傾けると、図5に図示するように、このスタンド本体1の基端部の裏面に前記稜線1Yを形成する二つの傾斜面8,9が形成されていることから、この第1の接触面1Pを構成する二つの傾斜面8,9のうち基端方の傾斜面8が取付ブラケット3側の枢支孔24周辺の第2の接触面3Fとなる平面に当接して、その結果、スタンド本体1は、取付ブラケット3に対して、先端が自動二輪車の車体側から遠ざかる方向に移動可能し、車体がこのスタンド本体1側に傾斜した状態で、前記突起11が係合孔28内に入り込んで、図5(a),(b)に図示するような、係合した状態となる。
このような状態で、自動二輪車は、このサイドスタンド装置Sのスタンド本体1の接地面22と、自動二輪車の前輪および後輪の三点によって、安定した状態で駐車される。そして、この駐車状態では、前記係合孔28に突起11が係合していることから、また、自動二輪車の重量が前記枢支孔10と枢支部37間の競り合った状態で接合状態を形成することから、スタンド本体1はこの状態で固定される。
そして、前記リミットスイッチ88は、前記可動部分88aが前記係合突起12に係合して該可動部分88aが所定角度回動することから、この状態を検知し、自動二輪車の制御装置にその旨の信号を発する。そして、この信号は、エンジンの始動をさせない条件等として用いられる。
そして、このサイドスタンド装置Sを、作動状態(駐車状態)から走行可能状態にするときには、車体を略直立状態に、つまり、スタンド本体1の接地面22が路面(地面)から離れた状態にすれば、前記コイルスプリング43の引張力(収縮力)によって、スタンド本体1の先端(下端)が図6に図示するように反時計方向にやや回動して、前記第2の接触面3Fとの接触が、傾斜面8から傾斜面9に移り、その結果、前記突起11が係合孔28から飛び出し、係合状態が解除される。ライダーが、この状態で、スタンド本体1を図1(b)の矢印R1と逆の方向に操作すれば、スタンド本体1は図1(a)に図示する如く車体側方に収納された状態となる。
かかるサイドスタンド装置Sによれば、シンプルな構成にすることができ、部品点数が少なく且つ組立工数も少なくでき、重量的に軽量化できるサイドスタンド装置を実現できる。
また、前記実施例では、枢支孔10と枢支部37との間に遊隙14を形成するのに、枢支部37をテーパ状に形成しているが、これに代えて、図8あるいは図9に図示するように、枢支部37をストレート状にし、これに枢着される枢支孔10側を先端側あるいは基端側で穴寸法が大きくなったテーパ孔状にすることによって遊隙14を形成しても、前記実施例と基本的に同じ作用効果を奏するよう構成することができる。
あるいは、図10に図示するように、枢支部37および枢支孔10の両方ともを、相互に逆方向になったテーパ状に形成することによって遊隙14を形成しても、前記実施例と基本的に同じ作用効果を奏することが構成となる。
(実施例2)
以下、本第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置の実施例(実施例2)を図面を参照しながら具体的に説明する。
図11は本第2の発明の一実施例(実施例2)にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置の構成を示す車体側面から見た図、図12は図11のXII−XII矢視図である。
図11,図12あるいはその他の図において、矢印Uで示す方向は車両の上方を示す。そして、この図11,図12において、Sはサイドスタンド装置、101はスタンド本体、103は取付ブラケット、155はリンク部材、157は伝達ロッド、159はスタンド操作レバー、111はコイルスプリングで構成される引張ばね部材、135は前記スタンド本体101を取付ブラケット103に枢着するための枢着用ボルト(枢支部材)である。
前記スタンド本体101は、全体が概略ロッド状の形態を有し、下端(先端)に路面に接地する接地面122(図12参照)を具備するとともに、上端部(基端部)に前記取付ブラケット103側に回動自在に取着するための枢支孔110を具備している。また、このスタンド本体101の長手方向における、前記接地面122と枢支孔110との中間の位置には、前記引張ばね部材111の下端を取着するための第2係止ピン(第2ばね取着部)120が設けられている。この第2係止ピン120は、スタンド本体101の側方表面から図11において手前側(反車体側)に突設されている。前記接地面122は、平面で構成されているとともに、この接地面122が設けられている部分は、該スタンド本体101の基端側の部分に比べて緩い傾斜角になるよう屈曲し、路面に対して安定した状態で接地できるように構成されている。
また、図11において二点鎖線で示される前記取付ブラケット103は、自動二輪車のフレームのダウンチューブ102に一体的に固着されている。そして、この取付ブラケット103には、前記スタンド本体101の枢支孔110と対応する枢支孔103B(図12参照)が形成され、前記枢着用ボルト135によって該スタンド本体101が取付ブラケット103に回動自在に枢着される。この枢着用ボルト135によって枢着されている部分が、スタンド本体101の車体側への枢着部分となり、この枢着部分を中心に所定角度範囲(この実施例2では略100度〜110度の範囲)で回動(揺動)自在になっている。また、この取付ブラケット103には、枢着される前記スタンド本体101が駐車状態になったときにその前面117(図13(a)参照)が当接する第1当接部125(図16参照)が形成されている。つまり、この第1当接部125は、前方側へ回動するこのスタンド本体101の前方へのストッパーとして機能する。
この第1当接部125は、図12に図示するように、取付ブラケット103の一部が裏面(底面)側に突出することによって形成されている。
また、この取付ブラケット103には、枢着される前記スタンド本体101が車体側に収納された状態になったときにその後面118(図13(a)参照)が当接する第2当接部126(図16参照)が形成されている。つまり、この第2当接部126は、後方側へ回動するこのスタンド本体101の後方へのストッパーとして機能する。
従って、このスタンド本体101は、前記第1当接部125と第2当接部126との間を所定角度範囲(略100〜110度)回動(揺動)可能となっている。
また、前記リンク部材155は、自動二輪車の側面視において、「く」の字(横「V」の字)状に中央で略150度程度だけ屈曲した板状の部材からなり、この「く」の字状に屈曲した部位には、枢支部となる取着穴155aが形成され、この取着穴155a部分で取付ボルト153を介して前記取付ブラケット103に回動自在に取着されている。また、このリンク部材155の前記取着穴155aから離間した一端部位には、第1ばね取着部を形成する第1係止ピン129が表面側(反車体側)に向けて突設されている。
そして、図11、図12に図示するように、これら第1係止ピン129と第2係止ピン120との間には、引張ばね部材111が、両者の間を引っ張るような張力を付与した状態で配設される。具体的には、引張ばね部材111の両端部にはそれぞれ係止用のフック111A、111Bが形成され、これらのフック111A、111Bが前記第1係止ピン129と第2係止ピン120とに係止されている。
また、前記枢支部材となる前記枢着用ボルト135の取着位置、つまり、前記枢支孔103B(図11参照)部分から、車体後方(図11において右方)へ離間した部分には、スタンド作動レバー159が、枢着軸161を中心に所定角度回動自在に配置されている。このスタンド作動レバー159は、車体側面側から見ると、三叉状(略「γ」状あるいは略「Y」状)の形状を有し、この三叉状の一つの端部(第1端部という)159Aに、前記枢着軸161となる枢着ボルト(図示せず)を挿通するための取着穴162が形成されている。そして、前記三叉状の一つの端部159Aから離間した部位、例えば、三叉状の交差部分159Bには、枢着部159Gが形成され、この枢着部159Gに、前記伝達ロッド157の一端157Aが、ボールジョイント機構によって連結されている。
また、このスタンド作動レバー159の三叉状の残りの二つの各端部(第2端部、第3端部という)159C,159Dの車体側には、それぞれ、円柱状の握り部分163(破線参照)が形成されており、この握り部分163をライダーが手で握ることによって、あるいは足で押圧することによって、前記枢着軸161を中心に矢印R2で示す方向に所定角度回動させることができるよう構成されている。
また、前記伝達ロッド157の他端157Bは、前記リンク部材155の他端部と、ボールジョイント機構によって連結されている。
このため、前記スタンド作動レバー159を操作することによって、前記リンク部材155をその取付ボルト153を中心に、所定角度だけ回動できるように構成されている。この回動によって、リンク部材155の前記第1係止ピン129が形成されている部位は、スタンド本体101の幅方向において車体後方から前方へ、あるいはその逆方向へ、該スタンド本体101を略横切るように通過する。このような第1係止ピン129の移動によって、該第1係止ピン129の部分が、スタンド本体101の枢着部分である枢支孔110と前記第2係止ピン(第2ばね取着部)とを結んだ線より、車体の前方側へ位置し、あるいは車体の後方側へ位置することが可能となっている。
また、この実施例の場合には、図11あるいはその部分図である図14に図示するように、前記取付ボルト153によって、リンク部材155と共に回動するように、側面視において、このリンク部材155の長手方向に対して略直交するように且つその側面から側方へ両側の端部109A,109Bが突出するように、係止部材109が取着されている。
また、図11あるいはスタンド本体101の部分図である図13に図示するように、前記スタンド本体101の基端(駐車状態において上端)には、所定長さにわたって部分リング状に係止溝107が形成され、この係止溝107に、図11あるいは図14に図示する前記係止部材109の両側の端部109A,109Bのいずれかが係止するよう構成されている。つまり、駐車状態では、図11に図示するように、前記端部109Bが係止溝107に係合して、その状態を維持するように、また、スタンド本体101を車体側に収納している状態では、図19に図示するように、前記端部109Aが係止溝107に係合してその状態を維持するように構成されている。
そして、前述のように構成された本実施例にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置Sは、以下のような作用効果を奏する。即ち、
例えば、図11に図示するような駐車状態から、ライダーが前記スタンド作動レバー159を図11において、前記枢支軸161を中心に反時計方向に回動させると、前記リンク部材155が前記取付ボルト153を中心に反時計方向に回動する。
その結果、前記係合部材109の端部109Bが係止している係止溝107から解除されて、つづく反時計方向への回動によって、このリンク部材155の前記第1係止ピン129の部分が、図11に示す状態から、右方向へ該スタンド本体101の幅方向を横切るように移動する。そして、このような第1係止ピン129部分の移動において、該第1係止ピン129の部分が、スタンド本体101の枢着部分である枢支孔110と前記第2係止ピン(第2ばね取着部)とを結んだ線より、車体の後方側へ位置したとき、前記引張ばね部材111の引張力によって、スタンド本体101は、前記枢着用ボルト135を中心に反時計方向へ回動させられ、該スタンド本体101は前記第2当接部126に当接する。
そして、この状態において、前記係止部材109の端部109Aが前記係止溝107に係止される結果、その状態でロックされた状態となる。
この結果、スタンド本体101は、車体の前記ダウンチューブ102と略平行な状態になって、つまり収納状態に固定される。これらの一連の経時的な変化を図示すると、図11から図15、図16,図17,図18を経て、図19となる。
また、前記説明とは逆に、車体の前記ダウンチューブ102と略平行な状態の収納状態(図19参照)から、駐車状態に操作する場合には、ライダーが前記スタンド作動レバー159を図11において、前記枢支軸161を中心に時計方向に回動させると、前記リンク部材155が前記取付ボルト153を中心に時計方向に回動する。
その結果、図18に図示するように、前記係合部材109の端部109Aと係止溝107との係合が解除されて、つづく時計方向への回動によって、このリンク部材155の前記第1係止ピン129の部分が、図17に示す状態から図16を経て、図15に図示するように、左方向へ該スタンド本体101の幅方向を横切るように移動する。そして、このような第1係止ピン129部分の移動において、該第1係止ピン129の部分が、スタンド本体101の枢着部分である枢支孔110と前記第2係止ピン(第2ばね取着部)とを結んだ線より、車体の前方側へ位置したとき、前記引張ばね部材111の引張力によって、スタンド本体101は、前記枢着用ボルト135を中心に時計方向へ回動させら、前記第1当接部125に当接して止まる。
この結果、スタンド本体101は、図11に図示するように、車体の長手方向に対して略直交する方向に向いて、駐車可能な状態となる。
そして、この状態において、前記係止部材109の端部109Bが前記係止溝107に係止される結果、その状態でロックされた状態となる。
ところで、前記実施例の変形実施例として、図20、図21に図示するように、ロック機能を奏する係止部材109のみ、これらを操作するロック操作レバー170をこの係止部材109上に設けた第1係止ピン129とともに矢印R3で示す方向に所定角度のみ回動可能に配置して、このロック操作レバー170を矢印R3に示す方向に回動操作することによって、係止部材109を回動させて、ロックをおこなったり、解除したりするように構成してもよい。勿論、図20,図21に図示する他の構成、例えば、前記リンク部材、伝達ロッド、スタンド操作レバー等を設けてもよいが、このロック機構だけ単独で設けてもよい。
(実施例3)
以下、本第2の発明にかかる自動二輪車のサイドスタンド装置の別の実施例(実施例3)を図面を参照しながら具体的に説明する。
図22,図23に図示するような構成を具備するこの実施例3は、前記実施例2と、スタンド操作レバー部分と伝達ロッド部分およびリンク部材とが、異なる点において特徴を有する。その他の点では前記実施例2と共通の構成(構造)を具備している。なお、図22,図23において、矢印Uで示す方向が車両の上方を示す。
以下、相違点を中心にこの実施例3について説明すると、
図22に図示するように、スタンド操作レバーは、この実施例の場合、サイドブレーキ式のものが用いられている。そして、このサイドブレーキ式のスタンド操作レバー259は、ラチェット機構を解除する解除ボタン259Aと、操作用のグリップ259Gと、ケーブルを挿通する円板状の溝を幅方向中央部に有するプーリ259Sと、また、前記リンク部材に代えて、前記プーリ259Sと全く同じ形態のプーリ255を有する。そして、サイドブレーキ式のスタンド操作レバー259を引き上げあるいは引き下げることによって、前記プーリ259Sは、該プーリ259Sの中心の枢支軸259Dを中心に矢印Qで示す方向に、回動することができるよう構成されている。
また、このプーリ255には前記実施例2と同じ第1係止ピン229が配設され、また、このプーリ255の回転軸255Aには、前記実施例2と同じ係止部材209が同様に配設されており、それぞれ同様の作用を奏する。
そして、前記プーリ259Sとプーリ255との間には、前記伝達ロッドに代えて引張力のみ伝達可能なケーブル257が巻装されている。そして、前記サイドブレーキ式のスタンド操作レバー259を引き上げることによって、前記ケーブル257を介して、プーリ255が所定角度だけ回動する。この結果、このプーリ255に設けられている第1係止ピン229がスタンド本体201の幅方向において横切るよう移動する。このため、該スタンド本体201に設けられている第2係止ピン220と前記第1係止ピン229との間に配設されている引張ばね部材211の張力により、スタンド本体201が枢支部材である枢着用ボルト235を中心に揺動することが可能となっている。このスタンド本体201の揺動動作については、前記実施例2の場合と基本的に同じ構成によって同じ作用効果を奏するようにおこなわれる。なお、これらの図において、211は引張ばね部材を示す。
ところで、前記実施例3の変形実施例として、前記サイドブレーキ式のスタンド操作レバー259に代えて、図22に図示するような、矢印Q1で示す方向に踏み込み可能となった足踏み式のスタンド操作レバー359を使用することができる。また、この足踏み式のスタンド操作レバー359と前記プーリ255との間には、この実施例では、プッシュ・プル式のケーブル357を使用している。しかし、勿論、足踏み式のスタンド操作レバー359側にプーリ259Sと同じものを配設して、前記実施例3と同じく引張力のみ伝達できるケーブルを用いてもよい。
本願発明は、自動二輪車等に利用することができる。
(a)は本第1の発明にかかるサイドスタンド装置を装備した所謂「アメリカンタイプ」の自動二輪車の全体の構成を示す側面図、(b)は(a)に示すサイドスタンド装置の取付部分の拡大側面図である。 (a)は図1に示すサイドスタンド装置のスタンド本体の拡大正面図、(b)は同じくスタンド本体の部分拡大側面図、(c)は図2(a)の平面図である。 図1に図示されている取付ブラケットの構成を示す図で、(a)は車体側方から見た図、(b)は(a)のIIIb−IIIb矢視図、(c)は(a)のIIIc−IIIc矢視図である。 図2に示すスタンド本体を車体側に配置された図3に示す取付ブラケットへの取着を示す各構成を分解して示す組立図である。 図1に示すサイドスタンド装置の、スタンド本体を用いて駐車し該スタンド本体がロック状態になった図で、(a)は車体後方から一部断面して表した図、(b)は(a)に示す取付部分の一部断面して示す拡大図である。 図5に示す駐車状態から、スタンド本体の接地面が路面から離れ、ロックが解除になった状態を示す図で、(a)は車体後方から一部断面して表した図、(b)は(a)に示す取付部分の一部断面して示す拡大図である。 スタンド本体を取付ブラケットに回動自在に取り付けた枢着部分の拡大断面図である。 図7とは異なる実施例にかかるスタンド本体と取付ブラケットとの枢着部分を拡大して示す図で、(a)は一部断面して後方から見た図、(b)は(a)のIIXb−IIXb矢視図、(c)は(a)のIIXc−IIXc矢視断面図である。 図8とは異なる実施例にかかるスタンド本体と取付ブラケットとの枢着部分を拡大して示す図で、(a)は一部断面して後方から見た図、(b)は(a)のIXb −IXb 矢視図、(c)は(a)のIXc −IXc 矢視断面図である。 図9とは異なる実施例にかかるスタンド本体と取付ブラケットとの枢着部分を拡大して示す図で、(a)は一部断面して後方から見た図、(b)は(a)のXb−Xb矢視図、(c)は(a)のXc−Xc矢視断面図である。 本第2の発明にかかるサイドスタンド装置の全体の構成を示す車体の側方から見た図である。 図11に示すに示すサイドスタンド装置を車体の後方から見た図である。 図11、図12のスタンド本体の構成を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のXIIIb −XIIIb 矢視図である。 図11、図12に示すリンク部材と係止部材を示す図で、(a)は平面図、(b)は(a)のIXVb−IXVb矢視図である。 図11、図12に示すサイドスタンド装置の駐車状態直前あるいは直後の係止部材のロックを解除した状態を示す図である。 図11、図12に示すサイドスタンド装置の駐車状態から収納状態側へ図15よりさらに移行した状態を示した図である。 図11、図12に示すサイドスタンド装置の収納状態直前の係止部材のロック前の状態を示した図である。 図11、図12に示すサイドスタンド装置の収納状態にさらに近い状態での係止部材のロック前の状態を示した図である。 図11、図12に示すサイドスタンド装置の収納状態で係止部材によるロックがなされた状態を示した図である。 本第2の発明の変形実施例であるロック機構が異なる構成のサイドスタンド装置の要部の構成を示す図である。 図20に示すサイドスタンド装置を車体後方から見た一部断面して示した図である。 本第2の発明にかかるサイドスタンド装置の図11とは異なる形態の実施例の全体の構成を示す車体の側方から見た図である。 図20に示すサイドスタンド装置を車体後方から見た一部断面して示した図である。
符号の説明
1…スタンド本体
3…取付ブラケット
3F…第2の接触面
8…第1の接触面
10,24…枢支孔
22…接地面
35…枢支部材
37…枢支部

Claims (10)

  1. 路面に接地する接地部を有するスタンド本体と、このスタンド本体を車体側に取着するために該車体側に設けられた取付部と、前記スタンド本体を取付部に対して回動自在に枢着するための枢支部材とを具備した自動二輪車のサイドスタンド装置において、
    前記スタンド本体に前記取付部側に接する第1の接触面を設けるとともに、前記取付部側に前記第1の接触面に接触する第2の接触面を設け、
    前記第1の接触面と第2の接触面に、前記枢支部材の枢支部が貫通するための枢支孔を設け、
    さらに、前記第1の接触面と第2の接触面の少なくともいずれか一方を、凸状の面で形成するとともに、
    前記枢支部材の枢支部と前記枢支孔とが少なくとも該枢支部の軸方向あるいは枢支孔の孔奥行方向のいずれかにおいて且つ少なくとも一方の端部で径方向に遊隙を有するよう構成したことを特徴とするサイドスタンド装置。
  2. 前記遊隙が、枢支孔の孔奥行方向の前記第1および第2の接触面と反対の端部に形成されるとともに、
    前記第1の接触面と第2の接触面とのいずれか一方の接触面の、前記枢支部材の枢支部および枢支孔の形成位置より基端側の部分に、凸状の突起と、他方の接触面の対応する部分に、該突起が係合する係合孔を形成したことを特徴とする請求項1記載のサイドスタンド装置。
  3. 前記第1の接触面と第2の接触面の少なくともいずれか一方に形成される凸状の面に、陵線を形成し、この陵線が、前記枢支孔を通り、且つ、前記スタンド本体の長手方向に略直交するような稜線であることを特徴とする請求項1又は2記載のサイドスタンド装置。
  4. 前記第1の接触面と第2の接触面が接する面が、これらいずれか一方に形成される凸状の面によって、傾斜面となり、この傾斜面の傾斜角が、車体の上下方向に延びる中心線に対して駐車状態でのスタンド本体の長手方向の軸線との成す角に略等しいことを特徴とする請求項1〜3のいずれか1の項に記載のサイドスタンド装置。
  5. 前記遊隙が、枢支孔の中心と前記突起又は係合孔の中心を結んだ線の方向に形成されていることを特徴とする請求項2〜4のいずれか1の項に記載のサイドスタンド装置。
  6. 路面に接地する接地部を有するスタンド本体と、このスタンド本体の基端部を車体側に取着するために該車体側に設けられた取付部と、前記スタンド本体の基端部を取付部に対して回動自在に枢着するための枢支部材とを具備した自動二輪車のサイドスタンド装置において、
    前記スタンド本体の長手方向を横切る方向に移動する第1ばね取着部を具備するとともに、該第1ばね取着部から前記移動する方向と交角を有する方向へ離間した位置に枢支部を具備し、該枢支部を中心に回動するリンク部材と、
    前記スタンド本体の、前記取付部への枢着部分から先端方に離間した位置に設けられた第2ばね取着部と、
    前記第1ばね取着部と第2ばね取着部との間に設けられ、両者の間に引張力を作用させる引張ばね部材と、
    前記スタンド本体のそれ以上の回動を規制する、車体側あるいは取付部に設けられた第1当接部とを具備し、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成したことを特徴とするサイドスタンド装置。
  7. 前記車体の、前記枢支部材の配置位置から離間した部位に回動軸が位置するよう回動可能に配置されたスタンド作動レバーと、
    前記スタンド作動レバーの回動軸から離間した位置に一端部が枢着されて、前記スタンド本体を回動させるべく操作力を伝達する伝達ロッドとを有し、
    前記リンク部材の第1ばね取着部から前記枢支部を隔てて反対側の部位に、前記伝達ロッドの他端側に枢着される連結部を設け、
    前記スタンド作動レバーの回動軸を中心とした回動操作によって、前記伝達ロッドを介して、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成したことを特徴とする請求項6記載のサイドスタンド装置。
  8. 前記車体の、前記枢支部材の配置位置から離間した部位に回動軸が位置するよう回動可能に配置されたスタンド作動レバーと、
    前記スタンド作動レバーの回動軸から離間した位置に一端部が枢着されて、前記スタンド本体を回動させるべく操作力を伝達する伝達ケーブルとを有し、
    前記リンク部材の第1ばね取着部から前記枢支部を隔てて反対側の部位に、前記伝達ケーブルの他端側に枢着される連結部を設け、
    前記スタンド作動レバーの回動軸を中心とした回動操作によって、前記伝達ケーブルを介して、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢着部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、前記第1当接部方に位置することによって、前記引張ばね部材の引張力によって、スタンド本体を車体側に対して駐車可能状態になり、
    前記リンク部材の第1ばね取着部が、スタンド本体の枢支軸の配置部分と前記第2ばね取着部とを結んだ線より、反第1当接部側に位置することによって、スタンド本体を車体側に前記引張ばね部材の引張力によって収納可能になるよう構成したことを特徴とする請求項6記載のサイドスタンド装置。
  9. 前記スタンド本体に被係止部が形成されるとともに、該スタンド本体がスタンド作動位置にあるときに前記被係止部に係止される係止部が、前記リンク部材側に設けられていることを特徴とする請求項6〜8のいずれか1の項に記載のサイドスタンド装置。
  10. 前記リンク部材が側面視において中間位置において屈曲したベルクランク状に形成され、この屈曲部に前記枢支部が形成されていることを特徴とする請求項6〜9のいずれか1の項に記載のサイドスタンド装置。
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CN102795291A (zh) * 2011-10-28 2012-11-28 浙江台州市王野动力有限公司 一种前轮为两轮摩托车型车辆的驻车机构
CN113423640A (zh) * 2019-01-07 2021-09-21 印度商宜诺摩托克普有限公司 具有侧支架的停放制动系统

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