JP2007302175A - 搬送用台車 - Google Patents

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Abstract

【課題】搬送用台車の側パネルの支柱部と背パネルの支柱部とを連結する連結部材の連結強度を高める。
【解決手段】荷支持台、この荷支持台の三側辺に沿って配設された左右両側パネルと背パネルとを備え、側パネルの支柱部10aと背パネルの支柱部8bとが連結部材16で連結されている搬送用台車であって、前記連結部材16は、左右一対の挟持板19,20と両挟持板19,20を互いに締結するボルトナット21とから成り、各挟持板19,20には、背パネル1の支柱部8bに形成された角柱部18に対して相対回転不能に外嵌する角形嵌合部22,23と、側パネル3の支柱部10aに対して相対回転可能に外嵌する半円形嵌合部24,25が形成され、両挟持板19,20の半円形嵌合部24,25側の遊端部には、互いに係合して両挟持板19,20の開きを阻止する係合部33が設けられた構成。
【選択図】図4

Description

本発明は、荷支持台、この荷支持台の三側辺に沿って配設された左右両側パネルと背パネルとを備え、側パネルの支柱部と背パネルの支柱部とが連結部材で連結されている搬送用台に関するものである。
荷支持台、この荷支持台の三側辺に沿って配設された左右両側パネルと背パネルとを備え、各パネルは、丸パイプ材から成る門形周囲枠を有し、左右両側パネルの門形周囲枠の後側支柱部と背パネルの門形周囲枠の左右両側支柱部とがそれぞれ連結部材で連結されている搬送用台車が、例えば特許文献1などによって知られている。この特許文献1に記載されたような従来のこの種の搬送用台車における前記連結部材は、同特許文献1の図17〜図19に開示されるように、左右一対の挟持板(実際には、背パネル側の端部でヒンジ部を介して互いにつながった構造)と両挟持板を互いに締結するボルトナットとから成り、各挟持板には、背パネルの支柱部に形成された角柱部に対して相対回転不能に外嵌する角形嵌合部と、左右両側パネル側の後側支柱部に対して相対回転可能に外嵌する半円形嵌合部が形成されたものである。
特開2000−71993号公報
上記のような従来の連結部材の構成では、搬送用台車に対する異常な積載や作業者の異常な取り扱い、その他の突発的な事故などで、左右両側パネルに大きな内外方向の捩れ力が働いたとき、或いは背パネルから前方に引き離すような異常な外力が働いたときに、左右両側パネルの後側支柱部を把持している左右一対の挟持板の半円形嵌合部が開くように変形し、左右両側パネルに異常ながたつきが生じ、その程度によっては使用不能に陥ることもある。このような問題点を解消するためには、できる限り板厚の厚い金属板で頑丈に構成しなければならないが、コストアップにつながるだけでなく、左右一対の挟持板を背パネル側の端部でヒンジ部を介して互いにつながった構造とする場合に、前記ヒンジ部での曲げに大きな操作力が必要になり、取付作業が困難になる。
本発明は上記のような従来の問題点を解消し得る搬送用台車を提供することを目的とするものであって、その手段を後述する実施形態の参照符号を付して示すと、荷支持台4、この荷支持台4の三側辺に沿って配設された左右両側パネル2,3と背パネル1とを備え、側パネル2,3の支柱部9a,10aと背パネル1の支柱部8a,8bとが連結部材15,16で連結されている搬送用台車であって、前記連結部材15,16は、左右一対の挟持板19,20と両挟持板19,20を互いに締結するボルトナット21とから成り、各挟持板19,20には、背パネル1の支柱部8a,8bに形成された角柱部17,18に対して相対回転不能に外嵌する角形嵌合部22,23と、側パネル2,3の支柱部9a,10aに外嵌する半円形嵌合部24,25が形成され、両挟持板19,20の半円形嵌合部24,25側の遊端部には、互いに係合して両挟持板19,20の開きを阻止する係合部33が設けられた構成となっている。
上記構成の本発明を実施するについて、具体的には請求項2に記載のように、前記ボルトナット21は、背パネル1側の前記角柱部18と側パネル3の支柱部10aとの間の中央位置ではなく、前記角柱部18に隣接する位置にのみ配置することができる。
又、請求項3に記載のように、一方の挟持板19の遊端部には、他方の挟持板20の遊端部に重なるように外側に屈曲させた屈曲遊端部33bを形成し、前記係合部33は、他方の挟持板20の遊端部に形成された逆止爪33aと、一方の挟持板19の前記屈曲遊端部33bに設けられて前記逆止爪33aが係合する係止孔33cとから構成し、前記逆止爪33aは、挟持板20の前端縁に沿って上下巾方向に設けられた直線状切り込み33dと前記前端縁との間の帯状部分を、前記直線状切り込み33d側の端面が外側に突出するように斜め外向きに突出させて構成することができる。
又、請求項4に記載のように、両挟持板19,20は、角形嵌合部22,23側の後端部において平面視でハの字形に互いにつながるように1枚の金属板から構成すると共に、両挟持板19,20の互いにつながる後端部間には、両挟持板19,20の閉動を助けるヒンジ部32を形成し、このヒンジ部32は、上下方向のスリット32aと、このスリット32aの上下両側で金属板の内側面に形成された凹溝32bとで構成することができる。
更に、請求項5に記載のように、両挟持板19,20には、角形嵌合部22,23と半円形嵌合部24,25とを連結する上下二段の外側に膨出する補強用リブ26a〜27bを形成し、この上下二段の補強用リブ26a〜27bの間に前記ボルトナット21のボルト21Aが挿通される貫通孔28,29を設け、前記ボルトナット21のボルト21Aの頭部30とナット21Bは、上下二段の前記補強用リブ26a〜27bの高さより外側に突出しない厚さとすることができる。この場合、請求項6に記載のように、前記ボルトナット21のボルト21Aの頭部30とナット21Bには、当該ボルト21Aが挿通される前記貫通孔28,29内に嵌合する内側張出部30b,31bを設け、ナット21Bの内側張出部31bとこれが嵌合する前記貫通孔29とは、両者の相対回転を不能にする角形に構成することができる。
又、請求項7に記載のように、両挟持板19,20には、側パネル3の支柱部10aと前記ボルトナット21との中間位置に内側へ突曲し且つ前記ボルトナット21による両挟持板19,20の締結時に互いに当接する突曲部26c,27cが一体に形成され、これら突曲部26c,27cに、側パネル3の支柱部10aに隣接して前記半円形嵌合部24,25の一部を構成する側面26d,27dを有せしめることができる。
上記構成の本発明に係る搬送用台車の連結部材の構成によれば、先に説明したような原因で、左右両側パネルの後側支柱部を把持している左右一対の挟持板の半円形嵌合部を開くように力が働いても、両挟持板の半円形嵌合部側の遊端部どうしは、互いに係合して両挟持板遊端部の開きを阻止する係合部によって互いに係止された状態であるから、この係合部を変形させて係合を解いてしまうような異常に大きな力が作用しない限り、左右一対の挟持板の半円形嵌合部が開くように変形する恐れがない。従って、左右一対の挟持板の半円形嵌合部が開くように変形することによる不都合、即ち、左右両側パネルに異常ながたつきが生じるようなことがなくなり、しかも、一対の挟持板の板厚を薄くすることができるので、コストダウンを図ると共に、左右一対の挟持板を背パネル側の端部でヒンジ部を介して互いにつながった構造とする場合でも、前記ヒンジ部での曲げに大きな操作力が不要で、取付作業を容易にすることができる。
尚、請求項2に記載の構成によれば、背パネルの左右両側支柱部の角柱部に嵌合して相対回転不能に固定される連結部材に、当該背パネルの左右両側支柱部を中心とする左右方向の大きな回転力が作用したときや、当該背パネルの左右両側支柱部のある後方向きに大きな押圧力が作用したときにも、前記角柱部によって挟持板の角形嵌合部が開かれるように変形するのを、両挟持板を締結するボルトナットで確実に防止することができる。
又、請求項3に記載の構成によれば、前記係合部が、一方の挟持板の屈曲遊端部に設けられた係止孔と他方の挟持板の遊端部に形成された逆止爪とで構成され、一方の挟持板の屈曲遊端部の内側に他方の挟持板の遊端部を差し込むように両挟持板の遊端部を互いに接近させる方向に押圧させるだけで、両挟持板の遊端部どうしを互いに係合させることができるのであるが、前記逆止爪が、1本の上下巾方向の直線状切り込みと挟持板の前端縁との間の帯状部分を押し出すだけで形成され、逆止爪の上下巾方向の両端に当該逆止爪突出方向の切り込みがないので、この逆止爪の強度が大きく、破損の恐れが少ない。又、逆止爪の基部(最も低い位置)が挟持板の前端縁と同一になり、この逆止爪に係合させる係止孔を形成させるための一方の挟持板の屈曲遊端部の延出長さを短くすることができる。
又、請求項4に記載の構成によれば、両挟持板が一体化されるので取り扱いが容易になると共に、背パネル側の角柱部を把持する角形嵌合部の強度も大巾に向上させることができるのであるが、特に本発明の構成によれば、ハの字形に開いている両挟持板を閉じる操作を行うときの抵抗が、ヒンジ部に形成されている上下方向のスリットと当該スリットの上下両側で金属板の内側面に形成された凹溝とによって大巾に減少され、取り付け作業を容易に行える。
更に、請求項5に記載の構成によれば、両挟持板の強度を上下二段の外側に膨出する補強用リブによって増大させると共に、当該上下二段のリブによりボルトナットのボルトの頭部とナットを保護し、これらボルトの頭部やナットに作業者の肌や衣服が引っ掛かるのを防止できると共に、搬送用台車を壁際で移動させるときに壁面にボルトの頭部やナットが摺接して傷を付けてしまうような不都合も回避できる。特にこの場合、請求項6に記載の構成によれば、上下二段のリブの高さを異常に高くしなくとも、前記ボルトの頭部とナットには、当該ボルトが挿通される貫通孔内に嵌合する内側張出部によって必要な高さが確保でき、例えば回転操作用の角孔をボルト頭部に設けることもできると共に、ナットのねじ孔に必要長さを確保して締結強度を高めることなどが可能になる。更に、外側に突出するナットの高さは低くとも、当該ナットの内側張出部とこれが嵌合する貫通孔とは相対回転不能に嵌合するので、このボルトナットによる締結作業を容易に行える。
又、背パネル側の角柱部と側パネルの後側支柱部との間隔が大きいとき、そして後側支柱部を中心に水平揺動自在にしなければならない側パネルを背パネルに連結するときには、請求項7に記載の構成を採用することができる。即ち、請求項7に記載の構成によれば、両挟持板を締結するボルトナットから離れることになる側パネルの支柱部に対する挟持板の支持面が増大し、側パネルに対する支持強度を高めることができると共に、ボルトナットで両挟持板を締結したときに側パネルの支柱部に対し両挟持板の半円形嵌合部が圧着されるのを防止し、当該支柱部を中心とする側パネルの水平揺動を可能にすることができる。
以下に本発明の具体的実施例を添付図に基づいて説明すると、図1〜図3において、1は背パネル、2は左側パネル、3は右側パネル、4は荷支持台である。背パネル1及び左右両側パネル2,3は、それぞれアングル材利用の下側辺部材5〜7上に、門形に曲げ加工した丸パイプ材から成る門形周囲枠8〜10を立設すると共に、この下側辺部材5〜7と門形周囲枠8〜10とで囲まれた矩形領域内に複数本の縦桟11と複数本の横桟12とを格子状に架設して成るものである。
この実施形態では、背パネル1の下側辺部材5の両端下側と左右両側パネル2,3の下側辺部材6,7の前端下側とには、それぞれ取付座盤13a〜13dを介して車輪(自在車輪や向き固定車輪など)14a〜14dが取り付けられている。左側パネル2の下側辺部材6の後端部は、背パネル1に対して左側パネル2が前方直角向きになるように車輪取付座盤13aに固着されると共に、左側パネル2の門形周囲枠9の後側支柱部9aと、その真後ろに位置する背パネル1の門形周囲枠8の左側支柱部8aとが、上下2箇所で連結部材15により連結されている。又、右側パネル3は、背パネル1に対して前方直角向きになる姿勢と背パネル1の内側に重なる折り畳み姿勢との間で、当該右側パネル3の門形周囲枠10の後側支柱部10aを中心に水平揺動できるように、当該右側パネル3の下側辺部材7の後端部が車輪取付座盤13bに軸支されると共に、当該右側パネル3の門形周囲枠10の後側支柱部10aと、その真後ろに位置する背パネル1の門形周囲枠8の右側支柱部8bとが、上下2箇所で連結部材16により連結されている。
荷支持台4は、背パネル1の下側辺部材5に上下起伏揺動自在に軸支されている。従って、この荷支持台4を背パネル1の内側に沿って起立するように折り畳み、右側パネル3を内側へ水平揺動させて、背パネル1との間で起立姿勢の荷支持台4を挟む折り畳み姿勢とすることにより、図2に示すように、搬送用台車を平面L字形に折り畳むことができるものである。尚、この種の折り畳み自在な搬送用台車において従来周知のように、荷支持台4を手前下方に回倒させ、その左右両側辺を左右両側パネル2,3の下側辺部材6,7上で支持させた水平倒伏姿勢の荷支持台4の左右両側辺を、左右両側パネル2,3の下側辺部材6,7に対し係止させる係脱自在な係止装置が併設されるが、ここでは当該係止装置の図示及び説明は省略する。
図2及び図3で明らかなように、右側パネル3の門形周囲枠10の後側支柱部10aと背パネル1の門形周囲枠8の右側支柱部8bとは、この右側パネル3を折り畳んだときに当該右側パネル3と背パネル1との間で起立姿勢の荷支持台4を挟むことから、前後方向において比較的広い間隔が確保されているのに対し、左側パネル2の門形周囲枠9の後側支柱部9aと背パネル1の門形周囲枠8の左側支柱部8aとは十分に接近させている。従って、左側パネル2の門形周囲枠9の後側支柱部9aと背パネル1の門形周囲枠8の左側支柱部8aとを連結する連結部材15は、前後方向長さが短いのに対し、右側パネル3の門形周囲枠10の後側支柱部10aと背パネル1の門形周囲枠8の右側支柱部8bとを連結する連結部材16は、前後方向長さが長いものとなっている。
背パネル1の門形周囲枠8の左側支柱部8a及び右側支柱部8bには、図3C及び図3Dに示すように、連結部材15,16が取り付けられる箇所において、角柱部17,18が形成されている。これら角柱部17,18は、搬送用台車の前後方向と左右方向とに平行な四側面17a〜17d及び18a〜18dを有し且つ平行側面間の距離が前記丸パイプ材の外径より小さい、具体的には前記丸パイプ材の内径より若干小さい程度の横断面正方形のもので、門形周囲枠8を構成している丸パイプ材を一定長さ領域において絞り加工して形成している。
前後方向長さが長い連結部材16の詳細構造を図4〜図9に基づき説明すると、連結部材16は、左右一対の挟持板19,20と1本のボルトナット21により構成されている。各挟持板19,20は、背パネル1側の角柱部18に対して相対回転不能に外嵌する角形嵌合部22,23と、右側パネル3の後側支柱部10aに対して相対回転可能に外嵌する半円形嵌合部24,25とを有する。両挟持板19,20は、背パネル1側の角柱部18の左右両側面(図3Dに示す左右両側面18c,18d参照)に当接する前後方向板部19a,20aと、この前後方向板部19a,20aの後端部を内側へ直角に折曲した後端折曲板部19b,20bと、前記前後方向板部19a,20aの上下両側辺から内向きに折曲された上下両折曲板部19c,20cと、前後方向板部19a,20aの前端部を内側へ円弧形に曲げて形成した前端円弧形板部19d,20dとから成り、更に、前後方向板部19a,20aには、後端折曲板部19b,20bの手前から前端円弧形板部19d,20dまでの領域で、外側に同一高さだけ曲面状に膨出する上下二段の補強用リブ26a,26b及び上下二段の補強用リブ27a,27bが形成されると共に、この上下二段の補強用リブ26a,26b間及び補強用リブ27a,27b間には、前端円弧形板部19d,20dに隣接する位置に、上下両折曲板部19c,20cの巾と略同一高さだけ内側へ膨出する突曲部26c,27cが一体に形成されている。
前記角形嵌合部22,23は、前後方向板部19a,20aの後端部と後端折曲板部19b,20b、及び上下両折曲板部19c,20cの直角後側辺19e,20eとで構成され、前記半円形嵌合部24,25は、前端円弧形板部19d,20dと上下両折曲板部19c,20cの円弧形前側辺19f,20f、及び突曲部26c,27cの前端円弧形板部19d,20d側の円弧形側面26d,27dによって構成されている。尚、前端円弧形板部19d,20dは、前後方向板部19a,20aよりも前記補強用リブ26a〜27bの膨出高さ分だけ突出しており、従って、補強用リブ26a〜27bの頂面は前端円弧形板部19d,20dの突出した外側面と面一につながっている。
又、前後方向板部19a,20aには、補強用リブ26a,26b間及び補強用リブ26a,26b間で突曲部26c,27cと後端折曲板部19b,20bとの中間位置において、前記ボルトナット21のボルト21Aが背パネル1側の角柱部18の前側面(図3Dに示す前側面18a参照)に近接して挿通される円形貫通孔28と角形貫通孔29とが設けられ、前記ボルト21Aの頭部30は、前記補強用リブ26a〜27bの膨出高さと略同一の厚さの頭部本体30aの内側に前記円形貫通孔28に嵌合する円形の内側張出部30bが一体に形成されると共に、この円形内側張出部30bと頭部本体30aとを含む頭部30の全体の厚さを利用して回転操作用の角孔30cが同心状に設けられている。前記ボルトナット21のナット21Bは、前記補強用リブ26a〜27bの膨出高さと略同一の厚さのナット本体31aの内側に前記角形貫通孔29に回転不能に嵌合する角形の内側張出部31bが一体に形成されると共に、この角形内側張出部31bとナット本体31aとを含むナット21Bの全体を貫通するねじ孔31cが設けられたものである。
両挟持板19,20は、その後端折曲板部19b,20bの端部どうしがヒンジ部32を介して一体につながったハの字形に、1枚の金属板で構成されている。このヒンジ部32は、両後端折曲板部19b,20bの境界に沿って形成されたスリット32aと、このスリット32aの上下の金属板内側面に両後端折曲板部19b,20bの境界に沿って形成された凹溝32bとから構成されている。
両挟持板19,20の半円形嵌合部24,25側の遊端部、即ち、前端円弧形板部19d,20dの遊端部には、互いに係合する係合部33が設けられている。この係合部33は、一方の挟持板20の前端円弧形板部20dの遊端部に形成された逆止爪33aと、当該前端円弧形板部20dの遊端部に重なるように他方の挟持板19の前端円弧形板部19dの遊端部を外側に屈曲させて形成された屈曲遊端部33bと、当該屈曲遊端部33bに設けられて前記逆止爪33aが係合する係止孔33cとから構成されている。前記逆止爪33aは、前端円弧形板部20dの遊端縁と、この遊端縁に沿って上下巾方向に設けられた直線状切り込み33dとの間の帯状部分を、前記直線状切り込み33d側の端面が外側に突出するように斜めに押し出して形成されている。
上記構成の連結部材16は、使用前は図7に示すようにヒンジ部32を介して互いにつながった2枚の挟持板19,20がハの字形に開いた状態であるから、片側の挟持板、例えば挟持板20を、その角形嵌合部23の内側に背パネル1側の右側支柱部8bにおける角柱部18の左半分を嵌合させると共に、その半円形嵌合部25に右側パネル3の後側支柱部10aの左半分を嵌合させ、係る状態で挟持板19を挟持板20に重ねるように両挟持板19,20を互いに接近させるように押圧して閉動させる。このとき、ヒンジ部32のスリット32aと上下両凹溝32bによって両挟持板19,20の互いにつながる後端境界部の断面積が極端に減じられているので、両挟持板19,20そのものが変形することはなく、確実にヒンジ部32で屈曲して両挟持板19,20が閉じられることになる。
両挟持板19,20の閉動の最終段階で、係合部33の挟持板20側の逆止爪32aを挟持板19側の屈曲遊端部33bの内側に圧入させることにより、当該屈曲遊端部33bの弾性変形を伴って逆止爪32aが屈曲遊端部33bの係止孔33c内に嵌まり込み、図4C及び図5に示すように、当該逆止爪32aの起立端面が係止孔33cの外側辺に係合し、両挟持板19,20の遊端部どうしが互いに結合され、屈曲遊端部33bを外側に開くように強制的に変形させない限り両挟持板19,20を開くことができない状態になる。この結果、図4Bに示すように、背パネル1側の右側支柱部8bにおける角柱部18が挟持板19,20の角形嵌合部22,23によって相対回転不能に挟み付けられると同時に、右側パネル3の後側支柱部10aが挟持板19,20の半円形嵌合部24,25によって挟み付けられる。
次にボルトナット21のナット21Bを、その角形内側張出部31bを挟持板20の角形貫通孔29に嵌合させて上下2段の補強用リブ27a,27b間にナット本体31aを配置し、ボルト21Aを円形貫通孔28から挿通させてナット21Bの貫通ねじ孔31cに螺合し、両挟持板19,20を互いに締結させる。このとき、図4Cに示すように、ボルト頭部30の円形内側張出部30bが円形貫通孔28に嵌合し、当該ボルト頭部30は挟持板19の上下2段の補強用リブ26a,26b間に納まることになる。そして前記ボルト21Aは、背パネル1側の右側支柱部8bにおける角柱部18の前側面(図3Dに示す前側面18a参照)に平行に隣接することになる。
上記のようにボルトナット1により両挟持板19,20を互いに締結することにより、当該ボルトナット21に隣接する背パネル1側の右側支柱部8bにおける角柱部18に対しては、両挟持板19,20の角形嵌合部22,23を形成する前後方向板部19a,20aが角柱部18の左右両側面に圧接し、両挟持板19,20が当該角柱部18に対して強固に固定されることになるが、先に説明したように、この連結部材16で背パネル1に連結される右側パネル3は、後側支柱部10aを中心に左右揺動自在でなければならないので、図4B,Cでは両挟持板19,20の半円形嵌合部24,25が後側支柱部10aに密着しているように示しているが、実際には、ボルトナット21による両挟持板19,20の締結により、図4C及び図6Bに示すように、両挟持板19,20の突曲部26c,27cが互いに圧接して、両挟持板19,20の半円形嵌合部24,25が後側支柱部10aに圧接するのを阻止させ、半円形嵌合部24,25内で把持された後側支柱部10aがこの連結部材16に対し自転できるように構成されている。勿論、場合によっては、後側支柱部10aと半円形嵌合部24,25との間に、後側支柱部10aの自転を円滑に行わせるための合成樹脂製筒状体(半割り開閉自在な構造か又は2分割構造のもの)を介在させることも可能である。
背パネル1と左側パネル2とを連結する連結部材15は、図10に同一符号を付して示すように、基本的に連結部材16と同一の構成であるが、この連結部材15は、互いに接近している背パネル1の左側支柱部8aの角柱部17と左側パネル2の後側支柱部9aとを連結するものであって、当該左側パネル2は背パネル1に対し前方直角向きに固定されるものであるから、連結部材16の両挟持板19,20に形成したような突曲部26c,27cは設けられていない。そして、ボルトナット21のボルト21Aは、背パネル1側の角柱部17と左側パネル2の後側支柱部9aとの両者に隣接する状態であり、当然、両挟持板19,20の上下両折曲板部19c,20cは、その前後方向長さが極短いものとなっている。
折り畳み自在な搬送用台車の全体を示す斜視図である。 同搬送用台車を平面L字形に折り畳んだ状態を示す平面図である。 A図は図1の搬送用台車の左側面図、B図は同搬送用台車の右側面図、C図は背パネルの門形周囲枠に形成される角柱部を説明する要部の正面図、D図は同C図のA−A線断面図である。 A図は背パネルと右側パネルとの連結箇所を示す側面図、B図は同A図の平面図、C図は同A図のB−B線断面図である。 図4Aの正面図である。 A図は図4AのC−C線断面図、B図は図4AのD−D線断面図である。 図4に示す連結部材の使用前の平面図である。 図7に示す連結部材の横断平面図である。 A図は図7のE矢視図、B図は図7のF矢視図、C図は図7のG矢視図、D図は同C図のJ−J線断面図、E図は図7のH矢視図、F図は図7のI矢視図である。 A図は背パネルと左側パネルとの連結箇所を示す側面図、B図は同A図の平面図、C図は同A図のK−K線断面図である。
符号の説明
1 背パネル
2 左側パネル
3 右側パネル
4 荷支持台
8〜10 各パネルの門形周囲枠
8a,8b 背パネルの左右両側支柱部
9a,10a 左右両側パネルの後側支柱部
15 背パネルと左側パネルとの連結部材
16 背パネルと右側パネルとの連結部材
17,18 背パネルの支柱部に設けられた角柱部
19,20 挟持板
19a,20a 前後方向板部
19b,20b 後端折曲板部
19c,20c 上下両折曲板部
19d,20d 前端円弧形板部
19e,20e 上下両折曲板部の直角後側辺
19f,20f 上下両折曲板部の円弧形前側辺
21 ボルトナット
21A ボルト
21B ナット
22,23 角形嵌合部
24,25 半円形嵌合部
26a〜27b 補強用リブ
26c,27c 内側への突曲部
26d,27d 突曲部の円弧形側面
28 円形貫通孔
29 角形貫通孔
30b ボルト頭部の円形内側張出部
30c ボルト頭部の回転操作用角孔
31b ナットの角形内側張出部
31c ナットの貫通ねじ孔
32 ヒンジ部
32a ヒンジ部スリット
32b ヒンジ部凹溝
33 係合部
33a 逆止爪
33b 屈曲遊端部
33c 係止孔

Claims (7)

  1. 荷支持台、この荷支持台の三側辺に沿って配設された左右両側パネルと背パネルとを備え、側パネルの支柱部と背パネルの支柱部とが連結部材で連結されている搬送用台車であって、前記連結部材は、左右一対の挟持板と両挟持板を互いに締結するボルトナットとから成り、各挟持板には、背パネルの支柱部に形成された角柱部に対して相対回転不能に外嵌する角形嵌合部と、側パネルの支柱部に外嵌する半円形嵌合部が形成され、両挟持板の半円形嵌合部側の遊端部には、互いに係合して両挟持板の開きを阻止する係合部が設けられている、搬送用台車。
  2. 前記ボルトナットは、背パネル側の前記角柱部と側パネルの支柱部との間の中央位置ではなく、前記角柱部に隣接する位置にのみ配置されている、請求項1に記載の搬送用台車。
  3. 一方の挟持板の遊端部には、他方の挟持板の遊端部に重なるように外側に屈曲させた屈曲遊端部が形成され、前記係合部は、他方の挟持板の遊端部に形成された逆止爪と、一方の挟持板の前記屈曲遊端部に設けられて前記逆止爪が係合する係止孔とから構成され、前記逆止爪は、挟持板の前端縁に沿って上下巾方向に設けられた直線状切り込みと前記前端縁との間の帯状部分を、前記直線状切り込み側の端面が外側に突出するように斜め外向きに突出させて構成されている、請求項1又は2に記載の搬送用台車。
  4. 両挟持板は、角形嵌合部側の後端部において平面視でハの字形に互いにつながるように1枚の金属板から構成され、両挟持板の互いにつながる後端部間には、両挟持板の閉動を助けるヒンジ部が形成され、このヒンジ部は、上下方向のスリットと、このスリットの上下両側で金属板の内側面に形成された凹溝とで構成されている、請求項1〜3の何れか1項に記載の搬送用台車。
  5. 両挟持板には、角形嵌合部と半円形嵌合部とを連結する上下二段の外側に膨出する補強用リブが形成され、この上下二段の補強用リブの間に前記ボルトナットのボルトが挿通される貫通孔が設けられ、前記ボルトナットのボルトの頭部とナットは、上下二段の前記補強用リブの高さより外側に突出しない厚さとされている、請求項1〜4の何れか1項に記載の搬送用台車。
  6. 前記ボルトナットのボルトの頭部とナットには、当該ボルトが挿通される前記貫通孔内に嵌合する内側張出部が設けられ、ナットの内側張出部とこれが嵌合する前記貫通孔とは、両者の相対回転を不能にする角形に構成されている、請求項5に記載の搬送用台車。
  7. 両挟持板には、側パネルの支柱部と前記ボルトナットとの中間位置に内側へ突曲し且つ前記ボルトナットによる両挟持板の締結時に互いに当接する突曲部が一体に形成され、これら突曲部に、側パネルの支柱部に隣接して前記半円形嵌合部の一部を構成する側面を有せしめてある、請求項1〜6の何れか1項に記載の搬送用台車。
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