JP2007300457A - 音響装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】音量感を損なうことなく、温度上昇による音響装置の破壊を防止する。
【解決手段】パワーアンプ2およびスイッチング電源4のいずれかの温度が第1の温度以上になると、ファン5を駆動してパワーアンプ2とスイッチング電源4とを冷却する。冷却開始後も温度が上昇し続け、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のいずれかが第1の温度より高い第3の温度になると、システムマイコン12は電子ボリューム1を制御してボリュームゲインを所定のレベル分だけ下げる。その後、所定の時間ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認し、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のいずれかの温度が第3の温度より高い場合は、所定のレベル分だけボリュームゲインを下げる。また、音源機器の動作が停止、もしくはスイッチング電源が切断または待機状態になるまではボリュームゲインを下げる方向にしか変化させない。
【選択図】図1

Description

本発明は、オーディオ信号を再生する音響装置に関する。
従来の音響装置において、パワーアンプやパワーアンプの電源に使用するスイッチング電源などの温度上昇による装置の破壊を防ぐために、これらの温度上昇を抑えていた。このような従来の音響装置としては、特許文献1に記載されたものが報告されている。
特許文献1に記載された音響装置では、音声アンプ回路の温度を検出して、検出した温度に応じて音量を可変制御することにより、音声アンプ回路の温度上昇を抑えるようにしている。
実開昭62−42323号公報
しかしながら、特許文献1に開示されているように、音声アンプ回路の温度によって音量を可変制御する音響装置では、温度が上がると音量は下がり、温度が下がってくると音量が上がることになる。つまり、音量が温度によってAM変調されてしまう。このため、音量がふらふらと変動することになり、使用者にとっては非常に聞きづらく、音量感が損なわれるという問題があった。
本発明は上記に鑑みてなされたもので、音量感を損なうことなく、温度上昇による自装置の破壊を防止する音響装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本発明の音響装置は、音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、このパワーアンプに電力を供給する電源と、前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が所定の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定のレベル分だけ下げ、その後、一定時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が前記所定の温度以上のときは前記ボリュームゲインを前記所定のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の音響装置は、音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、このパワーアンプに電力を供給する電源と、前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、所定の第1の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定の第1のレベル分だけ下げ、その後、一定時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第1の温度より高い前記第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベルより大きい第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする。
また、本発明の音響装置は、音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、このパワーアンプに電力を供給する電源と、前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、所定の第1の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定の第1のレベル分だけ下げ、その後、所定の第1の時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第1の温度より高い第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベルより大きい第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げ、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、少なくとも1度は前記第2の温度以上にまで達した後で、前記第1の温度以上で前記第2の温度より低い温度になっているときは、前記第1の時間より長い第2の時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする。
本発明の音響装置は、パワーアンプおよび電源の温度に応じてボリュームゲインを下げるように制御し、音源機器の動作が停止、もしくは電源が切断または待機状態にされるまではボリュームゲインを下げる方向にしか変化させないので、音量感を損なうことなく、温度上昇による自装置の破壊を防止することができる。
以下、本発明の音響装置を実施するための最良の形態について、図面を参照して説明する。
(第1の実施の形態)
図1は本発明の第1の実施の形態に係る音響装置を示す構成図である。図1に示すように第1の実施の形態に係る音響装置は、電子ボリューム1と、パワーアンプ2と、スピーカ3と、スイッチング電源4と、ファン5と、第1のサーミスタ6と、第2のサーミスタ7と、システムマイコン12と、操作スイッチ13と、表示部14とを備える。
電子ボリューム1は、図示しない内蔵または外部の音源機器からのオーディオ信号が入力されると、スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインに応じて音量調整する。ボリュームゲインは、システムマイコン12の制御により設定される。
パワーアンプ2は、電子ボリューム1で音量調整されたオーディオ信号を増幅してスピーカ3に供給する。スピーカ3はパワーアンプ2から供給されたオーディオ信号を音声として出力する。
スイッチング電源4は、パワーアンプ2および装置全体の電源であり、パワーアンプ2と装置に設けられた各部に電力を供給する。ファン5は、パワーアンプ2およびスイッチング電源4に送風して冷却する。
第1のサーミスタ6は、パワーアンプ2と熱結合し、パワーアンプ2の熱を検出する。第1のサーミスタ6の一端はアースに接続され、他端はプルアップ抵抗8を介してプルアップ電源9に接続されている。第2のサーミスタ7は、スイッチング電源4と熱結合し、スイッチング電源4の熱を検出する。第2のサーミスタ7の一端はアースに接続され、他端はプルアップ抵抗10を介してプルアップ電源11に接続されている。
第1および第2のサーミスタ6,7は、それぞれ両端電圧をシステムマイコン12に出力する。第1および第2のサーミスタ6,7の両端電圧は、温度の上昇に伴って単調に下がる。
システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7の両端電圧からパワーアンプ2およびスイッチング電源4の温度を求め、これらの温度に基づいて、電子ボリューム1に設定するボリュームゲインを制御する。また、システムマイコン12は、ファン5を駆動制御する。
操作スイッチ13は、ユーザ操作に応じて電子ボリューム1の設定等を行う。表示部14は、音量、音質等を表示する。
次に、第1の実施の形態に係る音響装置の動作ならびに音量を制御する手順を説明する。図2は本発明の第1の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。
システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7の両端電圧に基づいて、パワーアンプ2およびスイッチング電源4の温度を検出している。ステップS110では、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7のいずれかの両端電圧が、所定の第1の温度(例えば、70℃)以上に相当する電圧になったかどうかを判断する。
いずれかが第1の温度以上である(ステップS110:YES)場合、ステップS120において、システムマイコン12は、ファン5を駆動してパワーアンプ2およびスイッチング電源4を冷却する。いずれも第1の温度以上でない(ステップS110:NO)場合、ステップS110に戻る。
次いで、ステップS130では、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7の両端電圧が、ともに第1の温度より低い第2の温度(例えば、60℃)以下に相当する電圧になったかどうかを判断する。
ともに第2の温度以下である(ステップS130:YES)場合、ステップS140において、システムマイコン12は、ファン5を停止させる。その後、ステップS110に戻る。
いずれかが第2の温度以下でない(ステップS130:NO)場合、ステップS150において、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7のいずれかの両端電圧が、第1の温度より高い第3の温度(例えば、80℃)以上に相当する電圧になったかどうかを判断する。いずれかが第3の温度以上である(ステップS150:YES)場合、ステップS160に進み、いずれも第3の温度以上でない(ステップS150:NO)場合、ステップS130に戻る。
そして、ステップS160では、システムマイコン12は、ボリュームゲインを所定のレベル(例えば、1dB)分だけ下げるように電子ボリューム1を制御する。その後、ステップS170において、システムマイコン12は、図示しない内蔵のタイマをスタートする。
そして、ステップS180において、システムマイコン12は、所定の時間(例えば、20秒間)経過したかどうかを判断する。所定の時間経過した(ステップS180:YES)場合、ステップS190において、システムマイコン12は、タイマをリセットする。その後、ステップS150に戻る。所定の時間経過していない(ステップS180:NO)場合、ステップS180に戻る。
音源機器の動作が停止、もしくはスイッチング電源4が切断または待機状態になったら、システムマイコン12は、ボリュームゲインをリセットし、元のレベルに戻すように電子ボリューム1を制御する。それまでは、ボリュームゲインを下げる方向にしか変化させない。
上記説明のように、第1の実施の形態では、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が第1の温度以上になったときに、ファン5を駆動して、パワーアンプ2とスイッチング電源4とを冷却する。ファン5の冷却によっても温度が上昇し続け、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が第1の温度より高い第3の温度になったときに、システムマイコン12は電子ボリューム1を制御して、ボリュームゲインを所定のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、所定の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、第3の温度より高い場合は、所定のレベル分だけボリュームゲインを下げる。これをパワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに第3の温度以下になるまで続ける。
これにより、パワーアンプ2およびスイッチング電源4の温度上昇を防止し、自装置の破壊を防止することができる。
また、温度が上がったらボリュームゲインを下げる方向にしか変化させず、温度が下がってもボリュームゲインは復帰せずに、音源機器の動作が停止するなど一連の使用状態が終了するまで、ボリュームゲインを下げた状態で保持するようになっている。
このため、温度変化によって音量がふらふらと変動することがない。さらに、一定時間ごとにパワーアンプ2およびスイッチング電源4の温度を確認し、その温度によりボリュームゲインを変えるので、音量変化が緩やかで音量感を損なうことがなく、使用者に不快感を与えることがない。
なお、使用状況によっては、ファン5は設けなくてもよい。この場合、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が所定の温度(例えば、70℃)になったときに、システムマイコン12は電子ボリューム1を制御して、ボリュームゲインを所定のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、所定の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、所定の温度より高い場合は、所定のレベル分だけボリュームゲインを下げる。これをパワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに所定の温度以下になるまで続ける。
(第2の実施の形態)
次に、第2の実施の形態について説明する。図3は本発明の第2の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。なお、第2の実施の形態に係る音響装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態に係る音響装置の構成と同様である。
図3において、ステップS210〜S250は、第1の実施の形態における図2のステップS110〜S150と同様であるので説明を省略する。
ステップS250の判断で、いずれかが第3の温度以上である(YES)場合、ステップS260では、システムマイコン12は、ボリュームゲインを所定の第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げるように電子ボリューム1を制御する。その後、ステップS270において、システムマイコン12は、タイマをスタートする。
そして、ステップS280において、システムマイコン12は、所定の時間(例えば、20秒間)経過したかどうかを判断する。所定の時間経過した(ステップS280:YES)場合、ステップS290において、システムマイコン12は、タイマをリセットし、その後、ステップS300に進む。所定の時間経過していない(ステップS280:NO)場合、ステップS280に戻る。
ステップS300では、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7のいずれかの両端電圧が、第3の温度より高い第4の温度(例えば、85℃)以上に相当する電圧になったかどうかを判断する。いずれかが第4の温度以上である(ステップS300:YES)場合、ステップS310に進み、いずれも第4の温度以上でない(ステップS300:NO)場合、ステップS250に戻る。
ステップS310では、システムマイコン12は、ボリュームゲインを第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけ下げるように電子ボリューム1を制御する。その後、ステップS270に戻る。
第1の実施の形態と同様に、音源機器の動作が停止、もしくはスイッチング電源4が切断または待機状態になったら、システムマイコン12は、ボリュームゲインをリセットし、元のレベルに戻すように電子ボリューム1を制御する。それまでは、ボリュームゲインを下げる方向にしか変化させない。
上記説明のように、第2の実施の形態では、ファン5の冷却によっても温度が上昇し続け、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が第1の温度より高い第3の温度になったときに、ボリュームゲインを第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、所定の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、第3の温度より高い第4の温度(例えば、85℃)に達した場合は、第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけボリュームゲインを下げる。第4の温度に達していないが第3の温度より高い場合は、ボリュームゲインを第1のレベル分だけ下げる。さらに所定の時間経過後に温度を確認して、上記と同様の処理をし、パワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに第3の温度以下になるまで続ける。
これにより、第1の実施の形態と同様の効果を奏するとともに、より急激な温度上昇に対応できる。
なお、第2の実施の形態においても、第1の実施の形態と同様に、使用状況によっては、ファン5は設けなくてもよい。この場合、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、例えば第1の温度(例えば、70℃)になったときに、ボリュームゲインを第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、所定の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、例えば第3の温度(例えば、80℃)に達した場合は、第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけボリュームゲインを下げる。第3の温度に達していないが第1の温度より高い場合は、ボリュームゲインを第1のレベル分だけ下げる。さらに所定の時間経過後に温度を確認して、上記と同様の処理をし、パワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに第1の温度以下になるまで続ける。
(第3の実施の形態)
次に、第3の実施の形態について説明する。図4は本発明の第3の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。なお、第3の実施の形態に係る音響装置の構成は、図1に示す第1の実施の形態に係る音響装置の構成と同様である。
図4において、ステップS410〜S460は、第2の実施の形態における図3のステップS210〜S260と同様であるので説明を省略する。
ステップS460でボリュームゲインを所定の第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げた後、ステップS470において、システムマイコン12は、図示しない内蔵の第1のタイマをスタートする。
そして、ステップS480において、システムマイコン12は、所定の第1の時間(例えば、20秒間)経過したかどうかを判断する。第1の時間経過した(ステップS480:YES)場合、ステップS490において、システムマイコン12は、第1のタイマをリセットし、その後、ステップS500に進む。第1の時間経過していない(ステップS480:NO)場合、ステップS480に戻る。
ステップS500では、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7のいずれかの両端電圧が、第3の温度より高い第4の温度(例えば、85℃)以上に相当する電圧になったかどうかを判断する。いずれかが第4の温度以上である(ステップS500:YES)場合、ステップS510に進み、いずれも第4の温度以上でない(ステップS500:NO)場合、ステップS520に進む。
ステップS510では、システムマイコン12は、ボリュームゲインを第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけ下げるように電子ボリューム1を制御する。その後、ステップS470に戻る。
ステップS520では、システムマイコン12は、第1および第2のサーミスタ6,7のいずれかの両端電圧が、第3の温度以上に相当する電圧であるどうかを判断する。いずれかが第3の温度以上である(ステップS520:YES)場合、ステップS530に進み、いずれも第3の温度以上でない(ステップS520:NO)場合、ステップS430に戻る。
ステップS530では、システムマイコン12は、ボリュームゲインを第1のレベル分だけ下げるように電子ボリューム1を制御する。その後、ステップS540では、システムマイコン12は、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が少なくとも1度は第4の温度以上に達したかどうかを判断する。
いずれかが第4の温度に達したことがある(ステップS540:YES)場合、ステップS550に進み、いずれも第4の温度に達したことがない(ステップS540:NO)場合、ステップS470に戻る。
ステップS550において、システムマイコン12は、図示しない内蔵の第2のタイマをスタートする。そして、ステップS560において、システムマイコン12は、第1の時間より長い第2の時間(例えば、2分間)経過したかどうかを判断する。第2の時間経過した(ステップS560:YES)場合、ステップS570において、システムマイコン12は、第2のタイマをリセットし、その後、ステップS500に戻る。第2の時間経過していない(ステップS560:NO)場合、ステップS560に戻る。
第1、第2の実施の形態と同様に、音源機器の動作が停止、もしくはスイッチング電源4が切断または待機状態になったら、システムマイコン12は、ボリュームゲインをリセットし、元のレベルに戻すように電子ボリューム1を制御する。それまでは、ボリュームゲインを下げる方向にしか変化させない。
上記説明のように、第3の実施の形態では、ファン5の冷却によっても温度が上昇し続け、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が第1の温度より高い第3の温度になったときに、ボリュームゲインを第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、第1の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、第3の温度より高い第4の温度(例えば、85℃)に達した場合は、第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけボリュームゲインを下げる。第4の温度に達していないが第3の温度より高い場合は、ボリュームゲインを第1のレベル分だけ下げる。
そして、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、少なくとも1度は第4の温度以上にまで達した後で、第3の温度以上で第4の温度より低い温度になっているときは、第1の時間より長い第2の時間(例えば、2分間)ごとに温度を確認して、ボリュームゲインを制御し、パワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに第3の温度以下になるまで続ける。
ボリュームゲインを下げても、パワーアンプ2、スイッチング電源4の温度が下がるまでにはある程度の時間がかかるため、上述のように第1の時間より長い第2の時間ごとに温度を確認するようにすることで、ボリュームゲインを下げすぎて必要以上に音量が小さくなることを防止することができる。
なお、第3の実施の形態においても、第1、第2の実施の形態と同様に、使用状況によっては、ファン5は設けなくてもよい。この場合、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、例えば第1の温度(例えば、70℃)になったときに、ボリュームゲインを第1のレベル(例えば、1dB)分だけ下げる。その後、第1の時間(例えば、20秒間)ごとに第1および第2のサーミスタ6,7により温度を確認して、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、例えば第3の温度(例えば、80℃)に達した場合は、第1のレベルより大きい第2のレベル(例えば、2dB)分だけボリュームゲインを下げる。第3の温度に達していないが第1の温度より高い場合は、ボリュームゲインを第1のレベル分だけ下げる。
そして、パワーアンプ2およびスイッチング電源4のうちのいずれかの温度が、少なくとも1度は第3の温度以上にまで達した後で、第1の温度以上で第3の温度より低い温度になっているときは、第1の時間より長い第2の時間(例えば、2分間)ごとに温度を確認して、ボリュームゲインを制御し、パワーアンプ2とスイッチング電源4の温度がともに第1の温度以下になるまで続ける。
本発明の第1の実施の形態に係る音響装置を示す構成図である。 本発明の第1の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。 本発明の第2の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。 本発明の第3の実施の形態に係る音響装置において音量を制御する手順を示すフローチャートである。
符号の説明
1 電子ボリューム
2 パワーアンプ
3 スピーカ
4 スイッチング電源
5 ファン
6 第1のサーミスタ
7 第2のサーミスタ
8,10 プルアップ抵抗
9,11 プルアップ電源
12 システムマイコン
13 操作スイッチ
14 表示部

Claims (3)

  1. 音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、
    前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、
    このパワーアンプに電力を供給する電源と、
    前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、
    前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が所定の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定のレベル分だけ下げ、その後、一定時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が前記所定の温度以上のときは前記ボリュームゲインを前記所定のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、
    前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする音響装置。
  2. 音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、
    前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、
    このパワーアンプに電力を供給する電源と、
    前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、
    前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、所定の第1の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定の第1のレベル分だけ下げ、その後、一定時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第1の温度より高い前記第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベルより大きい第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、
    前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする音響装置。
  3. 音源機器からのオーディオ信号をスピーカに供給して音声再生する音響装置であって、
    前記オーディオ信号を増幅して前記スピーカに供給するパワーアンプと、
    このパワーアンプに電力を供給する電源と、
    前記スピーカからの出力音量を調整する音量調整手段と、
    前記パワーアンプの温度を検出する第1の温度検出手段と、
    前記電源の温度を検出する第2の温度検出手段と、
    前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、所定の第1の温度以上にまで上昇したときは、前記スピーカからの出力音量を決めるボリュームゲインを所定の第1のレベル分だけ下げ、その後、所定の第1の時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第1の温度より高い第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベルより大きい第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げ、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、少なくとも1度は前記第2の温度以上にまで達した後で、前記第1の温度以上で前記第2の温度より低い温度になっているときは、前記第1の時間より長い第2の時間ごとに前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段の検出温度を確認し、前記第1の温度検出手段および前記第2の温度検出手段のうちの少なくともいずれか一方の検出温度が、前記第2の温度以上のときは、前記ボリュームゲインを前記第2のレベル分だけ下げ、前記第1の温度以上であるが前記第2の温度より低いときは、前記ボリュームゲインを前記第1のレベル分だけ下げるように前記音量調整手段を制御する音量制御手段とを備え、
    前記音量制御手段は、前記音源機器の動作が停止、もしくは前記電源が切断または待機状態にされるまでは、前記ボリュームゲインを下げる方向にのみ変化させるように前記音量調整手段を制御することを特徴とする音響装置。
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