JP2007300199A - テレビジョン受像機 - Google Patents
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Abstract
【課題】特殊な部材を用いることなく、移動時の電源コードの垂れ下がりを防ぎ、設置時に前記電源コードが本体の下敷きになることがなく、また、前記電源コードを必要以上に引っ張ることがなく、安全且つ容易に持ち運ぶことができるテレビジョン受像機を提供することができる。
【解決手段】内部に液晶ディスプレイ1が配置された筐体2と、筐体2の外部に露出した電源コード3とを備え、筐体2の背面22に配置され上下に摺動可能な把手部4と、把手部4の下部に備えられ電源コード3を保持する保持部44とを有しており、電源コード3の一部が保持部44にて保持された状態で把手部4が上方に摺動されることで電源コード3が上方に引き上げられるテレビジョン受像機A。
【選択図】図2
【解決手段】内部に液晶ディスプレイ1が配置された筐体2と、筐体2の外部に露出した電源コード3とを備え、筐体2の背面22に配置され上下に摺動可能な把手部4と、把手部4の下部に備えられ電源コード3を保持する保持部44とを有しており、電源コード3の一部が保持部44にて保持された状態で把手部4が上方に摺動されることで電源コード3が上方に引き上げられるテレビジョン受像機A。
【選択図】図2
Description
本発明は、持ち運び用の把手部を備えた持ち運び可能なテレビジョン受像機に関し、特に持ち運びをおこなうときに、電源ケーブルを収納することができるテレビジョン受像機に関するものである。
近年、液晶パネル(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)を利用した薄型のテレビジョン受像機が普及している。前記薄型のテレビジョン受像機のうち小型のものは、背面に運搬用の把手部を備えているものがある。ユーザは前記把手部を利用して前記小型のテレビジョン受像機を運搬することが可能であり、前記テレビジョン受像機を好みの場所に移動させて、映像を楽しむことが可能である。
前記テレビジョン受像機には、電力を供給するための電源コードが備えられており、運搬するときに電源コードが邪魔になることが多い。そこで、テレビジョン受像機の背面に電源コードを巻きつけるために、2個の突起が一定間隔をあけて設けられており、プラグをコンセントから抜いた前記電源ケーブルを前記2個の突起に巻回して垂れ下がらないように保持するものがある。前記テレビジョン受像機を運搬のたびに前記電源コードを突起に巻回すのは面倒である。
そこで、実開平5−53278号公報には、一端が基板にはんだ付け固定され他端が筐体がに引き出されたコードを、スライド自在に設けられ前記コードを前記筐体内に牽引するフックを有するコード収納部材を備え、前記コード収納部材の前記フックをスライドすることで前記ケーブルを前記筐体内に収納するものが示されている。このようにコード収納部材を備えているものの場合、前記フックを摺動させることで簡単にコードを収納することが可能である。
また、特開平10−333781号公報には、ケーブル(モデムケーブル)が回転可能な滑車を介して取り付けられており、前記滑車がレールにガイドさればねに引っ張られることで、ケーブルが筐体内部に自動的に引き込まれるように形成され、前記ケーブルが不用意に引き込まれるのを防止するために前記滑車を固定するストッパ及び該ストッパによる前記滑車の固定を解除するためのスイッチを備えているノート型パソコンが示されている。これによると、前記ケーブルは前記スイッチを操作することでばねの力で自動的に内部に収納されるので、簡単にケーブルを収納することが可能である。
さらに、特開昭58−100070号公報に記載されているような電源コードをリールにとりつけ、該リールを回転させることで、前記電源コードを前記リールで巻き取り筐体内部に収納するものを取り付けたものが考えられる。このように前記電源コードを前記リールで巻き取ることで電源コードを引きずることはない。
しかしながら、実開平5−53278号公報に記載の発明では、前記フックをスライドさせてコードを収納するのは前記リールを巻いてコードを巻き取るよりも簡単であるが、前記小型のテレビジョン受像機を移動させるごとに、コードを収納するのは面倒である。
また、特開平10−333781号公報に記載の発明では、自動的にケーブルを収納することができるものが示されているが、自動的にケーブルを収納するためには、ばねのような弾性部材と、弾性部材の復元力に抗して滑車を止めておくためのストッパ及び前記ストッパを外すためのスイッチ等が必要になり、構成が複雑になる。
さらに特開昭58−10070号公報に記載の発明では、前記電源コードを巻き取るために前記リールを回転させなくてはならず、前記小型のテレビジョン受像機を移動させるたびに前記リールを巻くのは面倒である。また、前記リールを設置するためのスペースが必要であるとともに、前記リールが回転しても前記テレビジョン受像機の内部に配置された基板に電力を供給できなくてはならず、その構造が複雑になる。
そこで本発明は、特殊な部材を用いることなく、移動時の電源コードの垂れ下がりを防ぎ、設置時に前記電源コードが本体の下敷きになることがなく、安全且つ容易に持ち運ぶことができるテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
また本発明は、持ち運びを行うときに、別途動力を用いることなく、電源コードを収納することができるとともに、前記電源コードを必要以上に引っ張ることがなく、持ち運び時の手間を省くことができるテレビジョン受像機を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本発明は、内部にパネル型ディスプレイが配置された筐体と、前記筐体の外部に露出した電源コードを備えたテレビジョン受像機であって、前記筐体の背面に配置され上下に摺動可能な把手部と、前記把手部の下部に備えられ前記電源コードを保持する保持部とを有しており、前記電源コードの一部が前記保持部にて保持された状態で前記把手部が上方に摺動されることで該電源コードが上方に引き上げられることを特徴とする。
この構成によると、前記把手部を上方に摺動させることで、該把手部の摺動にあわせて前記電源コードの一部も引き上げられる。これにより、パネル型ディスプレイを備えたテレビジョン受像機を移動させるときに、予め電源コードを巻き取ったり、束ねたり等の手間をかけることなく、前記電源コードが邪魔にならないようすることができ、移動や運搬のときの手間が大幅に低減される。
上記構成において前記保持部は鉤状に形成されており、前記把手部の下面に備えられていてもよい。
この構成によると、前記テレビジョン受像機と壁面或いは床面に配置されたコンセントまでの距離が長い場合、電源コード前記保持部から取り外して使うことができる。これにより、前記テレビジョン受像機の設置場所の自由度があがる。
上記構成において前記把手部の下端部が内部を摺動する把手支持部が備えられており、前記把手支持部は前記把手部が挿通される上部開口部と、前記把手部が最も下部に位置しているときに前記保持部が外部に突出する下部開口部とを備えており、前記電源コードは前記把手部が上方へ摺動されることで、少なくとも一部が前記下部開口部より前記把手支持部内部に収納されるものであってもよい。
この構成によると前記電源コードの少なくとも一部が前記把手支持部に収納されることで、移動や運搬時に電源コードを引っ掛けてしまい、無理な力が前記電源コード、筐体その他の部分に付与し、故障や破損の原因になるのを抑制することが可能である。
また、前記上部開口部には常に前記把手部の一部が挿通されており、該上部開口部と前記把手部との間隙が狭く形成されており、外部の異物が挿入しにくい。これにより、該異物が挿入し、端子を短絡させたり、摺動部に噛み合って摺動の邪魔をしたりする等の不具合の発生を抑制することができる。
上記構成において前記筐体と前記把手支持部とが一体に形成されているものであってもよい。
この構成によると前記筐体と前記把手支持部とを別途製造する手間を省くことができ、それだけ、製造コストを低減することが可能である。
上記構成において前記把手支持部内部の空間が前記筐体内部の空間と隔離されているものであってもよい。
この構成によると、前記把手支持部内部に収納される前記電源コードに埃、塵等の異物及び(又は)水分が付着していた場合であっても、これら異物や水分がパネル型ディスプレイ等の電子機器が配置されている筐体内部に侵入するのを防ぐことができる。それだけ、テレビジョン受像機の不具合の発生を予防することができる。
上記構成において前記筐体部の背面下部に形成され前記電源コードと係合する第1リブを備えたものであってもよい。
この構成によると、前記電源コードが前記把手部の摺動に伴って引き上げられるときに、前記把手支持部の前記下部開口部の端部でこすれることがない。これによると、前記電源コードの破損を抑制することができる。
第1リブとして、先端部が下方に屈曲したもの、先端に断面が大きな平板状の部材を備えるもの等電源コードを押えることができるとともに、該電源コードとの係合が外れないように形成されているものを広く採用することが可能である。
上記構成において前記筐体部の背面に形成され前記電源コードの先端部と係合する第2リブを備えたものであってもよい。
本発明の特徴をより詳しく説明すると以下のとおりである。内部に液晶ディスプレイが配置された筐体と、前記筐体の内部に挿通され先端にプラグを備えた電源コードとを有するテレビジョン受像機であって、前記筐体の背面には、前記筐体外面に一体突設され前記電源コードと係合する第1リブと、前記筐体外面に一体突設され前記電源コードの先端と係合する第2リブと、前記テレビジョン受像機を運搬するときの位置である上限位置と、設置場所に設置したときの位置である下限位置との間を往復摺動する把手部と、前記筐体と一体に形成され前記把手部を摺動可能に支持する把手支持部とを有しており、前記第1リブは前記把手支持部の下方に左右対称になるように配置されるとともに先端部が下方に向けて屈曲する形状を有しており、前記第2リブは前記電源コードが筐体内部に挿通されている部分と反対側に配置されるとともに先端部が上方に向けて屈曲する形状を有しており、前記把手部は上端部に形成され前記把手支持部の外部に配置される直方体形状の把持部と、下端部に形成され前記把手支持部の内部に配置される直方体形状のストッパ部と、左右に並んで配置され前記把持部及び前記ストッパ部と一体に連結される2個の連結部と、前記ストッパ部の下面に前記電源コードと係合する鉤状の係合部とを有しており、前記把手支持部は前記各連結部がそれぞれ別個に挿通される2個の開口部と、前記2個の開口部の間に形成され前記把手部が前記上限位置にあるとき前記ストッパ部の上面と当接する上部当接部と、前記把手部が前記下限位置にあるとき前記ストッパ部の下面と当接する下部当接部と、前記把手部が下限位置にあるとき前記係合部が突出する下部開口部と、内部に前記把手部の摺動方向に渡って延設され前記連結部を摺動可能に支持するレールとを有し、前記筐体内部の空間と前記把手支持部の前記把手支持部内部の前記把手部が摺動する空間及び前記コード収納部とが隔離されており、前記電源コードを前記係合部に係合させた状態で前記把手部を上限位置に摺動させることで前記電源コードの少なくとも一部が前記把手支持部の内部に収納される。
本発明によると、特殊な部材を用いることなく、移動時の電源コードの垂れ下がりを防ぎ、設置時に前記電源コードが本体の下敷きになることがなく、安全且つ容易に持ち運ぶことができるテレビジョン受像機を提供することができる。
また本発明によると、持ち運びを行うときに、別途動力を用いることなく、電源コードを収納することができるとともに、前記電源コードを必要以上に引っ張ることがなく、持ち運び時の手間を省くことができるテレビジョン受像機を提供する。
以下に本発明の実施形態を図面を参照して説明する。図1に本発明にかかるテレビジョン受像機の正面側斜視図を、図2に図1に示すテレビジョン受像機の背面側斜視図を、図3に図1に示すテレビジョン受像機の把手部が下限位置にあるときの背面図を、図4に図3に示すテレビジョン受像機の把手部が上限位置にあるときの背面図を、図5に図3に示すテレビジョン受像機の側面図を、図6に図4に示すテレビジョン受像機の側面図をそれぞれ示す。液晶ディスプレイ(LCD)、プラズマディスプレイパネル(PDP)などのパネル型の画像表示装置を備えるテレビジョン受像機に採用可能なものであり、本実施形態では、液晶ディスプレイを備える液晶テレビジョン受像機を例に説明する。
テレビジョン受像機Aは、液晶ディスプレイ1と、内部に液晶ディスプレイ1を配置する筐体2と、液晶ディスプレイ1等のテレビジョン受像機Aに含まれる機器に電力を供給するための電源コード3とを有している。電源コード3はここでは筐体2の下面の左端部近傍で筐体2の内部に挿通されている。
図1に示すように筐体2の前面21には矩形状の矩形孔23が形成されており、液晶ディスプレイ1はその表示部11が矩形孔23を介して外部よりユーザが視認することができるように配置されている。ユーザは矩形孔23を介して内部に配置された液晶ディスプレイ1の表示部11に映し出される映像を観賞することができる。
また、筐体2には液晶ディスプレイ1の表示部11が設置場所に対して所定の角度をなすようにテレビジョン受像機Aを支持する脚部24が取り付けられている。脚部24はテレビジョン受像機Aの横方向及び奥行方向に伸びる底面部241と、底面部241と一体的に立設し、筐体2の下面と接続する支持部242とを有している。底面部241は前面側が、左右にに向かって広がる形状を有している(図1参照)。なお、脚部24の形状や個数、支持する場所についてはここに示す脚部24に限定されるものではなく、テレビジョン受像機Aを安定して支持することができるものを広く採用することができる。
筐体2の背面22には、テレビジョン受像機Aを運搬するときの位置である上限位置P1(図4等参照)と、テレビ台等の設置場所に設置したときの位置である下限位置P2(図3等参照)との間を往復摺動する把手部4と、筐体2の背面22と一体に形成され把手部4を摺動可能に支持する把手支持部5と、把手支持部5の下部に筐体2の外面と一体に形成された電源コード3を押えるための押えリブ6と、電源コード3が筐体2の内部に挿通されている部分と反対側(本実施例では右側)に電源コード3の先端部に取り付けられたプラグ31を係止する係止リブ7とを有している。把手部4及び把手支持部5は把手部4を用いて、テレビジョン受像機Aを持ち上げたときに、左右方向にバランスが崩れない位置に配置されている。
図2〜図6に示すように把手部4は、上端部4uに形成される直方体形状の把持部41と、下端部4dに形成される直方体形状のストッパ部42と、把持部41及びストッパ部42と一体的に連結する連結部43と、ストッパ部42の下面に突設された電源コード3を引っ掛けるための鉤状の係合部44とを有している。
把手支持部5は上部5uに左右に並んで形成された矩形状の2個の上部開口部51と、2個の上部開口部51の間に形成された上部当接部52と、下部5dに上部開口部51と対向して形成された下部開口部53と、下部開口部53に隣接して形成された下部当接部54と、電源コード3の一部を収納するコード収納部55とを有している。
把手支持部5は筐体2の内部の液晶ディスプレイ1が配置される内部空間と一体の内部空間を備えている。また、把手支持部5には把手部4の連結部43を摺動可能に保持するレール56が備えられている。レール56を備えていることで、把手部4に筐体2の前後方向の力が付勢しても、把手部4の摺動方向がぶれない。
把手部4の連結部43は上部開口部51に挿通されており、把持部41は把手支持部5、すなわち、筐体2の外部に、ストッパ部42は把手支持部5、すなわち、筐体2の内部に配置されている。把手部4は上限位置P1と下限位置P2とを往復摺動する。把手部4が上限位置P1に位置しているときには、ストッパ部42の上面が上部当接部52と当接し、把手部4が下限位置P2に位置しているときには、ストッパ部42の下面が下部当接部54と当接するとともにストッパ部42の下面に突設された係合部44が下部開口部53より突出している。
押えリブ6は、下部開口部53の下方に、下部開口部53を挟んで対称の位置に左右に1つずつ筐体2と一体に形成されている。押えリブ6は先端が下方(下部開口部53と反対側の方向)に屈曲する形状を有している。また、係止リブ7は筐体2と一体に形成されている。係止リブ7は押えリブ6よりも上方に形成されており、先端部が上方に屈曲している。
図1、2に示すようにテレビジョン受像機Aは、脚部24で支持することで設置場所に設置されている。また、図2、3、5に示すように把手部4は自重を受けて下限位置P2に位置している。このとき、把手部4のストッパ部42は把手支持部5の下部当接部54と当接しており、ストッパ部42の下面に形成されている係合部44は下部開口部53より外部に突出している。
テレビジョン受像機Aを移動させるときには、電源コード3のプラグ31を係止リブ7に係止させるとともに、中間部を把手部4のストッパ部42の下面に形成されている係合部44に係合させる。このとき、電源コード3の係合部44と係合している部分の両端は押えリブ6の下方になるように配置する。
この状態で、把持部41を掴み持ち上げると、把手部4の連結部43が上部開口部51を通って外部に移動する。また、ストッパ部42も把手支持部5(筐体2)の内部で上方に向かって移動する。把手部4が上限位置P1まで移動すると(図4、図6参照)ストッパ部42の上面が上部当接部52と当接し、把手部4の摺動を停止する。把持部41を更に持ち上げるとストッパ部42が上部当接部52を押し、テレビジョン受像機Aが持ち上がる。
ストッパ部42の下面に突設された係合部44と電源コード3とが係合した状態で、把手部4が上部に摺動すると、電源コード3は係合部44に牽引されて上部開口部51よりコード収納部55に収納される。このとき、電源コード3は把手支持部5の外部で押えリブ6と係合しており、電源コード3がコード収納部55に収納されるときに上部開口部51の端部でこすれることによる不具合を抑制することができる。
また、係止リブ7にも電源コード3が係合されており、電源コード3がコード収納部55に収納されるときに、電源コード3の係止リブ7との係合部より先端の部分が引き上げられる(図4参照)。また、押えリブ6の先端部は下方に屈曲しているとともに、係止リブ7の先端部が上方に屈曲しているので、電源コード3が係合部44に牽引されるときに電源コード3に張力が働いても押えリブ6或いは係止リブ7から外れるのを抑制することができる。
このように把手部4を上限位置P1まで移動させ、コード収納部55に電源コード3の一部を収納した状態でテレビジョン受像機Aを移動させるので、押えリブ6と係止リブ7との間の電源コード3の弛みや、係止リブ7の係止部よりも先端が垂れることで電源コード3が床、階段等とこすれたり、床や壁等に形成される突出部に電源コード3が引っかかったりするのを防ぐことが可能である。
これにより、把手部4を持ち上げるだけで電源コード3を所定の位置(ここでは、コード収納部55)に収納することができ、電源コード3を収納する、巻き取る、束ねる等の作業に比べて容易にテレビジョン受像機Aを移動させることが可能である。
また、テレビジョン受像機Aを設置場所に置く場合にも、電源コード3が垂れ下がっていないので、電源コード3が脚部24の下敷きになるのを抑制し、電源コード3が変形したり、内部で断線したりする不具合が発生するのを抑制することが可能である。
また、把手部4は上限位置P1及び下限位置P2のいずれの位置にあるときでも、把手支持部5に形成された上部開口部51には把手部4の連結部43が挿通されており、上部開口部51と連結部43との間隙は微小であり、異物が筐体2の内部に混入するのを抑制することができる。
上記実施例において把手部4の把持部41は、把手部4が下限位置P2にあるときであっても、把手支持部5と接触しないので、把持部41と把手支持部5との間の空間に手を挿入し、把手部4を持ち上げるようにしているものである。この場合、把持部41の下面に把持用の凹凸を付けておいてもよい。また、把持部41の中央にテレビジョン受像機Aの正面側から背面側に貫通する取手部が形成されていてもよい。
また、電源コード3が下部開口部53の端部とこすれることによる不具合が発生しない(発生しにくい)場合は、押えリブ6のいずれか一方或いは両方を備えていなくてもよい。また、電源コード3の長さが短い場合は、係止リブ7を省略してもよい。このように、押えリブ6及び(又は)係止リブ7を省略することで筐体2の形状が簡単になり、製造コストを抑えることが可能である。
また、上記実施例では、押えリブ6及び係止リブ7は筐体2の外面と一体に形成されているものを示しているが、それに限定されるものではなく、はめ込みによって取り付けられるもの、ボルト等の係止具を用いて取り付けられるもの等のように着脱可能に取り付けるものであってもよい。押えリブ6及び係止リブ7として電源コード3からの力を支えることができるものを広く採用することができる。
図7に本発明にかかるテレビジョン受像機の他の例の側断面図である。図7に示すテレビジョン受像機Bでは、筐体2bの液晶ディスプレイ1、基板Bd等の機器が配置される内部空間25bと、把手支持部5bのストッパ部42が摺動する空間及びコード収納部55bとは別の空間になっている。また、レール56を備えていない。それ以外の部分に関しては、図1等に示すテレビジョン受像機Aと同じ構成を有しており、実質上同じ部分には同じ符号が付してある。
図7に示すように筐体2bの液晶ディスプレイ1、基板Bd等を配置する内部空間25bと、把手支持部5bとは壁体8にて隔てられている。これにより、把手部4の把持部41にテレビジョン受像機Bの後ろ側に向けて力が付勢しても、ストッパ部42は壁体8と当接するので、液晶ディスプレイ1や基板Bdと接触するのを防ぐことができる。また、把手支持部5bの上部開口部51b或いは下部開口部53bを介して筐体2bの内部空間25bに異物が挿入することによる不具合(例えば、基板のショートや部材の破損等)の発生を防ぐことが可能である。
さらに、電源コード3が収納されるコード収納部55bが液晶ディスプレイ1、基板Bd等が配置される内部空間25bと壁体8で隔てられているので、電源コード3に付着した塵、埃、水分等の異物が筐体2bの内部空間25bに進入するのを防ぐことが可能である。
図8に本発明にかかるテレビジョン受像機の他の例の背面図を示す。図8に示すテレビジョン受像機Cは把手部4c及び把手支持部5cの形状が異なっている。それ以外の部分については図2等に示すテレビジョン受像機Aと同じ構成を有しており、実質上同じ部分には同じ符号が付してある。
図8に示すテレビジョン受像機Cに備えられる把手部4cは、上部に形成される把持部41cと、下部に形成されるストッパ部42cと、把持部41c及びストッパ部42cを一体に連結する連結部43cと、ストッパ部42cの下面に一体に形成される鉤状の係合部44cとを有している。図8に示すように、把手部4cの連結部43cは1本の柱状部材である。また、把持部41cにはユーザの手を入れるための貫通孔である取手部411cが形成されている。
把手部4cをこのように形成することで、把手支持部5cに形成される上部開口部51cを1個にすることができ、開口を設けることで発生する筐体2の強度低下を抑制することが可能である。また、上部開口部51cと連結部43cとの間隙も減るので、異物が混入しにくい。
上述した各実施例では1個の把手部を備えたテレビジョン受像機を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、複数個の把手部を備えているものであってもよい。このばあい、複数個の把手部すべてで電源コードを引き上げるように形成されていてもよく、1個の把手部のみが電源コードを引き上げられるようになっているものであってもよい。
また、上述した各実施例では電源コード3を収納するテレビジョン受像機を例に説明しているが、それに限定されるものではなく、収納されるコードとして筐体の外部に露出しているものを広く採用することができる。また、把手部の一部が把手支持部内部に収納されており、把手部を引くことで、電源コード3が把手支持部の内部に収納されるものが示されているが、把手部が筐体の外部に露出しているものであってもよい。この場合、把手部にて電源コード3が引き上げられたときに、垂れ下がって壁面や床面等とこすれないように引き上げられていることが好ましい。
以上、発明の実施形態を具体的に説明したが、本発明は上記実施形態に限定するものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能である。
本発明は、液晶ディスプレイ、プラズマディスプレイ等のパネル型ディスプレイを備えたテレビジョン受像機において適用することができる。
A、B、C テレビジョン受像機
1 液晶ディスプレイ
11 表示部
2 筐体
21 前面
22 背面
23 矩形孔
24 脚部
3 電源コード
31 プラグ
4 把手部
41 把持部
42 ストッパ部
43 連結部
44 結合部
5 把手支持部
51 上部開口部
52 上部当接部
53 下部開口部
54 下部当接部
55 コード収納部
56 レール
6 押えリブ
7 係止リブ
8 壁体
1 液晶ディスプレイ
11 表示部
2 筐体
21 前面
22 背面
23 矩形孔
24 脚部
3 電源コード
31 プラグ
4 把手部
41 把持部
42 ストッパ部
43 連結部
44 結合部
5 把手支持部
51 上部開口部
52 上部当接部
53 下部開口部
54 下部当接部
55 コード収納部
56 レール
6 押えリブ
7 係止リブ
8 壁体
Claims (8)
- 内部に液晶ディスプレイが配置された筐体と、
前記筐体の内部に挿通され先端にプラグを備えた電源コードとを有するテレビジョン受像機であって、
前記筐体の背面には、前記筐体外面に一体突設され前記電源コードと係合する第1リブと、前記筐体外面に一体突設され前記電源コードの先端と係合する第2リブと、前記テレビジョン受像機を運搬するときの位置である上限位置と、設置場所に設置したときの位置である下限位置との間を往復摺動する把手部と、前記筐体と一体に形成され前記把手部を摺動可能に支持する把手支持部とを有しており、
前記第1リブは前記把手支持部の下方に左右対称になるように配置されるとともに先端部が下方に向けて屈曲する形状を有しており、
前記第2リブは前記電源コードが筐体内部に挿通されている部分と反対側に配置されるとともに先端部が上方に向けて屈曲する形状を有しており、
前記把手部は上端部に形成され前記把手支持部の外部に配置される直方体形状の把持部と、下端部に形成され前記把手支持部の内部に配置される直方体形状のストッパ部と、左右に並んで配置され前記把持部及び前記ストッパ部と一体に連結される2個の連結部と、前記ストッパ部の下面に前記電源コードと係合する鉤状の係合部とを有しており、
前記把手支持部は前記各連結部がそれぞれ別個に挿通される2個の開口部と、前記2個の開口部の間に形成され前記把手部が前記上限位置にあるとき前記ストッパ部の上面と当接する上部当接部と、前記把手部が前記下限位置にあるとき前記ストッパ部の下面と当接する下部当接部と、前記把手部が下限位置にあるとき前記係合部が突出する下部開口部と、内部に前記把手部の摺動方向に渡って延設され前記連結部を摺動可能に支持するレールとを有し、
前記筐体内部の空間と前記把手支持部の前記把手支持部内部の前記把手部が摺動する空間及び前記コード収納部とが隔離されており、
前記電源コードを前記係合部に係合させた状態で前記把手部を上限位置に摺動させることで前記電源コードの少なくとも一部が前記把手支持部の内部に収納されることを特徴とするテレビジョン受像機。 - 内部にパネル型ディスプレイが配置された筐体と、
前記筐体の外部に露出した電源コードを備えたテレビジョン受像機であって、
前記筐体の背面に配置され上下に摺動可能な把手部と、
前記把手部の下部に備えられ前記電源コードを保持する保持部とを有しており、
前記電源コードの一部が前記保持部にて保持された状態で前記把手部が上方に摺動されることで該電源コードが上方に引き上げられることを特徴とするテレビジョン受像機。 - 前記保持部は鉤状に形成されており、前記把手部の下面に備えられていることを特徴とする請求項2に記載のテレビジョン受像機。
- 前記把手部の下端部が内部を摺動する把手支持部が備えられており、
前記把手支持部は前記把手部が挿通される上部開口部と、前記把手部が最も下部に位置しているときに前記保持部が外部に突出する下部開口部とを備えており、
前記電源コードは前記把手部が上方へ摺動されることで、少なくとも一部が前記下部開口部より前記把手支持部内部に収納されることを特徴とする請求項2又は請求項3に記載のテレビジョン受像機。 - 前記筐体と前記把手支持部とが一体に形成されていることを特徴とする請求項4に記載のテレビジョン受像部。
- 前記把手支持部内部の空間が前記筐体内部の空間と隔離されていることを特徴とする請求項4又は請求項5に記載のテレビジョン受像機。
- 前記筐体部の背面下部に形成され前記電源コードと係合する第1リブを備えたことを特徴とする請求項2から請求項6のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
- 前記筐体部の背面に形成され前記電源コードの先端部と係合する第2リブを備えたことを特徴とする請求項2から請求項7のいずれかに記載のテレビジョン受像機。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006124277A JP2007300199A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | テレビジョン受像機 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006124277A JP2007300199A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | テレビジョン受像機 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2007300199A true JP2007300199A (ja) | 2007-11-15 |
Family
ID=38769352
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
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JP2006124277A Pending JP2007300199A (ja) | 2006-04-27 | 2006-04-27 | テレビジョン受像機 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007300199A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2013150330A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-08-01 | Sharp Corp | 薄型表示装置用キャビネット及び薄型表示装置 |
KR200475400Y1 (ko) * | 2014-08-04 | 2014-12-01 | 주식회사 인테크솔루션 | 모니터용 다기능 거치대 |
-
2006
- 2006-04-27 JP JP2006124277A patent/JP2007300199A/ja active Pending
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JP2013150330A (ja) * | 2011-08-04 | 2013-08-01 | Sharp Corp | 薄型表示装置用キャビネット及び薄型表示装置 |
KR200475400Y1 (ko) * | 2014-08-04 | 2014-12-01 | 주식회사 인테크솔루션 | 모니터용 다기능 거치대 |
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