JP2018116949A - 筐体及び表示装置の筐体と筐体の組み立て方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】枠体とカバー部材の係合を強固に行えて容易に外れないようにした。【解決手段】表示装置1は、表示パネルを嵌合するベゼル3とリアカバーとを離脱可能に係合した。ベゼル3とリアカバーの上辺部と左右の側辺部に第一係合部6と第二係合部7を交互に配設した。第一係合部6において、べゼル3の上片3bから表示パネルの背面側に受け部3aを垂下させ、受け部3aに第一係合孔9を形成した。第一係合孔9の上部に爪部10を設けた。第一係合孔9に嵌合可能なリアカバーの第一リブに係合穴を形成して爪部10を係合可能とした。第二係合部7において、受け部3aの背面側に向けて溝部19を形成し、リアカバーに設けた第二リブを嵌合可能に形成した。【選択図】図4

Description

本発明は、例えば表示パネル等を収納する筐体と表示装置の筐体、そして筐体の組み立て方法に関する。
従来、液晶表示パネル等を備えた表示装置では表示パネルの薄型化と大型化が進んでいる。例えば特許文献1に記載された表示パネルは薄型で曲面化された表示パネルが提案されている。一方、表示パネルを筐体に収納した薄型の表示装置では、筐体として表示パネルの表示画面を前面に露出させると共に四周の縁部を囲うベゼルと表示パネルの裏面を覆って枠部に係合させるリアカバーとを備えている。
従来、表示パネルの四周の縁部に対向する側面側にベゼルとリアカバーの係合部を配設していたが、近年では表示パネルの薄型化により側面に代えて背面側にベゼルとリアカバーの係合部を設置せざるを得なくなった。
ところで、近年の表示装置は、スタンドを取り外して壁等に設置したアームに取り付けて壁掛け式表示装置として用いる場合がある。そのため、図10及び図11に示すように、表示装置100を持ち運びできるように背面のリアカバー104の上部中央に例えば下側に凹溝を形成した凸部からなるハンドル101が形成されている。
この表示装置100は表示パネル102の四周縁部をベゼル103で覆い、裏面側に設けたリアカバー104とベゼル103を係合させて筐体としている。
そして、図12(a)に示すように、ベゼル103内の表示パネル102の裏面側に設けた受け部107の嵌合孔105の上部に爪部105aを形成した。嵌合孔105にリアカバー104のリブ106を離脱できるように隙間を開けて挿入させ、リブ106に形成した係合穴106aに爪部105aを係合させている。この係合構造は背面側に爪部105aとリブ106に形成した係合穴106aとの係合構造を設けたため係合力が弱くなっている。
ベゼル103の爪部105aとリアカバー104のリブ106の係合穴106aとの係合構造は、図10に示すように、リアカバー104の上辺部と左右の側辺部とに所定間隔で複数個それぞれ配列されている。
特開2015−148716号公報
ところで、このような表示装置をスタンドから外して壁面のアーム等に壁掛けとして取り付ける場合、リアカバー104のハンドル101を把持して持ち上げるためハンドル101の周辺が変形してしまう。そして、図12(b)に示すように、爪部105aとリブ106の係合穴106aとの係合が外れて嵌合孔105からリブ106が脱落してしまうことがある。すると、ベゼル103の嵌合孔105とリアカバー104のリブ106との係合の離脱は上辺部中央のハンドル101に近い位置から上辺の左右方向に広がってリアカバー104が背面側に撓み、左右の側辺部の係合まで離脱することになる(図10の破線参照)。
そのため、図13に示すように、リアカバー104等の背面側の部品が表示装置100から外れてしまうおそれがあった。その場合、使用者が表示装置100の筐体内の電気部品等にアクセスすることが可能になり、好ましくなかった。
本発明は、このような課題に鑑みてなされたものであり、着脱可能な枠体とカバー部材の係合を強固に行えて容易に外れないようにした筐体及び表示装置の筐体と筐体の組み立て方法を提供することを目的とする。
本発明による筐体は、枠体とカバー部材とを離脱可能に係合した筐体であって、枠体に設けられた第一係合孔と、カバー部材に設けられていて第一係合孔に挿入された第一リブと、を備えた第一係合部を有すると共に、枠体に設けた第二係合孔と、カバー部材に設けられていて第二係合孔に係合された第二リブと、を備えた第二係合部を有しており、第二係合部によって第一リブの変位を規制するようにしたことを特徴とする。
また、第一係合部において、第一係合孔に設けられた爪部と、第一リブに形成されていて爪部が係合可能な係合穴とを備えることが好ましい。
また、第二係合孔は枠体に形成した第二突起部と突片により形成される溝部であり、枠体とカバー部材を係合させた状態で第二リブは溝部に嵌合していることが好ましい。
また、第一係合部と第二係合部は、枠体とカバー部材の上辺部と左右の側辺部とに所定間隔を開けて交互に配列形成されていることが好ましい。
本発明による表示装置の筐体では、上述した筐体は、枠体に嵌合されて前面に表示画面を位置させる表示パネルを備え、枠体の背面にカバー部材を係合させていることを特徴とする。
本発明による筐体の組み立て方法は、枠体とカバー部材とを有する筐体の組み立て方法であって、枠体に形成された第一係合孔にカバー部材に設けられた第一リブを挿入して係合すると共に、枠体に設けた第二係合孔にカバー部材に設けられた第二リブを挿入して係合することで、第一リブの変位を規制するようにしたことを特徴とする。
本発明に係る筐体及び表示装置の筐体によれば、枠体とカバー部材に第一係合部として第一係合孔と第一リブを設けると共に第二係合部として第二係合孔と第二リブとを設けたため係合強度が高く、カバー部材に加わる外力によってカバー部材が変形したとしても第二係合部で第一リブの変位を規制して不用意に枠体との係合が外れることを阻止できる。
本発明による筐体の組み立て方法によれば、枠体に形成した第一係合孔にカバー部材に設けた第一リブを係合させると共に枠体に形成した第二係合孔にカバー部材に設けた第二リブを係合させることで、第二係合部によって第一リブの変位を規制して不用意に外れることを阻止し、枠体とカバー部材を強固に係合させることができる。
本発明の第一実施形態による表示装置の分解斜視図である。 実施形態による表示装置のベゼルに表示パネルを嵌合させた状態の背面図である。 表示装置の上部部分のべゼルとリアカバーの第一係合部とリアカバーのハンドルを示す要部断面図である。 図2に示すB部の拡大斜視図である。 図4におけるP−P線断面にリアカバーを加えた第一係合部の断面図であり、(a)は通常の状態の図、(b)は撓んだ状態の図である。 図4におけるQ−Q線断面図である。 図4におけるR−R線断面にリアカバーを加えた第二係合部の断面図であり、(a)は通常の状態の図、(b)は撓んだ状態の図である。 第一係合部においてリアカバーにヘラを差し込む状態の説明図である。 本発明の第二実施形態による第一係合部の断面図である。 従来の表示装置を背面側から見た斜視図である。 図10に示す表示装置のS−S線断面図である。 図11の第一係合部を示すA部拡大断面図であり、(a)は通常の状態の図、(b)は撓んだ状態の図である。 表示装置の背面からリアカバーが外れる動きを示す説明図である。
以下、本発明の実施形態による表示装置とその組み立て方法を、添付図面を参照して説明する。
図1は、本発明の第一実施形態における表示装置1を示す分解斜視図であり、例えばテレビ画面や電子看板等のディスプレイとして使用するものである。表示装置1は、液晶表示パネル等の薄型の表示パネル2と、表示パネル2の四周の縁部を囲うベゼル(枠体)3と、ベゼル3に係合させて表示パネル2の背面側を被覆する背面被覆部としてのリアカバー4とを備えている。
ベゼル3とリアカバー4とで表示パネル2の筐体Kを構成している。表示パネル2の背面(裏面)側には、表示パネル2を駆動制御するメイン基板や電源基板等の高電圧部が収容されている。
ベゼル3は図11の縦断面図に示すように、その前面側から表示パネル2を嵌め込んで前面下部をベゼル3の下部溝に嵌合させ、表示パネル2の背面側の四周縁部を囲う受け部3aが形成されている。リアカバー4は例えば下辺の屈曲部がベゼル3の下辺部に嵌合させられ、上辺部と左右両側辺部からなる3辺は後述するように交互に配列された第一係合部6と第二係合部7によってベゼル3に係合されている(図2参照)。
図3は第一係合部6の拡大図を示す要部断面図であり、図11に示すものと同一構成を有している。図3に示すリアカバー4において、上辺中央部に配列された第一係合部6と第二係合部7の下側に上述した従来技術と同様なハンドル8が形成されている。ハンドル8はリアカバー4の上部に形成した背面側に突出する突起部である。ハンドル8の下側には手を挿入する略四角形箱状の凹陥部8aが形成され、ハンドル8の突起部の上側には断面略凹曲面状に形成された傾斜面8bが形成されている。このハンドル8は図11に示す従来のハンドル101と同一構成である。
図4は図2におけるベゼル3の上側の背面側に形成された受け部3aのB部拡大図であり、第一係合部6と第二係合部7が所定間隔を開けて上辺部と左右の側辺部とに交互に配列形成されている。図4及び図5に示すベゼル3の受け部3aにおいて、図4ではリアカバー4が省略されており、図5にはリアカバー4が設置されている。
ベゼル3の上片3bから表示パネル2の背面側に板状の受け部3aが下方に垂下しており、受け部3aには所定長さの第一係合孔9が形成されている。受け部3aはベゼル3の左右の側面部にも形成されている。受け部3aにおける第一係合孔9の上部は略L字状に背面側に屈曲した屈曲部3cを形成しており、屈曲部3cの先端下面に爪部10が突出して形成されている。受け部3aにおいて、第一係合孔9の下部には背面側に突出する第一突起部11が形成されている。図4に示すように第一係合孔9の上部に設けた一対の爪部10と第一係合孔9の下部に設けた一対の第一突起部11は左右方向に互いにずれて設置されている。
一方、図5において、リアカバー4の上部には前面に向けて第一係合孔9に挿入可能な第一リブ14が突出して形成されている。第一リブ14には爪部10が嵌合可能な係合穴15が形成されている。受け部3aの第一係合孔9は爪部10と第一突起部11との間で第一リブ14が挿脱可能な幅の空間が形成されている。しかも第一係合孔9の空間は第一リブ14が挿脱可能なように第一リブ14の厚みより若干大きい程度の幅に設定され、メンテナンス等のためにリアカバー4を取り外し可能にしなければならない。
これにより、ベゼル3に対してリアカバー4が着脱可能とされている。また、図6における第一係合孔9において、第一突起部11を設けていない受け部3aの空間部分は第一突起部11を設けない分だけ幅広に設定されている。第一係合孔9及び爪部10と第一リブ14及びその係合穴15とは第一係合部6を形成する。
次に図4及び図7により第二係合部7を説明する。
ベゼル3の上片3bから垂下する受け部3aにおいて、第一係合孔9から横にずれた位置では受け部3aの上下方向の途中部分には背面側に向けて突出する第二突起部17が形成されている。第二突起部17の上側に突片18が形成されており、第二突起部17と突片18との間に内奥に底部を有する溝部19が形成されている。一方、リアカバー4における溝部19に対向する位置には第二リブ20が溝部19に嵌合可能に形成されている。第二リブ20は溝部19に隙間なく嵌合していることが好ましい。
図7(a)に示す通常の状態で、溝部19の底部に対して第二リブ20は若干隙間を開けている。一方、図7(b)に示すハンドル8を手で掴んで持ち上げる際にリアカバー4が変形するが、第二リブ20が溝部19に嵌合していてその底部に進入することでリアカバー4の変形が抑制され、リアカバー4がベゼル3から外れることを阻止できる。
なお、溝部19は底部のない貫通孔でもよく、これらは第二係合孔に含まれる。
そのため、ベゼル3に対して第一係合部6における第一係合孔9にリアカバー4の第一リブ14を挿入してその係合穴15に爪部10を係合させると共に、第二係合部7における受け部3aに形成した溝部19にリアカバー4の第二リブ20を嵌合させる。しかも、第一係合部6と第二係合部7はベゼル3及びリアカバー4の上辺部だけでなく、左右の側辺部にも同様な間隔を開けて交互に配列されている。
第一係合部6の横方向近傍に第二係合部7を設けたため、ハンドル8の把持等による外力がリアカバー4に加わって変形すると、第一係合部6の爪部10が第一リブ14の係合穴15から外れて第一リブ14が第一係合孔9から外れようとする力が加わる。この場合でも、第二係合部7における溝部19に嵌合する第二リブ20によってリアカバー4の上下方向の変形が抑制される。これによって、第一係合部6の爪部10が第一リブ14の係合穴15から離脱することが阻止される。
図4において、第一係合部6の爪部10と第二係合部7の第二突起部17との距離Lは例えば32mmであるが、もっと小さくてもよい。この距離Lが狭くなると、使用者がハンドル8を掴む等の外力をリアカバー4に加えた時のリアカバー4の変形量がより小さくなる。そのため、第一リブ14の係合穴15が爪部10から外れることを防止できる。
しかも、第一係合部6と第二係合部7はベゼル3に取り付けたリアカバー4によって被覆されており、外部から見えない。そのため、この点でも不用意にリアカバー4が取り外されることを阻止できる。
本実施形態による表示装置1は上述した構成を備えており、次にその作用について説明する。
表示装置1について図1及び図3(及び図11)に示すように、ベゼル3の前面側下部に表示パネル2の下辺部を嵌合させて表示画面をベゼル3の前面に露出して設置する。表示パネル2の背面側に位置する受け部3aの更に背面側にリアカバー4を装着する。そして、ベゼル3の上辺部及び左右の側辺部を、交互に配列された第一係合部6及び第二係合部7によってリアカバー4と係合して一体化させている。
この状態で、例えば図示しないスタンドから表示装置1を外して一旦、床面等に載置し、ハンドル8を掴んで持ち上げて壁面等のアームに装着する。このとき、ベゼル3とリアカバー4は第一係合部6及び第二係合部7によって図5(a)及び図7(a)に示すように係合されている。しかも、第一係合部6と第二係合部7はベゼル3及びリアカバー4の上辺部と左右の側辺部にそれぞれ交互に複数形成されている。
この状態で、表示装置1のベゼル3とリアカバー4の第一係合部6は、図5(a)に示すように第一リブ14が第一係合孔9に挿入されてその係合穴15に爪部10が嵌合された状態にある。第二係合部7は、図7(a)に示すように第二リブ20が溝部19に嵌合されている。
そして、例えば図10に示すようにスタンドから外した表示装置1が床面等に下向きに載置された状態から、作業者がハンドル8を把持して持ち上げると図3に示すハンドル8の上下面が押されて変形する。しかも、リアカバー4がベゼル3及び表示パネル2から浮き上がる。すると、図5(b)に示すようにハンドル8の直上に位置する直近の第一係合部6及び第二係合部7において、ハンドル8の傾斜面8bが下方に変形するため第一リブ14が第一係合孔9内で移動し、爪部10に対して第一リブ14が爪部10の高さ分下方に変位して係合穴15が外れそうになる。
これと同時に、第一リブ14に隣接する第二リブ20は、リアカバー4の変形により下方に変位しようとしても溝部19の第二突起部17によって変位を規制されて底部側に押し込まれる。これによって、第一リブ14も下方に変位することを抑制されるため、第一リブ14の係合穴15が爪部10から離脱することを阻止される。即ち、第一リブ14は爪部10の高さ分移動することを阻止される。そのため、リアカバー4のベゼル3からの離脱を阻止できる。
このようにべゼル3及びリアカバー4の上辺部に交互に設けた第一係合部6と第二係合部7とに関し、リアカバー4における把持されたハンドル8とその近傍部分の変位により第一リブ14と第二リブ20が変位しようとするが、第二リブ20の変位が溝部19で規制されるため、第一リブ14の係合穴15が爪部10から離脱することを阻止する。例えば従来技術において、ハンドル8を掴んだ際の第一リブ14の変形量を1mmとすると、本実施形態では第二係合部7を設けたことで第一リブ14の変形量を例えば0.3mm以下に抑えることができる。
このように、表示装置1の上辺でのベゼル3とリアカバー4の離脱が抑制されるため、同様にベゼル3とリアカバー4の左右両側辺部においても、第一係合部6と第二係合部7とでリアカバー4がベゼル3から離脱することを阻止できる。そして、ハンドル8を把持して表示装置1を壁面に設けたアームに取り付けて壁掛けすることができる。
また、部品交換や修理やメンテナンス等のために表示装置1からリアカバー4を取り外すには、図8において、ベゼル3の上片3bとリアカバー4の上端との突き合わせ部に例えばヘラ23等を差し込みリアカバー4を下方に押す。これによって、第一リブ14の係合穴15をベゼル3の爪部10から下方に離脱させると共に、第二リブ20が溝部19から引き出される。そして、リアカバー4をヘラ23によって背面側に引き剥がすことで、第一リブ14が第一係合孔9から外れると共に第二リブ20が溝部19から外れる。
こうして、リアカバー4がベゼル3から離脱するため、部品交換やメンテナンス等を行うことができる。
上述のように本実施形態による表示装置1によれば、べゼル3とリアカバー4を係合する第一係合部6に隣接して第二係合部7を設けたため、ハンドル8を把持して持ち上げた際にリアカバー4が変位して爪部10から係合穴15が外れる方向に第一リブ14が変位したとしても、近傍の第二リブ20が溝部19で変位を阻止されるため爪部10と係合穴15の係合状態を保持できてリアカバー4の離脱を阻止できる。
そのため、外力でリアカバー4が変形したとしても、ベゼル3とリアカバー4の第一係合部6及び第二係合部7が分離することを確実に防止できる。しかも、リアカバー4が不用意に外れて、表示パネル2の背面側に設けた駆動制御用のメイン基板や電源基板等の高電圧部に使用者が接触することを防止できて安全性が高い。
なお、本発明は上述の実施形態による表示装置1に限定されることはなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲で適宜の変更や置換等が可能であり、これらはいずれも本発明に含まれる。以下に本発明の他の実施形態や変形例について説明するが、上述した実施形態に用いた部品、部材と同一または同様な部品、部材には同一の符号を用いて説明する。
図9は本発明の第二実施形態による表示装置1の筐体K1の第一係合部6を示すものである。
本第二実施形態による表示装置1の筐体K1では、第一係合部6の構成が第一実施形態と相違する。即ち、図9(a)において、ベゼル3の上片3bから下方に延びている受け部3aに第一係合孔9が形成されているが、爪部10は設けられていない。この第一係合孔9には、リアカバー4に設けられた第一リブ14が挿入されている。第一係合孔9は第一リブ14の肉厚よりも大きな上下方向の幅を有している。
また、本第二実施形態では、図7に示すものと同一の構成を備えた第二係合部7を有している。即ち、第二係合部7は、ベゼル3に設けた第二係合孔としての溝部19と、リアカバー4に設けられていて溝部19に係合可能な第二リブ20とを有している。溝部19は底部のない貫通孔であってもよい。
この構成を採用した第二実施形態による表示装置1の筐体K1では、図9(a)に示す通常の状態で受け部3aの第一係合孔9内にリアカバー4に形成した第一リブ14が挿入されている。そして、図9(b)に示すようにリアカバー4のハンドル8を持ち上げた状態に変形すると、第一係合部6の第一リブ14は第一係合孔9の上面から下方に変位する。一方、第二係合部7では、第一実施形態と同様に、図7(b)に示すように受け部3aに設けた溝部19に嵌合された第二リブ20は、リアカバー4の変位により下方に変位しようとしても溝部19によって変位を規制されて底部側に押し込まれる。
これによって、第一リブ14も第一係合孔9内で下方にわずかに変位するが、第一係合孔9から外れることを抑制され、リアカバー4のベゼル3からの離脱を阻止できる。そのため、ハンドル8を把持してリアカバー4を持ち上げて変位させたとしても第一係合部6及び第二係合部7を係合状態を維持できる。
上述した各実施形態では、ベゼル3とリアカバー4の上辺部と左右の側辺部に第一係合部6と第二係合部7を交互に配設したが、必ずしも交互に配設する必要はない。少なくとも上辺部中央に設けた第一係合部6の左右両側または一方に第二係合部7を設置すればよい。これにより、ハンドル8の操作でリアカバー4の上部が下方に変形した場合に第一係合部6の第一リブ14が外れようとしても第二係合部7の第二リブ20と溝部19で変位を制限するため、離脱を阻止できる。
なお、上述した実施形態では表示装置1の筐体K,K1であるベゼル3とリアカバー4の係合構造について説明したが、本発明は表示パネル2を備えた表示装置1に限定されることなく各種の装置や機器の筐体のベゼル3等の枠体とリアカバー4等のカバー部材との係合構造について適用できる。
1 表示装置
2 表示パネル
3 ベゼル
3a 受け部
4 リアカバー
6 第一係合部
7 第二係合部
8 ハンドル
9 第一係合孔
10 爪部
11 第一突起部
14 第一リブ
15 係合穴
17 第二突起部
19 溝部
20 第二リブ
K、K1 筐体

Claims (6)

  1. 枠体とカバー部材とを離脱可能に係合した筐体であって、
    前記枠体に設けられた第一係合孔と、
    前記カバー部材に設けられていて前記第一係合孔に挿入された第一リブと、を備えた第一係合部を有すると共に、
    前記枠体に設けた第二係合孔と、
    前記カバー部材に設けられていて前記第二係合孔に係合された第二リブと、を備えた第二係合部を有しており、
    前記第二係合部によって前記第一リブの変位を規制するようにしたことを特徴とする筐体。
  2. 前記第一係合部において、前記第一係合孔に設けられた爪部と、前記第一リブに形成されていて前記爪部が係合可能な係合穴とを備えた請求項1に記載された筐体。
  3. 前記第二係合孔は前記枠体に形成した第二突起部と突片により形成される溝部であり、前記枠体とカバー部材を係合させた状態で前記第二リブは前記溝部に嵌合している請求項1または2に記載された筐体。
  4. 前記第一係合部と第二係合部は、前記枠体とカバー部材の上辺部と左右の側辺部とに所定間隔を開けて交互に配列形成されている請求項1から3のいずれか1項に記載された筐体。
  5. 請求項1から4のいずれか1項に記載された前記筐体は、前記枠体に嵌合されて前面に表示画面を位置させる表示パネルを備え、前記枠体の背面に前記カバー部材を係合させていることを特徴とする表示装置の筐体。
  6. 枠体とカバー部材とを有する筐体の組み立て方法であって、
    前記枠体に形成された第一係合孔に前記カバー部材に設けられた第一リブを挿入して係合すると共に、
    前記枠体に設けた第二係合孔に前記カバー部材に設けられた第二リブを係合することで、前記第一リブの変位を規制するようにしたことを特徴とする筐体の組み立て方法。
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