JP2007299637A - 電池冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池温度にばらつきが生じることを抑制する電池冷却構造を提供する。
【解決手段】電池冷却構造は、複数の電池モジュールからなる組電池32と、複数の電池モジュール間に形成される冷却風通路22と、吸気チャンバ23と、排気チャンバ24とを備える。吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向のベクトルと、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向のベクトルとは、90°よりも大きく180°以下の角度をなす。電池冷却構造は、排気チャンバ24に設けられ、冷却風通路22pに連通する位置と冷却風通路22qに連通する位置との間に配置された抵抗部材14をさらに備える。抵抗部材14は、冷却風通路22pから排気チャンバ24に流出する冷却風流れが妨げられるように、冷却風通路22qから排出され、排気チャンバ24を流通する冷却風の流れを調整する。
【選択図】図2
【解決手段】電池冷却構造は、複数の電池モジュールからなる組電池32と、複数の電池モジュール間に形成される冷却風通路22と、吸気チャンバ23と、排気チャンバ24とを備える。吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向のベクトルと、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向のベクトルとは、90°よりも大きく180°以下の角度をなす。電池冷却構造は、排気チャンバ24に設けられ、冷却風通路22pに連通する位置と冷却風通路22qに連通する位置との間に配置された抵抗部材14をさらに備える。抵抗部材14は、冷却風通路22pから排気チャンバ24に流出する冷却風流れが妨げられるように、冷却風通路22qから排出され、排気チャンバ24を流通する冷却風の流れを調整する。
【選択図】図2
Description
この発明は、一般的には、電池冷却構造に関し、より特定的には、冷媒が互いに反対方向に流れる冷媒吸入通路および冷媒排出通路を備える電池冷却構造に関する。
従来の電池冷却構造に関して、たとえば、特開2001−167803号公報には、電池収容ケース内に収容された組電池の各電池モジュールを冷却風によって冷却しない場合に、各電池モジュールの温度のばらつきを防止することを目的とした電池パックが開示されている(特許文献1)。特許文献1では、吸気チャンバと排気チャンバとの間に組電池が配置されている。冷却風は、吸気チャンバ、組電池を構成する複数の電池モジュール間の隙間、排気チャンバと順に流れる。吸気チャンバおよび排気チャンバには、それぞれ同一方向の冷却風流れが形成される。
特開2001−167803号公報
上述の特許文献1では、組電池に向けて冷却風が供給されない場合に、吸気チャンバおよび排気チャンバ内の空気が外部に放出しないように開閉弁が設けられている。これにより、吸気チャンバおよび排気チャンバの内部からの放熱を防止し、各電池モジュールの温度を均一に保持している。しかしながら、設定される冷却風通路の経路によっては、供給される冷却風流量に組電池内で差が生じ、電池温度にばらつきが生じるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、電池温度にばらつきが生じることを抑制する電池冷却構造を提供することである。
この発明に従った電池冷却構造は、積層された複数の電池モジュールからなる組電池と、複数の電池モジュール間に形成され、冷媒が流れる複数の冷媒通路と、冷媒吸入通路と、冷媒排出通路とを備える。冷媒吸入通路は、複数の冷媒通路に連通する。冷媒吸入通路には、複数の冷媒通路に供給する冷媒が流れる。冷媒排出通路は、複数の冷媒通路に連通する。冷媒排出通路には、複数の冷媒通路から排出された冷媒が流れる。冷媒吸入通路における冷媒の流れ方向のベクトルと、冷却排出通路における冷媒の流れ方向のベクトルとは、90°よりも大きく180°以下の角度をなす。複数の冷媒通路は、第1の冷媒通路および第2の冷媒通路を含む。冷媒吸入通路は、冷媒吸入通路に形成される冷媒流れの相対的に上流側で第1の冷媒通路に連通し、相対的に下流側で第2の冷媒通路に連通する。冷媒排出通路は、冷媒排出通路に形成される冷媒流れの相対的に上流側で第2の冷媒通路に連通し、相対的に下流側で第1の冷媒通路に連通する。電池冷却構造は、冷媒排出通路に設けられ、第1の冷媒通路に連通する位置と第2の冷媒通路に連通する位置との間に配置された抵抗部材をさらに備える。抵抗部材は、第1の冷媒通路から冷媒排出通路に流出する冷媒流れが妨げられるように、第2の冷媒通路から排出され、冷媒排出通路を流通する冷媒の流れを調整する。
このように構成された電池冷却構造によれば、冷媒吸入通路の冷媒流れの下流側に配置された第2の冷媒通路よりも、冷媒吸入通路の冷媒流れの上流側に配置された第1の冷媒通路の方が、冷媒流量が大きくなる傾向がある。このため、抵抗部材によって、第1の冷媒通路から冷媒排出通路に流出しようとする冷媒流れを妨げることにより、第1の冷媒通路に流通する冷媒流量を減少させることができる。これにより、複数の冷媒通路により均
等に冷媒を供給し、電池温度にばらつきが生じることを抑制できる。
等に冷媒を供給し、電池温度にばらつきが生じることを抑制できる。
また好ましくは、抵抗部材は、冷媒排出通路における冷媒の流れ方向に対して斜めに交差する方向に延びるリブ部材である。このように構成された電池冷却構造によれば、抵抗部材の下流側に渦流を形成し、第1の冷媒通路から冷媒排出通路に流出しようとする冷媒流れを妨げることができる。
また好ましくは、電池冷却構造は、冷媒排出通路に配設され、複数の電池モジュールを拘束する拘束部材をさらに備える。リブ部材は、拘束部材に一体に設けられている。このように構成された電池冷却構造によれば、簡易な構成で、冷媒排出通路にリブ部材を配設することができる。
また好ましくは、第1の冷媒通路は、複数の冷媒通路のうち冷媒排出通路に形成される冷媒流れの最も下流側に設けられている。複数の冷媒通路は、第3の冷媒通路をさらに含む。第3の冷媒通路は、第1の冷媒通路に対して冷媒排出通路に形成される冷媒流れの上流側に隣接する。抵抗部材は、第3の冷媒通路に対向して設けられている。このように構成された電池冷却構造によれば、複数の冷媒通路のうち第1の冷媒通路で冷媒流量が最も大きくなる。これに対して、抵抗部材を第1の冷媒通路に隣接する第3の冷媒通路に対向して設けることにより、第1の冷媒通路に流通する冷媒流量をより効果的に減少させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、電池温度にばらつきが生じることを抑制する電池冷却構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における電池冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図中では、電池パックの外装をなすケース体が透視して描かれている。図1を参照して、電池パック10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池(バッテリ)とを動力源とするハイブリッド車両に搭載されている。
図1は、この発明の実施の形態1における電池冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図中では、電池パックの外装をなすケース体が透視して描かれている。図1を参照して、電池パック10は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池(バッテリ)とを動力源とするハイブリッド車両に搭載されている。
電池パック10は、組電池32を備える。組電池32は、略直方体形状を有する。組電池32は、一方向に積層された複数の電池モジュール31から構成されている。複数の電池モジュール31は、図示しないバスバーにより、互いに電気的に直列に接続されている。各電池モジュール31は、電池モジュール31の積層方向に直交する方向に積層された複数の電池セル30を含む。
組電池32は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえばニッケル水素電池であっても良いし、リチウムイオン電池であっても良い。
積層された複数の電池モジュール31の両側には、エンドプレート40および41が配設されている。エンドプレート40とエンドプレート41とは、複数の電池モジュール31を挟み込んだ状態で拘束プレート42によって互いに結合されている。拘束プレート42は、金属製の板部材から形成されている。このような構成により、複数の電池モジュール31が一体に保持されている。
なお、本実施の形態では、複数の電池モジュール31を拘束する拘束部材として、拘束プレート42を用いたが、これに限定されず、電池モジュール31の積層方向に締め付け力を発生させるゴムや紐、テープ等を用いても良い。
電池モジュール31は、互いに反対方向に面する一対の側面31aを有する。側面31aは、電池モジュール31が有する複数の表面のうち最も大きい面積を有する表面である。複数の電池モジュール31は、電池モジュール31の積層方向に隣り合う位置で側面31aが互いに向い合うように配置されている。
図2は、図1中のII−II線上に沿った電池パックの断面図である。図3は、図2中のIII−III線上に沿った電池パックの断面図である。
図1から図3を参照して、組電池32は、ケース体としての電池ケース12に収容されている。電池ケース12内には、吸気チャンバ23および排気チャンバ24が形成されている。吸気チャンバ23および排気チャンバ24は、組電池32を挟んでその両側に形成されている。吸気チャンバ23および排気チャンバ24は、組電池32を挟んでその上下に設けられている。吸気チャンバ23および排気チャンバ24は、電池ケース12および組電池32によって区画形成されている。電池ケース12には、吸気チャンバ23に冷却風を供給する吸気口18と、排気チャンバ24内から冷却風を排出する排気口19とが形成されている。
吸気チャンバ23には、所定の方向(図2中の矢印101に示す方向)に冷却風が流通する。排気チャンバ24には、吸気チャンバ23に流通する冷却風とは反対方向(図2中の矢印102に示す方向)に冷却風が流通する。つまり、吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向のベクトルと、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向のベクトルとが、180°をなす。吸気チャンバ23および排気チャンバ24には、電池モジュール31の積層方向に直交する方向に冷却風が流通する。吸気チャンバ23および排気チャンバ24には、電池セル30の積層方向に冷却風が流通する。
なお、吸気チャンバ23および排気チャンバ24に冷却風が流通する方向は、必ずしも反対方向である必要はなく、吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向のベクトルと、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向のベクトルとが、90°よりも大きく180°以下の角度で交われば良い。
積層方向に隣り合う電池モジュール31の間には、スペーサ21が配設されている。スペーサ21は、互いに向い合う側面31aによって挟持されている。スペーサ21は、ポリプロピレン(Polypropylene)やポリプロピレンの重合体等の樹脂材料から形成されている。スペーサ21は、互いに向い合う側面31aの間に隙間を確保している。
スペーサ21によって、積層方向に隣り合う電池モジュール31間には、複数の冷却風通路22が形成されている。複数の冷却風通路22は、組電池32の両側で吸気チャンバ23および排気チャンバ24に連通している。複数の冷却風通路22は、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの上流側から下流側、もしくは排気チャンバ24に形成される冷却風流れの下流側から上流側に並んで設けられている。
冷却風通路22には、吸気チャンバ23および排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に直交する方向(図2中の矢印121に示す方向)に冷却風が流通する。冷却風通路22には、電池モジュール31の積層方向および電池セル30の積層方向の双方に直交する方向に冷却風が流通する。吸気口18を通じて電池ケース12内に導入された冷却風は
、吸気チャンバ23、冷却風通路22、排気チャンバ24と順に流れ、排気口19を通じて電池ケース12外に排出される。この間、冷却風は、Uターンするように流れる。
、吸気チャンバ23、冷却風通路22、排気チャンバ24と順に流れ、排気口19を通じて電池ケース12外に排出される。この間、冷却風は、Uターンするように流れる。
冷却風通路22は、電池セル30毎に形成されている。隣り合う冷却風通路22は、スペーサ21により、互いに隣り合う電池セル30の境界位置で区画されている。冷却風通路22は、複数の電池セル30毎に形成されても良い。1つの電池セル30毎に複数の冷却風通路22が形成されても良い。
複数の冷却風通路22は、冷却風通路22pおよび冷却風通路22qを含む。冷却風通路22pは、冷却風通路22qよりも、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの上流側で吸気チャンバ23に連通し、排気チャンバ24に形成される冷却風流れの下流側で排気チャンバ24に連通する。冷却風通路22pは、複数の冷却風通路22の中で、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの最も上流側で吸気チャンバ23に連通し、排気チャンバ24に形成される冷却風流れの最も下流側で排気チャンバ24に連通する。冷却風通路22qは、複数の冷却風通路22の中で、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの最も下流側で吸気チャンバ23に連通し、排気チャンバ24に形成される冷却風流れの最も上流側で排気チャンバ24に連通する。
組電池32は、吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向の長さL1が、冷却風通路22における冷却風の流れ方向の長さL2に対し長い形状を有する(L1>L2)。吸気チャンバ23および排気チャンバ24の流路長さは、冷却風通路22の流路長さよりも大きい。
排気チャンバ24から車外に向けて延びる排気通路の経路上には、ファン16が設けられている。ファン16は、たとえば電動のシロッコファンである。ファン16は、電池モジュール31を冷却した後の冷却風が流れる排気経路上に配置されている。ファン16は、電池モジュール31を冷却する前の冷却風が流れる吸気経路上に配置されても良い。
排気チャンバ24には、複数の拘束プレート42が配設されている。拘束プレート42は、各冷却風通路22に対向する位置に設けられている。拘束プレート42は、組電池32から距離を隔てた位置に設けられている。拘束プレート42は、冷却風通路22に対向する表面42aと、その反対側に面する裏面42bとを有する。表面42aおよび裏面42bは、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に平行な平面内で延在している。
排気チャンバ24には、抵抗部材14が設けられている。抵抗部材14は、冷却風通路22pが排気チャンバ24に連通する位置と、冷却風通路22qが排気チャンバ24に連通する位置との間に配置されている。抵抗部材14は、その位置で排気チャンバ24内の冷却風流れの抵抗となる形状を有する。
図4は、図2中の排気チャンバに設けられた抵抗部材を示す斜視図である。図2から図4を参照して、抵抗部材14は、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向(矢印102に示す方向)に対して斜め方向に延びるリブ形状を有する。抵抗部材14は、拘束プレート42に一体に形成されている。抵抗部材14は、表面42aおよび裏面42bから突出し、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に対して斜め方向に延びる複数のリブから形成されている。複数のリブは、表面42aおよび裏面42b上で所定の間隔を設けて形成されている。
抵抗部材14は、表面42aおよび裏面42bの少なくともいずれか一方に形成されても良い。抵抗部材14は、拘束プレート42とは別に設けられても良い。
複数の冷却風通路22は、冷却風通路22pに対して排気チャンバ24に形成される冷却風流れの上流側に隣接する第3の冷媒通路としての冷却風通路22rをさらに含む。抵抗部材14は、冷却風通路22rに対向して配設されている。抵抗部材14よりも排気チャンバ24に形成される冷却風流れの下流側には、複数の冷却風通路22のうち冷却風通路22pのみが存在する。
ファン16を駆動させることにより、車両室内の空気が、吸気口18を通じて吸気チャンバ23に冷却風として導入される。冷却風は、吸気チャンバ23を流れながら、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの上流側から下流側に並ぶ複数の冷却風通路22に順次、流入する。冷却風は、吸気チャンバ23を流れながら、まず冷却風通路22pに流入し、最後に冷却風通路22qに流入する。冷却風通路22に流入した冷却風は、側面31aに沿って流れ、この間、電池モジュール31と熱交換を行なう。電池モジュール31との熱交換によって温度上昇した冷却風は、冷却風通路22から排気チャンバ24に流出し、排気口19に向かって流れる。
このような構成を備える電池パック10では、冷却風流れの圧力が吸気口18で最も大きくなり、排気口19で最も小さくなる。冷却風は、圧力の高い位置から低い位置に向けて最短距離で流れようとするため、冷却風の流量が、冷却風通路22pで最も大きくなり、冷却風通路22pから冷却風通路22qに向かうに従って徐々に小さくなる傾向が生じる。特に本実施の形態では、組電池32が、吸気チャンバ23および排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に相対的に長く、冷却風通路22における冷却風の流れ方向に相対的に短い形状を有するため、冷却風通路22pと冷却風通路22qとの間の冷却風の流量差が大きくなる。
これに対して、本実施の形態では、排気チャンバ24に抵抗部材14が設けられている。抵抗部材14が飛行機の羽等に設けられるボルテックスジェネレータのように機能することにより、抵抗部材14の下流側には渦流が形成される。この渦流は、冷却風通路22pから排気チャンバ24に流出しようとする冷却風の流れを妨げる。これにより、冷却風通路22pに供給される冷却風の流量を減少させることができる。
また、本実施の形態では、抵抗部材14が冷却風通路22rに対向する位置に配設されている。このような構成によれば、抵抗部材14が、冷却風通路22pのすぐ上流に設けられるため、冷却風流量が最も大きくなる冷却風通路22pの冷却風流量を効果的に減少させることができる。
図5は、図4中に示す抵抗部材の変形例を示す斜視図である。図5を参照して、本変形例では、抵抗部材14が、表面42aおよび裏面42bから突出し、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に対して斜め方向に延びるリブから形成されている。リブは、表面42aおよび裏面42b上でジグザグ状に連続して延びている。このような構成を備える抵抗部材14によっても、排気チャンバ24内に渦流を形成することができる。
この発明の実施の形態1における電池冷却構造は、積層された複数の電池モジュール31からなる組電池32と、複数の電池モジュール31間に形成され、冷媒としての冷却風が流れる複数の冷媒通路としての冷却風通路22と、冷媒吸入通路としての吸気チャンバ23と、冷媒排出通路としての排気チャンバ24とを備える。吸気チャンバ23は、複数の冷却風通路22に連通する。吸気チャンバ23には、複数の冷却風通路22に供給する冷却風が流れる。排気チャンバ24は、複数の冷却風通路22に連通する。排気チャンバ24には、複数の冷却風通路22から排出された冷却風が流れる。吸気チャンバ23における冷却風の流れ方向のベクトルと、排気チャンバ24における冷却風の流れ方向のベクトルとは、90°よりも大きく180°以下の角度をなす。
複数の冷却風通路22は、第1の冷媒通路としての冷却風通路22pおよび第2の冷媒通路としての冷却風通路22qを含む。吸気チャンバ23は、吸気チャンバ23に形成される冷却風流れの相対的に上流側で冷却風通路22pに連通し、相対的に下流側で冷却風通路22qに連通する。排気チャンバ24は、排気チャンバ24に形成される冷却風流れの相対的に上流側で冷却風通路22qに連通し、相対的に下流側で冷却風通路22pに連通する。電池冷却構造は、排気チャンバ24に設けられ、冷却風通路22pに連通する位置と冷却風通路22qに連通する位置との間に配置された抵抗部材14をさらに備える。抵抗部材14は、冷却風通路22pから排気チャンバ24に流出する冷却風流れが妨げられるように、冷却風通路22qから排出され、排気チャンバ24を流通する冷却風の流れを調整する。抵抗部材14は、冷却風通路22qから排出され、排気チャンバ24を流通する冷却風流れに渦流を発生させる。
このように構成された、この発明の実施の形態1における電池冷却構造によれば、複数の冷却風通路22に流れる冷却風の流量にばらつきが生じることを抑え、電池セル30間の温度差を低減することができる。これにより、組電池32の電池性能を十分に発揮させるとともに、組電池32が早期に劣化することを防止できる。
なお、電池パック10の構造は、図1および図2中に示す形態に限定されない。たとえば、図中に示す電池パック10では、冷却風が上下方向に流通する縦流し方式が採られているが、冷却風が水平方向に流通する横流し方式が採られても良い。
また、本発明を、燃料電池と2次電池とを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に適用することもできる。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。
(実施の形態2)
図6は、この発明の実施の形態2における電池冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図7は、図6中のVII−VII線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における電池冷却構造は、実施の形態1における電池冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図6は、この発明の実施の形態2における電池冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図7は、図6中のVII−VII線上に沿った電池パックの断面図である。本実施の形態における電池冷却構造は、実施の形態1における電池冷却構造と比較して、基本的には同様の構造を備える。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図6および図7を参照して、本実施の形態では、複数の電池モジュール31が、吸気チャンバ23および排気チャンバ24における冷却風の流れ方向に積層されている。各電池モジュール31は、電池モジュール31の積層方向に直交する方向に積層された複数の電池セル30を含む。互いに隣り合う複数の電池モジュール31の間には、それぞれ冷却風通路22が形成されている。
排気チャンバ24には、抵抗部材14が配設されている。本実施の形態では、抵抗部材14が、排気チャンバ24に面する組電池32の壁面に設けられている。抵抗部材14は、冷却風通路22pに対して排気チャンバ24に形成される冷却風流れの上流側に隣接する電池モジュール31に設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態2における電池冷却構造によれば、実施の形態1と同様の理由から、電池モジュール31の温度のばらつきを小さく抑えることができる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
14 抵抗部材、22,22p,22q 冷却風通路、23 吸気チャンバ、24 排気チャンバ、31 電池モジュール、32 組電池、42 拘束プレート。
Claims (4)
- 積層された複数の電池モジュールからなる組電池と、
前記複数の電池モジュール間に形成され、冷媒が流れる複数の冷媒通路と、
前記複数の冷媒通路に連通し、前記複数の冷媒通路に供給する冷媒が流れる冷媒吸入通路と、
前記複数の冷媒通路に連通し、前記複数の冷媒通路から排出された冷媒が流れる冷媒排出通路とを備え、
前記冷媒吸入通路における冷媒の流れ方向のベクトルと、前記冷却排出通路における冷媒の流れ方向のベクトルとは、90°よりも大きく180°以下の角度をなし、
前記複数の冷媒通路は、第1の冷媒通路および第2の冷媒通路を含み、
前記冷媒吸入通路は、前記冷媒吸入通路に形成される冷媒流れの相対的に上流側で前記第1の冷媒通路に連通し、相対的に下流側で前記第2の冷媒通路に連通し、前記冷媒排出通路は、前記冷媒排出通路に形成される冷媒流れの相対的に上流側で前記第2の冷媒通路に連通し、相対的に下流側で前記第1の冷媒通路に連通し、さらに、
前記冷媒排出通路に設けられ、前記第1の冷媒通路に連通する位置と前記第2の冷媒通路に連通する位置との間に配置された抵抗部材を備え、
前記抵抗部材は、前記第1の冷媒通路から前記冷媒排出通路に流出する冷媒流れが妨げられるように、前記第2の冷媒通路から排出され、前記冷媒排出通路を流通する冷媒の流れを調整する、電池冷却構造。 - 前記抵抗部材は、前記冷媒排出通路における冷媒の流れ方向に対して斜めに交差する方向に延びるリブ部材である、請求項1に記載の電池冷却構造。
- 前記冷媒排出通路に配設され、前記複数の電池モジュールを拘束する拘束部材をさらに備え、
前記リブ部材は、前記拘束部材に一体に設けられている、請求項2に記載の電池冷却構造。 - 前記第1の冷媒通路は、前記複数の冷媒通路のうち前記冷媒排出通路に形成される冷媒流れの最も下流側に設けられ、
前記複数の冷媒通路は、前記第1の冷媒通路に対して前記冷媒排出通路に形成される冷媒流れの上流側に隣接する第3の冷媒通路をさらに含み、
前記抵抗部材は、前記第3の冷媒通路に対向して設けられている、請求項1から3のいずれか1項に記載の電池冷却構造。
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