JP2007200778A - 2次電池の冷却構造 - Google Patents
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Abstract
【課題】電池セルの温度のばらつきを小さく抑える2次電池の冷却構造を提供する。
【解決手段】2次電池の冷却構造は、隣り合う位置で側面33aが向い合うように積層された複数の電池セル33と、複数の電池セル33間に配置され、側面33aに沿って冷却風が流れる冷却風通路26を形成するスペーサ21とを備える。スペーサ21は、複数のリブ22と複数のボス23とを有する。複数のリブ22は、冷却風通路26内の冷却風流れの上流側に配置されている。複数のボス23は、冷却風通路26内の冷却風流れの下流側に配置されている。スペーサ21は、複数のリブ22間および複数のボス23間に冷却風通路26を形成する。単位面積当たりの側面33a上に形成された冷却風通路26の面積は、複数のリブ22間に形成される冷却風通路26pよりも複数のボス23間に形成される冷却風通路26qの方が大きい。
【選択図】図3
【解決手段】2次電池の冷却構造は、隣り合う位置で側面33aが向い合うように積層された複数の電池セル33と、複数の電池セル33間に配置され、側面33aに沿って冷却風が流れる冷却風通路26を形成するスペーサ21とを備える。スペーサ21は、複数のリブ22と複数のボス23とを有する。複数のリブ22は、冷却風通路26内の冷却風流れの上流側に配置されている。複数のボス23は、冷却風通路26内の冷却風流れの下流側に配置されている。スペーサ21は、複数のリブ22間および複数のボス23間に冷却風通路26を形成する。単位面積当たりの側面33a上に形成された冷却風通路26の面積は、複数のリブ22間に形成される冷却風通路26pよりも複数のボス23間に形成される冷却風通路26qの方が大きい。
【選択図】図3
Description
この発明は、一般的には、2次電池の冷却構造に関し、より特定的には、駆動力を得るための電源として車両に搭載された2次電池の冷却構造に関する。
従来の2次電池の冷却構造に関して、たとえば、特開2004−47426号公報には、冷却装置を含めた組電池の高さ寸法を抑制し、個々の2次電池を効率的かつ均一に冷却することを目的とした組電池の冷却装置が開示されている(特許文献1)。特許文献1では、冷却媒体通路の上手側から下手側に向けて、単電池の表面の冷却媒体通路に臨む面積が順次大きくなるように組電池の冷却装置が構成されている。
また、特開2000−133225号公報には、筐体内の全ての2次電池について均一な冷却効率を得ることを目的とした組電池が開示されている(特許文献2)。特許文献2では、冷却用空気流れの下流側に配置された流路規制部材が、上流側に配置された流路規制部材よりも、2次電池の長手方向に直交する断面における断面積が拡大するように設けられている。
また、特開2005−71917号公報には、占有スペースを大きくすることなく断熱効果および排気通路を有することを目的とした電池カバーが開示されている(特許文献3)。また、特開2003−7355号公報には、充放電効率を上昇させるために冷却効率の向上を図ることを目的とした2次電池の冷却構造が開示されている(特許文献4)。
特開2004−47426号公報
特開2000−133225号公報
特開2005−71917号公報
特開2003−7355号公報
冷却媒体の流れ方向に複数の電池セルが並んで設けられている場合、冷却媒体流れの下流側に配置された電池セルは、冷却媒体流れの上流側に配置された電池セルを冷却した後の温度上昇した冷却媒体によって冷却されるため、冷却媒体流れの上流側と下流側との間で冷却効率に差が生じる。
これに対して、上述の特許文献1では、2次電池の各単電池を均等に冷却するため、冷却媒体の温度が低い上手側では単電池の表面の冷却媒体通路に臨む面積が小さくなり、冷却媒体の温度が高い下手側では単電池の表面の冷却媒体通路に臨む面積が大きくなるように冷却媒体通路が構成されている。しかしながら、このような構成では、冷却媒体流れの上流側と下流側との間で生じる冷却効率の差を十分に解消できず、電池セル間に温度差が生じるおそれがある。
そこでこの発明の目的は、上記の課題を解決することであり、電池セルの温度のばらつきを小さく抑える2次電池の冷却構造を提供することである。
この発明に従った2次電池の冷却構造は、表面を有し、隣り合う位置で表面が向い合うように積層された複数の電池セルと、複数の電池セル間に配置され、表面に沿って冷却媒体が流れる通路を形成するスペーサとを備える。スペーサは、複数のリブと複数のボスとを有する。複数のリブは、通路内の冷却媒体流れの上流側に配置され、互いに間隔を隔てて表面に平行に延びる。複数のボスは、通路内の冷却媒体流れの下流側に配置され、表面上でドット状に配設されている。スペーサは、複数のリブ間および複数のボス間に通路を形成する。単位面積当たりの表面上に形成される通路の面積は、複数のリブ間に形成される通路よりも複数のボス間に形成される通路の方が大きい。
このように構成された2次電池の冷却構造によれば、冷却媒体流れの上流側と下流側とにそれぞれ、複数のリブ間に形成される通路および複数のボス間に形成される通路を設けることにより、冷却媒体流れの上流側よりも下流側で積極的に冷却媒体流れに乱流を発生させることができる。加えて、単位面積当たりの表面上に形成される通路の面積は、複数のリブ間に形成される通路よりも複数のボス間に形成される通路の方が大きいため、冷却媒体流れの上流側よりも下流側で、通路に流れる冷却媒体と電池セルの表面とが対向する面積が大きくなる。これらの理由から、冷却媒体流れの上流側よりも下流側で冷却媒体による電池セルの冷却を促進させ、冷却媒体流れの上流側および下流側の冷却効率を互いに近づけることができる。これにより、電池セルの温度のばらつきを小さく抑えることができる。
また好ましくは、複数のリブは、互いに等間隔に配設され、複数のボスは、互いに等間隔に配設されている。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、冷却媒体流れの上流側および下流側のそれぞれにおいて、冷却媒体による電池セルの冷却効率に差が生じることを抑制できる。
また好ましくは、複数のボスは、複数のリブ間に形成された通路の延長線上に配設されている。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、複数のリブ間に形成された通路から流出した冷却媒体の正面に、複数のボスが配置される。このため、冷却媒体流れの下流側で、より積極的に冷却媒体流れに乱流を発生させることができる。
また好ましくは、複数のボスは、複数のリブ間に形成された通路から流出する冷却媒体の流れ方向に沿って千鳥状に配設されている。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、冷却媒体を効率良く複数のボスに衝突させることができる。これにより、冷却媒体流れの下流側で、より積極的に冷却媒体流れに乱流を発生させることができる。
また好ましくは、スペーサは突起部をさらに有する。突起部は、通路内の冷却媒体流れの下流側に隣接して複数のリブに設けられ、複数のリブ間に形成された通路に向かって突出する。このように構成された2次電池の冷却構造によれば、冷却媒体は、複数のリブ間に形成された通路から流出する位置で突起部に衝突する。このため、冷却媒体流れの下流側で、より積極的に冷却媒体流れに乱流を発生させることができる。
以上説明したように、この発明に従えば、電池セルの温度のばらつきを小さく抑える2次電池の冷却構造を提供することができる。
この発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。なお、以下で参照する図面では、同一またはそれに相当する部材には、同じ番号が付されている。
(実施の形態1)
図1は、この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図中では、電池パックの外装をなすケース体が透視して描かれている。図2は、図1中のII−II線上に沿った電池パックの断面図である。
図1は、この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造が適用された電池パックを示す斜視図である。図中では、電池パックの外装をなすケース体が透視して描かれている。図2は、図1中のII−II線上に沿った電池パックの断面図である。
図1および図2を参照して、電池パック31は、ガソリンエンジンやディーゼルエンジン等の内燃機関と、充放電可能な2次電池とを動力源とするハイブリッド車両に搭載されている。
電池パック31には、複数の電池セル33から構成された2次電池32が収容されている。複数の電池セル33は、電池セル33mおよび33nを含む。並列に並べられた電池セル33mおよび33nの組が、所定の方向(以降、電池セル33の積層方向と呼ぶ)に積層されている。複数の電池セル33は、図示しないバスバーにより、互いに電気的に直列に接続されている。電池セル33は、リチウムイオン電池から形成されている。なお、電池セル33は、充放電可能な2次電池であれば特に限定されず、たとえばニッケル水素電池であっても良い。
積層された電池セル33mおよび33nの組の両側には、エンドプレート40および41が配置されている。エンドプレート40とエンドプレート41とは、複数の電池セル33を挟み込んだ状態で拘束バンド42によって互いに結合されている。このような構成により、複数の電池セル33が一体に保持されている。
電池セル33は、互いに反対側に面する一対の側面33aを有する。側面33aは、電池セル33が有する複数の表面のうち最も大きい面積を有する表面である。複数の電池セル33は、電池セル33の積層方向に隣り合う位置で側面33aが互いに向い合うように配置されている。
電池パック31には、吸気チャンバ34および排気チャンバ35が設けられている。吸気チャンバ34および排気チャンバ35は、電池セル33の積層方向に直交する方向において2次電池32の両側に設けられている。吸気チャンバ34は、積層された複数の電池セル33mと隣り合って設けられており、排気チャンバ35は、積層された複数の電池セル33nに隣り合って設けられている。吸気チャンバ34および排気チャンバ35は、2次電池32を挟んで水平方向に並んでいる。電池パック31では、高さを低く抑えるため、冷却風が水平方向に流通する横流し方式が採られている。
積層方向に隣り合う電池セル33の間には、スペーサ21が配設されている。スペーサ21は、互いに向い合う側面33aによって挟持されている。スペーサ21は、ポリプロピレン(polypropylene)やポリプロピレンの重合体等の樹脂材料から形成されている。スペーサ21は、積層方向に隣り合う電池セル33の間に冷却風通路26を形成している。冷却風通路26は、2次電池32の両側で吸気チャンバ34および排気チャンバ35に連通している。
車両室内から電池パック31に導入された冷却風は、吸気チャンバ34から冷却風通路26に流れ込む。冷却風通路26に流れ込んだ冷却風は、側面33aに沿って流れ、この間、まず電池セル33mを冷却し、その後、電池セル33nを冷却する。すなわち、電池セル33mは、冷却風通路26に流れる冷却風流れの上流側に配置され、電池セル33nは、冷却風通路26に流れる冷却風流れの下流側に配置されている。電池セル33との熱交換によって温度上昇した冷却風は、冷却風通路26から排気チャンバ35に排出される。
図3は、図1中のスペーサを示す斜視図である。図3を参照して、スペーサ21は、ベース部24と、ベース部24に設けられた複数のリブ22および複数のボス23とを有する。ベース部24は、互いに反対側に面する表面24aおよび24bを有する板形状に形成されている。表面24aおよび24bは、側面33aに平行に延在している。スペーサ21は、表面24bがスペーサ21の一方の側に配置された電池セル33に接触するように設けられている。複数のリブ22および複数のボス23は、表面24aに設けられている。スペーサ21は、複数のリブ22および複数のボス23がスペーサ21の他方の側に配置された電池セル33に接触するように設けられている。
なお、表面24aおよび24bの双方に、複数のリブ22および複数のボス23が設けられても良い。
複数のリブ22は、電池セル33mに対向する位置に設けられている。複数のリブ22は、電池セル33mの側面33a上に投影される。複数のリブ22は、互いに間隔を隔てて側面33aに平行に延びている。複数のリブ22は、表面24aから突出し、吸気チャンバ34から排気チャンバ35に向かって直線上に延びている。複数のリブ22は、水平方向に延びている。互いに隣り合う複数のリブ22の間には、冷却風通路26pが形成されている。冷却数通路26pを形成する複数のリブ22の側壁は、平滑面に形成されている。
複数のボス23は、電池セル33nに対向する位置に設けられている。複数のボス23は、電池セル33nの側面33a上に投影される。複数のリブ22と複数のボス23とは、水平方向に隣り合って設けられている。複数のボス23は、側面33a上でドット状に配設されている。複数のボス23は、表面24a上から円柱状に突出している。複数のボス23の間には、冷却風通路26qが形成されている。
冷却風通路26は、冷却風流れの上流側に配置され、複数のリブ22の間に形成された冷却風通路26pと、冷却風流れの下流側に配置され、複数のボス23の間に形成された冷却風通路26qとから構成されている。
複数のリブ22は、互いに等間隔に設けられている。複数のボス23は、互いに等間隔に設けられている。複数のボス23は、複数のリブ22の延長線上に並んで配設されている。複数のボス23は、冷却風通路26pから冷却風通路26qに流入する冷却風の流れ方向に沿って千鳥状に並ぶように配設されている。
複数のリブ22および複数のボス23は、単位面積当たりの側面33a上に形成される冷却風通路26qの面積が、単位面積当たりの側面33a上に形成される冷却風通路26pの面積よりも大きくなるように設けられている。言い換えれば、単位面積当たりの側面33a上に配設される複数のボス23の面積は、単位面積当たりの側面33a上に配設される複数のリブ22の面積よりも小さい。
このような構成により、冷却風通路26pでは、冷却風が複数のリブ22に案内されながら円滑に流れるのに対して、冷却風通路26qでは、冷却風が複数のボス23と衝突を繰り返しながら流れる。このため、冷却風通路26qで冷却風流れに積極的に乱流が形成される。また、単位面積当たりの側面33a上に形成される冷却風通路26qの面積が、単位面積当たりの側面33a上に形成される冷却風通路26pよりも大きい。これらの理由から、冷却風と電池セル33nとの間の熱交換が促進される。
この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造は、側面33aを有し、隣り合う位置で側面33aが向い合うように積層された複数の電池セル33と、複数の電池セル33間に配置され、側面33aに沿って冷却媒体としての冷却風が流れる通路としての冷却風通路26を形成するスペーサ21とを備える。スペーサ21は、複数のリブ22と複数のボス23とを有する。複数のリブ22は、冷却風通路26内の冷却風流れの上流側に配置され、互いに間隔を隔てて側面33aに平行に延びる。複数のボス23は、冷却風通路26内の冷却風流れの下流側に配置され、側面33a上でドット状に配設されている。スペーサ21は、複数のリブ22間および複数のボス23間に冷却風通路26を形成する。単位面積当たりの側面33a上に形成された冷却風通路26の面積は、複数のリブ22間に形成される冷却風通路26pよりも複数のボス23間に形成される冷却風通路26qの方が大きい。
このように構成された、この発明の実施の形態1における2次電池の冷却構造によれば、冷却風流れの上流側および下流側にそれぞれ複数のリブ22および複数のボス23を配設する構成と、単位面積当たりの側面33a上に形成される冷却風通路26qの面積が冷却風通路26pの面積よりも大きくなる構成との相乗効果により、電池セル33mと電池セル33nとの間に温度差が生じることを効果的に抑制できる。これにより、2次電池32の電池性能を十分に発揮させるとともに、2次電池32が早期に劣化することを防止できる。
なお、電池パックの構造は、図1中に示す形態に限定されない。図1中に示す電池パック31では、冷却風が水平方向に流通する横流し方式が採られているが、冷却風が上下方向に流通する縦流し方式が採られても良い。また、複数の電池セル33を積層する形態は、図1中に示す形態に限定されない。図1中に示す電池パック31では、冷却風の流れ方向に複数の電池セルが存在するが、1つの電池セルのみが存在しても良い。この場合であっても、1つの電池セル内で温度差が規定の値以上に開かないように温度を制御することができる。また、たとえば、冷却風の流れ方向に3以上の電池セル33が並べられても良い。
また、本発明を、燃料電池と2次電池とを駆動源とする燃料電池ハイブリッド車両(FCHV:Fuel Cell Hybrid Vehicle)または電気自動車(EV:Electric Vehicle)に適用することもできる。本実施の形態におけるハイブリッド車両では、燃費最適動作点で内燃機関を駆動するのに対して、燃料電池ハイブリッド車両では、発電効率最適動作点で燃料電池を駆動する。また、2次電池の使用に関しては、両方のハイブリッド車両で基本的に変わらない。
続いて、図3中のスペーサの変形例について説明を行なう。図4は、図3中のスペーサの第1の変形例を示す斜視図である。図4を参照して、本変形例では、複数のボス23の側壁23cが凹凸形状に形成されている。このような構成により、冷却風通路26qで冷却風流れにより積極的に乱流を形成するとともに、冷却風通路26qに流れる冷却風と複数のボス23との接触面積を増大させることができる。これにより、冷却風と電池セル33nとの間の熱交換をさらに促進させることができる。
図5は、図3中のスペーサの第2の変形例を示す側面図である。図5を参照して、本変形例では、複数のリブ22間に形成される冷却風通路26pの延長線上に複数のボス23が形成されている。複数のボス23は、格子状に配設されている。このように構成により、冷却風通路26pから冷却風通路26qに流入した冷却風の進行方向の正面に複数のボス23が配置される。これにより、冷却風通路26qで冷却風流れにより積極的に乱流を形成することができる。
図6は、図3中のスペーサの第3の変形例を示す側面図である。図6を参照して、本変形例では、図5中に示す構成において、複数のボス23が、冷却風通路26pから冷却風通路26qに流入する冷却風の流れ方向に沿って千鳥状に並ぶように配設されている。このような構成により、冷却風通路26qで冷却風流れにさらに積極的に乱流を形成することができる。
図7は、図3中のスペーサの第4の変形例を示す側面図である。図7を参照して、本変形例では、複数のリブ22に突起部51が形成されている。突起部51は、複数のボス23が形成された冷却風流れの下流側に隣接して設けられている。突起部51は、冷却風通路26pを形成する複数のリブ22の側壁から冷却風通路26p内に突出するように形成されている。このような構成により、冷却風通路26pから冷却風通路26qに流入しようとする冷却風流れに、積極的に乱流を形成することができる。
以上に説明した変形例によっても、図3中の構成によって得られる上述の効果を同様に得ることができる。
(実施の形態2)
図8は、この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造を示す断面図である。図8(A)中には、図2中のA−A線上に沿った位置に相当する電池パックの断面形状が示されており、図8(B)中には、図2中のB−B線上に沿った位置に相当する電池パックの断面形状が示されている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1のおける2次電池の冷却構造と比較して、スペーサの形状のみが異なる。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図8は、この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造を示す断面図である。図8(A)中には、図2中のA−A線上に沿った位置に相当する電池パックの断面形状が示されており、図8(B)中には、図2中のB−B線上に沿った位置に相当する電池パックの断面形状が示されている。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1のおける2次電池の冷却構造と比較して、スペーサの形状のみが異なる。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図8を参照して、本実施の形態では、電池セル33mに対向する冷却風流れの上流側にスペーサ61が設けられ、電池セル33nに対向する冷却風流れの下流側にスペーサ66が設けられている。スペーサ61は、互いに隣り合う電池セル33mの間で、側面33aに沿って千鳥状に延びる断面形状を有する。スペーサ66は、互いに隣り合う電池セル33mの一方から他方に向けて櫛の歯状に延びる断面形状を有する。
スペーサ61によって、冷却風通路26pが形成されている。冷却風通路26pは、互いに隣り合う電池セル33mの一方と他方とに交互に隣接するように設けられている。スペーサ66によって、冷却風通路26qが形成されている。冷却風通路26qは、互いに隣り合う電池セル33mの双方に隣接するように設けられている。
図9は、図8中の2次電池の冷却構造の変形例を示す断面図である。図9を参照して、本変形例では、電池セル33mに対向する冷却風流れの上流側にスペーサ71が設けられ、電池セル33nに対向する冷却風流れの下流側にスペーサ76が設けられている。スペーサ71は、隔壁71eを有する点が図8中のスペーサ61の形状と異なる。隔壁71eは、互いに隣り合う電池セル33mの双方から距離を隔てた位置で側面33aに平行に延びている。スペーサ76は、図8中のスペーサ66と同様の形状を有する。
スペーサ71によって、冷却風通路26pと空気溜り層73とが形成されている。冷却風通路26pと空気溜り層73とは、隔壁71eによって隔てられている。冷却風通路26pは、互いに隣り合う電池セル33mの一方に隣接するように設けられている。空気溜り層73は、互いに隣り合う電池セル33mの他方に隣接するように設けられている。スペーサ76によって、冷却風通路26qが形成されている。冷却風通路26qは、互いに隣り合う電池セル33mの双方に隣接するように設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態2における2次電池の冷却構造によれば、電池セル33mと電池セル33nとの間に温度差が生じることを抑制できる。
(実施の形態3)
図10は、この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造を示す側面図である。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1における2次電池の冷却構造と比較して、スペーサの形状のみが異なる。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図10は、この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造を示す側面図である。本実施の形態における2次電池の冷却構造は、実施の形態1における2次電池の冷却構造と比較して、スペーサの形状のみが異なる。以下、重複する構造については説明を繰り返さない。
図10を参照して、本実施の形態では、図3中の複数のリブ22および複数のボス23に替えて、複数のリブ81が設けられている。複数のリブ81は、電池セル33mおよび33nの双方に対向するように形成されている。複数のリブ81は、図2中の吸気チャンバ34から排気チャンバ35にまで達する。互いに隣り合う複数のリブ81の間には、冷却風通路83が形成されている。
複数のリブ81は、電池セル33mに対向する位置と電池セル33nに対向する位置との境界に突起部82を有する。突起部82は、冷却風通路83を形成する複数のリブ81の側壁から冷却風通路83内に突出するように設けられている。
このように構成された、この発明の実施の形態3における2次電池の冷却構造によれば、電池セル33mと電池セル33nとの間に温度差が生じることを抑制できる。
今回開示された実施の形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は上記した説明ではなくて特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味および範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。
21 スペーサ、22 リブ、23 ボス、26,26p,26q 冷却風通路、33 電池セル、33a 側面、51 突起部。
Claims (5)
- 表面を有し、隣り合う位置で前記表面が向い合うように積層された複数の電池セルと、
前記複数の電池セル間に配置され、前記表面に沿って冷却媒体が流れる通路を形成するスペーサとを備え、
前記スペーサは、前記通路内の冷却媒体流れの上流側に配置され、互いに間隔を隔てて前記表面に平行に延びる複数のリブと、前記通路内の冷却媒体流れの下流側に配置され、前記表面上でドット状に配設された複数のボスとを有し、前記複数のリブ間および前記複数のボス間に前記通路を形成し、
単位面積当たりの前記表面上に形成される前記通路の面積は、前記複数のリブ間に形成される前記通路よりも前記複数のボス間に形成される前記通路の方が大きい、2次電池の冷却構造。 - 前記複数のリブは、互いに等間隔に配設され、前記複数のボスは、互いに等間隔に配設されている、請求項1に記載の2次電池の冷却構造。
- 前記複数のボスは、前記複数のリブ間に形成された前記通路の延長線上に配設されている、請求項1または2に記載の2次電池の冷却構造。
- 前記複数のボスは、前記複数のリブ間に形成された前記通路から流出する冷却媒体の流れ方向に沿って千鳥状に配設されている、請求項1から3のいずれか1項に記載の2次電池の冷却構造。
- 前記スペーサは、前記通路内の冷却媒体流れの下流側に隣接して前記複数のリブに設けられ、前記複数のリブ間に形成された前記通路に向かって突出する突起部をさらに有する、請求項1から4のいずれか1項に記載の2次電池の冷却構造。
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