JP2012015071A - 電池パック - Google Patents

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Abstract

【課題】各電池セルを拘束する機能を有し、流通抵抗を抑制して電池セルの冷却性能の向上が図れる電池パックを提供する。
【解決手段】電池パック1は、積層方向Xに対向する電池セルの側面2a,2bに間隔をあけて並んで設けられる複数の板状突部23,24,25を備える。複数の板状突部23,24,25は、対向する電池セル2の外装ケースに接触して、電池セルの側面間に流体通路10を形成する。複数の板状突部23,24,25は、電池セルの側面2a,2bに、冷却流体の流れ方向F及び当該流れ方向Fに直交する方向Yのそれぞれについて所定の間隔をあけて並んで設けられている。さらに、当該直交する方向Yに複数の列が並ぶように位置する板状突部23,24,25のそれぞれは、当該直交する方向Yに隣り合う列同士が流れ方向Fにずれるように配置されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、積層した複数個の電池セルの集合体である電池パックに関する。
従来技術の電池パックにおいては、電気的に直列接続されるとともに積層配置された扁平状の電池セルの対向面に複数の凸部が形成され、当該複数の凸部は冷却媒体の流れ方向に平行に延伸する壁部を形成する。隣接する電池セルの互いに対向する凸部同士が当接し、これら凸部を除く部分の電池セル間に冷却媒体の通路を形成している。
特開2001−283937号公報
しかしながら、上記従来技術においては、電池セルの対向面に形成された複数の凸部は電池パックを構成する各電池セルに荷重される拘束力に対して耐えうる寸法に設定されるため、電池セルの冷却性能の観点で十分な機能を果たすことができない。また、冷却媒体の流通抵抗が大きくなってしまう。このような理由から冷却媒体を過大に流すことが必要になり、冷却媒体を流す流体機器の動力が過大になったり、騒音が大きくなったりするなどの問題がある。
そこで、本発明は上記問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、各電池セルを拘束する機能を有し、流通抵抗を抑制して電池セルの冷却性能の向上を図ることができる電池パックを提供することである。
本発明は上記目的を達成するために以下の技術的手段を採用する。すなわち、請求項1の発明は、積層した複数の電池セル(2)を一体に保持して構成され、隣接する電池セル間に形成される流体通路(10)に冷却流体が流通して各電池セルを冷却する電池パック(1)において、
積層方向(X)に対向する電池セルの側面(2a,2b)に間隔をあけて並んで設けられる複数の板状突部(23,24,25)を備え、
複数の板状突部は、対向する電池セルの外装ケース、または隣接する電池セルの板状突部に接触して、対向する電池セルの側面間に流体通路を形成するとともに、
複数の板状突部は、積層方向(X)に対向する電池セルの側面に、冷却流体の流れ方向(F)及び当該冷却流体の流れ方向(F)に直交する方向(Y)のそれぞれについて所定の間隔をあけて並んで設けられており、
さらに、冷却流体の流れ方向(F)に直交する方向(Y)に複数の列が並ぶように位置する前記板状突部(23,24,25)のそれぞれは、当該直交する方向(Y)に隣り合う列同士が冷却流体の流れ方向(F)にずれるように配置されていることを特徴とする。
この発明によれば、複数の板状突部は冷却流体の流れ方向及び当該冷却流体の流れ方向に直交する方向のそれぞれについて所定の間隔をあけて並び、さらに当該直交する方向に複数の列が並ぶように位置する各板状突部は、当該直交する方向に隣り合う列同士が冷却流体の流れ方向にずれるように配置されている。この構成により、各板状突部の後流側には板状突部が存在していない通路領域が形成される。このような通路領域により、電池セル間の流体通路では例えば蛇行するような流れを形成することが可能であり、電池セル壁面および板状突部の壁面での冷却流体流れの境界層の拡大抑制や各板状突部の後流側での熱伝達向上の効果が図れ、電池セルの冷却性能を向上させることができる。また、このような複数の板状突部の配置によって、より少ない冷却媒体の流量で、より小さな流体機器の動力で、またより低い騒音で、必要な冷却性能を発揮することができる。
請求項2は、請求項1の発明において、冷却流体の流れ方向(F)に並ぶ板状突部(23)は、板状突部の長さの2個分に相当する間隔をあけて冷却流体の流れ方向(F)に並んでいることを特徴とする。この発明によれば、板状突部は冷却流体の流れ方向に板状突部長さの2個分に相当する間隔をあけて設けられているため、各板状突部の後流側には板状突部が存在しない領域を十分に確保することができる。したがって、冷却流体流れの境界層の拡大抑制や各板状突部の後流側での熱伝達向上の効果がさらに期待でき、電池セルの冷却性能を高めることができる。
請求項3によると、請求項1または請求項2において、流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ複数の列のうち、所定数の列をなす板状突部(331,332,333)が第1の列群(33)を構成し、
電池セルの側面のうち、一方の側面(3a)には、複数の第1の列群(33)が当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)に所定の群間隔をあけて設けられており、
電池セルの側面のうち、他方の側面(3b)には、当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ複数の列のうち、所定数の列をなす板状突部(341,342,343)が第2の列群(34)を構成するように設けられており、
他方の側面(3b)において、当該第2の列群(34)が第1の列群(33)間に対応する位置に配置され、複数の第2の列群(34)は当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)に所定の群間隔をあけて設けられていることを特徴とする。
この発明によれば、複数の電池セルを積層方向に積み重ねて組み合わせたときに、電池セルの一方の側面における第1の列群の間の領域に隣接する電池セルにおける第1の列群が当接し、電池セルの他方の側面における第2の列群の間の領域に隣接する電池セルにおける第2の列群が当接するようになる。このような第1の列群及び第2の列群の配置により、各電池セルにおける板状突部の位置が高精度で製作されていない場合であっても、各板状突部による冷却性能及び拘束力の確保が図れ、所望の機能を発揮し得る電池パックを提供できる。
請求項4によると、請求項3の所定数の列は3列であることが好ましい。この発明によれば、流通抵抗の小さい流体通路を形成でき、優れた冷却性能を実現できる。
請求項5は、請求項1から請求項4のいずれか一項の発明において、当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ複数の列(431,432,433)のうち、少なくとも1列(432)は、隣接する電池セル側と当接し合って流体通路を形成するように構成され、
当該少なくとも1列を構成する突部は、隣接する電池セル側と当接しない残余の板状突部(431,433)よりも板厚が厚い拡大突部(432)であることを特徴とする。
この発明によれば、板状突部よりも大きな厚みを有する複数の拡大突部が電池セルの側面に必要な数だけ分散して配置されるため、電池セルに必要な拘束を加える機能を安定的に果たすことができる。拡大突部が拘束力確保を担うため、複数の板状突部については冷却機能を果たす伝熱面積を大きくすることができ、電池セルの冷却性能を高めることができる。複数の板状突部は冷却性能を十分発揮できる範囲で可能な限り薄くできるため、流体通路の断面積をほとんど小さくすることなく、伝熱面積を拡大することができるので、より少ない冷却媒体の流量で、より小さな流体機器の動力で、またより低い騒音で、必要な冷却性能を発揮することができる。したがって、電池セルの冷却性能の向上と電池セルに与える拘束強度の確保のさらなる両立が図れる電池パックを提供できる。
請求項6は、請求項1から請求項5のいずれか一項において、電池セルの側面(2a,2b)に当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)に複数の列を形成するように間隔をあけて突出し、隣接する電池セル側と接触して電池セル側からの作用力を受ける複数の拡大突部(50)を有し、
間隔をあけて設けられた拡大突部(50)間には、複数個の板状突部(53,54,55)が並んで配置されており、各拡大突部(50)は、当該流れ方向(F)に直交する方向(Y)についての外形寸法が板状突部(53,54,55)の板厚寸法よりも大きく形成されていることを特徴とする。
この発明によれば、上記各発明の作用効果に加え、必要な厚み寸法を有する複数の拡大突部が電池セルの側面に必要間隔で分散して配置されているため、電池セルに必要な拘束を加える機能を安定的に果たすことができる。したがって、電池セルの冷却性能の向上と電池セルに与える拘束強度の確保の両立を図る電池パックが得られる。
請求項7は、請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の発明において、電池セルの外装ケース及び複数の板状突部は導電性材料で形成されており、複数の板状突部における隣接する電池セル側との接触部位及び隣接する電池セル側における複数の板状突部との接触部位の少なくとも一方は、絶縁性物質で被覆されていることを特徴とする。
この発明によれば、隣接する電池セル間で接触する部分同士が絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電池セル間の電気絶縁性が確保される。したがって、電池性能の発揮及び電気的安全性の確保が図れるのである。また、隣接する電池セル間の電位差により、導電性材料が腐食する事態を抑制できる。
上記各手段の括弧内の符号は、後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示す一例である。
本発明を適用した第1実施形態の電池パックにおける電池セルの積層構造を説明するために、隣接する電池セルを電極端子の突出側から見たときの平面図である。 図1の電池セルをII方向に見たときの正面図である。 本発明を適用した第2実施形態の電池パックにおける電池セルの積層構造を説明するために、隣接する電池セルを電極端子の突出側から見たときの平面図である。 図3の電池セルをVI方向に見たときの正面図である。 本発明を適用した第3実施形態の電池パックにおける電池セルの積層構造を説明するために、隣接する電池セルを電極端子の突出側から見たときの平面図である。 図5の電池セルをVI方向に見たときの正面図である。 本発明を適用した第4実施形態の電池パックにおける電池セルの積層構造を説明するために、隣接する電池セルを電極端子の突出側から見たときの平面図である。 図7の電池セルをVIII方向に見たときの正面図である。
以下に、図面を参照しながら本発明を実施するための複数の形態を説明する。各形態において先行する形態で説明した事項に対応する部分には同一の参照符号を付して重複する説明を省略する場合がある。各形態において構成の一部のみを説明している場合は、構成の他の部分については先行して説明した他の形態を適用することができる。各実施形態で具体的に組み合わせが可能であることを明示している部分同士の組み合わせばかりではなく、特に組み合わせに支障が生じなければ、明示していなくても実施形態同士を部分的に組み合わせることも可能である。
(第1実施形態)
本発明に係る電池パックは、例えば内燃機関と電池に充電された電力によって駆動されるモータとを組み合わせて走行駆動源とするハイブリッド自動車、モータを走行駆動源とする電気自動車等に用いられる。電池パックを構成する電池は、例えばニッケル水素二次電池、リチウムイオン二次電池、有機ラジカル電池であり、筐体内に収納された状態で自動車の座席下、後部座席とトランクルームとの間の空間、運転席と助手席の間の空間などに配置される。
本発明の一実施形態である第1実施形態について図1及び図2を用いて説明する。図1は、第1実施形態の電池パック1における電池セルの積層構造を説明するために、隣接する3個の電池セル2,2Aを電極端子の突出側から見たときの平面図である。図2は、図1の電池セル2をII方向に見たときの正面図である。なお、図1では、多数個の電池セル2,2Aが積層されて電池パック1を構成するところを、理解を容易にするため、3個の電池セル2,2Aのみを図示している。各図において、電池セル2,2Aが複数個積層されて並ぶ方向を積層方向Xとし、直方体状の各電池セルの対向する側面に沿う方向で電極端子が突出する方向を冷却流体の流れ方向Fとし、積層方向Xと冷却流体の流れ方向Fの両方に直交する方向Y(以下、単に方向Yともいう)を複数の板状突部の並ぶ方向とする。
複数個の電池セル2,2Aの集合体である電池パック1は、複数個の電池セル2,2Aの充電および放電または温度調節に用いられる電子部品(図示せず)によって制御され、図示しない送風部材による送風を受けて各電池セルが冷却される。電池パック1は、電気的に直列接続された複数個の電池セル2,2Aをその側面を対向させるように並べて積層され、これらを一体化して構成されたものであり、図示しない筐体内に収納されている。上記の電子部品は、リレー、送風部材を駆動するモータ、インバータ等を制御する電子部品、各種の電子式制御装置等である。
当該筐体は、メンテナンスのために少なくとも一面を取り外し可能に構成された直方体状のケースであり、樹脂または鋼板等で形成されている。筐体には、車両側に筐体をボルト締め等により固定するための取付部、および機器収納ボックス(図示せず)が設けられている。
当該機器ボックスには、電池状態(例えば電圧、温度等)を監視する各種センサ等からの検出結果が入力される電池監視ユニット(図示せず)と、電池監視ユニットと通信可能に構成されリレーを制御するとともに、送風部材のモータの駆動を制御する制御装置と、各機器を接続するワイヤハーネス等と、が収納されている。電池監視ユニットは、各電池セル2の状態を監視する電池ECU(電池の電子式制御ユニット)であり、電池パック1と多数の配線にて接続されている。
電池パック1は、積層方向Xに直交する電池セルの側面2a,2b(方向Y及び方向Fに平行な側面)が拘束装置(図示せず)によって押圧されることにより、積層された複数の角形状の電池セル2,2Aが一体に保持して形成される電池セル集合体である。電池パック1を構成する複数の電池セル2,2Aは、電池パック1の積層方向Xの両端部に設置された拘束板(図示せず)がロッド(図示せず)等によって連結されることにより、当該両端部から内側に向かう外力による圧縮力を受けて、拘束されることになる。例えば、複数の電池セル2,2Aは、4本の棒状のロッドによって圧縮力を受けて一体に固定されている。ロッドは、積層された複数の電池セル2,2Aを安定した力で押圧して一体化できるように、金属、硬質の樹脂等の強度に優れた材料で形成されている。
次に、電池パック1を構成する各電池セル2,2Aについて説明する。各電池セル2,2Aは、外装ケースによってその外周面を被覆された扁平状直方体である。各電池セル2,2Aには、正極端子21および負極端子22からなる二つの電極端子が方向Yに離れて配置されており、この電極端子は外装ケースから冷却流体の流れ方向Fに突出するように露出している。
このように筐体内全体に配されたすべての電池セル2,2Aは、電池パック1の積層方向Xの一方端部側に位置する電池セルにおける負極端子22から始まって、各電池セル2,2Aの電極端子間を接続する各バスバー(図示せず)によって、電池パック1内を方向Yに往復しながら電池パック1の積層方向Xの他方端部側に位置する電池セルの正極端子21に至るまで通電可能に直列接続されている。このようにして積層方向Xに隣接する電池セル2と2A間は電気的に接続されることになる。換言すれば、電池パック1を構成するすべての電池セル2,2Aは、積層方向Xの一方側端部に位置する電池セルの電極端子から積層方向Xの他方側端部に位置する電池セルの電極端子に至るまで、電流がジグザク状または蛇行状に流れるようにバスバーを介して電気的に直列接続される。
図1及び図2に示すように、電池セル2には、その側面2aに冷却流体の流れ方向Fに間隔をあけてそれぞれ設けられる複数の板状突部23、複数の板状突部24、及び複数の板状突部25が突出しているが、側面2bには板状突部は設けられていない。複数の板状突部23,24,25は、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに所定の間隔をあけて並んでいる。さらに複数の板状突部23,24,25は、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに所定の間隔をあけて並んでいる。電池セル2Aには、その側面2bに冷却流体の流れ方向Fに間隔をあけてそれぞれ設けられる複数の板状突部23、複数の板状突部24、及び複数の板状突部25が突出しているが、側面2aには板状突部は設けられていない。このように電池セル2と電池セル2Aは、異なる片方の側面のみに板状突部が設けられている別の構成を有するセルである。
電池セル2及び電池セル2Aが備える複数個の板状突部23,24,25の詳細について、代表して図2に示す電池セル2を参照して説明する。
図2に示すように、電池セル2は、板状突部23,24,25のそれぞれが冷却流体の流れ方向Fに複数個点在して並ぶことにより、列をなしている。板状突部23,24,25は、その板厚方向が冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに一致するように配されている。一方の電池セルの側面2aから突出する複数の板状突部23,24,25は、冷却流体の流れ方向Fについて所定の間隔をあけて並んで設けられている。当該所定の間隔は、板状突部23,24,25の方向Fの長さ(寸法P)の略2個分に相当する。例えば、図2に示す形態では、当該所定の間隔は、2個分、つまり寸法2Pに設定されている。
また、電池セルの側面2aから突出する複数の板状突部23,24,25は、当該冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yについて所定の間隔(寸法P)をあけて並んで設けられている。
さらに、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに複数の列が並ぶように配置されている板状突部23,24,25のそれぞれは、当該直交する方向Yに隣り合う列同士が冷却流体の流れ方向Fにずれて配置されている。当該複数の列は、冷却流体の流れ方向Fに沿ってそれぞれ並ぶ複数の板状突部23(第1の列)、複数の板状突部24(第2の列)、複数の板状突部25(第3の列)によって構成されている。言い換えれば、当該第1の列、第2の列、及び第3の列を一組とした列群が、電池セルの側面2aにおいて当該直交する方向Yに並んでいる。この構成により、電池セルの側面2a間には、複数の板状突部23,24,25によって、冷却流体の流れ方向Yに蛇行する流体通路10が形成されるのである。
さらに、冷却流体の流れ方向Fに列をなす板状突部23は、電池セルの側面2aにおいて、板状突部23〜25の中で最も電極端子(正極端子21及び負極端子22)寄り(電池セルの側面2aの端部寄り)に位置する板状突部であり、最も電極端子から遠い位置にあるのは板状突部25である。このように、各板状突部23,24,25は、電池セル2の側面2aにおいてオフセット状に配列され、電池セル2Aの側面2bにおいてオフセット状に配列されるのである。
複数の電池セル2が積層されて電池パック1が形成された場合に、すべての板状突部23,24,25が当該隣接する電池セル2Aと当接し合って、電池セルの側面2a間の流体通路10を所定の形状に形成することになる。これにより、隣接する電池セル2と電池セル2Aの間において、すべての板状突部23,24,25は、各電池セル2,2Aに作用する拘束力を電池セル間で受ける拘束用リブとして機能する。
本実施形態の各板状突部23,24,25は、電池セル2,2Aの外装ケースと一体に形成されており、例えば外装ケースが金属(アルミニウム)製のケースである場合に、当該金属を削り出し加工することにより当該外装ケースと一体に形成することができる。これによれば、部品点数の低減及び生産コストの低減が図れる。
また他の形態では、各板状突部23,24,25は、電池セル2,2Aの外装ケースとは別部品である別個のプレート部材に形成するようにしてもよい。この場合、当該プレート部材は削り出し加工等により作成された金属製のフィン付きプレートであり、当該プレート部材を電池セルの側面に固定することにより、電池セルの側面から突出する複数個の板状突部23,24,25を構成できる。
また、電池セル2,2Aの外装ケースと各板状突部23,24,25とが導電性材料で形成されている場合には、互いに当接し合う板状突部と外装ケースのうちの少なくとも一方における接触部位には、絶縁性物質が被覆されていることが好ましい。当該部位における絶縁性物質の被覆は、蒸着、コーティング、一体成形等によって形成することができる。このような構成によれば、隣接する電池セル2と電池セル2Aの間で接触する部位同士が絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電池セル間の電気絶縁性が確保され、電池性能の発揮及び電気的安全性の確保を図ることができる。また、隣接する電池セル間の電位差により、導電性材料部分が腐食する事態を抑制し得る。
本実施形態の電池パック1がもたらす作用効果について述べる。複数の板状突部23,24,25は、対向する電池セル2,2Aの外装ケースに接触して、電池セルの側面間に流体通路10を形成する。複数の板状突部23,24,25は、電池セルの側面2a,2bに、冷却流体の流れ方向Fに所定の間隔(寸法2P)をあけて並び、当該流れ方向Fに直交する方向Yに所定の間隔(寸法P)をあけて並んで設けられている。さらに、当該直交する方向Yに複数の列が並ぶように位置する板状突部23,24,25のそれぞれは、当該直交する方向Yに隣り合う列同士が流れ方向Fにずれるように配置されている(ずれ幅はそれぞれ寸法P)。
この構成により、板状突部23,24,25の各列は、方向Yに隣り合う列同士が冷却流体の流れ方向Fにずれるように配置されることにより、各板状突部23,24,25の後流側には板状突部が存在していない通路領域が形成される。このような通路領域により、電池セル間の流体通路10では例えば蛇行するような流れを形成することが可能である。よって、電池セル壁面および板状突部の壁面での冷却流体流れの境界層の拡大抑制(あるいは冷却流体流れの境界層の薄形化)や各板状突部23,24,25の後流側での熱伝達向上の効果が図れ、電池セル2,2Aの冷却性能を向上させることができる。また、このような複数の板状突部23,24,25の配置によって、より少ない冷却媒体の流量で、より小さな流体機器の動力で、またより低い騒音で、必要な冷却性能を発揮することができる。
また、電池セル2,2Aの積層状態において各板状突部23,24,25は、対向する電池セル2側に接触するため、電池セルの側面間に各電池セル2に対して拘束力を安定的に加えることができ、また流体通路10を形成するため、冷却用の通路を形成することに寄与する。したがって、各電池セル2を拘束する機能と、流通抵抗を抑制による電池セル2の冷却性能の向上との両方が実現できるのである。
また、電池パック1によれば、複数の板状突部23,24,25によって電池セルの側面2a,2bにおける冷却機能を果たす伝熱面積が大きくなるため、電池セル2の冷却性能を高めることができる。各板状突部は冷却性能を十分発揮できる範囲で可能な限り薄くできるので、流体通路10の断面積をほとんど小さくすることなく、伝熱面積を拡大することができるため、より少ない冷却媒体の流量で、より小さな流体機器の動力で、またより低い騒音で、必要な冷却性能を発揮することができる。したがって、電池セル2の冷却性能の向上と電池セル2に与える拘束強度の確保の両立を図る電池パック1が得られる。
また、このような作用効果を奏することにより、電池寿命の向上、電池セル数の低減、電池パック1の小型化及び低コスト化が図れるのである。
また、板状突部23〜25のそれぞれは、板状突部の長さの2個分(あるいは略2個分)に相当する間隔をあけて冷却流体の流れ方向Fに並んでいる。この構成によれば、各板状突部23〜25は方向Fに相当程度の間隔で点在しているため、各板状突部23〜25の後流側には板状突部が存在しない領域を十分に確保することができる。したがって、冷却流体流れの境界層の拡大抑制(あるいは冷却流体流れの境界層の薄形化)や各板状突部の後流側での熱伝達向上の効果がさらに期待できる。
また、各板状突部23〜25は、電池セル拘束用のリブとして機能するとともに、放熱用のフィン部材として機能し得る。このため、その板厚を可能な限り薄くすることにより、流体通路10の断面積の拡大が可能になることに加え、各板状突部23〜25の放熱量が増加して冷却性能の向上が図れる。
また、各板状突部23〜25は、電池セル2,2Aの外装ケースに一体形成される形態とした場合には、部品点数の低減及び生産コストの低減が図れる。
(第2実施形態)
第2実施形態では、第1実施形態に対して他の形態である電池セル3を積層して一体化してなる電池パック1Aについて図3及び図4を参照して説明する。第1実施形態の電池パック1と異なる構成、作用効果についてのみ、以下に述べる。図3は、第2実施形態の電池パック1Aにおける電池セル3の積層構造を説明するために、隣接する2個の電池セル3を電極端子の突出側から見たときの平面図である。図4は図3の電池セル3をIV方向に見たときの正面図である。なお、図3は、隣接する電池セル3の各構造を容易に理解するために、あえて隣接する電池セル3同士を拘束せず、両者を離した状態を示している。なお、正極端子31は第1実施形態の正極端子21に、負極端子32は第1実施形態の負極端子22に、それぞれ対応する。
図3及び図4に示すように、電池セルの側面3aには、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列のうち、3つの列をなす板状突部331,332,333から構成される第1の列群33が設けられている。つまり、第1の列群33は、方向Yに並ぶ板状突部331の列、板状突部332の列、及び板状突部333の列が集まって構成される列群である。複数の第1の列群33は、電池セルの側面3aにおいて、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに所定の群間隔(本実施形態では寸法4P)をあけて並んでいる。各第1の列群33は、電池セルの側面3aにおいてオフセット状に配列されている。
一方、電池セルの側面3bには、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列のうち、3つの列をなす板状突部341,342,343から構成される第2の列群34が設けられている。つまり、第2の列群34は、方向Yに並ぶ板状突部341の列、板状突部342の列、及び板状突部343の列が集まって構成される列群である。複数の第2の列群34は、電池セルの側面3bにおいて、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに所定の群間隔(本実施形態では寸法4P)をあけて並んでいる。各第2の列群34は、電池セルの側面3bにおいてオフセット状に配列されている。図4に図示するように、第2の列群34は、電池セルの側面3bにおいて、第1の列群33間に対応する位置、すなわち板状突部が存在していない領域に対応する位置に配置されている。換言すれば、板状突部341、板状突部342及び板状突部343の位置は、180度左右に反転させた板状突部331、板状突部332、板状突部333に対応する。
このような構成により、複数の電池セル3が積層組み立てされると、第1の列群33を構成する各板状突部331,332,333のそれぞれは、隣接する電池セルの側面3aに当接して、対向する電池セルの側面3a間に流体通路10を形成する。同様に、第2の列群34を構成する各板状突部341,342,343のそれぞれは、隣接する電池セルの側面3bに当接して、対向する電池セルの側面3b間に流体通路10を形成する。したがって、電池セルの側面3a間には、複数の板状突部331,332,333によって、冷却流体の流れ方向Yに蛇行する流体通路10が形成され、電池セルの側面3b間には、複数の板状突部341,342,343によって、冷却流体の流れ方向Yに蛇行する流体通路10が形成されるのである。
このように、各板状突部331〜333,341〜343は、拘束装置により積層方向Xの拘束力が作用した場合に隣接する電池セルの側面3a,3bに当接するように配置されており、隣接する電池セル3からの作用力を受ける。したがって、複数の板状突部331〜333,341〜343は、各電池セル3に作用する拘束力に対して耐えうる拘束強度を発揮する機能を有するとともに、流体通路10を流通する冷却流体に接触することにより電池セル3の伝熱面積を拡大する部分であり、電池セル3の熱を冷却流体へ放出するための伝熱経路として機能する。
また、電池セル3の外装ケースと各板状突部331〜333,341〜343とが導電性材料で形成されている場合には、互いに当接し合う板状突部と外装ケースのうちの少なくとも一方における接触部位には、絶縁性物質が被覆されていることが好ましい。当該部位における絶縁性物質の被覆は、蒸着、コーティング、一体成形等によって形成することができる。このような構成によれば、隣接する電池セル3間の接触する部位同士が絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電池セル間の電気絶縁性が確保され、電池性能の発揮及び電気的安全性の確保を図ることができる。また、隣接する電池セル間の電位差により、導電性材料部分が腐食する事態を抑制し得る。
本実施形態の電池パック1Aがもたらす作用効果について述べる。電池パック1Aを構成する各電池セル3は、流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列のうち、所定数の列(例えば3列)をなす板状突部からなる第1の列群33を電池セルの一方の側面3aに有し、当該流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列のうち、所定数の列(例えば3列)をなす板状突部からなる第2の列群34を電池セル3の他方の側面3bに有する。複数の第1の列群33は、電池セルの側面3aに方向Yに所定の群間隔(例えば寸法4P)をあけて設けられており、第2の列群34は、電池セルの側面3bに方向Yに所定の群間隔(例えば寸法4P)をあけて設けられている。複数の第2の列群34は、電池セルの側面3bにおいて、方向Yに設定した所定の群間隔(例えば寸法4P)に相当する位置であって、第1の列群33間に対応する位置に配置されている。
この構成によれば、複数の電池セル3を積層方向Xに積み重ねて組み合わせたときに、電池セルの一方の側面3aにおける第1の列群33間の領域に対向する電池セル3の第1の列群33が当接し、電池セルの他方の側面3bにおける第2の列群34間の領域に対向する電池セル3の第2の列群34が当接するようになる。このような第1の列群及び第2の列群の配置により、各電池セル3における板状突部の位置が高精度で製作されていない場合であっても、各板状突部による冷却性能及び拘束力の確保が図れ、所望の機能を発揮し得る電池パック1Aを提供できる。
また、対向する電池セル間の流体通路10には、各電池セル3から突出する複数のそれぞれ所定の群間隔で並ぶ第1の列群33及び第2の列群34が隣接する電池セル3の外装ケースに当接するため、対向する電池セル3における所定の位置関係がずれた状態で積層された場合であっても、各電池セル3に対して拘束力を安定的に加えることができ、各電池セル3を拘束する効果を確実に発揮させることができる。
また、第1の列群33及び第2の列群34が形成する板状突部の列数は3列であることにより、対向する電池が無い、端部の電池セルの側面においても冷却密度と拘束圧力の両面において、比較的分布の少ない、優れた性能を実現できる。
(第3実施形態)
第3実施形態では、第1実施形態に対して他の形態である電池セル4を積層して一体化してなる電池パック1Bについて図5及び図6を参照して説明する。第1実施形態の電池パック1と異なる構成、作用効果についてのみ、以下に述べる。図5は、第3実施形態の電池パック1Bにおける電池セル4の積層構造を説明するために、隣接する2個の電池セル4を電極端子の突出側から見たときの平面図である。図6は図5の電池セル4をVI方向に見たときの正面図である。なお、正極端子41は第1実施形態の正極端子21に、負極端子42は第1実施形態の負極端子22に、それぞれ対応する。
図5及び図6に示すように、電池セル4に設けられる複数個の突部は、電池セルの一方の側面4aにそれぞれ所定個数設けられた板状突部431、拡大突部432及び板状突部433と、電池セルの他方の側面4bにそれぞれ所定個数設けられた板状突部441、拡大突部442及び板状突部443と、である。第1の列群43は、板状突部431、拡大突部432及び板状突部433で構成され、第2の列群44は、板状突部441、拡大突部442及び板状突部443で構成されている。板状突部431、拡大突部432及び板状突部433の位置は、それぞれ第1実施形態の板状突部23、板状突部24、板状突部25に対応する。板状突部441、拡大突部442及び板状突部443の位置は、180度左右に反転させた板状突部431、拡大突部432、板状突部433に対応する。
図5に示すように、第1の列群43及び第2の列群44のそれぞれを構成する、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列のうち、少なくとも1列(例えば拡大突部432及び拡大突部442)は、隣接する電池セル4側と当接し合って流体通路10を形成するように構成されている。当該少なくとも1列を構成する拡大突部432及び拡大突部442は、隣接する電池セル側と当接しない残余の板状突部431,433,441,443よりも板厚が厚くなっている。
拡大突部432は、方向F及び方向Yのそれぞれについて板状突部431と板状突部433の間に位置しており、複数の電池セル4が積層されて電池パック1Bが形成された場合に、拡大突部432同士のみが当該隣接する電池セル4間で当接し合って、電池セルの側面4a間の流体通路10を所定の形状に形成することになる。また、拡大突部442は、方向F及び方向Yのそれぞれについて板状突部441と板状突部443の間に位置しており、複数の電池セル4が積層されて電池パック1Bが形成された場合に、拡大突部442同士のみが当該隣接する電池セル4間で当接し合って、電池セルの側面4b間の流体通路10を所定の形状に形成することになる。すなわち、各拡大突部432は、隣接する電池セル4に設けられた拡大突部432に当接する位置に対応するように電池セルの側面4aに形成され、各拡大突部442は、隣接する電池セル4に設けられた拡大突部442に当接する位置に対応するように電池セルの側面4bに形成されている。
これにより、隣接する電池セル4間における拡大突部432同士及び拡大突部442同士は、互いの頂面が当接し合う位置関係にある。各拡大突部432,442は、拘束装置により積層方向Xの拘束力が作用した場合に隣接する電池セル4側の拡大突部432,442からの作用力を受ける。複数の拡大突部432,442は、各電池セル4に作用する拘束力に対して耐えうる拘束強度を発揮する機能を有し、また、流体通路10を流通する冷却流体に接触することにより電池セル4の伝熱面積を拡大する部分であり、電池セル4の熱を冷却流体へ放出するための伝熱経路としても機能し得る。
また、板状突部431、拡大突部432、板状突部433は、電池セルの側面4aにおいてオフセット状に配列され、板状突部441、拡大突部442、板状突部443は、電池セルの側面4bにおいてオフセット状に配列されるのである。
また、電池セル4の外装ケースと互いに当接し合う拡大突部432、442が導電性材料で形成されている場合には、互いに当接し合う拡大突部432、442の夫々において、少なくとも一方の接触部位には、絶縁性物質が被覆されていることが好ましい。当該部位における絶縁性物質の被覆は、蒸着、コーティング、一体成形等によって形成することができる。このような構成によれば、隣接する電池セル4間で接触する部位同士が絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電池セル4間の電気絶縁性が確保され、電池性能の発揮及び電気的安全性の確保を図ることができる。また、隣接する電池セル4間の電位差により、導電性材料部分が腐食する事態を抑制し得る。
本実施形態の電池パック1Bがもたらす作用効果について述べる。電池パック1Bによれば、冷却流体の流れ方向Fに直交する方向Yに並ぶ複数の列(第1の列群43及び第2の列群44)のうち、少なくとも1列は、隣接する電池セル4側と当接し合って流体通路10を形成するように構成されている。当該少なくとも1列を構成する拡大突部432及び拡大突部442は、隣接する電池セル側と当接しない残余の板状突部431,433,441,443よりも板厚が厚くなっている。
この構成によれば、各板状突部よりも大きな厚みを有する複数の拡大突部432,442が電池セルの側面4a,4bに必要な数だけ分散して配置されるため、電池セル4に必要な拘束を加える機能を安定的に果たすことができる。さらに拡大突部432,442が拘束力確保を担うため、複数の板状突部431,433,441,443については冷却性能を十分発揮できる範囲で可能な限り薄くできるため、流体通路の断面積をほとんど小さくすることなく、伝熱面積を拡大することができるので、より少ない冷却媒体の流量で、より小さな流体機器の動力で、またより低い騒音で、必要な冷却性能を発揮することができる。
(第4実施形態)
第4実施形態では、第1実施形態に対して他の形態である電池セル5を積層して一体化してなる電池パック1Cについて図7及び図8を参照して説明する。第1実施形態の電池パック1と異なる構成、作用効果についてのみ、以下に述べる。図7は、第4実施形態の電池パック1Cにおける電池セル5の積層構造を説明するために、隣接する2個の電池セル5を電極端子の突出側から見たときの平面図である。図8は図7の電池セル5をVIII方向に見たときの正面図である。なお、正極端子51は第1実施形態の正極端子21に、負極端子52は第1実施形態の負極端子22に、それぞれ対応する。
図7及び図8に示すように、電池セル5の積層構造は、第1実施形態に示す電池セル2の積層構造に対して、拘束装置により積層方向Xの拘束力が作用した場合に、隣合う電池セル5間における板状突部53,54,55同士及び板状突部57,58,59同士は、互いの頂面が対向する位置関係にあるのではなく、隣接する一方の電池セル5の各板状突部が他方の電池セル5の各板状突部に対して方向Yにずれる位置関係にある点で相違する。さらに、冷却流体の流れ方向Fに延びるレール形状であり、隣接する電池セル間で互いに当接し合う拡大突条部50,56を電池セルの側面5a,5bに備える点で相違する。このため板状突部53〜55または板状突部57〜59の高さが拡大突条部50または拡大突条部56より仮に高くても、対向する板状突部53〜55同士または板状突部57〜59同士が干渉して変形することを防止できる。
拡大突条部50または拡大突条部56は、冷却流体の流れ方向Fに電池セルの側面5aまたは側面5bの全域にわたっている。複数の拡大突条部50または拡大突条部56は、冷却流体の流れ方向Fと直交する方向Yに間隔をあけて設けられている。そして、拘束装置によって各電池セル5に積層方向Xの拘束力が作用した場合には、複数の拡大突条部50または拡大突条部56は、隣接する電池セル側の拡大突条部と接触して隣接する電池セル5からの作用力を受ける。さらに各拡大突条部50及び各拡大突条部56は、複数の板状突部の並ぶ方向Yについての幅寸法が当該板状突部の厚み寸法よりも大きく形成されている。すなわち、拡大突条部50及び拡大突条部56は、薄板状の板状突部53〜55及び板状突部57〜59に比べて板厚が大きいため、大きな強度を有し、積層方向Xに作用する力に対して変形しにくい強度を備えている。
拡大突条部50及び拡大突条部56は、図7及び図8に図示するように、複数の板状突部の並ぶ方向Yに所定間隔をあけて複数列(本実施形態では6列)並んで配置されている。このように間隔をあけて設けられた拡大突条部50間には、方向Fに徐々に位置をずらした複数列の板状突部53〜55(本実施形態では4列)が並んで配置されている。すなわち、拡大突条部50の列数は、方向Y方に列をなす板状突部53〜55の列数よりも少なく、ゆえに電池セルの側面5aにおける単位面積当たりの拡大突条部50の列数は、当該単位面積当たりの板状突部53〜55の列数よりも少ない。同様に、拡大突条部56間には、方向Fに徐々に位置をずらした複数列の板状突部57〜59(本実施形態では4列)が並んで配置されている。すなわち、拡大突条部56の列数は、方向Y方に列をなす板状突部57〜59の列数よりも少なく、ゆえに電池セルの側面5aにおける単位面積当たりの拡大突条部56の列数は、当該単位面積当たりの板状突部57〜59の列数よりも少ない。
また、複数の拡大突条部50及び拡大突条部56は、方向Yの厚みが大きく形成されているため、隣接する電池セル5に設けられた複数の拡大突条部と接触したときに拘束力による圧縮方向の力を受ける強度を有する機能を発揮する。さらに拡大突条部50間及び拡大突条部56間に配置される複数の板状突部53〜55及び板状突部57〜59は、隣接する電池セル5との間で冷却流体の通路の中で伝熱面積を拡大する機能を有し、放熱性能を向上する機能を発揮する。
また、拡大突条部50及び板状突部53〜55と拡大突条部56及び板状突部57〜59は、冷却流体の流れ方向Fと直交する方向Yについて電池セルの側面5a全域にわたって均等に配置されている。なお、隣接する電池セル5間における板状突部同士は接触する位置関係でもよいし、離間する位置関係であってもよい。
拡大突条部50及び板状突部53〜55と拡大突条部56及び板状突部57〜59は、電池セル5の外装ケースに一体に形成されている形態であってもよい。この場合、例えば外装ケースが金属(アルミニウム)製のケースである場合に、各部は当該金属を削り出し加工することにより当該外装ケースと一体に形成することができる。
また、拡大突条部50及び拡大突条部56は、電池セル5の外装ケースに一体に形成されている突起であり、板状突部53〜55と板状突部57〜59は電池セル5とはそれぞれ別部品である別個の金属製のプレート部材に形成される構成でもよい。この金属製の各プレート部材には、プレス加工等により、複数の板状突部53〜55または板状突部57〜59と、拡大突条部50または拡大突条部56が通る細長い矩形状の穴部と、が形成されている。すなわち、当該各プレート部材は、複数の拡大突条部50または拡大突条部56のすべてが挿通可能な穴部を有する金属製のフィン付きプレートである。
別個のプレート部材は積層方向Xに直交する電池セルの側面5aに例えば一体成形により設けられる。拡大突条部50及び拡大突条部56が一体に形成された外装ケースは、例えば、絶縁性を有するあらゆる樹脂で形成され、ポリプロピレン、ポリエチレン、ポリスチレン、塩化ビニル、フッ素系樹脂、PBT、ポリアミド、ポリアミドイミド(PAI樹脂)、ABS樹脂(アクリロニトリル、ブタジエン、スチレンの共重合合成樹脂)、ポリアセタール、ポリカーボネート、ポリブチレンテレフタレート、ポリエチレンテレフタレート、ポリフェニレンスルファイド、フェノール、エポキシ、アクリル等の樹脂で形成することができる。
また他の形態では、複数の板状突部53〜55または板状突部57〜59は電池セル5の外装ケースに形成したフィンとし、拡大突条部50または拡大突条部56が電池セル5とは別個のプレート部材に形成されるように構成してもよい。また他の形態では、拡大突条部と板状突部の両方を同一の部材において形成するようにしてもよい。また、当該同一の部材は、電池セル5とは別個のプレート部材であってもよい。
また、互いに当接し合う拡大突条部50,60が導電性材料で形成されている場合には、互いに当接し合う拡大突条部50,60の夫々において、少なくとも一方の接触部位には、絶縁性物質が被覆されていることが好ましい。当該部位における絶縁性物質の被覆は、蒸着、コーティング、一体成形等によって形成することができる。このような構成によれば、隣接する電池セル5間で接触する部位同士が絶縁性物質の被覆部分を介して接触するようになるため、電池セル5間の電気絶縁性が確保され、電池性能の発揮及び電気的安全性の確保を図ることができる。また、隣接する電池セル5間の電位差により、導電性材料部分が腐食する事態を抑制し得る。
本実施形態の電池パック1Cがもたらす作用効果について述べる。電池パック1Cによれば、電池セルの側面2a,2bには、当該流れ方向Fに直交する方向Yに複数の列を形成するように間隔をあけて突出し、隣接する電池セル5側と接触して電池セル5側からの作用力を受ける複数の拡大突条部50,56が設けられている。間隔をあけて設けられた拡大突条部50間または拡大突条部56間には、複数個の板状突部53〜55または複数個の板状突部57〜59が並んで配置されている。各拡大突条部50,56は、当該流れ方向Fに直交する方向Yについての外形寸法が板状突部53〜55,57〜59の板厚寸法よりも大きく形成されている。このような構成によれば、必要な厚み寸法を有する複数の拡大突条部50,56が電池セルの側面5a,5bに必要間隔で分散して配置されているため、電池セル5に必要な拘束を加える機能を安定的に発揮することができる。
1,1A,1B,1C…電池パック
2,2A,3,4,5…電池セル
2a,2b,3a,3b,4a,4b,5a,5b…電池セルの側面
10…流体通路
23,24,25…板状突部
33,43…第1の列群
34,44…第2の列群
331,332,333,341,342,343…板状突部
431,433,441,443…板状突部(複数の列)
432,442…拡大突部(少なくとも1列)
50,56…拡大突条部(拡大突部)
53,54,55,57,58,59…板状突部
F…冷却流体の流れ方向
X…積層方向
Y…流れ方向Fに直交する方向

Claims (7)

  1. 積層した複数の電池セル(2)を一体に保持して構成され、隣接する前記電池セル間に形成される流体通路(10)に冷却流体が流通して前記各電池セルを冷却する電池パック(1)において、
    積層方向(X)に対向する電池セルの側面(2a,2b)に間隔をあけて並んで設けられる複数の板状突部(23,24,25)を備え、
    前記複数の板状突部は、前記対向する電池セルの外装ケース、または隣接する電池セルの前記板状突部に接触して、前記対向する電池セルの側面間に前記流体通路を形成するとともに、
    前記複数の板状突部は、前記積層方向(X)に対向する電池セルの側面に、前記冷却流体の流れ方向(F)及び当該冷却流体の流れ方向(F)に直交する方向(Y)のそれぞれについて所定の間隔をあけて並んで設けられており、
    さらに、前記冷却流体の流れ方向(F)に直交する方向(Y)に複数の列が並ぶように位置する前記板状突部(23,24,25)のそれぞれは、当該直交する方向(Y)に隣り合う列同士が前記冷却流体の流れ方向(F)にずれるように配置されていることを特徴とする電池パック。
  2. 前記冷却流体の流れ方向(F)に並ぶ前記板状突部(23)は、前記板状突部の長さの2個分に相当する間隔をあけて前記冷却流体の流れ方向(F)に並んでいることを特徴とする請求項1に記載の電池パック。
  3. 前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ前記複数の列のうち、所定数の列をなす前記板状突部(331,332,333)が第1の列群(33)を構成し、
    前記電池セルの側面のうち、一方の側面(3a)には、複数の前記第1の列群(33)が前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に所定の群間隔をあけて設けられており、
    前記電池セルの側面のうち、他方の側面(3b)には、前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ前記複数の列のうち、前記所定数の列をなす前記板状突部(341,342,343)が第2の列群(34)を構成するように設けられており、
    前記他方の側面(3b)において、前記第2の列群(34)が前記第1の列群(33)間に対応する位置に配置され、複数の前記第2の列群(34)は前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に前記所定の群間隔をあけて設けられていることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電池パック。
  4. 前記所定数の列は3列であることを特徴とする請求項3に記載の電池パック。
  5. 前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に並ぶ前記複数の列(431,432,433)のうち、少なくとも1列(432)は、前記隣接する電池セル側と当接し合って前記流体通路を形成するように構成され、
    当該少なくとも1列を構成する突部は、前記隣接する電池セル側と当接しない残余の前記板状突部(431,433)よりも板厚が厚い拡大突部(432)であることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれか一項に記載の電池パック。
  6. 前記電池セルの側面(2a,2b)に前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)に前記複数の列を形成するように間隔をあけて突出し、前記隣接する電池セル側と接触して当該電池セル側からの作用力を受ける複数の拡大突部(50)を有し、
    前記間隔をあけて設けられた拡大突部(50)間には、前記複数個の板状突部(53,54,55)が並んで配置されており、
    前記各拡大突部(50)は、前記流れ方向(F)に直交する方向(Y)についての外形寸法が前記板状突部(53,54,55)の板厚寸法よりも大きく形成されていることを特徴とする請求項1から請求項5のいずれか一項に記載の電池パック。
  7. 前記電池セルの外装ケース及び前記複数の板状突部は導電性材料で形成されており、
    前記複数の板状突部における前記隣接する電池セル側との接触部位及び前記隣接する電池セル側における前記複数の板状突部との接触部位の少なくとも一方は、絶縁性物質で被覆されていることを特徴とする請求項1から請求項6のいずれか一項に記載の電池パック。
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