JP2007298588A - 表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 製造が容易で、サイズが小さいまま、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすることができる表示装置を提供する。
【解決手段】 観察者の眼の前方に配置される第1光学素子11と、第1光学素子11の前方に空間を介して配置される第2光学素子12とを有する接眼光学系3と、第1光学素子11に向けて画像表示光を前後方向に対して斜め方向から出射する出射機構2とを備え、画像表示光Lは、第1光学素子11で第2光学素子12に向かうように反射され、さらに、第2光学素子12で第1光学素子11に向かうように反射された後、第1光学素子11を透過することにより、観察者の眼Eに導かれる表示装置1であって、接眼光学系3は、出射機構2と第1光学素子11との間に、くさび形状である第3光学素子13を備え、画像表示光Lは、第3光学素子13を透過することを特徴とする。
【選択図】図1

Description

本発明は、腰のベルトや装身具等を介して身体に纏うウエアラブルコンピュータや、ナップサックやポケットに入れて携帯できる携帯電話器等の通信機器のような、卓上以外の環境で利用可能な情報機器のためのモニタに適した表示装置に関する。
身体に纏う形態の情報機器用の表示器としては、頭部に装着する形態が主流である。図5は、観察者の頭部に装着される従来の表示装置100を示す図である。表示装置100において、表示器101から出射される画像表示光Lは、ハーフミラー等により構成されるコンバイナ102の反射面102aで反射されることにより、観察者の眼Eに導かれる。これにより、観察者は、観察対象の虚像を視認できるとともに、コンバイナ102を透過する光により前方実在物も視認できる。
また、図6は、観察者の頭部に装着される従来の表示装置200を示す図である。表示装置200において、表示器201から出射される画像表示光Lは、プリズムにより構成されるビームスプリッタ202を透過した後に、ミラー203の反射面203aで反射され、その後、ビームスプリッタ202の反射面202aで反射されることにより、観察者の眼Eに導かれる。これにより、観察者は観察対象の虚像を視認できるとともに、ビームスプリッタ202を透過する光により前方実在物も視認できる。なお、ビームスプリッタ202の反射面202aは平坦面とされるとともに、ミラー203の反射面203aは回転対称球面とされ、ミラー203の反射面203aの中心軸に沿って入射した光は、その中心軸に沿って反射される。
また、図7は、観察者の頭部に装着される従来の表示装置300を示す図である。表示装置300において、表示器301から出射される画像表示光Lは、ハーフミラー等により構成される第1コンバイナ302の反射面302aで反射された後に、ハーフミラー等により構成される第2コンバイナ303の反射面303aで反射され、その後、第1コンバイナ302を透過することにより、観察者の眼Eに導かれる。これにより、観察者は観察対象の虚像を視認できるとともに、第1コンバイナ302及び第2コンバイナ303を透過する光により前方実在物も視認できる。なお、第1コンバイナ302の反射面302aは平坦面とされるとともに、第2コンバイナ303の反射面303aは回転対称球面とされ、第2コンバイナ303の反射面303aの中心軸に沿って入射した光は、その中心軸に沿って反射される。
しかしながら、表示装置100では、視野角を大きくすると、観察対象の虚像のぼけや歪みが大きくなるので、光学性能を充分に満足させることができなかった。
また、表示装置200では、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすると、サイズが大きくなるので、重量が増加するため、眼前に配置するには困難であった。
また、表示装置300では、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすると、サイズが大きくなり前方に大きく突出するため、眼前に配置するには好ましくなかった。
そこで、サイズが小さいまま、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすることができる表示装置が開示されている(例えば、特許文献1参照)。図8は、観察者の頭部に装着される従来の表示装置400を示す図である。表示装置400において、出射機構401から出射される画像表示光Lは、ハーフミラー等により構成される第1コンバイナ402の反射面402aで反射された後に、ハーフミラー等により構成される第2コンバイナ403の反射面403aで反射され、その後、第1コンバイナ402を透過することにより、観察者の眼Eに導かれる。これにより、観察者は観察対象の虚像を視認できるとともに、第1コンバイナ402及び第2コンバイナ403を透過する光により前方実在物も視認できる。なお、第1コンバイナ402の反射面402a及び第2コンバイナ403の反射面403aは自由曲面とされている。
特開2001−188194号公報
しかしながら、表示装置400では、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすることができるようにするためには、第1コンバイナ402の反射面402a及び第2コンバイナ403の反射面403aを自由曲面としなければならないため、第1コンバイナ402の反射面402a及び第2コンバイナ403の反射面403aの製造が困難であった。
そこで、本発明は、製造が容易で、サイズが小さいまま、光学性能を満足させつつ視野角を大きくすることができる表示装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するためになされた本発明の表示装置は、観察者の眼の前方に配置される第1光学素子と、当該第1光学素子の前方に空間を介して配置される第2光学素子とを有する接眼光学系と、前記第1光学素子に向けて画像表示光を前後方向に対して斜め方向から出射する出射機構とを備え、前記画像表示光は、前記第1光学素子で第2光学素子に向かうように反射され、さらに、前記第2光学素子で第1光学素子に向かうように反射された後、前記第1光学素子を透過することにより、観察者の眼に導かれる表示装置であって、前記接眼光学系は、前記出射機構と第1光学素子との間に、くさび形状である第3光学素子を備え、前記画像表示光は、前記第3光学素子を透過するようにしている。
本発明の表示装置によれば、画像表示光は、第3光学素子を透過し、その後、第1光学素子で第2光学素子に向かうように反射され、さらに、第2光学素子で第1光学素子に向かうように反射された後、第1光学素子を透過することにより、観察者の眼に導かれる。これにより、観察者は観察対象の虚像を視認できる。
このとき、画像表示光は、斜め方向から第1光学素子に向かうように出射されることにより、出射機構から第1光学素子までの距離が出射機構の出射面上の各点で異なるため、第1光学素子の各点での画像表示光の拡散(拡がり)の程度が異なるようになる。すなわち出射機構から第1光学素子までの距離が長いほど、画像表示光の拡散(拡がり)が大きくなる。この拡散(拡がり)に対し、画像表示光がくさび形の第3光学素子を透過させることにより拡散(拡がり)を調整し、光学性能を向上させているので、観察対象の虚像のぼけや歪みを小さくしたり、接眼光学系を設計する上での自由度を大きくしたりすることができる。
(他の課題を解決するための手段および効果)
また、上記の発明において、前記出射機構は、前記第1光学素子に向けて画像表示光を上方から出射し、前記第3光学素子の上下方向の厚さは、前記第1光学素子側より第2光学素子側が厚くなるようにしてもよい。
本発明によれば、画像表示光は、上方から第1光学素子に向かうように出射されることにより、出射機構から第1光学素子までの距離が各点で異なるため、第1光学素子の各点での画像表示光の拡散(拡がり)の程度が異なるが、上下方向の厚さが第1光学素子側より第2光学素子側が厚くなる第3光学素子で画像表示光を透過させることにより、第2光学素子側を透過する画像表示光は拡散の程度を調整されるので、観察対象の虚像のぼけや歪みを小さくしたり、接眼光学系を設計する上での自由度を大きくしたりすることができる。
なお、第3光学素子の上下方向の厚さとは、第3光学素子を透過する画像表示光の進行方向のことをいう。よって、画像表示光は、第3光学素子の上面から入射し、第3光学素子の下面から出射することになる。
そして、上記の発明において、前記第1光学素子における観察者側の反対面、及び/又は、前記第2光学素子における観察者側の面は、自由曲面でないようにしてもよい。
本発明によれば、光学性能を向上させているので、接眼光学系を設計する上で自由曲面を使用しなくても、観察対象の虚像のぼけや歪みを軽減できる。よって、第1光学素子及び第2光学素子の製造が容易になり、歩留まりも向上する。
さらに、上記の発明において、前記第1光学素子における観察者側の反対面、及び/又は、前記第2光学素子における観察者側の面は、軸はずし回転対称非球面であるようにしてもよい。
以下、本発明の実施形態について図面を用いて説明する。なお、本発明は、以下に説明するような実施形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲で種々の態様が含まれることはいうまでもない。
図1は、本発明の一実施形態である表示装置の概略構成を示す図である。表示装置1は、ケーシング(図示省略)により覆われる出射機構2及び接眼光学系3を備える。なお、表示装置1は、観察者の頭部や腕等の身体や、身体に装着されるヘルメットや眼鏡等に、ヘッドセット、ベルト、バンド、クリップ等を介して装着されたり、携帯電話や腕時計等の各種携帯機器に装着されたり、手に持った状態で使用されたりするものである。
出射機構2は、接眼光学系3の上方に配置される光源21、反射型液晶表示器22及び第4光学素子33を備える。
第4光学素子33は、光源21と反射型表示器22とに対向する第3光路変更面33aを有する。第4光学素子33は、例えば、ハーフミラーやホログラム素子により構成されるコンバイナである。よって、第4光学素子33は、入射光を反射させるとともに、透過させるビームスプリット機能を有する。なお、第4光学素子33は、厚さが均一な板状体であり、第3光路変更面33aを平坦面としている。
ここで、出射機構2が接眼光学系3に画像表示光Lを出射する仕組みについて説明する。まず、光源21は、第3光路変更面33aに向かって光L′を出射する。次に、光源21から第3光路変更面33aに至った光L′は、第3光路変更面33aで反射型液晶表示器22に向かうように反射される。さらに、反射型液晶表示器22に至った光L′は、画像表示光Lとなり、第3光路変更面33aに向かうように反射される。その後、第3光路変更面33aに至った画像表示光Lは、第4光学素子33を透過することにより、後述する第3光学素子13に導かれる。すなわち、出射機構2は、第3光学素子13に向かって画像表示光Lを出射する。
接眼光学系3は、観察者の眼Eの前方に配置される第1光学素子11と、第1光学素子11の前方に空間4を介して配置される第2光学素子12と、出射機構2と第1光学素子11との間に配置される第3光学素子13とを有する。第1光学素子11と第2光学素子12とは、例えば、それぞれハーフミラーやホログラム素子により構成されるコンバイナである。よって、第1光学素子11及び第2光学素子12は、入射光を反射させるとともに、透過させるビームスプリット機能を有する。
ここで、第1光学素子11の観察者側の反対面を、第1光路変更面11aとし、第1光学素子11の観察者側の面を、第1通過面11bとする。また、第2光学素子12の観察者側の面を、第2光路変更面12aとし、第2光学素子12の観察者側の反対面を第2通過面12bとする。なお、第1光路変更面11aと第2光路変更面12aとの間は、空間4となる。
第1光路変更面11aは、入射光を発散させる凸曲面形状であるとともに、第2光路変更面12aは、入射光を収束させる凹曲面形状である。なお、第1光路変更面11a、第2光路変更面12a、第1通過面11b及び第2通過面12bは、例えば、軸はずし回転対称非球面である。
上記軸はずし回転対称非球面は、xyz座標空間において下記の数式(1)で示す形状関数により特定される非球面において、その非球面の回転対称軸から偏心した中心を有する面で表される。ここで、数式(1)において、ρ=x+y、c=1/Rである。なお、数式(1)は、2次曲面係数Kと非球面係数αi(i=1〜n)とが0であるときに、球面を表し、その球面の半径がRとなる。よって、非球面とは、数式(1)において、少なくとも一つの非球面係数αiが0でないことをいう。
Figure 2007298588
なお、軸はずし回転対称非球面を定義する曲率c、2次曲面係数K及び非球面係数αi(i=1〜n)は、出射機構2における実像に対する観察対象の虚像の倍率、出射機構2から観察者の眼Eまでの光路長等に応じて、虚像を観察者の前遠方位置に明瞭に形成できるように決定される。
また、第1光学素子11及び第2光学素子12は、厚さが均一な板状体である。第1光学素子11は、例えば、第1光路変更面11aと第1通過面11bとを互いに同じ形状とされることで、厚さを均一にされる。一方、第2光学素子12も、例えば、第2光路変更面12aと第1通過面12bとを互いに同じ形状とされることで、厚さを均一にされる。
第3光学素子13は、くさび型プリズムである。このくさび型プリズムは実質的に光の入射面と出射面との関係が実質的にくさび型形状になっていればよく、出射面は必ずしも平面である必要はなく、シリンダ面、トーリック面などであってもよい。ここでは、第3光学素子13の出射機構2側の面を、入射面13aとし、一方、第3光学素子13の出射機構2側の反対面を、出射面13bとする。入射面13aは、平坦面形状であるとともに、出射面13bは、シリンダ面形状である。
第3光学素子13の上下方向の厚さは、第1光学素子11側より第2光学素子12側が厚くなっている。よって、第2光学素子12側を透過する画像表示光Lは、拡散の程度を抑制されることにより、第1光路変更面11aでの拡散の程度を調整されている。
上記シリンダ面形状とは、円筒を縦軸に平行に切った形のカマボコ型の凸部形状、又は、カマボコ型の凹みをもった凹部形状のことをいう。よって、シリンダ面形状では、一方の断面形状の曲率が0となり、つまり平面となるとともに、その平面に直交する断面形状が円形状、双曲線形状、放物線形状又は楕円形状となる。なお、上記シリンダ面形状は、xyz座標空間において下記の数式(2)で示す形状関数により特定される面で表される。ここで、数式(2)において、c=1/Rである。
Z=c/(1+{1−(1+K)c 1/2)・・(2)
なお、シリンダ面形状を定義する曲率cは、出射機構2における実像に対する観察対象の虚像の倍率、出射機構2から観察者の眼Eまでの光路長等に応じて、虚像を観察者の前遠方位置に明瞭に形成できるように決定される。
ここで、接眼光学系3が画像表示光Lを観察者の眼に導く仕組みについて説明する。図2は、光路図である。まず、出射機構2から出射された画像表示光Lが、第3光学素子13を透過する。その後、第1光路変更面11aに至った画像表示光Lは、第1光路変更面11aで第2光路変更面12aに向かうように反射される。さらに、第2光路変更面12aに至った画像表示光Lは、第2光路変更面12aで第1光路変更面11aに向かうように反射される。そして、第1光学素子11に至った画像表示光Lは、第1光学素子11を透過することにより、観察者の眼Eに導かれる。よって、接眼光学系3は、画像表示光Lを観察者の眼Eに導くことで、観察対象の虚像を形成する。
以上のように、表示装置1によれば、観察者は観察対象の虚像を視認できる。このとき、上方から出射された画像表示光Lを、上下方向に厚さが異なる第3光学素子13で透過することにより、第1光路変更面11aでの画像表示光Lの拡散の程度を調整しているので、第1光路変更面11a及び第2光路変更面12aを自由曲面としなくて、軸はずし回転対称非球面としても、観察対象の虚像のぼけや歪みを軽減できる。よって、第1光路変更面11a及び第2光路変更面12aの製造が容易になる。
また、第1光路変更面11aを、入射光を発散させる凸曲面形状とするとともに、第2光路変更面12aを、入射光を収束させる凹曲面形状としているので、視野角を大きくすることができる。そして、第1光学素子11と第2光学素子12との間に空間4が介在するので、重量を軽減できる。さらに、反射型液晶表示器22を用いてコンパクトな構成で画像表示光Lを出射できる。
また、第1光学素子11及び第2光学素子12はビームスプリット機能を有するので、接眼光学系3の前方からの光が第1光学素子11及び第2光学素子12を透過することにより、観察者は前方実在物を視認できる。
上記第1光学素子、第2光学素子及び第3光学素子を形成する材料としては、例えば、ポリカーボネート(PC)、ポリメタクリル酸(PMMA)、シクロオレフィン、硝材等が挙げられる。
上記光源は、面光源、点光源等を問わない。点光源を使用する場合は、光源と第4光学素子との間に、拡散板、輝度向上用プリズムシート、フレネルレンズ、マイクロレンズ等を配置してもよい。上記反射型液晶表示器は、カラーフィルタを内蔵することでカラー画像を形成するものであってもよく、カラーフィルタのないモノクロ画像を形成するものであってもよい。
また、R(赤)、G(緑)、B(青)の3色光を時分割発光する光源と、フィールドシーケンシャル駆動されてR(赤)、G(緑)、B(青)用のモノクロ画像を時分割に形成する反射型液晶表示器とを組み合わせることにより、観察対象の虚像をカラー表示してもよい。
また、上記出射機構としては、画像表示光を直接に出射するバックライト付液晶表示器等の透過型表示器が用いられてもよいし、自発光型表示器が用いられてもよい。
上記第四光学素子は、キューブ型ビームスプリッタが用いられてもよい。なお、ビーム型ビームスプリッタとは、例えば、プリズムを2つ貼り合せ、キューブ形状とし、その貼り合せ部にビームスプリッタ機能を有するコートを施したものである。
また、画像表示光を観察者の両方の眼に導くようにしてもよく、上記第2光路変更面は、全反射ミラーにより構成されてもよい。
以下、本発明をさらに詳細に説明する。
(実施例1)
出射機構2及び接眼光学系3を備える表示装置1を準備した。なお、第3光学素子13は、PMMAで形成されている。
(比較例1)
第3光学素子13を除いたほかは、実施例1と同様の表示装置を準備した。
(評価方法)
実施例1及び比較例1に係る表示装置を用いて、64の点座標位置(観察者の眼)から画像表示面に向かい光線を逆追跡し、画像表示面における到達点をプロッ
トした。プロットされた64の点座標位置は、表示視野範囲(垂直画角12度、水平画角16度、対角画角20度)に分布する64の点虚像を形成し、設定した瞳サイズ(直径5mm)の範囲で瞳を動かして点虚像を測定した。そのスポットの拡大図を作成することにより、点虚像の収差を観察した。また、観察された点虚像の中心と、理想的な形状となる49の四角形とをディストーション図で比較した。これにより、理想的な形状からの歪みを観察した。なお、実施例1に係る表示装置1のスポットの拡大図及びディストーション図を図3に、比較例1に係る表示装置のスポットの拡大図及びディストーション図を図4に示す。
以上により、実施例1に係る表示装置1における収差は小さく、さらに、観察対象の虚像の歪みは小さく、明瞭な虚像を形成できることを確認できた。
本発明は、卓上以外の環境で使用する情報機器に利用することができる。
本発明の一実施形態である表示装置の概略構成を示す図である。 本発明の一実施形態である表示装置における光路図である。 実施例1に係る表示装置1のスポットの拡大図及びディストーション図である。 比較例1に係る表示装置のスポットの拡大図及びディストーション図である。 観察者の頭部に装着される従来の表示装置を示す図である。 観察者の頭部に装着される従来の表示装置を示す図である。 観察者の頭部に装着される従来の表示装置を示す図である。 観察者の頭部に装着される従来の表示装置を示す図である。
符号の説明
1 表示装置
2 出射機構
3 接眼光学系
11 第1光学素子
12 第2光学素子
13 第3光学素子
L 画像表示光
E 観察者の眼

Claims (4)

  1. 観察者の眼の前方に配置される第1光学素子と、当該第1光学素子の前方に空間を介して配置される第2光学素子とを有する接眼光学系と、
    前記第1光学素子に向けて画像表示光を前後方向に対して斜め方向から出射する出射機構とを備え、
    前記画像表示光は、前記第1光学素子で第2光学素子に向かうように反射され、さらに、前記第2光学素子で第1光学素子に向かうように反射された後、前記第1光学素子を透過することにより、観察者の眼に導かれる表示装置であって、
    前記接眼光学系は、前記出射機構と第1光学素子との間に、くさび形状である第3光学素子を備え、
    前記画像表示光は、前記第3光学素子を透過することを特徴とする表示装置。
  2. 前記出射機構は、前記第1光学素子に向けて画像表示光を上方から出射し、
    前記第3光学素子の上下方向の厚さは、前記第1光学素子側より第2光学素子側が厚くなることを特徴とする請求項1に記載の表示装置。
  3. 前記第1光学素子における観察者側の反対面、及び/又は、前記第2光学素子における観察者側の面は、自由曲面でないことを特徴とする請求項1又は2に記載の表示装置。
  4. 前記第1光学素子における観察者側の反対面、及び/又は、前記第2光学素子における観察者側の面は、軸はずし回転対称非球面であることを特徴とする請求項1〜3のいずれか1項に記載の表示装置。
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