JP2010224016A - 画像表示装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 装置を大型化することなく、像面湾曲と形状歪みを補正した画像を出力できる画像表示装置を提供する。
【解決手段】
画像表示装置1は、表示面10aに2次元画像を表示する表示器10と、平凸形状のシリンドリカルレンズ20と、凹面鏡30と、カバー40と、からなる。シリンドリカルレンズ20は、平面20aが表示面10aと接するように配置されている。
また、シリンドリカルレンズ20は、曲率方向が、第2光路12と第3光路13とを含む平面における法線に沿って配置される。
この画像表示装置1では、シリンドリカルレンズ20の光学作用により、凹面鏡に対して凸形状となる方向に湾曲した形状となっている見かけ上の表示面が形成される。この見かけ上の表示面の湾曲方向は、凹面鏡によって発生する像面湾曲と打ち消しあう方向であるため、凹面鏡によって生じる像面湾曲収差を低減することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、表示面に画像を出力する表示器と凹面鏡とを備え、表示面に出力された画像を、凹面鏡を介して観察者の視点に投射する画像表示装置に関する。
従来、表示器から出力される画像を観察者の視点に投射して虚像表示像を視認させる画像表示装置が利用されている。
このような画像表示装置を車両において搭載する場合には、インストルメントパネルのメータに示される情報や経路案内の情報など示す画像を、コンバイナとして用いられるフロントガラスに投射する構成が考えられる。フロントガラスに投射された画像は、フロントガラスに反射して運転者の目に投射されるため、運転者はフロントガラスを介して車両外部を視認しながらに、その視界において画像を虚像表示像として視認することができるようになる。
このような画像表示装置において、装置を小型化するために、拡大作用を持つ光学素子からなる拡大光学系を光路中に設けることが一般的となっている。
例えば、図10(a),(b)に示す画像表示装置301では、表示器10から出力された画像は、凹面鏡30を経由しカバー40を透過した後、車両のフロントガラス50をコンバイナとして観察者の視点Aに到達する。観察者は、フロントガラス50の前方の地点(図10(b)における虚像表示面B)において、画像を拡大された虚像表示像として視認することができる。
しかし、上述した凹面鏡のように拡大作用を持つ光学素子は、同時に収差も発生させることとなる。一般的に、画像表示装置を小型化しようとするほど光学系の必要拡大倍率が上がるため光学素子の曲率が大きくなり、虚像表示像の歪みは顕著となる。
この虚像表示像の歪みは、像面湾曲と形状歪みに分けられる。像面湾曲とは、観察者から見た虚像表示像が空間的に歪む現象である。また、形状歪みとは、観察者から見た虚像表示像が表示像面内で平面的に歪む現象である。
従来、これらの歪みを補正するための種々の技術が提案されている。
像面湾曲を補正する例としては、拡大光学系にて発生する像面湾曲効果を相殺するような湾曲形状を持つ中間実像をリレー光学系にて一旦形成し、その中間実像を拡大光学系にて拡大した虚像表示像に変換することで、観察者が最終的に視認する虚像表示像の像面湾曲を補正する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。
また、形状歪みを補正する例としては、その形状歪みと相殺するように、表示器が出力する表示画像に予め形状歪みを持たせることで、観察者が視認する虚像表示像の形状歪みを補正する技術が提案されている(例えば、特許文献2を参照。)。
特開平6−308423号公報 特開平11−30764号公報
特許文献1の装置では、実像である中間実像を形成するリレー光学系を設置するスペースの確保が必要となるため、装置が大型化してしまうという問題があった。
また、特許文献2の装置では以下のような問題がある。例えば長方形の画像を観察者に視認させたい場合に、その長方形の画像に形状歪みを持たせた画像を一般的な長方形の表示画面にて表示するためには、その表示画面は形状歪みを持たせる前の画像の長方形よりも大きなものを用いる必要がある。その結果、装置が大型化してしまったり、コスト高に繋がるという問題があった。
本発明は、かかる問題を鑑みてなされたもので、装置を大型化することなく、像面湾曲と形状歪みを補正した画像を出力できる画像表示装置を提供することを目的とする。
上述した問題を解決するためになされた請求項1に記載の発明は、表示面に画像を出力する表示器と凹面鏡とを備え、表示面に出力された画像を、上記凹面鏡を介して観察者の視点に投射する画像表示装置に関する。この画像表示装置は、平凸型のシリンドリカル形状を有するレンズを備えている。このレンズは、所定の方向に曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、を有しており、上記第2面が表示器の表示面に対向する。
このレンズは、表示器の表示面の中心から観察者の視点の中心に向かう光路を中心光軸としたとき、その中心光軸を通り上記凹面鏡に入射する入射光と、中心光軸を通り上記凹面鏡から反射する反射光と、を含む平面の法線に、レンズの曲率方向が沿う位置関係で配置される。
また、上記表示器および上記凹面鏡は、上記平面において、表示器の表示面における法線,および,凹面鏡の上記入射光が入射する部分の法線が中心光軸と平行となる位置から、上記平面の法線方向を回転軸として、それぞれが同じ方向に回転して傾斜した位置関係で配置されている。
このように構成された画像表示装置では、シリンドリカル形状のレンズの光学効果により、凹面鏡に対して凸形状となる方向に湾曲した見かけ上の表示面上において画像が表示されているとみなすことができる。
そして、その見かけ上の表示面上に表示される画像の湾曲が、凹面鏡によって生じる像面湾曲と打ち消しあうため、凹面鏡によって生じる像面湾曲収差を補正することができる。
さらに、像面湾曲収差を補正するための中間実像を形成するリレー光学系が不要となることから、光路をコンパクトにすることができ、それにより画像表示装置をコンパクトにすることができる。
また、レンズは曲率方向に沿って厚みが変化しているため、レンズを透過する光は、その曲率方向に関する位置に応じて、レンズから外部に射出する位置が異なる。そして、レンズから射出した光は屈折するが、射出する位置が異なるため、曲率方向と交差する方向から見ると、射出した光の光路にはずれが生じる(図3(a)、(b)の光路60〜62参照)。それにより、画像に弓形の形状歪みが生じる。
そして、上述したように各光学素子が配置されていることにより、レンズによる画像の形状歪みが、凹面鏡によって生じる形状歪みと打ち消しあうため、凹面鏡によって生じる形状歪みを補正することができる。
このように、本発明の画像表示装置では、装置を大型化することなく、像面湾曲と形状歪みを補正した画像を出力することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の画像表示装置において、上述したレンズが、そのレンズにおける上記入射光と反射光を含む平面に平行な断面において、第1面側の境界線と、第2面側の境界線と、が非平行となるように形成されていることを特徴とする。
このように構成された画像表示装置では、レンズの内部反射にて発生する光線がノイズ光として観察者に到達しないため、表示画質の劣化を防ぐことができる。
請求項3に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像表示装置において、表示器の表示面とレンズの第2面との間に位置し、負のパワーを持つリニアフレネルレンズをさらに備えおり、そのリニアフレネルレンズが、曲率方向が上記レンズの曲率方向に沿う方向となるように配置されることを特徴とする。
このように構成された画像表示装置では、レンズによって生じる曲率方向の正のフィールドレンズ効果を、リニアフレネルレンズによって生じる逆向きのフィールドレンズ効果によって相殺できるため、観察者の視域における虚像表示像の輝度分布を良好にすることができる。
請求項4に記載の発明は、請求項1または請求項2に記載の画像表示装置において、表示器の表示面とレンズの第2面との間に位置し、正のパワーを持つリニアフレネルレンズをさらに備えており、そのリニアフレネルレンズが、曲率方向が上記レンズの曲率方向と交差する方向となるように配置されることを特徴とする。
このように構成された画像表示装置では、上記レンズではフィールドレンズ効果が生じない、曲率方向と交差する方向において、リニアフレネルレンズにより正のフィールドレンズ効果を発生させることができる。そのため、上述した曲率方向およびその方向と交差する方向のいずれにも正のフィールドレンズ効果を発生させることができ、観察者の視域における虚像表示像の輝度分布を良好にすることができる。
請求項5に記載の発明は、請求項3または請求項4に記載の画像表示装置において、リニアフレネルレンズは、上述したレンズと一体として形成されていることを特徴とする。
このように構成された画像表示装置では、レンズおよびリニアフレネルレンズの効果を1つの光学素子で達成でき、部品点数を減らすことができることから組み付けの容易を向上することができる。
実施例1の画像表示装置を示す側面図 実施例1のシリンドリカルレンズの断面図 実施例1のシリンドリカルレンズの断面図および上面図 表示器における出力画像の例を示す図 観察面における表示像を示す図 実施例1の虚像表示面における虚像表示像を示す図 実施例2の画像表示装置を示す側面図 実施例2のシリンドリカルレンズの断面図 実施例3の画像表示装置を示す側面図 従来構成の画像表示装置を示す側面図 従来構成の虚像表示面における虚像表示像を示す図
以下に本発明の実施形態を図面と共に説明する。
[実施例1]
(1)構成
本実施例の画像表示装置1は、車両に搭載されて用いられるものであって、図1(a)に示すように、平面形状の表示面10aに2次元画像を表示する表示器10と、平凸形状のシリンドリカルレンズ20と、凹面鏡30と、防塵を目的とし、拡散,集光などの光学作用を持たない透明なカバー40と、からなる。
表示面10aから出力された画像(画像光)は、シリンドリカルレンズ20および凹面鏡30を経由し、カバー40を透過した後、図1(b)に示すように、車両のフロントガラス50に投射される。そして、このフロントガラス50をコンバイナとして観察者の視点Aに到達する。観察者は、フロントガラス50の前方の地点(図1(b)における虚像表示面B)において、画像を拡大された虚像(虚像表示像)として視認する。
上述した画像表示装置1における各構成要素の詳細および光学配置を説明する。光学配置を説明する上で、上述した表示器10の表示面10a中心部から観察者の視点Aまで到達する光線を中心光軸と定義する。そして、表示面10a(シリンドリカルレンズ20における光が入射する面である平面20a)からシリンドリカルレンズ20における光の射出する面である凸面20bまでの中心光軸の光路を第1光路11、シリンドリカルレンズ20の凸面20bから凹面鏡30までの中心光軸の光路を第2光路12、凹面鏡30からカバー40までの中心光軸の光路を第3光路13とする。なお、上述した図1(a)、(b)は、第2光路12と第3光路13とを含む平面(以降、単に基準平面という。図示しない)による画像表示装置1の断面図を、図1右方向を車両の進行方向としたときに、進行方向を向いて車両の右側から見た様子を示している。
また、X,Y,Z軸は、表示面10aを基準に定められており、表示面10aはXY平面上に位置しており、Z軸は表示面10aの法線方向と一致する。
上述した表示器10は、液晶やCRT等のディスプレイにより表示面10aを構成するものであるが、プロジェクタ等の画像投影手段によってスクリーン(表示面10a)に画像を形成する構成に置き換えることも可能である。この表示器10は、基準平面において、表示面10aの法線14が第1光路11と平行となる場合より、表示器10を時計回りに回転させた位置関係にて配置されている(図1(a)参照)。
シリンドリカルレンズ20をY軸方向から見た断面図を図2に示す。シリンドリカルレンズ20は、略平坦な平面20a(本発明における第2面)と、一方向にのみ集光作用を持つように一方向にのみ曲率を有する凸面20b(本発明における第1面)とからなる平凸形状を有している。この凸面20bの曲面形状は非球面形状である。
このシリンドリカルレンズ20は、図2に示すように、シリンドリカルレンズ20の平面20aが表示器10の表示面10aと接するように配置されている。そのため、表示面10aから出力された画像光は同時にシリンドリカルレンズ20に進入する。
また、シリンドリカルレンズ20は、曲率を持つ曲率方向(集光方向)が、基準平面における法線と平行となるように(図1におけるX軸方向となるように)配置される。
なお、図2は、シリンドリカルレンズ20と凹面鏡30との関係を模式的に示したものであるため、それらの位置関係は他の図面と一致しない場合がある。
凹面鏡30は、湾曲した曲面の内側を鏡面とし、入射された画像を拡大した像とする鏡であって、公知の構成である。この凹面鏡30は、基準平面において、第2光路12が入射する点における凹面鏡30の法線15が第2光路12と一致する場合より、凹面鏡30を時計回りに回転させた位置関係にて配置されている(図1(a)参照)。
上記各光学素子(構成要素)および光学配置の具体的なデータを表1に示す。
表1における座標系について以下に説明する。なお、後述する表2〜4においても同様である。
各数値データにおいては、表示器10の表示面10aの位置を絶対座標系の基準として表記する。そして、絶対座標系における座標軸をX軸、Y軸、Z軸とする。ここで、上述したように、X軸とY軸はそれぞれ表示器10の表示面10aの面内にある。また、Z軸は以下のように定義する。
Z軸:表示面10a(第1面)の法線と平行である。そして、第1面の中心から第2面の中心を通る直線であり、この方向を正とする。なお、表におけるsurfaceの項目が面番号を示している。
また、光学系を構成する第i面の面形状の表記は、それぞれにおいてローカル座標系(x,y,z)を設定して、そのローカル座標系での関数により表現する。また、第i面のtiltは、各面のチルト角度を示している。本実施形態では、YZ面内のみにチルト角を設定しており、+Z方向から+Y方向に回転する方向を正として表す(単位はdegree)。このときのローカル座標系のx軸、y軸、z軸を以下のように示す。
z軸:第i面のローカル座標系の原点を通り、かつ、第(i-1)面のローカル座標系のz軸に対してYZ面内においてチルト角の量だけ角度をなす直線。(ただし、第1面のローカル座標はX軸、Y軸、Z軸であるとする)
x軸:第i面のローカル座標系の原点を通り、X軸と平行な直線。
y軸:第i面のローカル座標系の原点を通り、xz面に対して直交する直線。
表1における各項目について以下に説明する。なお、後述する表2〜4においても同様である。
type:面の形状を示す。自由曲面形状の場合はXYP、x方向に曲率を持つシリンドリカル形状の場合はXC、x方向に曲率を持つリニアフレネル形状の場合はXRFと示す。平面形状の場合は空白とする。また、ミラーとして用いる場合は(M)を付随する。
surface:面番号を示す。
d:第i面のz軸の+方向における、第i面のローカル座標の原点から第(i+1)面のローカル座標の原点までの長さを示す(単位はmm)。
tilt:各面のチルト角度を示している。本実施形態では、YZ面内のみにチルト角を設定しており、+Z方向から+Y方向に回転する方向を正として表す(単位はdegree)。
n、ν:第i面と第(i+1)面の間のd線での屈折率とアッベ数を示す。
また、自由曲面形状については以下の式で表現する。
また、x方向に曲率を持つシリンドリカル形状については以下の式で表現する。
また、x方向に曲率を持つリニアフレネル形状については、フレネル形状を考慮せず単レンズとした場合における形状として以下の式で表現する。
(2)実施例1の作用および効果
(2.1)像面湾曲収差の補正
本実施例の表示器10およびシリンドリカルレンズ20は、上述したように、表示面10aと平面20aとが接するように配置されている。
図2において、表示面10aから出力される画像光の実際の光路16aを実線で示し、シリンドリカルレンズ20の光学効果による見かけ上の光路16bを破線で示す。この光学効果については後述する。
見かけ上の光路16bは実際の光路16aよりも表示器10における光の進行方向前方の位置から射出されているように見える。よって、表示器10から出力される画像光は、一点鎖線の位置に形成される見かけ上の表示面(見かけ表示面10b)から出力されているとみなすことができる。この見かけ表示面10bは、凹面鏡30に対して凸形状となる方向に虚像化した湾曲形状となっている。
ここで、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズの平面20aとが接するように配置することによる光学効果(見かけ表示面10bが形成される理由)を説明する。
表示面10aから出力された画像光は、厚みを持った媒質内を通過することによる光路長の変化が発生する。ここで言う光路長の変化とは、ある厚みを持った屈折率が1以上の媒質内を光線が通過する場合に、見かけ上の光路長(ある厚みを持った屈折率が1以上の媒質によって形成される見かけ表示面10bからの光路長)が、実際に光が通る空間的長さよりも短くなる効果のことを指す。
この光路長の変化は媒質の厚みが大きいほど顕著となる。本実施例のシリンドリカルレンズ20は平凸形状であり、曲率方向(図1、図2におけるX軸方向)に関して、表示面10aの上下方向の端部ほどレンズ部分の厚みが小さく、中心部分ほどレンズ部分の厚みが大きくなっている。そのため、見かけ上の光路長は上記曲率方向の中心部分ほど短くなる結果、見かけ表示面10bは、凹面鏡30に対して凸形状となる方向の湾曲形状となる。
像面湾曲収差の補正の説明に戻る。前述したように、凹面鏡30による拡大を伴う虚像表示(図1(b)における虚像表示面Bにて形成される虚像表示像の表示)を行う場合、像面湾曲収差が発生する。ここで発生する像面湾曲収差は、凹面鏡を介すことにより生じる虚像表示像の周辺部ほど観察者に近くなる方向に歪む現象である。
しかしながら、本発明の構成では、見かけ表示面10bが凹面鏡30に対して凸形状となる方向に湾曲しているため、見かけ表示面10bの水平方向(図1におけるX軸方向、シリンドリカルレンズ20の曲率方向)の周辺部ほど画像が観察者からみると遠くに表示されている(観察者から遠くなる方向に像面湾曲収差がある)こととなる。
その結果、出力された画像における水平方向の像面湾曲収差と、虚像表示像の水平方向の像面湾曲収差と、が相殺されることにより、虚像表示像の水平方向の像面湾曲収差を補正できる。
本実施例の構成では、上述したように見かけ表示面10bが形成される結果、虚像表示面B形成される虚像表示像における中央部分(0mm,0mm)(Xo−Yo平面における座標)と端部分(225mm,0mm)とでの結像距離の差は10mmとなった。一方、シリンドリカルレンズ20を用いない構成によって拡大した虚像表示を行う場合は、中央部分と端部分との結像距離の差が41mmとなったことから、本実施例の構成をとることによって像面湾曲収差を低減できていることがわかる。
また、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズ20の平面20aとが接するように配置することによって、表示面10aはシリンドリカルレンズ20の主点近傍に配置されることになるため、シリンドリカルレンズ20において表示面10aの拡大効果はほとんど発生しない。よって、その拡大効果による虚像表示面Bでの虚像表示像の変形は抑制されている。
なお、本実施例では、観察者がより像面湾曲収差に対する違和感を強く感じる水平方向(Y,Yo方向)の像面湾曲収差の補正を行っている。そのため、観察者は、相対的に違和感を受けにくい鉛直方向の像面湾曲収差のみを補正する場合と比較して、その補正効果をより効果的に感じることができる。
(2.2)弓状の形状歪みの補正
上述したように、本実施例の表示器10およびシリンドリカルレンズ20は、表示面10aと平面20aとが接するように配置されている。図3(a),(b)に、図1(a)のX軸方向およびY軸方向から見たシリンドリカルレンズ20の断面図および上面図を示す。なお、図3(a),(b)は、説明を容易にするためシリンドリカルレンズ20のサイズを適宜変更して記載しているの、そのサイズが各図で一致しない場合がある。図中の光路60,61,62は、表示面10aから射出された画像光のうち、YZ平面に関する方向は同一で、X軸方向が異なる光路を示している。
図3(a)に示すように、シリンドリカルレンズ20はX軸方向の中心ほど厚み(Z軸方向の厚み)が大きく、中心から離れた端部ほど厚みが小さくなるため、各光路60〜62は、X軸方向の位置に応じて、シリンドリカルレンズ20の凸面20bにおいて外部に射出する射出点のZ軸方向の位置が異なる。
シリンドリカルレンズ20の材質の屈折率n1は、空気の屈折率n2(≒1)よりも大きい。そのため、図3(b)に示すように、凸面20bから射出した画像光において、シリンドリカルレンズ20から空気への入射角をα、屈折角をβとすると、n1sinα=n2sinβであるから、sinα<sinβとなり、α<βとなる。つまり、画像光は入射角度よりも大きな角度で射出される。
ここで、上述したように、各光路60〜62では、X軸方向の位置が違うことにより射出点のZ軸方向の位置が変化する。その結果、図3(b)に示すように、各光路60〜62ごとにYZ平面に関して光路がずれることとなる。このずれの大きさは、シリンドリカルレンズ20のX軸方向の中心を通る光路60に比べて、X軸方向の中心から離れる光路ほど大きくなる。
ここで、表示器10に図4に示すような格子状の表示を出力した場合に、シリンドリカルレンズ20を通過したある観察面(図1(a)における面Dであって、実際に光学素子などは存在しない)において観察される表示像を図5に示す。面Dでは、先に説明した光路のずれによって、Xa方向に関して中心から離れるほど、Ya方向に関して負の方向に移動するように歪んだ表示像が観察される。この図5において、Xa,Yaは、虚像表示像における画像成分のXo,Yoに対応する方向である。なお、仮にシリンドリカルレンズ20を透過しない場合には、面Dでは図4と同様に歪みのない表示像が観察される。
上記シリンドリカルレンズ20を用いない従来の構成において、凹面鏡30を斜入射構成にて用いる場合に発生する虚像表示像の弓形の形状歪みは、図11に示すように、Xo方向に関して中心から離れるほど、Yo方向に関して正の方向に移動するような弓形の形状歪みとなっている。この形状歪みは、上述した面Dにて観察される表示像における歪みと反対方向の歪みである。
その結果、シリンドリカルレンズ20により生じる形状歪みと、凹面鏡30を斜入射構成にて用いる場合に発生する形状歪みと、を相殺することができるため、虚像表示面Bにて視認される虚像表示像の弓状の形状歪みを補正することができる。
参考として、表示器10の表示面10aに図4に示すような格子状の表示(76mm×21mm)を出力した場合の虚像表示像の様子を図6に示す。従来の構成における虚像表示像である図11と比較すると、それぞれの図における、Pの値は1mm(図6)と2mm(図11)となり、本実施形態の値の方が小さいことから、本実施形態をとることによって形状歪みを低減できていることがわかる。
(2.3)その他の効果
車両に搭載する画像表示装置1においては、装置サイズが小さいこと、つまり、装置内の光路がコンパクトであることが望まれる。本実施例では、光路の順に、表示器10、シリンドリカルレンズ20、凹面鏡30と配置する構成において、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズ20の平面20aとを接するように配置することで、光路をコンパクトにすることが実現されている。
さらに詳しく説明すると、映像の欠けを発生させることなく虚像表示像を観察者に視認させるには、凹面鏡30から観察者までの光線をけらないように、厚肉レンズを配置しなければならない。この場合、表示器10から厚肉レンズまでの距離に関係なく、厚肉レンズを凹面鏡30からある程度以上の距離を離して配置する必要がある。本実施例では、シリンドリカルレンズ20が肉厚レンズに該当する。よって、本実施例のように、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズ20の平面20aとを接するように配置することで、装置全体の光路をコンパクトにすることができる。
また、画像表示装置1において、凸形状等の正のパワーを持つレンズを光路中に配置する場合、表示器10と正のパワーを持つレンズとの間に距離を設けることで、正のパワーを持つレンズに拡大作用を持たせることが可能であるが、この場合、正のパワーを持つレンズでの拡大作用に伴う色収差が発生することとなる。これに対して、本実施形態のように、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズ20の平面20aとを接するように配置する場合、表示面10aをシリンドリカルレンズ20の主点近傍に、もしくは主点位置に、配置できるため、シリンドリカルレンズ20に拡大作用をほぼ持たせず、凹面鏡30に拡大作用のほぼ全てを持たせることが可能となり、シリンドリカルレンズ20にて発生する色収差の影響を小さくすることができる。
また、本実施形態では、X軸方向にのみ曲率を持ち、かつ、中心光軸(第1光路11)に対して傾斜配置したシリンドリカルレンズ20を、表示器10に接するように配置しているため、太陽光などの装置外光成分がレンズ表面にて反射し、その反射成分が観察者に到達することによってノイズ光となる現象の発生を抑制することができる。
(3)変形例
本実施例においては、シリンドリカルレンズ20の平面20aと表示器10の表示面10aとが接するように配置される構成を例示したが、上記平面20aと上記表示面10aとが対向していれば、それらの間に間隔があってもよい。なお、その間隔が小さいほどシリンドリカルレンズ20による拡大効果が生じないため都合がよい。
また、本実施例においては、シリンドリカルレンズ20の凸面20bが非球面形状である構成を例示したが、球面形状のシリンドリカルレンズを用いる構成であってもよい。
また、本実施例においては、一方向にのみ曲率を有するシリンドリカルレンズ20を用いた。しかしながら、他方にも曲率を有するトロイダルレンズを用いる構成であっても、形状歪みの補正,および太陽光などのノイズ光抑制は困難になるものの、像面湾曲収差の補正を実現できる。
[実施例2]
(1)構成
実施例2における画像表示装置101を図7(a),(b)に示す。図7(a),(b)は、図1(a),(b)と同じ視点から画像表示装置101を見た断面図である。なお、本実施例において、上述した実施例1と共通する構成については共通の符号を用いて詳細な説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
本実施例において、シリンドリカルレンズ120は、略平坦な平面120aと、一方向にのみ集光作用を持つように曲率を有する凸面120bとからなる平凸形状を有している。また、曲率方向(図7(a)におけるX軸方向)と垂直関係となる方向に対してプリズム効果を持つような楔形状である。この形状をより具体的に説明する。
図8に、シリンドリカルレンズ120の基準平面に平行な平面による断面図を示す。平面120a側の境界線121aと、凸面120b側の境界線121bとは、非平行となるように形成されている。また、境界線121aと境界線121bとの間の傾斜方向は、基準平面の法線方向を回転軸として、境界線121aを反時計回り方向に傾ける方向としている。
なお、基準平面に平行な平面による断面図であれば、シリンドリカルレンズ120のどの部分の断面図であっても上述した関係を満たす形状となっている。
上記各光学素子(構成要素)および光学配置の具体的なデータを表2に示す。
(2)実施例2の作用および効果
表示面10aからシリンドリカルレンズ120に進入した画像光のうち、シリンドリカルレンズ120にて内部反射しない光線を正規光とし、内部反射した光線をノイズ光とすると、図8に示すように、シリンドリカルレンズ120を射出した正規光とノイズ光との間に角度差が生じる。その結果、ノイズ光は観察者の視点に到達しないこととなる。ノイズ光が観察者の視点に到達すると表示画質が劣化するが、本実施例の構成であれば、ノイズ光が観察者の視点に到達しないため、表示画質の劣化を防ぐことができる。
[実施例3]
(1)構成
実施例3における画像表示装置201を図9(a),(b)に示す。図9(a),(b)は、図1(a),(b)と同じ視点から画像表示装置201を見た断面図である。なお、本実施例において、上述した実施例1と共通する構成については共通の符号を用いて詳細な説明は省略し、異なる部分を重点的に説明する。
本実施例の画像表示装置201は、負のパワーを持つリニアフレネルレンズ210を備えている。このリニアフレネルレンズ210は、その主たる面が、表示器10の表示面10aとシリンドリカルレンズ20の平面20aとにそれぞれ接するように配置されている。また、リニアフレネルレンズ210の曲率方向は、シリンドリカルレンズ20の曲率方向(図9(a)におけるX軸方向)に沿う方向となる。
上記各光学素子(構成要素)および光学配置の具体的なデータを表3に示す。
(2)実施例3の作用および効果
リニアフレネルレンズ210は1つの方向にのみ負のパワーを有しているため、その曲率方向にのみ、負のフィールドレンズ効果を与える。ここで、負のフィールドレンズ効果とは、負のパワーを有するレンズをフィールドレンズとして用いた場合の光学効果を表すこととする。一方、シリンドリカルレンズ20は、その曲率方向に正のフィールドレンズ効果を与える。ここで、正のフィールドレンズ効果とは、正のパワーを有するレンズをフィールドレンズとして用いた場合の光学効果を表すこととする。このとき、上述したリニアフレネルレンズ210の曲率方向は、シリンドリカルレンズ20の曲率方向に沿った方向であるため、シリンドリカルレンズ20によるフィールドレンズ効果をリニアフレネルレンズ210により打消し合うような光学作用を発生させることができる。
シリンドリカルレンズ20が曲率を持つ方向は、図9におけるX軸方向であり、この方向は観察者における左右方向(虚像表示面BにおけるXo方向)である。上述したリニアフレネルレンズのフィールドレンズ効果によって、左右方向のフィールドレンズ効果を抑制できるため、虚像表示像における左右方向と上下方向との投影光の状態の異なりを低減できる。
(3)変形例
本実施例においては、負のパワーを持つリニアフレネルレンズ210を、その曲率方向がシリンドリカルレンズ20の曲率方向に沿った位置関係で配置する構成を例示したが、リニアフレネルレンズ210に替えて、正のパワーを持つリニアフレネルレンズを、その曲率方向がシリンドリカルレンズ20の曲率方向と交差する位置関係で配置する構成であっても良い。
このように構成された画像表示装置201であれば、シリンドリカルレンズ20による左右方向の正のフィールドレンズ効果に、更にリニアフレネルレンズによる上下方向の正のフィールドレンズ効果を加えることができるため、観察者が視認する虚像表示像の左右方向と上下方向とにおける投影光の状態の差異を小さくすることができる。なお、リニアフレネルレンズの曲率方向は、シリンドリカルレンズ20の曲率方向と直交する方向に近づくほど正のフィールドレンズ効果が上下方向のみに集約されるため都合がよい。
また、本実施例におけるリニアフレネルレンズ210,または,上述した変形例における正のパワーをもつリニアフレネルレンズは、シリンドリカルレンズ20と一体として形成されていてもよい。具体的には、シリンドリカルレンズ20の平面20aをリニアフレネル形状に形成するとよい。このように構成することで、リニアフレネルレンズとシリンドリカルレンズの効果を1つの光学素子で達成でき、部品点数を減らすことができるため、組み付けの容易さ向上が期待できる。
また、本実施例においては、リニアフレネルレンズ210の主たる面が、シリンドリカルレンズ20の平面20aと表示器10の表示面10aとに接するように配置される構成を例示したが、それらの間に間隔をあけて配置される構成であってもよい。なお、その間隔が小さいほどシリンドリカルレンズ20による拡大効果が生じないため都合がよい。
[比較例]
従来技術の画像表示装置301を図10(a),(b)に示す。各構成要素の基本的な光学配置は、上記各実施例と同様である。上記各光学素子(構成要素)および光学配置の具体的なデータを表4に示す。
1…画像表示装置、10…表示器、10a…表示面、10b…見かけ表示面、11…第1光路、12…第2光路、13…第3光路、14…法線、15…法線、16a、16b…光路、20…シリンドリカルレンズ、20a…平面、20b…凸面、30…凹面鏡、40…カバー、50…フロントガラス、60,61,62…光路、101…画像表示装置、120…シリンドリカルレンズ、120a…平面、120b…凸面、121a,121b…境界線、201…画像表示装置、210…リニアフレネルレンズ、301…画像表示装置

Claims (5)

  1. 表示面に画像を出力する表示器と凹面鏡とを備え、前記表示面に出力された画像を、前記凹面鏡を介して観察者の視点に投射する画像表示装置であって、
    所定の方向にのみ曲率を有する第1面と、略平坦な第2面と、からなる平凸型のシリンドリカル形状を有しており、前記第2面が前記表示面に対向するレンズを備えており、
    前記レンズは、前記表示面の中心から観察者の視点の中心に向かう光路を中心光軸としたとき、前記中心光軸を通り前記凹面鏡に入射する入射光と、前記中心光軸を通り前記凹面鏡から反射する反射光と、を含む平面の法線に、前記レンズの曲率方向が沿う位置関係で配置され、
    前記表示器および前記凹面鏡は、前記平面において、前記表示器の前記表示面における法線,および,前記凹面鏡の前記入射光が入射する部分の法線が前記中心光軸と平行となる位置から、前記平面の法線方向を回転軸として、それぞれが同じ方向に回転して傾斜した位置関係で配置されている
    ことを特徴とする画像表示装置。
  2. 前記レンズは、前記レンズにおける前記平面に平行な断面において、前記第1面側の境界線と、前記第2面側の境界線と、が非平行となるように形成されている
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像表示装置。
  3. 前記表示面と前記第2面との間に位置し、負のパワーを持つリニアフレネルレンズを備え、
    前記リニアフレネルレンズは、曲率方向が前記レンズの曲率方向に沿う方向となるように配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  4. 前記表示面と前記第2面との間に位置し、正のパワーを持つリニアフレネルレンズを備え、
    前記リニアフレネルレンズは、曲率方向が前記レンズの曲率方向と交差する方向となるように配置される
    ことを特徴とする請求項1または請求項2に記載の画像表示装置。
  5. 前記リニアフレネルレンズは、前記レンズと一体として形成されている
    ことを特徴とする請求項3または請求項4に記載の画像表示装置。
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