JP2007298533A - レンズシステム組立方法および間隔設定冶具 - Google Patents

レンズシステム組立方法および間隔設定冶具 Download PDF

Info

Publication number
JP2007298533A
JP2007298533A JP2006123778A JP2006123778A JP2007298533A JP 2007298533 A JP2007298533 A JP 2007298533A JP 2006123778 A JP2006123778 A JP 2006123778A JP 2006123778 A JP2006123778 A JP 2006123778A JP 2007298533 A JP2007298533 A JP 2007298533A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
lens
receiving surface
lenses
holding member
interval
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006123778A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4823755B2 (ja
Inventor
Daisuke Ayame
大輔 綾目
Hiroshi Fujita
寛 藤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujinon Corp
Original Assignee
Fujinon Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Fujinon Corp filed Critical Fujinon Corp
Priority to JP2006123778A priority Critical patent/JP4823755B2/ja
Priority to EP07008425A priority patent/EP1850161B1/en
Priority to AT07008425T priority patent/ATE543114T1/de
Priority to US11/790,627 priority patent/US7471472B2/en
Publication of JP2007298533A publication Critical patent/JP2007298533A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4823755B2 publication Critical patent/JP4823755B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B27/00Optical systems or apparatus not provided for by any of the groups G02B1/00 - G02B26/00, G02B30/00
    • G02B27/62Optical apparatus specially adapted for adjusting optical elements during the assembly of optical systems
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/021Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses for more than one lens
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/022Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses lens and mount having complementary engagement means, e.g. screw/thread
    • GPHYSICS
    • G02OPTICS
    • G02BOPTICAL ELEMENTS, SYSTEMS OR APPARATUS
    • G02B7/00Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements
    • G02B7/02Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses
    • G02B7/027Mountings, adjusting means, or light-tight connections, for optical elements for lenses the lens being in the form of a sphere or ball

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Optics & Photonics (AREA)
  • Lens Barrels (AREA)
  • Automatic Assembly (AREA)

Abstract

【課題】レンズシステム組立方法において、製作コストの増大を抑えて、互に対向する2つのレンズ間の間隔をより正確に定める
【解決手段】間隔設定冶具50の第1受面51上に第1レンズ10の対向側レンズ面12を密接させるとともに間隔設定冶具50の第2受面52上にレンズ保持部材60のレンズ受面61を密接させた状態で、第1レンズ10をレンズ保持部材60で保持し、間隔設定冶具50を、第1レンズ10およびレンズ保持部材60から取り外し、第2レンズ20の対向側レンズ面21をレンズ保持部材60のレンズ受面61上に密接させるように第2レンズ20をレンズ受面61に当接させて、互に対向する第1レンズ10と第2レンズ20の間隔を所定間隔hとする。
【選択図】図4

Description

本発明は、互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように上記2つのレンズの互いの位置関係を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法およびレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具に関するものである。
内視鏡装置や顕微鏡装置等に搭載されている対物レンズは、レンズ鏡筒内に複数のレンズを配置して構成されており、これらのレンズ間の間隔(空気間隔ともいう)を円筒形状をなす間隔環によって設定する方式が知られている(特許文献1および2参照)。また、2つのレンズの間に間隔環を配置して上記間隔環の端面角部へ上記2つのレンズそれぞれを当接させることにより、レンズ間の間隔の設定誤差を±0.01〜0.02mmの範囲内に抑えることができることも知られている。例えば2つの凸レンズ面の間に間隔環を配置した場合には、円筒形状をなす間隔環の端面の内径側角部にレンズ面が接触する。また、2つの凹レンズ面の間に間隔環を配置した場合には、間隔環の端面の外径側角部にレンズ面が接触する。したがって、レンズ間の間隔の設定誤差は、主に間隔環の円筒軸方向長さの寸法精度と内径あるいは外径の寸法精度とによって決まる。
特開2003−262774号公報 特開2005−640号公報
ところで、上記複数のレンズを配置してなる対物レンズの性能を向上させるために、この対物レンズにおいて互に対向するレンズ間の間隔をより高い精度で定めたいという要請がある。一方、上記間隔環は、対物レンズに組み込まれて使用される部品であり、加工コストの低減が求められるという製作上の都合により寸法精度の向上には限界がある。特に内径の寸法精度を高めることが難しい。また、レンズ面の曲率半径Rに対する、このレンズの光軸方向と直交する方向におけるレンズの半径D/2(ここで、Dはレンズの直径)の比率の値、すなわちD/(2×R)の値(以後、DR値という)が1に近づくほど(半球に近づくほど)上記間隔環の内径や外径の寸法誤差に起因するレンズ間の間隔の設定誤差が増大するという問題もある。
なお、上記課題は、対物レンズに限らず、一般のレンズシステムを構成する互に対向する2つのレンズの間隔を間隔環を用いて定める場合に共通する課題である。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、製作コストの増大を抑えて互に対向する2つのレンズ間の間隔をより正確に定めることができるレンズシステム組立方法およびレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具を提供することを目的とするものである。
本発明のレンズシステム組立方法は、互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように前記2つのレンズの互いの位置を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法において、2つのレンズのうちの一方である第1レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致する第1受面および前記2つのレンズのうちの他方である第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸および形状が一致する第2受面が前記所定間隔だけ離れて同一方向を向くように形成された間隔設定冶具と、前記第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致するレンズ受面が形成された第2レンズを通る光を遮断しないようにこの第2レンズを保持するためのレンズ保持部材を用意し、間隔設定冶具の第1受面上に第1レンズの対向側レンズ面を密接させるとともにこの間隔設定冶具の第2受面上に前記レンズ保持部材のレンズ受面を密接させた状態で、第1レンズをレンズ保持部材で保持し、間隔設定冶具を、第1レンズおよびこの第1レンズを保持したレンズ保持部材から取り外し、第2レンズの対向側レンズ面がレンズ保持部材のレンズ受面に密接するように前記第2レンズを前記レンズ受面に当接させることを特徴とするものである。
本発明のレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具は、互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように前記2つのレンズの互いの位置を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法に使用するレンズ間隔設定冶具であって、2つのレンズのうちの一方である第1レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致する第1受面と、前記2つのレンズのうちの他方である第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸および形状が一致する第2受面とが前記所定間隔だけ離れて同一方向を向くように形成されていることを特徴とするものである。
なお、第1レンズの対向側レンズ面は、第1レンズのレンズ面のうちの第2レンズの側に配されるレンズ面である。また、第2レンズの対向側レンズ面は、第2レンズのレンズ面のうちの第1レンズの側に配されるレンズ面である。
なお、前記形状が一致するとは、全ての形状が互に一致する場合であってもよいし、一部分の形状が互に一致する場合であってもよい。
前記レンズ面は、球面、平面、非球面、あるいは自由曲面を含むものを意味するものである。
前記レンズシステム組立方法は、さらに、互に対向する2つのレンズとは異なる他の互に対向する2つのレンズの間隔を設定するための間隔環を用意し、この間隔環が、互に対向する2つのレンズそれぞれの対向側レンズ面のうちの少なくとも1つの対向側レンズ面の形状と一致する形状に形成された端面を有するものであり、前記1つの対向側レンズ面と該対向側レンズ面の形状と一致する形状を持つ前記端面とを密接させるように間隔環の一方の端面に前記2つのレンズのうちの一方のレンズを当接させ、間隔環の他方の端面に前記2つのレンズのうちの他方のレンズを当接させて前記2つのレンズの間隔を設定するものとすることができる。
前記レンズシステム組立方法に使用する間隔環は、互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように前記2つのレンズの互いの位置を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法に使用する間隔環であって、互に対向する2つのレンズそれぞれの対向側レンズ面のうちの少なくとも1つの対向側レンズ面の形状と一致する形状に形成された端面を有するものである。
本発明のレンズシステム組立方法およびレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具によれば、間隔設定冶具の第1受面上に第1レンズの対向側レンズ面を密接させるとともに間隔設定冶具の第2受面上にレンズ保持部材のレンズ受面を密接させた状態で、第1レンズをレンズ保持部材で保持し、間隔設定冶具を、第1レンズおよびこの第1レンズを保持したレンズ保持部材から取り外し、第2レンズの対向側レンズ面がレンズ保持部材のレンズ受面に密接するように第2レンズをレンズ受面に当接させるようにしたので、製造コストの増大を抑えて互に対向する2つのレンズの間隔をより正確に所定間隔に設定することができる。ここで、第1レンズの光軸と第2レンズの光軸とを一致させるように上記レンズシステムを組み立てればこのレンズシステムの性能をより高めることができる。
すなわち、間隔環はレンズシステムを組立てたときにそのレンズシステムに組み込まれて使用されるので、他のレンズシステムの組立に共通に使用することがでず安価に製作することが求められる。一方、上記間隔設定冶具は、レンズシステムに組み込まれて使用されるこはなく1つの間隔設定冶具をレンズシステムの組立てに共通に使用でき、安価に製作することは求められないので容易に高精度化することができる。
また、上記間隔設定冶具を用いた2つのレンズ間の間隔の設定精度は上記DR値によって変化することがないので、すなわち、例えば、半球に近い形状を有するレンズであっても平面に近い形状を有するレンズであっても同様の精度で上記間隔を定めることができる。したがって、上記レンズシステム組立方法および間隔設定冶具によれば、従来の方式に比して、製造コストの増大を抑えて互に対向する2つのレンズ間の間隔をより正確に設定することができる。
なお、上記レンズ保持部材はレンズシステムに組み込まれるが、上記間隔の設定精度は主に上記間隔設定冶具の寸法精度で決まり上記レンズ保持部材の寸法精度は上記間隔の設定精度には直接影響しない。したがって、上記レンズ保持部材に対しては加工公差を大きく設定することができ安価に製作することができるので、上記製造コストを増大させる要因とはならない。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。図1は本発明のレンズシステム組立方法を用いて組み立てたレンズシステムの概略構成を示す断面図、図2はレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具の断面を示す断面図、図3はレンズ保持部材の断面を示す断面図である。
図示の内視鏡の先端部に搭載される対物レンズであるレンズシステム100は、本発明のレンズシステム組立方法を用いて組み立てられたものであり、互に対向する2つのレンズである第1レンズ10と第2レンズ20の間隔を所定間隔hとするように上記2つのレンズの互いの位置を固定するものである。
上記レンズシステム組立方法では、第1レンズ10の対向側レンズ面12とは凹凸が逆で形状が一致する第1受面51および第2レンズ20の対向側レンズ面21とは凹凸および形状が一致する第2受面52が上記所定間隔hだけ離れて同一方向を向くように形成された間隔設定冶具50と、第2レンズ20を通る光を遮断しないようにこの第2レンズ20を保持するための上記第2レンズ20の対向側レンズ面21とは凹凸が逆で形状が一致するレンズ受面61が形成されたレンズ保持部材60とを用いる。
なお、第1レンズ10の対向側レンズ面12は、第1レンズ10のレンズ面のうちの第2レンズ20の側に配されるレンズ面である。また、第2レンズ20の対向側レンズ面21は、第2レンズ20のレンズ面のうちの第1レンズ10の側に配されるレンズ面である。
なお、第1レンズ10の中心軸をC1、第2レンズ20の中心軸をC2とする。なお、上記中心軸は各レンズの光軸と一致するものであり、レンズを構成する各レンズ面が球面である場合には上記中心軸C1は第1レンズ10の各レンズ面の球心点を通る。また、上記中心軸C2は第2レンズ20の各レンズ面の球心点を通る。
また、間隔設定冶具50の中心軸をJ1とする。上記中心軸J1は第1受面51および第2受面52がレンズ面である場合の光軸に相当するものであり、第1受面51および第2受面52が球面である場合には上記中心軸J1は第1受面51の球心点および第2受面52の球心点を通る。
さらに、後述する鏡筒70の回転軸線70Cと直交する面となる周縁受け面62を有するレンズ保持部材60の中心軸をJ2とする。上記中心軸J2はレンズ受面61および周縁受け面62がレンズ面であった場合の光軸に相当するものであり、レンズ受面61が球面であり周縁受け面62が平面である場合には、上記中心軸J2は周縁受け面62と直交しレンズ受面61の球心点を通る。
なお、上記回転軸線70Cは、レンズシステム100を通る光束の光軸100Cと一致している。
上記レンズシステム組立方法を使用したレンズシステム100の組み立ては以下のようにより実行する。図4(a)は間隔設定冶具と第1レンズとを示す断面図、図4(b)は間隔設定冶具の第1受面上に第1レンズの対向側レンズ面を密接させた状態示す断面図、図4(c)は第1受面上に対向側レンズ面を密接させた状態で第1レンズをレンズ保持部材で保持した様子を示す断面図、図4(d)は第1レンズをレンズ保持部材で保持した状態で間隔設定冶具を取り外した様子を示す断面図、図4(e)は第1レンズを保持したレンズ保持部材を反転させた状態を示す断面図、図4(f)は第2レンズと第1レンズを保持したレンズ保持部材とを示す断面図、図4(g)は第2レンズの対向側レンズ面をレンズ保持部材のレンズ受面に密接させた状態を示す断面図である。
はじめに、間隔設定冶具50の第1受面51上に第1レンズ10の対向側レンズ面12を密接させる(図4(a)、図4(b)参照)。
次に、間隔設定冶具50の第2受面52上にレンズ保持部材60のレンズ受面61を密接させる(図4(c)参照)。
上記状態で、すなわち第1受面51上に対向側レンズ面12を密接させるとともに、第2受面52上にレンズ受面61を密接させた状態で、第1レンズ10をレンズ保持部材60で保持する。ここでは、第1レンズ10とレンズ保持部材60とを接着して一体化する。 なお、上記一体化する際に各部材の中心軸C1,J1,J2を一致させるように、各部材の当付け面や嵌合面については加工誤差を小さくするように高精度に製作しておく。
次に、間隔設定冶具50を、第1レンズ10およびこの第1レンズ10を保持したレンズ保持部材60から取り外す。そして、上記一体化された第1レンズ10とレンズ保持部材60とを上下方向(図中矢印Z方向)について反転させる(図4(d)、図4(e)参照)。
次に、第2レンズ20の対向側レンズ面21をレンズ保持部材60のレンズ受面61に密接させるように上記第2レンズ20を上記レンズ受面61に当接させる(図4(f)、図4(g)参照)。
これにより、第1レンズ10と第2レンズ20との間隔を所定間隔hに定めることができる。そして、上記間隔を所定間隔hに定めた状態でレンズ保持部材60と第2レンズ20とを固定する。ここでは、レンズ保持部材60と第2レンズ20とを接着する。これにより、第1レンズ10と第2レンズ20とレンズ保持部材60とが一体化される。
なお、上記一体化する際に各部材の中心軸C1,C2,J2を一致させるように、各部材の当て付け面や嵌合面ついては高精度に製作しておく。
その後、上記一体化された第1レンズ10、第2レンズ20、およびレンズ保持部材60を鏡筒70の先端に固定する。より詳しくは、鏡筒70の回転中心軸70Cに直交する面であるこの鏡筒70の端面70Aにレンズ保持部材60の周縁受け面62を当接させた状態で両者を互に接着固定する(図5(a)参照)。なお、上記周縁受け面62を当接させた状態では、上記中心軸C1,C2,J2と鏡筒70の回転軸船70Cとを一致させる。
ここで、第1レンズ10の側が、観察対象物からの光の入射側となる。すなわち、レンズシステム100を構成するレンズのうちの、観察対象物からの光が最初に入射するレンズが第1レンズ10であり、上記光が最初に入射するレンズ面が、第1レンズ10の第1レンズ面11となる。
次に、上記第1レンズ10と第2レンズの組み立て後の他のレンズの組み立てについて説明する。図5(a)は第1レンズと第2レンズの2つのレンズを組み立てた様子を示す断面図、図5(b)は5つのレンズを組み立てた様子を示す断面図、図5(c)は8つのレンズを組み立てた様子を示すの断面図、図5(d)は9つ全てのレンズを組み立てた様子を示す断面図である。
第2レンズ20の対向側レンズ面21とは反対側のレンズ面である第2レンズ面22には間隔環71の一端の端面が当接され、さらに間隔環71の他端の端面には傾き測定用平面板65が当接される。
そして、オートコリメータ90により、上記傾き測定用平面板65の一方の面である平面65Hを基準平面とし、その基準平面の傾きを示す測定値を0する。
なお、間隔環の両端面は互に平行であり、かつ、この間隔環の回転軸線に対して直交する平面である。また、上記間隔環の端面と接触する上記測定用平面板65の他方の面は上記一方の面である平面65Hと平行である。
次に、測定用平面板65を取り外して、レンズ81、間隔環72、レンズ82、間隔環73、レンズ83をこの順に積層する。
そして、オートコリメータ90により、レンズ83の1面である平面83Hの傾きを測定する。ここで、上記平面83Hの傾きを示す測定値(以後、傾き値という)が所定値以上である場合には、上記積層した各部材の寸法精度をチェックし修正して、上記傾き値を所定値以下にする。
上記各部材を積層したときの平面83Hの傾き値が所定値未満となったときに、レンズ83を鏡筒70に固定する。
ここで、間隔環72によるレンズ81とレンズ82との間の隔間設定について説明する。
上記間隔環72は、互に対向するレンズ81の対向側レンズ面81Bおよびレンズ82の対向側レンズ面82Aのうちの少なくとも1つの対向側レンズ面を、この対向側レンズ面の形状と一致する形状に形成された端面で支持する。
ここでは、間隔環72の対向側レンズ面81B側の端面72Aが、この対向側レンズ面81Bの形状と一致する受け面として形成されており、かつ、間隔環72の対向側レンズ面82A側の端面72Bが、この対向側レンズ面82Aの形状と一致する受け面として形成されている。そして、間隔環72の端面72Aに対向側レンズ面81Bを密接させ、上記間隔環72の端面72Bに対向側レンズ面82Aを密接させるように間隔環72の端面72A,72Bにレンズ81、82をそれぞれ当接させる。
このようにして互に対向する2つのレンズの間隔を設定することにより、従来の間隔環で生じていた間隔環の内径あるいは外形の寸法誤差によって生じる上記間隔の設定誤差を抑制することができる。
次に、レンズ83上に、レンズ84、間隔環74、レンズ85、レンズ86、測定用平面板66をこの順に積層する。
そして、オートコリメータ90により、測定用平面板66の1面である平面66Hの傾き値を測定する。ここで、上記平面66Hの傾き値が所定値以上である場合には、上記積層した各部材の寸法精度をチェックし修正して、上記傾き値を所定値以下にする。
上記各部材を積層したときの平面66Hの傾き値が所定値未満となったら、測定用平面板66を取り外してレンズ86を鏡筒70に固定する。
その後、レンズ87を保持した保持部87Jをレンズ86上に当接させ、保持部87Jを鏡筒70に固定してレンズシステム100の組立を終了する。
上記のように、本発明のレンズシステム組立方法および間隔設定冶具によれば、従来の方式に比して、製造コストの増大を抑えて互に対向する2つのレンズ間の間隔をより正確に設定することができる。
本発明のレンズシステム組立方法を用いて組み立てたレンズシステムの概略構成を示す断面図 レンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具の断面を示す断面図 レンズ保持部材の断面を示す断面図 図4(a)は間隔設定冶具と第1レンズとを示す断面図、図4(b)は間隔設定冶具の第1受面上に第1レンズの対向側レンズ面を密接させた状態示す断面図、図4(c)は第1受面上に対向側レンズ面を密接させた状態で第1レンズをレンズ保持部材で保持した様子を示す断面図、図4(d)は第1レンズをレンズ保持部材で保持した状態で間隔設定冶具を取り外した様子を示す断面図、図4(e)は第1レンズを保持したレンズ保持部材を反転させた状態を示す断面図、図4(f)は第2レンズと第1レンズを保持したレンズ保持部材とを示す断面図、図4(g)は第2レンズの対向側レンズ面をレンズ保持部材のレンズ受面に密接させた状態を示す断面図 図5(a)は第1レンズと第2レンズの2つのレンズを組み立てた様子を示す断面図、図5(b)は5つのレンズを組み立てた様子を示す断面図、図5(c)は8つのレンズを組み立てた様子を示すの断面図、図5(d)は9つ全てのレンズを組み立てた様子を示す断面図
符号の説明
10 第1レンズ
12 対向側レンズ面
20 第2レンズ
21 対向側レンズ面
50 間隔設定冶具
51 第1受面
52 第2受面
60 レンズ保持部材
61 レンズ受面
100 レンズシステム
h 所定間隔

Claims (2)

  1. 互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように前記2つのレンズの互いの位置を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法において、
    前記2つのレンズのうちの一方である第1レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致する第1受面および前記2つのレンズのうちの他方である第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸および形状が一致する第2受面が前記所定間隔だけ離れて同一方向を向くように形成された間隔設定冶具と、前記第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致するレンズ受面が形成された前記第2レンズを通る光を遮断しないように該第2レンズを保持するためのレンズ保持部材を用意し、
    前記間隔設定冶具の第1受面上に前記第1レンズの対向側レンズ面を密接させるとともに前記間隔設定冶具の第2受面上に前記レンズ保持部材のレンズ受面を密接させた状態で、前記第1レンズを前記レンズ保持部材で保持し、
    前記間隔設定冶具を、前記第1レンズおよび該第1レンズを保持した前記レンズ保持部材から取り外し、
    前記第2レンズの対向側レンズ面が前記レンズ保持部材のレンズ受面に密接するように前記第2レンズを前記レンズ受面に当接させることを特徴とするレンズシステム組立方法。
  2. 互に対向する2つのレンズの間隔を所定間隔とするように前記2つのレンズの互いの位置を固定してレンズシステムを組み立てるレンズシステム組立方法に使用するレンズ間隔設定冶具であって、
    前記2つのレンズのうちの一方である第1レンズの対向側レンズ面とは凹凸が逆で形状が一致する第1受面と、前記2つのレンズのうちの他方である第2レンズの対向側レンズ面とは凹凸および形状が一致する第2受面とが前記所定間隔だけ離れて同一方向を向くように形成されていることを特徴とするレンズシステム組立方法に使用する間隔設定冶具。
JP2006123778A 2006-04-27 2006-04-27 レンズシステム組立方法および間隔設定冶具 Expired - Fee Related JP4823755B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123778A JP4823755B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 レンズシステム組立方法および間隔設定冶具
EP07008425A EP1850161B1 (en) 2006-04-27 2007-04-25 Lens system assembling method using spacing jig
AT07008425T ATE543114T1 (de) 2006-04-27 2007-04-25 Verfahren zur montage eines linsensystems mittels abstandsvorrichtung
US11/790,627 US7471472B2 (en) 2006-04-27 2007-04-26 Lens system assembling method and spacing jig

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006123778A JP4823755B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 レンズシステム組立方法および間隔設定冶具

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007298533A true JP2007298533A (ja) 2007-11-15
JP4823755B2 JP4823755B2 (ja) 2011-11-24

Family

ID=38372388

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006123778A Expired - Fee Related JP4823755B2 (ja) 2006-04-27 2006-04-27 レンズシステム組立方法および間隔設定冶具

Country Status (4)

Country Link
US (1) US7471472B2 (ja)
EP (1) EP1850161B1 (ja)
JP (1) JP4823755B2 (ja)
AT (1) ATE543114T1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520862A (ja) * 2013-04-16 2016-07-14 コーニング インコーポレイテッド 光学アセンブリにおける積層素子の歪みを最小限にする方法

Families Citing this family (8)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101173714B1 (ko) * 2004-06-28 2012-08-13 이데미쓰 고산 가부시키가이샤 방향족 아민 유도체 및 이를 이용한 유기 전기 발광 소자
CN100573217C (zh) * 2007-07-18 2009-12-23 鸿富锦精密工业(深圳)有限公司 镜片组装系统
JP2009233244A (ja) * 2008-03-28 2009-10-15 Fujinon Corp プローブ用光学ユニット及びその組み立て方法
TWM343834U (en) * 2008-05-15 2008-11-01 Mustek Systems Inc Device for locking lens
US8033010B2 (en) * 2009-09-07 2011-10-11 Cheng Uei Precision Industry Co., Ltd. Clutching jig
US20210080677A1 (en) * 2018-03-19 2021-03-18 Masakazu Kawada Space ring, lens system, method for manufacturing space ring, and method for assembling lens system
CN110850547B (zh) * 2018-08-21 2022-05-17 宁波舜宇光电信息有限公司 光学镜头、摄像模组及其组装方法
CN113296222A (zh) * 2021-06-22 2021-08-24 浙江舜宇光学有限公司 成像镜头

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035120U (ja) * 1989-05-31 1991-01-18
JP2004198903A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Konica Minolta Holdings Inc 光ヘッド用対物レンズ、情報記録読取用光ヘッド及び光ヘッド用対物レンズの組立方法

Family Cites Families (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US6594204B1 (en) * 1999-03-31 2003-07-15 Sony Corporation Lens holder, method for manufacturing lens holder, metal die for producing lens holder and objective lens device
JP2003021770A (ja) * 2001-07-09 2003-01-24 Sony Corp 対物レンズ、対物レンズの製造方法、光学ピックアップ装置及び記録再生装置
JP2003262774A (ja) 2002-03-11 2003-09-19 Fuji Photo Optical Co Ltd 内視鏡用対物レンズ装置
DE102004006541B4 (de) 2003-02-10 2016-11-10 Hoya Corp. Endoskop
US6710947B1 (en) * 2003-02-10 2004-03-23 Electro Optical Sciences, Inc. Method for assembling lens elements
US6657798B1 (en) * 2003-02-10 2003-12-02 Electo Optical Sciences, Inc. Method for optimizing the number of good assemblies manufacturable from a number of parts
JP2004302157A (ja) * 2003-03-31 2004-10-28 Hitachi Maxell Ltd 組合レンズ

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH035120U (ja) * 1989-05-31 1991-01-18
JP2004198903A (ja) * 2002-12-20 2004-07-15 Konica Minolta Holdings Inc 光ヘッド用対物レンズ、情報記録読取用光ヘッド及び光ヘッド用対物レンズの組立方法

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2016520862A (ja) * 2013-04-16 2016-07-14 コーニング インコーポレイテッド 光学アセンブリにおける積層素子の歪みを最小限にする方法

Also Published As

Publication number Publication date
ATE543114T1 (de) 2012-02-15
JP4823755B2 (ja) 2011-11-24
EP1850161B1 (en) 2012-01-25
US7471472B2 (en) 2008-12-30
US20070253077A1 (en) 2007-11-01
EP1850161A1 (en) 2007-10-31

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4823755B2 (ja) レンズシステム組立方法および間隔設定冶具
US9244245B2 (en) Auto-centering of an optical element within a barrel
CN107850748B (zh) 具有可平移对中的套筒的光学组件
US10288095B2 (en) Mounting of an optical element in a barrel using a flexible ring
US20060171046A1 (en) Passively aligned optical elements
US8789285B2 (en) Lens assembling method, lens assembly, and image capturing device with the lens assembly
EP3172607B1 (en) Optical assemblies with tilt-controlled mounting of an optical element in a barrel
US20150062727A1 (en) Lens and lens module
CN101957487B (zh) 镜头模组及其组装方法
WO2016051931A1 (ja) レンズ製造方法、レンズ、及びレンズ保持装置
JP2011048123A (ja) レンズユニット及び撮像装置
US11320623B2 (en) Centering of an optical element using edge contact mounting
US20210215899A1 (en) Mounting of optical elements in a barrel using a resilient spacer
US20160131865A1 (en) Self-aligning doublet lens assembly
JP4324159B2 (ja) 光学素子の測定方法および治具
KR20180003463A (ko) 적어도 제1 및 제2 광학 조립체를 갖는 대물렌즈
WO2018123583A1 (ja) リレーレンズおよびリレーレンズの製造方法
KR102028699B1 (ko) 렌즈의 3차원 형상 측정 방법 및 이를 위한 시스템
KR20160052479A (ko) 렌즈 모듈
JP2023161720A (ja) 対物レンズ、及び、対物レンズの組み立て方法
JP2023068056A (ja) レンズユニットおよびカメラモジュール
TW202107136A (zh) 間隔環、透鏡系統、間隔環的製造方法及透鏡系統的組裝方法
KR20190006282A (ko) 렌즈 모듈
KR20140076397A (ko) 렌즈
JP2010101954A (ja) レンズホルダ

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090126

A711 Notification of change in applicant

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A711

Effective date: 20100614

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110308

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110315

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110512

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110907

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140916

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees