JP2007298118A - リニアガイド装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】スライダの組立時に捻れ防止部材または該捻れ防止部材を構成する二本のスリーブ半割り部材が位置ずれを起こすことを防止することのできるリニアガイド装置を提供する。
【解決手段】スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材が二本のスリーブ半割り部材からなるリニアガイド装置において、転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔23を転動体保持器17の互いに対向する二つのプレート部17bのうち一方のプレート部17bに設け、かつ転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち他方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔24を二つのプレート部17bのうち他方のプレート部17bに設けた。
【選択図】図7

Description

本発明は、例えばワークテーブルなどの往復運動する物体をその移動方向に案内する装置として、各種の製造装置や加工機械あるいは測定機器などで用いられるリニアガイド装置に関する。
各種の製造装置や加工機械あるいは測定機器などで用いられるリニアガイド装置は、一般に、複数の転動体循環路を有するスライダと、スライダを案内する案内レールとを備えており、スライダの転動体循環路には、スライダの相対移動に伴って転動体循環路を転動する多数の転動体が組み込まれている。そして、スライダは案内レールの左右側面部に形成された転動体転動溝と対向する転動体転動溝を有するスライダ本体と、転動体の転がり方向をスライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップとを含んで構成されており、スライダ本体内には、転動体循環路の一部を構成する複数の転動体戻り通路が形成されている。
このようなリニアガイド装置は、スライダの転動体循環路に組み込まれた多数の転動体のうち隣り合う二つの転動体が干渉し合うと、振動が発生したり転動体が損傷したりする原因となる。そこで、有端ベルト状に形成された転動体干渉防止部材に複数の転動体収容孔を設け、これらの転動体収容孔に転動体を1個ずつ収容して転動体同士の干渉を防止するとともに、円筒スリーブを半分に分割した形状をなす二本のスリーブ半割り部材からなる捻れ防止部材をスライダ本体の転動体戻り通路に挿入して転動体干渉防止部材の捻れを防止するようにしたリニアガイド装置が提案されている(例えば、特許文献1参照)。
特開平11−721119号公報
しかしながら、上述したリニアガイド装置では、捻れ防止部材を構成する二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材である内周側パイプ半体をスライダ本体の転動体戻り通路に挿入し、次いで薄肉板部を有する樹脂フレームをスライダ本体に組み付けた後、他方のスリーブ半割り部材である外周側パイプ半体を樹脂フレームの薄肉板部に設けられた貫通孔からスライダ本体の転動体戻り通路に挿入してスライダが組立てられている。このため、外周側パイプ半体を樹脂フレームの薄肉板部に設けられた貫通孔からスライダ本体の転動体戻り通路に挿入する際には、スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されている内周側パイプ半体の端部をスライダ本体に手で押え付け、内周側パイプ半体が転動体戻り通路の円周方向に位置ずれを起こさないように注意しながら外周側パイプ半体をスライダ本体の転動体戻り通路に挿入しなければならないため、スライダの組立に多くの労力や熟練した技術を要するという問題点があった。
また、上記文献1に開示されたリニアガイド装置では、スライダ本体の転動体戻り通路にスリーブ半割り部材を挿入したときにスリーブ半割り部材の先端部が樹脂フレームの薄肉板部を貫通してスライダ本体から突出してしまうことがあった。このため、スライダ本体から突出したスリーブ半割り部材の先端部を再度逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材の軸方向位置を調整しなければならないため、スライダの組立に多くの手間や時間を要するという問題点もあった。
本発明は上述した問題点に着目してなされたものであり、その目的は、スライダの組立時に捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材が位置ずれを起こすことを防止することのできるリニアガイド装置を提供することにある。
上記課題を解決するために、本発明のうち請求項1の発明は、複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成され、かつ前記転動体保持器が互いに対向する二つのプレート部を有するリニアガイド装置であって、前記捻れ防止部材または該捻れ防止部材を構成する部材が、前記転動体保持器の二つのプレート部の一方のプレート部に対して貫通可能で、他方のプレート部に対して貫通不能であることを特徴とする。
本発明のうち請求項2の発明は、請求項1記載のリニアガイド装置において、前記捻れ防止部材を構成する部材の断面がほぼC字形状をなしていることを特徴とする。
本発明のうち請求項3の発明は、複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成され、かつ前記転動体保持器が互いに対向する二つのプレート部を有するとともに、前記捻れ防止部材が二本のスリーブ半割り部材からなるリニアガイド装置において、前記転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔を前記転動体保持器の二つのプレート部のうち一方のプレート部に設け、かつ前記転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち他方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔を前記二つのプレート部のうち他方のプレート部に設けたことを特徴とする。
本発明のうち請求項4の発明は、請求項3記載のリニアガイド装置において、前記スリーブ半割り部材の外径方向または長手方向に突出する少なくとも一つの凸部を前記スリーブ半割り部材の一端部に設けるとともに、前記凸部と嵌合する凹部を前記転動体保持器のプレート部に設けたことを特徴とする。
本発明のうち請求項5の発明は、複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成されるリニアガイド装置において、前記捻れ防止部材の外径方向または長手方向に突出する少なくとも一つの凸部を前記捻れ防止部材の一端部に設けるとともに、前記凸部と嵌合する凹部を前記転動体保持器に設けたことを特徴とする。
請求項1及び2の発明に係るリニアガイド装置では、スライダ本体に転動体保持器を組み付けた後、捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材をスライダ本体の転動体戻り通路に挿入すると、捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材が転動体保持器の二つのプレート部のうち他方のプレートに対して貫通不能となっているため、転動体戻り通路に挿入された捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材の先端部が転動体保持器のプレート部を貫通してスライダ本体から突出することがない。したがって、スライダ本体から突出した捻れ防止部材または部材の先端部を逆方向に押し込んで捻れ防止部材または部材の軸方向位置を調整することが不要となる。また、転動体戻り通路に挿入された捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材が転動体戻り通路の軸方向に位置決めされた状態となるので、スライダの組立時に捻れ防止部材または捻れ防止部材を構成する部材が位置ずれを起こすことを防止することができる。
請求項3の発明に係るリニアガイド装置では、スライダ本体に転動体保持器を組み付けた後、スライダ本体の転動体戻り通路にスリーブ半割り部材を挿入すると、転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材が転動体保持器の一方のプレート部に設けられた貫通孔と嵌合すると共に他方のスリーブ半割り部材が転動体保持器の他方のプレート部に設けられた貫通孔と嵌合する。これにより、スリーブ半割り部材が転動体戻り通路の円周方向に対して位置決めされた状態となるので、スライダの組立時にスリーブ半割り部材が位置ずれを起こすことを防止することができる。また、転動体戻り通路に挿入されたスリーブ半割り部材の先端部が転動体保持器のプレート部を貫通してスライダ本体から突出することがないので、スライダ本体から突出したスリーブ半割り部材の先端部を逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材の軸方向位置を調整することが不要となる。
請求項4の発明に係るリニアガイド装置では、スライダ本体に転動体保持器を組み付けた後、スライダ本体の転動体戻り通路にスリーブ半割り部材を挿入すると、転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材が転動体保持器の一方のプレート部に設けられた貫通孔と嵌合すると共に他方のスリーブ半割り部材が転動体保持器の他方のプレート部に設けられた貫通孔と嵌合し、さらにスリーブ半割り部材の一端部に設けられた凸部が転動体保持器のプレート部に設けられた凹部に嵌合する。これにより、凸部の有無によってスリーブの前後を区別できるので、スリーブの挿入方向を間違うことがない。
請求項5の発明に係るリニアガイド装置では、スライダ本体に転動体保持器を組み付けた後、スライダ本体の転動体戻り通路に捻れ防止部材を挿入すると、捻れ防止部材の一端部に設けられた凸部が転動体保持器に設けられた凹部に嵌合する。これにより、転動体戻り通路に挿入された捻れ防止部材が転動体戻り通路の円周方向に対して位置決めされた状態となるので、スライダの組立時に捻れ防止部材が位置ずれを起こすことを防止することができる。
以下、図1〜図10を参照して本発明の第1の実施形態について説明する。
本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置は、図1に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図2参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図2参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図3参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図2参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔14a(図4参照)を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔14aに1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔14aに収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図4及び図5参照)を隣り合う二つの転動体収容孔14aの間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部14bの両端面には、転動体13を転動体収容孔14aに案内する転動体案内溝14c(図5参照)が形成されている。
エンドキャップ16は図示しない複数のエンドキャップ取付ねじによりスライダ本体15に固定されるエンドキャップ本体16b(図6参照)と、このエンドキャップ本体16bとスライダ本体15との間に組み込まれる複数(例えば四つ)のリターンガイド16c(図6参照)とからなり、方向転換路16aはエンドキャップ本体16bとリターンガイド16cとの間に形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図7参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は二つのプレート部17bを有しており、これらのプレート部17bは転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けるとスライダ本体15の端面15b,15c(図3参照)に当接するようになっている。さらに、転動体保持器17は合成樹脂材から形成され、各転動体保持器17の転動体押え部17aには、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止溝20(図7参照)が形成されている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図8参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19は断面がほぼC字形状をなす二本のスリーブ半割り部材22(図3及び図8参照)からなり、これらのスリーブ半割り部材22は例えば合成樹脂材からなる円筒スリーブをほぼ半分に分割して形成されている。
転動体保持器17のプレート部17bは互いに対向しており、これらのプレート部17bのうち一方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔23(図7参照)が設けられている。そして、他方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち他方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔24(図7参照)が設けられている。なお、スライダ本体15の全長をL1、転動体保持器17のプレート部17bの板厚をL2とすると、各スリーブ半割り部材22の長さL3はL1<L3≦L1+L2となっている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図9に示すように、スライダ本体15の転動体戻り通路18に二本のスリーブ半割り部材22を挿入すると、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の一方のプレート部17bに設けられた貫通孔23に嵌合すると共に、他方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の他方のプレート部17bに設けられた貫通孔24に嵌合する。これにより、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22は転動体戻り通路18の円周方向に対して位置決めされた状態となるので、スライダ11の組立時にスリーブ半割り部材22が位置ずれを起こすことを防止することができる。
また、スライダ本体15の転動体戻り通路18に二本のスリーブ半割り部材22を挿入すると、図10に示すように、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端が転動体保持器17のプレート部17bにそれぞれ当接する。これにより、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端部が転動体保持器17のプレート部17bを貫通してスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出したスリーブ半割り部材22の先端部を逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材22の軸方向位置を調整することが不要となる。
さらに、捻れ防止部材19を断面がほぼC字形状をなす二本のスリーブ半割り部材22から構成したことで、捻れ防止部材19を樹脂成形する場合にキャビティ深さが比較的浅い金型を用いて捻れ防止部材19を成形できるので、金型の製造が容易となり、コストの低減を図ることができる。さらにまた、捻れ防止部材19を構成する二本のスリーブ半割り部材22を互いに同一の形状としたことで、部品の種類を削減してリニアガイド装置の低コスト化を図ることができる。
次に、図11〜図17を参照して本発明の第2の実施形態について説明する。
本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置は、図11に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図12参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図12参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図11参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図12参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔に1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔に収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図11参照)を隣り合う二つの転動体収容孔の間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部の両端面には、転動体13を転動体収容孔に案内する転動体案内溝が形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図13参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は二つのプレート部17bを有しており、これらのプレート部17bは転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けるとスライダ本体15の端面15b,15c(図11参照)に当接するようになっている。さらに、転動体保持器17は合成樹脂材から形成され、各転動体保持器17の転動体押え部17aには、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止溝20(図13参照)が形成されている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図15参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19は円筒スリーブをほぼ半分に分割してなる二本のスリーブ半割り部材22(図14参照)からなり、これらスリーブ半割り部材22の一端部には凸部25が設けられている。
転動体保持器17のプレート部17bは互いに対向しており、これらのプレート部17bのうち一方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔23(図13参照)が設けられている。そして、他方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち他方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔24(図13参照)が設けられている。
凸部25は、図15に示すように、スリーブ半割り部材22の外径方向に突出しており、前述した転動体保持器17のプレート部17bには、凸部25と嵌合する凹部26(図13参照)が設けられている。なお、スライダ本体15の全長をL1、転動体保持器17のプレート部17bの板厚をL2とすると、各スリーブ半割り部材22の長さL3はL1<L3≦L1+L2となっている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図16に示すように、スライダ本体15の転動体戻り通路18に二本のスリーブ半割り部材22を挿入すると、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の一方のプレート部17bに設けられた貫通孔23に嵌合すると共に、他方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の他方のプレート部17bに設けられた貫通孔24に嵌合し、さらにスリーブ半割り部材22の一端部に設けられた凸部25が転動体保持器17のプレート部17bに設けられた凹部26に嵌合する。このとき、凸部25が設けられているため、前後を逆にした状態でスリーブ半割り部材22を転動体戻り通路18に誤って挿入してしまうことを防止できる。
また、スライダ本体15の転動体戻り通路18に二本のスリーブ半割り部材22を挿入すると、図17に示すように、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端が転動体保持器17のプレート部17bにそれぞれ当接する。これにより、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端部が転動体保持器17のプレート部17bを貫通してスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出したスリーブ半割り部材22の先端部を逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材22の軸方向位置を調整することが不要となる。
次に、図18〜図24を参照して本発明の第3の実施形態について説明する。
本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置は、図18に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図19参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図19参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図18参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図18参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔に1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔に収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図18参照)を隣り合う二つの転動体収容孔の間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部の両端面には、転動体13を転動体収容孔に案内する転動体案内溝が形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図20参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は互いに対向する二つのプレート部17b(図20参照)を有しており、これらのプレート部17bには、スライダ本体15の転動体戻り通路18に連通する円形の貫通孔27が例えば二つずつ設けられている。さらに、転動体保持器17は合成樹脂材から形成され、各転動体保持器17の転動体押え部17aには、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止溝20(図20参照)が形成されている。なお、転動体保持器17のプレート部17bは、転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けると転動体戻り通路18が開口するスライダ本体15の端面15b,15c(図18参照)に当接するようになっている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図22参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19は円筒スリーブをほぼ半分に分割してなる二本のスリーブ半割り部材22(図21参照)からなり、これらスリーブ半割り部材22の一端部には凸部28が設けられている。
凸部28は、図22に示すように、スリーブ半割り部材22の外径方向に突出しており、前述した転動体保持器17には、凸部28と嵌合する凹部29(図20参照)が設けられている。なお、スライダ本体15の全長をL1、転動体保持器17のプレート部17bの板厚をL2とすると、各スリーブ半割り部材22の長さL3はL1<L3≦L1+L2となっている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図23に示すように、スライダ本体15の転動体戻り通路18にスリーブ半割り部材22を挿入する。そうすると、図24に示すように、スリーブ半割り部材22の一端部に設けられた凸部28が転動体保持器17に設けられた凹部29に嵌合する。これにより、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22が転動体戻り通路18の円周方向に対して位置決めされた状態となるので、スライダ11の組立時にスリーブ半割り部材22が位置ずれを起こすことを防止することができる。
また、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端部がスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出したスリーブ半割り部材22の先端部を逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材22の軸方向位置を調整することが不要となる。
さらに、転動体保持器17のプレート部17bに形成される貫通孔27の形状を円形以外の形状にする必要がないので、転動体保持器17を容易に製造することができる。さらに、スリーブ半割り部材22の一端部に凸部28が設けられているため、前後を逆にした状態でスリーブ半割り部材22をスライダ本体15の転動体戻り通路18に誤って挿入してしまうことも防止できる。さらにまた、捻れ防止部材19を構成する二本のスリーブ半割り部材22が互いに同一の形状となっているため、部品の種類を低減することができる。
上述した第3の実施形態では、スリーブ半割り部材22の一端部に設けられる凸部28の数が一つの場合を例示したが、スリーブ半割り部材22の一端部に設けられる凸部28の数が二つ以上の場合であっても同様の効果を得ることができる。
次に、図25〜図31を参照して本発明の第4の実施形態について説明する。
本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置は、図25に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図26参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図26参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図25参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図26参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔に1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔に収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図25参照)を隣り合う二つの転動体収容孔の間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部の両端面には、転動体13を転動体収容孔に案内する転動体案内溝が形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図27参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は二つのプレート部17bを有しており、これらのプレート部17bは、転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けると転動体戻り通路18が開口するスライダ本体15の端面15b,15c(図25参照)に当接するようになっている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図29参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19は断面がほぼC字形状をなす二本のスリーブ半割り部材22(図28参照)からなり、これらスリーブ半割り部材22の一端には、凸部としてのピン30が設けられている。
転動体保持器17のプレート部17bは互いに対向しており、これらのプレート部17bのうち一方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔23(図27参照)が設けられている。そして、他方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち他方のスリーブ半割り部材22のみと嵌合する複数(例えば二つ)の貫通孔24(図27参照)が設けられている。
ピン30はスリーブ半割り部材22の長手方向に突出しており、前述した転動体保持器17のプレート部17bには、ピン30と嵌合する凹部としてのピン受け穴31(図27参照)が設けられている。なお、スライダ本体15の全長をL1、転動体保持器17のプレート部17bの板厚をL2とすると、各スリーブ半割り部材22の長さL3はL1<L3≦L1+L2となっている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図30に示すように、スライダ本体15の転動体戻り通路18にスリーブ半割り部材22を挿入すると、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22のうち一方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の一方のプレート部17bに設けられた貫通孔23に嵌合すると共に、他方のスリーブ半割り部材22が転動体保持器17の他方のプレート部17bに設けられた貫通孔24に嵌合し、さらにスリーブ半割り部材22の一端部に設けられたピン30が転動体保持器17のプレート部17bに設けられたピン受け穴31に嵌合する。これにより、転動体戻り通路18に挿入された二本のスリーブ半割り部材22は転動体戻り通路18の円周方向に対して強固に位置決めされた状態となるので、スライダ11の組立時にスリーブ半割り部材22が位置ずれを起こすことを確実に防止することができる。
また、転動体戻り通路18に挿入されたスリーブ半割り部材22の先端部がスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出したスリーブ半割り部材22の先端部を逆方向に押し込んでスリーブ半割り部材22の軸方向位置を調整することが不要となる。
さらに、スリーブ半割り部材22の一端部にピン30が設けられているため、前後を逆にした状態でスリーブ半割り部材22をスライダ本体15の転動体戻り通路18に誤って挿入してしまうことも防止できる。さらにまた、捻れ防止部材19を構成する二本のスリーブ半割り部材22が互いに同一の形状となっているため、部品の種類を低減することができる。
上述した第4の実施形態では、スリーブ半割り部材22の一端部に設けられるピン30の数が一つの場合を例示したが、スリーブ半割り部材22の一端部に設けられるピン30の数が二つ以上の場合であっても同様の効果を得ることができる。
次に、図32〜図37を参照して本発明の第5の実施形態について説明する。
本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置は、図32に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図33参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図33参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図32参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図33参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔に1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔に収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図32参照)を隣り合う二つの転動体収容孔の間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部の両端面には、転動体13を転動体収容孔に案内する転動体案内溝が形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図34参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は互いに対向する二つのプレート部17bを有しており、これらのプレート部17bには、スライダ本体15の転動体戻り通路18に連通する円形の貫通孔27が例えば二つずつ設けられている。なお、転動体保持器17のプレート部17bは、転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けるとスライダ本体15の端面15b,15c(図32参照)に当接するようになっている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図36参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19は例えば合成樹脂材から形成されており、各捻れ防止部材19の一端部には、二つの凸部32(図35参照)が設けられている。
凸部32は、図36に示すように、捻れ防止部材19の外径方向に突出しており、前述した転動体保持器17の各プレート部17bには、凸部32と嵌合する凹部33(図34参照)が設けられている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図37に示すように、スライダ本体15の転動体戻り通路18に捻れ防止部材19を挿入すると、捻れ防止部材19の一端部に設けられた凸部32が転動体保持器17に設けられた凹部33に嵌合する。これにより、捻れ防止部材19は転動体戻り通路18の円周方向に対して位置決めされた状態となるので、スライダ11の組立時に捻れ防止部材19が位置ずれを起こすことを防止することができる。
また、転動体戻り通路18に挿入された捻れ防止部材19の先端部がスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出した捻れ防止部材19の先端部を逆方向に押し込んで捻れ防止部材19の軸方向位置を調整することが不要となる。
さらに、凸部32と嵌合する凹部33が転動体保持器17の各プレート部17bに設けられているため、スライダ本体15の転動体戻り通路18に捻れ防止部材19を挿入する際に、前後を気にすることなく捻れ防止部材19をスライダ本体15の転動体戻り通路18に挿入することができる。さらにまた、転動体保持器17のプレート部17bに形成される貫通孔27の形状を円形以外の形状にする必要がないので、転動体保持器17を容易に製造することができる。
上述した第5の実施形態では、捻れ防止部材19の一端部に設けられる凸部32の数が二つの場合を例示したが、捻れ防止部材19の一端部に設けられる凸部32の数が一つまたは三つ以上の場合であっても同様の効果を得ることができる。
次に、図38〜図42を参照して本発明の第6の実施形態について説明する。
本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置は、図38に示すように、複数の転動体循環路11a(図では一つのみを図示)を有するスライダ11と、このスライダ11を案内する直線状の案内レール12とを備えており、スライダ11の各転動体循環路11aには、球状をなす多数の転動体13が組み込まれていると共に、転動体同士の干渉を防止する有端ベルト状の転動体干渉防止部材14が組み込まれている。
スライダ11は案内レール12の左右側面部に二条ずつ形成された転動体転動溝12a(図39参照)と各々対向する複数の転動体転動溝15aを有するスライダ本体15と、転動体13の転がり方向をスライダ本体15の両端側で反対方向に変更するための方向転換路16aを有する二つのエンドキャップ16と、スライダ本体15に組み付けられた二つの転動体保持器17(図39参照)とを含んで構成されており、スライダ本体15の内部には、例えば四つの転動体戻り通路18(図38参照)が案内レール12の長手方向に沿って形成されている。これらの転動体戻り通路18は転動体循環路11aの一部を構成しており、各転動体戻り通路18には、転動体干渉防止部材14の捻れを防止する捻れ防止部材19(図39参照)が挿入されている。
転動体干渉防止部材14は例えば熱可塑性エラストマーなどの軟質材からなり、可撓性を有している。また、転動体干渉防止部材14は転動体13の直径より僅かに大きい直径で円形に形成された複数の転動体収容孔を有しており、転動体13は転動体干渉防止部材14の転動体収容孔に1個ずつ収容されている。さらに、転動体干渉防止部材14は、転動体収容孔に収容された転動体13が干渉し合うのを防止するために、スペーサ部14b(図38参照)を隣り合う二つの転動体収容孔の間に有している。これらのスペーサ部14bは転動体13の直径より僅かに小さい直径で円板状に形成されており、各スペーサ部の両端面には、転動体13を転動体収容孔に案内する転動体案内溝が形成されている。
転動体保持器17は転動体13をスライダ本体15の転動体転動溝15aに押える転動体押え部17a(図40参照)を有しており、案内レール12の転動体転動溝12aとスライダ本体15の転動体転動溝15aとの間に配置された転動体13は、転動体保持器17の転動体押え部17aによってスライダ11からの脱落が防止されている。また、転動体保持器17は二つのプレート部17b,17cを有しており、これらのプレート部17b,17cは、転動体保持器17をスライダ本体15に組み付けると転動体戻り通路18が開口するスライダ本体15の端面15b,15c(図38参照)に当接するようになっている。
捻れ防止部材19は円筒形状をなしており(図41(a)及び(b)参照)、各捻れ防止部材19の内周面には、転動体干渉防止部材14の左右側端部と係合する二つの捻れ防止溝21(図41(a)参照)が捻れ防止部材19の軸方向に沿って形成されている。また、捻れ防止部材19の一端には、凸部としてのピン30が設けられている。
転動体保持器17のプレート部17b,17cは互いに対向しており、これらのプレート部17b,17cのうち一方のプレート部17bには、転動体戻り通路18に挿入された捻れ防止部材19のピン30が形成された端面の内周側形状と同一形状の貫通孔41(図40参照)が上方に設けられていると共に、下方に捻れ防止部材19の円筒外周面を挿通可能な円形の貫通孔42が設けられている。そして、他方のプレート部17cには、転動体戻り通路18に挿入された捻れ防止部材19の円筒面外周面を挿通可能な貫通孔43が上側に設けられていると共に、下側に捻れ防止部材19のピン30が形成された端面の内周側形状と同一形状の貫通孔43(図40参照)が設けられている。
ピン30は捻れ防止部材19の長手方向に突出しており、前述した転動体保持器17のプレート部17b及び17cには、夫々貫通孔41及び44の近傍にピン30と嵌合する凹部としてのピン受け穴45(図40参照)が設けられている。なお、スライダ本体15の全長をL1、転動体保持器17のプレート部17b,17cの総板厚をL2とすると、各捻れ防止部材19の長さL3はL1<L3≦L1+L2となっている。
このような構成において、スライダ本体15に転動体保持器17を組み付けた後、図42に示すように、スライダ本体15の上側の転動体戻り通路18にプレート部17cの貫通孔43側から捻れ防止部材19を、ピン30を形成した端面側から挿入すると、ピン30が転動体保持器17のプレート部17bに設けられたピン受け穴45に嵌合する。同様に、スライダ本体15の下側の転動体戻り通路18にプレート部17bの貫通孔42側から捻れ防止部材19を、ピン30を形成した端面側から挿入すると、ピン30が転動体保持器17のプレート部17cに設けられたピン受け穴44に嵌合する。
これにより、転動体戻り通路18に挿入された捻れ防止部材19は転動体戻り通路18の円周方向に対して強固に位置決めされた状態となるので、スライダ11の組立時に捻れ防止部材19が位置ずれを起こすことを確実に防止することができる。
また、捻れ防止部材19の先端部がスライダ本体15から突出することがないので、スライダ本体15から突出した捻れ防止部材19の先端部を逆方向に押し込んで捻れ防止部材19の軸方向位置を調整することが不要となる。
さらに、捻れ防止部材19の一端部にピン30が設けられているため、前後を逆にした状態で捻れ防止部材19をスライダ本体15の転動体戻り通路18に誤って挿入してしまうことも防止できる。
上述した第6の実施形態では、捻れ防止部材19の一端部に設けられるピン数が一つである場合を例示したが、捻れ防止部材の一端部に設けられるピンの数が二つ以上の場合であっても同様の効果を得ることができる。
本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置のスライダを分解して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体干渉部材を示す平面図である。 図4のA−A線に沿う断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置のエンドキャップを分解して示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す断面図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第1の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す側面図である。 図14のB−B線に沿う断面図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第2の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す側面図である。 図21のC−C線に沿う断面図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第3の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す側面図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す正面図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第4の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す側面図である。 図35のD−D線に沿う断面図である。 本発明の第5の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。 本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置の概略構成を示す平面図である。 本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置の断面図である。 本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置の転動体保持器を示す斜視図である。 本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置の捻れ防止部材を示す図であって、(a)は正面図、(b)は側面図である。 本発明の第6の実施形態に係るリニアガイド装置の作用効果を説明するための説明図である。
符号の説明
11 スライダ
11a 転動体循環路
12 案内レール
13 転動体
14 転動体干渉防止部材
15 スライダ本体
16 エンドキャップ
16a 方向転換路
17 転動体保持器
17b,17c プレート部
18 転動体戻り通路
19 捻れ防止部材
22 スリーブ半割り部材
23,24,27 貫通孔
25,28,32 凸部
26,29,33 凹部
30 ピン
31 ピン受け穴
41〜44 貫通孔
45 ピン受け穴

Claims (5)

  1. 複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成され、かつ前記転動体保持器が互いに対向する二つのプレート部を有するリニアガイド装置であって、前記捻れ防止部材または該捻れ防止部材を構成する部材が、前記転動体保持器の二つのプレート部の一方のプレート部に対して貫通可能で、他方のプレート部に対して貫通不能であることを特徴とするリニアガイド装置。
  2. 前記捻れ防止部材を構成する部材は該部材の断面がほぼC字形状をなしていることを特徴とする請求項1記載のリニアガイド装置。
  3. 複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成され、かつ前記転動体保持器が互いに対向する二つのプレート部を有するとともに、前記捻れ防止部材が二本のスリーブ半割り部材からなるリニアガイド装置において、
    前記転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち一方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔を前記転動体保持器の二つのプレート部のうち一方のプレート部に設け、かつ前記転動体戻り通路に挿入された二本のスリーブ半割り部材のうち他方のスリーブ半割り部材のみと嵌合する貫通孔を前記二つのプレート部のうち他方のプレート部に設けたことを特徴とするリニアガイド装置。
  4. 請求項3記載のリニアガイド装置において、前記スリーブ半割り部材の外径方向または長手方向に突出する少なくとも一つの凸部を前記スリーブ半割り部材の一端部に設けるとともに、前記凸部と嵌合する凹部を前記転動体保持器のプレート部に設けたことを特徴とするリニアガイド装置。
  5. 複数の転動体循環路を有するスライダと、該スライダを案内する案内レールと、前記スライダの各転動体循環路に多数の転動体と共に組み込まれた有端状の転動体干渉防止部材とを備えてなり、前記スライダが前記転動体循環路の一部を構成する転動体戻り通路を有するスライダ本体と、前記転動体の転がり方向を前記スライダ本体の両端側で反対方向に変更するための方向転換路を有する二つのエンドキャップと、前記スライダ本体に組み付けられた二つの転動体保持器と、前記スライダ本体の転動体戻り通路に挿入されて前記転動体干渉防止部材の捻れを防止する筒状の捻れ防止部材とを含んで構成されるリニアガイド装置において、
    前記捻れ防止部材の外径方向または長手方向に突出する少なくとも一つの凸部を前記捻れ防止部材の一端部に設けるとともに、前記凸部と嵌合する凹部を前記転動体保持器に設けたことを特徴とするリニアガイド装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2010090910A (ja) * 2008-10-03 2010-04-22 Thk Co Ltd 運動案内装置
JP2010139008A (ja) * 2008-12-12 2010-06-24 Thk Co Ltd 運動案内装置
TWI458897B (zh) * 2011-12-29 2014-11-01 Hiwin Tech Corp A linear slide with a return tube

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