JP2007297089A - 開封性の優れたバリア性を有する包装袋 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】包装用積層フィルムは、少なくとも一方の横側部に、包装袋の開封を容易にするための傷痕加工部(3,3’)を所定の長さと幅で有するものであり、前記傷痕加工部は、袋の外面側である前記基材層に存在し、袋の内面側である前記シーラント層には存在しないものであり、前記傷痕加工部の所定の長さが、包装袋の他方の横側部には達しない長さとすること。
【選択図】図1
Description
基材層、バリア層およびシーラント層を有する包装用積層フィルムから形成された包装袋において、
前記包装用積層フィルムは、少なくとも一方の横側部に、包装袋の開封を容易にするための傷痕加工部を所定の長さと幅で有するものであり、
前記傷痕加工部は、袋の外面側である前記基材層に存在し、袋の内面側である前記シーラント層には存在しないものであり、
前記傷痕加工部の所定の長さが、包装袋の他方の横側部には達しない長さであることを特徴とする包装袋である。
また、前記シーラント層は、低融点ポリマーとバリア性を有するポリマーとを混練して形成したフィルムであってもよい。前記バリア性を有するポリマーは、好ましくは、エチレンビニルアルコール樹脂および/またはナイロン等である。
なお、傷痕加工部が、前記横シール部を含むシール部によって、傷痕加工が施されていない箇所とは区画されている場合には、前記傷痕加工は、前記基材層だけでなく、シーラント層にも及んでいてもよい。
本発明において包装袋を製造するために用いられる包装用積層フィルムを構成する基本要素は、シーラント層、基材層および該シーラント層と基材層との間に設けられたバリア層(金属または無機酸化物蒸着層、エチレンビニルアルコール樹脂層等)である。本発明においては、基材層の所定箇所に傷痕加工部が設けられたフィルムを使用して、シーラント層フィルムと積層して得られた包装用積層フィルムが用いられる。本発明においては、包装用積層フィルムには、印刷層が設けられていることが好ましく、この印刷層には、袋長さを一定にするために所定間隔でアイマークが印刷されているが、基材層の所定箇所に傷痕加工を施すために、このアイマークを利用して傷痕加工部の位置決めを行うことができる。
本発明の包装袋を形成するために使用される包装用積層フィルムにおいて、包装用積層フィルムに機械的強度を与える基材層フィルムには、引張り強度が高く、適度な硬さを有し、蒸着層形成および袋形成時のヒートシールに耐える耐熱性があることが要求され、また低コストであることが好ましいから、通常の包装用積層フィルムと同様に、二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPP)、二軸延伸ポリエステルフィルム、二軸延伸ポリ乳酸フィルム等の二軸延伸フィルムが用いられる。二軸延伸ポリプロピレンフィルムとしては、ヒートシーラブル二軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPH)も本発明において好ましく用いられる。基材層フィルムの厚さは、通常10〜70μm程度である。かかる基材層フィルムへの傷痕加工については、後述する。
本発明の包装袋を形成するために使用される包装用積層フィルムにおいて、包装用積層フィルムにヒートシール性を与えるシーラント層としては、160℃以下、好ましくは、120℃以下の低い温度で溶融する低融点ポリマー層であることが好ましい。このようなポリマーとして、無延伸ポリプロピレンフィルム(CPP)、メタロセン触媒で重合した直鎖低密度ポリエチレンなどの低密度ポリエチレン無延伸フィルムなどが用いられることができる。このほかヒートシーラブル2軸延伸ポリプロピレンフィルム(OPH)などを用いることもできる。無延伸ポリプロピレンおよびヒートシーラブル2軸延伸ポリプロピレンのヒートシーラブル層には、低融点で溶融できるように、プロピレンと他のオレフィン(エチレン、ブテン等)との共重合体、低密度ポリエチレン(メタロセン触媒で重合した直鎖低密度ポリエチレン等)、エチレン酢酸ビニル共重合体を含む層が形成されていることが好ましい。また、シーラント層を構成するポリエチレンは、単層でも複層でもよい。複層の例としては、上記の直鎖低密度ポリエチレン層と低密度ポリエチレンまたは高密度ポリエチレンとの共押出成形物などが挙げられる。シーラント層は、上記のようにポリオレフィンだけでなく、低融点ポリエステルで形成されていてもよい。低融点ポリエステルとしては、例えばイーストマンコダック社のエチレンテレフタレートとシクロヘキサンジオールとの共重合ポリエステルを挙げることができる。前記シーラント層の厚みとしては、20〜50μmが好ましい。
本発明において用いられる包装用積層フィルムにおけるバリア層としては、通常行われているように、金属(アルミニウム、鉄、マグネシウム等)または無機酸化物(アルミナ、酸化ケイ素等)の蒸着層が、基材層とシーラント層の間に形成される。上記蒸着層の形成は、基材層フィルムが蒸着に耐える耐熱性を有していることから、基材層フィルム上に形成するのが好ましい。また、シーラント層フィルム側に形成する場合には、低融点シーラント層上に形成することもできるが、低融点のシーラント層上に、それよりも融点の高いポリエステル等のポリマー層を積層し、そのポリマー層上に蒸着層を形成する方が好ましい。蒸着層の厚さは、通常30〜150nmである。
包装袋には商品名をはじめ購入者の視覚に訴えて購買欲を持たすため、包装袋には一般的に印刷が行われる。すなわち包装用積層フィルムには通常印刷層が形成されている。前述の蒸着層がアルミニウム等の金属で形成された場合、該蒸着層は不透明であるので、印刷内容が外側から見えるように、印刷用は蒸着層の外側に形成されることが好ましい。かかる構成の包装用積層フィルムとするには、印刷層を形成した基材層フィルムと蒸着層を形成した基材層とを積層して印刷蒸着基材層フィルムを形成し、印刷層側を外側にして使用するのが好ましい。
本発明の包装袋おいては、包装袋の開封性を高めるため、包装用積層フィルムに傷痕加工部を設けるものであるが、その一方で、包装袋としてのバリア性の低下は、最小限に抑えるために、前記傷痕加工部を設ける位置、長さ、幅、深さなどが、制限されているものである。
前記傷痕加工部の位置としては、包装袋の横側部に形成される。なお、横側部であれば、一方のみに形成しても両方に形成しても良い。前記傷痕加工部の長さとしては、包装袋の他方の横側部には達しない長さとする。更に袋の中心に縦シール部がある場合は、該縦シール部に達しない長さとすることが好ましい。前記傷痕加工部の具体的な長さや幅としては、一例として幅135mm、長さ200mmの包装袋の場合、横側面における幅としては、10〜20mmが好ましく、横側部からの長さとしては、15〜50mmとすることが好ましい。なお、袋の幅、長さが異なっても、傷痕加工部は、ほぼ上記の寸法で行われることが好ましい。前記傷痕加工部の深さとしては、袋の外面側である前記基材層にのみ存在し、袋の内面側である前記シーラント層には存在しないものとする。シーラント層に傷痕加工部が存在しないことにより、包装袋のシール性が維持される。ただし、傷痕加工部が、横シール部を含むシール部によって、(すなわち、保護シール部によって、或いは横シール部と保護シール部によって、)該傷痕加工部の周囲が、傷痕加工部以外の部位と区画されている場合などでは、前記傷痕加工部の深さは、シーラント層まで達するものであってもよい。前記横シール部を含むシール部が、包装袋としてのバリア性を維持するからである。なお、本様態の包装袋において、傷痕加工部の部位に、更に保護シール部を設けると、バリア性維持の安全性が更に向上する。
また、傷痕加工部は、通常、包装袋の片側の側端部に設けられるが、包装袋のどちら側からでも開封を容易にするため、包装袋の両側に傷痕加工部を設けることもできる。更に包装袋の一方の側端部に、複数箇所の傷痕加工部を設けることもできる。例えば袋の長さが長い場合には、傷痕加工部を複数箇所設けることにより、好みの位置で袋を開封できるようになる。更に、消費者が開封位置を容易に把握できるように、傷痕加工部を他の部位とは異なる印刷を施すこともできる。
本発明においては、傷痕加工部を設ける位置、長さ、幅、深さに上記のような制限を設けたため、基材層フィルムの全体に傷痕加工を行うことはできず、所定位置に限って傷痕加工を行わなければならない。そのような所定位置にのみ傷痕加工部を設けるために、基材層フィルムへ印刷を行う際に、該基材層フィルムの所定間隔ごとにアイマークを印刷しておき、該アイマークを基準として、事前にインプットしておいたプログラムに基づき傷痕加工を行うことにより、所定の位置、長さ、幅の傷痕加工部が得られるようにコントロールすることができる。
傷痕加工されるフィルムとしては、二軸延伸ポリプロピレンまたは二軸延伸ポリエステルフィルムの基材層フィルムの片面に印刷層を形成した印刷基材層フィルムと前記と同様の二軸延伸フィルムに蒸着層を形成した蒸着基材層フィルムとを積層したもの、あるいは、蒸着基材層を積層していない印刷基材層フィルムに、傷痕加工を施すのが好ましい。傷痕加工が施された基材層に、シーラント層フィルムまたは蒸着シーラント層フィルムが積層されて、本発明で用いられる包装用積層フィルムが得られる。
また、二軸延伸フィルムに印刷層、蒸着層を形成し、さらに、シーラント層を積層した包装用積層フィルムに、所定深さの傷痕加工を行って、基材層のみを傷痕加工が施された包装用積層フィルムを得ることができる。この場合には、傷痕加工を、基材層フィルムとシーラント層フィルムとの積層工程後に行って、その後、所定のフィルム幅にスリット加工を行ってもよく、また、積層後所定幅にスリットしたフィルムを、包装工程でフィルムロールから巻きだしながら、傷痕加工を行って、包装機に供給してもよい。
上記のようにして形成した、基材層フィルムの片面に印刷を施し、その上にアンカーコートとなる接着剤またはポリエチレンの押出成形等により形成されたポリマー層を設けた上で、蒸着層を形成した基材層フィルムと、シーラント層フィルムとを、接着剤を介してドライラミネートを行うか、ポリエチレンを押し出しながらサンドイッチラミネートにより積層して本発明に用いられる包装用積層フィルムを得ることができる。
また、別の態様としては、基材層フィルムの片面に印刷層を形成し、一方、低融点シーラント層フィルムより融点の高いポリマー層を積層し、この上に蒸着層を形成し、この蒸着シーラント層フィルムの蒸着面と、前記基材層の印刷面とを、接着剤を介してまたは押出しポリエチレン層を介して、両者を積層して、本発明に用いられる包装用積層フィルムを得ることができる。本発明において用いられる接着剤としては、ポリエーテル/ポリウレタンを主成分とする2液溶液型、芳香族ポリエーテル系、芳香族ポリエステル系、脂肪族ポリエステル系、脂肪族ウレタン系、脂肪族ポリエーテル系のポリマーを溶剤に溶かした接着剤、エチレンアクリル酸共重合体、エチレンメタクリレート共重合体、エチレンアクリレートリレート共重合体等の熱溶融型の接着剤を用いることができる。また、特許文献4に記載されているようなバリア接着剤や三菱瓦斯化学工業株式会社から市販されているマクシーブ(商品名)を使用することもできる。
以上のようにして得られた包装用積層フィルムの全体構成例としては、印刷基材層/接着剤層/蒸着基材層/共押出しポリマー層または接着剤層/シーラント層の層構造からなる構成、基材層フィルム/印刷層/接着剤層/蒸着層/高融点ポリマー層/低融点シーラント層の層構成、印刷基材層/接着剤/蒸着基材層/共押出しポリマー層/無機フィラー混練直鎖低密度ポリエチレン層/直鎖低密度ポリエチレン層の層構造からなる構成或いは印刷基材層/接着剤層/蒸着基材層/共押出しポリマー層/エチレンビニルアルコール樹脂混練高密度ポリエチレン層/直鎖低密度ポリエチレン層の層構造からなる構成などが挙げられる。
本発明の包装袋を製造するために使用される包装機としては、通常の縦ピロー包装機が使用可能である。その一例を図9に示す。上記した本発明において用いられる包装用積層フィルムを巻いた巻きロール(図示せず)から、傷痕加工が施された包装用積層フィルム(F)が包装機(10)に供給される。包装機は、包装用積層フィルムを筒状に成形するための管状フォーマ(13)、筒状に成形された包装用積層フィルムを前記管状フォーマに沿わせながら下方に移送するためのプルダウン機構(14)、筒状になった包装用積層フィルムが長さ方向に重なり合う箇所を管状フォーマ上でシールするための縦シール装置(11)、および縦シールされた筒状の包装用積層フィルムを所定間隔で横シールするための一対の横シール装置(12)から構成されている。プルダウン装置(14)は、一般的にベルト(14c)と該ベルト(14c)を駆動するための複数のローラ(14a,14b、14d)とから構成される。
上記の包装機を用いて、本発明の包装袋は下記のようにして製造される。包装用積層フィルムを、巻きロールから包装機(10)の管状フォーマ(13)のショルダー部(13a)に供給し、包装用積層フィルムは、ショルダー部(13a)から筒状部(13b)に移行しながら、円筒状に成形される。筒状の包装用積層フィルム(F)は、プルダウンベルト(14)により管状フォーマに沿いながら下方に移行される過程において、縦シール装置(11)により、長さ方向に重なり合う部分が縦シールされる。縦シールの形式としては、包装用積層フィルムの一方の表側端面と他方の裏側端面を重ね合わせてもよく(封筒貼り)、一方の裏側端面(シーラント層側)と裏側端面(シーラント層側)とを重ね合わせてもよい(合掌貼り)。封筒貼りを行う場合には、基材層表面でシールが可能なように、基材層としては、ヒートシーラブル二軸延伸ポリプロピレンフィルムが用いられることが好ましい。
次いで、筒状にされた包装用積層フィルム(F)は、下方に送られ、横シール機構(12)により、横シールが所定間隔で行われ、横シール装置に備えられたナイフにより上下に切り離され、下側は、フォーマ上部から供給されたスナック菓子等の食品(C)が充填された包装袋(B)となり、下方に落下して、包装機下に配置されたコンベア(図示せず)に載せられる。また、上側は、下側端部のみがシールされ、上部が開口した未完成な袋であり、フォーマ上部から落下する食品が充填されながら、次のサイクルで、包装袋の上部がシールされ、完成した袋となる.
2 横シール部
2a 保護シール部
3,3’ 傷痕加工部
4 切り込み
Claims (21)
- 基材層、バリア層およびシーラント層を有する包装用積層フィルムから形成された包装袋において、
前記包装用積層フィルムは、少なくとも一方の横側部に、包装袋の開封を容易にするための傷痕加工部を所定の長さと幅で有するものであり、
前記傷痕加工部は、袋の外面側である前記基材層に存在し、袋の内面側である前記シーラント層には存在しないものであり、
前記傷痕加工部の所定の長さが、包装袋の他方の横側部には達しない長さであることを特徴とする包装袋。 - 前記シーラント層が、低融点ポリマーを含み、前記基材層が、二軸延伸フィルム層を含んでいる、請求項1に記載の包装袋。
- 前記シーラント層が、無延伸低密度ポリエチレンフィルムまたは無延伸ポリプロピレンフィルムを含んでいる、請求項1に記載の包装袋。
- 前記シーラント層が、低融点ポリマーと無機フィラーとを混練して形成された無延伸フィルムを含んでいる、請求項2に記載の包装袋。
- 前記シーラント層が、低融点ポリマーとバリア性を有するポリマーとを混練して形成されたフィルム含んでいる、請求項1に記載の包装袋。
- 前記バリア性を有するポリマーが、エチレンビニルアルコール樹脂および/またはナイロンである、請求項5に記載の包装袋。
- 前記シーラント層が、前記低融点ポリマー層とポリマー層との多層構造を有するものであり、
前記ポリマー層は、無機フィラー、エチレンビニルアルコール樹脂及びナイロンの群からなる化合物の少なくともいずれかを混練したものである、請求項4ないし6のいずれかに記載の包装袋。 - 前記傷痕加工部が、微細な傷痕群からなるものである、請求項1に記載の包装袋。
- 前記傷痕加工部に、所定深さのスリットが形成されている、請求項1に記載の包装袋。
- 前記包装用積層フィルムが、印刷基材層/接着剤または共押出しポリマー層/蒸着基材層の層構造を有する印刷蒸着基材層フィルムの所定箇所に傷痕加工を施した後に、前記印刷蒸着基材層フィルムにシーラント層フィルムを積層したものである、請求項1に記載の包装袋。
- 前記印刷蒸着基材層フィルムと前記シーラント層フィルムとが、バリア性接着剤を介して積層されたものである、請求項10に記載の包装袋。
- 前記包装用積層フィルムが、基材層/印刷層の層構造を有する印刷基材層フィルムの所定箇所に傷痕加工を施した後、前記印刷基材層フィルムに、低融点ポリマー層/前記低融点ポリマーよりも融点の高いポリマー層/蒸着層の層構造を有する蒸着シーラント層フィルムを積層して得られるものである請求項1に記載の包装袋。
- 前記印刷基材層フィルムと前記蒸着シーラント層フィルムとが、バリア性接着剤を介して積層されたものである、請求項12記載の包装袋。
- 前記印刷層は、前記包装用積層フィルムの基準位置を示すアイマークを有しており、前記アイマークを基準にして前記傷痕加工の位置が定められてから、前記傷痕加工が施された請求項10ないし13のいずれかに記載の包装袋。
- 印刷基材層/接着剤層または共押出しポリマー層/蒸着基材層の層構造を有する印刷蒸着基材層フィルムの所定箇所に傷痕加工を施した後、前記印刷蒸着基材層フィルムに、シーラント層フィルムを積層することからなる、開封性が付与された包装用積層フィルムの製造方法。
- 印刷基材層フィルムの所定箇所に傷痕加工を施した後、前記印刷基材層フィルムに、低融点ポリマー層/前記低融点ポリマーよりも融点の高いポリマーからなるポリマー層/蒸着層の層構造を有する蒸着シーラント層フィルムを積層することからなる、開封性が付与された包装用積層フィルムの製造方法。
- 二軸延伸フィルムを含む基材層、蒸着層、および低融点ポリマーを含むシーラント層を具備する包装用積層フィルムに、前記基材層に傷痕加工され、前記シーラント層には傷痕加工がされないように、傷痕加工の深さを調整して前記傷痕加工を施すことからなる、開封性が付与された包装用積層フィルムの製造方法。
- 前記印刷層は、アイマークを含むものであり、前記所定箇所の傷痕加工は、前記アイマークを基準にして位置が定められる請求項15,16または17に記載の包装用積層フィルムの製造方法。
- 前記包装袋の少なくとも一方の横側部に、所定の長さと幅の前記傷痕加工が施されるものであって、前記所定の長さが、前記縦シール部に達していない長さである、請求項15〜18のいずれかに記載の包装用積層フィルムの製造方法。
- 二軸延伸フィルムを含む基材層、蒸着層および低融点ポリマーを含むシーラント層を具備し、少なくとも基材層に傷痕加工部を有する包装用積層フィルムを筒状に成形して縦シールを行い、しかるのち、所定間隔で横シールを行って形成される包装袋において、
前記傷痕加工部が、前記横シール部を含むシール部によって、傷痕加工が施されていない箇所とは区画されていることを特徴とする包装袋。 - 傷痕加工部の深さが、前記基材層から前記シーラント層まで及んでいる、請求項20記載の包装袋。
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