JP2007296059A - 合成樹脂製の遊技盤の製造方法及び合成樹脂製の遊技盤 - Google Patents
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Abstract
【課題】 合成樹脂板から遊技盤を製造する際の切削加工量を少なくする。
【解決手段】 切断機50の下ベッド52には切断刃56及び弾性板57が取り付けられ、上ベッド51には押圧材54が取り付けられている。弾性板57の上に合成樹脂板Pを載置してから上ベッド51を下降させると、押圧材54が合成樹脂板Pを押圧して圧縮変形させながら下降し、その下面に切断刃56が打ち込まれる。切断刃56の打ち込みでクラックが発生して瞬間的に板厚方向に伝播して合成樹脂板Pが脆性切断される。クラックの伝播が一方向であるため、段差や凹凸のない良好な切断面を得ることができ、ルータ加工装置を用いての切削は不要になる。
【選択図】 図2
【解決手段】 切断機50の下ベッド52には切断刃56及び弾性板57が取り付けられ、上ベッド51には押圧材54が取り付けられている。弾性板57の上に合成樹脂板Pを載置してから上ベッド51を下降させると、押圧材54が合成樹脂板Pを押圧して圧縮変形させながら下降し、その下面に切断刃56が打ち込まれる。切断刃56の打ち込みでクラックが発生して瞬間的に板厚方向に伝播して合成樹脂板Pが脆性切断される。クラックの伝播が一方向であるため、段差や凹凸のない良好な切断面を得ることができ、ルータ加工装置を用いての切削は不要になる。
【選択図】 図2
Description
本発明は、パチンコ機等の弾球遊技機の技術分野に属し、詳細には弾球遊技機に装着される遊技盤に関する。
パチンコ機等の弾球遊技機は、入賞装置及び遊技釘が取り付けられた遊技盤を必須としている。
合成樹脂製の遊技盤を製造する方法としては、射出成形(例えば特開平11−156006号公報;特許文献1)や押出成形した合成樹脂板に切削加工を施す方法(例えば特開2005−312471号公報;特許文献2)が知られている。
合成樹脂製の遊技盤を製造する方法としては、射出成形(例えば特開平11−156006号公報;特許文献1)や押出成形した合成樹脂板に切削加工を施す方法(例えば特開2005−312471号公報;特許文献2)が知られている。
しかし、射出成形の場合は、遊技盤の歪みやひけ、反り等が発生するという問題があり、特に厚肉であるとこれらの問題が顕著になる。一方、薄肉にすれば強度が不足するので、リブ等を広範囲に設けなければならないから、透明な遊技盤の製造には適していなかった。また、透明な遊技盤の場合にはウエルド等が発生すると美観が損なわれるという問題もあった。つまり、現状の射出成形技術は、透明な遊技盤の製造には適していなかった。
これに対して、特許文献2に開示されている合成樹脂板に切削加工を施す方法は、歪み、ひけ、反り、ウエルド等は発生しないので、透明で十分な厚み(例えば5mm以上)の遊技盤を製造できる。
特開平11−156006号公報
特開2005−312471号公報
しかしながら、特許文献2の方法では、入賞装置等を取り付けるための貫通孔を形成するために、例えばルータ加工装置を用いて合成樹脂板を切削するので、製造に要する時間が比較的長いという問題があった。
また、切削に伴って切屑が発生するので、これを確実に取り除く必要があった。なお、切屑はリサイクルには不適で、産廃として処理する必要もある。
請求項1記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法は、
合成樹脂板を遊技盤の外周形状に切断する外周切断の工程と、
入賞装置等を取り付けるための貫通孔を前記合成樹脂板に形成する貫通孔形成の工程とが含まれる
合成樹脂製の遊技盤の製造方法において、
互いに対面状に配置され片方が固定され他方が昇降駆動される上ベッド及び下ベッドであり、一方又は双方に切断刃物が取り付けられている上ベッド及び下ベッドの間に前記合成樹脂板を置いてから、前記昇降駆動される上ベッド又は下ベッドを駆動して両ベッドを接近させることにより、前記合成樹脂板に前記切断刃物を打ち込んで脆性切断する
脆性切断処理によって、
前記外周切断と前記貫通孔形成の一方または双方が行われる
ことを特徴とする。
合成樹脂板を遊技盤の外周形状に切断する外周切断の工程と、
入賞装置等を取り付けるための貫通孔を前記合成樹脂板に形成する貫通孔形成の工程とが含まれる
合成樹脂製の遊技盤の製造方法において、
互いに対面状に配置され片方が固定され他方が昇降駆動される上ベッド及び下ベッドであり、一方又は双方に切断刃物が取り付けられている上ベッド及び下ベッドの間に前記合成樹脂板を置いてから、前記昇降駆動される上ベッド又は下ベッドを駆動して両ベッドを接近させることにより、前記合成樹脂板に前記切断刃物を打ち込んで脆性切断する
脆性切断処理によって、
前記外周切断と前記貫通孔形成の一方または双方が行われる
ことを特徴とする。
本発明(遊技盤の製造方法)は合成樹脂板の脆性切断を利用している。具体的には、切断刃物を合成樹脂板に打ち込み、その打ち込みがある深さに達すると、瞬間的にクラックが板厚方向に伝播して合成樹脂板が脆性切断される。
この脆性切断はクラックの伝播によるので、切断刃物の刃先の進行とともに切断点が進行する切断(例えば鋏やシャーリング)のように、板厚以上に刃先を押し込む必要はない。一方、クラックの発生と伝播が必要であるから、軟質の素材には適用できない。つまり、遊技盤の母材となる合成樹脂板は、硬質の合成樹脂、例えばアクリル、ポリカーボネート、ポリスチレン、メタアクリル−スチレン共重合樹脂、スチレン−アクリロニトリル共重合樹脂等が用いられる。なお、これらは例示であり、母材となる硬質の合成樹脂板はこれらに限定されるわけではない。
上ベッド及び下ベッドは、互いに対面状に配置され片方が固定され他方が昇降駆動される。上下ベッドのいずれが固定されても(いずれが昇降駆動されても)よい。
クラックを発生させるための切断刃物は、上ベッドと下ベッドの双方に取り付けられていてもよいし、一方のみに取り付けられていてもよい。
クラックを発生させるための切断刃物は、上ベッドと下ベッドの双方に取り付けられていてもよいし、一方のみに取り付けられていてもよい。
切断刃物を上ベッドと下ベッドの双方に刃先を対向させて取り付けた場合、切断刃物を合成樹脂板の上面及び下面に打ち込むことになる。この場合は、上下両面で発生したクラックが板厚方向に伝わり、それら上下からのクラックが会合したときに切断が完成する。
上ベッドと下ベッドのいずれか一方のみに切断刃物が取り付けられている場合、切断刃物は合成樹脂板の片面に打ち込むことになる。この場合は、切断刃物が打ち込まれた面で発生したクラックが板厚方向に伝わり、これが他方の面に達したときに切断が完成する。なお、切断刃物は、上ベッドと下ベッドのうちで固定された方に取り付けられていてもよいし、昇降駆動される方に取り付けられていてもよい。
上ベッドと下ベッドのどちらか片方を駆動して両ベッドを接近させることにより、両ベッド間に置かれた合成樹脂板に切断刃物を打ち込んで脆性切断する脆性切断処理によって、外周切断と貫通孔形成の一方または双方が行われるので、これらの切断に要する時間は、ルータ加工装置を用いての切削に比べれば格段に短縮できる。
また、切断残材は板片であるから、これが遊技盤に付着することはない。しかも、容易にリサイクルできるから、産廃処理は不要である。
切断刃物を上ベッドと下ベッドの双方に取り付けて切断刃物を合成樹脂板の上面及び下面に打ち込む場合は、上下両面で発生したクラックを会合させるので、上下のクラックそれぞれの伝播距離は、理想的には板厚の1/2ずつになるから、比較的板厚が大きい合成樹脂板でも切断可能である。しかし、上下からのクラックが滑らかに会合しなくて、切断面に段差や凹凸が発生することもある。
切断刃物を上ベッドと下ベッドの双方に取り付けて切断刃物を合成樹脂板の上面及び下面に打ち込む場合は、上下両面で発生したクラックを会合させるので、上下のクラックそれぞれの伝播距離は、理想的には板厚の1/2ずつになるから、比較的板厚が大きい合成樹脂板でも切断可能である。しかし、上下からのクラックが滑らかに会合しなくて、切断面に段差や凹凸が発生することもある。
一方、切断刃物を上ベッドと下ベッドのいずれか一方のみに取り付けて切断刃物を合成樹脂板の片面のみに打ち込む場合は、上述した上下クラックの会合に起因する段差や凹凸が発生するおそれはない。
こうした理由から、良好な切断面を得るには、請求項2に記載のように、前記切断刃物は、前記上ベッドと前記下ベッドのいずれか一方のみに取り付けられている構成が好ましいと言える。
その場合、請求項3記載のように、前記切断刃物は、前記上ベッドと前記下ベッドのうちで前記固定された方に取り付けられていること構成にすると、切断刃物が固定されるので、切断時における切断刃物の安定性が高い。
切断刃物としてはトムソン刃、切断金型等を使用できる。一般に、遊技盤の外形は、各遊技機メーカー毎で統一されていて機種毎には変更されないから、外周切断には長寿命な切断刃物が適しているといえる。一方、入賞装置の形状や配置は機種毎に、比較的短期間で変更されるので、短納期、マイナー変更が容易な切断刃物が適しているといえる。
脆性切断時の切断刃物の打ち込み深さは、遊技盤に使用する合成樹脂の種類や物性によって変化するので一律には決められない。一般的には、片面のみに打ち込む場合は0.4〜0.8mm、好ましくは0.5〜0.6mmで、両面に打ち込む場合はこれよりも少な目である。
脆性切断時の切断刃物の打ち込み速度は、遊技盤に使用する合成樹脂の種類や物性によって変化するので、切断実験などを行って好適な速度を選択するのが望ましい。アクリルの場合はおおむね10mm/秒である。
脆性切断が可能な板厚も、遊技盤に使用する合成樹脂の種類や物性によって変化するので一律ではないが、5〜20mmの範囲であれば問題なく切断できる。つまり、請求項5記載のように、前記硬質合成樹脂板の板厚が5〜20mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法を実施できる。
なお、ここで下限を5mmとしているのは、遊技釘に関連しており、脆性切断技術自体の下限ではない。
打ち付けられた遊技釘に対する保持力だけを考慮すれば板厚は4mm程度でも充分である。しかし、板厚が4mm程度であると、周知の釘調整にあたってハンマで叩いたときに遊技盤が弾性的に(板ばねのように)変形してしまって、ハンマの打撃力が遊技釘を曲げる力として有効に作用しないことがある。つまり、遊技盤にはこのような場合に弾性変形しないだけの剛性が要求される。この点から板厚の下限を5mmとしたのであり、好ましくは6mm以上である。
打ち付けられた遊技釘に対する保持力だけを考慮すれば板厚は4mm程度でも充分である。しかし、板厚が4mm程度であると、周知の釘調整にあたってハンマで叩いたときに遊技盤が弾性的に(板ばねのように)変形してしまって、ハンマの打撃力が遊技釘を曲げる力として有効に作用しないことがある。つまり、遊技盤にはこのような場合に弾性変形しないだけの剛性が要求される。この点から板厚の下限を5mmとしたのであり、好ましくは6mm以上である。
また、開口の周辺では弾性的に変形しやすくなるので、例えば表示装置の画面を臨ませるための窓(開口)が設けられているか否か、その窓の大きさはどれほどか等の遊技盤の構造によっても、上記の剛性を満たすための板厚が変わってくる。上記の窓が無ければ板厚の下限は5mm(好ましくは6mm)でよく、窓を設ける場合は、その形状や大きさにもよるが板厚の下限は8mm(好ましくは10mm)である。
一方、上限の20mmは、現在使用されている合板製の遊技盤の板厚が約19mmであることに対応させたものであり、これも脆性切断技術自体の上限ではない。
但し、板厚は合板製の遊技盤(約19mm)と同等にする必要はなく、上述の剛性の問題さえクリアできる範囲で薄くして軽量化を図る方が合理的である。そうすると、上述の下限に近い板厚で十分と言える。
但し、板厚は合板製の遊技盤(約19mm)と同等にする必要はなく、上述の剛性の問題さえクリアできる範囲で薄くして軽量化を図る方が合理的である。そうすると、上述の下限に近い板厚で十分と言える。
そして、表示装置のための窓(開口)の有無や窓の大小に応じて板厚を変更するのも、弾球遊技機の設計面、製造面で好ましくはないので、例えば10mm程度に統一するのが好ましい。
なお、合成樹脂板には保護フィルムが被着されていることがある。
両面から切断刃物を打ち込む場合、両面とも保護フィルムが切断刃物によって切断されるので問題はない。
両面から切断刃物を打ち込む場合、両面とも保護フィルムが切断刃物によって切断されるので問題はない。
片面のみから切断刃物を打ち込む場合、切断刃物が打ち込まれる面の保護フィルムは切断刃物によって切断されるので問題はない。そして、切断刃物とは反対側になる面の保護フィルムも合成樹脂板と全く同じ位置で切断され、剥離が生じない。これは、保護フィルムの延性が小さいこと、合成樹脂板への接着力がある程度あること、合成樹脂板の切断で生じる稜が鋭いこと等によると考えられる。
従って、合成樹脂板の片面又は両面に保護フィルムが被着されていても、問題にならない。
ところで、遊技盤を加工する際には、例えば遊技釘を打ち付ける工程等で、位置決めが必要になる。その位置決め用の穴も脆性切断処理によって設けることができるので、請求項4記載のように、前記脆性切断処理によって、前記外周切断の工程又は前記貫通孔形成の工程の後に行われる加工のための位置決め穴を設けるとよい。
ところで、遊技盤を加工する際には、例えば遊技釘を打ち付ける工程等で、位置決めが必要になる。その位置決め用の穴も脆性切断処理によって設けることができるので、請求項4記載のように、前記脆性切断処理によって、前記外周切断の工程又は前記貫通孔形成の工程の後に行われる加工のための位置決め穴を設けるとよい。
本発明の遊技盤の製造方法は、請求項6記載のように、透明な合成樹脂板を加工して遊技盤を製造するのに適しているが、不透明な合成樹脂板を加工して遊技盤を製造する場合にも適用できることは言うまでもない。
請求項7記載の発明は、遊技盤の外周又は入賞装置等を取り付けるための貫通孔が脆性切断加工されていることを特徴とする合成樹脂製の遊技盤であり、請求項1〜6のいずれかに記載の遊技盤の製造方法を用いて製造できる。
次に、本発明の実施例等により発明の実施の形態を説明する。なお、本発明は下記の実施例等に限定されるものではなく、本発明の要旨を逸脱しない範囲でさまざまに実施できることは言うまでもない。
[実施例]
本発明の方法を適用した遊技盤の製造工程の一例を図1に示す。
[実施例]
本発明の方法を適用した遊技盤の製造工程の一例を図1に示す。
この図1の手順では、まず合成樹脂板を押出し成形する(S101)。本実施例では、合成樹脂としてアクリルを使用しているので合成樹脂板は透明である。なお、押出し成形された合成樹脂板の板厚は10mmである。
次に、押出し成形された合成樹脂板を、遊技盤の外形に合わせて切断する(S102)。
この切断は、図2に概要を示す切断機50により、脆性切断として行われる。
この切断は、図2に概要を示す切断機50により、脆性切断として行われる。
切断機50は、図示省略の油圧機構によって昇降駆動される上ベッド51及び位置を固定された下ベッド52を備えている。
上ベッド51には金属製の上基板53が取り付けられている。また、上基板53には合成樹脂板Pを押圧するための押圧材54が取り付けられている。押圧材54は合成樹脂製であり、本実施例では合成樹脂板Pと同じアクリル製である。
上ベッド51には金属製の上基板53が取り付けられている。また、上基板53には合成樹脂板Pを押圧するための押圧材54が取り付けられている。押圧材54は合成樹脂製であり、本実施例では合成樹脂板Pと同じアクリル製である。
下ベッド52には、金属製の下基板55が取り付けられている。この下基板55には切断刃56が固定されている。また、その切断刃56を挟むようにして配された弾性板57が下ベッド52に取り付けられている。弾性板57は、例えばゴム製のスポンジである。
図2(b)に拡大して示すように、弾性板57の厚さは下基板55からの切断刃56の突出高さよりも大きい。また、弾性板57の上に合成樹脂板Pが載置されると、その合成樹脂板Pの荷重で弾性板57が圧縮されるが、この状態でも弾性板57の厚さは切断刃56の突出高さを上回っている。従って、弾性板57の上に合成樹脂板Pを載置しただけでは、切断刃56の刃先は合成樹脂板Pに接触しない。
図2(a)に示すように、切断機50の弾性板57の上に合成樹脂板Pを載置してから、上ベッド51を下降させると、上ベッド51に取り付けられている押圧材54が合成樹脂板Pを押圧する。合成樹脂板Pは弾性板57を圧縮変形させながら下降するので、合成樹脂板Pの下面に切断刃56の刃先が当接し、その刃先が合成樹脂板Pに打ち込まれる。この切断刃56の打ち込みによって、合成樹脂板Pにクラックが発生し、そのクラックが瞬間的に板厚方向に伝播して合成樹脂板Pが脆性切断される。
説明を簡明にするために図2では大幅に簡略化してあるが、実際には、切断刃56(刃先)は図3に示す遊技盤1の外形に倣った閉鎖環状になっており、上述の脆性切断により、遊技盤1の外周が切断される(外周切断)。なお、位置決め用の穴や切欠きを、この外周切断と同時に設けることができる。
次に、合成樹脂板Pに貫通孔を設ける(S103)。本実施例では、図3に示す取付穴6a、7a、14a、15aやアウト穴5が設けられる(貫通孔形成)。
この貫通孔を設ける工程も、外周切断工程(S102)と同様に、切断機50による脆性切断として行われる。外周切断工程(S102)との違いは、切断刃56(刃先)が、図3に示す取付穴6a、7a、14a、15a及びアウト穴5の内周形状に倣った、複数の閉鎖環状になっている点である。なお、位置決め用の穴や切欠きを、この貫通孔形成と同時に設けることができる。
この貫通孔を設ける工程も、外周切断工程(S102)と同様に、切断機50による脆性切断として行われる。外周切断工程(S102)との違いは、切断刃56(刃先)が、図3に示す取付穴6a、7a、14a、15a及びアウト穴5の内周形状に倣った、複数の閉鎖環状になっている点である。なお、位置決め用の穴や切欠きを、この貫通孔形成と同時に設けることができる。
次に、遊技釘を打ち付けるための釘下穴、風車の軸釘を打ち付けるための下穴、レールピンのための下穴、入賞装置等を遊技盤1に固定するためのビス穴等を設ける(S104)。これら釘下穴等はドリル加工にて設けられる。
なお、遊技釘及び風車の軸釘は、遊技盤1の表面に対して垂直ではなく、図4に示すように上向きに約4〜5度の仰角αがつけられるのが一般的である。このため遊技釘及び風車の軸釘のための釘下穴25の軸は、この仰角αに対応する上向きの角度がつけられている。
一方、レールピン及びビスは遊技盤1の表面に対して垂直になるのが普通であるから、レールピンの下穴及びビス穴の下穴は、その軸が遊技盤1の表面に対して垂直になるように形成される。
次に、周知の自動釘打ち機による遊技釘の打ち込み(S105)、入賞装置等の取付が行われて(S106)、遊技盤1が完成する。
完成した遊技盤1の構成は図5に示すとおりである。
完成した遊技盤1の構成は図5に示すとおりである。
遊技盤1には、ガイドレール2a、2bによって囲まれた略円形の区画として遊技領域4が形成されている。なお、ガイドレール2a、2bの先端間の切れ目部分は返しゴム(図示略)にて閉じられる。
遊技領域4の最下部には、遊技領域4を通過してきた遊技球をアウト球として排出するためのアウト穴5が設けられており、ガイドレール2bには遊技球をアウト穴5に誘導するための凹み2cが設けられている。
そのアウト穴5の上方には、開閉板61によって開閉されるアタッカー式の大入賞口6が配されている。また、大入賞口6の左右斜め上には、それぞれ普通入賞口7、8が配されている。これら大入賞口6及び普通入賞口7、8は共通のベース板9に組み付けられて入賞口ユニット10とされ、上述の取付穴6a、7aを使用して、ビス11にて遊技盤1に取り付けられている。
本実施例では入賞口ユニット10を採用しているが、大入賞口6、普通入賞口7、8をそれぞれ別々に遊技盤1に取り付けることもできる。
大入賞口6の上方には電動チューリップ式の可変入賞装置12と始動入賞口13とを備える複合入賞装置14が設置されている。この複合入賞装置14は、上述の取付穴14aを使用して、ビス11にて遊技盤1に取り付けられている。
大入賞口6の上方には電動チューリップ式の可変入賞装置12と始動入賞口13とを備える複合入賞装置14が設置されている。この複合入賞装置14は、上述の取付穴14aを使用して、ビス11にて遊技盤1に取り付けられている。
また、複合入賞装置14の左右には通過口15が設置されている。これら通過口15は、上述の取付穴15aを使用して、ビス11にて遊技盤1に取り付けられている。
図示するところから明らかなように、可変入賞装置12が閉鎖状態(図示の状態)にあるときには、始動入賞口13によって可変入賞装置12への入賞を阻まれる(可変入賞装置12へは、開放時しか入賞できない)。この可変入賞装置12は、その左右に配されている通過口15に遊技球が進入したことに起因する抽選で当たりになると開放される。
図示するところから明らかなように、可変入賞装置12が閉鎖状態(図示の状態)にあるときには、始動入賞口13によって可変入賞装置12への入賞を阻まれる(可変入賞装置12へは、開放時しか入賞できない)。この可変入賞装置12は、その左右に配されている通過口15に遊技球が進入したことに起因する抽選で当たりになると開放される。
可変入賞装置12又は始動入賞口13に入賞した場合には大当たり抽選が行われ、これに応じて遊技盤1の背後に配されている表示装置(全体の図示は省略)の画面16にて図柄の変動表示がなされる。なお、表示装置は遊技盤1と一体化されているわけでなく(遊技盤1の一部というわけではない)、画面16を遊技者に対面させる姿勢で遊技盤1の背面部に取り付けられている。なお、遊技盤1が透明であるから、画面16を臨ませるための開口は必要としない。
大当たり抽選が当たりであれば、図柄の変動表示に続いて表示装置(画面16)にて大当たりを示す表示が行われる。その大当たり表示がなされると大当たり遊技の開始となって、大入賞口6が開放される。なお、この表示装置は演出表示用であり、大当たり抽選の結果は図示省略の特別図柄表示装置(例えば7セグメントLED)によって表示されるが、表示装置(画面16)の表示だけでも大当たりか否かを判別可能である。
遊技盤1には画面16の上辺に対応するようにしてガード庇17が取り付けられている。ガード庇17は、上方からの遊技球が画面16の前方に進入するのを防止するために(遊技球が画面16の前方を通って視認性を阻害するのを防止するために)設置されている。また、画面16の下辺に対応するようにして窓下装飾材18が取り付けられ、窓下装飾材18の左右には風車19が配されている。
ガード庇17及び窓下装飾材18は、正確にではないが表示装置の画面16の上下限界を、風車19は左右限界を遊技者に示す働きもする。
図示するとおり、遊技領域4には多数の遊技釘20が植設されている。
図示するとおり、遊技領域4には多数の遊技釘20が植設されている。
遊技領域4の中央上部(ガード庇17の上方)にはいわゆる天釘として、普通入賞口7、8、始動入賞口13及び通過口15の直上にはいわゆる命釘として、それぞれ遊技釘20が配置されている。また、左右の風車19及び窓下装飾材18の下方においては、遊技球を複合入賞装置14又は通過口15へと誘導するように、列状の遊技釘20が配置されている。その他、配置密度に差があるものの、適宜に遊技釘20が配されている。遊技釘20及び風車19は上述した釘下穴25に打ち込まれている。
以上説明したように、本実施例の遊技盤1の製造工程には、合成樹脂板Pを遊技盤1の外周形状に切断し(外周切断の工程)と、入賞装置等を取り付けるための取付穴6a、7a、14a、15aやアウト穴5を合成樹脂板Pに形成し(貫通孔形成の工程)とが含まれ、外周切断及び貫通孔形成の工程は切断機50による脆性切断として行われる。
切断機50の下ベッド52は位置を固定され、下基板55を介して切断刃56及び弾性板57が取り付けられている。一方、油圧機構によって昇降駆動される上ベッド51には、上基板53を介して押圧材54が取り付けられている。
弾性板57の上に合成樹脂板Pを載置してから上ベッド51を下降させると、押圧材54が合成樹脂板Pを押圧して圧縮変形させながら下降する。この下降した合成樹脂板Pの下面に切断刃56の刃先が当接して刃先が合成樹脂板Pに打ち込まれると、合成樹脂板Pにクラックが発生して瞬間的に板厚方向に伝播して合成樹脂板Pが脆性切断される。
下ベッド52のみに切断刃56が取り付けられていて、その切断刃56を合成樹脂板Pに打ち込んで脆性切断するので、クラックの伝播が一方向になり、クラックの会合が生じないから、クラックの会合に起因する段差や凹凸のない良好な切断面を得ることができる。
このように良好な切断面が得られる脆性切断処理によって、外周切断と貫通孔形成が行われるので、これらの切断に要する時間は、ルータ加工装置を用いての切削に比べれば格段に短縮できる。
また、切断残材は板片であるから、これが遊技盤1に付着することはない。しかも、容易にリサイクルできるから、産廃処理は不要である。
また、外周切断又は貫通孔形成の脆性切断時に位置決め用の穴や切欠きを設けることができ、その位置決め用の穴等を、例えば釘下穴25等のドリル加工や自動釘打ち機による遊技釘の打ち付け時に使用できる。
[変形例1]
実施例で使用した切断機50は、上下ベッドの一方(下ベッド52)のみに切断刃56を取り付けた構成であるが、図6に示すように、上ベッド51にも切断刃56を取り付けて、上下の切断刃56を対向させた構成の切断機50aであってもよい。この場合、上の切断刃56に対しても弾性板57を隣接配置するのが望ましい。
[変形例2]
また、実施例の遊技盤1は透明(透光性)であるので、画面16を臨ませるための窓は設けていないが、図7に例示するように窓22を設けて、これに画面16を臨ませることもできる。
[その他]
実施例の場合は透明(透光性)の合成樹脂を用いて遊技盤1を製造したので、装飾シート(いわゆるセル)についての説明を省略したが、従来と同様にセルを貼り付けてもよい。その場合、裏面に貼ってもよい。また、セルに代えて遊技盤1の表面又は裏面に印刷を施してもよい。
また、外周切断又は貫通孔形成の脆性切断時に位置決め用の穴や切欠きを設けることができ、その位置決め用の穴等を、例えば釘下穴25等のドリル加工や自動釘打ち機による遊技釘の打ち付け時に使用できる。
[変形例1]
実施例で使用した切断機50は、上下ベッドの一方(下ベッド52)のみに切断刃56を取り付けた構成であるが、図6に示すように、上ベッド51にも切断刃56を取り付けて、上下の切断刃56を対向させた構成の切断機50aであってもよい。この場合、上の切断刃56に対しても弾性板57を隣接配置するのが望ましい。
[変形例2]
また、実施例の遊技盤1は透明(透光性)であるので、画面16を臨ませるための窓は設けていないが、図7に例示するように窓22を設けて、これに画面16を臨ませることもできる。
[その他]
実施例の場合は透明(透光性)の合成樹脂を用いて遊技盤1を製造したので、装飾シート(いわゆるセル)についての説明を省略したが、従来と同様にセルを貼り付けてもよい。その場合、裏面に貼ってもよい。また、セルに代えて遊技盤1の表面又は裏面に印刷を施してもよい。
また、本発明の遊技盤の製造方法は、透明な合成樹脂板を加工して遊技盤を製造するのに適しているが、不透明な合成樹脂板を加工して遊技盤を製造する場合にも適用できることは言うまでもない。不透明の合成樹脂を用いて遊技盤を製造した場合表示装置のための窓(図7参照)が必要になる。また、セルを貼り付けるのが望ましい。
1・・・遊技盤、
2a、2b・・・ガイドレール、
5・・・アウト穴(貫通孔)、
6・・・大入賞口、
6a、7a、14a、15a・・・取付穴(貫通孔)、
7・・・普通入賞口、
10・・・入賞口ユニット、
11・・・ビス、
12・・・可変入賞装置、
13・・・始動入賞口、
14・・・複合入賞装置、
15・・・通過口、
17・・・ガード庇、
18・・・窓下装飾材、
19・・・風車、
20・・・遊技釘、
25・・・釘下穴、
50・・・切断機、
51・・・上ベッド、
52・・・下ベッド、
54・・・押圧材、
56・・・切断刃、
57・・・弾性板、
P・・・合成樹脂板。
2a、2b・・・ガイドレール、
5・・・アウト穴(貫通孔)、
6・・・大入賞口、
6a、7a、14a、15a・・・取付穴(貫通孔)、
7・・・普通入賞口、
10・・・入賞口ユニット、
11・・・ビス、
12・・・可変入賞装置、
13・・・始動入賞口、
14・・・複合入賞装置、
15・・・通過口、
17・・・ガード庇、
18・・・窓下装飾材、
19・・・風車、
20・・・遊技釘、
25・・・釘下穴、
50・・・切断機、
51・・・上ベッド、
52・・・下ベッド、
54・・・押圧材、
56・・・切断刃、
57・・・弾性板、
P・・・合成樹脂板。
Claims (7)
- 合成樹脂板を遊技盤の外周形状に切断する外周切断の工程と、
入賞装置等を取り付けるための貫通孔を前記合成樹脂板に形成する貫通孔形成の工程とが含まれる
合成樹脂製の遊技盤の製造方法において、
互いに対面状に配置され片方が固定され他方が昇降駆動される上ベッド及び下ベッドであり、一方又は双方に切断刃物が取り付けられている上ベッド及び下ベッドの間に前記合成樹脂板を置いてから、前記昇降駆動される上ベッド又は下ベッドを駆動して両ベッドを接近させることにより、前記合成樹脂板に前記切断刃物を打ち込んで脆性切断する
脆性切断処理によって、
前記外周切断と前記貫通孔形成の一方または双方が行われる
ことを特徴とする合成樹脂製の遊技盤の製造方法。 - 前記切断刃物は、前記上ベッドと前記下ベッドのいずれか一方のみに取り付けられていることを特徴とする請求項1記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法。
- 前記切断刃物は、前記上ベッドと前記下ベッドのうちで前記固定された方に取り付けられていることを特徴とする請求項2記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法。
- 前記脆性切断処理によって、前記外周切断の工程又は前記貫通孔形成の工程の後に行われる加工のための位置決め穴を設ける
ことを特徴とする請求項1、2又は3記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法。 - 前記合成樹脂板の板厚が5〜20mmであることを特徴とする請求項1〜4のいずれか記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法。
- 前記合成樹脂板は透明であることを特徴とする請求項1〜5のいずれか記載の合成樹脂製の遊技盤の製造方法。
- 遊技盤の外周又は入賞装置等を取り付けるための貫通孔が脆性切断加工されていることを特徴とする
合成樹脂製の遊技盤。
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JP2006125785A JP2007296059A (ja) | 2006-04-28 | 2006-04-28 | 合成樹脂製の遊技盤の製造方法及び合成樹脂製の遊技盤 |
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Cited By (3)
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JP2010268897A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2010268894A (ja) * | 2009-05-20 | 2010-12-02 | Kyoraku Sangyo Kk | パチンコ遊技機 |
JP2015136574A (ja) * | 2014-01-24 | 2015-07-30 | 株式会社共宥社 | 遊技盤、遊技盤の製造方法および遊技盤の製造装置 |
-
2006
- 2006-04-28 JP JP2006125785A patent/JP2007296059A/ja active Pending
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