JP2007295720A - 車両用モータ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車両用モータ装置の運転信頼性を高めること。
【解決手段】車載モータ1は、第1インバータ21により駆動される第1巻線11と、第2インバータ22により駆動される第2巻線12とをもつ。第1インバータ21は高電圧バッテリ3から給電され、第2インバータ22は低電圧バッテリ4から給電される。これにより、一方の電源系又は一方のインバータが不調でも車載モータ1の運転を継続することができる。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用モータ装置に関し、特に2つの電源系から受電した電力により駆動される2電源駆動型の車両用モータ装置に関する。
従来より車両は多くのモータを装備しているが、近年においてますます車載モータ数は増加している。この傾向は、ハイブリッド車や将来予想される燃料電池車では更に顕著となる。これに伴う車両の電力消費の増大に対応するため、車両電源系を、大電力消費負荷(たとえばモータ)に給電するための高電圧電原系(42V系)と、主として制御装置などの小電力消費負荷に給電するための低電圧電源系(14V系)からなる2電源系とすることが提案されている。この車両用2電源系では、各電源系ごとにバッテリが配置され、発電機は高電圧発電系と低電圧発電系とを装備する。このような車両用2電圧電源系は、既にハイブリッド車などでは実用化されている。
また、本出願人の出願になる下記の特許文献1、2は、互いに独立する複数(好適には2つ)の三相巻線を互いに独立する複数の三相インバータで個別に駆動するモータを提案している。2つの三相巻線間の位相差はπ/6ないしはπ/3とされる。上記特許文献1、2の車両用同期モータは、一つの三相巻線の一つの相巻線が故障しても、他方の三相巻線側の三相インバータだけを正常駆動することにより、トルクリップルおよび騒音を低減し、効率低下を抑止する。また、下記の特許文献3も上記と同様の複数三相巻線型モータ装置を提案している。
特開2000−41392号公報 特開2003−174790号公報 特開2006−33897号公報
上記した多数の車載モータは、故障してもそれほど支障が無い低重要度モータと、故障ができる限り避ける必要がある高重要度モータとに分類できる。後者においては、給電線の断線やバッテリの電圧低下など車載モータへの給電系(電源系)の不良の低減が重要となる。このための良い案は、上記した車両用2電源系の両方から車載モータに給電できるようにすることである。これにより、給電系統不調によるモータ動作不良の発生を大幅に抑止することができる。
このためには、高電圧電源系と低電圧電源系との一方を選択して目的とする車載モータに給電する給電切り替えスイッチ回路を設ける必要がある。しかしながら、上記した2つの電源系を切り替えて車載モータへ給電する案は、これら2つの電源系の電圧が大幅に異なるため、車載モータが良好に動作しないという本質的な問題がある。たとえば2つの電源系の電圧が3倍異なるとすれば、電気負荷の消費電力はほぼ9倍異なってしまう。この問題を解決するためには、高電圧電源系の電圧が常時給電される高電圧負荷に低電圧電源系から給電する場合には昇圧DCDCコンバータを更に設ける必要があり、低電圧電源系の電圧が常時給電される低電圧負荷に高電圧電源系から給電する場合には降圧DCDCコンバータを更に設ける必要がある。このような電源系切り替え回路やDCDCコンバータなどの電力回路装置の追加は、回路構成の複雑化と高コスト化を招き、車両製造費用を増大させるという問題が残る。
本発明は上記問題点に鑑みなされたものであり、回路構成の複雑化と高費用化を抑止しつつ車載モータを車載2電源系から給電可能な車両用モータ装置を提供することをその目的としている。
上記課題を解決する各発明の車両用モータ装置は、回転電流ベクトルを形成する電機子巻線をもつ交流モータと、外部の直流電源から受電した直流電力を交流電力に変換して前記電機子巻線に通電するインバータ装置とを備える車両用モータ装置に適用される。
このようなインバータ駆動形式の交流モータは高効率で回転数制御やトルク制御を高精度に行えるため、車載モータのうち、重要度が高いモータや電力消費が大きいモータに用いられている。
第1発明の車両用モータ装置は特に、前記インバータ装置が、互いに異なる電源電圧が個別に印加されて互いに独立制御可能な2つの交流電力を形成して前記交流モータの電機子巻線に給電する第1インバータと第2インバータとを有することを特徴としている。
すなわち、この発明では、異なる電源から給電される少なくとも2つのインバータにより車両用の交流モータを駆動する。このようにすれば、一方の電源が不調となっても問題なく、車両用の交流モータを駆動することができる。
更に説明すると、この発明は、インバータが出力電圧調整機能及び電源系切り替え機能をもつことを利用している。たとえば低電圧電源系から給電される第1のインバータが交流モータを駆動しているとする。この時、低電圧電源系が不調となったら、第1インバータを停止して第2インバータを運転する。第2インバータに給電される高電圧電源系の電圧は交流モータにとって高いため、第2インバータは低デューティ比で運転され、交流モータにとって好適な低電圧が交流モータに出力される。もちろん、逆のケースも可能である。ただし、この場合には、交流モータの出力が制限されることもあるが、最低限の出力を確保すればよい場合には問題が生じない場合もある。また、高電圧電源系から給電される第2インバータが低電圧を出力する期間であれば、低電圧電源系から給電される第1インバータが交流モータに給電することができる。また、交流モータに低電圧を給電する期間には第1インバータにより低電圧電源系から給電し、交流モータに高電圧を給電する期間には第2インバータにより高電圧電源系から給電することもできる。
好適な態様において、前記両インバータは、共通の前記電機子巻線に給電する。これにより、交流モータの構造を複雑化する必要がない。 好適な態様において、前記両インバータのうち低電圧側の前記インバータから外部直流電源側への逆流を禁止するダイオードを有する。このようにすれば、高電圧電源系から両インバータを通じて低電圧電源系に電流が逆流することがない。
好適な態様において、前記電機子巻線は、実質的に互いに電気絶縁されて前記両インバータから個別に給電される第1電機子巻線と第2電機子巻線を有する。このようにすれば、二つの電源系の任意の一方又は両方により交流モータを駆動することができるため、交流モータ駆動系の信頼性を格段に向上することができる。
第2発明の車両用モータ装置は特に、前記電機子巻線は、前記インバータ装置からの交流電力の受電に加えて、エンジンにより駆動される外部の交流発電機が発電した交流電力を直接受電することを特徴としている。
すなわち、この発明では、交流モータをインバータ駆動する他に車載の交流発電機が出力する交流電圧により駆動する。このようにすれば、インバータ及び交流モータを複雑化することなく、モータ駆動系を冗長化することができる。なお、この場合、交流発電機の発電電圧はエンジン回転数に応じて変化し、交流モータに給電する交流電圧の周波数は交流モータの回転数に対応して変化することができないが、たとえば誘導モータなどは問題なく駆動することができ、精密な回転数制御が不要な交流モータには適用することができる。
好適な態様において、前記交流発電機及び前記インバータ装置は、共通の前記電機子巻線に給電する。これにより、交流モータの構成を複雑化する必要がない。
好適な態様において、前記電機子巻線は、実質的に互いに電気絶縁されて前記インバータ装置及び前記交流発電機から個別に給電される第1電機子巻線と第2電機子巻線を有する。このようにすれば、インバータからの出力電圧と交流発電機の出力電圧の一方又は両方により交流モータを駆動することができるため、交流モータ駆動系の信頼性を格段に向上することができる。
好適な態様において、前記交流発電機は、発電した前記交流電力を整流して外部に出力する整流器を有する。このようにすれば、交流モータ給電用の交流発電機として直流電力発生用の通常の車載交流発電機を使用できるため、システムが複雑化することがない。
第3発明の車両用モータ装置では特に、前記インバータ装置が、車載の第1の電源系から第1の逆流防止ダイオードを通じて第1の電源電力を受電するとともに、車載の第2の電源系から第2の逆流防止ダイオードを通じて前記第1の電源電力とは異なる電圧の第2の電源電力を受電することを特徴としている。
すなわち、この発明では、両電源系は、それぞれ逆流防止ダイオードを通じて共通のインバータに給電し、この共通のインバータで共通の電機子巻線へ交流電圧を印加する。このようにすれば、一方の電源系が不調となっても問題なく、車両用の交流モータを駆動することができる。また、インバータも交流モータも構成の変更が不要であるため、回路構成の複雑化をほとんど生じない。
本発明の好適な態様を図面を参照して具体的に説明する。
(実施形態1)
(回路構成)
実施形態1の車両用モータ装置を図1を参照して説明する。
図1において、1は三相交流モータである車載モータ、2はインバータ装置、3は高電圧バッテリ(高電圧電源系)、4は低電圧バッテリ(低電圧電源系)、5は逆流防止ダイオードである。車載モータ1はモータ形式を限定されないが、この実施形態ではかご形誘導モータとしている。インバータ装置2は、それぞれ三相インバータである第1インバータ21及び第2インバータ22を有している。高電圧バッテリ3は、第1インバータ21に高電圧の直流電源電圧を印加し、低電圧バッテリ4は逆流防止ダイオード5を通じて第2インバータ22に低電圧の直流電源電圧を印加している。第1インバータ21及び第2インバータ22の三相交流出力端子は、車載モータ1の各相端子に共通接続され、車載モータ1の1セットの三相電機子巻線を構成する3つの相巻線に給電している。
(第1の補償制御)
通常において低電圧バッテリ4から給電される第2インバータ22が車載モータ1を駆動しているケースでは低電圧バッテリ4又は第2インバータ22が不調の場合に第2インバータ22の運転を停止し、第1インバータ21を運転する。これにより、高電圧バッテリ3は第1インバータ21を通じて車載モータ1を駆動する。ただし、高電圧バッテリ3の電圧は低電圧バッテリ4の約3倍とされているので、第1インバータ21のデューティ比は第2インバータ22のそれよりも約1/3とされる。この時、電流が第1インバータ21から第2インバータ22のフライホイルダイオードを通じて低電圧バッテリ4に流れる回路が形成されるが、この電流は逆流防止ダイオード5により阻止される。
通常において高電圧バッテリ3から給電される第1インバータ21が車載モータ1を駆動しているケースでは高電圧バッテリ3又は第1インバータ21が不調の場合に第1インバータ21の運転を停止し、第2インバータ22を運転する。これにより、低電圧バッテリ4は第2インバータ22及び逆流防止ダイオード5を通じて車載モータ1を駆動する。ただし、高電圧バッテリ3の電圧は低電圧バッテリ4の約3倍とされているので、車載モータ1の正常な動作のために第2インバータ22のデューティ比は第1インバータ21のそれよりも約3倍とされる。したがって、車載モータ1のトルク要求が大きい場合にはそれに応えることができないが、車載モータ1を低回転数で駆動してその最小限の性能を発揮することは可能である。
すなわち、この第1の補償制御は、第1インバータ21と第2インバータ22とのうちのどちらかが不調な場合、又は、高電圧バッテリ3と低電圧バッテリ4とのうちのどちらかが不調な場合でも、車載モータ1を駆動することができる。
(第2の補償制御)
第1インバータ21及び第2インバータ22を両方とも駆動して、高電圧バッテリ3及び低電圧バッテリ4の両方により車載モータ1を駆動することもできる。たとえば第1インバータ21及び第2インバータ22を同期して並列駆動する場合、高電圧バッテリ3から給電される第1インバータ21が車載モータ1に出力する三相交流電圧は、低電圧バッテリ4から給電される第2インバータ22のそれより大きいため、低電圧バッテリ4は車載モータ1に電力を供給することは無い。
ただし、車載モータ1のトルク要求が大きい場合と、小さい場合とがある。前者の場合には車載モータ1へ平均して大きな振幅の三相交流電圧を出力する必要があるが、後者の場合にはその必要はない。そこで、前者の場合には第1インバータ21を駆動して高電圧バッテリ3から給電し、後者の場合には第2インバータ22を駆動して低電圧バッテリ4から給電することができる。
(第3の補償制御)
第1インバータ21及び第2インバータ22を両方とも駆動して、高電圧バッテリ3及び低電圧バッテリ4の両方により車載モータ1を駆動することもできる。
すなわち、車載モータ1にたとえば正弦波の三相交流電圧を出力する場合に、各相電圧は低電圧位相期間と高電圧位相期間とをもつ。そこで、低電圧位相期間には低電圧バッテリ4から給電し、高電圧位相期間には高電圧バッテリ3から給電することができる。
(変形態様)
上記実施形態では、高電圧バッテリ3及び低電圧バッテリ4の電圧が大幅に異なる場合を説明した。両バッテリの電圧が等しいか近似する場合には両バッテリの切り替え及び強調運転の利便性は更に向上することは言うまでもない。
(実施形態2)
実施形態2の車両用モータ装置を図2を参照して説明する。
この実施形態は、図1に示す実施形態1において、それぞれ三相電機子巻線である第1巻線11と第2巻線12とに車載モータ1の三相電機子巻線を分割し、第1インバータ21から第1巻線11に三相交流電圧を印加し、第2インバータ22から第2巻線12に三相交流電圧を印加するようにしたものである。
基本的な補償動作は実施形態1と同じであるが、この実施形態では、高電圧バッテリ3の電圧と低電圧バッテリ4の電圧とが電気的に完全分離されているため、逆流防止ダイオード5が当然省略できるうえ、第1インバータ21及び第2インバータ22の両方を相手の動作状態を考慮することなく動作させることができる利点が生まれる。
したがって、高電圧バッテリ3及び低電圧バッテリ4の充電状況に応じて好適な方を動作させることができる。
ただし、たとえば第1インバータ21が第1巻線11に給電して車載モータ1のロータを駆動する場合、このロータの回転により第2巻線12には三相交流起電力が発生し、逆の場合にも同様の作用が生じるので、上記同時給電では、この逆起電力を考慮して制御する必要がある。
ただし、このことを逆に利用して、たとえば第1インバータ21が第1巻線11に給電して車載モータ1を駆動させ、第2巻線12の発電電圧を第2インバータ22により整流して低電圧バッテリ4を充電することができ、逆に第2インバータ22が第2巻線12に給電して車載モータ1を駆動させ、第1巻線11の発電電圧を第1インバータ21により整流して高電圧バッテリ3を充電することもできる。
(実施形態3)
実施形態3の車両用モータ装置を図3を参照して説明する。
この実施形態は、図1に示す実施形態1において第2インバータ22と逆流防止ダイオード5と低電圧バッテリ4との代わりにエンジン駆動の三相交流発電機6を採用した点をその特徴としている。
以下、三相交流発電機6の発電電圧は高電圧バッテリ3の電圧より低いと仮定して説明する。この回路では、第1インバータ21を停止している場合、三相交流発電機6の発電電圧により車載モータ1を問題な駆動することができる。ただし、車載モータ1に印加されるこの発電電圧の電圧値及び周波数はエンジン回転数により変化するため、それが許容される用途に好適である。なお、逆に第1インバータ21を駆動する場合には第1インバータ21から三相交流発電機6への電流逆流が生じる。
(変形態様)
第1インバータ21を駆動する場合における第1インバータ21から三相交流発電機6への電流逆流問題を解決するために、図4に示すように三相交流発電機6の各相端子と車載モータ1の各相端子との間にそれぞれスイッチング素子71〜73を介在させることができる。図4において、第1インバータ21又は高電圧バッテリ3が不調の場合には、スイッチング素子71〜73を作動させて、三相交流発電機6が出力する三相交流電圧により車載モータ1を駆動することができ、車載モータ1が不調の場合には、スイッチング素子71〜73をオフして、第1インバータ21により車載モータ1を駆動することができる。
(実施形態4)
実施形態4の車両用モータ装置を図5を参照して説明する。
この実施形態は、図2に示す実施形態2において第2インバータ22と低電圧バッテリ4との代わりにエンジン駆動の三相交流発電機6を採用し、更にそれぞれ三相電機子巻線である第1巻線11と第2巻線12とに車載モータ1の三相電機子巻線を分割し、第1インバータ21から第1巻線11に三相交流電圧を印加し、三相交流発電機6から第2巻線12に三相交流電圧を印加するようにしたものである。
この態様によれば、車載モータ1の電機子巻線が第1巻線11と第2巻線12とに電気的に完全分離されているため、高電圧バッテリ3の電圧と三相交流発電機6の電圧との干渉を完全に防止することができる。
したがって、第1インバータ21を停止すれば三相交流発電機6により車載モータ1を駆動できる。ただし、車載モータ1を停止することができないため、第1インバータ21を駆動する場合には、車載モータ1は両方の電力により駆動されることになる。
したがって、この場合には、第1巻線11と第2巻線12との間でいわゆるトランス作用が生じ、相手側の電圧に対応する二次電圧が逆起電力に加わる。ただし、このトランス作用を通じて、高電圧バッテリ3と三相交流発電機6との間の電力授受も可能となる。
(実施形態5)
実施形態5の車両用モータ装置を図6を参照して説明する。
この実施形態は、図5に示す実施形態4においてエンジン駆動の三相交流発電機6が発電する三相交流電圧を三相全波整流する整流器8を追加したものである。実際には、三相交流発電機6は、整流器8、界磁コイル9及びレギュレータ10をもつ通常の車載発電機(いわゆるオルタネータ)であり、図示しない低電圧バッテリ又は高電圧バッテリ3に給電している。このようにすれば、専用発電機を省略することができる。なお、同様の整流器8を図3又は図5の三相交流発電機6に設けてもよいことはもちろんである。
(実施形態6)
実施形態6の車両用モータ装置を図7を参照して説明する。
この実施形態は、図1に示す実施形態1において第2インバータ22を省略し、その代わりに高電圧バッテリ3と第1インバータ21との間に第2の逆流防止ダイオード5aを追加し、逆流防止ダイオード5のカソード端子を第1インバータ21の高電位電源端21aに接続したものである。
このようにすれば、第1インバータ21は、高電圧バッテリ3と低電圧バッテリ4とのうち電圧が高い方から給電されることができる。
この実施形態では、車載モータ1は正常状態では高電圧バッテリ3から給電される。もし高電圧バッテリ3の不良などの問題が生じてその電圧が低電圧バッテリ4の電圧より低下した場合でも第1インバータ21のデューティ比を増大して低電圧バッテリ4からの電力を利用して車載モータ1の駆動を維持することができる。
実施形態1の車両用モータ装置を示す回路図である。 実施形態2の車両用モータ装置を示す回路図である。 実施形態3の車両用モータ装置を示す回路図である。 実施形態3の変形態様を示す回路図である。 実施形態4の車両用モータ装置を示す回路図である。 実施形態5の車両用モータ装置を示す回路図である。 実施形態6の車両用モータ装置を示す回路図である。
符号の説明
1 車載モータ
2 インバータ装置
3 高電圧バッテリ
4 低電圧バッテリ
5 逆流防止ダイオード
5a 逆流防止ダイオード
6 三相交流発電機
8 整流器
9 界磁コイル
10 レギュレータ
11 第1巻線
12 第2巻線
21 第1インバータ
21a 高電位電源端
22 第2インバータ
71〜73 スイッチング素子

Claims (9)

  1. 回転電流ベクトルを形成する電機子巻線をもつ交流モータと、外部の直流電源から受電した直流電力を交流電力に変換して前記電機子巻線に通電するインバータ装置とを備える車両用モータ装置において、
    前記インバータ装置は、
    互いに異なる電源電圧が個別に印加されて互いに独立制御可能な2つの交流電力を形成して前記交流モータの電機子巻線に給電する第1インバータと第2インバータとを有することを特徴とする車両用モータ装置。
  2. 請求項1記載の車両用モータ装置において、
    前記両インバータは、共通の前記電機子巻線に給電する車両用モータ装置。
  3. 請求項2記載の車両用モータ装置において、
    前記両インバータのうち低電圧側の前記インバータから外部直流電源側への逆流を禁止するダイオードを有する車両用モータ装置。
  4. 請求項1記載の車両用モータ装置において、
    前記電機子巻線は、実質的に互いに電気絶縁されて前記両インバータから個別に給電される第1電機子巻線と第2電機子巻線を有する車両用モータ装置。
  5. 回転電流ベクトルを形成する電機子巻線をもつ交流モータと、外部の直流電源から受電した直流電力を交流電力に変換して前記電機子巻線に通電するインバータ装置とを備える車両用モータ装置において、
    前記電機子巻線は、前記インバータ装置からの交流電力の受電に加えて、エンジンにより駆動される外部の交流発電機が発電した交流電力を直接受電することを特徴とする車両用モータ装置。
  6. 請求項5記載の車両用モータ装置において、
    前記交流発電機及び前記インバータ装置は、共通の前記電機子巻線に給電する車両用モータ装置。
  7. 請求項5記載の車両用モータ装置において、
    前記電機子巻線は、実質的に互いに電気絶縁されて前記インバータ装置及び前記交流発電機から個別に給電される第1電機子巻線と第2電機子巻線を有する車両用モータ装置。
  8. 請求項5記載の車両用モータ装置において、
    前記交流発電機は、発電した前記交流電力を整流して外部に出力する整流器を有する車両用モータ装置。
  9. 回転電流ベクトルを形成する電機子巻線をもつ交流モータと、外部の直流電源から受電した直流電力を交流電力に変換して前記電機子巻線に通電するインバータ装置とを備える車両用モータ装置において、
    前記インバータ装置は、
    車載の第1の電源系から第1の逆流防止ダイオードを通じて第1の電源電力を受電するとともに、車載の第2の電源系から第2の逆流防止ダイオードを通じて前記第1の電源電力とは異なる電圧の第2の電源電力を受電することを特徴とする車両用モータ装置。
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