JP2007294500A - 半導体装置およびその製造方法 - Google Patents
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Abstract
【課題】従来技術においては、孤立部分の配線の配線幅を太くせざるを得なかった。
【解決手段】半導体装置1は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置1における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域101)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線103a(第1の配線)と、もう1つの配線103b(第2の配線)とを電気的に接続する配線106(第3の配線)と、を備えている。配線群および配線106は、基板上に設けられた配線層内に形成されている。特に、配線103a、配線103bおよび配線106は、上記配線層内の同一の層に設けられている。また、配線106は、配線群の端部を避けて配置されている。
【選択図】図1
【解決手段】半導体装置1は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置1における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域101)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線103a(第1の配線)と、もう1つの配線103b(第2の配線)とを電気的に接続する配線106(第3の配線)と、を備えている。配線群および配線106は、基板上に設けられた配線層内に形成されている。特に、配線103a、配線103bおよび配線106は、上記配線層内の同一の層に設けられている。また、配線106は、配線群の端部を避けて配置されている。
【選択図】図1
Description
本発明は、半導体装置およびその製造方法に関する。
一般的な半導体装置のプロセス評価用テストパターンについて述べる。図6に一般的なプロセス評価用テストチップレイアウト全体図を示す。テストチップサイズの横幅d1、縦幅d2の最大値は、リソグラフィ装置のフィールドサイズで定義されていることが一般的である。評価パターンは、サブチップ603と呼ばれる評価ブロックの集合体で構成されている。このサブチップ603のサイズは、テストブロック内部では、一律となっている。理由は、測定用プログラムにおいて、測定針の配置および移動量を一定にすることにより、プログラムの共有や測定針の共用ができるからである。
続いて、図7を参照しつつ、配線系プロセス評価用のパターンの概要を説明する。配線系プロセス評価用のパターンには、ビアチェーン、エレクトロマイグレーション(EM:Electro Migration)評価パターン、リーク測定パターン等が搭載されている。ビアチェーンにおいては、評価する配線の長さやビア個数に応じてパターン規模が変化することが一般的である。このパターン規模を変化させることにより、欠陥密度を評価することもできる。このようなプロセス評価に必要な評価ブロックをTEG領域701と呼び、電気測定用針が接触させる電極を電極パッド702と呼び、これらのTEG領域701と電極パッド702とをつなぐ配線を引出し配線703と呼ぶ。
図8は、ビアチェーンパターンTEG領域801と、同領域801を電極パッドに電気的に接続する引出し配線802とを含む平面図である。ビアチェーンパターンTEG領域801においては、M1配線803とM2配線804とが交互に配置され、これらの配線がビア805によって互いに接続されている。ここで、M1配線803およびM2配線804の配線幅d3は、共に70nmであり、当該半導体装置における最小配線幅に等しい。孤立配線部の配線幅d4は、上記配線幅d3よりも広く、0.17μm程度である。
続いて、一般的な配線を形成するためのプロセスを説明する。図9(a)〜図9(e)は、同プロセスを示す断面図である。まず、CVD法等により、基板901上にシリコン酸化膜等からなる層間絶縁膜902を形成する(図9(a))。基板901にはトランジスタ等の素子(図示せず)が形成されている。次に、層間絶縁膜902上にレジスト903を形成し、そのレジスト903をフォトリソグラフィ法によりパターニングする。さらに、ドライエッチング技術によりレジストパターンを層間絶縁膜902に転写する(図9(b))。これにより、所望の位置に配線用溝904が形成される。その後、残ったレジスト903を除去する(図9(c))。
次に、層間絶縁膜902の全面に、Cu膜またはAl膜等の導体膜905を成膜する(図9(d))。その後、CMPにより、層間絶縁膜902が露出するまで導体膜905を研磨する。この結果、層間絶縁膜902の所望の位置に、ダマシン構造の配線906が形成される(図9(e))。
ある孤立したブロックから電気的に密集した電気的なブロックへの接続配線の構造は、プロセス評価用のTEGの引出し配線に限らず、製品においても類似した構造が使われる。したがって、かかる製品の従来例について述べる。
図10は、一般的なロジック製品の概要を示す平面図である。この図を参照しつつ、一般的なCPUロジック回路における従来の形態について述べる。この製品は、I/Oブロック1001、RAMブロック1002、ロジックブロック1003およびPLLブロック1004という4つのマクロ機能を有している。
I/Oブロック1001は、1μm以上の配線幅の配線のみで構成されるエリアである。このエリアにおいては、基本的に、細い配線のニーズはない。また、このエリアは大電流許容量制限を決めるエリアであり、配線幅とビアの最大値はこのエリアで決まる。I/Oブロックの回路ブロック間を接続する配線は、パッド電極につながる配線(入力配線)および内部回路につながる配線(出力配線)の2つの配線で構成されている。
RAMブロック1002は、一般的に1メガバイト程度のメモリを実装している。このエリアの配線は、スピードよりも微細化が優先されている。そのため、このエリアは、細い配線のニーズが最も高いエリアである。このエリアにおいては、広い配線は比較的少なく、メモリセルサイズの単位で周期的に電源とGND配線とが配置されている。
ロジックブロック1003は、ドライブ能力が要求されるセルであり、電源配線が強化されているブロックである。このエリアの構成は、基本的に、ゲートアレイのスタンダードセルの構成に近い。配線の構成はRAMと類似しているものの、RAMよりは電源配線が強化されているのが一般的である。PLLとは異なり、マクロ回路同士の接続は、複数存在しているのが一般的である。
PLLブロック1004においては、電源、GNDおよび容量素子の安定動作が優先されるため、配線密度は緩いものの、配線幅はI/O領域に次いで広いことが一般的である。PLLは、外部発信機からの信号入力を増幅(例えば4倍または5倍に増幅)して、各マクロにクロックツリーを構成している。
図11を参照しつつ、この一般的な配線配置構造における2つのロジック部マクロ回路のブロック構造を説明する。同図において、第1ロジック領域1101および第2ロジック領域1102の2つのマクロ回路の間の領域が領域1103である。マクロ内部には、電源メッシュ1104とGNDメッシュ1105とが配置されている。マクロ内の電源メッシュ1104とGNDメッシュ1105との間には、回路構成因子となる結線および信号配線1106が配置されている。さらに、これらのマクロ同士をつなぐ信号配線が引き出されている。
図12を参照しつつ、マクロ内の構造について詳細を説明する。同図は、ロジック領域1201およびマクロ回路間領域1202を示している。マクロ内部には、電源メッシュ1204とGNDメッシュ1205とが配置されている。マクロ内の電源メッシュ1204とGNDメッシュ1205との間には、回路構成因子となる結線および信号配線1206が配置されている。隣接する配線がない部分の信号配線1206の幅d5は、他の部分の幅より太いことが一般的である。マクロ接続配線における孤立部1203の配線幅は、上記配線幅d5よりも太くされている。
なお、本発明に関連する先行技術文献としては、特許文献1が挙げられる。同文献には、配線と、その配線の端部に接続されたビアプラグとを有する半導体装置が開示されている。同半導体装置においては、配線とビアプラグとの間の接触不良等を防ぐことを目的として、配線の上記端部にカバレッジ配線が接続されている。
特開2001−85614号公報
しかしながら、従来技術においては、孤立部分の配線の配線幅を太くせざるを得なかった。この理由を、図13のグラフを参照しつつ説明する。図13においては、70nmの密集配線(印M1)と70nmターゲットの孤立配線(印M2)とを比較している。設計値70nmに対して±5nmを許容範囲(図中矢印A1で示した範囲)とすると、70nmの密集パターンでは0.2μmのDOF(Depth of Focus)マージンが存在する。一方、70nmの孤立配線では0.2μm未満のDOFマージンしか確保できない。このように、孤立部分の配線のパターニングにおいては、照明コントラストがとりにくいため、フォーカスに対する感度が低下してしまう。
それゆえ、密集配線と孤立配線との間でプロセスウインドーを略等しくするためには、孤立配線の配線幅を密集配線のそれよりも太く設計する必要がある。例えば、密集配線が70nmに対し、孤立配線は90nmで設計される。図13において、印M3が90nmの孤立配線に対応している。
例えば上述した図12について見ると、太い電源メッシュ1204とGNDメッシュ1205とで挟まれている信号配線1206の一部分、すなわち隣接する配線がない部分が孤立している。この孤立部分は、マクロ回路(ロジック領域1201)とマクロ回路間領域1202との境界を跨いでいる。上述の理由から、この孤立部分の配線幅の設計値を大きくする必要があった。
このような孤立配線の問題は、装置性能の違いに関する問題にもつながってしまう。図14に配線リソグラフィ工程における照明条件依存性を示す。同図中の印M1および矢印A1の意味は、図13と同様である。また、印M4および印M5は、70nmの孤立配線のリソグラフィを、それぞれ輪帯照明およびダイポール照明を用いて行う場合を示している。このグラフからわかるように、照明条件が異なると、DOFも変化する。したがって、ある半導体装置の量産に複数のリソグラフィ装置が用いられる場合において、それらの装置の性能にばらつきがあると、装置毎に設計値を変更する必要がある。その場合、マスクも、装置毎に作成し直さなければならない。
本発明による半導体装置は、基板上に設けられた配線層を有する半導体装置であって、上記配線層内に設けられ、上記基板の基板面内の第1の方向に延在し、当該半導体装置における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群と、上記配線層内に設けられ、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在し、上記配線群の中の1つの配線である第1の配線と、もう1つの配線である第2の配線とを電気的に接続する第3の配線と、を備え、上記第1、第2および第3の配線は、上記配線層内の同一の層に設けられており、上記第3の配線は、上記配線群の端部を避けて配置されていることを特徴とする。
この半導体装置においては、第1の配線と第2の配線との間の電気的接続が、それらの延在方向に垂直な方向に延びる第3の配線によって行われている。ここで、この第3の配線は、第1および第2の配線が含まれる配線群の端部を避けて配置されている。すなわち、第3の配線は、上記端部には位置していない。これにより、孤立配線が発生するのを防ぐことができる。
本発明によれば、孤立配線の発生を防ぐことが可能な半導体装置およびその製造方法が実現される。
以下、図面を参照しつつ、本発明による半導体装置およびその製造方法の好適な実施形態について詳細に説明する。なお、図面の説明においては、同一要素には同一符号を付し、重複する説明を省略する。
(第1実施形態)
図1は、本発明による半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。半導体装置1は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置1における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域101)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線103a(第1の配線)と、もう1つの配線103b(第2の配線)とを電気的に接続する配線106(第3の配線)と、を備えている。
図1は、本発明による半導体装置の第1実施形態を示す平面図である。半導体装置1は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置1における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域101)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線103a(第1の配線)と、もう1つの配線103b(第2の配線)とを電気的に接続する配線106(第3の配線)と、を備えている。
配線群および配線106は、基板上に設けられた配線層内に形成されている。特に、配線103a、配線103bおよび配線106は、上記配線層内の同一の層に設けられている。図1に示すように、配線106は、配線群の端部を避けて配置されている。なお、同図において、基板および配線層は図示されていない。また、基板は、半導体基板であってもよいし、半導体基板以外の基板であってもよい。
配線103aおよび配線103bは、共にM1配線103の一部である。また、配線103aおよび配線103bの配線幅d6は、半導体装置1における最小配線幅(例えば70nm)である。この最小配線幅は、0.1μm以下であることが好ましい。M1配線103には、ビア105を介してM2配線104が接続されている。本実施形態においてはM2配線104の配線幅も、上記最小配線幅に等しい。
半導体装置1には、ビアチェーン評価用のTEG領域101と、TEG領域101を電極パッドに電気的に接続する引出し配線102とが設けられている。TEG領域101においては、M1配線103とM2配線104とが交互に配置され、これらの配線がビア105によって互いに接続されている。
このように、本実施形態では、配線群の中央部(端部以外の部分)において、配線106による配線103aと配線103bとの間の電気的接続を行っている。これにより、X方向(図中左右方向)のレジスト後退によるプロセス最適化の問題を回避している。さらに、配線106は、Y方向(図中上下方向)に沿って最小配線ピッチで配列されている配線間に位置している。このため、孤立配線の発生が回避されている。したがって、配線103a、配線103bおよび配線106の全ての形成を、密集パターンの形成と同一のプロセスで行うことができる。
図2は、配線群の端部の補正に必要な作業工数を示すグラフである。従来技術では、ラインエンド長さの最適化、孤立リソグラフィ評価、装置の最適化、および最小配線プロセス構築という4つの工程が必要である。一方、本実施形態では、これらの4つの工程のうち、ラインエンド長さの最適化、孤立リソグラフィ評価、および装置の最適化を省略することができる。このように、回路設計面でプロセス感度の高い配線配置構造、すなわち孤立配線が存在する構造を避けることにより、プロセス汎用性が高く、TAT(Turn Around Time)が短い設計ができるというメリットがある。
なお、半導体装置1の製造方法は、ダイポール照明光を用いたフォトリソグラフィにより、配線103a、配線103bおよび配線106のパターニングを行う工程を含み、その工程においては、ダイポール照明光の極軸方向を上記第1の方向と略垂直に合わせた状態で、フォトリソグラフィを行うことが好ましい。ダイポール照明光の極軸方向とは、換言すれば、ダイポール照明光の有効光源分布の配列方向である。こうすることにより、ダイポール照明では、ダイポール照明光の2つの強度ピークを結ぶ線分に平行な方向が軸となり、この軸に平行なピッチもしくは、垂直な方向に延びる配線の解像力が向上する。
(第2実施形態)
図3は、本発明による半導体装置の第2実施形態を示す平面図である。半導体装置2は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置2における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域301)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線303a(第1の配線)と、もう1つの配線303b(第2の配線)とを電気的に接続する配線306(第3の配線)と、を備えている。
図3は、本発明による半導体装置の第2実施形態を示す平面図である。半導体装置2は、基板の基板面内の第1の方向(図中左右方向)に延在し、当該半導体装置2における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群(TEG領域301)と、上記基板の基板面内の方向のうち上記第1の方向に垂直な方向である第2の方向(図中上下方向)に延在し、上記配線群の中の1つの配線303a(第1の配線)と、もう1つの配線303b(第2の配線)とを電気的に接続する配線306(第3の配線)と、を備えている。
配線群および配線306は、基板上に設けられた配線層内に形成されている。特に、配線303a、配線303bおよび配線306は、上記配線層内の同一の層に設けられている。また、図3に示すように、配線306は、配線群の端部を避けて配置されている。なお、同図において、基板および配線層は図示されていない。
配線303aおよび配線303bは、共にM1配線303の一部である。また、配線303aおよび配線303bの配線幅d7は、半導体装置2における最小配線幅(例えば70nm)である。この最小配線幅は、0.1μm以下であることが好ましい。M1配線303には、ビア305を介してM2配線304が接続されている。本実施形態においてはM2配線304の配線幅も、上記最小配線幅に等しい。
半導体装置2には、ビアチェーン評価用のTEG領域301と、TEG領域301を電極パッドに電気的に接続する引出し配線302とが設けられている。TEG領域301においては、M1配線303とM2配線304とが交互に配置され、これらの配線がビア305によって互いに接続されている。
第1実施形態において第1の配線(配線103a)および第2の配線(配線103b)は互いに隣り合う2つの配線であったが、本実施形態において第1の配線(配線303a)および第2の配線(配線303b)は互いに隣り合わない2つの配線である。配線306は、上記配線群の配線のうち配線303aと配線303bとの間に位置する配線307によって挟まれている。すなわち、配線306の両側に配線307が配置されている。
本実施形態においては、隣り合わない配線間の接続を必要とするビアチェーンの例を示した。上述のとおり、優先的な配線(配線303aおよび配線303b等)に垂直な配線方向を持つ配線306が、最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群の中の配線によって挟まれている。これにより、孤立配線の発生が回避されるとともに、簡便なOPC(Optical Proximity Correction)の設定が可能となる。
図4(a)および図4(b)は、本実施形態における空間像シミュレーションの結果を示している。前者は最適フォーカス位置での像を示し、後者は最適フォーカス位置から0.2μmずれた位置での像を示している。これらの図から、0.2μm以上のDOFが確保されていることがわかる。
なお、半導体装置2の製造方法は、ダイポール照明光を用いたフォトリソグラフィにより、配線303a、配線303bおよび配線306のパターニングを行う工程を含み、その工程においては、ダイポール照明光の極軸方向を上記第1の方向と略垂直に合わせた状態で、フォトリソグラフィを行うことが好ましい。
本発明は、例えば、図10に示したような一般的なロジック回路に適用することができる。ここでは、図5を参照しつつ、本発明を適用した場合のロジック回路内部の信号線の構成を説明する。同図は、ロジック領域501およびマクロ回路間領域502を示している。マクロ内部には、電源メッシュ504とGNDメッシュ505とが配置されている。電源メッシュ504とGNDメッシュ505との間には、回路構成因子となる結線および信号配線506が配置されている。電源メッシュ504に平行なダミー配線507を設けることにより、最小配線ピッチで隣接する配線がない部分、すなわち孤立配線部分の発生を防いでいる。その結果、信号配線506の配線幅d8は、最小配線幅に統一されている。
以上説明したように、本発明は、プロセス評価用TEGに限らず、一般的なロジック製品にも適用することができる。それにより、製品においても簡易な配線設計が可能となる。
1 半導体装置
2 半導体装置
101 TEG領域
102 引出し配線
103 M1配線
103a 第1の配線
103b 第2の配線
104 M2配線
105 ビア
106 第3の配線
301 TEG領域
302 引出し配線
303 M1配線
303a 第1の配線
303b 第2の配線
304 M2配線
305 ビア
306 第3の配線
501 ロジック領域
502 マクロ回路間領域
504 電源メッシュ
505 メッシュ
506 信号配線
507 ダミー配線
2 半導体装置
101 TEG領域
102 引出し配線
103 M1配線
103a 第1の配線
103b 第2の配線
104 M2配線
105 ビア
106 第3の配線
301 TEG領域
302 引出し配線
303 M1配線
303a 第1の配線
303b 第2の配線
304 M2配線
305 ビア
306 第3の配線
501 ロジック領域
502 マクロ回路間領域
504 電源メッシュ
505 メッシュ
506 信号配線
507 ダミー配線
Claims (5)
- 基板上に設けられた配線層を有する半導体装置であって、
前記配線層内に設けられ、前記基板の基板面内の第1の方向に延在し、当該半導体装置における最小配線ピッチで配列された複数の配線からなる配線群と、
前記配線層内に設けられ、前記基板の基板面内の方向のうち前記第1の方向に垂直な方向である第2の方向に延在し、前記配線群の中の1つの配線である第1の配線と、もう1つの配線である第2の配線とを電気的に接続する第3の配線と、を備え、
前記第1、第2および第3の配線は、前記配線層内の同一の層に設けられており、
前記第3の配線は、前記配線群の端部を避けて配置されていることを特徴とする半導体装置。 - 請求項1に記載の半導体装置において、
前記第1および第2の配線は、前記配線群において互いに隣り合わない2つの配線であり、
前記第3の配線は、前記配線群の中の配線のうち前記第1の配線と前記第2の配線との間に位置する配線によって挟まれている半導体装置。 - 請求項1または2に記載の半導体装置において、
前記第1、第2および第3の配線の配線幅は、当該半導体装置における最小配線幅である半導体装置。 - 請求項3に記載の半導体装置において、
前記最小配線幅は、0.1μm以下である半導体装置。 - 請求項1乃至4いずれかに記載の半導体装置を製造する方法であって、
ダイポール照明光を用いたフォトリソグラフィにより、前記第1、第2および第3の配線のパターニングを行う工程を含み、
前記パターニングを行う工程においては、前記ダイポール照明光の極軸方向を前記第1の方向と略垂直に合わせた状態で、前記フォトリソグラフィを行うことを特徴とする半導体装置の製造方法。
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