JP2007129026A - 半導体装置および配線パターン形成方法、マスク配線データ発生方法 - Google Patents

半導体装置および配線パターン形成方法、マスク配線データ発生方法 Download PDF

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Abstract

【課題】複数の0.1μm以下の微細配線で構成されたマクロ領域と、このマクロ回路内の微細配線と同一配線層で接続された大面積の配線部とからなるパターンのフォトリソグラフィプロセスにおいて、マクロ領域と大面積配線部とに共通する露光条件が確保できなかった。
【解決手段】引き出し配線102は、TEG領域101内の1本のM1配線103と同一配線層で接続されている。引き出し配線102は、引き出し配線の外周部のみを配線が周回するような配線110で構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、2層以上の配線層を有する半導体装置および配線パターンの形成方法、マスク配線データ発生方法に関する。特に、0.1μm幅以下の複数の微細配線が密集する領域とこの領域における所定の微細配線と同一配線層で接続された当該微細配線よりも外形寸法の大きい配線部とからなるパターンを有する半導体装置に関する。
本発明の背景技術について、一般的な半導体装置のプロセス評価用テストパターンを例にとって述べる(非特許文献1参照)。図7に一般的なプロセス評価用テストブロックの全体のレイアウトを示す。テストブロックの、横幅701と縦幅702の最大値は、リソグラフィー装置のフィールドサイズで定義されていることが一般的である。プロセス評価用テストブロックはサブチップ703と呼ばれる評価ブロックの集合体で構成されている。各サブチップ703のサイズはテストブロック内部では、同一で構成されている。理由は、測定用プログラムにおいて、測定用針の配置および移動が同一になることにより、プログラムの共有や測定用針の共用ができるからである。
配線プロセス評価用のパターンには、ビアチェーン、エレクトロマイグレーション(Electro migration)評価パターン、リーク測定パターンなどがある。ビアチェーンにおいては、評価する配線の長さやビア個数に応じてパターン規模が変化することが一般的である。このパターン規模を変化させることにより、欠陥密度を評価することもできる。図8に配線プロセス評価用のテストパターンの一部を示す。図8に示すように、このテストパターンは、TEG(Test Element Group)領域801と呼ばれるプロセス評価用ブロックと、電気測定用針を接触させる配線電極を含む領域であるパッド部802とを有する。このパッド部802の配線電極には全体的にビア803も存在している。TEG領域801のマクロ回路(以下、TEGマクロと呼ぶ)とパッド部802の配線電極とは、引き出し配線804と呼ばれる配線で繋がっている。TEGマクロと引き出し配線804との距離805は2μm程度、TEGマクロとパッド部802との距離806は50μm程度離れている。
図9にマスク配線幅(CD)の配線ピッチ依存性を示す。フォトリソログラフィーにおいて、孤立配線部は露光強度が低下する問題を有する。このため、図9のように配線ピッチが広がると配線幅(CD)が細る傾向がある。この問題を回避するために、孤立配線は密なパターンから孤立状態になる段階において、階段状に幅を太くした配線を使うことが一般的である。この事例について、図10を用いて説明する。
図10に、ビアチェーン評価用テストパターンにおけるTEG領域と引き出し配線の拡大平面図を示す。ビアチェーン評価TEG領域1001から外側に、図示しないパッド部との電気的接続を行うための引き出し配線1002が配置されている。TEG領域1001に形成されたビアチェーン部はM1配線(第1層配線)1003とM2配線(第2層配線)1004が上下交互に配置され、これらの配線をビア1005で接続する2層配線構造である。引き出し配線1002はTEG領域1001の1本のM1配線1003と同一配線層で接続されている。TEG領域1001のM1配線1003は引き出し配線1002に繋がる段階で、符号1006で示すように配線幅が段階的に太く形成されている。この太い配線部分1006とTEG領域1001との間の接続距離を符号1007で示している。
続いて、一般的な2層配線を形成するためのプロセスを説明する。図11は、主要な工程の断面図である。
まず、CVD法等によりシリコン基板1101上にシリコン酸化膜等からなる第1層間絶縁膜1102を形成する(図11(a))。その後、この第1層間絶縁膜1102上に第1のフォトリソグラフィー用レジスト1103を形成し、該レジストを第1のフォトリソグラフィー法によりパターニングする(図11(b))。さらに、このレジストパターンをドライエッチング技術により第1層間絶縁膜1102に転写した後、レジスト1103を除去することにより、所望の位置に配線用溝1104を形成する(図11(c))。
次に、配線用溝1104を含む第1層間絶縁膜1102の全面に、CVD法等により銅、アルミニウム等の導体膜1105を成膜した後(図11(d))、CMPにより導体膜1105の表面を平坦化する。この結果、第1層間絶縁膜1102の所望位置に第1配線1106がダマシン配線構造で形成される(図11(e))。
次に、一般的なCPUロジック回路における従来の形態について述べる。ある孤立した回路ブロックから、電気的に密集した回路ブロックへの接続配線の構造は、プロセス評価用のTEGの引き出し配線ばかりでなく、製品においても類似した構造が使われるので、この従来例について述べる。
製品では、I/Oブロック、RAMブロック、ロジックブロック、PLLブロックの4つのマクロからなる。図12にその概要を示す。
図12において、I/Oブロック1201は1μm以上の配線幅の配線のみで構成されるエリアである。基本的には細い配線のニーズはまったくない。大電流許容量の限界が決まるエリアで、配線幅とビア径の最大値はこのエリアで決まる。一般的にパッドブロックに対して、1つの出力配線と1つの入力配線が存在している。
RAMブロック1202は、一般的に1メガバイト程度を実装している。この配線は、スピードよりも微細化が優先されており、もっとも細い配線のニーズがある。幅広い配線は比較的少なく、メモリセルサイズの単位で周期的に電源とGNDの配線が配置されている。
高性能ロジックブロック1203はドライブ能力を要求するセルで、電源配線が強化されているブロックである。基本的にはゲートアレーのスタンダードセル構成に近い。配線の構成はRAMと類似しているものの、RAMよりは電源配線が強化されているのが一般的である。PLLに比較して、マクロ回路同士の接続は、複数存在しているのが一般的である。
PLLブロック1204は電源やGNDおよび、容量素子の安定動作が優先されるため、配線密度はゆるいものの、配線幅はI/O領域に続いて広いことが一般的である。PLLは外部発信機からの信号入力を4倍または5倍などに増幅して、各マクロにクロックツリーを構成している。このクロック入力部とクロック出力部分がマクロ回路からの引き出し配線となっている。基本的に2つの入出力配線しか存在しない。
この一般的な配線配置構造において、2つのロジック部のブロック接続構造を図13を用いて説明する。
図13において、符号1301は第1のロジック領域(マクロ回路領域)を、符号1302は第2のロジック領域(マクロ回路領域)を、符号1303はマクロ回路の間の領域を示している。マクロ内部には電源線1304とGND線1305が配置されている。マクロ内における電源線1304とGND線1305の間には、信号線1306が配置されている。さらに、この信号線1306がマクロ同士を繋いでいる。符号1307はこの信号配線の接続領域を示している。マクロ同士の配線が同一配線層で接続されることもあれば、異なる配線層で接続されることもある。
図14に信号配線の接続領域1307の拡大図を示す。図14において、符号1401はマクロ領域、符号1402はマクロ同士の境界領域を示している。信号用の引き出し配線1403は境界領域1402からマクロ領域1401に接続されている。マクロ領域1401の内部には電源線1404とGND線1405が存在する。電源線1404とGND線1405の間には局部的に信号配線1406が存在し、その内の1本が引き出し配線1403に接続されている。マクロ回路における最小寸法配線にはこのような信号配線1406が使用されているのが一般的である。
株式会社半導体先端テクノロジーズ、"2003年先端プロセス技術,バックエンドプロセス,項目「5.200nmピッチ2層Cu配線TEGおよびモジュール結果」"、[online]、[平成17年10月26日検索]、インターネット<URL : http://www.selete.co.jp/SeleteHPJ1/j_html/research/main034.html>
一般的に配線データ率が最も高い配線が使用されるのは、配線プロセス評価用のテストパターンの場合は、引き出し配線およびパッドなどのパッド用配線である。一般的な製品では電源配線もしくは、I/Oブロックなどである。この領域において、配線データ率の低下は、ビア個数の低下につながり、信頼性を律促させるビア個数が低下して製品スペックを下げることになる。一方、同一配線層での微細配線プロセスにおいて、配線幅が広い配線部分や配線データ率が大きい領域が存在することがプロセス上の大きな障害になっている。例えば、配線幅が広い配線は露光時間が短くて済む一方で、微細配線の露光時間は時間的に長い。露光時間の長時間化により、大面積の配線とこれに隣接する微細配線との間隔は細りが生じる。つまり、マスク開口面積に応じて最適な露光量が異なることにより、同一配線層のパターン全体に対してフォトリソグラフィーのプロセスマージンが確保できない問題を有していた。
本発明の目的は、上述した従来技術の問題を生じないようにした構造の半導体装置およびパターン形成方法を提供することである。
本発明の半導体装置は、複数の微細配線が密集する第1の配線領域と、この第1の配線領域における所定の微細配線に同一配線層で接続された当該微細配線よりも外形寸法の大きい配線が存在する第2の配線領域と、を有し、第2の配線領域の配線がこの配線外周部のみを周回する周回配線で構成されたものである。この構造は上記の微細配線の配線幅が0.1μm以下である場合に特に有効である。さらに、第2の配線領域の配線データ率が第1の配線領域の配線データ率の2倍を基本データ率として50%以下に制限されている必要がある。このような構造にすれば、第1の配線領域と第2の配線領域とのフォトリソグラフィプロセスマージンの両立が可能になる。
また、周回配線にビアを形成する場合、該ビアは、周回配線に沿って長く連続して形成されていることが好ましい。このような構造は、電流密度が大きく必要なデバイス機能部分に特に有効である。
さらに、本発明は、既存の配線データの外周部のみを残して周回配線を形成する方法と、既存のマスク配線データに対し配線外周部のデータを残しつつ配線内部のデータを削除したマスク配線データを発生させる方法とを提案する。
本発明によれば、複数の微細配線が密集する領域とこの領域における所定の微細配線と同一配線層で接続された当該微細配線よりも外形寸法の大きい配線部とからなるパターンのフォトリソグラフィープロセスにおいて、パターン全体に共通する最適な露光条件を確保することができる。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照して説明する。
(第1の実施例)
本実施例では、配線抵抗などの電気評価に用いられる引き出し配線に関して、データ率を低下できる方法を示す。配線プロセス評価用のテストパターンの場合は、一般的に配線データ率が最も高い配線が使用されるのは、パッド用配線である。この配線領域において、配線データ率の低下は、ビア個数の低下につながり、信頼性を律促させるビア個数が低下して製品スペックを下げることになる。一方、微細配線プロセスにおいて、配線幅が広い配線部分や配線データ率が大きい領域が存在することがプロセス上の大きな障害になっている。そこで、本実施例では、同一配線層のパターン全部に共通する露光条件を確保できるように、従来の設計データに基づいて、効果的に配線データ率を低減する方法を提案する。
図1は第1の実施例としてTEG領域とこのTEGからパッドへ延びる引き出し配線との拡大平面図を示す。
テストパターンは、マクロ回路領域に相当するビアチェーン評価TEG領域101と、図示しないパッドへの電気的接続を行うための引き出し配線102とで構成されている。TEG領域101に形成されたビアチェーン部はM1配線(第1層配線)103とM2配線(第2層配線)104が上下交互に配置され、これらの配線をビア105で接続する構造である。ここでM1配線103およびM2配線104の幅はいずれも70nmで最小配線幅106である。ビアチェーンは配線ピッチ107で配置されている。TEG領域101の外側の孤立した引き出し配線102の全体幅108は0.3μmである。引き出し配線102は、TEG領域101内の1本のM1配線103と同一配線層で接続されている。なお、引き出し配線102の部分とTEG領域101との間の接続距離を符号109で示している。
引き出し配線102は、従来の引き出し配線の外周部のみを配線が周回するような配線(以下、周回配線と呼ぶ。)110で構成されている。引き出し配線102に対してビアを形成する場合は周回配線110の部分に形成される。
本実施例の効果について述べる。
引き出し配線に関して、外周部分の配線データを残しながら、配線内部のデータを削除することにより、同一配線層におけるTEGマクロと引き出し配線との繋ぎ配線部に対して外形形状の設計変更を行わずに、配線データ率を低減することができる。周回配線の配線幅を変えることにより、適切なプロセスマージンが確保されると共に、従来の設計データを使いながら配線データ率を低減できるメリットを有する。特に、TEGマクロと引き出し配線との接続領域において従来は段階的に幅を変えた配線を用いていたが、本発明によれば、このような配線を用いずに単純な長方形の組み合わせでデータを作ることができる。これにより、データ量を低減できるのみならず、引き出し配線とTEGマクロとの間隔を接近させることができ、集積度向上のメリットも有する。
ここで、周回配線の配線幅と、引き出し配線とTEGマクロの間隔との相関を図2(A)を用いて説明する。この図から分かるように、周回配線の配線幅を狭くするほど、引き出し配線とTEGマクロの間隔を狭くすることができる。例えば、周回配線の配線幅が0.15μmの場合で間隔を0.2μm程度まで、0.12μmの場合で間隔を0.15μmまで近付けることができる。
(第2の実施例)
本実施例は、配線プロセス評価に用いられる電気測定用針を接触させる正方形パッドに対してデータ率を低減する事例である。
図3は第2の実施例としてTEG領域とこのTEGからの引き出し配線に接続されたパッドとの拡大平面図を示す。
テストパターンは、ビアチェーン評価TEG領域201と、電気測定用針を接触させるパッド部202と、TEG領域201内の配線とパッド部202との電気的接続を行うための引き出し配線203とで構成されている。TEG領域201に形成されたビアチェーン部はM1配線(第1層配線)204とM2配線(第2層配線)205が上下交互に配置され、これらの配線をビア(V1)206で接続する構造である。ここでM1配線204およびM2配線205の幅はいずれも70nmで最小配線幅207である。ビアチェーンは配線ピッチ208で配置されている。
TEG領域201の外側の引き出し配線203は、TEG領域201内の所定のM1配線205と同一配線層で接続されている。引き出し配線203は、第1の実施例と同様に周回配線で構成されている。
パッド部202の領域では、パッド部202の外周のみを配線が周回するような配線(以下、周回配線と呼ぶ)209が形成されている。周回配線209は、M1配線204および引き出し配線203と同じ配線層において形成されており、引き出し配線203に繋がっている。さらに、周回配線209上に、複数のパッド用ビア(V1)210が周回配線209に沿って配置されている。
図示していないが、複数のパッド用ビア(V1)210上にはM2配線が周回配線209と同じ形で配置され、このM2配線上には複数のパッド用ビア(V2)がビア(V1)210と同一形状で配置されている。そして、複数のパッド用ビア(V2)上に、100μmの正方形のM3配線(第3層配線)が配置されている。このM3配線が、電気測定用針を接触できるパッドとして機能する。
なお、パッド部202とTEG領域201との間の接続距離を符号211で示している。
次に、本実施例の効果を説明する。
第1の実施例では、引き出し配線とTEGマクロとの距離を狭くできるメリットがあった。これに対し、本実施例はパッド部とTEGマクロとの距離が短縮できる。この結果、パッド密度が増加できて、プロセス評価用TEGの搭載量を増加させられる。つまり、プロセス評価に必要なTEGのエリアを効率良く配置することができる。
図2(B)に、パッド部における周回配線幅と、パッド部とTEGマクロとの距離との相関を示す。但し、パッドが100μmの正方形であった場合である。この図から分かるように、周回配線の配線幅が1μmであっても、TEGマクロからパッド部までの距離は0.5μmまで接近させることができる。これは、図8の従来例においてTEGマクロとパッド部との距離806が50μm程度であったことと比較して、大幅に間隔を近付けることができることを示している。
さらに、効果の詳細を記載する。図4はデバイス構成要素のデータ率のばらつきを本実施例と従来例で比較したグラフである。従来のプロセス評価用パターンでは、パッドとTEGマクロと引き出し配線の各データ率が大きくばらついており、最大で60%程度の差が存在していた。しかし、本実施例のようにパッドや引き出し配線を周回配線で構成することにより、パッドおよび引き出し配線のデータ率を大幅に減少させられるため、データ率のばらつきが20%程度以下に低減できる。また、図4から、本実施例の引き出し配線とパッドのいずれのデータ率も、デバイス領域のデータ率の2倍を基本データ率として50%以下に制限されていることが理解できる。
図5に、データ率のばらつきと、フォトリソグラフィーのプロセスマージンとの相関を示す。この図において、TEGマクロが幅0.1μm以下の複数の微小配線で構成されている場合、データ率のばらつきが50%以上存在すると、パッド領域と複数の微小配線が密集するTEGマクロとのプロセスマージンの両立が不可能になることが分かる。したがって、本実施例のような周回配線をパッドや引き出し配線に適用してこれらのデータ率を低減することがプロセスマージンの拡大に効果的である。
(第3の実施例)
本実施例では、製品における実施状態を図6を用いて説明する。図6において、符号301はマクロ領域、符号302はマクロ同士の境界領域を示している。信号用の引き出し配線303は境界領域302からマクロ領域301に接続されている。マクロ領域301の内部には電源線304とGND線305が存在する。電源線304とGND線305の間には局部的に信号配線306が存在し、その内の1本が引き出し配線303に接続されている。マクロ回路における最小寸法配線にはこのような信号配線306が使用されているのが一般的である。
ここで、引き出し配線303は、引き出し配線の外周部のみに沿って周回する配線307で構成されている。また、周回する配線307上には、上層の配線(不図示)と接続するためのビア308が配線307に沿って長く連続して形成されている。つまり、ビア308は周回する配線307の形状と同じように形成されている。なお、図ではビア308の幅は配線307の幅より狭くしているが、同一でもよい。
本実施例の効果について述べる。
本実施例では、製品においても引き出し配線に周回配線を適用できることを示しているだけでなく、さらに、ビアを配線のように形成することにより、ビア抵抗を低減できる効果を有する。このようなビア(以下、スリットビアと呼ぶ)は、I/Oブロックで電流密度が大きく必要なデバイス機能部分に特に有効である。また、スリットビアの幅を配線幅と同一にすることにより、銅配線の実質的な体積を確保することは、微細配線による配線幅減少を補間することができるので、信頼性向上や電圧変動安定化には欠かせない技術となる。
本発明の第1の実施例としてTEG領域とこのTEGからパッドへ延びる引き出し配線とを示す拡大平面図である。 (A)は引き出し配線領域における周回配線幅と、引き出し配線とマクロの間の距離との相関を示すグラフであり、(B)はパッド部における周回配線幅と、パッド部とマクロの間の距離との相関を示すグラフである。 本発明の第2の実施例としてTEG領域とこのTEGからの引き出し配線に接続されたパッドとを示す拡大平面図である。 デバイス構成要素のデータ率のばらつきを第2の実施例と従来例で比較したグラフである。 デバイス構成要素のデータ率のばらつきと、フォトリソグラフィーのプロセスマージンとの相関を示すグラフである。 本発明の製品への適用例であり、信号配線の接続領域を示す拡大図である。 一般的なプロセス評価用テストチップレイアウトの全体図である。 TEG領域と電極パッドとの接続領域の拡大図である。 配線幅(CD)と配線ピッチの相関を示すグラフである。 従来のビアチェーン評価用テストパターンにおけるTEG領域と引き出し配線とを示す拡大平面図である。 一般的な2層配線の製造プロセスを説明するための断面図である。 一般的な製品の概要を示す平面図である。 2つのマクロブロック間の接続構造を示す平面図である。 図13の、信号配線の接続領域の拡大図である。
符号の説明
101、201、801、1001 ビアチェーン評価TEG領域
102、203、303、804、1002 引き出し配線
103、204、1003 M1配線
104、205、1004 M2配線
105、206、210、803、1005 ビア
106、207 最小配線幅
107、208 最小ピッチ
108 引き出し配線の幅
109、805 引き出し配線とTEGマクロとの距離
110、209、307 周回配線
202、802 パッド部
211、806 パッド部とTEGマクロとの距離
301 マクロ領域
302 境界領域
304 電源線
305 GND線
306 信号配線
308 スリットビア
701 テストチップサイズの横幅
702 テストチップサイズの縦幅
703 サブチップ
1006 孤立配線領域の配線幅
1007 太い配線部とマクロとの接続距離
1101 シリコン基板
1102 第1層間絶縁膜
1103 リソグラフィー用レジスト
1104 配線用溝
1105 導体膜
1106 第1配線
1201 IOブロック
1202 RAMブロック
1203 高性能ロジックブロック
1204 PLLブロック
1301 第1ロジック領域
1302 第2ロジック領域
1303 マクロ回路間領域
1304 電源メッシュ
1305 GNDメッシュ
1306 信号配線
1307 信号配線接続領域
1401 マクロ領域
1402 境界領域
1403 引き出し配線
1404 電源線
1405 GND線
1406 ローカル信号線

Claims (6)

  1. 複数の微細配線が密集する第1の配線領域と、この第1の配線領域における所定の微細配線に同一配線層で接続された当該微細配線よりも外形寸法の大きい配線が存在する第2の配線領域と、を有する半導体装置において、
    前記第2の配線領域の配線がこの配線外周部のみを周回する周回配線で構成されていることを特徴する半導体装置。
  2. 前記第2の配線領域の配線データ率が前記第1の配線領域の配線データ率の2倍を基本データ率として50%以下に制限されていることを特徴とする請求項1に半導体装置。
  3. 前記微細配線の配線幅が0.1μm以下である請求項1に記載の半導体装置。
  4. 前記周回配線に対してビアが前記周回配線に沿って長く連続して形成されていることを特徴とする請求項1に記載の半導体装置。
  5. 既存の設計配線データの外周部のみを残して周回配線を形成する半導体装置の配線パターン形成方法。
  6. 半導体装置の配線パターンを形成するマスク配線データの発生方法であって、
    既存のマスク配線データに対し配線外周部のデータを残しつつ配線内部のデータを削除したマスク配線データを発生させる方法。

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