JP2007293745A - 自動取引装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】カード情報取得部と生体情報取得部を有し、それぞれ取得したカード情報と生体情報とを比較して本人確認を行う自動取引装置において、カード情報取得のための動作と生体情報取得のための動作をそれぞれ行わなくてもよいようにする。
【解決手段】取引用のカードを持ってカード情報取得部に当該カードを近づけると、おのずと生体認証する手のひら、指、手の側面、指の第3間接部或いは手の甲が生体情報取得部に近づくようにし、それぞれ取得したカード情報と生体情報とを比較して本人確認を行うようにした。
【選択図】図3

Description

本発明は、生体情報を用いて本人確認する機能を有する自動取引装置に関するものである。
近年、キャッシュカードの盗難や偽造或いはパスワードの盗聴や不正な読み取りによって第三者が本人になりすまして金融機関やコンビニエンスストア等に設置される自動取引装置から現金を引き出す被害が増加している。
これらの被害を防止するために、前記自動取引装置において、生体認証を行うための生体センサを取り付け、本人確認のセキュリティ性を向上させるようにしている。ここで、生体センサとは、指紋や指や手のひらなどの静脈を検出するものや虹彩を検出するものが一般的である。
また、キャッシュカードにおいても、従来の磁気ストライプではなく、偽造や不正な読み取りが困難なICカードに移行し始めている。
前記従来の自動取引装置では、顧客が、取引選択をし、キャッシュカードを挿入すると、キャッシュカードから生体情報を読み出す。次に、生体センサに顧客の手や指を情報取得部にかざすと、顧客の生体情報を取得して、前記キャッシュカードから読み出した生体情報と情報取得部にて取得した生体情報を比較して一致したときに、取引を開始できるようになっている。
以上のように、従来の自動取引装置では、キャッシュカードを挿入させ生体情報を読み出すという動作と、生体センサによる生体情報を取得しマッチングを行う動作と、2つの動作が必要であった(例えば、特許文献1参照)。
特開平9−305834号公報
しかしながら、従来の自動取引装置では、キャッシュカード読取部と生体認証を行うセンサ部が離れており、1つの動作で本人確認動作を行うことができず、顧客にとっては、煩わしい複数の操作を行う必要があり、その改善が望まれていた。
本発明は、前述の課題を解決するために次の手段を採用する。すなわち、本発明は、カード情報取得部と生体情報取得部を有し、取得したカード情報と生体情報との比較結果に基づき本人確認を行う自動取引装置であって、前記カード情報取得部の近傍に、前記情報取得部を配置し、1つの動作でカード情報および生体情報を取得できるようにした。
本発明の自動取引装置によれば、カード情報取得部の近傍に、生体情報取得部を配置し、1つの動作でカード情報および生体情報を取得できるようにし、取得したカード情報と生体情報との比較結果に基づき本人確認を行うようにしたので、本人確認ために複数の操作を行う必要がない。
以下、本発明に係る実施の形態例を、図面を用いて説明する。なお、本発明の自動取引装置としては、鉄道の切符や定期券、航空券、入場券、勝馬投票券等のチケット、証券、商品券、紙幣等を取扱うものがあるが、以下に示す実施例においては、一般的な現金の預金支払などを行う現金自動取引装置をその一例として説明する。また、生体認証としては、静脈認証や虹彩による認証があるが、以下の実施例の説明では、一般的な指紋認証や静脈認証を例として説明する。
実施例1の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部に近づけると、おのずと生体認証を行う手のひらが生体情報取得部に近づくようにしたものである。
(構成)
図1は実施例1の自動取引装置の構成図であり、図2は実施例1の自動取引装置の制御系ブロック図である。同図において、1は銀行等の金融機関の営薬店やコンビニエンスストア等の店舗に設置される自動取引装置であり、顧客との間で現金の入出金等の取引を自動で行う。
2は制御部であり、図2に示すように磁気ディスク3を備えており、その磁気ディスク3に格納されている制御プログラムに基づいて、自動取引装置1の各部の動作を制御して各種の取引を遂行する機能を有する。
4は記憶部であり、制御部2による処理結果等を記憶する機能を有する。5は表示操作部であり、自動取引装置1の正面の接客面に露出させて設けられており、表示面を上に向けたCRTディスプレイまたは液晶ディスプレイ等の表示部と、表示部上に配置したタッチパネル等の入力部により構成され、各種取引における顧客の操作を誘導するメッセージを配した画面やそのための入力キーを表示し、その入カキーをタッチパネル上から指で押下することにより、入カキーに定義された情報を入力でき、入力された情報の表示等も行うようになっている。
6は情報取得部であり、その上に置かれた顧客の手や指から生体情報を取得する機能を有しており、前記接客面に設けられている。なお、本発明において、情報取得部6は顧客から見て表示操作部5の右隣に配置された例を示しているが、コンビニエンスストアに設置される自動取引装置のように表示操作部5が垂直面に配置されている場合には、顧客から見て右側の操作しやすい位置に配置される。
7は現金入出金部であり、取引に伴う現金の入出金処理を行うもので、紙幣を取扱う紙幣入出金機と硬貨を取扱う硬貨入出金機により構成され、その紙幣入出金口と硬貨出金口は前記接客面に設けられている。
8はスピーカであり、顧客との取引中の音声案内等を出力する機能を有する。本例では、左右2箇所設けているが、いずれか1つでも勿論よい。9は顧客との取引結果を明細票に印刷して返却する返却口であり、前記接客面に設けられている。
上記ICカードのカード情報には、顧客氏名と金融機関コード、支店コード、口座番号、顧客が口座開設の際に登録した手の静脈パタンなどの登録生体情報、今までの取引履歴を記億した取引履歴情報等が含まれる。
図3は実施例1の自動取引装置1の情報取得部6の周辺の構成を示す図である。実施例1の自動取引装置にて認証に用いる箇所は図4に示した手のひら21である。ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11と、手のひらの静脈パタンを読み取る生体情報取得部12は、カード情報取得部11に隣接していて情報取得部6として構成されている。
そして、ICカード10を読み書きさせるためにICカード10を持って手をカード情報取得部11に伸ばし、手首を固定する手首固定部15に置くと、ちょうど生体情報取得部12上に手のひら21が乗るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例1の自動取引装置は、以下のように動作する。図5は、実施例1の自動取引装置の動作フローチャートである。
まず、顧客が取引選択をすると(ステップS200)、制御部2は、表示操作部5に、図6に示したように、ICカード10を手に持ってカード情報取得部11に近づけながら手のひら21を生体情報取得部12上に乗せるようにガイダンス表示し(ステップS201)、ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11および生体情報取得部12にデータ取得コマンドを送信する(ステップS202)。なお、前記ガイダンス表示に代えてスピーカ8にて音声ガイダンスするようにしてもよいし、併せて音声ガイダンスするようにしてもよい。
すると、カード情報取得部11はICカード10が接近したことを検知し、生体情報等を読み取り、一方、生体情報取得部12は手が近づけられたことを検知して生体情報の読み取りを行う。
一方、制御部2は、カード情報取得部11からの応答を確認し(ステップS203)、次に、生体情報取得部12からの応答を確認する(ステップS204)。生体情報取得部12からの応答がないときは、時間監視を行い(ステップS205)、所定の時間、手の接近がなく生体情報取得部12からの応答がないときは、タイマー監視をした回数をカウントし(ステップS206)、所定の回数以下の場合は、表示操作部5に前述図6の画面を表示し(ステップS207)、ステップS202に戻り、同様に以降の処理を行う。
ステップS203にてICカード10の接近を検知しステップS204にて、生体情報取得部12が手の接近を検知したときは、図中連結符号2に進み、ICカード10および生体情報取得部12にて読み取った生体情報を記憶部4に保存する(ステップS208)
そして、当該生体情報同士を照合し認証を行う(ステップS209)。認証が成功したときは、取引処理に移行する(ステップS210)。
一方、認証が失敗したときは、所定の回数認証に失敗したかどうかを判定し(ステップSS211)、所定の回数以下のときは前述図6の画面を表示し(ステップS212)、図中連結符号1に進み、ステップS202に戻って、以降の処理を行う。
一方、ステップS211にて所定の回数、認証を繰り返しても認証できないときは、図中連結符号3に進み、生体データ取得コマンドをキャンセルし(ステップS213)、暗証番号による認証処理に移行し(ステップS214)、認証されたときは、取引処理を実行する(ステップS215)。
以上説明したように、顧客は、図3に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけると、おのずと静脈認証の生体情報取得部12上に手のひら21が乗り、そのまま静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできる。
(実施例1の効果)
以上のように、実施例1の自動取引装置によれば、ICカードを持ってカード情報取得部に近づけると、おのずと生体認証を行う手のひらが生体情報取得部に近づくようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
実施例2の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う指が生体情報取得部の上に乗るようにしたものである。
(構成)
実施例2の自動取引装置の情報取得部6の構成以外は、実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。また、実施例2の自動取引装置の制御系は、図2に示した実施例1の制御系の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
図7は、実施例2の自動取引装置の情報取得部6周辺の構成を示した図である。同図に示したように、実施例2の自動取引装置にて認証に用いる部分は、図4に示した中指22となる。なお、後述の生体情報取得部12の位置を変えることにより他の指を認証に用いるようにすることもできる。
実施例2の自動取引装置は、ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11と指紋あるいは指静脈パタンを読み取る生体情報取得部12を隣接させて情報取得部6とし、ICカード10を読み書きさせるために指固定部15aに中指を置き、手をカード情報取得部11に伸ばして置くと、ちょうど生体情報取得部12の上に中指22が乗るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例2の自動取引装置は、以下のように動作する。なお、認証動作全体の流れは図5を用いて説明した実施例1の動作と同様である。
まず、顧客が、表示操作部5に表示されたガイダンスに従い、図7に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけ、生体情報取得部12に中指22を乗せ、手を静止する。すると、カード情報取得部11にてICカード10の接近を検出してICカード10から生体情報を取得し、生体情報取得部12にて中指22の接近を検出して生体情報取得部12から中指22の生体情報を取得し、取得した生体情報同士を比較して本人確認を行い、取引を開始する。
以上説明したように、顧客は、図7に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけながら、静脈認証を行う生体情報取得部12上に指22を乗せ、手を静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできる。この操作を考慮し、カード情報取得部11と生体情報取得部12に段差を設け、カード情報取得部11を低くするようにするのがよい。
なお、以上説明したように指の静脈パタンによる認証を行うのではなく、指紋による認証を行うようにしてもよいし、指紋による認証とともに行うようにしてもよい。
(実施例2の効果)
以上のように、実施例2の自動取引装置によれば、カード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う指が生体情報取得部の上に乗るようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
実施例3の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う手の側面が生体情報取得部に近づくようにしたものである。
(構成)
実施例3の自動取引装置の情報取得部6の構成以外は、実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。また、実施例3の自動取引装置の制御系についても、図2に示した実施例1の制御系の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
図8は、実施例3の自動取引装置の情報取得部6周辺の構成を示した図である。同図に示したように、実施例3の自動取引装置にて認証に用いる部分は、図4に示した手の側面部23となる。
実施例3の自動取引装置は、ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11と手の側面部23を読み取る生体情報取得部12を隣接させて情報取得部6とし、ICカード10を読み書きさせるために手をカード情報取得部10に伸ばし、手首固定部15に手首を乗せると、ちょうど生体情報取得部上に手の側面部23が乗るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例3の自動取引装置は、以下のように動作する。なお、認証動作全体の流れは図5を用いて説明した実施例1の動作と同様である。
まず、顧客が、表示操作部5に表示されたガイダンスに従い、図8に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけ、生体情報取得部12に手の側面23を乗せ、手を静止する。すると、カード情報取得部11にてICカード10の接近を検出してICカード10から生体情報を取得し、生体情報取得部12にて手の側面23の接近を検出して生体情報取得部12から手の側面23の生体情報を取得し、取得した生体情報同士を比較して本人確認を行い、取引を開始する。
以上説明したように、顧客は、図8に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけながら、生体情報取得部12上に手の側面23を乗せ、手を静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできる。この操作を考慮し、カード情報取得部11と生体情報取得部12に段差を設け、カード情報取得部11を低くするようにするのがよいことは実施例2と同様である。
(実施例3の効果)
以上のように、実施例3の自動取引装置によれば、ICカードを手に持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う手の側面が生体情報取得部に近づくようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
実施例4の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う指の第3間接部が生体情報取得部に近づくようにしたものである。
(構成)
実施例4の自動取引装置の情報取得部6の構成以外は、実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。また、実施例4の自動取引装置の制御系についても、図2に示した実施例1の制御系の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
図9は、実施例4の自動取引装置の情報取得部6周辺の構成を示した図である。同図に示したように、実施例4の自動取引装置にて認証に用いる部分は、図4に示した指の第3間接部24となる。
実施例4の自動取引装置は、ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11と指の第3間接部24を読み取る生体情報取得部12を隣接させて情報取得部6とし、ICカード10を読み書きさせるために手をカード情報取得部10に伸ばし、手首固定部15に手首を乗せると、ちょうど生体情報取得部上に指の第3間接部24が乗るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例4の自動取引装置は、以下のように動作する。なお、認証動作全体の流れは図5を用いて説明した実施例1の動作と同様である。
まず、顧客が、表示操作部5に表示されたガイダンスに従い、図9に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけ、生体情報取得部12に指の第3間接部24を乗せ、手を静止する。すると、カード情報取得部11にてICカード10の接近を検出してICカード10から生体情報を取得し、生体情報取得部12にて指の第3間接部24の接近を検出して生体情報取得部12から指の第3間接部24の生体情報を取得し、取得した生体情報同士を比較して本人確認を行い、取引を開始する。
以上説明したように、顧客は、図9に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけながら、生体情報取得部12上に指の第3間接部24を乗せ、手を静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできることは実施例1と同様である。
(実施例4の効果)
以上のように、実施例4の自動取引装置によれば、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う指の第3間接部が生体情報取得部に近づくようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
実施例5の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う手の甲が生体情報取得部に近づくようにしたものである。
(構成)
実施例5の自動取引装置の情報取得部6の構成以外は、実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。また、実施例5の自動取引装置の制御系についても、図2に示した実施例1の制御系の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
図10は、実施例5の自動取引装置の情報取得部6周辺の構成を示した図である。同図に示したように、実施例5の自動取引装置にて認証に用いる部分は、図4に示した手の甲25となる。
実施例5の自動取引装置は、ICカード10から情報を取得するカード情報取得部11と手の甲25を読み取る生体情報取得部12を重ねて配置して情報取得部6とし、顧客がICカード10を持った手をカード情報取得部11に伸ばし、手首固定部15に手首を乗せると、ちょうど生体情報取得部12の上に手の甲25が乗るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例5の自動取引装置は、以下のように動作する。なお、認証動作全体の流れは図5を用いて説明した実施例1の動作と同様である。
まず、顧客が、表示操作部5に表示されたガイダンスに従い、図10に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけ、生体情報取得部12に手の甲25を乗せ、手を静止する。すると、カード情報取得部11にてICカード10の接近を検出してICカード10から生体情報を取得し、生体情報取得部12にて手の甲25の接近を検出して生体情報取得部12から手の甲25の生体情報を取得し、取得した生体情報同士を比較して本人確認を行い、取引を開始する。
以上説明したように、顧客は、図10に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけると、おのずと生体情報取得部12上に手の甲25が乗り、そのまま手を静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできることは実施例1と同様である。
(実施例5の効果)
以上のように、実施例5の自動取引装置によれば、カード情報取得部と生体情報取得部を重ねて配置しカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う手の甲が生体情報取得部に近づくようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
実施例6の自動取引装置は、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証を行う指が生体情報取得部に入れられるようにしたものである。
(構成)
実施例6の自動取引装置の情報取得部6の構成以外は、実施例1の自動取引装置の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。また、実施例2の自動取引装置の制御系は、図2に示した実施例1の制御系の構成と同様であるので、簡略化のためにその説明を省略する。
図11は、実施例6の自動取引装置の情報取得部6周辺の構成を示した図である。同図に示したように、実施例6の自動取引装置にて認証に用いる部分は、図4に示した中指22となる。後述の生体情報取得部12の位置を変えることにより他の指を認証に用いるようにすることもできることは、実施例2と同様である。
実施例6の自動取引装置は、ICカード10の読み書きを行うカード情報取得部11と指紋あるいは指静脈パタンを読み取る生体情報取得部12を隣接させて情報取得部6とし、ICカード10を読み書きさせるために手首固定部15に手首を置き、手をカード情報取得部11に伸ばして置くと、ちょうど生体情報取得部12の上に中指22が入るようになっている。
(動作)
以上の構成により実施例2の自動取引装置は、以下のように動作する。なお、認証動作全体の流れは図5を用いて説明した実施例1の動作と同様である。
まず、顧客が、表示操作部5に表示されたガイダンスに従い、図11に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけ、生体情報取得部12に中指22を入れ、手を静止する。すると、カード情報取得部11にてICカード10の接近を検出してICカード10から生体情報を取得し、生体情報取得部12にて中指22が入れられたことを検出して生体情報取得部12から中指22の生体情報を取得し、取得した生体情報同士を比較して本人確認を行い、取引を開始する。
以上説明したように、顧客は、図11に示したように、ICカード10を持ち、ICカード10をカード情報取得部11に近づけながら、静脈認証を行う生体情報取得部12上に指22を入れ、手を静止するだけで認証が行われる。このとき、ICカード10は財布等に入れたままでもよいし、ICカード10に代えて、非接触ICカード機能を備えた携帯電話を用いるようにすることもできることは実施例1と同様である。
なお、以上のように指静脈認証を行うのではなく、指紋による認証を行うようにしてもよいし、指紋による認証とともに行うようにしてもよいことは実施例2と同様である。
(実施例6の効果)
以上のように、実施例6の自動取引装置によれば、ICカードを手に持ってカード情報取得部にICカードを近づけながら、生体認証を行う指が生体情報取得部に入れられるようにしたので、ICカードの読み取りと生体認証を1つの動作で行うことができる。
《その他の変形例》
(1)以上の実施例の説明では、ICカードを持ってカード情報取得部にICカードを近づけると、おのずと生体認証する手の部分が1つの生体情報取得部に近づくようにし、それぞれ取得したカード情報と生体情報との比較結果に基づき本人確認を行うようにした説明したが、生体情報取得部を複数設け、複数の部分の静脈パタンや指紋を取得し、これらの情報を用いて認証するようにすれば、さらに本人確認のセキュリティ性を向上させることができる。
例えば、実施例5と実施例6を組合せ、図10のようにカード情報取得部と手の甲の静脈パタンを取得する生体情報取得部を重ねた構成とし、図11のように指の生体情報を取得する生体情報取得部をも設けるようにすれば、手の甲の静脈パタン、指の指紋や指の静脈パタンをも取得できるので、これらの情報を用いて本人確認をすることもできる。
(2)また、以上の実施例の説明では、生体情報取得部の位置については、特に説明しなかったが、男性、女性でも手の大きさが変わり、或いは年齢によっても手の大きさは変化するので、手の大きさを検出し、生体情報取得部のセンサ範囲を越える場合は、生体情報取得部のセンサ位置を移動するようにしてもよい。
(3)また、以上の実施例の説明では、ICカード内に生体情報を格納し、ICカードから本人の生体情報を取得するように説明したが、ICカードに本人を識別する番号情報を格納しておき、当該情報に基づき、他の記憶部から本人の生体情報を読み出し、生体情報取得部からの情報との比較により本人確認を行うようにしてもよい。
(4)また、以上の実施例の説明では、カード情報取得部から取得した生体情報と、生体情報取得部から取得した生体情報を、自動取引装置1にて行うように説明したが、ICカード内に比較照合部を設け比較照合するようにしてもよいし或いはホストコンピュータ等にて比較照合するようにし、その結果を制御部2に通知するようにしてもよい。
以上述べたように、本発明は、生体情報を用いて本人確認する機能を有する自動取引装置などに広く用いることができる。
実施例1の自動取引装置の構成図である。 実施例1の自動取引装置の制御系ブロック図である。 実施例1の自動取引装置の動作説明図である。 認証箇所を説明する図である。 実施例1の自動取引装置の動作フローチャートである。 実施例1の自動取引装置の画面表示例である。 実施例2の自動取引装置の動作説明図である。 実施例3の自動取引装置の動作説明図である。 実施例4の自動取引装置の動作説明図である。 実施例5の自動取引装置の動作説明図である。 実施例6の自動取引装置の動作説明図である。
符号の説明
1 自動取引装置
2 制御部
4 記憶部
5 表示操作部
6 情報取得部
8 スピーカ
9 明細票返却口
10 ICカード
11 カード情報取得部
12 生体情報取得部
15 手首固定部
15a 指固定部
21 手のひら
22 中指
23 手の側面部
24 指の第3関節
25 手の甲

Claims (10)

  1. カード情報取得部と生体情報取得部を有し、取得したカード情報と生体情報との比較結果に基づき本人確認を行う自動取引装置であって、
    前記カード情報取得部の近傍に、前記生体情報取得部を配置し、1つの動作でカード情報および生体情報を取得できるようにしたことを特徴とする自動取引装置。
  2. 前記カード情報取得部は、非接触ICカード情報読取部であり、前記生体情報取得部は、手の静脈パタンまたは指の指紋を取得する生体情報取得部であることを特徴とする自動取引装置。
  3. 前記カードを手で所持した状態で生体情報を取得できるように、前記カード情報取得部の近傍に、前記生体情報取得部を配置したことを特徴とする請求項1または請求項2記載の自動取引装置。
  4. 前記生体情報取得部は、手のひらの静脈のパタンを取得するようにしたことを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  5. 前記生体情報取得部は、手のひらを下にして指紋または指の静脈パタン若しくは両方を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  6. 前記生体情報取得部は、手のひらを上にして指紋または指の静脈パタン若しくは両方を取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  7. 前記生体情報取得部は、手の側面の静脈パタンを取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  8. 前記生体情報取得部は、手の第3間接部の静脈パタンを取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  9. 前記生体情報取得部は、手の甲の静脈パタンを取得することを特徴とする請求項1ないし請求項3記載の自動取引装置。
  10. 前記カード情報取得部は、前記生体情報取得部よりも低く配置しカードを容器に入れたまま読み取ることができるようにしたことを特徴とする請求項5または請求項7記載の自動取引装置。
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