JP2007293579A - 遠隔制御システム - Google Patents

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Abstract

【課題】遠隔制御システムにおいて、遠隔制御の操作の簡単化及び家電機器の小型化及びコスト低減を図る。
【解決手段】遠隔制御システム1のホームサーバ4は、携帯端末器2からの電子メールを受信する電子メール受信部41と、ホームサーバ4に設定された複数の受信用アドレスと家電機器3に対する操作内容とを関連付けした第1テーブルを記憶する記憶部42と、第1テーブルを参照し、受信した電子メールの送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けされた操作内容を選択する選択部43と、この操作内容に応じて家電機器3を制御する家電制御部44と、を備える。このため、選択部43は、空メールの送信先アドレスに基づいて操作内容を選択できる。従って、空メールにより家電機器3を遠隔制御でき、操作の簡単化を図れる。電子メール受信部41はホームサーバ4に設けられるので、家電機器3の小型化及びコスト低減が図れる。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯端末器から送信された電子メールに応じて家電機器が遠隔制御される遠隔制御システムに関する。
従来より、建物外から建物内の家電機器を遠隔に制御することが可能な遠隔制御システムにおいて、例えば、携帯電話機等の携帯端末器から、家電機器を操作するための操作情報が文字入力された電子メールを送信し、該電子メールにより家電機器を制御する遠隔制御システムが知られている。例えば、このようなシステムとして、個々の家電機器に電子メールアドレスを付し、ネットワークを介して接続された端末から家電機器毎に対して電子メールを送信し、個々の家電機器を遠隔に制御する遠隔制御システムが知られている(例えば、特許文献1参照)。この遠隔制御システムの個々の家電機器は、上記端末との間で電子メールの送受信を行なう通信制御部と、上記電子メールの件名の欄に記述された操作ボタンを抽出すると共に、上記操作ボタンと操作プログラムとを対応させた対応表に基づいて操作プログラムを決定する認証・操作ボタン取り出し部と、上記操作プログラムに基づく動作を実行する操作コマンド実行部とを有する。上記操作ボタンは文字列等で構成される識別コードである。このため、制御文ではなく文字列等から成る識別コード含む電子メールを作成し、この電子メールを個々の家電機器に送信することにより、該機器を遠隔制御できるので、制御文解釈等の煩雑な処理が不要となる。
特開2003−102071号公報
しかしながら、特許文献1に記載の技術では、電子メールに入力される識別コードが冗長である場合、その入力が煩雑になる虞があると共に、誤入力が生じる可能性が高くなる。また、通信制御部、認証・操作ボタン取り出し部及び操作コマンド実行部は個々の家電機器に設けられるので、家電機器の小型化が困難になると共に、家電機器のコスト増加を招く可能性がある。
本発明は、上記従来の問題を解決するためになされたものであり、遠隔制御のための操作の簡単化を図ると共に、遠隔制御可能な家電機器の小型化及びコスト低減を図ることができる遠隔制御システムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するために請求項1の発明は、家電機器に対する操作内容を含む電子メールを送信する携帯端末器と、前記携帯端末器から送信された電子メールの内容に応じて遠隔制御される家電機器と、を備えた遠隔制御システムにおいて、前記携帯端末器から送信された電子メールの内容に応じて家電機器を制御すると共に、複数の受信用メールアドレスが設定されるコントローラを備え、前記コントローラは、前記携帯端末器から送信され、且つ、送信先メールアドレスが複数の受信用メールアドレスのうちいずれかと一致する電子メールを受信する受信部と、前記受信用メールアドレスと家電機器に対する操作内容とを関連付けした第1のテーブルを記憶するメモリと、前記第1のテーブルを参照し、前記受信部により受信された電子メールの送信先メールアドレスと一致する前記受信用メールアドレスに関連付けられた操作内容を選択する選択部と、前記選択部により選択された操作内容に応じて家電機器を制御するための制御信号を該機器へ送出する家電制御部と、を有するものである。
請求項2の発明は、請求項1に記載の遠隔制御システムにおいて、前記コントローラは、前記携帯端末器と家電機器とを接続するホームサーバであるものである。
請求項3の発明は、請求項1または請求項2に記載の遠隔制御システムにおいて、前記第1のテーブルは、前記受信用メールアドレスと家電機器に対する複数の操作内容とを関連付けし、前記メモリは、該操作内容のそれぞれがユーザにより実行された頻度を、前記第1のテーブルに記憶し、前記選択部は、前記第1のテーブルを参照し、前記受信用メールアドレスに関連付けされた複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容を選択するものである。
請求項4の発明は、請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遠隔制御システムにおいて、前記メモリは、前記携帯端末器から送信され、前記受信部により受信された電子メールに基づいて作成される第2のテーブルを記憶し、前記第2のテーブルは、前記受信用メールアドレスと、前記電子メールに含まれる家電機器に対する操作内容と、該操作内容がユーザにより実行された頻度と、を関連付けし、前記選択部は、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルの両方またはいずれか一方を参照し、受信用メールアドレスに関連付けされた複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容を選択するものである。
請求項5の発明は、請求項3または請求項4に記載の遠隔制御システムにおいて、前記コントローラは、前記携帯端末器に電子メールを送信する送信部を有し、前記選択部は、前記受信部が前記携帯端末器からの電子メールを受信したとき、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルの両方またはいずれか一方を参照し、前記電子メールの送信先メールアドレスと一致する前記受信用メールアドレスに関連付けされ、且つ、頻度順に配列された家電機器に対する複数の操作内容を表示するための返信メールを、前記送信部により前記携帯端末器に送信し、前記携帯端末器が、前記返信メールの表示を基に、ユーザにより選択された操作内容を含む再送信メールを前記コントローラに送信し、前記コントローラの受信部がこの再送信メールを受信したとき、前記再送信メールの内容に応じて操作内容を選択するものである。
請求項1の発明によれば、家電機器は、コントローラの受信用メールアドレスと該機器に対する操作内容とが関連付けされた第1のテーブルに基づいて制御されるので、遠隔制御のための電子メールが空メールであったとしても、そのメールの送信先メールアドレスを上記受信用メールアドレスに設定してそのメールをコントローラに送信することにより、家電機器を制御できる。このため、遠隔制御のための操作の簡単化を図ることができる。
請求項2の発明によれば、携帯端末器からの操作内容を含む電子メールを受信する受信部が家電機器ではなくホームサーバに設けられ、このホームサーバは携帯端末器と家電機器とを接続するので、家電機器が遠隔制御のために受信部を有する必要がなく、家電機器の小型化及びコストの抑制を図ることができる。
請求項3または請求項4の発明によれば、家電機器に対する操作内容が実行された頻度が記憶され、複数の操作内容のうち最も高い頻度で実行された操作内容が自動的に選択されるので、遠隔制御システムが学習機能を有することになり、ユーザの利便性が向上する。
請求項5の発明によれば、ユーザは、頻度順に配列された家電機器に対する操作内容を表示する返信メールを参照し、所望の操作内容を選択することができるので、操作内容の選択を容易に行なうことができる。また、選択した操作内容を含む再送信メールを送信することによって家電機器を遠隔制御できるので、遠隔制御のための操作を簡単なものにすることができる。
本発明の第1の実施形態に係る遠隔制御システムについて図1乃至図3を参照して説明する。図1は、本実施形態の遠隔制御システムの構成を示す。遠隔制御システム1は、電子メールの送受信が可能な携帯端末器2と、建物内に設けられ、携帯端末器2と該端末器により遠隔制御される家電機器3とを電気的に接続するホームサーバ4(コントローラ)とを備える。ホームサーバ4には複数の受信用メールアドレス(以下、受信用アドレスと略す)が設定される。これら受信用アドレスのそれぞれは、遠隔操作を行なう個々の家電機器3に対応する。家電機器3は、例えば、3種類の家電機器A乃至家電機器Cから成る。なお、家電機器3の種類は3種類に限定されない。
携帯端末器2は、例えば携帯電話機であり、ユーザ所望の家電機器3に対する操作内容、すなわちコマンドが入力されるコマンド入力部21と、コマンド入力部21に入力された家電機器3に対するコマンドの内容を表示する表示部22と、コマンドを含む電子メールを送信する電子メール送信部23と、表示部22の表示制御及び電子メール送信部23のメール送信制御を行なう制御部24と、を備える。上記のコマンドは、操作対象となる家電機器3を示す情報、または操作対象となる家電機器3及びこの家電機器3に実行させる動作内容を示す情報から成る。
コマンド入力部21は、ユーザにより操作される各種ボタンで構成され、ボタン操作に基づいて操作信号を制御部24に送信する。ユーザのボタン操作により、例えば、携帯端末器2の各種設定、電子メールの送信先メールアドレス(以下、送信先アドレスと略す)の設定とテキスト欄への文字入力とによる電子メールの作成、電子メールの送信、コマンドの入力例を示すフォーマットの表示が可能である。家電機器3の遠隔制御のために作成された電子メールはコマンドを含む。この電子メールの送信先アドレスには、操作対象の家電機器3に対応するメールアドレスが、操作対象を示すコマンドとして設定される。また、この電子メールのテキスト欄には、家電機器3に実行させる動作内容を表す文字列が、コマンドとして文字入力される。この文字列は、各種ボタン操作により電子メールのテキスト欄に一文字ずつ入力される。
表示部22は、液晶ディスプレイで構成され、この液晶ディスプレイにより、携帯端末器2の各種設定事項、送信予定または送信済みの電子メールの内容若しくは家電機器3に対するコマンドのフォーマット等を表示する。
電子メール送信部23は、電子メールを無線で送信するための無線通信回路で構成される。電子メール送信部23は、この無線通信回路により、電子メールをユーザが指定した送信先へ送信する。この電子メールはインターネット5を介して伝送される。電子メールの送信先として、例えばホームサーバ4が挙げられる。上述の通り、ホームサーバ4には複数のメールアドレスが設定される。例えば、アドレスA、アドレスB及びアドレスCがホームサーバ4に割り当てられる場合、これらのアドレスが送信先アドレスに設定された電子メール(破線枠内に示す)が携帯端末器2から送信される。
制御部24は、表示部22及び電子メール送信部23を含む携帯端末器2内の各部を制御するためのCPU(Central Processing Unit)を有するマイクロコンピュータで構成される。制御部24が行なう表示部22の表示制御は、コマンド入力部21からの操作信号に基づいて行なわれる。制御部24は、この表示制御により、例えば、電子メールの送信先、件名及びテキスト欄を、またはコマンドのフォーマットを表示部22に表示させる。制御部24が行なう電子メール送信部23のメール送信制御は、コマンド入力部21からの上記操作信号に基づいて行なわれる。制御部24は、このメール送信制御により、例えば、家電機器3に対するコマンドを有する電子メールを電子メール送信部23から送信させる。
上記のように構成された携帯端末器2と家電機器3とを接続するホームサーバ4は、携帯端末器2から送信された電子メールの内容に応じて建物内の家電機器3を制御すると共に、複数の受信用アドレスが設定されるサーバである。このようなホームサーバ4は、電子メールをインターネット5を介して受信する電子メール受信部41と、受信用アドレスと家電機器3に対する操作内容とを関連付けした第1テーブル(第1のテーブル)を記憶する記憶部42と、家電機器3に対する操作内容を選択する選択部43と、選択部43により選択された操作内容に応じて家電機器3を制御する家電制御部44と、を備える。
電子メール受信部41は、電子メールを受信するための通信回路で構成され、この通信回路により、例えば、携帯端末器2の電子メール送信部23からホームサーバ4へ送信され、且つ、送信先アドレスが上記の受信用アドレスのうちのいずれかと一致する電子メールを受信する。また、電子メール受信部41は、家電機器3の遠隔制御のため、受信した電子メールに応じた信号を選択部43に送出する。図1において、電子メール受信部41の破線枠内に、受信した電子メールの内容を示す。該内容には、電子メールの送信元(From)及びテキストの内容が含まれる。このように、電子メール受信部が家電機器3にではなくホームサーバ4に設けられ、このホームサーバ4は携帯端末器2と家電機器3とを接続するので、家電機器3自体が遠隔制御のために電子メール受信部を有する必要がなく、家電機器3の小型化及びコスト低減を図ることができる。
記憶部42は、メモリで構成され、このメモリにより上記第1テーブルを予め記憶する。メモリには、ROM(Read Only Memory)が含まれる。第1テーブルには、ホームサーバ4に設定された複数の受信用アドレスが格納される。受信用アドレスの設定は、ホームサーバ4が制御する家電機器3に関連付けされてなされる。例えば、ホームサーバ4が上述の通り家電機器A、B、Cを制御する場合、これらのそれぞれに関連付けされたメールアドレスA、B、Cが受信用アドレスとして設定される。さらに、メールアドレスA、B、Cには、それぞれを送信先アドレスとする電子メールを受信した場合に家電機器A、B、Cのそれぞれに実行させる動作A、B、Cが関連付けられる。この動作内容は、ホームサーバ4が、上記受信用アドレスを送信先アドレスとする空メールを受信したときに家電機器3に動作させる内容である。ユーザは、第1テーブルで定められた受信用アドレスと、この受信用アドレスに応じた操作内容、すなわち、操作の対象となる家電機器3及びこれに望む動作の内容とを、不図示のキーボード等のインターフェースにより予め設定できる。また、これらは、ユーザにより家電機器3のスイッチやリモコン等の操作器(不図示)が操作された場合に、この操作を検知した家電制御部44からの信号に基づいて、選択部43により自動的に第1テーブルに追加設定される。上記第1テーブルに基づく操作内容の選択を行なわせるため、記憶部42は、選択部43からの信号に基づいて、第1テーブルに格納された情報を選択部43にロードさせる。
選択部43は、CPUを有するマイクロコンピュータで構成され、ホームサーバ4内の各部を制御する。また、選択部43は、電子メール受信部41が携帯端末器2からの電子メールを受信した場合、上記第1テーブルの情報を参照するため該情報を記憶部42から読み出す。さらに、選択部43は、第1テーブルにより受信用アドレスに関連付けられた操作内容のうち、該電子メールの送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けられた操作内容を選択する。例えば、送信先アドレスがアドレスAである電子メールを電子メール受信部41が受信した場合、アドレスAに関連付けされた家電機器Aを操作対象として選択し、該機器に動作させる内容として動作Aを選択する。このような操作内容の選択のうち、動作内容の選択は、電子メール受信部41からの信号に応じて、受信した電子メールのテキスト欄が参照されて行なわれる。例えば、受信した電子メールのテキスト欄に入力された文字列がなく、該電子メールが空メールであった場合、第1テーブルにより設定された動作内容が選択される。操作内容の選択後、選択された家電機器3に対する操作内容に応じた信号が、選択部43から家電制御部44に出力される。なお、上記のように動作するためのプログラムは、選択部43を構成する上記マイクロコンピュータ内のROMに記憶される。
家電制御部44(制御部)は、CPUを有するマイクロコンピュータで構成される。また、家電制御部44は、選択部43からの信号に応じて、選択部43により選択された操作内容を実行するため家電機器3を制御する。この制御は、各種家電機器3に対して家電制御部44から送信される制御信号に応じて行なわれる。この制御信号は、LAN(Local Area Network)または無線LANを介して、若しくは電力供給用配線により伝送される。なお、上記のように動作するためのプログラムは、家電制御部44を構成する上記マイクロコンピュータ内のROMに記憶される。また、家電制御部44のマイクロコンピュータは、選択部43を構成するものと同一であってもよい。
図2は、上記のように構成された遠隔制御システム1の具体例を示す。この遠隔制御システム1のホームサーバ4は、家電機器3である照明器具3a、エアコン3b及び防犯機器3cとを制御する。このホームサーバ4の記憶部42が記憶する第1テーブルは、例えば、照明器具3aに対して受信用アドレス「shomei@***.jp」を、エアコン3bに対して受信用アドレス「aircon@***.jp」を、防犯機器3cに対して受信用アドレス「bohan@***.jp」を関連付けして格納する。さらに第1テーブルは、例えば、照明器具3aに対して動作内容「消灯」を、エアコン3bに対して動作内容「ON(電源ONの意)」を、防犯機器3cに対して動作内容「ON(電源ONの意)」を関連付けする。なお、家電機器3及びその動作内容は、上記のものに限定されない。例えば、照明器具3aの動作内容には、さらに、点灯と、光量が調整された調光点灯とが含まれる。エアコン3bの動作内容には、さらに、暖房ONと、除湿ONと、電源OFFとが含まれる。防犯機器3cの動作内容には、さらに電源OFFが含まれる。
次に、上記の遠隔制御システム1の動作を説明する。まず、ユーザが、携帯端末器2のコマンド入力部21を操作することにより、電子メールの送信先アドレスを、ホームサーバ4の受信用アドレス「shomei@***.jp」、「aircon@***.jp」または「bohan@***.jp」のうち、操作を望む家電機器3に関連付けされた受信用アドレスに設定したとする。さらに、ユーザが家電機器3の動作内容を電子メールのテキスト欄に入力しなかったとする。この操作に基づき、携帯端末器2の制御部24は、上記の受信用アドレスのうちいずれかを送信先アドレスとする空メールを作成し、この空メールを送信するように電子メール送信部23を制御する。電子メール送信部23は、制御部24からの信号に基づき、この空メールをインターネット5を介して送信する。ここで、この空メールの送信先アドレスが例えば「shomei@***.jp」であったとする。
ホームサーバ4の電子メール受信部41は、携帯端末器2から送信された空メールを受信し、この空メールに応じた信号を選択部43を送出する。選択部43は、この信号に応じて、受信した電子メールの送信先アドレスが「shomei@***.jp」であることを把握すると共に、第1テーブルを参照することにより、このメールアドレスに関連付けされた操作内容を選択する。ここで選択される操作内容は照明器具3aを「消灯」させることである。
操作内容の選択後、選択部43は、照明器具3aの「消灯」を指示する信号を家電制御部44に出力する。この信号が入力された家電制御部44は、照明器具3aに対して「消灯」を指示する制御信号を送信する。上記と同様に、携帯端末器2が、送信先アドレスを「aircon@***.jp」または「bohan@***.jp」とする電子メールアドレスを送信した場合、ホームサーバ4はこの電子メールを受信し、エアコン3bの電源を「ON」するか、または防犯機器3cの電源を「ON」する。このような動作により、照明器具3a、エアコン3b及び防犯機器3cを含む家電機器3は遠隔制御される。
上記のように、ホームサーバ4は、受信用アドレスと家電機器3に対する操作内容とを関連付けした第1テーブルを参照し、この受信用アドレスを送信先アドレスとする電子メールに基づいて家電機器3を操作するので、ユーザが、電子メールのテキスト欄に家電機器3の動作内容を文字入力せず、操作を望む家電機器3に関連付けされた受信用アドレスを送信先アドレスに設定した空メールを携帯端末器2から送信するだけで、該機器を遠隔操作できる。このため、遠隔制御のための操作の簡単化を図ることができる。さらに、ユーザが、携帯端末器2の電話帳等に、操作対象の家電機器3の名称を登録し、この家電機器3のメールアドレスとして受信用アドレスを登録した場合、遠隔制御の際に、登録された家電機器3を電話帳等から選び出して、その受信用アドレスを送信先アドレスに設定するだけで、遠隔制御のための電子メールを作成できる。このため、ユーザの操作性を向上させることができる。
図3は、上記の遠隔制御システム1の変形具体例を示す。この変形具体例の遠隔制御システム1は、上記のそれと比較して、家電機器3に実行させる動作の内容が第1テーブルに設定されていない点で異なる。ホームサーバ4の選択部43は、この第1テーブルを参照し、操作対象となる家電機器3を、携帯端末器2から送信された電子メールの送信先アドレスに基づいて選択する。さらに、選択部43は、この操作対象である家電機器3に動作させる内容を、上記電子メールのテキスト欄に記載されたコマンドから抽出し、抽出したコマンドに基づいて選択する。以下に、本変形具体例の遠隔制御システム1の動作を説明する。
ユーザは、携帯端末器2のコマンド入力部21を操作することにより、遠隔操作を望む家電機器3に関連付けされたホームサーバ4の受信用アドレスを、電子メールの送信先アドレスに設定する。さらに、ユーザは、電子メールのテキスト欄に、家電機器3に望む動作内容すなわちコマンドを文字入力する。例えば、ユーザが遠隔操作を望む家電機器3が照明器具3aで、それに望む動作内容が「点灯」であった場合、ユーザは照明器具3aに関連付けられたメールアドレス「shomei@***.jp」を送信先アドレスとし、テキスト欄に「点灯」を入力した電子メールを作成する。携帯端末器2の電子メール送信部23は、この電子メールを送信する。
ホームサーバ4の電子メール受信部41は、上記の電子メールを受信する。選択部43は、第1テーブルを参照し、この電子メールの送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けされた家電機器3を操作対象に選択する。さらに、選択部43は、この操作対象の家電機器3に対して、電子メールのテキスト欄に記載のコマンドを抽出し、このコマンドが示すユーザ所望の動作内容を選択し、この動作内容の実行を家電制御部44を介して指示する。例えば、携帯端末器2から送信された電子メールの送信先アドレスが「shomei@***.jp」であった場合、選択部43は、操作対象として照明器具3aを選択する。さらに、選択部43は、上記電子メールのテキスト欄から「点灯」を指示するコマンドを抽出し、このコマンドに基いて「点灯」を選択し、家電制御部44により照明器具3aを「点灯」させる。上記と同様に、携帯端末器2が、エアコン3bに関連付けされた「aircon@***.jp」を送信先アドレスとし、テキスト欄に「暖房25℃」と入力された電子メールアドレスを送信した場合、ホームサーバ4はこの電子メールを受信し、操作対象としてエアコン3bを選択する。そして、ホームサーバ4は、エアコン3bを稼動させ、設定温度を25℃にして部屋を暖めさせる。このような動作により、照明器具3a及びエアコン3bを含む家電機器3は遠隔制御される。
次に、本発明の第2の実施形態に係る遠隔制御システムについて図4を参照して説明する。図4は、本実施形態の遠隔制御システム1の構成を示す。本実施形態の遠隔制御システム1は、第1の実施形態のそれと比較して、家電機器3が操作された頻度が第1テーブルに追加される点で異なる。
第1テーブルは、ホームサーバ4の受信用アドレスと家電機器3に対する複数の操作内容とを関連付けする。例えば、図4で示されるように、同一の受信用メールアドレスに、照明器具3に対する操作内容として「点灯」及び「消灯」の2つが関連付けされる。
記憶部42は、上記第1テーブルに対して、家電機器3に対する複数の操作内容のうち、それぞれの操作内容が所定の時間内にユーザにより実行された頻度(括弧内に示す)を追加し、この第1テーブルを記憶する。操作内容が実行されたと判断されるケースには、携帯端末器2からの電子メールに基づいて家電機器3が操作された場合と、家電機器3の操作器により家電機器3が操作された場合とが含まれる。家電制御部44は、ユーザによるこのような操作内容の実行を検知し、選択部43は、その頻度を記憶部42により第1テーブルに記憶させる。なお、上記の所定の時間とは、例えば、数日、数週間、数ヶ月の期間のことをいう。
選択部43は、上記第1テーブルを参照し、ホームサーバ4の受信用アドレスに関連付けされた複数の操作内容のうち、所定の時間に実行された回数が最も多いものを選択する。これにより、同じ家電機器3に対する複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容が選択される。
次に、上記のように構成された遠隔制御システム1の動作を説明する。まず、ユーザが、携帯端末器2のコマンド入力部21を操作することにより、電子メールの送信先アドレスを、ホームサーバ4に設定された受信用アドレスのうち、例えば照明器具3aに関連付けされた受信用アドレス「shomei@***.jp」に設定したとする。さらに、ユーザが照明器具3aに望む動作内容を電子メールのテキスト欄に入力しなかったとする。この操作に基づき、携帯端末器2の制御部24は、上記の受信用アドレスのうちいずれかを送信先アドレスとする空メールを作成し、この空メールを送信するように電子メール送信部23を制御する。電子メール送信部23は、制御部24からの信号に基づき、この空メールをインターネット5を介して送信する。
ホームサーバ4の電子メール受信部41は、携帯端末器2から送信された空メールを受信し、この空メールに応じた信号を選択部43を送出する。選択部43は、この信号に応じて、受信した電子メールの送信先アドレスが「shomei@***.jp」であることを把握する。ここで、第1テーブルにより、このアドレスと、照明器具3aの「点灯、消灯」とが関連付けされていたとする。さらに、所定の時間内に照明器具3aの「点灯」が実行された回数が2回、「消灯」が実行された回数が7回であったとする。選択部43は、照明器具3aに対する操作内容として、動作回数がより多い「消灯」を選択する。
操作内容の選択後、第1テーブルに格納された操作内容の実行回数が選択部43によりインクリメントされて更新される。すなわち、照明器具3aの「消灯」が実行された回数は8回となる。選択部43は、照明器具3aの「消灯」を指示する信号を家電制御部44に出力する。この信号が入力された家電制御部44は、照明器具3aに対して「消灯」を指示する制御信号を送信する。このような動作により、照明器具3aは遠隔制御される。
上記のように、家電機器3に対する操作内容が実行された頻度が記憶され、複数の操作内容のうち最も高い頻度で実行された操作内容が自動的に選択される。従って、遠隔制御システム1が学習機能を有することになり、ユーザの利便性が向上する。また、本実施形態においても、第1の実施形態と同様に、家電機器の小型化及び低コスト化を図れる効果と、遠隔制御のための操作を簡単化できる効果とを得られる。
次に、本発明の第3の実施形態に係る遠隔制御システムについて図5及び図6を参照して説明する。図5は、本実施形態の遠隔制御システム1の構成を示す。本実施形態の遠隔制御システム1は、第2の実施形態のそれと比較して、記憶部42が、電子メールに基づいて作成される第2テーブル(第2のテーブル)をさらに記憶する点で異なる。
携帯端末器2は、ユーザの操作に基づき、家電機器3に関連付けされたホームサーバ4の受信用アドレスを送信先アドレスとする電子メールを作成する。この電子メールのテキスト欄には、上記の受信用アドレスに関連付けされた家電機器3に対して望む動作の内容が文字入力される。
記憶部42は、メモリにより、予め設定された上記の第1テーブルに加え、携帯端末器2から送信された電子メールに基づいて作成される第2テーブルを記憶する。この第2テーブルは、ホームサーバ4に設定された受信用アドレスと、上記電子メールのテキスト欄に入力された操作内容、すなわち家電機器3に実行させる動作内容と、この動作内容がユーザにより実行された頻度(括弧内に示す)とを関連付ける。また、この第2テーブルは選択部43により作成される。上記第2テーブルに基づく操作内容の選択を行なわせるため、記憶部42は、選択部43からの信号に基づいて、第2テーブルに格納された情報を選択部43にロードさせる。
ここで、第2テーブルの作成手順を説明する。まず、家電機器3に関連付けされて、ホームサーバ4の受信用アドレスが第2テーブルに設定される。例えば、図5で示されるように、照明器具3aに関連付けされた「shomei@***.jp」と、エアコン3bに関連付けされた「aircon@***.jp」とが第2テーブルに格納される。次に、ホームサーバ4の電子メール受信部41が、所定の時間内に、ホームサーバ4の受信用アドレスが送信先アドレスに設定された電子メールを受信したとする。さらに、この電子メールのテキスト欄に書かれた動作内容が、第1テーブル及び第2テーブルに格納された操作内容のうち、この電子メールの送信先アドレスと一致するホームサーバの受信用アドレスに関連付けられた操作内容に含まれていないとする。このような場合、第2テーブルが更新され、この動作内容が受信用アドレスに関連付けられて第2テーブルに格納される。この際、操作内容が実行された回数は1回となる。例えば、図5で示されるように、第1テーブルによりエアコン3bに関連付けされた動作内容が「暖房ON」及び「OFF」であり、第2テーブルによってはエアコン3bとその動作内容とが関連付けされていなかったとする。このような第1及び第2テーブルを持つホームサーバ4が、エアコン3bを遠隔制御するための電子メールを受信し、この電子メールのテキスト欄に「除湿ON」と記載されていた場合、「除湿ON」という動作内容は、第1テーブル及び第2テーブルのいずれによってもエアコン3bに関連付けされていないので、第2テーブルにより新たに「除湿ON」とエアコン3bとが関連付けされる。一方、電子メールに含まれる動作内容が、第1テーブルまたは第2テーブルに格納された操作内容のうち、受信用アドレスに関連付けられた操作内容に含まれる場合、該当するテーブル内の操作内容の実行回数がインクリメントされて更新される。このようにして、第2テーブルが作成される。
選択部43は、電子メール受信部41が携帯端末器2からの電子メールを受信した場合、上記第1テーブル及び第2テーブルの情報を参照するため該情報を記憶部42から読み出す。また、選択部43は、電子メール受信部41からの信号に基づき、この電子メールの送信先アドレスを把握する。この電子メール中に、動作内容が示されていない場合、選択部43は、第1テーブル及び第2テーブルに格納され、且つ、上記送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けられた複数の動作内容のうち、実行された回数が最も多いものを選択する。すなわち、同じ家電機器3に対する複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容が第1テーブル及び第2テーブルの中から選択される。操作内容の選択後、選択された家電機器3に対する操作内容に応じた信号が、選択部43から家電制御部44に出力される。一方、選択部43は、受信した電子メールに含まれる動作内容が、第1テーブル及び第2テーブルに格納された操作内容のうち、上記電子メールの送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けられた操作内容に含まれていない場合、この動作内容をこの受信用アドレスに関連付けて第2テーブルに格納させる。電子メールに基づいて家電機器3が操作された場合、選択部43は、操作内容の実行回数を記憶部42により第2テーブルに記憶させる。
図6は、上記の第2テーブルを持つホームサーバ4が携帯端末器2から空メールを受信した場合のホームサーバ4の動作を示す。ここで、第1及び第2テーブルにより、照明器具3aと「shomei@***.jp」とが、またエアコン3bと「aircon@***.jp」とが関連付けされているとする。さらに、第1テーブルにより、照明器具3aとその動作内容「点灯(2回)」(括弧内の数字は、所定の時間内に動作内容が実行された回数を示す)及び「消灯(7回)」とが、エアコン3bとその動作内容「暖房ON(5回)」と「OFF(1回)」とが関連付けされ、第2テーブルにより、照明器具3aとその動作内容「調光点灯(2回)」とが、エアコン3bと「除湿ON(1回)」とが関連付けされていたとする。
まず、ユーザが、携帯端末器2のコマンド入力部21を操作することにより、電子メールの送信先アドレスを、ホームサーバ4に設定された受信用アドレスのうち、例えば照明器具3aに関連付けされた受信用アドレス「aircon@***.jp」に設定し、テキスト欄に動作内容を示す文字列を入力しなかったとする。この操作に基づき、携帯端末器2の制御部24は、上記の受信用アドレスを送信先アドレスとする空メールを作成し、この空メールを送信するように電子メール送信部23を制御する。電子メール送信部23は、制御部24からの信号に基づき、この空メールをインターネット5を介して送信する。
ホームサーバ4の電子メール受信部41は、携帯端末器2から送信された電子メールを受信し、この電子メールに応じた信号を選択部43を送出する。選択部43は、この信号に応じて、受信した電子メールの送信先アドレスが「aircon@***.jp」であることと、この電子メールが空メールであることとを把握する。それで、選択部43は、第1テーブルと第2テーブルの両方を参照し、「aircon@***.jp」に関連付けされた複数の操作内容、すなわちエアコン3bを「暖房ON(5回)」、「OFF(1回)」及び「除湿ON(1回)」させることのうち、最も高い頻度で実行された操作内容である「暖房ON(5回)」を選択する。
操作内容の選択後、第1テーブルに格納された操作内容の実行回数が選択部43によりインクリメントされて更新される。すなわち、エアコン3bの「暖房ON」が実行された回数は6回となる。選択部43は、エアコン3bの「暖房ON」を指示する信号を家電制御部44に出力する。この信号が入力された家電制御部44は、エアコン3bに対して「暖房ON」を指示する制御信号を送信する。このような動作により、照明器具3aは遠隔制御される。本実施形態においても、第2の実施形態と同様に、ユーザの利便性を向上できる効果と、家電機器の小型化及び低コスト化を図れる効果と、遠隔制御のための操作を簡単化できる効果とを得られる。
次に、本発明の第4の実施形態に係る遠隔制御システムについて図7及び図8(a)(b)を参照して説明する。図7は、本実施形態の遠隔制御システムの構成を示す。本実施形態の遠隔制御システムは、第3の実施形態のそれと比較して、ホームサーバ4が、頻度順に配列された複数の操作内容を表示するための返信メールを携帯端末器2に送信する機能が追加されたものである。このため、図7のホームサーバ4は、図5及び図6のホームサーバ4に、電子メールを送信する電子メール送信部45がさらに設けられたものである。図7の携帯端末器2は、図5及び図6の携帯端末器2に、電子メールを受信する電子メール受信部25がさらに設けられたものである。
ホームサーバ4の電子メール送信部45は、電子メールを送信するための通信回路で構成される。電子メール送信部45は、この通信回路により、電子メールをユーザが指定した送信先へ送信する。この電子メールはインターネット5を介して送信される。
選択部43は、電子メール受信部41がコマンドを含む電子メールを受信したとき、上記第1テーブル及び上記第2テーブルを参照し、この電子メールの送信先アドレスと一致する受信用アドレスに関連付けされ、且つ、頻度順に配列された複数の操作内容を表示するための返信メールを電子メール送信部45により携帯端末器2に送信する。例えば、第1テーブル及び第2テーブルにより、受信用アドレスAに関連付けられた家電機器Aの動作内容が動作A、B、Eであり、動作内容の頻度順が、多い順番に動作A、動作B、動作Eであった場合、電子メール送信部45は、テキスト欄に、動作A、次に動作B、そして動作Eの順で動作内容が配列されて記載された電子メール(破線枠内に示す)を送信する。また、選択部43は、この返信メールに対する携帯端末器2からの返答である後述の再送信メールの内容に応じて、上記第1テーブル及び上記第2テーブルを参照し、操作内容を選択する。
携帯端末器2の電子メール受信部25は、電子メールを受信するための無線通信回路で構成され、この無線通信回路により、例えば、ホームサーバ4の電子メール送信部45から携帯端末器2へ送信された電子メールを受信する。また、電子メール受信部25は、受信した電子メールに応じた信号を制御部24に送信する。
制御部24は、電子メール受信部25からの信号に応じて、電子メールの内容を表示部22に表示させる。例えば、電子メール受信部25が、上記のホームサーバ4からの上記返信メールを受信したとき、制御部24は、頻度順に配列された複数の操作内容をテキストとして表示部22に表示させる。さらに、制御部24は、上記返信メールの表示を基にユーザにより選択された操作内容をテキストとして持つ電子メールを作成する。この電子メールの送信先はホームサーバ4である。この電子メールは、制御部24からの信号に基づき、電子メール送信部23からホームサーバ4に送信される。上記の電子メールは、操作内容を含んで再びホームサーバ4に送信されるものであるため、以下、この電子メールを再送信メールという。
図8(a)(b)は、第1テーブル及び第2テーブルの具体例と、これらのテーブルを有するホームサーバ4と携帯端末器2との間で行なわれる電子メールのやり取りを示す。ここで、第1及び第2テーブルにより、照明器具3aと「shomei@***.jp」とが、またエアコン3bと「aircon@***.jp」とが関連付けされているとする。さらに、第1テーブルにより、照明器具3aとその動作内容「消灯(2回)」(括弧内の数字は、所定の時間内に動作内容が実行された回数を示す)とが、エアコン3bとその動作内容「OFF(6回)」と「除湿ON(1回)」とが関連付けされ、第2テーブルにより、照明器具3aとその動作内容「点灯(2回)」とが関連付けされ、エアコン3bとその動作内容とは関連付けされていなかったとする。
まず、ユーザが、携帯端末器2のコマンド入力部21を操作することにより、電子メールの送信先アドレスをホームサーバ4の受信用アドレス「shomei@***.jp」に設定し、照明器具3aに望む動作内容を電子メールのテキスト欄に入力しなかったとする。この操作に基づき、携帯端末器2の制御部24は、送信先アドレスが「shomei@***.jp」である空メールを作成し、この空メールをホームサーバ4に対して送信するように電子メール送信部23を制御する。電子メール送信部23は、制御部24からの信号に基づき、この空メールをインターネット5を介してホームサーバ4に送信する。
ホームサーバ4の電子メール受信部41は、携帯端末器2からの電子メールを受信し、この電子メールに応じた信号を選択部43に送信する。選択部43は、この信号に応じて、受信した電子メールの送信先アドレスが「shomei@***.jp」であることと、この電子メールが空メールであることとを把握する。それで、選択部43は、第1のテーブルと第2テーブルの両方を参照し、「shomei@***.jp」に関連付けされた複数の操作内容を把握する。
操作内容を把握した後、選択部43は、送信先を携帯端末器2、件名を「動作リスト」とし、テキストを頻度順に配列された操作内容とする電子メールを作成する。テキスト欄には、操作対象の家電機器3を示すために「照明」と記載される。上記の通り、「消灯」実行回数は、「点灯」実行回数より多いので、「照明」というテキストに続いて、「消灯/点灯」の順でテキストが入力される。テキスト欄の最後には、例えば「動作を選択して返信して下さい」等のコメントが記載される。選択部43は、上記のような電子メールを携帯端末器2に対して送信するように電子メール送信部45を制御する。
上記電子メールを受信した携帯端末器2の電子メール受信部25は、この電子メールの内容に応じた信号を制御部24に送信する。制御部24は、この信号に基づき、電子メールの内容を表示部22に表示させる。ユーザが、コマンド入力部21を操作し、電子メールに記載された操作内容のうち、所望の操作内容を選択した再送信メールを作成したとする。この作成は、例えば、受信した電子メールの引用返信を制御部24に指示して、望まない操作内容をテキストから削除することにより可能であり、簡単に再送信メールを作成することができる。このような作成方法により、テキストを「照明 消灯」とする再送信メールがユーザにより作成されたとする。電子メール送信部23は、制御部24からの信号に基づき、この再送信メールをインターネット5を介してホームサーバ4に送信する。このように、ユーザは、頻度順に配列された家電機器3に対する操作内容を表示するための返信メールを基に、所望の操作内容を選択することができるので、操作内容の選択を容易に行なうことができる。また、選択した操作内容を含む再送信メールにより家電機器3を遠隔制御できるので、遠隔制御のための操作を簡単なものにすることができる。従って、利便性を一層向上させることが可能となる。
ホームサーバ4の電子メール受信部41はこの再送信メールを受信し、該メールの内容に応じた信号を選択部43に出力する。この信号を受信した選択部43は、再送信メールのテキスト欄に「照明 消灯」というコマンドが入力されており、ユーザが照明器具3aに対して望む動作内容は「消灯」であるため、選択部43は、照明器具3aの「消灯」を選択する。
上記の選択後、選択部43は、第1テーブル記載された照明器具3aの「消灯」の実行回数を6回に更新する。また、選択部43は、照明器具3aの「消灯」を指示する信号を家電制御部44に出力する。この信号が入力された家電制御部44は、照明器具3aに対して「消灯」を指示する制御信号を送信する。このような動作により、照明器具3aを含む家電機器3は遠隔制御される。本実施形態においても、第3の実施形態と同様に、ユーザの利便性を向上できる効果と、家電機器の小型化及び低コスト化を図れる効果と、遠隔制御のための操作を簡単化できる効果とを得られる。
本発明は、上記のような実施形態の構成に限定されるものでなく、使用目的に応じ、様々な変形が可能である。
本発明の第1の実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す図。 上記遠隔制御システムの構成の具体例を示す図。 上記遠隔制御システムの構成の変形具体例を示す図。 本発明の第2の実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す図。 本発明の第3の実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す図。 上記遠隔制御システムのホームサーバが空メールを受信したときの同サーバの動作を示す図。 本発明の第4の実施形態に係る遠隔制御システムの構成を示す図。 (a)は上記遠隔制御システムのホームサーバが有する第1テーブル及び第2テーブルの具体例を示す図、(b)は同サーバと携帯端末器との間で行なわれる電子メールのやり取りを示す図。
符号の説明
1 遠隔制御システム
2 携帯端末器
3 家電機器
4 ホームサーバ(コントローラ)
41 電子メール受信部(受信部)
42 記憶部(メモリ)
43 選択部
44 家電制御部
45 電子メール送信部(送信部)

Claims (5)

  1. 家電機器に対する操作内容を含む電子メールを送信する携帯端末器と、前記携帯端末器から送信された電子メールの内容に応じて遠隔制御される家電機器と、を備えた遠隔制御システムにおいて、
    前記携帯端末器から送信された電子メールの内容に応じて家電機器を制御すると共に、複数の受信用メールアドレスが設定されるコントローラを備え、
    前記コントローラは、前記携帯端末器から送信され、且つ、送信先メールアドレスが複数の受信用メールアドレスのうちいずれかと一致する電子メールを受信する受信部と、前記受信用メールアドレスと家電機器に対する操作内容とを関連付けした第1のテーブルを記憶するメモリと、前記第1のテーブルを参照し、前記受信部により受信された電子メールの送信先メールアドレスと一致する前記受信用メールアドレスに関連付けられた操作内容を選択する選択部と、前記選択部により選択された操作内容に応じて家電機器を制御するための制御信号を該機器へ送出する家電制御部と、を有することを特徴とする遠隔制御システム。
  2. 前記コントローラは、前記携帯端末器と家電機器とを接続するホームサーバであることを特徴とする請求項1に記載の遠隔制御システム。
  3. 前記第1のテーブルは、前記受信用メールアドレスと家電機器に対する複数の操作内容とを関連付けし、
    前記メモリは、該操作内容のそれぞれがユーザにより実行された頻度を、前記第1のテーブルに記憶し、
    前記選択部は、前記第1のテーブルを参照し、前記受信用メールアドレスに関連付けされた複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容を選択することを特徴とする請求項1または請求項2に記載の遠隔制御システム。
  4. 前記メモリは、前記携帯端末器から送信され、前記受信部により受信された電子メールに基づいて作成される第2のテーブルを記憶し、
    前記第2のテーブルは、前記受信用メールアドレスと、前記電子メールに含まれる家電機器に対する操作内容と、該操作内容がユーザにより実行された頻度と、を関連付けし、
    前記選択部は、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルの両方またはいずれか一方を参照し、受信用メールアドレスに関連付けされた複数の操作内容のうち、最も高い頻度で実行された操作内容を選択することを特徴とする請求項1乃至請求項3のいずれか一項に記載の遠隔制御システム。
  5. 前記コントローラは、前記携帯端末器に電子メールを送信する送信部を有し、
    前記選択部は、
    前記受信部が前記携帯端末器からの電子メールを受信したとき、前記第1のテーブルと前記第2のテーブルの両方またはいずれか一方を参照し、前記電子メールの送信先メールアドレスと一致する前記受信用メールアドレスに関連付けされ、且つ、頻度順に配列された家電機器に対する複数の操作内容を表示するための返信メールを、前記送信部により前記携帯端末器に送信し、
    前記携帯端末器が、前記返信メールの表示を基に、ユーザにより選択された操作内容を含む再送信メールを前記コントローラに送信し、前記コントローラの受信部がこの再送信メールを受信したとき、前記再送信メールの内容に応じて操作内容を選択することを特徴とする請求項3または請求項4に記載の遠隔制御システム。
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