JP2007292348A - 給水ポンプのウォーミング装置 - Google Patents

給水ポンプのウォーミング装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007292348A
JP2007292348A JP2006118599A JP2006118599A JP2007292348A JP 2007292348 A JP2007292348 A JP 2007292348A JP 2006118599 A JP2006118599 A JP 2006118599A JP 2006118599 A JP2006118599 A JP 2006118599A JP 2007292348 A JP2007292348 A JP 2007292348A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
pump
deaerator
water supply
warming
line
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP2006118599A
Other languages
English (en)
Inventor
Masaaki Fukuhara
政明 福原
Yasushi Hirano
泰史 平野
Tetsuji Yamanaka
哲治 山中
Kazufumi Okada
和文 岡田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Chugoku Electric Power Co Inc
Original Assignee
Chugoku Electric Power Co Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Chugoku Electric Power Co Inc filed Critical Chugoku Electric Power Co Inc
Priority to JP2006118599A priority Critical patent/JP2007292348A/ja
Publication of JP2007292348A publication Critical patent/JP2007292348A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Images

Landscapes

  • Physical Water Treatments (AREA)
  • Degasification And Air Bubble Elimination (AREA)

Abstract

【課題】構成が簡単でボイラが停止中の給水ポンプのウォーミングにも適用可能な給水ポンプのウォーミング装置を提供する。
【解決手段】加熱給水を循環し脱気及び温度を均一化する脱気器タンク13に付設された脱気器循環ライン15を備えるボイラ給水設備の該給水ポンプ50のウォーミング装置10であって、該脱気器循環ポンプ吐出部側の該脱気器循環ライン15に設けられた分枝部28と、該分枝部28と該給水ポンプ50の吐出部とを連結する起動用ウォーミングライン30と、を含み、該脱気器循環ライン15を循環する該加熱給水の一部を、該脱気器循環ポンプ14を介して該起動用ウォーミングライン30へ導き、該給水ポンプ50をウォーミングし温度が低下した該加熱給水を、該給水ポンプ50と該脱気器タンク13とを連結する管路を介して該脱気器タンク13又は該脱気器循環ポンプ14へ返送し、該給水ポンプ50をウォーミングする。
【選択図】図1

Description

本発明は、ボイラへ給水を行う給水ポンプをウォーミングする給水ポンプのウォーミング装置に関し、特に脱気器タンクに脱気器循環ラインを備えるボイラ給水設備の給水ポンプのウォーミング装置に関する。
図3は、従来の汽力発電設備に用いられる一般的なボイラ給水設備1の概略的構成の一部を示す図である。図示を省略した蒸気タービンから排気される排気蒸気は、図示を省略した復水器で冷却凝縮され復水となった後、図示を省略した復水ポンプ、低圧給水加熱器を経由して脱気器12へ送られる。低圧給水加熱器から送られる給水は、脱気器12で加熱され、給水に溶存する溶存ガスが除去される。加熱され溶存ガスが除去された給水は、脱気器12の下部に配設された脱気器タンク13に貯留された後に、給水ポンプ50a、50c(50bは図示を省略)を介して図示を省略した高圧給水加熱器へ送られる。
脱気器12の加熱媒体には、蒸気が使用され、発電設備の起動前には、脱気器タンク13に貯留された加熱給水(脱気器給水)を、脱気器タンク13に付設された脱気器循環ライン15、脱気器循環ポンプ14を用いて循環し、脱気及び脱気器タンク13内部の温度均一化を行っている。3台の給水ポンプ50(B号機は図示を省略)は、管路16、52、53、54を介して脱気器タンク13と連結し、各給水ポンプ50の吐出部は、一の管路65に集合した後、図示を省略した高圧給水加熱器と連結する。また、各給水ポンプ50は、各々吐出部に給水ポンプミニマムフローライン80、81、82を備え、各給水ポンプミニマムフローライン80、81、82は、一端を脱気器タンク13と接続する。各給水ポンプミニマムフローライン80、81、82は、ライン途中に自動弁83、84、85を備え、給水ポンプ50の過熱防止のため給水ポンプ50を流れる流量が低下したとき、自動弁83、84、85が開き、給水ポンプ50を流れる流量が増加したとき、自動弁83、84、85が閉まる。
以上のように構成されるボイラ給水設備1において、ボイラを停止した状態から起動させるためには、給水ポンプ50をウォーミング(暖機)させる必要がある。脱気器12、脱気器タンク13は、ボイラが停止中であっても、脱気器12へ蒸気が供給され、脱気器循環ライン15で加熱給水が循環されているので加温状態にある。一方、ボイラが停止中の給水ポンプ50は、脱気器給水の流れがないため、入熱がなく、また軸シール水の影響で冷機状態となっている。冷機状態の給水ポンプ50にいきなり温度の高い脱気器給水を供給し起動すると、温度差により予想外の熱応力が発生し給水ポンプ50に不具合が生じる。このため給水ポンプ50のウォーミング操作が必要となる。
ボイラを停止した状態から起動させる際、1台目の給水ポンプのウォーミング操作は、次の要領で行われる。給水ポンプ50aをウォーミングする場合を例にとり説明する。給水ポンプ50aと脱気器タンク13とを連結する管路52に介装された給水ポンプ入口弁55aを開け、さらに給水ポンプ50aの吐出部に配設された給水ポンプブロー弁68aを微開とする。これにより脱気器タンク13内の加熱給水は、管路16、52、給水ポンプ50a、給水ポンプブロー弁68aのルートを通じて系外に排出され、給水ポンプ50aをウォーミングすることができる。なお、給水ポンプ50aが起動した後、つまり2台目以降の給水ポンプ50cのウォーミングは、給水ポンプ50aの吐出水の一部を、ウォーミングライン66cを介して、給水ポンプ50c、給水ポンプ50cと脱気器タンク13とを結ぶ管路54、16に逆流させることで行うことができ、ウォーミング完了後は待機中の給水ポンプとすることができる。図示を省略したB号機の給水ポンプにあっても同様である。
このほかにも、ボイラの給水ポンプのウォーミング装置、方法がいくつか提案されている。例えば、待機中の給水ポンプをウォーミングする際、給水ポンプ、管路内で減圧フラッシングが発生し、これによりウォータハンマーやキャビテーションが発生することを防止するため、通常使用する運転中の給水ポンプ吐出水よりも低温の低圧給水加熱器出口給水を使用する方法が提案されている(例えば特許文献1参照)。
同様に、待機中の給水ポンプをウォーミングする際、通常使用する運転中の給水ポンプ吐出水を用いると給水ポンプ、管路内で減圧フラッシングが発生し、ウォータハンマーやキャビテーションが発生するおそれがあるため、これを防止するため、通常使用する運転中の給水ポンプ吐出水より2〜3℃低温のブースターポンプ吐出水を使用する方法が提案されている(例えば特許文献2参照)。
さらに、停止中の排熱回収ボイラの給水ポンプをウォーミングする際、ガスタービンの高温排気により蒸気を発生させ、この蒸気で給水ポンプをウォーミングする方法も開示されている。また、停止中の排熱回収ボイラの給水ポンプをウォーミングする際、給水ポンプの吸込側と吐出側とを連絡する循環路を設け、この循環路の途中にヒータを有する温水タンク、循環ポンプを配設し、温水を利用して給水ポンプをウォーミングする方法も開示されている(例えば特許文献3参照)。
特開平10−300013号公報 特開平7−12307号公報 特開平7−71706号公報
上記の脱気器タンク内の加熱給水を給水ポンプの吐出部に配設された給水ポンプブロー弁から排出し、給水ポンプをウォーミングする方法は、簡便な方法ではあるが、運転員が仮設温度計や触手により温度上昇を規定値以内となるように調整する必要があり、手間がかかる。さらに脱気器タンク内の加熱給水を系外に排出するので、加熱給水を無駄に消費してしまうことになる。特許文献1に記載の技術は、低圧給水加熱器出口給水を使用しウォーミングする方法であるので、低圧給水加熱器に熱源が供給されている必要がある。低圧給水加熱器の熱源には、通常蒸気タービンからの抽気が使用されるので発電設備が停止中の給水ポンプをウォーミングすることはできない。
また特許文献2に記載の技術も、待機中の給水ポンプをウォーミングする技術であり、ボイラが停止中の給水ポンプのウォーミングに適用することはできない。特許文献3に記載の技術は、汽力発電設備が停止中の給水ポンプにも適用することは可能と思われるが、蒸気を利用して給水ポンプをウォーミングする方法は、他の発電設備から蒸気を受け入れることが可能な場合しか適用することができず、ヒータを利用する方法は、設備が大がかりとなり費用も安価とは言えない。
本発明の目的は、簡単な構成でボイラが停止中の給水ポンプのウォーミングにも適用可能な給水ポンプのウォーミング装置を提供することである。さらに既存のボイラ給水設備にも容易に適用することができる給水ポンプのウォーミング装置を提供することを目的とする。
本発明は、脱気器で加熱脱気された加熱給水を貯留する脱気器タンク、該加熱給水を循環し脱気及び温度を均一化する該脱気器タンクに付設された脱気器循環ライン、該脱気器循環ラインに介装された脱気器循環ポンプ、該脱気器タンクと管路を介して連結し、ボイラへ該加熱給水を給水する給水ポンプを備えるボイラ給水設備の該給水ポンプのウォーミング装置であって、
該脱気器循環ポンプ吐出部側の該脱気器循環ラインに設けられた分枝部と、
該分枝部と該給水ポンプの吐出部とを連結する起動用ウォーミングラインと、を含み、
該脱気器循環ラインを循環する該加熱給水の一部を、該脱気器循環ポンプを介して該起動用ウォーミングラインへ導き、該給水ポンプをウォーミングし温度が低下した該加熱給水を、該給水ポンプと該脱気器タンクとを連結する管路を介して該脱気器タンク又は該脱気器循環ポンプへ返送し、該給水ポンプをウォーミングすることを特徴とする給水ポンプのウォーミング装置である。
また本発明は、さらに、前記起動用ウォーミングライン途中に配設された自動弁と、
前記給水ポンプのポンプケーシングの温度を検出可能なポンプ温度検出装置と、
前記給水ポンプと前記脱気器タンクとを連結する管路の温度を検出可能な管路温度検出装置と、
温度設定機能を備え、ポンプケーシングの温度、給水ポンプと脱気器タンクとを連結する管路の温度及び予め定める温度設定データに基づき、該自動弁に制御信号を送る制御装置と、
を含むことを特徴とする請求項1に記載の給水ポンプのウォーミング装置である。
また本発明で、前記ボイラ給水設備は、少なくとも2台以上の給水ポンプを備え、
前記起動用ウォーミングラインは、全ての給水ポンプ各々に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給水ポンプのウォーミング装置である。
本発明の給水ポンプのウォーミング装置は、脱気器給水を循環し脱気及び温度を均一化する脱気器タンクに付設された脱気器循環ラインを循環する加熱給水の一部を抜出し、この加熱給水を、脱気器循環ラインと給水ポンプの吐出部とを連結する起動用ウォーミングラインを介して給水ポンプへ導き、給水ポンプを加温し温度が低下した加熱給水を、給水ポンプと脱気器タンクとを連結する管路を介して脱気器タンク又は脱気器循環ポンプへ返送し、給水ポンプをウォーミングするので、簡単な構成で系外に加熱給水を排出することなく給水ポンプをウォーミングすることができる。
また、本発明の給水ポンプのウォーミング装置は、給水ポンプのウォーミング媒体に脱気器給水を使用するので、ウォーミング媒体の温度調節が不要であり、簡単にまた安全に給水ポンプをウォーミングすることができる。さらに、本発明の給水ポンプのウォーミング装置は、給水ポンプのウォーミング媒体に脱気器給水を使用するので、ボイラ運転中の給水ポンプのウォーミングにも使用することができる。また構成が簡単であり、既存のボイラ給水設備にも容易に適用することができる。
さらに本発明の給水ポンプのウォーミング装置は、起動用ウォーミングライン途中に配設された自動弁と、給水ポンプのポンプケーシングの温度を検出可能なポンプ温度検出装置と、給水ポンプと脱気器タンクとを連結する管路の温度を検出可能な管路温度検出装置と、温度設定機能を備え、ポンプケーシングの温度、給水ポンプと脱気器タンクとを連結する管路の温度、及び予め定める温度設定データに基づき、自動弁に制御信号を送る制御装置と、を含むので、給水ポンプのウォーミング操作を自動化することが可能となり、簡単に給水ポンプのウォーミング操作を行うことができる。さらに構成が簡単なので、既設のボイラ給水設備にも容易に適用することができる。
また本発明によれば、ボイラ給水設備は、少なくとも2台以上の給水ポンプを備え、起動用ウォーミングラインは、全ての給水ポンプ各々に配設されているので、従来の給水ポンプウォーミング装置のように、運転中の給水ポンプの吐出水で停止中の給水ポンプをウォーミングするウォーミングラインが不要となり、ウォーミング装置の構成がより簡単となる。
図1は、本発明の第一実施形態としてのボイラ給水設備の給水ポンプのウォーミング装置10の概略的構成を示す図である。なお、図3と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。本実施形態に示す給水ポンプ50(50a、50bは図示を省略、50c)のウォーミング装置10は、脱気器12で加熱脱気された加熱給水を貯留する脱気器タンク13、加熱給水を循環し脱気及び温度を均一化する脱気器タンク13に付設された脱気器循環ライン15、脱気器循環ライン15に介装された脱気器循環ポンプ14、脱気器タンク13と管路を介して連結し、ボイラへ加熱給水を給水する給水ポンプ50を備えるボイラ給水設備の給水ポンプのウォーミング装置であって、脱気器循環ライン15に連結し給水ポンプ50へウォーミング媒体を供給する起動用ウォーミングライン30(30a、30b、30c)、起動用ウォーミングライン30に配設された自動弁である起動用ウォーミング弁40(40a、40b、40c)、給水ポンプ50のケーシング温度などを検出する温度計58(58a、58bは図示を省略、58c)、温度計58からの温度データに基づき起動用ウォーミング弁40に制御信号を送る制御装置70等を含む。
起動用ウォーミングライン30は一端を、脱気器給水を循環する脱気器循環ライン15と接続する。脱気器循環ライン15は、低圧給水加熱器から送られた給水を加熱し、給水中の溶存ガスを脱気する脱気器12と、脱気器給水を貯留する脱気器の下部に配設された脱気器タンク13と、脱気器12の外部に設けられた脱気器循環ポンプ14とを連結する。脱気器タンク13の底部に連結された管路16の途中に分枝部17を設け、分枝部17と脱気器循環ポンプ14の吸入部とを管路18で連結する。脱気器循環ポンプ14の吐出部19、逆止弁20、脱気器循環ポンプ出口弁21、自動弁である脱気器循環量調整弁22を順次管路23、24、25で連結し、脱気器循環量調整弁22の一端と脱気器12とを管路27で連結することで脱気器循環ライン15が形成される。
脱気器循環ポンプ出口弁21と脱気器循環量調整弁22とを連結する管路25の途中に分枝部28を設け、起動用ウォーミングライン30の一端を、この分枝部28に連結する。起動用ウォーミングライン30は、ウォーミング媒体が流通する管路、管路の途中に配設され流通するウォーミング媒体の流量を検出する流量計32、起動用ウォーミング弁40を含む。起動用ウォーミングライン30は、給水ポンプ50a、50b(図示を省略)、50c毎に設けられるので、本実施形態では3本の起動用ウォーミングライン30a、30b、30cが設けられている。
脱気器循環ライン15の分枝部28と一端を連結する管路31は、他端を流量計32と連結する。この管路31と流量計32とは、3本の起動用ウォーミングライン30a、30b、30cの共用部材である。流量計32の出口部には管路33が連結され、管路33には2つの分枝部34、35が設けられている。この分枝部34、35に各々管路36、37が連結されることで、流量計32の出口は、3箇所に分枝し、各々の管路33、36、37の先端には、起動用ウォーミング弁40(40a、40b、40c)が連結される。
起動用ウォーミング弁40は、外部からの信号により開閉する自動弁であり、後述の制御装置70からの制御信号により開閉する。起動用ウォーミング弁40は、流量を調整可能なように弁開度を可変可能な型式の弁が好ましい。制御装置70との組合せで、型式を適宜選択すればよい。起動用ウォーミング弁40の出口部には、管路41(41a、41b、41c)が配設され、管路41には、逆止弁42(42a、42b、42c)、ストレーナ43(43a、43bは図示を省略、43c)が介装されている。管路41は一端を、ウォーミングライン66(66a、66bは図示を省略、66c)と連結する。
ウォーミングライン66は一端を、給水ポンプブロー管69(69a、69bは図示を省略、69c)と連結し、給水ポンプブロー管69a、69cは、各々給水ポンプ50の吐出部に配設された管路59、60と連結する。これにより管路41は、給水ポンプ50の吐出部と連絡することができる。これらにより起動用ウォーミングライン30が形成される。なお、管路41は、給水ポンプ50をウォーミングするウォーミング媒体を給水ポンプ50の吐出部に送るための管路であるから、管路41の一端を給水ポンプ50の吐出部に配設された管路59、60に直接連結させてもよい。
給水ポンプ50は、脱気器タンク13の底部に連結された脱気器循環ポンプ14の吸入部と連絡する分枝部17を備える管路16を介して脱気器給水を受取る。管路16には分枝部51が設けられている。この分枝部51には各々管路52、53、54が連結され、3つの管路52、53、54は、それぞれ給水ポンプ50a、50b(図示を省略)、50cの吸入部と連結する。給水ポンプ50の吸入部と連結する管路52、53、54には、給水ポンプ入口弁55a、(55bは図示を省略)、55cが介装され、さらに給水ポンプ入口弁55a、(55bは図示を省略)、55c近傍には、管路52、53、54の温度を検出可能な温度計57a、(57bは図示を省略)、57cが装着されている。また、各給水ポンプ50a、50cにも、本体ケーシングの温度を検出可能な温度計58a、58cが装着されている。
給水ポンプ50a、50cの吐出部には、各々管路59、60が配設され、管路59、60は一端を給水ポンプ出口弁61(61a、61bは図示を省略、61c)と連結する。給水ポンプ出口弁61a、61b、61cの他端は管路62、63、64と連結し、この管路62、63、64は、一本の集合管65に集合した後、図示を省略した高圧給水加熱器と連結する。管路62、63、64の途中には、ウォーミングライン66(66a、66b、66c)が設けられ、待機中の給水ポンプ50をウォーミングするためのウォーミングライン66を形成する。ウォーミングライン66の途中には、ウォーミング弁67(67a、67bは図示を省略、67c)が介装されている。さらに各給水ポンプ50の吐出部には、給水ポンプブロー弁68(68a、68bは図示を省略、68c)が介装された給水ポンプブロー管69(69a、69bは図示を省略、69c)が配設されている。
制御装置70は、図示を省略した温度設定器を備え、各温度計からのデータと設定した温度データとに基づき、起動用ウォーミング弁40及び脱気器循環量調整弁22に、弁を開閉又は弁開度を変更する制御信号を送る。制御装置70は、上記の機能を備えるものであれば、特に型式などは限定されない。また、給水ポンプ運転制御装置(図示を省略)と連携又は統合させれば、給水ポンプの運転管理が容易となり好ましい。以上の構成のうち、給水ポンプ50のウォーミング装置10が本発明の構成上の特徴部分であって、脱気器タンク13、給水ポンプ50、脱気器タンク13と給水ポンプ50とを連結する管路16などは従来からあるボイラ給水設備とほぼ同じ構成である。
以上のように構成される給水ポンプ50のウォーミング装置10の使用方法を説明する。ここでは、ボイラが停止した状態から起動するときの1台目の給水ポンプのウォーミング方法を、給水ポンプ50aを例にとり説明する。ボイラが停止した状態であっても、脱気器タンク13内の加熱給水を脱気及び温度均一化のため、脱気器循環ポンプ14は運転しており、脱気器循環ライン15には加熱給水が循環している。なお、給水を加熱する熱源には、他のボイラからの蒸気などを使用する。脱気器循環ライン15を加熱給水が循環している状況下で、制御装置70からの信号により起動用ウォーミングライン30aに介装された起動用ウォーミング弁40aを開ける。このとき給水ポンプ周りの他の弁は、起動用ウォーミング弁40b、40cを閉、給水ポンプ出口弁61a、61cを閉、ウォーミング弁67a、67cを閉、給水ポンプブロー弁68a、68cを閉、給水ポンプ入口弁55a、55cを開の状態にセットする。なお、図示を省略したB号機の給水ポンプ50bについても、給水ポンプ50cと同様に弁の開閉を行う。
起動用ウォーミング弁40aが開けられると、脱気器循環ライン15を循環している加熱給水の一部が起動用ウォーミングライン30aに流れ込み、起動用ウォーミングライン30a及び給水ポンプ50aをウォーミングする。給水ポンプ50aをウォーミングし温度が低下した加熱給水は、給水ポンプ50aから管路52、16を通って脱気器タンク13へ向かって流れ、この管路52、16も給水ポンプ50aに続いてウォーミングされる。最終的に加熱給水は、脱気器タンク13からの加熱給水と合流し、脱気器循環ライン15を介して脱気器タンク13へ戻る。
起動用ウォーミングライン30aへ供給する加熱給水は、給水ポンプケーシング及び給水ポンプ入口弁55aの近傍に取付けられた温度計58a、57aで温度を検出、監視し、この部分の温度が所定の昇温速度になるように行う。給水ポンプ50のウォーミングの昇温速度の調整は、加熱給水の温度を脱気器タンク13に設置された温度計71で検出し、起動用ウォーミングライン30aへ供給する加熱給水の流量で行う。加熱給水の流量の調整は、起動用ウォーミング弁40aの弁開度を調整することで行う。
起動用ウォーミング弁40aの弁開度操作のみでは、起動用ウォーミングライン30aへ供給する加熱給水の量の調整をうまく行えない場合は、脱気器循環量調整弁22の弁開度を調整することで行う。これら自動弁40a、22の制御は、制御装置70からの制御信号に基づき行う。上記の操作により、ボイラが停止した状態から起動するときの1台目の給水ポンプのウォーミングを行うことができる。
上記のように本実施形態に示す給水ポンプ50のウォーミング方法は、脱気器循環ポンプ14により脱気器タンク13の加熱給水を給水ポンプ50のウォーミング媒体として使用するので、ウォーミング媒体の温度調節が不要であり、簡単にまた安全に給水ポンプ50をウォーミングすることができる点に大きな特徴を有する。1台目の給水ポンプ50を起動した後も、本実施形態に示す給水ポンプ50のウォーミング装置10を用いて、上記の手順で他の給水ポンプ50をウォーミングすることができる。なお、給水ポンプ50の1台目を起動した後は、従来から用いられているボイラ給水設備のウォーミングライン66を使用してもよい。
以上、実施形態を用いて説明したように本発明の給水ポンプのウォーミング装置は、構成が簡単であるから、安価に実施することができる。さらに既設のボイラ給水設備にも容易に適用することができる。また、給水ポンプをウォーミングするウォーミング媒体を系外に排出しないので、ウォーミング媒体を無駄に消費することがない。なお、本実施形態では、脱気器タンク13と給水ポンプ50とを連結する管路16の一部が、脱気器タンク13と脱気器循環ポンプ14を連結する管路の一部と共用である例を示したけれども、脱気器タンク13と給水ポンプ50とを連結する管路と、脱気器タンク13と脱気器循環ポンプ14を連結する管路とが分離されていてもよいことは言うまでもない。この場合にあっては、給水ポンプ50、管路を加温し温度が低下した加熱給水は、直接脱気器タンク13へ返送される。
また、起動用ウォーミング弁40は、必ずしも遠隔操作可能な自動弁である必要はない。さらに、実験により、起動用ウォーミングライン30を流れる加熱給水の量と脱気器循環ライン15を循環する加熱給水の温度とから、給水ポンプ50及び給水ポンプ50と脱気器タンク13とを連結する管路52、53、54、16のウォーミング速度を把握したような場合にあっては、給水ポンプケーシングの温度を検出する温度計58、管路の温度を検出する温度計57、制御装置70は、必ずしも必要ではない。また、第一実施形態では、3台全ての給水ポンプ50に起動用ウォーミングライン30を設ける例を示したけれども、1台目の給水ポンプ50が起動した後は、従来から用いてられているボイラ給水設備のウォーミングライン66を使用して他の給水ポンプ50をウォーミングすることが可能なため、1台の給水ポンプ50にのみ起動用ウォーミングライン30を設けてもよい。
図2は、本発明の第二実施形態としてのボイラ給水設備の給水ポンプのウォーミング装置100の概略的構成を示す図である。なお、図1及び図3と同一の部材には、同一の符号を付して詳細な説明を省略する。図2に示すウォーミング装置100は、図1に示すウォーミング装置10と基本的な構成を同じくするが、脱気器循環ライン15に脱気器循環ポンプミニマムフローライン110を具備する一方、従来からあるウォーミングライン66を有しない点が異なる。
脱気器循環ポンプミニマムフローライン110は、管路25の分岐部28と脱気器循環量調整弁22との間の管路25に分岐部111を設け、この分岐部111と脱気器タンク13とを管路112で連結し形成する。管路112の途中には、脱気循環タンク13へ返送される循環水の量を調整する自動弁である脱気器循環ポンプミニマムフロー弁113を設ける。脱気器循環ポンプミニマムフロー弁113は、脱気器循環ポンプ14の過熱防止のための弁であって、起動用ウォーミングライン30と脱気器循環ポンプミニマムフローライン110とを流れる流量を管路18の途中に設けた流量計115で検出し、管路18を流れる流量が脱気器循環ポンプ14のミニマムフロー量以上となるように、制御装置70を介して脱気器循環ポンプミニマムフロー弁113の弁開度を調節する。
以上のように構成される給水ポンプ50のウォーミング装置100の使用方法を説明する。図2で示すウォーミング装置100は、全ての給水ポンプ50(ここでは3台の給水ポンプ)を、起動用ウォーミングライン30を用いてウォーミングする。1台目の給水ポンプのウォーミング方法は、第一実施形態に示すウォーミング方法と基本的に同一であるので説明を省略する。2台の給水ポンプ50a、50b(図示を省略)が起動中で、3台目の給水ポンプ50cをウォーミングする方法を以下に示す。
まず脱気器循環ポンプ14を起動し、脱気器循環ライン15及び脱気器循環ポンプミニマムフローライン110の経路を用いて脱気器タンク13内の加熱給水を循環させる。脱気器循環ポンプミニマムフローライン110を用いて、脱気器タンク13内の加熱給水を循環させるのは、1台以上の給水ポンプが起動しているときは、脱気器循環量調整弁22が給水ポンプ運転制御装置(図示を省略)と連携する制御装置70からの信号により閉じていることによる。また、給水ポンプ運転制御装置(図示を省略)により給水ポンプ50cの給水ポンプ出口弁61c、給水ポンプブロー弁68cを閉じ、給水ポンプ入口弁55cを開け、脱気器循環ライン15を加熱給水が循環している状況下で、制御装置70からの信号により起動用ウォーミングライン30cに介装された起動用ウォーミング弁40cを開ける。このとき給水ポンプ50a、50b(図示を省略)は起動しているため、給水ポンプ出口弁61a、61b(図示を省略)及び給水ポンプ入口弁55a、55b(図示を省略)は開き、起動用ウォーミング弁40a、40bは閉じている。
起動用ウォーミング弁40cを開けることで、第一実施形態で説明したように、脱気器循環ライン15を循環している加熱給水の一部が起動用ウォーミングライン30cに流れ込み、起動用ウォーミングライン30c及び給水ポンプ50cをウォーミングする。給水ポンプ50cをウォーミングし温度が低下した加熱給水は、給水ポンプ50cから管路54、16を通って脱気器タンク13へ向かって流れ、この管路54、16も給水ポンプ50cに続いてウォーミングされる。最終的に加熱給水は、脱気器タンク13から給水ポンプ50a、50b(図示を省略)へ流れる大量の脱気器給水と合流し、従来のウォーミングライン66を使用した場合と同様に、給水ポンプ50a、50b(図示を省略)へ吸い込まれる。ウォーミング終了後は、この状態を維持することで3台目の給水ポンプ50cを待機中の状態とすることができる。
以上のように、給水ポンプ50のウォーミングを、全て起動用ウォーミングラインを用いて行うことで、背景技術の欄に記載した特許文献1及び特許文献2の問題点、及び従来のウォーミングライン66の減圧オリフィス部で発生する減肉を防止することができる。さらにウォーミングライン66を設ける必要がないため、設備費を低減することができる。一部の給水ポンプが運転した状態の下、脱気器循環ポンプ14を運転し、起動用ウォーミングライン30を介して他の給水ポンプ50をウォーミングし待機状態とするには、脱気器循環ポンプ14の運転費上昇となるが、従来のウォーミングライン66を用いて、給水ポンプをウォーミングし待機状態とする方法では、運転中の給水ポンプの吐出量が増加し、これに伴い運転中の給水ポンプの運転費が上昇するため、トータルの運転費は殆ど変らない。なお、第二実施形態では、脱気器循環ポンプミニマムフローライン110を設け、脱気器循環ポンプを保護する例を示したけれども、脱気器循環量調整弁22を開け、脱気器循環ライン15を加熱給水を循環させる場合にあっては、必ずしも脱気器循環ポンプミニマムフローライン110を設ける必要はない。脱気器循環ラインの運用方法により適宜選択すればよい。
本発明の第一実施形態としての給水ポンプのウォーミング装置10の概略的構成を示す図である。 本発明の第二実施形態としての給水ポンプのウォーミング装置100の概略的構成を示す図である。 従来の汽力発電設備に用いられる一般的なボイラ給水設備1の概略的構成の一部を示す図である。
符号の説明
10 給水ポンプのウォーミング装置
12 脱気器
13 脱気器タンク
14 脱気器循環ポンプ
15 脱気器循環ライン
16 管路
28 分枝部
30 起動用ウォーミングライン
40 起動用ウォーミング弁
50 給水ポンプ
57 温度計
58 温度計
70 制御装置
100 給水ポンプのウォーミング装置

Claims (3)

  1. 脱気器で加熱脱気された加熱給水を貯留する脱気器タンク、該加熱給水を循環し脱気及び温度を均一化する該脱気器タンクに付設された脱気器循環ライン、該脱気器循環ラインに介装された脱気器循環ポンプ、該脱気器タンクと管路を介して連結し、ボイラへ該加熱給水を給水する給水ポンプを備えるボイラ給水設備の該給水ポンプのウォーミング装置であって、
    該脱気器循環ポンプ吐出部側の該脱気器循環ラインに設けられた分枝部と、
    該分枝部と該給水ポンプの吐出部とを連結する起動用ウォーミングラインと、を含み、
    該脱気器循環ラインを循環する該加熱給水の一部を、該脱気器循環ポンプを介して該起動用ウォーミングラインへ導き、該給水ポンプをウォーミングし温度が低下した該加熱給水を、該給水ポンプと該脱気器タンクとを連結する管路を介して該脱気器タンク又は該脱気器循環ポンプへ返送し、該給水ポンプをウォーミングすることを特徴とする給水ポンプのウォーミング装置。
  2. さらに、前記起動用ウォーミングライン途中に配設された自動弁と、
    前記給水ポンプのポンプケーシングの温度を検出可能なポンプ温度検出装置と、
    前記給水ポンプと前記脱気器タンクとを連結する管路の温度を検出可能な管路温度検出装置と、
    温度設定機能を備え、ポンプケーシングの温度、給水ポンプと脱気器タンクとを連結する管路の温度及び予め定める温度設定データに基づき、該自動弁に制御信号を送る制御装置と、
    を含むことを特徴とする請求項1に記載の給水ポンプのウォーミング装置。
  3. 前記ボイラ給水設備は、少なくとも2台以上の給水ポンプを備え、
    前記起動用ウォーミングラインは、全ての給水ポンプ各々に配設されていることを特徴とする請求項1又は2に記載の給水ポンプのウォーミング装置。
JP2006118599A 2006-04-23 2006-04-23 給水ポンプのウォーミング装置 Pending JP2007292348A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118599A JP2007292348A (ja) 2006-04-23 2006-04-23 給水ポンプのウォーミング装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006118599A JP2007292348A (ja) 2006-04-23 2006-04-23 給水ポンプのウォーミング装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JP2007292348A true JP2007292348A (ja) 2007-11-08

Family

ID=38763123

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006118599A Pending JP2007292348A (ja) 2006-04-23 2006-04-23 給水ポンプのウォーミング装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP2007292348A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103470488A (zh) * 2013-09-13 2013-12-25 河南省中原大化集团有限责任公司 暖泵量的判断方法

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822801U (ja) * 1971-07-22 1973-03-15
JPS61223406A (ja) * 1985-03-28 1986-10-04 三菱重工業株式会社 ボイラ給水ポンプのウオ−ミング方法
JPS63127002A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 株式会社日立製作所 ボイラ給水ポンプのウオ−ミング装置

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4822801U (ja) * 1971-07-22 1973-03-15
JPS61223406A (ja) * 1985-03-28 1986-10-04 三菱重工業株式会社 ボイラ給水ポンプのウオ−ミング方法
JPS63127002A (ja) * 1986-11-14 1988-05-30 株式会社日立製作所 ボイラ給水ポンプのウオ−ミング装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103470488A (zh) * 2013-09-13 2013-12-25 河南省中原大化集团有限责任公司 暖泵量的判断方法
CN103470488B (zh) * 2013-09-13 2015-11-18 河南省中原大化集团有限责任公司 暖泵量的判断方法

Similar Documents

Publication Publication Date Title
KR20170124991A (ko) 열 에너지 회수 장치 및 제어 방법
JP2010106835A (ja) 発電所の蒸気配管の急速加温
JP5725913B2 (ja) 複合サイクルプラント
JP5189174B2 (ja) 貫流ボイラの始動方法
US10982567B2 (en) Condensate and feedwater system of steam power plant and operation method for the same
JP2007292348A (ja) 給水ポンプのウォーミング装置
JP2014112018A (ja) 発電ユニットおよび発電ユニット起動時のフラッシュタンクドレン回収方法
JP4918388B2 (ja) コンバインド発電プラント
JP6556648B2 (ja) 発電プラントの運転方法
JP3905594B2 (ja) 給水ポンプ暖機方法
JP4969117B2 (ja) 高圧給水加熱器の給水ポンプアイソレート方法
KR100685447B1 (ko) 스팀 난방장치의 워터해머에 의한 스팀코일의 파손방지장치
JP2006063886A (ja) 火力発電プラント
JP6677063B2 (ja) 熱回収システム
JPH10317916A (ja) 火力発電プラント
JP5596216B1 (ja) 廃棄物処理設備
JP4317824B2 (ja) 冷却制御装置、冷却制御方法及びこの冷却制御装置を使用したプラント
JP2011001935A (ja) シール蒸気供給系統及びその制御方法
JP2010223105A (ja) 蒸気タービンシステム、その制御方法、及びその制御プログラム
KR101907741B1 (ko) 스팀터빈의 윈디지 로스 방지 장치
JP4119781B2 (ja) プラント、給水ポンプの制御装置、プラントの制御方法、給水ポンプ制御装置の設置方法
JP3794831B2 (ja) 発電設備
JP7137398B2 (ja) コンバインドサイクル発電プラント
JP2014118887A (ja) 配管漏れ検知システム
JP5137593B2 (ja) 発電システム及び給水系統の制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Effective date: 20090420

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110613

A131 Notification of reasons for refusal

Effective date: 20110616

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

A521 Written amendment

Effective date: 20110728

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110912

A02 Decision of refusal

Effective date: 20120329

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02