JPS63127002A - ボイラ給水ポンプのウオ−ミング装置 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、火力発電プラントに於ける、ボイラ給水ポン
プのウオーミングが最適にする制御装置に関する。

〔従来の技術〕

従来ウオーミング水の取出し点の代りにボイラ給水ポン
プに流入する流体の状態に着目したボイラ給水ポンプの
ウオーミング装置は、例えば、実公昭５２−３１８４２
号公報で知られている。

〔発明が解決しようとする問題点〕

ボイラ給水ポンプは、脱気器からボイラ給水ボ常この温
度は１１０℃〜１８０℃程度である。

このウオーミング量は、あらかじめオリフィスで充分な
量を確保できる様計画、設計しておきポンプ起動時は例
えば降水管温度とポンプケーシング温度の温度差が４０
℃以内を条件として運転する。

一般のボイラ給水ポンプ起動条件では、軸封の為の封水
が充分に確保されることが必要である。

この場合封水はボイラ給水ポンプ入口圧力よりある程度
高い低圧力で充分な為、一般には復水ポンプ又は、復水
昇圧ポンプ出口や封水供給ポンプによって送水される。

従ってこの水温は常温〜４０℃と低い温度である。

又、封水量はボイラ給水ポンプ入口圧力と封水供給圧力
の差圧によって制御する。ポンプギャップはポンプ運転
により経年的にギャップが広がる傾向がある。これを差
圧で封水供給している為に封水量は増加する。ポンプへ
供給された封水の一部は系外へ出て復水回収タンク又は
復水器へ戻り、他の一部はポンプ水へリークインする。

従ってこ゛パ、の”リークインした封水（冷水）は、待
期中のボイ０ヴ゛給水ポツプ。場合、よポアプい、側へ
（ポアッ出口弁閉の為）流れて、流体温度を冷やす可能
性がある。

通常ウオーミングはポンプケーシングの熱容量を充分満
足した量で計画される。封水のリークインによる冷却の
ポンプ入口側の戻り水の加温量は考慮されていない。従
って場合によってはボイラ給水ポンプ入口水温度とボイ
ラ給水ポンプケーシング温度との温度差が制限値を越え
る場合もある。

〔問題点を解決するための手段〕

本発明では、封水量の計画値に対する経年的な増大に着
目して、これに対応したウオーミング量を可変とすると
伴に、封水流量の上限値の警報を発することにより、充
分な封水、ウオーミング水量の管理を行う事により、確
実なボイラ給水ポンプ起動条件を得る事にある。

この為に、封水の温度、流量を計測する手段にウオーミ
ング量を制御する手段を備える。

〔作用〕

ウオーミング水量はウオーミング水温度と、ボイラ給水
ポンプケーシング温度と、封水温度と封水流量を検知し
演算器により熱バランスのとれた量になる様にウオーミ
ング水量調整弁が動作する。

それにより、ボイラ給水ポンプのウオーミングは最適と
なる。

〔実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図、第２図及び、第３図
により説明する。

第１図により、本発明の基本構成を説明すると、脱気器
１と降水管２と昇圧ポンプ３と連絡管４とボイラ給水ポ
ンプ５とボイラ給水ポンプ出口逆止弁６とボイラ給水ポ
ンプ出口弁７とボイラ給水ポンプ出口母管８とウオーミ
ング弁９と減圧用オリフィス１０と封水止弁１１と降水
管温度検出器１２とボイラ給水ポンプケーシング温度検
出器１３とウオーミング水量調整弁１４と封水流量計１
５と演算器１６とで構成されている。

〆ｒ町□。

認してポンプ起動を行なっているが、ボイラ給水ポンプ
封水量が増加した場合にはウオーミングが不完全が状態
でポンプを起動することになる。その場合、ポンプが厚
肉構造である為、温度変化が大きいとポンプ自体の寿命
消費が大きくなり、その結果最悪の場合ポンプが損傷し
てしまう。

前述のことにより、第１図に如くウオーミング水量調整
弁、ウオーミング水温度検出器、封水温度検出器、封水
流量、ウオーミング水量調整弁及び演算器を従来構成に
追加することにより、ウオーミング水量を調整し、常に
完全なウオーミングを行なうことが出来る。

第３図に前述の構成に於ける制御原理図を示す。

第１図中の降水管温度検出器１２、ボイラ給水ポンプケ
ーシング温度検出器１３より温度を、封水流量計１５よ
り封水流量を演算器１Ｇに入力し、演算器内部で降水管
温度とボイラ給水ポンプケーシング温度の温度差を計算
し、規定温度差と比較この時、規定温度差より温度差が
あり、かつ、規定封水量より封水量がある場合は、ボイ
ラ給水ポンプウオーミング水量調整弁を全開させ警報を
出す。

又、規定温度差より温度差があり、かつ、規定封水量以
下の封水量である場合は、ボイラ給水ポンプウオーミン
グ水量調整弁を徐々に関する。

更に、規定温度差以下の温度差である場合で、かつ、規
定封水量以下の封水量である場合は、ボイラ給水ポンプ
ウオーミング水量調整弁を徐々に閉する。

尚、本実施例では、ボイラ給水ポンプ３台時に於ける例
で説明したが、ボイラ給水ポンプの台数は２台以上で制
御する場合においても本発明が使用出来るのは明らかで
ある。

又、ウオーミング水及び封水の取出し点がいかなる場所
でも本発明が使用出来るのは明らかである。

〔発明の効果〕

本発明によれば、ボイラ給水ポンプのウオーミングの最
適化が計れ、ポツプ起動時に於ける寿命消費が軽減され
るので、ポンプ損傷防止の効果がある。又ポンプのシー
ルリング交換時期が警報が出るので、ポンプ保守が容易
である。

又、ポンプの最適なウオーミングが短時間で行なえる為
にプラントの起動時間を短縮出来る。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例の構成図、第２図は、従来の
構成図、第３図は本発明の制御原理図である。 １・・・脱気器、２・・・降水管、３・・・昇圧ポンプ
、４・・・連絡管、５・・・ボイラ給水ポンプ、６・・
・ボイラ給水ポンプ出口逆止弁、７・・・ボイラ給水ポ
ンプ出口弁、８・・・ボイラ給水ポンプ出口母管、９・
・・ウオーミング弁、１０・・・減圧用オリフィス、１
１・・・封水元弁、１２・・・降水管温度検出器、１３
・・・ボイラ給水ポンプケーシング温度検出器、１４・
・・ウオーミング水量調整弁、１５・・・封水流量計、
１６・・・演算器。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、蒸気発生装置と、蒸気タービンと、発電機を有する
   火力発電プラントに於いて、前記蒸気発生装置に水を送
   水するポンプと、前記ポンプへ送水する水を溜めるタン
   クと、前記のポンプとタンクを接続する配管と、前記ポ
   ンプへ封水を行なう配管と、前記のポンプとタンクを接
   続する配管中の水温を検出する温度検出器と、前記ポン
   プのケーシング温度を検出する温度検出器と、前記ポン
   プのウオーミング水温度を検出する温度検出器と前記封
   水配管の封水温度を検出する温度検出器と、前記の封水
   配管の流量を検出する流量検出器と、前記各温度検出器
   と前記流量検出器からの信号により前記ポンプをウオー
   ミング量を調整する弁を設けたことを特徴とするボイラ
   給水ポンプのウオーミング装置。