JP2007291331A - 導電性ロール用ゴム組成物及びそれを用いてなる導電性ロール - Google Patents
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Abstract
【解決手段】1種又は2種以上のエピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体及び/又はエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体よりなり、エチレンオキシド含有量が30〜75mol%であるエピクロルヒドリン系ゴム材料の70〜100重量部と、ニトリルゴムの0〜30重量部とからなるゴム材料100重量部に対して、液状可塑剤及び/又は液状ゴム材料の5〜50重量部と、シリカの10〜80重量部及び/又は炭酸カルシウムの30〜150重量部とを配合することにより、目的とする導電性ロール用ゴム組成物を得た。
【選択図】なし
Description
先ず、エピクロルヒドリンゴム(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体、ダイソー株式会社製、エチレンオキシド含有量:56mol%)、固体ニトリルゴム(固体NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N220S )、液状ニトリルゴム(液状NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N280)、熱可塑性樹脂(独国ヒュルス社製、商品名:ベステネマー8012、融点:55℃)、湿式シリカ(BET比表面積:110〜160m2 /g、東ソーシリカ株式会社製)、及び、炭酸カルシウム(平均粒子径:1.00μm、白石カルシウム株式会社製)を準備した。そして、それらを用いて、下記表1及び表2の配合組成に従って、組成の異なる16種類の導電性ロール用ゴム組成物(試料No.1〜16)を調製した。
JIS−K−6300−1994の「未加硫ゴム物理試験方法」における「6.ムーニー粘度試験」に準拠して、L型ロータを用いて、予熱時間:1分、ロータの回転時間:3分、及び、試験温度:121℃の条件下において、各ゴム組成物のムーニー粘度[ML1+3,121℃](M)を測定した。
株式会社東洋精機製作所製のCapiograph 1C (商品名)を用いて、ランド長さ:20mm、直径:2mm、ダイ温度:90℃、せん断速度:1.875×102 (sec-1)の条件にて、各組成物のダイスウェル値を測定した。
各ゴム組成物を用いて、直径:28mm×高さ:12mmの円筒形状を呈する成形体を作製し、この成形体を、160℃で30分、加熱することにより、測定用試料とした。得られた測定用試料について、従来法に従ってJIS−A硬度(JIS−K−6301−1995)を測定した。
ゴム組成物を、各々、3Lニーダーに投入して、ニーダー内における組成物の混練性を目視で観察した。なお、下記表1及び表2における「○」は、各成分が、問題なく均一に混練せしめられたことを、また、「△」は組成物の粘度が高く、均一に混練していない部分が認められたことを、更に、「×」は、ゴム材料中に粉末成分(特に炭酸カルシウム)が混入しなかったことを、それぞれ示すものである。
回転式形状測定機(株式会社東京精密社製、商品名:RONDCOM60A)を用いて、ロール長手方向の9箇所において、測定機の回転軸の中心と、測定物(導電性ロール)の断面の中心との距離(偏心量[μm])を測定し、その測定値の最大値をロール寸法精度とした。この値が小さいほど、寸法精度が優れたロールであることを示す。
導電性弾性体層の表面粗さ(算術平均粗さ:Ra、JIS−B−0601−1994)を、表面粗度計サーフコム550A(株式会社東京精密社製)を用いて、ロール長手方向で3箇所測定し、その平均値を求めた。なお、測定距離は、各々、0.80mmとした。
先ず、エピクロルヒドリンゴム(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体、ダイソー株式会社製、エチレンオキシド含有量:56mol%)、固体ニトリルゴム(固体NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N220S )、液状ニトリルゴム(液状NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N280)、湿式シリカ(BET比表面積:110〜160m2 /g、東ソーシリカ株式会社製)を準備した。そして、それらを用いて、下記表3の配合組成に従って、それぞれ湿式シリカ配合量の異なる6種類の導電性ロール用ゴム組成物(試料No.17〜22)を調製した。
湿式シリカ(BET比表面積:110〜160m2 /g、東ソーシリカ株式会社製)に代えて、炭酸カルシウム(平均粒子径:1.00μm、白石カルシウム株式会社製)を下記表4の配合組成に従って用いた以外は試料No.17〜22と同様にして、それぞれ炭酸カルシウム配合量の異なる6種類の導電性ロール用ゴム組成物(試料No.23〜28)を調製した。次いで、得られた6種類の導電性ロール用ゴム組成物を用いて、試料No.1〜16のゴム組成物と同様の手順に従って押出成形し、更に、得られた押出成形体を用いて導電性ロールを作製した。
先ず、エピクロルヒドリンゴム(エピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体、ダイソー株式会社製、エチレンオキシド含有量:56mol%)、固体ニトリルゴム(固体NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N220S )、液状ニトリルゴム(液状NBR、JSR株式会社製、商品名:JSR N280)、BET比表面積の異なる5種類の湿式シリカ(東ソーシリカ株式会社製)、及び炭酸カルシウム(平均粒子径:1.00μm、白石カルシウム株式会社製)を準備した。そして、それらを用いて、下記表5の配合組成に従って、それぞれBET比表面積の異なる湿式シリカを含有する、5種類の導電性ロール用ゴム組成物(試料No.29〜33)を調製した。
BET比表面積の異なる湿式シリカ(東ソーシリカ株式会社製)及び炭酸カルシウム(平均粒子径:1.00μm、白石カルシウム株式会社製)に代えて、湿式シリカ(BET比表面積:110〜160m2 /g、東ソーシリカ株式会社製)及び平均粒子径の異なる8種類の炭酸カルシウム(白石カルシウム株式会社製)を、下記表6の配合組成に従って用いた以外は試料No.29〜33と同様にして、それぞれ、平均粒子径の異なる炭酸カルシウムを含有する8種類の導電性ロール用ゴム組成物(試料No.34〜41)を調製した。次いで、得られた8種類の導電性ロール用ゴム組成物を用いて、試料No.1〜16と同様にして、ゴム組成物を押出成形し、更に、得られた押出成形体を用いて、試料No.1〜16と同様の手順に従い、導電性ロールを作製した。
Claims (4)
- 1種又は2種以上のエピクロルヒドリン−エチレンオキシド共重合体及び/又はエピクロルヒドリン−エチレンオキシド−アリルグリシジルエーテル共重合体よりなり、エチレンオキシド含有量が30〜75mol%であるエピクロルヒドリン系ゴム材料の70〜100重量部と、ニトリルゴムの0〜30重量部とからなるゴム材料100重量部に対して、液状可塑剤及び/又は液状ゴム材料の5〜50重量部と、シリカの10〜80重量部及び/又は炭酸カルシウムの30〜150重量部とを配合してなる押出成形に用いられる導電性ロール用ゴム組成物。
- 前記シリカのBET比表面積が30〜250m2 /gである請求項1に記載の導電性ロール用ゴム組成物。
- 前記炭酸カルシウムの平均粒子径が0.05〜3.60μmである請求項1又は請求項2に記載の導電性ロール用ゴム組成物。
- 請求項1乃至請求項3の何れか一つに記載の導電性ロール用ゴム組成物を用いて、軸体上に押出成形にて形成された導電性弾性体層を有する導電性ロール。
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