JP2007290620A - ガス発生器 - Google Patents

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Abstract

【課題】部品点数の削減および組付け作業の簡素化による製造コストの低減と環境に対する影響の軽減とが同時に実現された高性能のガス発生器を提供する。
【解決手段】ガス発生器1Aは、周壁22にガス噴出口23を有し、軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングを構成する下ケース10および上ケース20と、下ケース10に取付けられた点火器15と、ハウジングの内部に収容され、点火器15によって点火されてガスを発生させるガス発生剤36と、ガス噴出口23とガス発生剤36との間に位置し、中心軸がハウジングの軸方向と同じ方向に向かって実質的に延在する筒状のフィルタ部材30と、上ケースの上板21とガス発生剤36との間に位置し、フィルタ部材30の内周面30aに当接するとともにガス発生剤36を上ケース20の上板21から遠ざける方向に向けて弾性付勢する金属製の押さえ部材50Aとを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、乗員保護装置に組み込まれるガス発生器に関し、より特定的には、自動車に搭載されるエアバッグ装置に組み込まれるガス発生器に関するものである。
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張・展開させることにより、これがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時に瞬時にガスを発生させてエアバッグを膨張・展開させる機器である。なお、エアバッグ装置は、たとえば自動車のステアリングホイール等に装備される。
従来のガス発生器として、たとえば特開平10−287197号公報(特許文献1)に開示のガス発生器がある。図9は、上記特許文献1に開示される従来のガス発生器の模式断面図である。図9に示すように、従来のガス発生器1Dにおいては、軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジング10,20の内部に設けられた燃焼室35にガス発生剤36が収容され、ハウジング10,20の中央部にこのガス発生剤36を点火するための点火器15が取付けられる。ガス発生剤36が収容された燃焼室35は、ハウジング10,20の内部に配置された筒状のフィルタ部材30によって取り囲まれ、筒状のハウジング10,20の周壁22には、点火器15が作動することによってガス発生剤36が燃焼して生ずる作動ガスを外部に噴出するためのガス噴出口23が設けられている。このガス噴出口23から噴出される作動ガスはエアバッグに導出され、これによりエアバッグが膨張・展開する。
図9に示すガス発生器1Dにおいては、ガス発生剤36を取り囲むようにフィルタ部材30が配置され、ガス噴出口23とガス発生剤36とはこのフィルタ部材30によって隔てられている。ここで、フィルタ部材30は、ガス中に含まれる残渣(スラグ)等を除去する除去手段として機能するとともに、高温の作動ガスが内部を通過することによってその温度を低下させる冷却手段としても機能する。
ハウジング10,20の軸方向の端面である下板11および上板21に隣接する部分の燃焼室35には、金属製の押さえ部材40,50がそれぞれ配置されている。ガス発生剤36に面する部分の押さえ部材40,50には、クッション材48,58がそれぞれ取付けられている。押さえ部材40は、フィルタ部材30の内周面30aと下板11の内側の面とに圧接触しており、押さえ部材50は、フィルタ部材30の内周面30aと上板21の内側の面とに圧接触している。これにより、押さえ部材40,50は、フィルタ部材30の下端と下板11との隙間およびフィルタ部材30の上端と上板21との隙間からの作動ガスの流出を防止している。また、クッション材48,58は、成型体からなるガス発生剤36が振動によって粉砕されることを防止している。
特開平10−287197号公報
上述のクッション材48,58の材質としては、好適にはセラミックスファイバの成型体や発泡シリコン等が選択される。これは、ガス発生剤36の燃焼に伴ってクッション材48,58も燃焼するため、その燃焼の際に生じる燃焼ガス中に一酸化炭素等の有害なガスが含まれないようにするためのものである。しかしながら、このような材質のクッション材は非常に高価であり、製造コストを大幅に圧迫することになる。他方、より安価な材質のクッション材を選択すれば、有害なガスが排出されることになってしまい、環境への悪影響が懸念される。したがって、ガス発生器の作動に伴って燃焼するクッション材の使用が廃止できれば、部品点数の削減および組付け作業の簡素化による製造コストの低減とともに、環境に対する影響の軽減が図られることになる。
そこで、本発明は、上述の問題点を解決すべくなされたものであり、部品点数の削減および組付け作業の簡素化による製造コストの低減と環境に対する影響の軽減とが同時に実現された高性能のガス発生器を提供することを目的とする。
本発明に基づくガス発生器は、周壁にガス噴出口を有し、軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングと、上記ハウジングに取付けられた点火手段と、上記ハウジングの内部に収容され、上記点火手段によって点火されてガスを発生させるガス発生剤と、上記ガス噴出口と上記ガス発生剤との間に位置し、中心軸が上記ハウジングの軸方向と同じ方向に向かって実質的に延在する筒状のフィルタ部材と、上記ハウジングの軸方向に位置する上記ハウジングの一方の端面と上記ガス発生剤との間に位置し、上記フィルタ部材の内周面に当接するとともに上記ガス発生剤を上記ハウジングの上記一方の端面から遠ざける方向に向けて弾性付勢する金属製の押さえ部材とを備える。
このように構成することにより、フィルタ部材とハウジングとの隙間から作動ガスが流出することを防止する機能と、振動によるガス発生剤の粉砕を防止する機能とを金属製の単一の部品からなる押さえ部材にて構成することが可能になるため、部品点数の削減および組付け作業の簡素化による製造コストの低減と環境に対する影響の軽減とが同時に実現された高性能のガス発生器とすることができる。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記押さえ部材が、上記フィルタ部材の内周面に当接する周壁部と、上記ガス発生剤に当接する当接部と、上記ハウジングの上記一方の端面に当接し、上記当接部を上記ガス発生剤に向けて弾性付勢する板バネ部とを含んでいることが好ましい。また、上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記押さえ部材が、上記フィルタ部材の内周面に当接する周壁部と、上記ハウジングの上記一方の端面に当接する当接部と、上記ガス発生剤に当接するとともに上記ガス発生剤を上記ハウジングの上記一方の端面から遠ざける方向に向けて弾性付勢する板バネ部とを含んでいてもよい。
このように構成することにより、ハウジングに生じた振動が押さえ部材の板バネ部によって吸収されることになるため、ガス発生剤に加わる外力が大幅に低減され、ガス発生剤の粉砕が確実に防止できるようになる。したがって、ガス発生剤が粉砕することによって生じる燃焼特性の変動が未然に防止でき、所望のガス出力が得られる高性能のガス発生器とすることができる。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記押さえ部材が単一の板状金属部材をプレス加工することによって形成されたものであることが好ましい。
このように構成することにより、フィルタ部材とハウジングとの隙間から作動ガスが流出することを防止する機能と、振動によるガス発生剤の粉砕を防止する機能とを備えた押さえ部材を非常に容易にかつ安価に製作することが可能になるため、高性能のガス発生器を安価に提供することができる。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記押さえ部材が上記ガス発生剤に対面する部分に凹部を有していることが好ましい。
このように構成することにより、押さえ部材に設けた凹部内にもガス発生剤が収容できるようになるため、押さえ部材を配置することによるデッドスペースが大幅に減少し、小型のガス発生器とすることができる。
本発明によれば、部品点数の削減による製造コストの低減および環境に対する影響の軽減が同時に実現された高性能のガス発生器とすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、自動車のステアリングホイール等に搭載されるエアバッグ装置に組み込まれる、いわゆるディスク型のガス発生器に本発明を適用したものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガス発生器の模式断面図であり、図2は、図1に示すガス発生器に組み込まれた上側押さえ部材の斜視図である。なお、図1に示す上側押さえ部材の断面は、図2に示すI−I線に沿った断面である。以下においては、これらの図を参照して、本実施の形態におえるガス発生器の構造について説明する。
図1に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Aは、軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングの内部に各種の構成部品が収容されることによって構成されている。筒状のハウジングは、それぞれが有底筒状に形成された下ケース10および上ケース20を組合わせて溶接することによって形成されている。より具体的には、下ケース10は下板11と周壁12とを有しており、上ケース20は上板21と周壁22とを有しており、これら下ケース10と上ケース20の開口端同士が面するように組み合わされることによって内部に各種の構成部品が収容される空間が形成されている。この下ケース10および上ケース20は、いずれもステンレス鋼や鉄鋼、アルミニウム合金、ステンレス合金等の金属製の部材にて構成される。
下ケース10の下板11の略中央部には、保持部13が形成されている。この保持部13は、点火手段としての点火器15を挿入・保持するための部位である。具体的には、保持部13に設けられた開口に点火器15の端子ピン15aが挿通するように点火器15が保持部13に取付けられ、この状態において保持部13の先端に設けられたかしめ部14を点火器15側に向かってかしめることにより、点火器15が下ケース10の保持部13にかしめ固定されている。なお、ハウジングの外部に露出するように配置された端子ピン15aには、点火器15と衝突検知センサとを結線するためのコネクタ(図示せず)が接続される。
点火器15は、火炎を発生させるための点火装置であり、内部に、図示しない点火薬とこの点火薬を燃焼させるための図示しない抵抗体とを含んでいる。より具体的には、点火器15は、一対のヘッダピンを挿通・保持する基部と、基部上に取付けられたスクイブカップとを備えており、スクイブカップ内に挿入されたヘッダピンの先端を連結するように抵抗体(ブリッジワイヤ)が取付けられ、この抵抗体を取り囲むようにまたはこの抵抗体に接するようにスクイブカップ内に点火薬が充填されている。抵抗体としては一般にニクロム線等が利用され、点火薬としては一般にZPP(ジルコニウム・過塩素酸カリウム)、ZWPP(ジルコニウム・タングステン・過塩素酸カリウム)、鉛トリシネート等が利用される。スクイブカップは、一般に金属製またはプラスチック製である。
衝突を検知した際には、端子ピン15aを介して抵抗体に所定量の電流が流れる。抵抗体に所定量の電流が流れることにより、抵抗体においてジュール熱が発生し、点火薬が燃焼を開始する。燃焼により生じた高温の火炎は、点火薬を収納しているスクイブカップを破裂させる。抵抗体に電流が流れてから点火器15が作動するまでの時間は、抵抗体にニクロム線を利用した場合には一般に2ミリ秒以下である。
点火器15と保持部13との間には、シール部材19が介在されている。シール部材19は、点火器15と保持部13との間に生じる隙間を気密に封止することによって後述する点火室17を密閉するためのものであり、点火器15を保持部13にかしめ固定する際に上記隙間に挿入される。シール部材19としては、十分な耐熱性および耐久性の材料からなるものを利用することが好ましく、たとえばエチレンプロピレンゴムの一種であるEPDM樹脂製のOリング等を利用することが好適である。なお、別途、シール部材19が介装される部分に液状のシール剤を塗布しておけば、さらに点火室17の密閉性を高めることができる。
下ケース10の保持部13には、この保持部13にかしめ固定された点火器15を覆うように有底筒状のキャップ部材16がたとえば圧入等によって固定されている。このキャップ部材16と下ケース10および点火器15とによって規定された点火室17には、伝火薬18が収容されている。なお、キャップ部材16の周壁には、開口部16aが複数設けられている。
点火室17に充填された伝火薬18は、点火器15が作動することによって生じた火炎によって点火され、燃焼することによって熱粒子を発生する。伝火薬18としては、後述するガス発生剤36を確実に燃焼開始させることができるものであることが必要であり、一般的には、B/KNO3等に代表される金属粉/酸化剤からなる組成物などが用いられる。伝火薬18は、粉状のものや、バインダによって所定の形状に成型されたもの等が利用される。バインダによって成型された伝火薬の形状としては、たとえば顆粒状、円柱状、シート状、球状、単孔円筒状、多孔円筒状、タブレット状など種々の形状がある。
下ケース10および上ケース20からなるハウジングの内部の空間のうち、上述のキャップ部材16が配置された部分を取り巻く空間には、ガス発生剤36が収容されている。さらに、このガス発生剤36が収容された部分を取り巻く空間には、フィルタ部材30が配置されている。フィルタ部材30は、筒状の形状を有しており、その中心軸はハウジングの軸方向と実質的に合致するように配置されている。ガス発生剤36が収容される空間は、ガス発生器1Aの作動時においてガス発生剤36が燃焼することによって作動ガスが生じる燃焼室35に相当し、燃焼室35は、その内側および外側をそれぞれキャップ部材16およびフィルタ部材30によって規定され、その下側および上側をそれぞれ下ケース10の下板11および上ケース20の上板21によって規定されている。
ガス発生剤36は、点火器15によって点火された伝火薬18が燃焼することによって生じた熱粒子によって着火され、燃焼することによってガスを発生させるものである。ガス発生剤36は、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成型体として形成される。燃料としては、たとえばトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体、アゾジカルボンアミド誘導体、ヒドラジン誘導体等またはこれらの組合わせが利用される。具体的には、たとえばニトログアニジンや硝酸グアニジン、シアノグアニジン、5−アミノテトラゾール等が好適に利用される。また、酸化剤としては、たとえばアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、アンモニアから選ばれたカチオンを含む硝酸塩等が利用される。硝酸塩としては、たとえば硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等が好適に利用される。また、添加剤としては、バインダやスラグ形成剤、燃焼調整剤等が挙げられる。バインダとしては、たとえばカルボキシメチルセルロースの金属塩、ステアリン酸塩等の有機バインダや、合成ヒドロキシタルサイト、酸性白土等の無機バインダが好適に利用可能である。スラグ形成剤としては窒化珪素、シリカ、酸性白土等が好適に利用可能である。また、燃焼調整剤としては、金属酸化物、フェロシリコン、活性炭、グラファイト等が好適に利用可能である。
ガス発生剤36の成型体の形状には、顆粒状、ペレット状、円柱状、ディスク状など様々な形状のものがある。また、成型体内部に孔を有する有孔状(たとえば単孔筒形状や多孔筒形状等)の成型体も利用される。これらの形状は、ガス発生器1Aが組み込まれるエアバッグ装置の仕様に応じて適宜選択されることが好ましく、たとえばガス発生剤36の燃焼時においてガスの生成速度が時間的に変化する形状を選択するなど、仕様に応じた最適な形状を選択することが好ましい。また、ガス発生剤36の形状の他にもガス発生剤36の線燃焼速度、圧力指数などを考慮に入れて成型体のサイズや充填量を適宜選択することが好ましい。
フィルタ部材30は、たとえばステンレス鋼や鉄鋼等の金属からなる線材や網材を巻き回したものやプレス加工することによって押し固めたもの等が利用される。フィルタ部材30は、燃焼室35にて発生した作動ガスがこのフィルタ部材30中を通過する際に、作動ガスが有する高温の熱を奪い取ることによって作動ガスを冷却する冷却手段として機能するとともに、作動ガス中に含まれる残渣(スラグ)等を除去する除去手段としても機能する。したがって、作動ガスを十分に冷却し、かつ残渣が外部に放出されないようにするためには、燃焼室35内にて発生した作動ガスが確実にフィルタ部材30中を通過するようにすることが必要である。
フィルタ部材30に対面する部分の上ケース20の周壁22には、ガス噴出口23が複数設けられている。このガス噴出口23は、フィルタ部材30を通過した作動ガスをハウジングの外部に導出するためのものである。上ケース20の周壁22のフィルタ部材30側に位置する主面には、上記ガス噴出口23を閉塞するようにシール部材24が貼付されている。このシール部材24としては、片面に粘着部材が塗布されたアルミニウム箔等が利用される。これにより、燃焼室35の気密性が確保されている。
次に、本実施の形態におけるガス発生器1Aの動作について説明する。本実施の形態におけるガス発生器1Aが搭載された車両が衝突した場合には、車両に別途設けられた衝突検知手段によって衝突が検知され、これに基づいて点火器15が作動する。点火室17に収容された伝火薬18は、点火器15が作動することによって生じた火炎によって点火されて燃焼し、多量の熱粒子を発生させる。この伝火薬18の燃焼により、熱粒子がキャップ部材16に設けられた開口部16aを経由して燃焼室35に流れ込む。
流れ込んだ熱粒子により、燃焼室35に収容されたガス発生剤36が着火されて燃焼し、多量の作動ガスを発生させる。燃焼室35にて発生した作動ガスは、フィルタ部材30中を通過し、その際フィルタ部材30によって熱が奪われて冷却されるとともに作動ガス中に含まれる残渣がフィルタ部材30によって除去されてハウジングの外周縁部に流れ込み、その後、上ケース20の周壁22に設けられたガス噴出口23からハウジングの外部へと噴出される。噴出された作動ガスは、ガス発生器に隣接して設けられたエアバッグの内部に導入され、エアバッグを膨張・展開する。
本実施の形態におけるガス発生器1Aにおいては、上述の燃焼室35の所定位置に下側押さえ部材40および上側押さえ部材50Aからなる一対の押さえ部材が配置されている。より具体的には、下側押さえ部材40は、燃焼室35に収容されたガス発生剤36と下ケース10の下板11との間に配置され、上側押さえ部材50Aは、燃焼室35に収容されたガス発生剤36と上ケース20の上板21との間に配置されている。
図1に示すように、下側押さえ部材40は、下ケース10の下板11に当接する底板部41と、フィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部42とを有している。この下側押さえ部材40は、たとえば単一の金属製板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、好適には普通鋼やステンレス鋼(たとえばSUS304)からなる板状部材等が用いられる。上記底板部41および周壁部42は、金属製の板状部材の一部を折り曲げることによって形成されているため、下側押さえ部材40は適度な弾性を有している。したがって、周壁部42の外周面42aは、フィルタ部材30の内周面30aに適度に圧接触することになる。これにより、フィルタ部材30の下端と下板11との隙間からの作動ガスの流出が下側押さえ部材40によって防止されることになる。
一方、図1および図2に示すように、上側押さえ部材50Aは、ガス発生剤36に当接する当接部51と、フィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部52と、上ケース20の上板21に当接する板バネ部53とを有している。この上側押さえ部材50Aは、たとえば単一の金属製板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、好適には普通鋼やステンレス鋼(たとえばSUS304)からなる板状部材等が用いられる。上記当接部51および周壁部52は、金属製の板状部材の一部を折り曲げることによって形成されているため、この部分において上側押さえ部材50Aは適度な弾性を有している。したがって、周壁部52の外周面52aは、フィルタ部材30の内周面30aに適度に圧接触することになる。これにより、フィルタ部材30の上端と上板21との隙間からの作動ガスの流出が上側押さえ部材50Aによって防止されることになる。
また、上側押さえ部材50Aは、上述のように周壁部52から内側に向けて折り曲げられた板バネ部53を有している。この板バネ部53は、燃焼室35内に収容された状態において上ケース20の上板21にその先端が当接している。したがって、この板バネ部53が当接部51側に向かって圧縮された状態でハウジングの内部に収容されることにより、この板バネ部53の有する弾性力によって当接部51の下面である当接面51aがガス発生剤36側に向けて弾性付勢されることになる。これにより、上側押さえ部材50Aによってガス発生剤36が常時上板51から遠ざかる方向(図2中の矢印A方向)に向けて弾性付勢されることになる。ここで、板バネ部53による弾性付勢力を適宜調節することにより、ハウジングに振動が生じた場合にもこの板バネ部53が弾性変形することによってその振動が吸収されることになり、成型体からなるガス発生剤36に振動が伝播して粉砕されることが防止されるようになる。なお、上側押さえ部材50Aによって与えられるガス発生剤36に向けての弾性付勢力の調節は、上側押さえ部材50Aの材質を変更したり、板バネ部53の長さや厚み等の寸法を変更することによって行なわれる。
以上において説明したように、本実施の形態の如くのガス発生器1Aとすることにより、フィルタ部材30と上ケース20との隙間から作動ガスが流出することを防止する上側押さえ部材50Aに、振動によるガス発生剤36の粉砕を防止する機能をもあわせ備えさせることがで可能なるため、別途セラミックスファイバ等からなるクッション材を設ける必要がなくなり、部品点数の削減および組付け作業の簡素化による製造コストの低減が可能になる。また、セラミックスファイバ等からなるクッション材を廃止できるため、ガス発生器1Aの作動時に有害なガスが発生することもなく、環境に対しての影響が大幅に軽減可能になる。さらには、下側押さえ部材40および上側押さえ部材50Aによって、燃焼室35にて発生した作動ガスを確実にフィルタ部材30中に導くことが可能になるため、高性能のガス発生器とすることができる。
上述の本実施の形態におけるガス発生器1Aにおいては、上側押さえ部材として図1および図2に示す如くの形状の上側押さえ部材50Aを用いた場合を例示して説明を行なったが、上側押さえ部材の形状は、このような形状に限定されるものではない。たとえば、図3(A)および図3(B)に示すような形状の上側押さえ部材50Bを利用することも可能である。図3は、本実施の形態におけるガス発生器の上側押さえ部材の変形例を示す図であり、図3(A)は上側押さえ部材の斜視図、図3(B)は図3(A)に示すIIIB−IIIB線に沿った断面図である。
図3(A)および図3(B)に示す上側押さえ部材50Bは、上述の本実施の形態における上側押さえ部材50Aと同様に、ガス発生剤36に当接する当接部51と、フィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部52と、上ケース20の上板21に当接する板バネ部53とを有している。ここで、板バネ部53は、周方向において隣接する板バネ部53とそれぞれスリット53aによって区切られており、周壁部52の上端から内側に向かって折り返された折り返し部53bと、折り返し部53bの先端からさらに外側に向かって折り返された折り返し部53cとによって構成されている。
このように構成すれば、板バネ部53を周方向において実質的にほぼ連続して設けることが可能になるため、当接部51によるガス発生剤36に対する弾性付勢を当接面51aの全域にわたってより均一化させることが可能になり、より確実に振動によるガス発生剤36の粉砕を防止することが可能になる。また、板バネ部53を折り返して構成することにより、板バネ部53の厚み方向の寸法を小型にしつつより大きな弾性付勢力を発現させることができるため、小型で高性能のガス発生器とすることが可能になる。なお、上記押さえ部材50Bによって与えられるガス発生剤36に向けての弾性付勢力の調節は、上側押さえ部材50Bの材質を変更したり、板バネ部53の折り返し回数や長さ・厚み等の寸法を変更することによって行なわれる。
(実施の形態2)
図4は、本発明の実施の形態2におけるガス発生器の模式断面図であり、図5は、図4に示すガス発生器に組み込まれた上側押さえ部材の斜視図である。なお、図4に示す上側押さえ部材の断面は、図5に示すIV−IV線に沿った断面である。以下においては、これらの図を参照して、本実施の形態におえるガス発生器の構造について説明する。なお、上述の実施の形態1におけるガス発生器と同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図4および図5に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Bにおいては、ガス発生剤36に対面する部分の上側押さえ部材50Cに凹部54が設けられている。具体的には、上述の実施の形態1における上側押さえ部材50Aと比較して、当接部51を板バネ部53側に向けて後退させることにより、ガス発生剤36に対面する部分に凹部54を設けている。すなわち、本実施の形態における上側押さえ部材50Cにおいては、凹部54を構成する底板にてガス発生剤36に当接する当接部51を構成し、凹部54を構成する側壁にてフィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部52を構成している。
このように構成することにより、上側押さえ部材50Cに設けた凹部54内にもガス発生剤36が収容できるようになるため、振動によるガス発生剤36の粉砕を防止する機能をもたせた上側押さえ部材50Cを燃焼室35内に配置することによるデッドスペースの増加を大幅に抑制することができる。したがって、高性能のガス発生器を小型に製作することができる。なお、凹部54は、周壁部52の下端を上方に向けて折り返すことによって簡便に形成できるため、このようにすれば単一の金属製板状部材をプレス加工等することによって上記構成の上側押さえ部材50Cを容易に形成することが可能である。
上述の本実施の形態におけるガス発生器1Bにおいては、上側押さえ部材として図4および図5に示す如くの形状の上側押さえ部材50Cを用いた場合を例示して説明を行なったが、上側押さえ部材の形状は、このような形状に限定されるものではない。たとえば、図6(A)および図6(B)に示すような形状の上側押さえ部材50Dを利用することも可能である。図6は、本実施の形態におけるガス発生器の上側押さえ部材の変形例を示す図であり、図6(A)は上側押さえ部材の斜視図、図6(B)は図6(A)に示すVIB−VIB線に沿った断面図である。
図6(A)および図6(B)に示す上側押さえ部材50Dは、上述の本実施の形態における上側押さえ部材50Cと同様に、ガス発生剤36に当接する当接部51と、フィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部52と、上ケース20の上板21に当接する板バネ部53とを有している。ここで、当接部51は、有底筒状の部材の底板にて構成され、周壁部52は、上記有底筒状の部材の側壁によって構成されている。また、板バネ部53は、上記有底筒状の部材の底板の外表面に溶接によって取付けられた板状の部材にて構成されている。そして、有底筒状の部材の底板と側壁によって形成される空間にて凹部54が構成されている。このように、上側押さえ部材に凹部54を設ける場合には、プレス加工等によって成形された複数の金属製板状部材を組合わせて形成することも可能である。なお、符号53dは、板バネ部53を構成する板状の部材の、当接部51および周壁部52を構成する有底筒状の部材に対する接合部を示している。
(実施の形態3)
図7は、本発明の実施の形態3におけるガス発生器の模式断面図であり、図8は、図7に示すガス発生器に組み込まれた上側押さえ部材の斜視図である。なお、図7に示す上側押さえ部材の断面は、図8に示すVII−VII線に沿った断面である。以下においては、これらの図を参照して、本実施の形態におえるガス発生器の構造について説明する。なお、上述の実施の形態1におけるガス発生器と同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図7に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Cにおいては、振動によるガス発生剤36の粉砕を防止する機能を備えた上側押さえ部材50Eが燃焼室35に収容されたガス発生剤36と上ケース20の上板21との間に配置されている。本実施の形態におけるガス発生器1Cは、上述の実施の形態1におけるガス発生器1Aと比べ、上側押さえ部材の構造が異なる点において相違している。
図7および図8に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Cの上側押さえ部材50Eは、フィルタ部材30の内周面30aに当接する周壁部52と、上ケース20の上板21に当接する当接部55と、ガス発生剤36に当接するとともにガス発生剤36を上ケース20の上板21から遠ざける方向に向けて弾性付勢する板バネ部56とを有している。ここで、板バネ部56は、図8に示すように周方向において隣接する板バネ部56とそれぞれスリット56aによって区切られており、板バネ部56は周方向において実質的にほぼ連続して設けられている。この上側押さえ部材50Eは、たとえば単一の金属製板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、好適には普通鋼やステンレス鋼(たとえばSUS304)からなる板状部材等が用いられる。
上記当接部55および周壁部52は、金属製の板状部材の一部を折り曲げることによって形成されているため、この部分において上側押さえ部材50Eは適度な弾性を有している。したがって、周壁部52の外周面52aは、フィルタ部材30の内周面30aに適度に圧接触することになる。これにより、フィルタ部材30の上端と上板21との隙間からの作動ガスの流出が上側押さえ部材50Eによって防止されることになる。
また、上側押さえ部材50Eは、上述のように周壁部52から内側に向けて折り曲げられた板バネ部56を有している。この板バネ部56は、燃焼室35内に収容された状態においてガス発生剤36にその下面である当接面56bが当接している。したがって、この板バネ部56がガス発生剤36側に向かって圧縮された状態でハウジングの内部に収容されることにより、この板バネ部56の有する弾性力によって板バネ部56の当接面56bがガス発生剤36側に向けて弾性付勢されることになる。これにより、上側押さえ部材50Eによってガス発生剤36が常時上板21から遠ざかる方向(図7中の矢印A方向)に向けて弾性付勢されることになる。ここで、板バネ部56による弾性付勢力を適宜調節することにより、ハウジングに振動が生じた場合にもこの板バネ部56が弾性変形することによってその振動が吸収されることになり、成型体からなるガス発生剤36に振動が伝播して粉砕されることが防止されるようになる。なお、上側押さえ部材50Eによって与えられるガス発生剤36に向けての弾性付勢力の調節は、上側押さえ部材50Eの材質を変更したり、その厚み等の寸法を変更することによって行なわれる。
このように、本実施の形態の如くのガス発生器1Cとすることにより、上述の実施の形態1におけるガス発生器1Aと同様の効果を得ることが可能になる。なお、図示するガス発生器1Cにおいては、上側押さえ部材50Eの底板部分にて当接部55を構成した場合を例示して説明を行なったが、底板を廃止し、代わりに周壁部52の上板21側の端部を当接部55とすることも可能である。この場合にも、上記板バネ部56および周壁部52を金属製の板状部材の一部を折り曲げて形成することにより、この部分において周壁部52の外周面52aをフィルタ部材30の内周面30aに適度に圧接触させる程度の適度な弾性を得ることが可能である。
以上において説明した各実施の形態およびその変形例の特徴的な構成は、相互に組合わせることが可能である。また、押さえ部材に設けられる板バネ部の数や形状およびその配置位置は、上記各実施の形態およびその変形例に示したものに限定されるものではなく、適宜変更が可能である。
また、上述の実施の形態およびその変形例においては、いずれも下側押さえ部材に板バネ部を設けず上側押さえ部材にのみ板バネ部を設け、これにより上側押さえ部材にのみ振動によるガス発生剤の粉砕を防止する機能をもたせているが、下側押さえ部材にも同様に板バネ部を設けることによって振動によるガス発生剤の粉砕を防止する機能をもたせることとしてもよいし、上側押さえ部材には板バネ部を設けず下側押さえ部材にのみ板バネ部を設け、これにより下側押さえ部材にのみ振動によるガス発生剤の粉砕を防止する機能をもたせることとしてもよい。
なお、本発明は、上述の実施の形態において示したように、両端が閉塞された軸方向に短尺の筒状ハウジングを有するディスク型のガス発生器に特に好適に適用できる。これは、本発明を適用すればガス発生器の軸方向長さの短尺化を有利に行なえるためであり、また少ない部品点数でガス発生器を構成できるためである。
このように、今回開示した上記各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1におけるガス発生器の模式断面図である。 本発明の実施の形態1におけるガス発生器の上側押さえ部材の斜視図である。 本発明の実施の形態1におけるガス発生器の上側押さえ部材の変形例を示す斜視図および断面図である。 本発明の実施の形態2におけるガス発生器の模式断面図である。 本発明の実施の形態2におけるガス発生器の上側押さえ部材の斜視図である。 本発明の実施の形態2におけるガス発生器の上側押さえ部材の変形例を示す斜視図および断面図である。 本発明の実施の形態3におけるガス発生器の模式断面図である。 本発明の実施の形態3におけるガス発生器の上側押さえ部材の変形例を示す斜視図および断面図である。 従来のガス発生器の模式断面図である。
符号の説明
1A〜1C ガス発生器、10 下ケース、11 下板、12 周壁、13 保持部、14 かしめ部、15 点火器、15a 端子ピン、16 キャップ部材、16a 開口部、17 点火室、18 伝火薬、19 シール部材、20 上ケース、21 上板、22 周壁、23 ガス噴出口、24 シール部材、30 フィルタ部材、30a 内周面、35 燃焼室、36 ガス発生剤、40 下側押さえ部材、41 底板部、42 周壁部、42a 外周面、50A〜50E 上側押さえ部材、51 当接部、51a 当接面、52 周壁部、52a 外周面、53 板バネ部、53a スリット、53b,53c 折り返し部、53d 接合部、54 凹部、55 当接部、56 板バネ部、56a スリット、56b 当接面。

Claims (5)

  1. 周壁にガス噴出口を有し、軸方向の両端が閉塞された筒状のハウジングと、
    前記ハウジングに取付けられた点火手段と、
    前記ハウジングの内部に収容され、前記点火手段によって点火されてガスを発生させるガス発生剤と、
    前記ガス噴出口と前記ガス発生剤との間に位置し、中心軸が前記ハウジングの軸方向と同じ方向に向かって実質的に延在する筒状のフィルタ部材と、
    前記ハウジングの軸方向に位置する前記ハウジングの一方の端面と前記ガス発生剤との間に位置し、前記フィルタ部材の内周面に当接するとともに前記ガス発生剤を前記ハウジングの前記一方の端面から遠ざける方向に向けて弾性付勢する金属製の押さえ部材とを備える、ガス発生器。
  2. 前記押さえ部材は、前記フィルタ部材の内周面に当接する周壁部と、前記ガス発生剤に当接する当接部と、前記ハウジングの前記一方の端面に当接し、前記当接部を前記ガス発生剤に向けて弾性付勢する板バネ部とを含む、請求項1に記載のガス発生器。
  3. 前記押さえ部材は、前記フィルタ部材の内周面に当接する周壁部と、前記ハウジングの前記一方の端面に当接する当接部と、前記ガス発生剤に当接するとともに前記ガス発生剤を前記ハウジングの前記一方の端面から遠ざける方向に向けて弾性付勢する板バネ部とを含む、請求項1に記載のガス発生器。
  4. 前記押さえ部材は、単一の板状金属部材をプレス加工することによって形成されたものである、請求項1から3のいずれかに記載のガス発生器。
  5. 前記押さえ部材は、前記ガス発生剤に対面する部分に凹部を有している、請求項1から4のいずれかに記載のガス発生器。
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