JP5219196B2 - ガス発生器およびガス発生器用フィルタ - Google Patents

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Description

本発明は、乗員保護装置に組み込まれるガス発生器およびこれに用いられるガス発生器用フィルタに関する。
従来、自動車等の乗員の保護の観点から、乗員保護装置であるエアバッグ装置が普及している。エアバッグ装置は、車両等衝突時に生じる衝撃から乗員を保護する目的で装備されるものであり、車両等衝突時に瞬時にエアバッグを膨張・展開させることにより、エアバッグがクッションとなって乗員の体を受け止めるものである。ガス発生器は、このエアバッグ装置に組み込まれ、車両等衝突時にコントロールユニットからの通電によって点火器(スクイブ)を発火し、点火器において生じる火炎によりガス発生剤を燃焼させて多量の燃焼ガスを瞬時に発生させ、これによりエアバッグを膨張・展開させる機器である。
ガス発生器には、種々の構造のものが存在するが、特に自動車のステアリングホイール等に装備される運転席側エアバッグ装置に好適に利用されるガス発生器として、いわゆるディスク型のガス発生器がある。ディスク型のガス発生器は、軸方向の両端が閉塞された短尺円筒状のハウジングを有し、ハウジングの周壁にガス噴出口が設けられるとともにハウジングの内部にガス発生剤や点火器等が収容されてなるものである。このディスク型のガス発生器においては、ガス発生剤が収容された燃焼室を取り囲むようにフィルタがハウジングの内部に収容配置されていることが一般的である。フィルタは、燃焼ガス中に含まれる残渣(スラグ)を捕集する手段として機能するとともに、当該燃焼ガスが内部を通過することによってその温度を低下させる冷却手段としても機能する。
上述のフィルタとしては、種々の構成のものが存在している。その一つに、周縁に突起部が形成された開口部を複数有する金属製の板状部材(一般にフックメタルと称される)を巻き回して形成されたフィルタが知られている(たとえば特開2002−249017号公報(特許文献1)参照)。当該フックメタルを巻き回すことによって形成されたフィルタにあっては、積層された複数の層の間に上記突起部が位置することとなり、当該突起部によって積層された上記複数の層の間に間隙部が形成される。そして、この間隙部と上述した開口部とによってフィルタの内部にフィルタの内側の空間と外側の空間とを連通する迷路化された流路が形成され、この流路を燃焼ガスが流動することにより、燃焼ガスの冷却と燃焼ガス中に含まれるスラグの捕集が実現されることになる。
特開2002−249017号公報
ところで、上述したフィルタは、ガス発生器のハウジングの天板部と底板部とによって軸方向から挟み込まれることでハウジングに組付けられることが一般的である。当該組付構造は、フィルタを安定的にハウジングに固定する観点やフィルタとハウジングとの間の隙間から燃焼ガスが漏れ出すことを防止する観点から最も好適なものであり、当該組付構造を採用した場合には、フィルタの軸方向端面がハウジングの天板部と底板部とにそれぞれ適度な圧力にて圧接触させられた状態となる。
上述したフックメタルを巻き回すことによって形成されたフィルタは、その軸方向における剛性が高く、当該軸方向には容易には変形しない特徴を有している。そのため、当該フックメタルを巻き回すことによって形成されたフィルタをガス発生器のハウジングに適度な圧力にて圧接触させた状態で組付けるためには、フィルタやハウジングの外形寸法を高精度に管理する必要が生じる。しかしながら、このような高精度の寸法管理は、歩留まりが悪化するという問題を招来するばかりでなく、製造コストを圧迫するという問題をも招来するものであり、改善を要するものであった。
そこで、本発明は、フックメタルの積層体にて構成されたフィルタを用いた場合にもその組付けが容易でかつ製造コストが低く抑制可能なガス発生器およびこれに用いられるガス発生器用フィルタを提供することを目的とする。
本発明に基づくガス発生器は、ハウジングと、点火手段と、フィルタとを備えている。上記ハウジングは、軸方向の両端を閉塞する天板部および底板部と、ガス噴出口が設けられた周壁部とによって構成され、ガス発生剤が収容された燃焼室を内部に含む短尺円筒状の形状を有している。上記点火手段は、上記燃焼室に面するように上記底板部に取付けられている。上記フィルタは、上記ハウジングの内部に配設され、上記燃焼室を上記ハウジングの径方向に取り囲む中空円筒状の形状を有している。上記フィルタは、周縁に突起部が形成された開口部を複数有する金属製の板状部材を巻き回すことによって積層されてなる複数の層を有する積層体にて構成され、上記天板部および上記底板部によって軸方向に挟み込まれて上記ハウジングに固定されている。上記フィルタの上記複数の層の間には、上記突起部が位置することによって間隙部が形成されている。そして、上記フィルタの上記天板部側の軸方向端部および上記フィルタの上記底板部側の軸方向端部のうちの少なくとも一方には、上記天板部および上記底板部による固定の際に当該フィルタの軸方向の外形寸法を減じるように変形する変形領域が設けられている。ここで、上記変形領域は、上記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を全周に亘って一様に曲げることで形成されている。上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記天板部および上記底板部によって上記フィルタが軸方向に挟み込まれることで上記変形領域が上記天板部および上記底板部の少なくともいずれか一方に環状形状の接触面をもって接触するように変形することにより、上記フィルタが上記ハウジングに固定されている。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記フィルタの上記天板部側の軸方向端部および上記フィルタの上記底板部側の軸方向端部が、上記天板部および上記底板部にそれぞれ圧接触した状態とされていることが好ましい。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記変形領域が、上記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を折り曲げて形成された折り曲げ部にて構成されているか、あるいは、上記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を湾曲させて形成された曲成部にて構成されていることが好ましい。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記変形領域が、上記フィルタの上記複数の層のうちの一部にのみ設けられていてもよい。
上記本発明に基づくガス発生器にあっては、上記フィルタの上記複数の層のうちの最内層に形成された上記突起部が当該フィルタの径方向外側に向けて突出し、上記フィルタの上記複数の層のうちの最外層に形成された上記突起部が当該フィルタの径方向内側に向けて突出していることが好ましい。
本発明に基づくガス発生器用フィルタは、上述した本発明に基づくガス発生器に用いられるものである。
本発明によれば、フックメタルの積層体にて構成されたフィルタを用いた場合にもその組付けが容易でかつ製造コストが低く抑制可能なガス発生器およびこれに用いられるガス発生器用フィルタとすることができる。
以下、本発明の実施の形態について、図を参照して詳細に説明する。以下に示す実施の形態は、自動車のステアリングホイール等に搭載されるエアバッグ装置に組み込まれる、いわゆるディスク型のガス発生器に本発明を適用したものである。
(実施の形態1)
図1は、本発明の実施の形態1におけるガス発生器の模式断面図である。まず、図1を参照して、本実施の形態におけるガス発生器の構造について説明する。
図1に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Aは、軸方向の両端が閉塞された短尺円筒状のハウジングを有しており、このハウジングの内部に各種の構成部品が収容されている。短尺円筒状のハウジングは、それぞれが有底筒状に形成されたイニシエータシェル20およびクロージャシェル30を組み合わせることによって形成されている。イニシエータシェル20は、底板部21と周壁部22とを有しており、クロージャシェル30は、天板部31と周壁部32とを有している。
イニシエータシェル20およびクロージャシェル30は、いずれもステンレス鋼や鉄鋼、アルミニウム合金、ステンレス合金等の金属製の部材にて構成される。イニシエータシェル20およびクロージャシェル30は、それぞれ一枚の板状または一片のブロック状の金属部材から、金型等を使用して鍛造加工、絞り加工、プレス加工等またはその組み合わせによって形成される。また、イニシエータシェル20およびクロージャシェル30の接合には、電子ビーム溶接やレーザー溶接、摩擦圧接等が好適に利用される。
イニシエータシェル20の底板部21の略中央部には、保持部23が形成されている。この保持部23は、点火器12を挿入・保持するための部位である。具体的には、保持部23に設けられた開口に点火器12の端子ピン12bが挿通するように点火器12が保持部23にイニシエータシェル20の内側から取付けられ、この状態において保持部23の先端に設けられたかしめ部23aを点火器12側に向かってかしめることにより、点火器12がイニシエータシェル20の保持部23にかしめ固定されている。なお、ハウジングの外部に露出するように配置された端子ピン12bには、点火器12とコントロールユニットとを結線するためのハーネスのコネクタ(図示せず)が接続される。
点火器12は、火炎を発生させるための点火装置であり、点火部12aと上述の端子ピン12bとを含んでいる。点火部12aは、金属製またはプラスチック製のスクイブカップを有しており、その内部に作動時において着火する点火薬とこの点火薬を燃焼させるための抵抗体(ブリッジワイヤ)とを含んでいる。端子ピン12bは、点火薬を着火させるために抵抗体に接続されている。抵抗体としては一般にニクロム線等が利用され、点火薬としては一般にZPP(ジルコニウム・過塩素酸カリウム)、ZWPP(ジルコニウム・タングステン・過塩素酸カリウム)、鉛トリシネート等が利用される。
点火器12と保持部23との間には、シール部材14が介在されている。シール部材14は、点火器12と保持部23との間に生じる隙間を気密に封止することによって後述する伝火室43を密閉するためのものであり、点火器12を保持部23にかしめ固定する際に上記隙間に挿入される。シール部材14としては、十分な耐熱性および耐久性の材料からなるものを利用することが好ましく、たとえばエチレンプロピレンゴムの一種であるEPDM樹脂製のOリング等を利用することが好適である。
イニシエータシェル20の保持部23には、点火器12を覆うように有底筒状のカップ状部材40が固定されている。カップ状部材40は、頂壁部40a、側壁部40bおよびフランジ部40cを有しており、その内部に伝火薬44が収容された伝火室43を含んでいる。カップ状部材40は、その内部に設けられた伝火室43が点火部12aに面するように保持部23に固定されている。より詳細には、保持部23に設けられたかしめ部24によってカップ状部材40のフランジ部40cがかしめられることにより、カップ状部材40が保持部23に固定されている。
カップ状部材40は、側壁部40bに開口部41を有しており、当該開口部41を閉塞するように、側壁部40bの外周面にはシール部材42が貼付されている。シール部材42としては、片面に粘着部材が塗布されたアルミニウム箔等が利用される。これにより、開口部41を介しての伝火薬44の燃焼室50への移動が防止される。なお、カップ状部材40は、たとえばステンレス鋼や鉄鋼、アルミニウム合金、ステンレス合金等の金属製の部材にて構成される。
伝火室43に充填された伝火薬44は、点火器12が作動することによって生じた火炎によって点火され、燃焼することによって熱粒子を発生する。伝火薬44としては、後述するガス発生剤51を確実に燃焼開始させることができるものであることが必要であり、一般的には、B/KNO3等に代表される金属粉/酸化剤からなる組成物などが用いられる。伝火薬44は、粉状のものや、バインダによって所定の形状に成型されたもの等が利用される。バインダによって成型された伝火薬の形状としては、たとえば顆粒状、円柱状、シート状、球状、単孔円筒状、多孔円筒状、タブレット状など種々の形状がある。
イニシエータシェル20およびクロージャシェル30からなるハウジングの内部の空間のうち、上述のカップ状部材40が配置された部分を取り巻く空間には、ガス発生剤51が収容される燃焼室50が位置している。より具体的には、上述のカップ状部材40は、ハウジングの内部に形成された燃焼室50内に突出して配置されており、このカップ状部材40の側壁部40bの外表面に面する部分に設けられた空間が燃焼室50として構成されている。
さらに、このガス発生剤51が収容された燃焼室50を取り巻く空間には、ハウジングの内周に沿ってフィルタ60が配置されている。フィルタ60は、中空円筒状の形状を有しており、ハウジングと同軸上に配置されている。フィルタ60は、複数の開口部62を有する金属製の板状部材を巻き回すことによって形成された積層体からなり、軸方向に筒状部61と折り曲げ部64とを有している。なお、フィルタ60の詳細な構造については、後述することとする。
ガス発生剤51は、点火器12によって点火された伝火薬44が燃焼することによって生じた熱粒子によって着火され、燃焼することによってガスを発生させるものである。ガス発生剤51は、一般に燃料と酸化剤と添加剤とを含む成型体として形成される。燃料としては、たとえばトリアゾール誘導体、テトラゾール誘導体、グアニジン誘導体、アゾジカルボンアミド誘導体、ヒドラジン誘導体等またはこれらの組み合わせが利用される。具体的には、たとえばニトログアニジンや硝酸グアニジン、シアノグアニジン、5−アミノテトラゾール等が好適に利用される。また、酸化剤としては、たとえばアルカリ金属、アルカリ土類金属、遷移金属、アンモニアから選ばれたカチオンを含む硝酸塩等が利用される。硝酸塩としては、たとえば硝酸ナトリウム、硝酸カリウム等が好適に利用される。また、添加剤としては、バインダやスラグ形成剤、燃焼調整剤等が挙げられる。バインダとしては、たとえばカルボキシメチルセルロースの金属塩、ステアリン酸塩等の有機バインダや、合成ヒドロキシタルサイト、酸性白土等の無機バインダが好適に利用可能である。スラグ形成剤としては窒化珪素、シリカ、酸性白土等が好適に利用可能である。また、燃焼調整剤としては、金属酸化物、フェロシリコン、活性炭、グラファイト等が好適に利用可能である。
ガス発生剤51の成型体の形状には、顆粒状、ペレット状、円柱状、ディスク状など様々な形状のものがある。また、成型体内部に孔を有する有孔状(たとえば単孔筒形状や多孔筒形状等)の成型体も利用される。これらの形状は、ガス発生器1Aが組み込まれるエアバッグ装置の仕様に応じて適宜選択されることが好ましく、たとえばガス発生剤51の燃焼時においてガスの生成速度が時間的に変化する形状を選択するなど、仕様に応じた最適な形状を選択することが好ましい。また、ガス発生剤51の形状の他にもガス発生剤51の線燃焼速度、圧力指数などを考慮に入れて成型体のサイズや充填量を適宜選択することが好ましい。
フィルタ60の外周面は、イニシエータシェル20の周壁部22の内周面およびクロージャシェル30の周壁部32の内周面と所定の距離もって離間して位置している。フィルタ60に対面する部分のクロージャシェル30の周壁部32には、ガス噴出口33が複数設けられている。このガス噴出口33は、フィルタ60を通過した作動ガスをハウジングの外部に導出するためのものである。クロージャシェル30の周壁部32のフィルタ60側に位置する主面には、上記ガス噴出口33を閉塞するようにシール部材34が貼付されている。このシール部材34としては、片面に粘着部材が塗布されたアルミニウム箔等が利用される。これにより、燃焼室50の気密性が確保されている。
燃焼室50のクロージャシェル30の天板部31側の端部には、フィルタ60とクロージャシェル30との間の隙間から燃焼ガスが流出することを防止するための流出防止部材54が配置されている。流出防止部材54は、ステンレス鋼や鉄鋼等の金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、フィルタ60の上端部分の内周面に当接する部位と、クロージャシェル30の天板部31に当接する部位とを有する環状の部材からなる。ここで、流出防止部材54は、適度な弾性を有しており、フィルタ60の内周面およびクロージャシェル30の天板部31のそれぞれに適度に圧接触している。
流出防止部材54の内部には、燃焼室50に収容されたガス発生剤51に接触するようにクッション材52が配置されている。このクッション材52は、成型体からなるガス発生剤51が振動等によって粉砕されることを防止する目的で設けられるものであり、好適にはセラミックスファイバの成型体や発泡シリコン等が利用される。
燃焼室50のイニシエータシェル20の底板部21側の端部には、フィルタ60とイニシエータシェル20との間の隙間から燃焼ガスが流出することを防止するための流出防止部材55が配置されている。流出防止部材55は、ステンレス鋼や鉄鋼等の金属製の板状部材をプレス加工等することによって形成されたものであり、フィルタ60の下端部分の内周面に当接する部位と、イニシエータシェル20の底板部21に当接する部位とを有する環状の部材からなる。ここで、流出防止部材55は、適度な弾性を有しており、フィルタ60の内周面およびイニシエータシェル20の底板部21のそれぞれに適度に圧接触している。
次に、本実施の形態におけるガス発生器1Aの動作について、同図を参照して説明する。本実施の形態におけるガス発生器1Aが搭載された車両が衝突した場合には、車両に別途設けられた衝突検知手段によって衝突が検知され、これに基づいて点火器12が作動する。伝火室43に収容された伝火薬44は、点火器12が作動することによって生じた火炎によって点火されて燃焼し、多量の熱粒子を発生させる。この伝火薬44の燃焼により、カップ状部材40内の圧力が高まると開口部41を閉塞していたシール部材42による封止が破られ、当該開口部41を介して上述の熱粒子が燃焼室50に流れ込む。
流れ込んだ熱粒子により、燃焼室50に収容されたガス発生剤51が着火されて燃焼し、多量の燃焼ガスを発生させる。燃焼室50にて発生した燃焼ガスは、フィルタ60の筒状部61中を通過し、その際フィルタ60によって熱が奪われて冷却されるとともに燃焼ガス中に含まれるスラグがフィルタ60の筒状部61によって除去されてハウジングの外周縁部に流れ込む。ハウジングの内圧の上昇に伴い、クロージャシェル30のガス噴出口33を閉塞していたシール部材34による封止が破られ、ガス噴出口33を介して燃焼ガスがハウジングの外部へと噴出される。噴出されたガスは、ガス発生器1Aに隣接して設けられたエアバッグの内部に導入され、エアバッグを膨張・展開する。
図2は、図1に示すフィルタの概略斜視図であり、図3は、図1に示すフィルタの表面部分の拡大斜視図である。また、図4は、フィルタの模式展開図であり、図5は、図2に示すV−V線に沿ったフィルタの模式的な断面図である。次に、これら図2ないし図5を参照して、本実施の形態におけるガス発生器用フィルタの詳細な構造について説明する。
図2に示すように、フィルタ60は、円筒状に形成された筒状部61と、この筒状部61の下端を外側に向けて折り曲げることによって形成された折り曲げ部64とを有している。このフィルタ60は、プレス加工(バーリング加工)によって複数の開口部62が形成された金属製の板状部材を巻き回すことによって形成された積層体にて構成されており、開口部62は、積層された各層のすべてにわたって設けられている。
より詳細には、図4に示す如くの長尺状の金属製の板状部材60′の長手方向の一方端60aが内側に位置し、かつ他方端60bが外側に位置することとなるように、上記金属製の板状部材60′が渦巻状に巻き回され、上記一方端60a寄りの部分と上記他方端60b寄りの部分とが重なる接合しろ部分において各層を溶接等を行なうことにより、中空円筒状のフィルタ60が形成されている。本実施の形態におけるフィルタ60にあっては、接合しろとなる部分を除き、金属製の板状部材60′が2周にわたって巻き回されている。
図3に示すように、金属製の板状部材60′に形成された開口部62の周縁には、突起部63が形成されている。この突起部63は、上述した金属製の板状部材60′に開口部62を形成するためのプレス加工の際に形成されるものであり、図示する如くの形状の突起部63を形成するためには、押し型として角錐状または円錐状のピンを用いてプレス加工を行なうことが好適である。また、必要に応じて図示するように当該プレス加工後にローラを用いて圧延することによって所定の高さとなるように調節されることが好ましいが、プレス加工後のものをそのままの状態で使用することも可能である。
上述したように、フィルタ60は、周縁に突起部63が形成された開口部62を複数有する金属製の板状部材60′を巻き回すことによって形成された積層体からなる。したがって、上記突起部63の存在により、積層された金属製の板状部材60′の各層間には、図2および図5に示す如くの間隙部66が形成されることになる。この間隙部66と開口部62とにより、フィルタ60の内部には、フィルタ60の内側の空間と外側の空間とを連通する迷路化された流路(図5参照)が形成されることになる。
図4および図5に示すように、巻き回し後においてフィルタ60の最内層を構成する部分の金属製の板状部材60′に形成される突起部63aは、その突出方向が外周側(すなわち、巻き回し後においてフィルタ60の径方向外側)となるように構成されている。これに対し、巻き回し後においてフィルタ60の最外層を構成する部分の金属製の板状部材60′に形成される突起部63bは、その突出方向が内周側(すなわち、巻き回し後においてフィルタ60の径方向外側)となるように構成されている。これは、上述したプレス加工時に金属製の板状部材60′の長手方向の所定位置(本実施の形態においては、最内層となる部分と最外層となる部分の境界部、すなわち図4および図5に示す位置A)において押し型のプレス方向を表裏逆にすることで容易に実現できる。このように構成すれば、フィルタ60の内周面および外周面のいずれにも突起部63が位置しないこととなるため、フィルタ60の内側の空間に収容されるガス発生剤51が突起部63で破砕されることが防止できるとともに、フィルタ60の上記間隙部66に形成される流路をより複雑なものとすることができる。
また、図4に示すように、巻き回し後においてフィルタ60の最内層を構成する部分の金属製の板状部材60′に形成される開口部62aの位置と、巻き回し後においてフィルタ60の最外層を構成する部分の金属製の板状部材60′に形成される開口部62bの位置とは、巻き回し後においてこれら開口部62a,62b同士が対面することのないようにずらして設けられている。このように構成することにより、フィルタ60の上記間隙部66に形成される流路をより複雑なものとすることができる。なお、巻き回し後においてフィルタ60の下端部分に位置することとなる折り曲げ部形成予定領域60cには、開口部62は形成されず、したがって突起部63も形成されていない。
図6は、本実施の形態におけるフィルタに設けられた折り曲げ部近傍のハウジングへの組付け前の状態を示す拡大断面図であり、図7は、組付け後における拡大断面図である。なお、図7は、図1に示す領域VIIを拡大した拡大断面図に相当する。次に、これら図6および図7を参照して、組付け前後におけるフィルタの折り曲げ部近傍の構成について説明する。
図6に示すように、フィルタ60の最内層に相当する筒状部61aの下端には、当該筒状部61aを折り曲げることによって形成された折り曲げ部64aが位置しており、フィルタ60の最外層に相当する筒状部61bの下端には、当該筒状部61bを折り曲げることによって形成された折り曲げ部64bが位置している。これら折り曲げ部64a,64bは、フィルタ60をハウジングに対して固定する際に当該フィルタ60の軸方向の外形寸法を減じる変形領域に相当する。
本実施の形態におけるフィルタ60においては、金属製の板状部材60′を巻き回すに先立ち、予め折り曲げ部形成予定領域60c(図4参照)を所定の角度θ1にて折り曲げておき、その後に金属製の板状部材60′を巻き回すことで成形されている。したがって、上記2つの折り曲げ部64a,64bは、いずれも筒状部61a,61bに対して所定の角度θ1をもって傾斜している。
図7に示すように、フィルタ60を軸方向からイニシエータシェル20の底板部21とクロージャシェル30の天板部31にて挟み込んで固定した場合には、折り曲げ部64a,64bが筒状部61a,61bとの境界部をそれぞれ境にして弾性変形し、適度な圧力をもってイニシエータシェル20の底板部21とクロージャシェル30の天板部31とにフィルタ60の軸方向端部がそれぞれ圧接触することになる。ここで、本実施の形態におけるガス発生器1Aにおいては、イニシエータシェル20の底板部21がフィルタ60の軸線に対して傾斜して構成されているため、上記2つの折り曲げ部64a,64bは、いずれも筒状部61a,61bに対して上記θ1よりも大きい角度θ2,θ3をもって傾斜して圧接触することになる。
以上において説明した如くのフィルタ60およびこれを備えたガス発生器1Aとすることにより、フィルタ60に設けた変形領域としての折り曲げ部64a,64bの作用により、フィルタ60を軸方向からイニシエータシェル20の底板部21およびクロージャシェル30の天板部31で挟み込んで固定する際に、フィルタ60の軸方向長さが僅かに減じ、かつフィルタ60の軸方向端部がイニシエータシェル20の底板部21およびクロージャシェル30の天板部31のそれぞれに適度な圧力をもって圧接触することとなる。そのため、フィルタ60やハウジング等の寸法精度の管理を通常よりも高めることなく、歩留まりよくフィルタ60をハウジングに安定的に組付けることが可能となり、製造コストを抑制することができる。したがって、フックメタルの積層体にて構成されたフィルタを用いた場合にもその組付けが容易でかつ製造コストが低く抑制可能なガス発生器およびこれに用いられるガス発生器用フィルタとすることができる。
なお、フィルタ60を構成する金属製の板状部材60′の厚みとしては、0.15mm以上0.3mm以下であることが好ましく、より好適には0.2mm以上0.25mm以下である。折り曲げ部64a,64bの軸方向の大きさとしては、図1に示すように、折り曲げ部64a,64bの軸方向長さをdとした場合に、dが0.3mm以上3mm以下であることが好ましく、より好適には0.5mm以上2mm以下である。また、折り曲げ部64a,64bの径方向の大きさとしては、図6に示すように、その径方向の長さをLとした場合に、Lが0.3mm以上2.5mm以下であることが好ましく、より好適には0.5mm以上1.5mm以下である。また、上述した角度θ1としては、概ね15°以上75°以下とすることが好ましく、より好適には30°以上60°以下とする。
図8および図9は、本実施の形態の第1および第2変形例に係るフィルタの形状を示す拡大断面図である。次に、これら図8および図9を参照して、第1および第2変形例に係るフィルタの形状について説明する。
図8に示すように、第1変形例に係るフィルタ60Aにあっては、上述の本実施の形態におけるフィルタ60と同様にその下端に折り曲げ部64a,64bが形成されている。ここで、本変形例に係るフィルタ60Aにあっては、金属製の板状部材60′を巻き回した後にフィルタ60Aの下端側の開口から所定の形状の型を挿入することによってフィルタ60Aの下端に折り曲げ部64a,64bが形成されている。この場合、最内層に相当する筒状部61aの下端に形成された折り曲げ部64aは、その外周面が最外層に相当する筒状部61bの下端に形成された折り曲げ部64bの内周面と当接することになる。このように構成した場合にも、上述の本実施の形態におけるフィルタ60を利用した場合の効果と同様の効果を得ることができる。なお、上記構成とした場合の折り曲げ部64bの寸法等は、上述の本実施の形態におけるそれと同様にすることが好ましい。
図9に示すように、第2変形例に係るフィルタ60Bにあっては、上述の本実施の形態におけるフィルタ60と異なり、筒状部61a,61bの下端を湾曲させて形成した曲成部65a,65bによって変形領域が構成されている。この曲成部65a,65bは、金属製の板状部材60′を巻き回すに先立ち、予め当該金属製の板状部材60′の下端を湾曲させておき、その後に金属製の板状部材60′を巻き回すことで成形可能である。このように構成した場合にも、上述の本実施の形態におけるフィルタ60を利用した場合の効果と同様の効果を得ることができる。なお、上記構成とした場合の曲成部65a、65bの寸法等は、上述の本実施の形態におけるそれと同様にすることが好ましい。
(実施の形態2)
図10は、本発明の実施の形態2におけるガス発生器の模式断面図である。なお、上述の実施の形態1におけるガス発生器1Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
図10に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Bにおいては、フィルタ60の下端に変形領域としての折り曲げ部64a,64bが形成されておらず、フィルタ60の上端に変形領域としての折り曲げ部64a,64bが形成されている。この場合、フィルタ60を軸方向からイニシエータシェル20の底板部21とクロージャシェル30の天板部31にて挟み込んで固定すると、折り曲げ部64a,64bが筒状部61a,61bとの境界部をそれぞれ境にして弾性変形し、適度な圧力をもってイニシエータシェル20の底板部21とクロージャシェル30の天板部31とにフィルタ60の軸方向端部がそれぞれ圧接触することになる。このように構成した場合にも、上述の本実施の形態1におけるフィルタ60を利用した場合の効果と同様の効果を得ることができる。なお、上記構成とした場合の折り曲げ部64a,64bの寸法等は、上述の本実施の形態におけるそれと同様にすることが好ましい。
(実施の形態3)
図11は、本発明の実施の形態3におけるガス発生器の模式断面図である。なお、上述の実施の形態1におけるガス発生器1Aと同様の部分については図中同一の符号を付し、その説明はここでは繰り返さない。
上述の本発明の実施の形態1におけるガス発生器1Aにあっては、フィルタ60の複数の層のうちのすべての層の下端に変形領域として折り曲げ部64a,64bが形成されていた。しかしながら、図11に示すように、本実施の形態におけるガス発生器1Cにおいては、フィルタ60の複数の層のうちの一部の層の下端にのみ変形領域としての折り曲げ部64a,64bが形成されている。具体的には、本実施の形態におけるガス発生器1Cのフィルタ60は、金属製の板状部材が4層にわたって巻き回されることによって形成されており、そのうちの最外層を含む外側の2層の下端に折り曲げ部64a,64bが形成されており、最内層を含む内側の2層の下端に折り曲げ部は設けられていない。このように構成した場合にも、上述の本実施の形態1におけるフィルタ60を利用した場合の効果と同様の効果を得ることができる。
すなわち、フィルタの複数の層のうちの少なくともいずれか1層に変形領域を形成し、当該変形領域がハウジングによるフィルタの固定の際にフィルタの軸方向の外形寸法を減じるようにハウジングに圧接触して変形して固定されるように構成しさえすれば、上述した効果が得られることになる。なお、フィルタの複数の層のうちの一部の層にのみ変形領域を設ける場合には、ガス発生器の仕様に応じて当該変形領域が形成される層の数や位置等を適宜変更することが可能である。
以上において説明した本発明の実施の形態ならびにその変形例においては、金属製の板状部材を巻き回して積層することによって成形されたフィルタの層の数が2層または4層とされた場合を例示して説明を行なったが、当該層の数は2層または4層に限定されるものではなく、複数であれば何層に積層されていてもよい。また、上述した本発明の実施の形態ならびにその変形例においては、フィルタの軸方向端部の一方に変形領域を設けた場合を例示して説明を行なったが、当然にフィルタの軸方向端部の両方に変形領域を設けることとしてもよい。
このように、今回開示した上記各実施の形態およびその変形例はすべての点で例示であって、制限的なものではない。本発明の技術的範囲は特許請求の範囲によって画定され、また特許請求の範囲の記載と均等の意味および範囲内でのすべての変更を含むものである。
本発明の実施の形態1におけるガス発生器の模式断面図である。 図1に示すフィルタの概略斜視図である。 図1に示すフィルタの表面部分の拡大斜視図である。 図1に示すフィルタの模式展開図である。 図2に示すV−V線に沿った模式的な断面図である。 図1に示すフィルタに設けられた折り曲げ部近傍のハウジングへの組付け前の状態を示す拡大断面図である。 図1に示すフィルタに設けられた折り曲げ部近傍のハウジングへの組付け後の状態を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態1の第1変形例に係るフィルタの形状を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態1の第2変形例に係るフィルタの形状を示す拡大断面図である。 本発明の実施の形態2におけるガス発生器の模式断面図である。 本発明の実施の形態3におけるガス発生器の模式断面図である。
符号の説明
1A,1B ガス発生器、12 点火器、12a 点火部、12b 端子ピン、14 シール部材、20 イニシエータシェル、21 底板部、22 周壁部、23 保持部、23a,24 かしめ部、30 クロージャシェル、31 天板部、32 周壁部、33 ガス噴出口、34 シール部材、40 カップ状部材、40a 頂壁部、40b 側壁部、40c フランジ部、41 開口部、42 シール部材、43 伝火室、44 伝火薬、50 燃焼室、51 ガス発生剤、52 クッション材、54,55 流出防止部材、60,60A,60B フィルタ、60′ 板状部材、60a 一方端、60b 他方端、60c 折り曲げ部形成予定領域、61,61a,62b 筒状部、62,62a,62b 開口部、63,63a,63b 突起部、64,64a,64b 折り曲げ部、65a,65b 曲成部、66 間隙部。

Claims (6)

  1. 軸方向の両端を閉塞する天板部および底板部と、ガス噴出口が設けられた周壁部とによって構成され、ガス発生剤が収容された燃焼室を内部に含む短尺円筒状のハウジングと、
    前記燃焼室に面するように前記底板部に取付けられた点火手段と、
    前記ハウジングの内部に配設され、前記燃焼室を前記ハウジングの径方向に取り囲む中空円筒状のフィルタとを備え、
    前記フィルタは、周縁に突起部が形成された開口部を複数有する金属製の板状部材を巻き回すことによって積層されてなる複数の層を有する積層体にて構成され、前記天板部および前記底板部によって軸方向に挟み込まれて前記ハウジングに固定され、
    前記フィルタの前記複数の層の間には、前記突起部が位置することによって間隙部が形成され、
    前記フィルタの前記天板部側の軸方向端部および前記フィルタの前記底板部側の軸方向端部のうちの少なくとも一方に、前記天板部および前記底板部による固定の際に当該フィルタの軸方向の外形寸法を減じるように変形する変形領域が設けられ、
    前記変形領域は、前記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を全周に亘って一様に曲げることで形成され、
    前記天板部および前記底板部によって前記フィルタが軸方向に挟み込まれることで前記変形領域が前記天板部および前記底板部の少なくともいずれか一方に環状形状の接触面をもって接触するように変形することにより、前記フィルタが前記ハウジングに固定されている、ガス発生器。
  2. 前記フィルタの前記天板部側の軸方向端部および前記フィルタの前記底板部側の軸方向端部が、前記天板部および前記底板部にそれぞれ圧接触した状態とされている、請求項1に記載のガス発生器。
  3. 前記変形領域が、前記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を折り曲げて形成された折り曲げ部にて構成されているか、あるいは、前記フィルタの軸方向端部の少なくとも一部を湾曲させて形成された曲成部にて構成されている、請求項1または2に記載のガス発生器。
  4. 前記変形領域が、前記フィルタの前記複数の層のうちの一部にのみ設けられている、請求項1から3のいずれかに記載のガス発生器。
  5. 前記フィルタの前記複数の層のうちの最内層に形成された前記突起部が、当該フィルタの径方向外側に向けて突出し、
    前記フィルタの前記複数の層のうちの最外層に形成された前記突起部が、当該フィルタの径方向内側に向けて突出している、請求項1から4のいずれかに記載のガス発生器。
  6. 請求項1から5のいずれかに記載されたガス発生器に用いられる、ガス発生器用フィルタ。
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