JP2007288851A - 最大デューティ制御回路およびそれを用いたdc−dcコンバータならびに電子機器 - Google Patents

最大デューティ制御回路およびそれを用いたdc−dcコンバータならびに電子機器 Download PDF

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Abstract

【課題】簡単な回路構成で確実に最大オン・デューティを制御可能とした最大デューティ制御回路、それを用いたDC−DCコンバータ、電子機器の提供。
【解決手段】鋸歯状波生成回路10、PWMコンパレータ21、ナンド回路22、インバータ23、誤差増幅回路24、基準電圧Vref、インダクタL1、スイッチングトランジスタM1、ダイオードD1、コンデンサC1とC2、抵抗R1〜R3で構成され、鋸歯状波生成回路10は、基準電圧VH、2つのコンパレータ11と12、RSフリップフロップ回路13、定電流インバータ14と16、インバータ15、コンデンサCaとCbで構成される。鋸歯状波生成回路10は、定電流インバータ14の出力から第1鋸歯状波を出力(電圧A)し、定電流インバータ16の出力から第2鋸歯状波を出力(電圧B)し、第1鋸歯状波を用いてPWM制御を行い、第2鋸歯状波を生成中はスイッチング素子をオフする。
【選択図】図1

Description

本発明は、PWM(Pulse Width Modulation;パルス幅変調)制御により変調されたパルスを用いてスイッチング素子をオンオフ制御して昇圧動作を行わせるDC−DCコンバータ技術に係り、特に、簡単な回路で確実に最大オン・デューティ比を制御できる最大デューティ制御回路およびそれを用いたDC−DCコンバータならびに該DC−DCコンバータを用いた電子機器に関する。
PWM方式のDC−DCコンバータでは、スイッチングトランジスタのオン・デューティが100%になると、DC−DCコンバータの機能が停止して、スイッチングトランジスタを破壊しまう。そこで、従来は、スイッチングトランジスタのオン・デューティが100%にならないように最大オン・デューティを制限する回路を設けていた。
図5は、特開2000−217340号公報(特許文献1)の図1に開示されている最大オン・デューティを制限するようにした従来の昇圧タイプのDC−DCコンバータの回路図である。
同図に示すように、特許文献1に開示されている最大オン・デューティを制限した従来のDC−DCコンバータは、パルス発生器51、三角波発振回路52、誤差増幅回路53、PWMコンパレータ54、アンド回路55、出力バッファ56、基準電圧Vref、スイッチングトランジスタM1、インダクタL1、ダイオードD1、コンデンサC1、抵抗R1とR2で構成されている。
抵抗R1とR2は直列接続されており、その接続交点から出力電圧Voに比例した電圧Vfbを出力する。誤差増幅回路53の反転入力には、電圧Vfbが印加され、非反転入力には基準電圧Vrefが印加されている。また、出力はPWMコンパレータ54の非反転入力に接続されている。
PWMコンパレータ54の反転入力には三角波発振回路52の出力が接続されている。また、PWMコンパレータ54の出力はアンド回路55の一方の入力に接続されている。
アンド回路55の他方の入力には、インバータを介してパルス発生器51の出力が接続されており、アンド回路55の出力は、出力バッファ56を介してスイッチングトランジスタM1のゲートに接続されている。
スイッチングトランジスタM1のソースは接地され、ドレインはインダクタL1を介して電源Vddに接続されている。さらにドレインにはダイオードD1のアノードが接続され、ダイオードD1のカソードは出力端子Voに接続されている。コンデンサC1は出力端子Voと接地間に接続されている。
パルス発生器51と三角波発振回路52は同期しており、三角波発振回路52が備えている充放電回路の充電動作から放電動作に切り替えるための切換制御信号に応答してパルス信号を生成するようにしている。
また、パルス発生器51から出力されるパルス信号のパルス幅はPWM周期の10%程度に設定されている。このため、出力電圧Voが低下して、PWMコンパレータ54のオン・デューティが大きくなり90%を超えた場合でも、PWM周期の10%程度に設定されたパルス幅を有するパルス信号がインバータにより反転されてアンド回路55に入力されてPWMコンパレータ54の出力とアンドがとられるため、スイッチングトランジスタM1のゲートを制御する信号はオン・デューティが90%を超えることがない(詳細な説明は特許文献1の図2参照)。その結果、図5に示す昇圧タイプのDC−DCコンバータでは、DC−DCコンバータの機能が停止して、スイッチングトランジスタM1を破壊しまうというような問題はなくなった。
特開2000−217340号公報
図5のDC−DCコンバータにおけるパルス発生器の具体的な回路構成については特許文献1(図1に対応)に開示されていないが、特許文献1の段落〔0044〕には、「パルス発生器は、予め定めたパルス幅のパルス信号を予め定めた周期で出力する。この予め定めたパルス信号の周期は前記三角波発振回路の三角波信号の周期Tと一致していて、パルス信号は三角波信号の電圧値が最大になる毎に出力される。より正確にいうと、パルス信号は、三角波信号の電圧値が最大になる直前にHレベルに立ち上がり、三角波信号の電圧値が最大になった直後にLレベルに立ち下がるとともに、パルス信号がそのパルス幅tの1/2の時間の時に三角波信号の電圧値が最大となるパルス信号となる。」(参照符号は省略)と記述されている。
しかしながら、このようなパルス信号を正確に発生することは極めて難しい。すなわち「三角波信号の電圧値が最大になる直前にHレベルに立ち上げる」には三角波発振回路の充電完了信号で立ち上げたのでは遅くなるので、充電完了信号が出力される前に立ち上げなくてはならない。一般にこのような基準となる信号の前に動作を開始する信号を作るには大掛かりな回路が必要になる。
また、DC−DCコンバータのスイッチング周波数が数MHzと高速になると、上記のようなパルス信号の発生はますます困難となる。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたものであり、簡単な回路構成で、しかも確実に最大オン・デューティを制御できる制御回路および該制御回路を用いたDC−DCコンバータならびに該DC−DCコンバータを用いた電子機器を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために、次のような構成を採用した。以下、請求項毎の構成を述べる。
a)請求項1記載の発明は、スイッチング素子のオンオフを制御するためのPWM制御されたパルスの最大デューティを制御するための最大デューティ制御回路であって、第1鋸歯状波と第2鋸歯状波を交互に生成する鋸歯状波生成回路を備え、前記第1鋸歯状波を用いて前記PWM制御を行い、前記第2鋸歯状波を生成中は前記スイッチング素子をオフするようにしたもので、簡単な回路構成で確実に最大オン・デューティを制御できるようになった。
b)請求項2記載の発明では、前記鋸歯状波生成回路は、前記第1鋸歯状波が所定の電圧まで到達したことを検出する第1コンパレータと、前記第2鋸歯状波が所定の電圧まで到達したことを検出する第2コンパレータと、前記第1コンパレータの出力よりセットされ、前記第2コンパレータの出力よりリセットされるR−Sフリップフロップ回路を備え、該R−Sフリップフロップ回路がリセットされたときに前記第1鋸歯状波を生成し、該R−Sフリップフロップ回路がセットされたときに前記第2鋸歯状波を生成するようにしたもので、動作周波数が高くなっても最大オン・デューティ比の変動をなくすことができる。
c)請求項3記載の発明は、前記第1鋸歯状波の時間より、前記第2鋸歯状波の時間を短くすることで、最大オン・デューティ比を大きく取ることができるようになる。
d)請求項4記載の発明では、上記最大デューティ制御回路を、電圧モード制御DC−DCコンバータの用いたものである。
e)請求項5記載の発明では、上記最大デューティ制御回路を、電流モード制御DC−DCコンバータのスイッチング素子のオンオフ制御に用いたものである。
f)請求項6記載の発明では、請求項4または5のDC−DCコンバータを、電子機器に組み込んだものである。
本発明によれば、PWM制御を行う第1鋸歯状波と、スイッチングトランジスタをオフする時間を生成する第2鋸歯状波を交互に生成するようにしたので、簡単な回路構成で確実に最大オン・デューティ比を制限できるパルス信号が生成できる。
また、動作周波数が高くなっても最大オン・デューティ比の変動の少ない制御が可能である。
さらに、本発明の最大デューティ制御回路は、電圧モード制御DC−DCコンバータにも、電流モード制御DC−DCコンバータにも用いることができる。
また、本発明のDC−DCコンバータは、モバイルコンピュータ、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメラなどの小型の電子機器に有用である。
以下、図面を参照して、本発明の実施形態を詳細に説明する。
図1は、本発明に係る第1の実施例を説明するための電圧モード制御のDC−DCコンバータの回路図である。
同図に示すように、本実施例に係る電圧モード制御のDC−DCコンバータは、鋸歯状波生成回路10、PWMコンパレータ21、ナンド回路22、インバータ23、誤差増幅回路24、基準電圧Vref、インダクタL1、スイッチングトランジスタM1、ダイオードD1、コンデンサC1とC2、抵抗R1〜R3で構成されている。
また、鋸歯状波生成回路10は、基準電圧VH、2つのコンパレータ11と12、RSフリップフロップ回路13、定電流インバータ14と16、インバータ15、コンデンサCaとCbで構成されている。
コンパレータ11とコンパレータ12の反転入力には基準電圧VHが印加されている。コンパレータ11の非反転入力と接地電位GND間にはコンデンサCaが接続され、コンパレータ12の非反転入力と接地電位GND間にはコンデンサCbが接続されている。
コンパレータ11の出力はRSフリップフロップ回路13のセット入力Sに、コンパレータ12の出力はRSフリップフロップ回路13のリセット入力Rに接続されている。
RSフリップフロップ回路13の出力Qは定電流インバータ14とインバータ15の入力に接続されている。
定電流インバータ14の出力はコンデンサCaとコンパレータ11の非反転入力の交点に接続されている。
インバータ15の出力は定電流インバータ16の入力に接続され、定電流インバータ16の出力はコンデンサCbとコンパレータ12の非反転入力の交点に接続されている。さらに、インバータ15の出力はナンド回路22の一方の入力にも接続されている。
鋸歯状波生成回路10は、定電流インバータ14の出力から第1鋸歯状波を出力し、定電流インバータ16の出力から第2鋸歯状波を出力している。
図2は、第1の実施例の各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。
次に、図1の回路動作を、図2のタイミングチャートを参照しながら説明する。ただし、鋸歯状波生成回路10以外の回路構成は、図5の回路と同じなので、主に鋸歯状波生成回路10の説明を行う。
PWM制御に用いる第1鋸歯状波は、コンデンサCaの充放電時の電圧Aにより得ている。図2の最上段のグラフが第1鋸歯状波の電圧波形(電圧A)である。
図2の区間1で、今、RSフリップフロップ回路13の出力Q(電圧C)がローレベルとする。すると、定電流インバータ14の出力はハイレベルになろうとするが、出力にコンデンサCaが接続されているため、定電流インバータ14の出力電流によってコンデンサCaを充電することによって出力電圧(電圧A)を上昇する。
また、RSフリップフロップ回路13の出力Qがローレベルのときはインバータ15の出力(電圧D)はハイレベルであるから、定電流インバータ16の出力(電圧B)はローレベルである。
定電流インバータ14と16は図1の回路図でも示してあるように、電源Vddから出力に電流を出力する場合は定電流となるが、出力側から接地電位GNDに向かって電流を吸い込む場合は定電流でなく、大電流で吸い込むことができる。このため、コンデンサCbの電圧はほぼ0Vとなっている。
コンデンサCaの電圧Aが上昇して、図2のa点で、基準電圧VHに達すると、コンパレータ11が反転しハイレベルを出力する。するとRSフリップフロップ回路13がセットされるので、出力Q(電圧C)がハイレベルとなる。
すると、定電流インバータ14の出力(電圧A)はローレベルとなる。前記したように定電流インバータ14がローレベルの場合は大電流で電流を吸い込むことができるので、コンデンサCaの電圧Aは急速に低下する。このため、コンパレータ11の出力は一瞬ハイレベルになって直ぐにローレベルに戻ってしまう。
RSフリップフロップ回路13がセットされるとインバータ15を介して定電流インバータ16の出力はハイレベルに反転するので、コンデンサCbを定電流で充電しながら電圧Bを上昇させる。この電圧Bは第2鋸歯状波となる(図2の2段目の電圧波形(電圧B)参照)。
コンデンサCbの電圧Bが上昇して、図2のb点で、基準電圧VHに達すると、コンパレータ12の出力がハイレベルになるので、RSフリップフロップ回路13をリセットする。すると出力Q(電圧C)がローレベルとなるので、再び、定電流インバータ14によりコンデンサCaが充電され電圧Aが上昇する。
また、定電流インバータ16はローレベルになるので、コンデンサCbの電荷を急速に放電して電圧Bを0Vにする。
上記を繰り返すことで第1、第2鋸歯状波が継続的に生成される。
第1鋸歯状波(電圧A)はPWMコンパレータ21の反転入力に接続されている。PWMコンパレータ21の非反転入力には誤差増幅回路24の出力が接続されている。誤差増幅回路24の出力は図2ではAMP出力として表示している。なお、誤差増幅回路24の出力と接地電位GND間に接続されている抵抗R3とコンデンサC2の直列回路は位相補償用である。
図2の区間1および区間2に示すように、第1鋸歯状波(電圧A)が誤差増幅回路24の出力(AMP出力)より低い期間は、PWMコンパレータ21の出力はハイレベルとなり、スイッチングトランジスタM1をオンに制御する。逆に、第1鋸歯状波(電圧A)が誤差増幅回路24の出力(AMP出力)より高い期間は、PWMコンパレータ21の出力はローレベルとなり、スイッチングトランジスタM1をオフに制御する。
しかし、図2の区間3に示すように、誤差増幅回路24の出力(AMP出力)が上昇して第1鋸歯状波(電圧A)と交わらない区間では、PWMコンパレータ21の出力はハイレベルのままとなってしまうが、このような場合でも、第2鋸歯状波がランプ電圧を出力して期間は、インバータ15の出力(電圧D)はローレベルとなっているので、この信号によりナンド回路22の出力はハイレベルとなり、スイッチングトランジスタM1をオフに制御することができる。
すなわち、第2鋸歯状波がランプ電圧を出力している期間により、最大オン・デューティ比を制限できる。
第2鋸歯状波がランプ電圧を出力している期間を、第1鋸歯状波がランプ電圧を出力している期間の10%程度としておけば、最大オン・デューティ比を90%程度に設定することができる。
本実施例では、PWM制御を行う第1鋸歯状波と、スイッチングトランジスタM1をオフする時間を生成する第2鋸歯状波を交互に生成するようにしたので、簡単な回路構成で確実に最大デューティ比の制御ができ、動作周波数が高くなっても最大オン・デューティ比の変動の少ない制御が可能である。
図3は、本発明の第2の実施例を示す電流モード制御のDC−DCコンバータの回路図である。
同図に示すように、本実施例に係る電流モード制御のDC−DCコンバータは、図1の電圧モードと同様、鋸歯状波生成回路10、PWMコンパレータ21、ナンド回路22、インバータ23、誤差増幅回路24、基準電圧Vref、インダクタL1、スイッチングトランジスタM1、ダイオードD1、コンデンサC1とC2、抵抗R1〜R3の他に、電流モード制御のために、スロープ補償回路25、単安定マルチバイブレータ回路26、RSフリップフロップ回路27、加算回路28、インバータ29、抵抗R4で構成されている。
鋸歯状波生成回路10の構成および動作は、図1の回路と全く同じである。
RSフリップフロップ13の出力Q(電圧C)はスロープ補償回路25、単安定マルチバイブレータ回路26およびインバータ29の入力に接続されている。
抵抗R4は、スイッチングトランジスタM1のソースと接地電位間に接続され、スイッチングトランジスタM1がオンしているときにインダクタL1に流れる電流を検出している。抵抗R4の電圧降下は、スロープ補償回路25の出力と加算回路28で加算されて、PWMコンパレータ21の非反転入力に印加されている。
PWMコンパレータ21の反転入力には誤差増幅回路24の出力(AMP出力)が印加され、PWMコンパレータ21の出力(電圧G)はRSフリップフロップ27のリセット入力Rに接続されている。
RSフリップフロップ27のセット入力Sには単安定マルチバイブレータ回路26の出力が入力されている。また、RSフリップフロップ27の出力Q(FF2Q)はナンド回路22の一方の入力に接続され、ナンド回路22の他方の入力にはインバータ29を介してRSフリップフロップ13の出力Q(電圧C)が接続されている。ナンド回路22の出力はインバータ23を介してスイッチングトランジスタM1のゲートに接続されている。
図4は、第2の実施例の各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。図3の回路動作を、図4のタイミングチャートを参照しながら説明を行う。ただし、鋸歯状波生成回路10の説明は第1実施例において既に行っているので、ここでは主に電流モード制御の動作について説明を行う。
図4の区間1に示すように、RSフリップフロップ13の出力Q(電圧C)がローレベルの期間とき、ナンド回路22の他方の入力はハイレベルになっている。このときRSフリップフロップ27の出力Q(FF2Q)がハイレベルだとスイッチングトランジスタM1はオンとなる。
スイッチングトランジスタM1がオンになると、インダクタL1の電流が徐々に増加するので、抵抗R4の電圧降下も徐々に増加する。この電圧とスロープ補償回路25の出力が加算回路28で加算され、加算回路28の出力電圧Fも図4に示すように徐々に増加する電圧波形となる。
電圧Fが誤差増幅回路24の出力(AMP出力)電圧まで上昇すると、図4のc点で、PWMコンパレータの出力電圧Gがハイレベルとなり、RSフリップフロップ27をリセットするので、出力Q(FF2Q)はローレベルになり、ナンド回路22とインバータ23を介してスイッチングトランジスタM1をオフにする。すると、抵抗R4には電流が流れなくなるので、加算回路28の出力電圧Eは0Vまで低下する。すると、PWMコンパレータの出力電圧Gはローレベルに戻る。
しかし、図4の区間3に示すように、加算回路28の出力電圧Fが上昇しても誤差増幅回路24の出力(AMP出力)と交わらない区間では、RSフリップフロップ27の出力Q(FF2Q)はハイレベルのままとなってしまうが、このような場合でも、第2鋸歯状波がランプ電圧を出力しているときは、インバータ29の出力(電圧D)はローレベルとなっているので、この信号によりナンド回路22の出力はハイレベルとなり、スイッチングトランジスタM1をオフに制御することができる。
すなわち、第2鋸歯状波がランプ電圧を出力している期間によって最大オン・デューティを制限できる。
以上のように、本発明に係る最大デューティ制御回路は、電圧モード制御のDC−DCコンバータ(第1の実施例)でも、電流モード制御のDC−DCコンバータ(第2の実施例)においても最大オン・デューティ制御が可能である。
本発明における最大デューティ制御回路やそれを用いたDC−DCコンバータは、簡単な回路構成で確実に最大デューティ比を制御できるので、モバイルコンピュータ、携帯電話、ビデオカメラ、デジタルカメラなどの小型の電子機器に組み込む電源として特に有用である。
本発明の第1の実施例を示す電圧モード制御DC−DCコンバータの回路図である。 第1の実施例の各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。 本発明の第2の実施例を示す電流モード制御DC−DCコンバータの回路図である。 第2の実施例の各部の電圧波形を示すタイミングチャートである。 従来技術を説明するためのDC−DCコンバータの回路図である。
符号の説明
10:鋸歯状波生成回路
11,12:コンパレータ
13,27:RSフリップフロップ
14,16:定電流インバータ
21:PWMコンパレータ
22:ナンド回路
24:誤差増幅回路
Vref,VH:基準電圧
M1:スイッチングトランジスタ
Ca,Cb:コンデンサ

Claims (6)

  1. スイッチング素子のオンオフを制御するためのPWM制御されたパルスの最大デューティを制御するための最大デューティ制御回路であって、
    第1鋸歯状波と第2鋸歯状波を交互に生成する鋸歯状波生成回路を備え、
    前記第1鋸歯状波を用いて前記PWM制御を行い、
    前記第2鋸歯状波を生成中は前記スイッチング素子をオフするようにしたことを特徴とする最大デューティ制御回路。
  2. 請求項1に記載の最大デューティ制御回路において、
    前記鋸歯状波生成回路は、
    前記第1鋸歯状波が所定の電圧まで到達したことを検出する第1コンパレータと、
    前記第2鋸歯状波が所定の電圧まで到達したことを検出する第2コンパレータと、
    前記第1コンパレータの出力よりセットされ、前記第2コンパレータの出力よりリセットされるR−Sフリップフロップ回路を備え、
    該R−Sフリップフロップ回路がリセットされたときに前記第1鋸歯状波を生成し、
    該R−Sフリップフロップ回路がセットされたときに前記第2鋸歯状波を生成するようにしたことを特徴とする最大デューティ制御回路。
  3. 請求項1または2に記載の最大デューティ制御回路において、
    前記第1鋸歯状波の時間より、前記第2鋸歯状波の時間を短くしたことを特徴とする最大デューティ制御回路。
  4. 請求項1から3のいずれかに記載の最大デューティ制御回路を、電圧モード制御DC−DCコンバータのスイッチング素子のオンオフを制御するためのパルス生成に用いたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  5. 請求項1から3のいずれかに記載の最大デューティ制御回路を、電流モード制御DC−DCコンバータのスイッチング素子のオンオフを制御するためのパルス生成に用いたことを特徴とするDC−DCコンバータ。
  6. 請求項4または5に記載のDC−DCコンバータを組み込んだことを特徴とする電子機器。
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