JP2007288156A - アモルファス酸化物膜をゲート絶縁層に用いた電界効果型トランジスタ - Google Patents

アモルファス酸化物膜をゲート絶縁層に用いた電界効果型トランジスタ Download PDF

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Abstract

【課題】チャネル層に酸化物を用いた電界効果型トランジスタではゲート絶縁層とチャネル層の間に良好な界面を作製することが難しい。
【解決手段】基板10上に、チャネル層11と、ソース電極13と、ドレイン電極14と、ゲート絶縁層12と、ゲート電極15とが形成され、チャネル層がアモルファス酸化物からなり、ゲート絶縁層が、Yを含有するアモルファス酸化物からなる。Yを含有するアモルファス酸化物としては例えば、結晶化する条件で形成するとペロフスカイト構造となる組成を有する、Yと、MnまたはTiとを含む酸化物を用いることができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、アモルファス酸化物膜をゲート絶縁層とした電界効果型トランジスタ及び表示装置に関する。
電界効果型トランジスタ(Field Effect Transistor, FET)は、ゲート電極、ソース電極、及び、ドレイン電極を備えた3端子素子である。またゲート電極に電圧を印加して、チャネル層に流れる電流を制御し、ソース電極とドレイン電極間の電流をスイッチングする機能を有する電子アクティブ素子である。特に、チャネル層として、セラミックス、ガラス、又はプラスチックなどの絶縁基板上に成膜した薄膜を用いるFETは、TFT(Thin Film Transistor)と呼ばれている。
上記TFTは、薄膜技術を用いているために、大面積を有する基板上への形成が容易であるという利点があり、液晶表示素子などのフラットパネル表示素子の駆動素子として広く使われている。すなわち、アクティブ液晶表示素子(ALCD)では、ガラス基板上に作成したTFTを用いて、個々の画像ピクセルのオン・オフのスイッチング素子として用いられている。また、将来の高性能有機LEDディスプレイ(OLED)では、TFTによるピクセルの電流駆動が有効であると考えられている。さらに、画像全体を駆動・制御する機能を有するTFT回路を、画像表示領域周辺の基板上に形成した、より高性能の液晶表示デバイスが実現している。
TFTとして、現在、最も広く使われているのは多結晶シリコン膜又はアモルファスシリコン膜をチャネル層材料としたMetal-Insulator-Semiconductor Field Effect Transistor (MIS−FET)素子である。ピクセル駆動用には、アモルファスシリコンTFTが、画像全体の駆動・制御には、高性能な多結晶シリコンTFTが実用化されている。
しかしながら、アモルファスシリコンTFT、ポリシリコンTFTは、デバイス作成に高温プロセスが求められ、プラスチック板やフィルムなどの基板上に作成することが困難である。
一方、近年、ポリマー板やフィルムなどの基板上に、TFTを形成し、LCDやOLEDの駆動回路として用いることで、フレキシブル・ディスプレイを実現しようとする開発が活発に行われている。プラスチックフィルム上などに成膜可能な材料として、低温で成膜でき、かつ電気伝導性を示す有機半導体膜が注目されている。
例えば、有機半導体膜としては、ペンタセンなどの研究開発が進められている。これらの有機半導体はいずれも芳香環を有し、結晶化した際の芳香環の積層方向で大きなキャリア移動度が得られる。例えば、ペンタセンを活性層として用いた場合、キャリア移動度は約0.5 cm2(Vs)-1程度であり、アモルファスSi-MOSFETと同等であることが報告されている。
しかし、ペンタセンなどの有機半導体は、熱的安定性が低く(<150℃)、かつ毒性(発癌性)もあるとされており、実用的なデバイスは実現していない。
また、最近では、TFTのチャネル層に適用し得る材料として、酸化物材料が注目されてきている。
たとえば、ZnOを主成分として用いた透明伝導性酸化物多結晶薄膜をチャネル層に用いたTFTの開発が活発に行われている。上記薄膜は、比較的に低温で成膜でき、プラスチック板やフィルムなどの基板上に薄膜を形成することが可能である。しかし、ZnOを主成分とする化合物は室温で安定なアモルファス相を形成することができず、多結晶相になるために、多結晶粒子界面の散乱により、電子移動度を大きくすることができない。また多結晶粒子の形状や相互接続が成膜方法により大きく異なるため、TFT素子の特性がばらついてしまう。
最近では、In-Ga-Zn-O系のアモルファス酸化物を用いた薄膜トランジスタが報告されている(非特許文献1)。このトランジスタは、室温でプラスチックやガラス基板への作成が可能である。さらには、電界効果移動度が6−9程度でノーマリーオフ型のトランジスタ特性が得られている。また、可視光に対して透明であるという特徴を有している。
K.Nomura et. al, Nature 432, 488 (2004)
従来、電界効果型トランジスタのゲート絶縁層としては、SiOやSiNxなどを用いることが一般的である。チャネル層に酸化物を適用したトランジスタにおいても、これらのゲート絶縁層を用いた検討が成されている。一方で、YやHfOなどの高誘電率のゲート絶縁層を用いることで、大きなオン電流を有した薄膜トランジスタを実現しようとする試みが行われている。
しかし、YやHfOは低温で成長させても結晶化するため粒塊ができてしまい、ゲート絶縁層とチャネル層との間に良好な界面を作製することが難しい。そのため、これらのゲート絶縁層では、良好なトランジスタ特性と動作安定性を併せ両立することが難しかった。ここで良好なトランジスタ特性とは、大きなオン電流と小さなオフ電流が得られることが挙げられる。電界効果移動度が大きいことやノーマリーオフであることも挙げられる。動作安定性とは、ヒステリシスが小さいことや、経過時間に対する安定性、駆動履歴に対する安定性、環境変化に対する安定性などが挙げられる。
本発明者らが、チャネル層にアモルファスIn-Ga-Zn-O系の酸化物を用いた薄膜トランジスタを検討したところ、どのような組成や製造条件で作製するかにもよるが、TFTのトランジスタ特性(Id−Vg特性)にヒステリシスを生じる場合があった。
ヒステリシスの発生は、例えばディスプレイの画素回路などに用いる場合に、駆動対象となる有機LEDや液晶などの動作にばらつきを生み、最終的にディスプレイに画像品位を落とすことにつながる。
そこで、本発明の目的は、良好なトランジスタ特性と動作安定性を併せ持つ電界効果型トランジスタを実現することにある。
本発明の電界効果型トランジスタは、基板上に、チャネル層と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート絶縁層と、ゲート電極とが形成され、前記チャネル層がアモルファス酸化物からなり、前記ゲート絶縁層が、Yを含有するアモルファス酸化物からなることを特徴とするものである。
本発明によれば、アモルファス酸化物のチャネル層とアモルファス酸化物のゲート絶縁層からなる電界効果型トランジスタであるため、チャネル層と絶縁層の界面が良好である。さらにアモルファス酸化物では、平坦な薄膜が作製でき、結晶粒界でのチャージトラップがないために、ヒステリシスが小さく安定した特性を得ることができる。
本実施形態において、アモルファス酸化物からなるチャネル層を有した電界効果型トランジスタにおいて、ゲート絶縁層としてYを含有するアモルファス酸化物を用いる。Yを含有するアモルファス酸化物は結晶化する条件で形成するとペロフスカイト構造となる組成を含有するアモルファス酸化物を用いることが望ましく、具体的にはY−Mn−OやY−Ti−Oを用いることが望ましい。これらは低温で成膜するとアモルファスであるが、高温で成膜すると結晶化しペロフスカイト構造になる。
また、チャネル層はInとGaとZnのうち少なくともいずれか1つを含有するアモルファス酸化物からなることが望ましい。
図1(a)、(b)は本発明の一実施形態に係わる電界効果型トランジスタの構成例を示す断面図である。図1(a)はトップゲート構造の例、図1(b)はボトムゲート構造の例を示す。
図1(a)、(b)において、10は基板、11はチャネル層、12はゲート絶縁層、13はソース電極、14はドレイン電極、15はゲート電極である。
電界効果型トランジスタは、ゲート電極15、ソース電極13、及び、ドレイン電極14を備えた3端子素子である。そして、ゲート電極に電圧Vgを印加して、チャネル層に流れる電流Idを制御し、ソース電極とドレイン電極間の電流Idをスイッチングする機能を有する電子アクティブ素子である。
図1(a)に示す構成は、半導体チャネル層11の上にゲート絶縁層12とゲート電極15とを順に形成するトップゲート構造である。また、図1(b)に示す構成は、ゲート電極15の上にゲート絶縁層12と半導体チャネル層11を順に形成するボトムゲート構造である。電極とチャネル層−絶縁層界面の配置関係から、図1(a)はスタガ構造、図1(b)は逆スタガ構造と呼ばれる。
本実施形態において、TFTの構成はこれに限定されるものでなく、任意のトップ/ボトムゲート構造、スタガ/逆スタガ構造を用いることができる。
(ゲート絶縁層)
本実施形態のYを含有するアモルファス酸化物からなるゲート絶縁層12の構成成分はY−Mn−OやY−Ti−Oなどがあげられる。これらは、低温成膜するとアモルファスであるが、結晶化することによりペロフスカイト構造になる。
アモルファス酸化物からなるゲート絶縁膜の成膜法としては、スパッタ法(SP法)、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、及び電子ビーム蒸着法、原子層蒸着法(Atomic layer deposition法)などの気相法を用いるのがよい。しかし、成膜法はこれらの方法に限られるのものではない。
ゲート絶縁層として、結晶化する条件で形成するとペロフスカイト構造となる組成を有するYと、MnまたはTiを含有するアモルファス酸化物を適用することで、比較的高い誘電率を実現できる。たとえば、アモルファスYMnOの薄膜においては、誘電率が10前後である。そのため、オン電流の大きなトランジスタを実現することができる。
また、アモルファス酸化物のチャネル層とアモルファス酸化物のゲート絶縁層からなる電界効果型トランジスタでは、良好なトランジスタ特性と動作安定性を併せ持つ電界効果型トランジスタを得ることができる。
(チャネル層)
本実施形態のアモルファス酸化物からなるチャネル層11の構成成分はInとGaとZnのうち少なくともいずれか1つを含有する酸化物である。
アモルファス酸化物の成膜法としては、スパッタ法(SP法)、パルスレーザー蒸着法(PLD法)、及び電子ビーム蒸着法などの気相法を用いるのがよい。しかし、成膜法はこれらの方法に限られるのものではない。
ゲート電極に電圧を印加すると、上記アモルファス酸化物チャネル層に、電子を注入できるので、ソース・ドレイン電極間に電流が流れ、両電極間がオン状態になる。本実施形態によるアモルファス酸化膜は、電子キャリア濃度が増加すると、電子移動度が大きくなるので、トランジスタがオン状態での電流を、より大きくすることができる。すなわち、飽和電流及びオン・オフ比をより大きくすることができる。
通常、酸化物の電気伝導度電子やキャリア濃度を制御するためには、成膜時の酸素分圧を制御することで行う。すなわち、酸素分圧を制御することで、主として薄膜中の酸素欠損量を制御し、これにより電子キャリア濃度を制御する。
図2は、In−Ga−Zn−O系酸化物薄膜をスパッタ法で成膜した際の、キャリア濃度の酸素分圧依存性の一例を示す図である。実際に、酸素分圧を高度に制御することで、電子キャリア濃度が1014〜1018/cmで半絶縁性を有したアモルファス酸化膜の半絶縁性膜を得ることができ、このような薄膜をチャネル層に適用することで良好なTFTを作成することができる。図2に示すように典型的には0.005Pa程度の酸素分圧で成膜することで、半絶縁性の薄膜を得ることができる。0.001Pa以下では電気伝導度が高すぎ、一方で0.01Pa以上では絶縁となり、トランジスタのチャネル層としては好ましくない。
なお本実施形態において、アモルファス酸化物のチャネル層とアモルファス酸化物のゲート絶縁層からなる電界効果型トランジスタとすることで、チャネル層と絶縁層の界面が良好となる。さらにアモルファス酸化物では、平坦な薄膜が作製できること、結晶粒界でのチャージトラップがないために、ヒステリシスが小さく安定した特性を得ることができる。
(電極)
ソース電極13、ドレイン電極14、ゲート電極15の材料は、Au、Pt、Al、Niなどの金属膜やIn−Sn−O(一般的にITOと呼ばれる)やRuOなどの酸化物を用いることができる。
(基板)
基板10としては、ガラス基板、プラスチック基板、プラスチックフィルムなどを用いることができる。
上述のチャネル層、ゲート絶縁層は可視光に対して透明であるので、上述の電極及び基板の材料として透明な材料を用いれば、透明な電界効果型トランジスタとすることができる。
上記電界効果型トランジスタの出力端子であるドレインに、有機又は無機のエレクトロルミネッセンス(EL)素子、液晶素子等の表示素子の電極に接続することで表示装置を構成することができる。以下に表示装置の断面図を用いて具体的な表示装置構成の例を説明する。
たとえば図8に示すように、基体111上に、非晶質酸化物半導体膜112と、ソース電極113と、ドレイン電極114と、ゲート絶縁膜115と、ゲート電極116とから構成されるTFTを形成する。そして、ドレイン電極114に、層間絶縁膜117を介して電極118が接続されており、電極118は発光層119と接し、さらに発光層119が電極120と接している。かかる構成により、発光層119に注入する電流を、ソース電極113からドレイン電極114に非晶質酸化物半導体膜112に形成されるチャネルを介して流れる電流値によって制御することが可能となる。したがってこれをTFTのゲート116の電圧によって制御することができる。ここで、電極118、発光層119、電極120は無機もしくは有機のエレクトロルミネッセンス素子を構成する。
あるいは、図9に示すように、ドレイン電極114が延長されて電極118を兼ねており、これを高抵抗膜121、122に挟まれた液晶セルや電気泳動型粒子セル123へ電圧を印加する電極118とする構成を取ることができる。液晶セルや電気泳動型粒子セル123、高抵抗層121及び122、電極118、電極120は表示素子を構成する。これら表示素子に印加する電圧を、ソース電極113からドレイン電極114に非晶質酸化物半導体膜112に形成されるチャネルを介して流れる電流値によって制御することが可能となる。したがってこれをTFTのゲート電極116の電圧によって制御することができる。ここで表示素子の表示媒体が流体と粒子を絶縁性被膜中に封止したカプセルであるなら、高抵抗膜121、122は不要である。
上述の2例においてTFTとしては、トップゲートのコプレナー型の構成で代表させたが、本実施形態は必ずしも本構成に限定されるものではない。例えば、スタガ型等他の構成も可能である。
また、上述の2例においては、表示素子を駆動する一対の電極が、基体と平行に設けられた例を図示したが、本実施形態は必ずしも本構成に限定されるものではない。例えば、いずれかの電極もしくは両電極が基体と垂直に設けられていてもよい。
さらに、上述の2例においては、表示素子に接続されるTFTをひとつだけ図示したが、本実施形態は必ずしも本構成に限定されるものではない。例えば、図中に示したTFTがさらに本実施形態による別のTFTに接続されていてもよく、図中のTFTはそれらTFTによる回路の最終段であればよい。
ここで、表示素子を駆動する一対の電極が、基体と平行に設けられた場合、表示素子がEL素子もしくは反射型液晶素子等の反射型表示素子ならば、いずれかの電極が発光波長もしくは反射光の波長に対して透明である必要がある。あるいは透過型液晶素子等の透過型表示素子ならば、両電極とも透過光に対して透明である必要がある。
さらに本実施形態のTFTでは、全ての構成体を透明にすることも可能であり、これにより、透明な表示素子を形成することもできる。また、軽量で可撓性を有する透明な樹脂製プラスチック基板など低耐熱性基体の上にも、かかる表示素子を設けることができる。
次に、EL素子(ここでは有機EL素子)と薄膜トランジスタを含む画素を二次元状に複数配置した表示装置について図10を用いて説明する。
図10において、181は有機EL層184を駆動するトランジスタであり、182は画素を選択するトランジスタである。また、コンデンサ183は選択された状態を保持するためのものであり、共通電極線187とトランジスタ182のソース部分との間に電荷を蓄え、トランジスタ181のゲートの信号を保持している。画素選択は走査電極線185と信号電極線186により決定される。
より具体的に説明すると、画像信号がドライバ回路(不図示)から走査電極185を通してゲート電極へパルス信号で印加される。それと同時に、別のドライバ回路(不図示)から信号電極186を通してやはりパルス信号でトランジスタ182へと印加されて画素が選択される。そのときトランジスタ182がONとなり信号電極線186とトランジスタ182のソースの間にあるコンデンサ183に電荷が蓄積される。これによりトランジスタ181のゲート電圧が所望の電圧に保持されトランジスタ181はONになる。この状態は次の信号を受け取るまで保持される。トランジスタ181がONである状態の間、有機EL層184には電圧、電流が供給され続け発光が維持されることになる。
この図10の例では1画素にトランジスタ2個、コンデンサー1個の構成であるが、性能を向上させるために更に多くのトランジスタ等を組み込んでも構わない。本質的なのはトランジスタ部分に本実施形態の低温で形成でき透明のTFTであるIn-Ga-Zn-O系のTFTを用いることにより、有効なEL素子が得られる。
以下、本発明の実施例について図面を用いて説明する。
本実施例は、図1(a)に示すトップゲート型TFT素子を作製した例であり、In−Ga−Zn−O系のアモルファス酸化物からなるチャネル層と、アモルファスYMnOからなるゲート絶縁層とを有してなる。
まず、ガラス基板10(コーニング社製1737)上にチャネル層11としてアモルファス酸化物膜を形成する。
本実施例では、アルゴンガスと酸素ガスの混合雰囲気中で高周波スパッタ法により、In−Ga−Zn−O系アモルファス酸化物膜を形成する。In:Ga:Zn=1:0.9:0.6とする。
成膜は図3に示すようなスパッタ成膜装置を用いている。図3において、31は試料(基板)、32はターゲット、33は真空ポンプ、34は真空計、35は基板保持手段、36はそれぞれのガス導入系に対して設けられたガス流量制御手段、37は圧力制御手段、38は成膜室である。ガス導入系としては、アルゴン、酸素、アルゴンと酸素の混合ガス(Ar:O=95:5)の3系統を有している。そして、それぞれのガス流量を独立に制御可能とするガス流量制御手段36と、排気速度を制御するための圧力制御手段37により、成膜室内に所定のガス雰囲気を得ることができる。
本実施例では、ターゲット(材料源)としては、3インチサイズの多結晶焼結体を用い、投入RFパワーは200Wとしている。成膜時の雰囲気は、全圧0.5Paであり、その際ガス流量比としてAr:O=97:3である。成膜レートは14nm/minで、膜厚は50nmとした。また、基板温度は25℃である。
得られた膜に関し、X線回折測定(薄膜法、入射角 0.5度)を行ったところ、明瞭な回折ピークは検出されず、作製したIn−Zn−Ga−O系膜はアモルファス膜であることがわかる。
次に、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法により、ドレイン電極14及びソース電極13をパターニング形成した。それぞれ電極材質はAuであり、厚さは40nmである。
次に、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法により、ゲート絶縁層12をパターニング形成した。ゲート絶縁層12は、YMnO膜をPLD法により成膜した。
成膜には、図4に示すようなPLD成膜装置を用いている。図4において、41は試料、42はターゲット、43は真空ポンプ、44は真空計、45は基板保持手段、46はガス導入系に対して設けられたガス流量制御手段、47は圧力制御手段、48は成膜室、49はレーザーである。ガスは酸素を導入できる。ガス流量制御手段46と排気速度を制御するための圧力制御手段47により、成膜室内に所定のガス雰囲気を得ることができる。レーザー49はKrFエキシマレーザーであり、パルス幅は20nsecである。
本実施例では、ターゲット(材料源)としては、10mmφのペロフスカイト構造の多結晶YMnO焼結体を用い、投入レーザーパワーは50mJ、周波数は10Hzとしている。成膜時は酸素雰囲気中で、全圧は0.1Paである。成膜レートは2nm/minで、膜厚は150nmとした。また、基板温度は25℃である。厚みは150nmである成膜されたYMnO膜の比誘電率を測定すると約9であった。図5は上記の条件でPtの上に成膜したYMnOのX線回折の結果である。これより作成した膜はアモルファスであることがわかる。図5において、 2theta=40°と46°に見えるピークは下地のPtのピークである。
また、YMnOは基板の温度が500℃まではアモルファスであることが確認されている。
さらに、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法により、ゲート電極15を形成した。チャネル長は、50μmで、チャネル幅は、200μmである。電極材質はAuであり、厚さは30nmである。
図6に、室温下で測定したTFT素子の電流(Id)−電圧(Vg)特性の一例を示す。図6において、1E−4、1E−12(A;アンペア)は10−4、10−12(A;アンペア)を示す。
トランジスタのオン・オフ比は、約108であった。また、電界効果移動度は約7cm2(Vs)-1であった。
さらに、本実施例で作製した素子を用いてヒステリシスの測定を行った。
図7はその結果である。初めにゲート電圧を−5Vから10Vまで上げてその時のドレイン電流を測定し(swp up;実線)、続けてゲート電圧を10Vから−5Vまで下げてその時のドレイン電流を測定した(swp down点線)。測定の結果、ヒステリシスは0.1V以下であった。図7において、1E−4、1E−12(A;アンペア)は10−4、10−12(A;アンペア)を示す。
本実施例は、図1(b)に示すボトムゲート型TFT素子を作製した例であり、In−Ga−Zn−O系のアモルファス酸化物からなるチャネル層と基板温度300℃で成膜したアモルファスYMnOからなるゲート絶縁層を有してなる。
まず、ガラス基板上10(コーニング社製1737)に、厚さ50nmのAuからなるゲート電極15を形成する。パターニングには、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法を用いている。
次に、ゲート絶縁層12としてYMnO膜をPLD法により、基板温度を300℃に設定し、厚さ150nm形成する。本実施例では、ゲート絶縁層成膜方法は基板温度が異なる点を除き実施例1に準じている。パターニングには、フォトリソグラフィー法とドライエッチング法を用いている。
次に、In−Ga−Zn−Oの酸化物からなるチャネル層をアルゴンガスと酸素ガスの混合雰囲気中、基板温度は室温で高周波スパッタ法により50nm成膜する。In:Ga:Zn=1:0.9:0.6である。本実施例では、チャネル層の成膜方法は実施例1に準じている。
最後にフォトリソグラフィー法とリフトオフ法により、Auからなる厚さ200nmのソース電極13とドレイン電極14を形成する。
本実施例のTFTは、トランジスタのオン・オフ比は、約10であり、電界効果移動度は約6cm2(Vs)-1である。
本実施例は、プラスチック基板上に、図1(a)に示すトップゲート型TFT素子を作製した例である。
基板として、ポリエチレン・テレフタレート(PET)フィルムを用いている。
まず、In−Ga−Zn−Oの酸化物からなるチャネル層11をアルゴンガスと酸素ガスの混合雰囲気中、基板温度は室温で高周波スパッタ法により50nm成膜する。In:Ga:Zn=1:0.9:0.6である。本実施例では、チャネル層成膜方法は実施例1に準じている。パターニングには、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法を用いる。
次にソース電極13、ドレイン電極14はITOを40nm形成する。
パターニングには、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法を用いる。
ゲート絶縁層12としてYMnO膜をPLD法により、基板温度は室温で、厚さ150nm形成する。本実施例では、ゲート絶縁層成膜方法は実施例1に準じている。
パターニングには、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法を用いる。
ゲート電極15はITOを200nm形成する。
パターニングには、フォトリソグラフィー法とリフトオフ法を用いる。
PETフィルム上に形成したTFTの室温下で測定した。トランジスタのオン・オフ比は、10超である。また、電界効果移動度を算出したところ、約2cm2(Vs)-1の電界効果移動度である。
本実施例では図9のTFTを用いた表示装置について説明する。TFTの製造工程は実施例1と同様である。上記TFTにおいて、ドレイン電極114をなすITO膜の島の短辺を100μmまで延長し、延長された90μmの部分118を残し、ソース電極113およびゲート電極116への配線を確保した上で、TFTを絶縁層117で被覆する。この上にポリイミド膜121を塗布し、ラビング工程を施す。一方で、同じくプラスチック基板上にITO膜120とポリイミド膜122を形成し、ラビング工程を施したものを用意し、上記TFTを形成した基板と5μmの空隙を空けて対向させ、ここにネマチック液晶123を注入する。さらにこの構造体の両側に一対の偏光板を設ける。ここで、TFTのソース電極113に電圧を印加し、ゲート電極116の印加電圧を変化させると、ドレイン電極114から延長されたITO膜の島の一部である30μm×90μmの領域118のみ、光透過率が変化する。またその透過率は、TFTがオン状態となるゲート電圧の下ではソース−ドレイン間電圧を変化させることによっても連続的に変化させることができる。かようにして、図9に対応した、液晶セルを表示素子とする表示装置を作成する。
本実施例において、TFTを形成する基板111として白色のプラスチック基板を用い、TFTの各電極を金に置き換え、ポリイミド膜と偏光板を廃する構成とする。そして、白色と透明のプラスチック基板の空隙に粒子と流体を絶縁性皮膜にて被覆したカプセルを充填させる構成とする。この構成の表示装置の場合、本TFTによって延長されたドレイン電極と上部のITO膜間の電圧が制御され、よってカプセル内の粒子が上下に移動する。それによって、透明基板側から見た延長されたドレイン電極領域の反射率を制御することで表示を行うことができる。
また、本実施例において、TFTを複数隣接して形成して、たとえば、通常の4トランジスタ、1キャパシタ構成の電流制御回路を構成し、その最終段トランジスタのひとつを図8のTFTとして、EL素子を駆動することもできる。たとえば、上述のITO膜をドレイン電極とするTFTを用いる。そして、ドレイン電極から延長されたITO膜の島の一部である30μm×90μmの領域に電荷注入層と発光層からなる有機エレクトロルミネッセンス素子を形成する。こうして、EL素子を用いる表示装置を形成することができる。
実施例4の表示素子とTFTとを二次元に配列させる。たとえば、実施例4の液晶セルやEL素子等の表示素子と、TFTとを含めて約30μm×115μmの面積を占める画素を、短辺方向に40μmピッチ、長辺方向に120μmピッチでそれぞれ7425×1790個方形配列する。そして、長辺方向に配列された7425個のTFTの各ゲート電極と接続されるゲート配線を短辺方向に1790本設ける。また、短辺方向に配列された1790個のTFTの各ソース電極と接続される信号配線を長辺方向に7425本設ける。各信号配線は、1790個のTFTのソース電極が非晶質酸化物半導体膜の島から5μmはみ出した部分と接続される。
そして、1790本のゲート配線と7425本の信号配線を、それぞれゲートドライバ回路、ソースドライバ回路に接続する。さらに液晶表示素子の場合、液晶表示素子と同サイズで位置を合わせRGBが長辺方向に反復するカラーフィルタを表面に設ければ、約211 ppiでA4サイズのアクティブマトリクス型カラー画像表示装置を構成することができる。
また、EL素子においても、ひとつのEL素子に含まれる2個のTFTのうち第一TFTのゲート電極をゲート配線に配線し、第二TFTのソース電極を信号配線に配線し、さらに、EL素子の発光波長を長辺方向にRGBで反復させる。こうすることで、同じ解像度の発光型カラー画像表示装置を構成することができる。
ここで、アクティブマトリクスを駆動するドライバ回路は、画素のTFTと同じ本発明のTFTを用いて構成しても良いし、既存のICチップを用いても良い。
本発明の電界効果トランジスタは、低温で薄膜形成を行うことが可能で、かつアモルファス状態であるため、PETフィルムをはじめとするフレキシブル素材上に形成することができる。すなわち、本発明の電界効果トランジスタは、湾曲させた状態でのスイッチングが可能なうえ、波長400nm以上の可視光・赤外光に対して透明である。そのため、本発明のアモルファス薄膜トランジスタはLCDや有機ELディスプレイのスイッチング素子として応用することができ、フレキシブル・ディスプレイをはじめ、シースルー型のディスプレイ、ICカードやIDタグなどに幅広く応用できる。
本実施形態の電界効果型トランジスタの構成例を示す図である。 In−Ga−Zn−O系アモルファス酸化物膜の電子キャリア濃度と成膜中の酸素分圧の関係を示すグラフである。 スパッタ装置を示すブロック図である。 PLD装置を示すブロック図である。 Ptの上に成膜したYMnOのX線回折を示す図である。 本実施形態の電界効果型トランジスタのTFT特性(Id-Vg特性)を示すグラフである。 本実施形態の電界効果型トランジスタのヒステリシス特性(Id-Vg特性)を示すグラフである。 本発明に係わる表示装置の一例の断面図である。 本発明に係わる表示装置の他の例の断面図である。 有機EL素子と薄膜トランジスタを含む画素を二次元状に配置した表示装置の構成を示す図である。
符号の説明
10 基板
11 チャネル層
12 ゲート絶縁層
13 ソース電極
14 ドレイン電極
15 ゲート電極

Claims (9)

  1. 基板上に、チャネル層と、ソース電極と、ドレイン電極と、ゲート絶縁層と、ゲート電極とが形成され、
    前記チャネル層がアモルファス酸化物からなり、
    前記ゲート絶縁層が、Yを含有するアモルファス酸化物からなることを特徴とする電界効果型トランジスタ。
  2. 前記Yを含有するアモルファス酸化物は、結晶化する条件で形成するとペロフスカイト構造となる組成を有する、Yと、MnまたはTiとを含む酸化物であることを特徴とする請求項1に記載の電界効果型トランジスタ。
  3. 前記チャネル層が、InとGaとZnとのうち少なくともいずれか1つを含有するアモルファス酸化物からなることを特徴とする請求項1または請求項2に記載の電界効果型トランジスタ。
  4. 前記基板、前記ソース電極、前記ドレイン電極、前記ゲート電極が透明な材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタ。
  5. 前記基板が可撓性を有するプラスチックフィルムであり、前記ソース電極、前記ドレイン電極、及び前記ゲート電極が透明な材料からなることを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタ。
  6. 表示素子の電極に、請求項1から5のいずれか1項に記載の電界効果型トランジスタの前記ソース又はドレイン電極が接続されている表示装置。
  7. 前記表示素子がエレクトロルミネッセンス素子である、請求項6に記載の表示装置。
  8. 前記表示素子が液晶セルである、請求項6に記載の表示装置。
  9. 基板上に前記表示素子及び前記電界効果型トランジスタが二次元状に複数配されている請求項6から8のいずれか1項に記載の表示装置。
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