JP2007287038A - チェックアウト装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】車椅子ユーザが車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢を大きく変えることなくセルフチェックアウトのための操作をできるようにする。
【解決手段】ハウジング202の正面に車椅子ユーザが正対した状態で操作可能な位置に配置されている商品コード読取部等のユーザインターフェースの操作位置のうち、車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される仮想車椅子ユーザが操作可能な最も遠い位置を基準位置Ymaxとし、仮想車椅子ユーザが基準位置Ymaxに届かなくならないだけのハウジング前方空間を用意し、また、仮想車椅子ユーザの脚部が干渉しないようにハウジング202の前面下方部分を奥側にオフセットさせた。
【選択図】図3

Description

本発明は、顧客によるセルフチェックアウトを可能にするチェックアウト装置に係り、特に、車椅子ユーザが車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢を大きく変えることなく操作できるようにしたチェックアウト装置に関する。
近年、顧客によるセルフチェックアウトを可能にするチェックアウト装置が開発され、普及し始めている。このようなチェックアウト装置は、例えば特許文献1に記載されている。特許文献1に記載されているチェックアウト装置は、カウンタの中央にスキャナとセルフチェックアウト操作を行うためのコンソールとを配置し、その両側に商品を載置する二つの計量部を配置した構成となっている。
これに対して、特許文献1に記載されているチェックアウト装置は、大きなカウンタに各部が配されて構成されているため、どうしても広い設置スペースを必要とする。これに対して、特許文献2には、支柱にスキャナとチェックアウト操作を行うための操作表示部とを配置し、その両側に位置させて商品を載置する二つの載置部を支柱に支持させ、顧客操作モードにおいてセルフチェックアウト可能なチェックアウト装置が記載されている。特許文献2に記載されたチェックアウト装置であれば、広い設置スペースを必要とせず、各種店舗への導入が容易である。
特開2002−367030公報 特開2003−281624公報 「日本人の人体計測データ 1992−1994版」 社団法人人間生活工学研究センター発行
以上、二つのチェックアウト装置の例を紹介した(特許文献1及び特許文献2)。これらのうち、特許文献1に記載されているチェックアウト装置は、その設置スペースの大きさもさることながら、基本的にはチェックアウトレーンを構成するような使用態様を前提としているため、例えば車椅子に乗った車椅子ユーザの使用が殆ど不可能である。
これに対して、特許文献2に記載されたチェックアウト装置は、チェックアウトレーンに設置される必要がないという意味では、車椅子ユーザに対して門戸を広げ得るものであるといえよう。しかしながら、実際に車椅子ユーザが使用するとなると、そもそもそのような使用態様を考慮していないこともあり、極めて困難を極めることが予想される。
本発明の目的は、車椅子ユーザが車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢を大きく変えることなくセルフチェックアウトのための操作をできるようにすることである。
本発明は、顧客によるセルフチェックアウトを可能にするチェックアウト装置において、ハウジングと、前記ハウジングに設けられ、当該ハウジングの正面に車椅子ユーザが正対した状態で操作可能な位置に配置されている商品コード読取部と表示部と入力部と決済部とを含むユーザインターフェースと、を備え、前記ユーザインターフェースの操作位置のうち前記ハウジングの正面に正対した車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される仮想車椅子ユーザが操作可能な最も遠い位置を基準位置と定義し、かつ、前記ハウジングの側方から見て、前記基準位置を中心とする前記仮想車椅子ユーザの背中から指先までの長さを半径とする円弧と当該仮想車椅子ユーザの肩の位置を通る水平線とが交差する交差位置から当該車椅子ユーザの胸厚寸法分だけ水平に前記ハウジングに寄った位置と当該基準位置を含む垂直線との間の最短距離を最大許容距離と定義した場合、前記ハウジングの側方から見て、前記最大許容距離に相当する領域を越えて各部が位置付けられないように当該各部を配置し、前記ハウジングの側方から見て、前記仮想車椅子ユーザの脚部が対面する前記ハウジングの下部を、当該仮想車椅子ユーザの腹部を通る垂直線とつま先を通る垂直線との間の最短距離から前記最大許容距離を減じた距離だけ前記基準位置を含む垂直線より奥側にオフセット配置した。
本発明によれば、ハウジングに正対する車椅子ユーザは、車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢のまま基準位置にまで指先を延ばすことができ、また、ハウジングの下部の奥側へのオフセットによってハウジングに対する車椅子ユーザの脚部の干渉をなくすことができ、したがって、車椅子ユーザが車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢を大きく変えることなくセルフチェックアウトのための操作を可能とすることができる。
本発明の実施の一形態を図1ないし図19に基づいて説明する。
図1は、チェックアウト装置全体の斜視図である。チェックアウト装置101は、決済端末201と秤装置301とから構成されている。
決済端末201は、顧客が購入しようとする商品を入れた籠(図示せず)を載置するための商品籠載置台102が左脇から突出したハウジング202を有している。商品籠載置台102は、その上面に商品を入れた籠を載置可能な形状及び大きさを有している。
決済端末201のハウジング202は、床面に設置されるベースハウジング202aと、このベースハウジング202aの上面に載置される上部ハウジング202bとによって構成されている。ベースハウジング202aの上面には決済端末201の正面から水平に突出するテーブル203が設けられ、上部ハウジング202bはそのテーブル203の上に載置された構造となっている。
上部ハウジング202bには、各種ユーザインターフェースが設けられている。つまり、上部ハウジング202bには、左上側に商品コード読取部としてのバーコードスキャナ204が配置され、右上側にプリンタカバー205が配置されている。これらのバーコードスキャナ204とプリンタカバー205との間の下方領域には、決済部としてのカード読取部206及びテンキー207が配置されている。バーコードスキャナ204は、商品に付された商品コードを読み取る商品コード読取部として機能する縦型スキャナである。プリンタカバー205には、レシート発行口208が設けられている。プリンタカバー205の奥側にはレシートプリンタ(図示せず)が上部ハウジング202bに内蔵され、このレシートプリンタによって印字される図示しないレシートは、レシート発行口208から発行されるように構成されている。プリンタカバー205は、上部ハウジング202bに対して開閉自在に取り付けられている。カード読取部206は、図示しない非接触ICカードと無線通信を確立し、非接触ICカードに対して情報を読み書きする。非接触ICカードは、一例として現金と等価な価値を有する電子マネーを記憶保存することが可能であり、別の一例として、引き落し銀行口座を特定するための識別番号を記憶保存し、決済に際して利用される。テンキー207は、非接触ICカードでの決済に際して、暗証番号の入力のために用いられる。
上部ハウジング202bには、現金用の入出金装置209も備えられている。入出金装置209は、ユーザインターフェースとなる硬貨投入口209aと硬貨排出口209bと紙幣投入口209cと紙幣排出口209dとをそれぞれ備えている。硬貨投入口209aは上部ハウジング202bの右上方に位置付けられ、硬貨排出口209bは硬貨投入口209aの左隣接位置下方に位置付けられている。また、紙幣投入口209c及び紙幣排出口209dは、上部ハウジング202bの左下方に隣接させて配置されている。このような入出金装置209は、貨幣及び紙幣の取扱いを可能にする機構部とこの機構部を制御する制御部とを有している(いずれも図示せず)。このような機構部の構造及び制御部での処理手順等については、その内容が周知なので、説明を省略する。
上部ハウジング202bには、ユーザインターフェースとして、液晶表示パネルを有する表示部としてのLCD210も取り付けられている。このLCD210は、その表示面に入力部としてのタッチパネル211を有し、右側方にカード読取溝212を有する。カード読取溝212の内部には、決済部としてのカードリーダライタ(図示せず)が内蔵されている。カードリーダライタは、クレジットカード等の磁気カードに記録された情報、例えばカード番号や暗証番号を読み取る。
さらに、ベースハウジング202aの背面からは、チェックアウト装置101の現在の状態を表示する表示ポール213が立設されている。この表示ポール213は、先端部に青色と赤色とに選択的に発光する発光部214を有する。そして、ベースハウジング202aの足元部分には、レッグサポート215が取り付けられている。このレッグサポート215は、その上面が前方に向けて徐々に下向き傾斜した形状となっている。
秤装置301は、秤ハウジング302の上部に秤皿303が設けられ、この秤皿303に袋保持具304が取り付けられて構成されている。秤皿303は、その上面に載置台303aを有する。袋保持具304は載置台303aに取り付けられている。したがって、袋保持具304からすると、秤皿303は台座を構成する。つまり、載置台303aの後方中央部には支持体としてのポール形状のアーム支持部305が立設され、このアーム支持部305の上端には品物を載置するための一時置き台306が固定されている。一時置き台306は、上面が平坦面となっており、決済端末201のバーコードスキャナ204でバーコードを読み取った後の商品を一時的に置く用途で用いられる台である。
このような一時置き台306の下面には、一対の保持アーム307が二組取り付けられている。つまり、一時置き台306の下面両端位置には、アーム取付具308が固定されている。固定は、例えばネジ止め、接着止め等、各種の固定手法によってなされている。アーム取付具308のそれぞれには、保持アーム307が埋設固定されている。これらの保持アーム307は、左右で高さを違えてアーム取付具308に取り付けられた二つの保持アーム307が一対をなし、これらの一対をなす保持アーム307が左右に並べられて二組設けられて構成されている。
保持アーム307は、その途中に上方に向けて屈曲する中間屈曲部309を有し、中間屈曲部309よりも根本部分に積層された状態の収納袋(図示せず)を保持できるように構成されている。また、保持アーム307は、その先端部に上方に向けて屈曲する先端屈曲部310を有し、積層された収納袋のうち最表面位置の収納袋を広げた状態で保持アーム307に保持できるように構成されている。
図2は、チェックアウト装置101を構成する秤装置301を示す、(a)は通常状態、(b)は秤皿303を時計方向に回動させた状態、(c)は秤皿303を反時計方向に回動させた状態をそれぞれ示す斜視図である。秤装置301の秤ハウジング302は、床面に設置されるベースハウジング302aと、このベースハウジング302aの上面に回動自在に取り付けられた上部ハウジング302bとによって構成されている。つまり、上部ハウジング302bは、ベースハウジング302aに対して図示しない支軸を中心に回動自在に取り付けられている。そして、上部ハウジング302bは、図示しない計量機構を内蔵しており、この計量機構も上部ハウジング302bと一体で回動するように構成されている。
このような構成において、本実施の形態では、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される車椅子ユーザを、仮想車椅子ユーザ402として観念している(図6ないし図8参照)。つまり、仮想車椅子ユーザ402は、現実の車椅子ユーザではなく仮想の車椅子ユーザであり、しかも、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される車椅子ユーザである。この場合、車椅子401の寸法は、JIS T9201の規定に基づいて想定している。また、仮想車椅子ユーザ402の体の各部の寸法は、上記非特許文献1から採取している。この非特許文献1は、
計測年 :1992年〜1994年
人 数 :約34,000人
年 齢 :男女別7歳〜90歳以上
年齢区分:7〜19歳は1歳きざみ
20代は5歳きざみ
30〜79歳は年代別
80歳〜99歳
という内容で、日本人の体の各部の寸法を集めたものである。
そして、チェックアウト装置101は、仮想車椅子ユーザ402が車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢を大きく変えることなくセルフチェックアウトのための操作をできるように各部の寸法関係が設定されている。また、以下の説明中、水平方向をX方向、垂直方向をY方向として表わしている。
以下、各部の寸法関係について詳しく述べる。
図3は、チェックアウト装置101を構成する決済端末201の側面図である。本実施の形態では、ユーザインターフェースの操作位置のうち、仮想車椅子ユーザ402が操作可能な最も遠い位置を基準位置Ymaxとしている。このYmaxは、LCD210の上縁に位置付けられている。
そして、チェックアウト装置101を構成する決済端末201では、テーブル203の先端面である面Aが前方に最も突出した位置となっている。チェックアウト装置101を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線から面Aを通る垂直線までのX方向の長さ寸法は、長さaである。
また、チェックアウト装置101を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線からの前方への突出許容量は、最大許容距離Xmaxとして規定されている。この最大許容距離Xmaxは、ハウジング202を側方から見て、最大許容距離Xmaxに相当する領域を超えて各部が位置付けられることを規制するための概念である。
また、ベースハウジング202aの前面は、基準位置Ymaxよりも奥側にオフセットしている。つまり、ハウジング202の側方から見て、仮想車椅子ユーザ402の腹部を通る垂直線とつま先を通る垂直線との間の最短距離を距離bとした場合、ベースハウジング202aのオフセット量は、距離bから最大許容距離Xmaxを減じた距離cである。したがって、仮想車椅子ユーザ402の脚部が対面するベースハウジング202aの前面は、距離cだけ奥側にオフセットしていることになる。
また、レッグサポート215は、その最大高さが高さdに規定されている。
そして、ベースハウジング202aに設けられているテーブル203の下面の高さ寸法は、高さeに規定されている。
更に、商品籠載置台102の先端面は面Bであり、テーブル203の先端面である面Aと商品籠載置台102の先端面である面Bとの間のX方向寸法は、長さfとなっている。
図4は、仮想車椅子ユーザ402の体の各部の寸法を示す側面図である。まず、本実施の形態では、車椅子401の座面高さを400〜450mmと想定している。一般的な車椅子401の座面高さが400〜450mmだからである。したがって、床面から仮想車椅子ユーザ402の臀部までの距離を400〜450mmと想定している。
そして、仮想車椅子ユーザ402が腕を真直ぐに伸ばした場合の背中から指先までの距離を761mm、座面から肩までの高さを514mmと想定している。これらの値は、非特許文献1に記載されている40代女性の5パーセンタイル値である。
また、仮想車椅子ユーザ402の背中から胸部までの距離(胸板寸法)を236.3mmと想定している。この値は、非特許文献1に記載されている40代女性の平均値である。
そして、仮想車椅子ユーザ402の臀部からふくらはぎまでの距離を412.2mm、足の長さを224mmと想定している。この値も、非特許文献1に記載されている40代女性の平均値である。
更に、仮想車椅子ユーザ402の太もも高さを162.1mmと想定している。この値は、非特許文献1に記載されている40代男性の95パーセンタイル値である。
図5は、各部の寸法を決定する際に用いられる手法を説明するための模式図である。ここから、いよいよ、本実施の形態のチェックアウト装置101における各部の寸法関係について述べる。まず、本実施の形態では、チェックアウト装置101を構成する決済端末201の寸法として、
・基準位置Ymaxからの前方への突出量を規定する最大許容距離Xmax
・ベースハウジング202aの前面オフセット量(距離c)
・レッグサポート215の最大高さ(高さd)
・テーブル203の下面の高さ(高さe)
・面Aと面Bとの間のX方向寸法(長さf)
を規定している。以下、それぞれの寸法について詳しく述べる。
[基準位置Ymaxからの前方への突出量を規定する最大許容距離Xmax]
最大許容距離Xmaxは、ハウジング202を側方から見て、基準位置Ymaxを中心とする仮想車椅子ユーザ402の背中から指先までの長さを半径とする円弧arcと仮想車椅子ユーザ402の肩の位置を通る水平線hlとが交差する交差位置cpから当該車椅子ユーザの胸厚寸法分だけ水平にハウジング202に寄った位置と、基準位置Ymaxを通る垂直線との間の最短距離として定義される。そして、この最大許容距離Xmaxは、前述したように、ハウジング202を側方から見て、最大許容距離Xmaxに相当する領域を超えて各部が位置付けられないようにする、という意味合いを持つ。何故ならば、ハウジング202を側方から見て、最大許容距離Xmaxは、仮想車椅子ユーザ402の腹部の位置に相当するからでる。つまり、最大許容距離Xmaxは、仮想車椅子ユーザ402の腹部を圧迫せず、あるいは腹部を押しやるような位置にチェックアウト装置101の各部が位置付けられてしまうことを阻止するために決められた概念である。本実施の形態の場合、前述したように、テーブル203の先端面である面Aが前方に最も突出した位置となっており、ハウジング202を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線から面Aを通る垂直線までのX方向の長さ寸法は長さaと規定されている。そこで、長さaは、最大許容距離Xmaxを越えないように設定されている。
ここで、最大許容距離Xmaxの算出手法について説明する。
まず、チェックアウト装置101を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線と交差位置cpを通る垂直線との間の距離を求める。前述したように、本実施の形態では、仮想車椅子ユーザ402が腕を真直ぐに伸ばした場合の背中から指先までの距離を761mmと想定している。そこで、基準位置Ymaxを通るハウジング202の左右方向に延びる水平線を中心とする円弧arcは、半径761mmとなる。また、本実施の形態では、仮想車椅子ユーザ402の車椅子401の座面から肩までの高さを514mmと想定している。そこで、仮想車椅子ユーザ402の肩の位置を通る水平線hlの高さは、車椅子401の座面の高さを400mmと想定し、この400mmに514mmを加算して914mmとなる。したがって、チェックアウト装置101を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線から交差位置cpを通る垂直線までのX方向距離は、
Figure 2007287038
によって求められる。これに対して、最大許容距離Xmaxは、チェックアウト装置101を側方から見て、交差位置cpから水平方向に当該車椅子ユーザの胸厚寸法分だけハウジング202に寄った位置と基準位置Ymaxを含む垂直線との間の最短距離である。そこで、式(1)の計算結果から胸板寸法として想定している仮想車椅子ユーザ402の背中から胸部までの距離である236.3mmを減算することで、最大許容距離Xmaxを算出することができる。つまり、
Figure 2007287038
によって最大許容距離Xmaxが求められる。
なお、式(1)及び式(2)の計算中、車椅子401の座面の高さとして当該座面高さ400〜450mmのうち最も低い400mmを選択しているのは、最大許容距離Xmaxをより厳しく設定するためである。
前述したように、本実施の形態では、テーブル203の先端面である面Aが前方に最も突出した位置となっており、ハウジング202を側方から見て、基準位置Ymaxを通る垂直線から面Aを通る垂直線までのX方向の長さ寸法は長さaと規定されている。そして、長さaは、最大許容距離Xmaxを越えないように設定されている。換言すると、ハウジング202の側方から見て、最大許容距離Xmaxに相当する領域を越えて各部が位置付けられることがない。これにより、ハウジング202から前方に向けて最も突出しているテーブル203が現実の車椅子ユーザの腹部を圧迫せず、あるいはその腹部を押しやるようなことがなくなる。
[ベースハウジング202aの前面オフセット量(距離c)]
ベースハウジング202aの前面オフセット量である距離cは、チェックアウト装置101を側方から見て、仮想車椅子ユーザ402の腹部を通る垂直線とつま先を通る垂直線との間の最短距離である距離bから最大許容距離Xmaxを減じた距離として規定される。
そこで、オフセット量に相当する距離cを求めるには、まず、仮想車椅子ユーザ402の腹部を通る垂直線とつま先を通る垂直線との間の最短距離である距離bを求める必要がある。本実施の形態では、前述したように、仮想車椅子ユーザ402の臀部からふくらはぎまでの距離を412.2mm、足の長さを224mmと想定している。また、仮想車椅子ユーザ402の背中から胸部までの距離(胸板寸法)を236.3mmと想定している。そこで、距離bは、仮想車椅子ユーザ402の臀部からふくらはぎまでの距離(412.2mm)に足の長さ(224mm)を加えた値から胸板寸法(236.3mm)を減じた値として求めることができる。つまり、412.2(mm)+224(mm)−236.3(mm)=399.9(mm)である。したがって、オフセット量に相当する距離cは、距離bである399.9mmから前記式(2)の計算によって求めた値を減ずることによって求めることができる。
こうして、ベースハウジング202aの前面を少なくとも距離cだけオフセットさせることにより、チェックアウト装置101に正対する現実の車椅子ユーザの足元がベースハウジング202aにぶつかってしまうことがなくなる。
[レッグサポート215の最大高さ(高さd)]
レッグサポート215の最大高さである高さdは、50mm未満に設定されている。これは、車椅子401に設けられてその車椅子ユーザの足を載せるレッグサポートの下面が50mm以上と決められているからである(JIS T9201)。
[テーブル203の下面の高さ(高さe)]
テーブル203の下面の高さである高さeは、チェックアウト装置101に正対する仮想車椅子ユーザ402の脚部がテーブル203に納まるように設定されている。この観点から、高さeは、車椅子の高さ400〜450mmのうち高い方の450mmに仮想車椅子ユーザ402の太もも高さであると想定している162.1mmを加えた値以上に設定すれば良い。つまり、450(mm)+162.1(mm)=612.1(mm)である。
[面Aと面Bとの間のX方向寸法(長さf)]
テーブル203の先端面である面Aと商品籠載置台102の先端面である面Bとの間のX方向寸法である長さfは、±50mmの範囲に設定されている。
本実施の形態では、チェックアウト装置101を構成する決済端末201の寸法として、
・基準位置Ymaxからの前方への突出量を規定する最大許容距離Xmax
・ベースハウジング202aの前面オフセット量(距離c)
・レッグサポート215の最大高さ(高さd)
・テーブル203の下面の高さ(高さe)
・面Aと面Bとの間のX方向寸法(長さf)
を上述したように規定している。これにより、現実の車椅子ユーザは、車椅子401に背もたれた姿勢のままバーコードスキャナ204等のユーザインターフェースの操作が可能となる。
図6は、チェックアウト装置101の側面から見た仮想車椅子ユーザ402の操作可能範囲を示す模式図である。図6ないし図8中、一点鎖線は、仮想車椅子ユーザ402、つまり、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される仮想の車椅子ユーザの操作可能範囲opを示している。図6からも明らかなように、ユーザインターフェース中、仮想車椅子ユーザ402が操作可能な最も遠い位置である基準位置Ymax、ここではLCD210の上縁に仮想車椅子ユーザ402の指先が届くように設定されている。また、基準位置Ymaxは、ユーザインターフェース中、仮想車椅子ユーザ402が操作可能な最も遠い位置であるが故に、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の現実の車椅子ユーザは、その姿勢のまま、全てのユーザインターフェースの操作が可能である。
図7は、チェックアウト装置101の平面から見た仮想車椅子ユーザ402の操作可能範囲opを示す模式図である。図8は、チェックアウト装置101の正面から見た仮想車椅子ユーザ402の操作可能範囲opを示す模式図である。図7及び図8に示すように、商品籠載置台102の手前部分は、仮想車椅子ユーザ402の操作可能範囲opとなっている。したがって、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の現実の車椅子ユーザも、その姿勢のまま、商品籠載置台102に載置した購入しようとする商品を入れた籠から個々の商品を取り出すことができる。
また、チェックアウト装置101を構成する秤装置301は、同様にチェックアウト装置101を構成する決済端末201とは別個独立して設けられている。そこで、例えば図7に例示するような配置とすることで、一時置き台306及び保持アーム307が仮想車椅子ユーザ402の手が届く範囲、つまり操作可能範囲opに位置付けられる。これにより、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢の現実の車椅子ユーザも、その姿勢のまま、バーコードスキャナ204で商品コード読み取り後の商品を一時置き台306に載置したり、保持アーム307の部分で広げられた収納袋に商品を収納させたりすることができる。
更に、本実施の形態の秤装置301では、ベースハウジング302aに対して、上部ハウジング302bが回動自在に取り付けられている。このため、図7に示すように、二組設けられている一対の保持アーム307の部分で収納袋を開いた状態に保持させ、この収納袋に商品を次々と収納させて満杯となったならば、隣接する一対の保持アーム307の部分で二つ目の収納袋を開いた状態に保持させ、この二つ目の収納袋に次々と商品を収納させることが可能である。この際、上部ハウジング302bを回動させ、商品を収納させ易い位置に開いた収納袋の口元を位置させることが可能である。しかも、一対の保持アーム307はそれぞれ高さを違えて配置されているので、これらの保持アーム307に収納袋を開いた状態で保持させると、収納袋の口元を傾斜配置させることが可能である。そこで、収納袋の口元を自分の方に向けることで、収納袋に商品を入れ易くすることができる。
本実施の形態のチェックアウト装置101によれば、車椅子401に背もたれて腰掛けた姿勢のままでのセルフチェックアウト操作を可能にする。そこで、本発明の発明者等は、チェックアウト装置101を使用した場合に、如何に容易にセルフチェックアウト操作を行なうことができるかを実験によって検証してみた。実験では、健常者と車椅子ユーザとのそれぞれについて、姿勢測定(図9〜図13参照)と筋電図測定(図14〜図16参照)と主観評価採取(図17〜図19参照)とを実施した。姿勢測定では、身体の特徴点に付けたマーカの3次元位置を測定し、商品を取る姿勢及び商品を置く姿勢での身体各部位の角度を算出した。また、筋電図測定では、左右の三角筋、左右の上腕二頭筋、左右の脊柱起立筋についての筋電図データを採取した。そして、筋電図測定では、比較のために、本実施の形態のチェックアウト装置101が有しているテーブル203の下の脚部収納用空間を有していない従来構成のセルフチェックアウト装置を用いた場合の筋電図データを採取した。説明の便宜上、本実施の形態のチェックアウト装置101をレイアウトA、従来構成のセルフチェックアウト装置をレイアウトBと略称する。
具体的な実験方法としては、レイアウトAとレイアウトBとについて、健常者と車椅子ユーザとに、「商品を左手でつかむ」→「商品を両手でスキャンする」→「商品を右手で置く」という作業を5セット行なってもらい、その後、「タッチパネル上端を右手で触れる」→「右手で硬貨を投入する」→「右手で紙幣を投入する」→「右手でレシートをとる」という作業を行なってもらった。被験者は6名である。そして、筋電図測定と姿勢測定と主観評価採取とを実施した。姿勢測定については、作業中に最も無理な姿勢になる「商品を左手でつかむ」「商品を右手で置く」姿勢について解析を行った。
図9は、身体の特徴点にマーカを付けた状態を示す図面であり、(a)は右側面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。前述したように、姿勢測定では、図9(a)、(b)、(c)に示すように、身体の特徴点に付けたマーカの3次元位置を測定し、商品を取る姿勢及び商品を置く姿勢での身体各部位の角度を算出した。
図10は、左手で商品を取る姿勢をとった場合の図9中のマーカを座標上の点として示した模式図であり、(a)は上方から見た上半身のみの座標点、(b)は左斜め上方から見た座標点をそれぞれ示している。なお、図10の各座標点は、図9に示す全てのマーカ位置に対応するものではなく、一部のマーカ位置にのみ対応している。図10(a)には、体幹のひねり(上面から見たときに肩と腰とのなす角度)の定義が示されている。図10(b)には、体幹の傾き及び上腕の角度の定義が示されている。
図11(a)、(b)は、本実施の形態のチェックアウト装置101を操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た健常者と車椅子ユーザとの身体部位角度の平均値のグラフである。図11(a)は健常者の身体部位角度データ、図11(b)車椅子ユーザの身体部位角度データである。図11に示すグラフを参照すると、健常者は大きく体幹を傾けて商品に手を伸ばしているのに対し、車椅子ユーザは体幹を傾けるのではなく、体幹のひねりと上腕を持ち上げることで商品に手を伸ばしていることが分かる。一般に車椅子ユーザは体幹を倒すことが難しいと考えられ、本実施の形態のチェックアウト装置101は体幹を傾けることなく一連の作業を行なうことが可能であると結論付けることができよう。
図12(a)、(b)は、健常者が本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た身体部位角度の平均値のグラフである。図12(a)はレイアウトAを使用した場合の身体部位角度データ、図12(b)レイアウトBを使用した場合の身体部位角度データである。図12に示すグラフを参照すると、健常者の場合、レイアウトAとレイアウトBとの間に大きな差異が生じていない、つまり、レイアウトAでもレイアウトBでも殆ど姿勢が変わらないことが明らかである。
図13(a)、(b)は、車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のセルフチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た身体部位角度の平均値のグラフである。図13(a)レイアウトAを使用した場合の身体部位角度データ、図13(b)レイアウトBを使用した場合の身体部位角度データである。図13に示すグラフを参照すると、車椅子ユーザの場合、体幹のひねりと上腕角度において、レイアウトAを使用した場合に小さくなることが明らかである。これは、レイアウトAで作業した場合には無理のない姿勢で作業できていることを示している。
図14は、本実施の形態のチェックアウト装置101を操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得た健常者と車椅子ユーザとのMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。左は健常者の筋電図データ、右は車椅子ユーザの筋電図データである。図14のグラフを参照すると、左三角筋、右三角筋及び左上腕二頭筋の部位で、健常者と車椅子ユーザとの間に有意差が生じているものの(*で示す)、その他の部位、つまり、右上腕二頭筋、左脊椎起立筋及び右上腕起立筋の部位では健常者と車椅子ユーザとの間に大きな筋負担の相違が見られないことが明らかである。これにより、右上腕二頭筋、左脊椎起立筋及び右上腕起立筋の部位では、車椅子ユーザであっても健常者と同等の筋負担で一連の作業を行なうことが可能であると結論付けることができよう。
図15は、健常者が本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得たMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。左はレイアウトAを使用した場合の筋電図データ、右はレイアウトBを使用した場合の筋電図データである。図15のグラフを参照すると、健常者の場合、レイアウトAとレイアウトBとの間に大きな差異が生じていない、つまり、レイアウトAでもレイアウトBでも殆ど筋負担が変わらないことが明らかである。
図16は、車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のセルフチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得たMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。左はレイアウトAを使用した場合の筋電図データ、右はレイアウトBを使用した場合の筋電図データである。図16のグラフを参照すると、車椅子ユーザの場合、左右の三角筋、左右の上腕二頭筋及び左右の脊柱起立筋の全てにおいて、レイアウトAを使用した場合に筋負担が小さくなることを示す有意差が生じていることが明らかである(*で示す)。しかも、レイアウトAを使用した場合はレイアウトBを使用した場合よりも筋負担が遥かに小さい。
図17は、実施したVAS法での主観評価を得るために被験者に記入してもらったアンケート用紙の模式図である。本発明の発明者等は、レイアウトAを採用した場合とレイアウトBを採用した場合との疲労感及び操作感の差異をVAS法による主観評価によって検証してみた。実験では、図17に例示するアンケート用紙を被験者に配り、「疲労を感じる」か「疲労を感じない」か、また、「操作感が悪い」か「操作感が良い」かについて質問した。回答者には、各項目について設けた10cmの長さの線の上に、各項目の評価語彙に当てはまる度合いに従って1本の縦線を引いてもらった。例えば、「疲労を感じる」か「疲労を感じない」かという評価項目を例に挙げると、回答者は、疲労を感じるほど左側に近い側に線を引き、疲労を感じないほど右側に近い側に線を引くことになる。結果は、引かれた縦線の右端からの距離で換算して集計した。
図18は、健常者が本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のセルフチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に感ずる疲労感及び操作感の主観評価結果を示すグラフである。図18及び図19中、0が最も良い値で100が最も悪い値である。図18を参照すると、健常者の場合、レイアウトAを採用した場合であってもレイアウトBを採用した場合であっても、疲労感及び操作感とも大差ないことが判明した。
図19は、車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置101(レイアウトA)と従来構成のセルフチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に感ずる疲労感及び操作感の主観評価結果を示すグラフである。これに対して、車椅子ユーザの場合、疲労感及び操作感とも、レイアウトAの方が遥かに優れていることが分かる。つまり、レイアウトAでの評価点は疲労感及び操作感とも50点程度であるのに対して、レイアウトBでの評価点は疲労感及び操作感とも80点程度と高い。この結果より、車椅子ユーザにとっては、レイアウトAの方が疲労感を感じにくく操作感が良好であると感じていることが明白である。
本発明の実施の一形態を示すチェックアウト装置全体の斜視図である。 チェックアウト装置を構成する秤装置を示す、(a)は通常状態、(b)は秤皿を時計方向に回動させた状態、(c)は秤皿を反時計方向に回動させた状態をそれぞれ示す斜視図である。 チェックアウト装置を構成する決済端末の側面図である。 仮想車椅子ユーザの体の各部の寸法を示す側面図である。 各部の寸法を決定する際に用いられる手法を説明するための模式図である。 チェックアウト装置の側面から見た仮想車椅子ユーザの操作可能範囲を示す模式図である。 チェックアウト装置の平面から見た仮想車椅子ユーザの操作可能範囲を示す模式図である。 チェックアウト装置の正面から見た仮想車椅子ユーザの操作可能範囲を示す模式図である。 身体の特徴点にマーカを付けた状態を示す図面であり、(a)は右側面図、(b)は正面図、(c)は背面図である。 図10は、左手で商品を取る姿勢をとった場合の図9中のマーカを座標上の点として示した模式図であり、(a)は上方から見た上半身のみの座標点、(b)は左斜め上方から見た座標点をそれぞれ示している。 本実施の形態のチェックアウト装置を操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た健常者と車椅子ユーザとの身体部位角度の平均値のグラフである。 健常者が本実施の形態のチェックアウト装置(レイアウトA)と従来構成のチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た身体部位角度の平均値のグラフである。 車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置(レイアウトA)と従来構成のセルフチェックアウト装置(レイアウトB)とをそれぞれ操作した場合に生ずる姿勢を検証するために得た身体部位角度の平均値のグラフである。 本実施の形態のチェックアウト装置を操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得た健常者と車椅子ユーザとのMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。 健常者が本実施の形態のチェックアウト装置と従来構成のチェックアウト装置とをそれぞれ操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得たMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。 車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置と従来構成のチェックアウト装置とをそれぞれ操作した場合に生ずる体の各部位の疲労度を検証するために得たMEAN規格化積分値の平均値のグラフである。 実施したVAS法での主観評価を得るために被験者に記入してもらったアンケート用紙の模式図である。 健常者が本実施の形態のチェックアウト装置と従来構成のセルフチェックアウト装置とをそれぞれ操作した場合に感ずる疲労感及び操作感の主観評価結果を示すグラフである。 車椅子ユーザが本実施の形態のチェックアウト装置と従来構成のセルフチェックアウト装置とをそれぞれ操作した場合に感ずる疲労感及び操作感の主観評価結果を示すグラフである。
符号の説明
202 ハウジング、204 バーコードスキャナ(商品コード読取部、ユーザインターフェース)、209 入出金装置(決済部、ユーザインターフェース)、210 LCD(表示部、ユーザインターフェース)、211 タッチパネル(入力部、ユーザインターフェース)、215 レッグサポート、301 秤装置、303 秤皿、305 アーム支持部(支持体)、307 保持アーム、402 仮想車椅子ユーザ、arc 円弧、cp 交差位置、hl 水平線、Ymax 基準位置、Xmax 最大許容距離

Claims (6)

  1. 顧客によるセルフチェックアウトを可能にするチェックアウト装置において、
    ハウジングと、
    前記ハウジングに設けられ、当該ハウジングの正面に車椅子ユーザが正対した状態で操作可能な位置に配置されている商品コード読取部と表示部と入力部と決済部とを含むユーザインターフェースと、
    を備え、
    前記ユーザインターフェースの操作位置のうち前記ハウジングの正面に正対した車椅子に背もたれて腰掛けた姿勢の車椅子ユーザとして仮想される仮想車椅子ユーザが操作可能な最も遠い位置を基準位置と定義し、かつ、前記ハウジングの側方から見て、前記基準位置を中心とする前記仮想車椅子ユーザの背中から指先までの長さを半径とする円弧と当該仮想車椅子ユーザの肩の位置を通る水平線とが交差する交差位置から当該車椅子ユーザの胸厚寸法分だけ水平に前記ハウジングに寄った位置と前記基準位置を含む垂直線との間の最短距離を最大許容距離と定義した場合、
    前記ハウジングの側方から見て、前記最大許容距離に相当する領域を越えて各部が位置付けられないように当該各部を配置し、
    前記ハウジングの側方から見て、前記仮想車椅子ユーザの脚部が対面する前記ハウジングの下部を、当該仮想車椅子ユーザの腹部を通る垂直線とつま先を通る垂直線との間の最短距離から前記最大許容距離を減じた距離だけ前記基準位置を含む垂直線より奥側にオフセット配置した、
    ことを特徴とするチェックアウト装置。
  2. 前記ハウジングの下端から前方に突出する高さが50mm以下のレッグサポートを備える、ことを特徴とする請求項1記載のチェックアウト装置。
  3. 前記ハウジングの下部のオフセット領域の高さは、前記仮想車椅子ユーザの腿の高さよりも高く設定されている、ことを特徴とする請求項1又は2記載のチェックアウト装置。
  4. 前記商品コード読取部で商品コードを読み取った商品を載せる秤皿を有し、この秤皿に載置された商品の重量を計量する秤装置を備える、ことを特徴とする請求項1ないし3のいずれか一記載のチェックアウト装置。
  5. 前記秤皿から立設された支持体に支持され、高さを違えて設けられた収納袋を掛けるための一対の保持アームを備える、ことを特徴とする請求項4記載のチェックアウト装置。
  6. 前記秤皿は垂直軸回りに回動自在であり、
    前記一対の保持アームは、横に隣接して複数組設けられている、
    ことを特徴とする請求項5記載のチェックアウト装置。
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