JP2007285149A - 内燃機関の吸気装置 - Google Patents

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修 堀越
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康夫 佐藤
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寿記 伊藤
Tomoyuki Takada
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Abstract

【課題】ヘリカルポートから流出する吸気とシリンダ内に生成されたスワール流との干渉を抑制できる吸気装置を提供する。
【解決手段】内燃機関1の同一のシリンダ2に設けられた二つの吸気ポート4、5のそれぞれがヘリカルポートとして構成される。一方の吸気ポート4は、ヘリカル部4bの旋回方向がスワール流Fswの流れ方向と同方向に設定されるとともにヘリカル終端部4cの位置が導入部4dと合流するように設定される。他方の吸気ポート5は、ヘリカル部5bの旋回方向がスワール流Fswの流れ方向と反対方向に設定されるとともに、ヘリカル部5bが吸気バルブ7のバルブ軸7a回りに略半周に亘り旋回するように構成されている。
【選択図】図1

Description

本発明は、内燃機関のシリンダに吸気を導入する内燃機関の吸気装置に関する。
ディーゼルエンジン等の内燃機関に適用される吸気装置として、吸気バルブを中心にして螺旋状に旋回するヘリカル部を備えたヘリカルポートを有し、内燃機関のシリンダ内にスワール流を生成するようにした吸気装置が広く知られている。このような吸気装置では、へリカルポートを同一のシリンダに対して複数設ける場合もある。この場合には、複数のヘリカルポートから導入される吸気同士が互いに干渉してスワール流が弱められるおそれがある。そこで、ヘリカル部の傾斜角度が互いに異なる二つのヘリカルポートを設け、一方のヘリカルポートからシリンダボアの接線方向に吸気を流出させるようにして、二つのヘリカルポート間の干渉を抑制するものがある(特許文献1)。その他、本発明に関連する先行技術文献として特許文献2及び3が存在する。
特開2005−240666号公報 特開平10−299497号公報 特開平5−180125号公報
二つのヘリカルポートを同一のシリンダに設けた場合、二つのヘリカルポート間の干渉の他にも、一方のヘリカルポートから流出する吸気とシリンダ内に生成されたスワール流とが干渉する場合もある。
そこで、本発明は、ヘリカルポートから流出する流れとシリンダ内に生成されたスワール流との干渉を抑制できる吸気装置を提供することを第1の目的とし、二つのヘリカルポート間の干渉を抑制できる吸気装置を提供することを第2の目的とする。
本発明の第1の吸気装置は、内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って旋回しながら高さを徐々に低くして前記開口部へ続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の高さが最も低くなるヘリカル終端部と、を備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートの前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定され、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートの前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と逆方向に設定され、かつ、前記下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル終端部から前記シリンダの中心までの距離が前記上流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように構成されていることにより、上述した課題を解決して上記第1の目的を達成する(請求項1)。
ヘリカルポートは、ヘリカル終端部に近づくほどヘリカル部の高さが徐々に低くなって流路が狭くなる。そのため、旋回の開始位置よりもヘリカル終端部に近いほど吸気の流出量は多くなる。第1の吸気装置によれば、スワール流の下流側に配置された吸気ポートのヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と逆方向に設定されているので、その吸気ポートの旋回の開始位置がスワール流と対向する側になる。そのため、ヘリカル部がスワール流の流れ方向と同方向に設定された形態と比較して、スワール流と対向する側からの吸気の流出量が少なくなるので、スワール流との干渉が抑制される。しかも、その吸気ポートの終端部からシリンダの中心までの距離が隣の吸気ポートのその距離よりも短い。つまり、その吸気ポートのヘリカル終端部が導入部と合流しないように位置することになるので、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向であってもヘリカル終端部から流出する流れがスワール流と対向しないようになる。そのため、ヘリカル終端部からの流れによってスワール流を弱めることがない。
本発明の第1の吸気装置においては、前記二つの吸気ポートのそれぞれには、前記開口部を開閉できる吸気バルブが設けられており、前記下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部が前記吸気バルブのバルブ軸回りに略半周に亘り旋回するように構成されていてもよい(請求項2)。この態様によれば、下流側に配置された吸気ポートのヘリカル部が略半周に亘り旋回するように構成されているので、ヘリカル終端部から流出した流れがシリンダの内周面の接線方向に向かうようになる。そのため、下流側の吸気ポートからの流れとスワール流との干渉を抑制しつつスワール流を更に強化できる。
本発明の第2の吸気装置は、内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って旋回しながら高さを徐々に低くして前記開口部へ続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の高さが最も低くなるヘリカル終端部と、前記ヘリカル部の上流側に接続された導入部とを備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定されるとともに前記ヘリカル終端部の位置が前記導入部と合流するように設定され、前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向に設定されるとともに、前記ヘリカル終端部の位置から前記シリンダの中心までの距離が前記下流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように設定されていることにより、上述した課題を解決して上記第2の目的を達成する(請求項3)。
この吸気装置によれば、二つの吸気ポートの旋回の開始位置側が互いに向かい合うことになる。そのため、二つの吸気ポートのヘリカル部の旋回方向が互いに同方向に設定されることにより一方の吸気ポートの旋回の開始位置側と他方の吸気ポートのヘリカル終端部側とが向かい合うようになる形態と比べて、二つの吸気ポート間の領域へ流出する流出量が少なくなるので、二つの吸気ポート間の干渉が抑制される。しかも、上流側の吸気ポートの終端部からシリンダの中心までの距離が隣の吸気ポートのその距離よりも短い。つまり、上流側の吸気ポートのヘリカル終端部が導入部と合流しないように位置することになるので、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向であってもヘリカル終端部から流出する流れがスワール流と対向しないようになる。そのため、ヘリカル終端部からの流れによってスワール流を弱めることがない。
本発明の第2の吸気装置においては、前記二つの吸気ポートのそれぞれには、前記開口部を開閉できる吸気バルブが設けられており、前記上流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部が前記吸気バルブのバルブ軸回りに略半周に亘り旋回するように構成されていてもよい(請求項4)。このようにした場合でも、ヘリカル終端部から流出した流れがスワール流と対向しないようになるので、上流側の吸気ポートからの流れがスワール流を弱められることがない。
以上説明したように、本発明の第1の吸気装置によれば、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートは、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定されるとともにヘリカル終端部の位置が導入部と合流するように設定され、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートは、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向に設定されるとともに、ヘリカル終端部の位置からシリンダの中心までの距離が上流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように設定されているので、下流側の吸気ポートからの流れとスワール流との干渉が抑制される。
また、本発明の第2の吸気装置によれば、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートは、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定されるとともにヘリカル終端部の位置が導入部と合流するように設定され、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートは、ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向に設定されるとともに、ヘリカル終端部の位置からシリンダの中心までの距離が下流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように設定されているので、二つの吸気ポート間の干渉を抑制することができる。
(第1の形態)
図1は本発明の吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示した平面図である。内燃機関1はディーゼルエンジンとして構成されていて、シリンダ2へ吸気を導入するための二つの吸気ポート4、5と、燃焼後の排気をシリンダ2から排出するための二つの排気ポート6とを備えている。なお、排気ポート6については開口部を破線で示して形状の図示を省略した。吸気ポート4、5のそれぞれの開口部4a、5aには、吸気バルブ7が一つずつ配置されるとともに、その吸気バルブ7を着座させるためのバルブシート10が嵌め込まれている(図4及び図5参照)。吸気ポート4、5及び排気ポート6は内燃機関1のシリンダヘッド8にそれぞれ形成されている(図3等参照)。また、シリンダ2の中心C上には、シリンダ2内に燃料を噴射する燃料噴射ノズル9が設けられている。燃料噴射ノズル9は図示しないコモンレールに接続されて所定の燃圧で燃料が供給される。シリンダ2内にはピストン(不図示)が往復運動自在に設けられ、図示を省略したがコネクティングロッドを介してクランク軸に連結されている。
吸気ポート4、5は互いに隣り合うように配置されており、吸気ポート4、5のそれぞれはいわゆるヘリカルポートとして構成されている。吸気ポート4は、開口部4aの周方向に沿って旋回しながら高さを徐々に低くして開口部4aに続くヘリカル部4bと、ヘリカル部4bの高さが最も低くなるヘリカル終端部4cと、ヘリカル部4bの上流側に接続された導入部4dとを備えている。この構成により、吸入空気は導入部4dを介してヘリカル部4bに導かれ、そのヘリカル部4bによってバルブ軸7a回りを旋回するように方向が変更される。その間、ヘリカル部4bの流路が徐々に狭くなるので、一部の空気はヘリカル終端部4cに到達する前にシリンダ2内に流出する。その流出量はヘリカル終端部4cに近づくにつれ次第に増加する。ヘリカル終端部4cに到達した空気はシリンダ2の中心線に対して斜め下方に向かってシリンダ2内に流出する。
吸気ポート5も同様に、ヘリカル部5b、ヘリカル終端部5c及び導入部5dをそれぞれ備えている。これらの吸気ポート4、5は、図1に示す方向に流れるスワール流Fswがシリンダ2内に生成されるように配置されている。また、吸気ポート4のヘリカル部4bの旋回方向と、吸気ポート5のヘリカル部5bの旋回方向とは互いに逆向きに設定されている。即ち、ヘリカル部4bの旋回方向はスワール流Fswの流れ方向と同方向に設定されるとともに、ヘリカル部5bの旋回方向はスワール流Fswの流れ方向と反対方向に設定される。吸気ポート4はスワール流Fswの流れ方向の上流側に配置された吸気ポートに、吸気ポート5はスワール流Fswの流れ方向の下流側に配置された吸気ポートにそれぞれ相当する。
図1に示すように、吸気ポート4は、ヘリカル終端部4cの位置が導入部4dと合流するように設定されている。つまり、吸気ポート4はヘリカル部4bが吸気バルブ7のバルブ軸7a回りを略一周に亘り旋回するように構成されている。そのため、ヘリカル終端部4cから流出した流れf1はシリンダ2の内周面に沿う方向に向かい、これによりスワール流Fswを強化できるようになる。
図2〜図5は図1に示した吸気ポート5の詳細を示し、図2は吸気ポート5を上方から見た拡大平面図、図3〜図5は図2のa〜cの各断面を示した断面図である。なお、吸気ポート4は周知のヘリカルポートと同様の構成を有しているので、吸気ポート4については図3〜図5に相当する図を省略した。吸気ポート5は、図1〜図5に示すように、ヘリカル部5bが吸気バルブ7のバルブ軸7a回りを略半周に亘り旋回するように構成されている。言い換えれば、高さH(図4及び図5参照)が最も低くなるヘリカル終端部5aが導入部5dと合流しないように位置する。そのため、吸気ポート5はヘリカル終端部5cからシリンダ2の中心Cまでの距離D1が吸気バルブ4のヘリカル終端部4cから中心Cまでの距離D2よりも短くなる。これにより、吸気ポート5はヘリカル部5bの旋回方向がスワール流Fswの流れ方向と反対方向であってもヘリカル終端部5cから流出する流れf2がスワール流Fswと対向しないようになる。しかも、吸気ポート5はヘリカル部5bがバルブ軸7a回りを略半周に亘り旋回するように構成されているので、流れf2はシリンダ2の内周面の接線方向に向かうようになってスワール流Fswを強化できる。
また、吸気ポート5のヘリカル部5bの旋回方向がスワール流Fswの流れ方向と反対向きに設定されているので、ヘリカル部5bからの吸気の流出が少ない旋回の開始位置側がスワール流Fswと対向するようになる。そのため、図1の領域X1において、吸気ポート5から流出する流れf3とスワール流Fswとの干渉が抑制される。
(第2の形態)
次に、本発明の第2の形態について図6を参照して説明する。図6の形態は、第1の形態の吸気ポート4、5の位置を入れ替えたものに相当する。従って、第2の形態では、吸気ポート4がスワール流Fswの流れ方向の下流側に配置された吸気ポートに、吸気ポート5がスワール流Fswの流れ方向の上流側に配置された吸気ポートにそれぞれ相当する。図6に示す各吸気ポート4、5の構成は第1の形態と同一である。即ち、吸気ポート4のヘリカル部4bの旋回方向はスワール流Fswの流れ方向と同方向に設定されるとともに、吸気ポート5のヘリカル部5bの旋回方向はスワール流Fswの流れ方向と反対方向に設定される。そして、吸気ポート4はヘリカル部4bが吸気バルブ7のバルブ軸7a回りを略一周に亘り旋回するように構成されるとともに、吸気ポート5はヘリカル部5bが吸気バルブ7のバルブ軸7a回りを略半周に亘り旋回するように構成されている。図6の形態においても、吸気ポート5はヘリカル終端部5cからシリンダ2の中心Cまでの距離D1が吸気バルブ4のヘリカル終端部4cから中心Cまでの距離D2よりも短くなっている。
図6の形態によれば、吸気ポート4の旋回の開始位置側と吸気ポート5の旋回の開始位置側とが互いに向き合うようになる。つまり、二つの吸気ポートのヘリカル部の旋回方向が互いに同方向に設定されることにより一方の吸気ポートの旋回の開始位置側と他方の吸気ポートのヘリカル終端部側とが向かい合うようになる形態と比べて、二つの吸気ポート4、5間へ流出する吸気の流出量が少なくなる。これにより、図6の領域X2において、吸気ポート4の旋回の開始位置側から流出する流れf4と、吸気ポート5の旋回の開始位置側から流出する流れf3との干渉が抑制される。また、吸気ポート5はヘリカル終端部5cからシリンダ2の中心Cまでの距離D1が吸気バルブ4のヘリカル終端部4cから中心Cまでの距離D2よりも短くなっているので、ヘリカル部5bの旋回方向がスワール流Fswの流れ方向と反対方向であってもヘリカル終端部5cから流出する流れf2がスワール流Fswと対向しないようになる。それにより、吸気ポート5のヘリカル終端部5cからの流れがスワール流Fswを弱めることがない。
本発明は以上の実施形態に限定されず、種々の形態で実現してもよい。本発明の吸気装置は、シリンダ内にスワール流を形成することが要望されるディーゼルエンジンに適用されることが適しているが、他の形式の内燃機関への本発明の適用を排除するものではなく、例えばガソリンエンジンに適用することもできる。
なお、以上の説明では、互いに隣り合う二つの吸気ポートを区別するため、「スワール流の流れ方向の上流側の吸気ポート」及び「スワール流の流れ方向の下流側の吸気ポート」という表現を使用した。そこで、これらの表現の代りに、二つの吸気ポートを区別し得る他の表現について説明する。図7は二つの吸気ポートA、Bの位置関係を説明する説明図である。この図において、上述した形態の構成と同一構成には同一の参照符号が付されている。
図7に示すように、吸気ポートAから隣の吸気ポートBまでの中心角をシリンダ2の中心線CL回りにスワール流Fswの流れ方向と同方向に測った場合、その中心角はαとなる。一方、吸気ポートBから隣の吸気ポートAまでの中心角をシリンダ2の中心線C回りにスワール流Fswの流れ方向と同方向に測った場合、その中心角はβとなる。この図から明らかなように、中心角α、βはα<βの関係になる。従って、二つの吸気ポートA、Bのうち、吸気ポートAは、シリンダの中心線回りにスワール流の流れ方向と同方向に隣の吸気ポートまでの中心角を測った場合にその中心角が小さい側の吸気ポートということができ、一方、吸気ポートBは、シリンダの中心線回りにスワール中の流れ方向と同方向に隣の吸気ポートまでの中心角を測った場合にその中心角が大きい側の吸気ポートということができる。こうして、二つの吸気ポートA、Bを互いに区別することができる。
本発明の吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示した平面図。 図1のスワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートを上方から示した拡大平面図。 図2のa−a線に沿った断面図。 図2のb−b線に沿った断面図。 図2のc−c線に沿った断面図。 本発明の第2の形態に係る吸気装置が組み込まれた内燃機関の要部を模式的に示した平面図。 二つの吸気ポートの位置関係を説明する説明図。
符号の説明
1 内燃機関
2 シリンダ
4、5 吸気ポート
4a、5a 開口部
4b、5b ヘリカル部
4c、5c ヘリカル終端部
4d、5d 導入部
C シリンダの中心
D1、D2 ヘリカル終端部からシリンダの中心までの距離

Claims (4)

  1. 内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って旋回しながら高さを徐々に低くして前記開口部へ続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の高さが最も低くなるヘリカル終端部と、前記ヘリカル部の上流側に接続された導入部とを備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、
    前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定されるとともに前記ヘリカル終端部の位置が前記導入部と合流するように設定され、
    前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向に設定されるとともに、前記ヘリカル終端部の位置から前記シリンダの中心までの距離が前記上流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように設定されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  2. 前記二つの吸気ポートのそれぞれには、前記開口部を開閉できる吸気バルブが設けられており、
    前記下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部が前記吸気バルブのバルブ軸回りに略半周に亘り旋回するように構成されていることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の吸気装置。
  3. 内燃機関の同一のシリンダに設けられて互いに隣り合う二つの吸気ポートを有し、前記二つの吸気ポートのそれぞれが、前記シリンダに開口する開口部と、前記開口部の周方向に沿って旋回しながら高さを徐々に低くして前記開口部へ続くヘリカル部と、前記ヘリカル部の高さが最も低くなるヘリカル終端部と、前記ヘリカル部の上流側に接続された導入部とを備えたヘリカルポートとして構成され、前記シリンダ内にスワール流を生成する内燃機関の吸気装置において、
    前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の下流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と同方向に設定されるとともに前記ヘリカル終端部の位置が前記導入部と合流するように設定され、
    前記二つの吸気ポートのうち、スワール流の流れ方向の上流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部の旋回方向がスワール流の流れ方向と反対方向に設定されるとともに、前記ヘリカル終端部の位置から前記シリンダの中心までの距離が前記下流側に配置された吸気ポートの当該距離よりも短くなるように設定されていることを特徴とする内燃機関の吸気装置。
  4. 前記二つの吸気ポートのそれぞれには、前記開口部を開閉できる吸気バルブが設けられており、
    前記上流側に配置された吸気ポートは、前記ヘリカル部が前記吸気バルブのバルブ軸回りに略半周に亘り旋回するように構成されていることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の吸気装置。
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