JP2007282769A

JP2007282769A - 電気掃除機用吸込具

Info

Publication number: JP2007282769A
Application number: JP2006111796A
Authority: JP
Inventors: Shinichi Hoshiide; 真一星出; Masakuni Soejima; 雅邦副島
Original assignee: Matsushita Electric Industrial Co Ltd
Current assignee: Panasonic Holdings Corp
Priority date: 2006-04-14
Filing date: 2006-04-14
Publication date: 2007-11-01

Abstract

【課題】ふとん表面からの塵取れ性を向上し、ふとん掃除時に舞い上がる埃を吸引し衛生的な電気掃除機用吸込具を提供することを目的とする。
【解決手段】上方に上吸気口１８を有する上部枠体１１と、上部枠体１１に系合して床ノズル本体を形成する下部枠体１４を配し、下部枠体１４の中央部には塵埃を捕集するための下吸気口１６を形成し、下吸気口１６の前後に回転ブラシ１９ａ、１９ｂを保持した構成とし、上吸気口１８と下吸気口１６とを連通する吸気穴２０を設け、掃除中に舞い上がる埃を吸引する構成とした。
【選択図】図１

Description

本発明は、一般家庭のふとんの塵や埃等を捕集する電気掃除機用吸込具に関するものである。

近年、ダニなどによるアレルギ−症状を持つ人が増えている。ダニが繁殖する場所として最も多いのが、ふとんであった。ふとん掃除を念入りに行うことで症状を軽減することができることが分かってきた。そのためふとんから効率よく塵埃を捕集する電気掃除機用吸込具が求められており、従来から図６に示す様な構成の電気掃除機用吸込具があった。

図において、従来の吸込具は、上部枠体１と下部枠体２とにより形成されており、内部に集塵室３を有し、前記集塵室３の掃除面方向には下部枠体２に開口４が設けられている。吸込具後部上方には電気掃除機（図示せず）に接続して塵埃を捕集するための吸気口５が形成され、それに吸気パイプ６が保持されている。下部枠体２の前後には開口４を挟むように回転ブラシ７が取り付けられている（例えば、特許文献１参照）。

上記構成より、ふとん上を本吸込具で掃除することにより回転ブラシ７がふとん表面を叩きながら移動するため、ふとんから塵埃を捕集することができた。
特開平２−１５４７２７号公報

しかしながら、前記従来の電気掃除機用吸込具を前後に動かすと下部枠体２に保持されている回転ブラシ７がふとんの表面を叩き、ふとんの生地の中に溜まった塵を叩き出しており、叩き出した塵の多くは、開口４から集塵室３に吸い込まれていくが、舞い上がった誇りは室内に漂い、それを吸うことによりアレルギ−を発症するという問題を有していた。

本発明は、上記問題を解決するもので、掃除中に舞い上げられた埃を吸込むことを可能とした電気掃除機用吸込具を提供するものである。

上記目的を達成するために本発明は、上方に上吸気口を有する上部枠体と、前記上部枠体に系合して床ノズル本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の下中央部に設けた塵埃を捕集するための下吸気口と、前記下吸気口の前後に配した回転ブラシと、前記上吸気口と下吸気口とを連通する為の吸気穴と、床ノズル本体後部に設けた吸気パイプと下吸気口とを連通する連通口を設けたもので、ふとん掃除中に舞い上がった埃を集塵することにより、衛生的な電気掃除機用吸込具を提供するものである。

本発明の電気掃除機用吸込具によれば、上部枠体に設けた吸気口により、掃除中に舞い上がった埃までも吸気することが出来るので衛生的なふとん掃除が可能となる。

第１の発明は、上方に上吸気口を有する上部枠体と、前記上部枠体に系合して床ノズル本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の下中央部に設けた塵埃を捕集するための下吸気口と、前記下吸気口の前後に配した回転ブラシと、前記上吸気口と下吸気口とを連通する為の吸気穴と、床ノズル本体後部に設けた吸気パイプと下吸気口とを連通する連通口を設けた構成とすることにより、掃除中に舞い上がった埃までも吸気することが出来るので衛生的なふとん掃除が可能となる。

第２の発明は、回転ブラシの回転により開閉し、上吸気口と連通口とを連通するバイパスを設けたもので、上吸気口からの吸引風を大きくすることができる。

第３の発明は、外気と連通口とを連通させる補助吸気口と、下吸気口が塞がれた時に前記補助吸気口を開く弁を上部枠体に設けたもので、下吸気口が塞がれた場合、弁が開いて外気が補助吸気口を通して吸引される為、下吸気口からの吸い込み力を低下させることができるので、吸込具がふとんに吸い付いて動きが重くなるのを軽減することができ、操作性を向上させることが出来る。

第４の発明は、第１〜第３の発明の電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機である。

以下、本発明の実施の形態について、図面を参照しながら説明する。なお、この実施の形態によって本発明が限定されるものではない。

（実施の形態１）
以下本発明の第１の実施の形態を図１及び図２において説明する。

同図において、１１は上部枠体で電気掃除機（図示せず）に接続され、塵を電気掃除機本体に導くための連通口１２を有している。その端部には、延長管（図示せず）もしくはホ−ス（図示せず）に接続される吸気パイプ１３を保持している。また下方には上部枠体１１に系合して吸込具本体を形成する下部枠体１４を保持している。この上部枠体１１と下部枠体１４により集塵部１５を形成し、その下方中央部にふとんから塵埃を捕集するための下吸気口１６を形成している。上部枠体１１には、吸込具本体の略全幅にわたる開口を有する上吸気口１８が形成されている。また、下吸気口１６の前後には、ふとんを叩くための回転ブラシ１９ａ、１９ｂが保持されている。上吸気口１８は、下部枠体１４に設けた吸気穴２０を通過して下部枠体１４の中央部に設けた下吸気口１６より吸気される。

上記構成よる作用は以下の通りである。

吸込具をふとんに接地させた状態で、吸込具を前後させると下部本体１４の前後に保持した回転ブラシ１９ａ、１９ｂがふとんの表面を叩き振動を与える。さらに下吸気口１６内部に保持した毛ブラシ１７によりふとん表面の布の内部に入り込んだダニなどのアレルギーの原因となる微細な粉塵を繊維から掻きだす。毛ブラシ１７は下吸気口１６内の近傍に配設しているため一旦繊維から離れたダニなどの微粉末は、容易に下吸気口１６から吸い取ることができ、効率よく捕集できる。このとき毛ブラシ１７は、容易に後方に撓む材料を選定しているため、抵抗にならず、操作を重くしないため、効率よく塵を掻き出しながら操作性も損なうことがないという効果が得られる。また、吸込具を前後に動かすとふとんから細かな埃が舞い上がる。そのほとんどは、毛ブラシ１７の近傍に設けた下吸気口１６から吸い込まれるが、一部は、電気掃除機用吸込具の周りに漂う。この中には、ダニの死骸や糞、花粉など人にアレルギ−症状を引き起こすアレルゲンが含まれている。掃除中にこれらを吸い込む危険性を従来の電気掃除機用吸込具は有していたが、本発明のように上部枠体に上吸気口１８を設けることによりこの上吸気口１８から埃を吸い取るため、人がアレルゲンを吸い込む危険性が低くなる。

また、上部枠体１１から吸い込まれた埃は、上吸気口１８を通過し、下部枠体１４に設けた吸気穴２０を通って下吸気口１６より集塵部１５に入るため、下吸気口１６の吸気量を大きく損なうことがない。

（実施の形態２）
次に本発明の第２の実施の形態を図３において説明する。なお上記第１の実施の形態と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。

図に示すように、上部枠体１１に設けた上吸気口１８と下部枠体１４に設けた吸気穴２０及び下部枠体１４に集塵部１５と連通するバイパス２１を設ける。このバイパス２１は、上下に摺動する構成で回転ブラシ１９ａの凸部２２が当たることにより上下に動くように構成している。バイパス２１が上方に位置した時、バイパス口２３が集塵部１５と連通することとなる。

上記構成よる作用は以下の通りである。

バイパス２１から一部吸気を集塵部１５に取り込むことにより、上吸気口１８からの吸気量が増加する。従って空中に漂ったより多くの埃を集塵することができる。さらにバイパス２１は、常に開いているわけでないのでメインの下吸気口１６からの吸気を大きく損なわない。

（実施の形態３）
次に本発明の第３の実施の形態を図４及び図５において説明する。なお上記第１の実施の形態と同一構成部品については同一符号を付して、その説明を省略する。

図において上部枠体１１の上面の左右に開口した補助吸気口２４及び弁２５を設ける。

上記構成よる作用は以下の通りである。

吸込具を操作したとき、前後の毛ブラシ１７がふとん表面および内部の細塵を掻きだすことになる。ふとんは柔らかな材質が多く、吸込具にまとわりつくように下部枠体１４の下吸気口１６に貼りつく。この場合、上部枠体に設けた上吸気口１８から吸い込まれた埃は、下部枠体１４の下吸気口１６から吸い込まれない。このとき、上部枠体１１の上方に設けた補助吸気口２４の内側の弁２５が開き、外気が集塵部１５と連通する。このため、吸込具の周りに漂う埃が吸引される。また、これにより、下吸気口１６の吸着が和らげられ、操作性も良好となる。

本発明は、上部枠体に吸気口を設けたことで、ふとん掃除の時に舞い上がる埃を吸引して衛生的な電気掃除機用吸込具を提供することができる。

本発明の第１の実施の形態を示すふとん用吸込具の全体断面図本発明の第１の実施の形態を示すふとん用吸込具の上面図本発明の第２の実施の形態を示すふとん用吸込具の全体断面図本発明の第３の実施の形態を示すふとん用吸込具の全体断面図本発明の第３の実施の形態を示すふとん用吸込具の上面図（ａ）従来の電気掃除機用吸込具の全体断面図（ｂ）従来の電気掃除機用吸込具の下面図

符号の説明

１１上部枠体
１２連通口
１４下部枠体
１６下吸気口
１８上吸気口
１９ａ、１９ｂ回転ブラシ
２０吸気穴
２１バイパス
２４補助吸気口
２５弁

Claims

上方に上吸気口を有する上部枠体と、前記上部枠体に系合して床ノズル本体を形成する下部枠体と、前記下部枠体の下中央部に設けた塵埃を捕集するための下吸気口と、前記下吸気口の前後に配した回転ブラシと、前記上吸気口と下吸気口とを連通する為の吸気穴と、床ノズル本体後部に設けた吸気パイプと下吸気口とを連通する連通口を設けた電気掃除機用吸込具。
回転ブラシの回転により開閉し、上吸気口と連通口とを連通するバイパスを設けた請求項１記載の電気掃除機用吸込具。
外気と連通口とを連通させる補助吸気口と、下吸気口が塞がれた時に前記補助吸気口を開く弁を上部枠体に設けた請求項１記載の電気掃除機用吸込具。
請求項１から３のいずれか１項記載の電気掃除機用吸込具を用いた電気掃除機。