JP2007281873A - 撮像装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】、RAWデータから画像を生成してシーン解析を行なうと、解析処理に必要な時間が長くなるという問題を解決する。
【解決手段】サブCPU53は、機能的に処理部54およびシーン解析部54を有し、A/D変換回路35から入力される撮影用撮像素子13からのディジタル画像信号(RAWデータ)を用いて、シーン解析を行う。サブCPU53は、シーン解析によって得られる光源(色温度)や撮影場所、主要被写体の色、主要被写体の特徴などの情報を、メインCPU31を介して画像処理回路30へ出力する。シーン解析の結果は、単写撮影や連写撮影、動画撮影およびスルー画表示における画像処理に用いられる。また、連写撮影、動画撮影およびスルー画表示においては、2枚目以降の撮影画像に対して露出値などの撮影条件の設定にも用いられる。
【選択図】図2

Description

本発明は、撮像素子から出力される画像データでシーン解析を行う撮像装置に関する。
下記特許文献1には、撮像素子からのRAWデータに画像処理を施し、生成した画像に基づいてシーン解析を行うものが開示されている。
特開2001−103508号公報
しかし、RAWデータから画像を生成してシーン解析を行なうと、解析処理に必要な時間が長くなるという問題がある。
請求項1の発明による撮像装置は、複数の色成分を有する画像信号を出力する撮像素子と、撮像素子から出力される線形性を有する画像信号に基づいて、撮像した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、解析手段は、画像信号の複数の色成分の離散的な分光分布に基づいて画像を解析することを特徴とする。
請求項3に記載の発明は、請求項1に記載の撮像装置において、解析手段は、画像信号の複数の色成分の離散的な分光特性に基づいて、画面全体の色の連続性を算出して光源を解析することを特徴とする。
請求項4に記載の発明は、請求項2または3に記載の撮像装置において、解析手段は、画面全体の分光特性の連続性と、画面全体を分割した小領域の分光特性の連続性とに基づいて、画面内の無彩色領域を抽出することを特徴とする。
請求項5に記載の発明は、請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置において、解析手段は、画面全体の各色成分の離散的な分光特性と、画面全体を分割した小領域の各色成分の離散的な分光特性とに基づいて、画面内の特徴抽出を行なうことを特徴とする。
請求項6に記載の発明は、請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置において、解析手段は、画面全体における各色成分の輝度値から画面全体の絶対輝度値を算出し、この絶対輝度値に基づいて撮影場所を推定することを特徴とする。
請求項7に記載の発明は、請求項6に記載の撮像装置において、解析手段は、画面全体における色温度を算出し、この色温度と絶対輝度値とに基づいて、撮影状況を推定することを特徴とする。
請求項8に記載の発明は、請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置において、解析手段の解析結果に基づいて撮像素子による撮影条件を演算する演算手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項9に記載の発明は、請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置において、解析手段の解析結果に基づいて画像信号に対する画像処理を実行する画像処理手段をさらに備えることを特徴とする。
請求項10に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置において、撮像素子は撮影用撮像素子であることを特徴とする。
請求項11に記載の発明は、請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置において、撮像素子とは別に撮影用撮像素子を有することを特徴とする。
請求項12の発明による撮像装置は、撮影レンズを通過する被写体像を撮像して複数の色成分を有する撮影用画像信号を出力する撮影用撮像素子と、撮影レンズに対して撮影用撮像素子と等価な位置に配置され、被写体像を受光して複数の色成分を有する補助画像信号を出力する補助撮像素子と、補助撮像素子から出力される線形性を有する補助画像信号に基づいて、撮像した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする。
請求項13の発明による撮像装置は、第1の分光特性を有し、複数の色成分を有する画像信号を出力する第1の撮像素子と、第1の分光特性と異なる第2の分光特性を有し、複数の色成分を有する画像信号を出力する第2の撮像素子と、第1および第2の撮像素子から出力される線形性を有する画像信号に基づいて、撮影した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、撮像素子から出力される線形性を有する画像信号に基づいて解析を行なうことが可能な撮像装置を提供できる。
―第一の実施の形態―
以下、図面を参照して本発明における実施の形態について説明する。図1は、本発明の第一の実施の形態による一眼レフ電子カメラの要部構成を説明する図である。図1において、カメラ本体10に対して着脱可能に構成されるファインダ装置20と、交換レンズ24とがカメラ本体10に装着されている。
交換レンズ24を通過してカメラ本体10に入射した被写体光は、レリーズ前は破線で示すように位置するクイックリターンミラー11で上方へ導かれてファインダマット14に結像する。被写体光はさらにペンタプリズム15へ入射される。ペンタプリズム15は、入射された被写体光を接眼レンズ16へ導く一方、その一部をプリズム17へも導く。プリズム17へ入射された光はレンズ18を介して補助撮像素子19に入射され、その撮像面上に被写体像を結像する。補助撮像素子19は、交換レンズ24に対して撮影用撮像素子13と光学的に等価な位置に配設される。補助撮像素子19は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成され、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。第一の実施の形態では、補助撮像素子19の出力信号により被写体の輝度値を演算する。すなわち、補助撮像素子19は露出演算に用いられる。
レリーズ後はクイックリターンミラー11が実線で示される位置へ回動し、被写体光がシャッタ12を介して撮影用撮像素子13へ導かれ、その撮像面上に被写体像が結像する。撮影用撮像素子13は、画素に対応する複数の光電変換素子を備えたCCDイメージセンサなどによって構成され、撮像面上に結像されている被写体像を撮像し、被写体像の明るさに応じた光電変換信号を出力する。
撮影用撮像素子13の画素数は補助撮像素子19の画素数より多い。撮影用撮像素子13の画素数は、たとえば数百万画素以上であり、補助撮像素子19の画素数は、たとえば数十万画素である。撮影用撮像素子13および補助撮像素子19の撮像面には、それぞれR(赤)、G(緑)およびB(青)のカラーフィルタが画素位置に対応するように設けられている。撮像素子がカラーフィルタを通して被写体像を撮像するため、各撮像素子から出力される撮像信号は、それぞれRGB表色系の色情報を有する。
図2は、上述した電子カメラにおける第一の実施の形態の回路構成を表すブロック図である。第一の実施の形態の電子カメラにおいては、撮影用撮像素子13から出力される画像データ(RAWデータ)を用いてシーン解析を行う。なお、第一の実施の形態では、補助撮像素子19の出力信号は露出演算に用いられ、シーン解析には用いられないので、図2では図示を省略する。
タイミングジェネレータ(TG)32は、メインCPU31から送出される指令に応じてタイミング信号を発生し、ドライバ33、AFE(Analog Front End)回路34およびA/D変換回路35のそれぞれにタイミング信号を供給する。ドライバ33は、撮影用撮像素子13に電荷を蓄積させ、蓄積電荷を掃き出させるための駆動信号を上記タイミング信号を用いて生成し、生成した駆動信号を撮影用撮像素子13へ供給する。AFE回路34は、撮影用撮像素子13から出力される光電変換信号(蓄積電荷)に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う。A/D変換回路35は、アナログ処理後の撮像信号をディジタル信号に変換する。このディジタル信号がRAWデータであり、画像処理回路30とサブCPU53にそれぞれ出力される。サブCPU53は後述するようにRAWデータを用いてシーン解析を行なう。
画像処理回路30とサブCPU53とはメインCPU31と接続されている。メインCPU31は、画像処理回路30とサブCPU53とを含む各ブロックから出力される信号を入力して所定の演算を行い、演算結果に基づく制御信号を各ブロックへ出力する。画像処理回路30は、たとえばASICとして構成され、メインCPU31を介してサブCPU53から入力されるシーン解析結果に基づいて、A/D変換回路35から入力されるディジタル画像信号に対する画像処理を行う。画像処理回路30が行う画像処理には、画像前処理、および画像後処理が含まれる。
画像前処理は、撮影用撮像素子13による撮像画像(ディジタルRAW画像信号)に対して輪郭強調や色温度調整(ホワイトバランス調整)などを行う処理である。画像前処理は、後述のシーン解析処理で得られた解析結果に基づいて行われる。画像後処理は、画像前処理後のディジタル画像信号に対してフォーマット変換を行う処理である。フォーマット変換とは、ディジタル画像信号を画像圧縮に適した画像データに変換する処理である。
サブCPU53は、A/D変換回路35から入力されるディジタル画像信号(RAWデータ)を用いて、後述のシーン解析を行う。サブCPU53は、シーン解析によって得られる光源(色温度)や撮影場所、主要被写体の色、主要被写体の特徴などの情報を、メインCPU31を介して画像処理回路30へ出力する。シーン解析の結果は、単写撮影や連写撮影、動画撮影およびスルー画表示における画像処理に用いられる。また、連写撮影、動画撮影およびスルー画表示においては、2枚目以降の画像に対して露出値などの撮影条件の設定にも用いられる。
画像圧縮回路44は、画像処理回路30による画像後処理後のディジタル画像信号に対して、JPEG方式などの所定の方式にて画像圧縮処理を行う。表示画像作成回路42は、画像前処理後のディジタル画像信号を用いて、外部モニタ43に撮像画像を表示するための表示データを作成する。外部モニタ43はLCDなどによって構成され、表示データによる画像を再生表示する。
バッファメモリ41は、画像前処理、画像後処理、画像圧縮処理および表示データ作成処理の途中や処理後のデータを一時的に格納するために使用される。また、連写撮影および動画撮影時に連続して撮像した複数駒の画像信号を一時記憶するためにも用いられる。電子カメラ本体10に対して着脱可能なメモリカードなどで構成される記録媒体45には、画像圧縮処理後の画像データが記録される。
レリーズボタン(不図示)の押下操作に連動してオン/オフする半押しスイッチ47および全押しスイッチ48は、それぞれオン信号もしくはオフ信号をメインCPU31へ出力する。
モード切替スイッチ52は、たとえば電子カメラの動作を撮影モードやスルー画表示モード、再生モードなどへ切り替える。撮影モードでは、連写モード、単写モード、動画モードなどが選択可能である。連写モードが選択されると、所定の連写速度未満の場合は、撮影コマごとにクイックリターンミラー11のアップ・ダウン駆動を行い、所定の連写速度以上の場合は、クイックリターンミラー11を図1の実線で示すアップ位置で保持させた状態で撮影を行う。また、スルー画表示モードは画像を動画として外部モニタ43に表示するが撮影や記録処理を行なわないモードであり、コマごとにクイックリターンミラー11をアップ・ダウン駆動させるか、もしくは図1の実線のアップ位置で保持させたままの状態とするかを、撮影者の操作により選択することができる。再生モードでは、記録媒体45に記録されている画像データを読み出し、画像を外部モニタ43に再生表示する。
焦点検出装置49は、メインCPU31から送出される指令に応じてレンズ25による焦点調節状態を検出し、検出信号をメインCPU31へ送出する。レンズ駆動装置50は、メインCPU31からの指令に応じてレンズ25を光軸方向に進退駆動する。レンズ情報入力部51は、交換レンズ24の絞り値などのレンズ情報を検出し、検出信号をメインCPU31へ送出する。
撮影地設定部60は、外部モニタ43に表示される地図に基づいて、撮影者が撮影地のタイムゾーン選択操作を行うことにより、内蔵の時計を撮影地の現地時刻に設定し、時刻信号をメインCPU31へ出力する。もしくは、GPS(Global Positioning System)から受信した情報に基づいて、撮影地の緯度、経度、標高、UTC(Coordinated Universal Time)データなどを設定するようにしてもよい。
―RAWデータでのシーン解析―
以下、サブCPU53で行なわれるシーン解析について詳細に説明する。
サブCPU53は、機能的に、処理部54とシーン解析部55とを備える。処理部54は、A/D変換回路35から入力されるRAWデータに対する処理を行う。処理部54は、撮影用撮像素子13のR、GおよびBの各カラーフィルタを通して出力される撮像信号の光強度分布に基づいて、撮像画面全体の分光分布を検出して、シーン解析部55へ出力する。また、撮影用撮像素子13の画素を所定領域ごとにブロック分割し、ブロック領域ごとの画像信号として取り扱えるようにする。これにより、ブロック領域ごとの分光分布、およびブロック領域ごとの絶対輝度値を検出して、シーン解析部55へ出力する。
シーン解析部55は、処理部54から入力した撮像画面全体の分光分布、ブロック領域ごとの分光分布および絶対輝度値と、メインCPU31から入力した撮影距離、焦点距離、撮影時間および撮影地などの撮影情報とに基づいて、データベース56に格納されている種々のテーブルを参照しながらシーン解析を行う。シーン解析部55は、光源情報(色温度)の検出、撮影場所の特定、主要被写体の色情報の検出、および主要被写体の特徴抽出によりシーン解析を行う。シーン解析の結果は、メインCPU31へ出力される。
―色温度―
処理部54で検出された撮像画面全体の分光分布に基づいて、光源情報(色温度)が検出される。RAWデータにおけるR、G、B出力は、図3(a)に示すスペクトラムのように離散的な分光分布を示す。この離散的なデータに基づいて図3(b)の太線に示すように、分光分布の連続性を推定して、連続的な曲線の形状から光源を検出する。図3(c)には、分光分布曲線と光源との対応関係の一例を示す。実線は色温度が約2850Kの白熱電球、破線は色温度が約6500Kの昼光、一点鎖線は標準の光を光源とする分光分布曲線である。なお、このような対応関係はテーブルなどの形式により予めデータベース56に格納され、光源情報を検出する際に読み出される。
―撮影場所の特定―
処理部54で検出した絶対輝度値に基づいて、撮影場所が推定される。ブロック領域ごとの絶対輝度値は、RAWデータにおけるR、G、B出力から、以下の式(1)により算出される。
Y=0.3R+0.59G+0.11B (1)
上記の式(1)で算出された絶対輝度値に基づいて、撮影場所が屋内か屋外かなどの判定を行う。たとえば、絶対輝度値が所定の閾値以上であれば屋外であると判定する。また、前述の光源情報をも用いて撮影場所の状況をさらに特定する。すなわち、絶対輝度値と色温度とに基づいて、撮影場所が蛍光灯で照明された室内である、白熱光で照明された室内であるなどのように判定することができる。たとえば、絶対輝度値と色温度と光源との関係がテーブルなどの形式でデータベース56に格納され、判定を行う際にこのテーブルを参照するようにする。さらに、メインCPU31を介して撮影地設定部60から入力した撮影時刻および撮影地域に関する情報を用いて、撮影地がハワイの海岸である、香港の夜景であるなどのように撮影地域を特定することもできる。
―被写体の色情報―
ブロック領域ごとの分光分布に基づいて、主要被写体の色情報が検出される。たとえば、図4(a)に示ようにブロック分割された画面において、ブロックr1〜ブロックrnの領域では図4(b)に示すような分光分布が検出されたとする。この分光分布がR成分を多く含むことにより、この領域に存在する被写体の色が赤色と判定される。さらに、R成分を多く出力する領域の形状がほぼ円形に近いことに基づいて、この領域に存在する被写体は赤色の丸い物体、たとえば赤いボールやリンゴであると推定することができる。また、ブロックr1〜ブロックrnの領域における分光分布から、この領域の被写体の色が肌色と判定されると、この領域には人の顔が撮影されていると推定することができる。さらに、メインCPU31から入力される撮影距離および焦点距離の情報を用いて、顔の大きさを判定し、被写体が赤ん坊か大人かを推定することもできる。もし、被写体が赤ん坊であれば、不図示の閃光装置の発光を制限するようにしてもよい。
―被写体の特徴抽出―
撮像画面全体の分光分布、すなわち光源情報(色温度)と各ブロック領域ごとの分光分布とを比較することにより、被写体の特徴が抽出される。すなわち、光源の影響を受けたブロック領域の分光分布から被写体が本来有する分光反射率を導き出すことにより、被写体の色が特定される。シーン解析部55は、データベース56に格納されている画面全体のR、G、B値の比、色温度および係数の対応関係を表すテーブル1と、ブロック領域のR、G、B値の比と色温度との対応関係を表すテーブル2とを参照して、各ブロック領域ごとの色を決定する。たとえば、画面全体のR、G、B値の比がそれぞれ2:5:10であり、色温度が6000Kと判別されたとする。これらの値に基づいて、図5(a)に示すテーブル1を参照し、係数A1を決定する。さらに、あるブロック領域のR、G、B値のそれぞれにこの係数A1を乗じた値の比が10:5:1になったとする。この比率に基づいて、図5(b)に示すテーブル2を参照して、このブロック領域の色を赤色と決定する。また、図6に示すように、破線で示した画面全体の分光分布曲線の形状と、実線で示したブロック領域の分光分布曲線の形状とが類似していれば、このブロック領域は無彩色と判定する。
以上で説明した電子カメラにおける撮影処理について、図7に示すフローチャートを用いて説明する。図7の処理を行うプログラムはメインCPU31内のROM(不図示)に格納されており、カメラの電源からオン信号がメインCPU31に入力されると起動される。
図7のステップS1において、カメラ電源オン処理を行なってステップS2へ進む。これにより不図示の電源回路から各ブロック(撮像素子およびその周辺回路を除く)へ電源が供給される。ステップS2において、ポート設定など自身の初期化を行なってステップS3へ進む。ステップS3において、デフォルトの撮影モード、表示、画像処理のための初期設定を行なってステップS4へ進む。
ステップS4において、撮影モードが単写モードか否かの判定を行う。単写モードである場合は、ステップS4が肯定判定されてステップS5へ進み、単写モードにおける撮影処理を行う。単写モードでない場合は、ステップS4が否定判定されてステップS6へ進む。ステップS6においては、撮影モードが連写モードか否かの判定を行う。連写モードである場合は、ステップS6が肯定判定されてステップS7へ進み、連写モードにおける撮影処理を行う。連写モードでない場合は、ステップS6が否定判定されてステップS8へ進む。ステップS8においては、撮影モードが動画モードか否かの判定を行う。動画モードである場合は、ステップS8が肯定判定されてステップS9へ進み、動画モードにおける処理を行なう。動画モードでない場合、すなわちスルー画モードである場合は、ステップS8が否定判定されて、ステップS10へ進みスルー画における処理を行なう。
―単写―
図8を用いて、ステップS5における単写モードによる撮影処理を説明する。単写モードにおいては、シーン解析の結果に基づいて撮影画像に対して画像処理が施される。
ステップS101において、レリーズボタンが半押し操作されたか否かを判定する。半押しスイッチ47から半押し信号が入力されるとステップS101を肯定判定してステップS102へ進み、半押し信号が入力されていない場合にはステップS101を否定判定し、当該判定処理を繰り返す。
ステップS102において、焦点検出装置49はレンズ25による焦点調節状態を検出し、レンズ駆動装置50は、焦点検出結果に基づいて焦点調節を行う。ステップS103において、レリーズボタンが全押し操作されたか否かを判定する。全押しスイッチ48から全押し信号が入力されるとステップS103が肯定判定されてステップS105へ進み、全押し信号が入力されていない場合にはステップS103が否定判定されて、ステップS104へ進む。
ステップS105において、撮影シーケンスを開始する。具体的には、不図示のシーケンス装置にミラーアップを開始させてステップS106へ進む。ステップS106において、撮影用撮像素子13およびその周辺回路(AFE回路34、A/D変換回路35、タイミングジェネレータ32、ドライバ33)への電源オン処理、および撮影用撮像素子13の初期化を行ってステップS107へ進む。
ステップS107において、撮影用撮像素子13による撮像を開始する。すなわち、撮影用撮像素子13の電荷蓄積および蓄積電荷掃き出しを行なう。ステップS108において、サブCPU53は撮影用撮像素子13から出力された画像データ(RAWデータ)に対してシーン解析を行う。なお、シーン解析の詳細処理については、図10に示すフローチャートを用いて後述する。
ステップS109において、不図示のシーケンス装置によりミラーダウンを開始してステップS110へ進む。ステップS110において、画像処理回路30は、ステップS108で得られたシーン解析の結果に基づいて、撮影用撮像素子13による撮像画像に対して画像処理(画像前処理および画像後処理)を行う。
ステップS111において、画像圧縮回路44は、画像後処理後のディジタル画像信号に対して画像圧縮処理を行う。そして、圧縮処理された画像データを記録媒体45に記録してステップS112へ進む。ステップS112において、表示画像作成回路42は、画像前処理後のディジタル画像信号を用いて表示データを作成し、ステップS113において、撮影画像を外部モニタ43に再生表示する。以上で単写モードにおける一連の撮影動作が終了する。
一方、ステップS103が否定判定されて進んだステップS104においては、半押し操作が開始されてから所定時間が経過したか否かを判定する。半押しスイッチ47から半押し信号が入力されていない状態が所定時間継続している場合は、ステップS104が肯定判定されてステップS101へ戻る。一方、半押しスイッチ47から半押し信号を入力されている、もしくは半押し信号が入力されていない状態が所定時間に満たない場合は、ステップS104が否定判定されてステップS103へ戻る。
―連写―
一方、図9を用いて、図7のステップS7における連写モードでの撮影処理を説明する。連写モードにおいては、シーン解析の結果に基づいて、撮影画像に対して画像処理が施されるとともに、2枚目以降の撮影画像に対する露出値などの撮影条件が設定される。
ステップS201(レリーズボタン半押し判定)からステップS208(シーン解析)までの処理は、図8におけるステップS101(レリーズ半押し判定)からステップS108(シーン解析)までの処理と同様の処理を行なう。
ステップS209において、画像処理回路30は、撮影用撮像素子13による撮像画像に対してシーン解析の結果に基づいた画像処理(画像前処理および画像後処理)を行い、ステップS210へ進む。ステップS210において、画像圧縮回路44は、画像後処理後のディジタル画像信号に対して画像圧縮処理を行い、圧縮処理された画像データを記録媒体45に記録してステップS211へ進む。
ステップS211において、表示画像作成回路42は、画像前処理後のディジタル画像信号を用いて表示データを作成し、ステップS212において、撮影画像を外部モニタ43に再生表示する。ステップS213において、連写速度が所定以上であるか否かを判定する。連写速度が所定以上の場合はステップS213が肯定判定されてステップS214へ進み、連写速度が所定未満の場合はステップS213が否定判定されてステップS217へ進む。
ステップS214において、連写終了か否かを判定する。連写継続の場合、たとえば、全押しスイッチ48からのオン信号が継続しているときは、ステップS214が否定判定されステップS216へ進み、ステップS208で得られたシーン解析の結果に基づいて撮影条件を設定してステップS206へ戻る。連写終了の場合、たとえば、全押しスイッチ48からのオン信号が解除しているときは、ステップS214が肯定判定されてステップS215へ進み、不図示のシーケンス装置によりミラーダウンを行い、連写モードによる一連の処理を終了する。
一方、ステップS213が否定判定されて進んだステップS217において、ステップS215と同様に不図示のシーケンス装置によりミラーダウンを開始し、ステップS218へ進む。ステップS218において、ステップS214と同様に連写終了か否かを判定する。連写継続の場合はステップS218が否定判定されステップS205へ戻る。連写終了の場合はステップS218が肯定判定されて連写モードによる一連の処理を終了する。
―動画―
図7のステップS9における動画モードでの処理を図10に示す。動画モードにおいても、連写モードと同様にシーン解析の結果に基づいて、撮影画像に対して画像処理が施されるとともに、2枚目以降の撮影画像に対する露出値などの撮影条件が設定される。なお、ステップS301(レリーズボタン半押し判定)からステップS312(画像表示)までの各処理は、図9の連写モードにおけるステップS201(レリーズボタン半押し判定)からステップS212(画像表示)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS313においては、動画終了か否かの判定を行う。動画継続の場合ステップS313が否定判定されステップS315へ進み、図9の連写モードにおけるステップS216と同様に、ステップS308のシーン解析結果を用いて撮影条件を設定してステップS306へ戻る。動画終了の場合ステップS313が肯定判定されてステップS314へ進み、不図示のシーケンス回路によりミラーダウンを行い一連の動作を終了する。
―スルー画―
図7のステップS10におけるスルー画モードにおける処理を図11に示す。スルー画モードにおいて、クイックリターンミラー11を図1の実線のアップ位置で保持させた状態でスルー画表示を行なう場合は、シーン解析の結果に基づいて表示画像に対して画像処理が施されるとともに、2枚目以降の表示画像に対する露出値などの撮影条件が設定される。また、コマごとにクイックリターンミラー11をアップ・ダウン駆動させる場合は、シーン解析の結果に基づいて表示画像に対して画像処理が施される。
ステップS401(レリーズボタン半押し判定)からステップS404(レリーズボタン半押し継続時間判定)までの各処理は、図10の動画モードにおけるステップS301(レリーズボタン半押し判定)からステップS304(レリーズボタン半押し継続時間判定)までの各処理と同様の処理を行う。ステップS404が肯定判定されて進んだステップS405においては、スルー画表示をクイックリターンミラー11を図1の実線のアップ位置に保持させた状態で行なうか否かを判定する。クイックリターンミラー11をアップ位置に保持させた状態で表示を行なう場合は、ステップS405が肯定判定されてステップS406へ進む。クイックリターンミラー11をコマごとにアップ・ダウン駆動させて表示を行なう場合は、ステップS405が否定判定されてステップS415へ進む。
ステップS406(ミラーアップ)からステップS410(画像処理)までの各処理は、図10の動画モードにおけるステップS305(ミラーアップ)からステップS309(画像処理)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS411において、表示画像作成回路42により、スルー画を外部モニタ43に表示してステップS412へ進む。ステップS412においては、スルー画表示を継続するか否かを判定する。スルー画表示を終了する場合は、ステップS412が肯定判定されてステップS413へ進み、クイックリターンミラー11をダウンして一連の処理を終了する。スルー画表示を継続する場合は、ステップS412が否定判定されてステップS414へ進み、図10の動画モードにおけるステップS315と同様に、ステップS409のシーン解析の結果を用いて撮影条件の設定を行なってステップS407へ戻る。
一方、ステップS405が否定判定されて進んだ、ステップS415(ミラーアップ)からステップS420(画像処理)までの各処理は、図8の単写モードにおけるステップS105(ミラーアップ)からステップS110(画像処理)までの各処理と同様の処理を行なう。ステップS421において、ステップS411と同様にして、表示画像作成回路42により外部モニタ43にスルー画を表示する。ステップS422においては、ステップS412と同様にスルー画表示を継続するか否かを判定する。スルー画表示を終了する場合はステップS422が肯定判定されて、一連の処理を終了する。スルー画表示を継続する場合は、ステップS422が否定判定されてステップS415へ戻る。
―シーン解析処理―
図8のステップS108と、図9のステップS208と、図10のステップS308と、図11のステップS409およびステップS418におけるシーン解析処理について、図12に示すフローチャートを用いて説明する。なお、図12の処理を行なうプログラムは、サブCPU53により実行される。
ステップS511において、処理部54により、撮像画面全体の分光分布を検出してステップS512へ進む。ステップS512において、処理部54により、ブロック領域ごとの分光分布を検出してステップS513へ進む。ステップS513において、処理部54により、ブロック領域ごとの絶対輝度値を算出してステップS514へ進む。
ステップS514において、シーン解析部55は、ステップS511で検出した撮像画面全体の分光分布に基づいて、データベース56に格納されているテーブルを参照しながら、撮像画面の色温度、すなわち、光源情報を検出する。続いて進んだステップS515では、シーン解析部55は、ステップS513で算出された絶対輝度値と、撮影場所や撮影時刻などに関する撮影情報とに基づいて、撮影地域を特定してステップS516へ進む。
ステップS516では、シーン解析部55は、ステップS512で検出されたブロック領域ごとの分光分布に基づいて、被写体の色情報を検出してステップS517へ進む。ステップS517では、シーン解析部55は、ステップS511で検出した撮像画面全体の分光分布と、ステップS512で検出したブロック領域ごとの分光分布とに基づいて、データベース56に格納されているテーブルを参照しながら被写体の特徴を抽出する。
図24の符号151に、第一の実施の形態においける撮影モードと実行する処理との一覧を示す。
単写モードの場合は、シーン解析結果を撮影画像の画像処理に反映させる。連写モード、動画モードおよびスルー画モードの場合は、シーン解析結果に基づいて撮影画像もしくは表示画像の画像処理を行なうとともに、2枚目以降の画像に対する露出値などの撮影条件が設定される。
以上で説明した第一の実施の形態における電子カメラによれば、以下の作用効果が得られる。
(1)撮影用撮像素子13から出力される複数の色成分を有するディジタル画像信号において、ディジタル画像信号の線形性出力(RAWデータ)を用いて撮影画像に対するシーン解析を行なうようにした。したがって、ディジタル画像信号を画像データに変えてからシーン解析を行なうよりも処理時間を短縮することができる。
(2)ディジタル画像信号の複数の色成分の離散的な分光分布に基づいて、撮影画面全体の色の連続性を算出してシーン解析を行なうようにした。したがって、RAWデータを用いたシーン解析により撮影画面の光源を解析することができる。
(3)撮影画面全体の分光特性の連続性と、撮影画面全体を分割した小領域の分光特性の連続性とに基づいてシーン解析を行なうようにした。したがって、RAWデータを用いたシーン解析により、撮影画面内における無彩色の領域を抽出することができる。
(4)撮影画面全体におけるR、G、Bの各色成分の離散的な分光特性と、撮影画面を分割した小領域におけるR、G、Bの各色成分の離散的な分光特性とに基づいてシーン解析を行なうようにした。したがって、RAWデータを用いたシーン解析により、光源の影響を受けた小領域の分光特性から小領域が本来有する分光反射率を導き出して、小領域の色の特徴を抽出することができる。
(5)撮影画面全体のR、G、Bの各色成分の輝度値を用いて、撮影画面全体の絶対輝度値を算出してシーン解析を行なうようにした。したがって、絶対輝度値に基づいて、たとえば、室内で撮影したものである、あるいは屋外で撮影したものであるなどのように撮影場所を推定することができる。
(6)撮影画面全体の色温度と絶対輝度値とを用いてシーン解析を行なうようにした。したがって、たとえば、撮影場所が蛍光灯で照明された室内である、白熱光で照明された室内であるなどのように撮影状況を推定することができる。
(7)撮影用撮像素子13から出力されるRAWデータによるシーン解析の解析結果を用いて、露出値などの撮影条件を演算するようにした。したがって、ディジタル画像信号を画像データに変えてからシーン解析を行なうよりも処理時間を短縮することができるので、連写撮影のように撮影条件を高速で演算処理する場合に有効である。
(8)撮影用撮像素子13の出力データを用いてシーン解析を行なうので、単写撮影の画像に対する画像処理にシーン解析結果を反映できる。さらに連写撮影、動画撮影およびスルー画表示の画像に対する画像処理にもシーン解析結果を反映できるとともに、2枚目以降の撮影条件設定に解析結果を利用できる。
―第二の実施の形態―
図13は図1の要部構成を有する電子カメラにおいて、補助撮像素子19から出力される画像データ(RAWデータ)を用いてシーン解析を行う第二の実施の形態の電子カメラの回路構成を表すブロック図である。以下で、図2に示す第一の実施の形態の回路構成と相違する点について主に説明する。
タイミングジェネレータ(TG)36は、メインCPU31から送出される指令に応じてタイミング信号を発生し、ドライバ37、AFE回路39およびA/D変換回路40のそれぞれにタイミング信号を供給する。ドライバ37は、補助撮像素子19に電荷を蓄積させ、蓄積電荷を掃き出させるための駆動信号を上記タイミング信号を用いて生成し、生成した駆動信号を補助撮像素子19へ供給する。AFE回路39は、補助撮像素子19から出力される光電変換信号(蓄積電荷)に対するアナログ処理(ゲインコントロールなど)を行う。A/D変換回路40は、アナログ処理後の撮像信号をディジタル信号に変換する。このディジタル信号がRAWデータであり、メインCPU31に出力され、メインCPU31によりシーン解析を行なう。
画像処理回路30は、A/D変換回路35から入力されるディジタル画像信号に対する画像処理を行う。メインCPU31は、A/D変換回路40から入力される補助撮像素子19からのRAWデータに基づいてシーン解析を行い、単写撮影や連写撮影、動画撮影およびスルー画表示においてシーン解析結果に基づいて撮影条件を設定するとともに、A/D変換回路35から入力されるディジタル画像信号に対してシーン解析に基づいた画像処理を行う。なお、シーン解析は第一の実施の形態においてサブCPU53にて行なった手法と同様の手法により行なわれる。
上記構成の第二の実施の形態の電子カメラにおける撮影動作の処理を説明する。第二の実施の形態においては、モード切替スイッチ52により単写モードに設定された場合はシーン解析結果に基づいて撮影条件を設定し、連写モードおよびスルー画モードに設定された場合にはシーン解析に基づいて撮影条件の設定、および撮影画像もしくは表示画像に対する画像処理を行なう。動画モードに設定された場合は、1枚目の撮影画像を取得した際のシーン解析に基づいて撮影条件の設定および撮影画像に対する画像処理を行なう。なお、単写モードにおいてもシーン解析結果に基づいて画像処理を行なってもよい。この場合、クイックリターンミラー11が図1のアップ位置へ回動する前までに補助撮像素子19から出力された画像データによるシーン解析結果に基づいて、撮影用撮像素子13から出力される画像データに対して画像処理を施す。
―単写―
図14に示すフローチャートを用いて、単写モードにおける撮影動作について、図8に示すフローチャートと相違する処理を主に説明する。
ステップS601におけるレリーズボタンの半押し操作が肯定判定されて進んだステップS602において、補助撮像素子19およびその周辺回路(AFE回路39、A/D変換回路40、タイミングジェネレータ36、ドライバ37)への電源オン処理、および補助撮像素子19の初期化を行ってステップS603へ進む。
ステップS603において、図8のステップS102と同様にして焦点検出および調節が行われて進んだステップS604において、補助撮像素子19による撮像を開始する。すなわち、補助撮像素子19の電荷蓄積および蓄積電荷掃き出しを行なう。ステップS605においては、メインCPU31は補助撮像素子19から出力された画像データ(RAWデータ)に対してシーン解析を行う。なお、シーン解析の詳細処理については、図12に示すフローチャートと同様であるので説明を省略する。
ステップS606において、ステップS605で得られたシーン解析の結果に基づいて撮影条件を設定してステップS607へ進む。ステップS607(レリーズボタン全押し判定)からステップS611(撮影用撮像素子13の電荷蓄積、掃き出し)までの処理については、図8のステップS103(レリーズボタン全押し判定)からステップS107(撮影用撮像素子13の電荷蓄積、掃き出し)までの処理と同様の処理を行なう。また、ステップS612(ミラーダウン)からステップS616(画像表示)までの処理についても、図8のステップS109(ミラーダウン)からステップS113(画像表示)までの処理と同様の処理を行なう。なお、ステップS613における画像処理に際しては、レリーズボタン全押し直前にステップS605で取得したシーン解析結果を使用する。
―連写―
図15に示すフローチャートを用いて連写モードにおける撮影動作を示す。連写モードにおいては、シーン解析に基づいて撮影条件の設定および撮影画像に対する画像処理を行なう。
図15のステップS701(レリーズボタン半押し判定)からステップS711(撮影用撮像素子19の電荷蓄積、掃き出し)までの各処理については、図14の単写モードにおけるステップS601(レリーズボタン半押し判定)からステップS611(撮影用撮像素子19の電荷蓄積、掃き出し)までの各処理と同様の処理を行なう。また、図15のステップS712(画像処理)からステップS718(ミラーダウン)までの各処理については、図9のステップS209(画像処理)からステップS215(ミラーダウン)までの各処理と同様の処理を行なう。なお、ステップS712の画像処理に際しては、ステップS705のシーン解析結果、または、ステップS722のシーン解析結果を使用する。
図15のステップS719およびS720は、図9のステップS217およびS218と同様にクイックリターンミラー11をダウンした後、連写を終了するか否かを判定する。連写を継続する場合は、ステップS720が否定判定されてステップS721へ進む。ステップS721(補助撮像素子19の電荷蓄積および掃き出し)からステップS723(撮影条件設定)までの各処理は、ステップS704(補助撮像素子19の電荷蓄積および掃き出し)からステップS706(撮影条件設定)までの各処理と同様の処理を行なう。
―動画―
図16に示すフローチャートを用いて動画モードにおける撮影動作を説明する。動画モードにおいては、1枚目の撮影画像を取得した際のシーン解析に基づいて撮影条件の設定および撮影画像に対する画像処理を行なう。
図16のステップS801(レリーズボタン半押し判定)からステップS815(画像表示)までの各処理については、図15の連写モードにおけるステップS701(レリーズボタン半押し判定)からステップS715(画像表示)までの各処理と同様の処理を行なう。なお、ステップS812の画像処理に際しては、ステップS805のシーン解析の結果を使用する。また、図16のステップS816(動画終了判定)およびステップS817(ミラーダウン)の各処理については、図10のステップS313(動画終了判定)およびステップS314(ミラーダウン)までの各処理と同様の処理を行なう。
―スルー画―
図17に示すフローチャートを用いてスルー画モードにおける動作を説明する。スルー画モードにおいては、シーン解析に基づいて撮影条件の設定および表示画像に対する画像処理を行なう。
図17のステップS901(レリーズボタン半押し判定)からステップS908(レリーズ半押し継続時間判定)までの各処理は、図16の動画モードにおけるステップS801(レリーズボタン半押し判定)からステップS808(レリーズボタン半押し継続時間判定)までの各処理と同様の処理を行なう。
ステップS909においては、図11のステップS405と同様に、スルー画表示をクイックリターンミラー11を図1の実線のアップ位置に保持させた状態で行なうか否かを判定する。クイックリターンミラー11をアップ位置に保持させた状態で表示を行なう場合は、ステップS909が肯定判定されてステップS910へ進む。クイックリターンミラー11をコマごとにアップ・ダウン駆動させて表示を行なう場合は、ステップS909が否定判定されてステップS917へ進む。
ステップS910(ミラーアップ)からステップS913(画像処理)までの各処理は図16の動画モードにおけるステップS809(ミラーアップ)からステップS812(画像処理)までの各処理と同様の処理を行なう。なお、ステップS913の画像処理に際しては、ステップS905のシーン解析結果を使用する。ステップS914においては、表示画像作成回路42により、スルー画を外部モニタ43に表示してステップS915へ進む。ステップS915においては、スルー画モードを終了するか否かを判定する。スルー画モードを継続する場合はステップS915が否定判定されてステップS911へ戻り、スルー画モードを終了する場合はステップS915が肯定判定されてステップS916へ進み、クイックリターンミラー11をダウンして一連の処理を終了する。
一方、ステップS909が否定判定されて進んだ、ステップS917(ミラーアップ)からステップS921(画像処理)までの各処理は、図14の単写モードにおけるステップS609(ミラーアップ)からステップS613(画像処理)までの各処理と同様の処理を行なう。なお、ステップS921の画像処理に際しては、1枚目はステップS905の、2枚目以降はステップS925のシーン解析結果を用いる。ステップS922においては、ステップS913と同様に、表示画像作成回路42により、スルー画を外部モニタ43に表示してステップS923へ進む。
ステップS923においては、ステップS915と同様にスルー画モードを終了するか否かの判定を行う。スルー画モードを終了する場合はステップS923が肯定判定されて一連の処理を終了する。スルー画モードを継続する場合はステップS923が否定判定されて、ステップS924へ進む。ステップS924(補助撮像素子19の電荷蓄積および掃き出し)からステップS926(撮影条件設定)までの各処理は、ステップS904(補助撮像素子19の電荷蓄積および掃き出し)からステップS906(撮影条件設定)までの各処理と同様の処理を行なう。
図24の符号152に、第二の実施の形態における撮影モードと実行する処理との一覧を示す。
単写モードの場合は、シーン解析結果を撮影条件の設定に用いる。また、ミラーアップ前までのシーン解析の結果に基づいて撮影画像に対して画像処理を施す。連写モードおよびスルー画モードの場合は、シーン解析結果に基づいて撮影条件を設定するとともに、撮影画像もしくは表示画像に対して画像処理を行なう。動画モードの場合は、1枚目の画像取得時のシーン解析の結果に基づいて撮影条件の設定と画像処理とを行なう。
以上で説明した第二の実施の形態における電子カメラによれば、第一の実施の形態における(2)〜(6)の効果に加えて、以下の作用効果が得られる。
(1)補助撮像素子19から出力される複数の色成分を有するディジタル画像信号において、ディジタル画像信号の線形性出力(RAWデータ)を用いて撮影画像に対するシーン解析を行なうようにした。したがって、ディジタル画像信号を画像データに変えてからシーン解析を行なうよりも処理時間を短縮することができる。
(2)補助撮像素子19から出力されるRAWデータによるシーン解析の解析結果を用いて、露出値などの撮影条件を演算するようにした。したがって、ディジタル画像信号を画像データに変えてからシーン解析を行なうよりも処理時間を短縮することができる。さらに、補助撮像素子19の出力データを用いてシーン解析を行なうので、シーン解析の結果を単写撮影、連写撮影、動画撮影およびスルー画表示における1枚目の画像に対する撮影条件の演算に利用できる。
(3)補助撮像素子19から出力されるRAWデータによるシーン解析の解析結果を用いて、撮影用撮像素子13からの出力データに対して画像処理を実行するようにした。したがって、ディジタル画像信号を画像データに変えてからシーン解析を行なうよりも処理時間を短縮することができるので、連写撮影のように撮影条件を高速で演算処理する場合に有効である。
(4)撮影用撮像素子13よりも画素数の少ない補助撮像素子19からのRAWデータに基づいてシーン解析を行なうことにより、処理時間を短縮することができる。
―第三の実施の形態―
図18は図1の要部構成を有する電子カメラにおいて、撮影用撮像素子13および補助撮像素子19から出力される画像データ(RAWデータ)を用いてシーン解析を行う第二の実施の形態の電子カメラの回路構成を表すブロック図である。第三の実施の形態においては、第一の実施の形態と同様にサブCPU53を備え、撮影用撮像素子13から出力される画像データ(RAWデータ)を用いてシーン解析を行なう。さらに、第二の実施の形態と同様に補助撮像素子19から出力される画像データ(RAWデータ)を用いてメインCPU31においてシーン解析を行なう。
上述の構成を有する第三の実施の形態による電子カメラの動作を、単写モードの場合を図19のフローチャートに、連写モードの場合を図20のフローチャートに、動画モードの場合を図21のフローチャートに、スルー画モードの場合を図21のフローチャートに示す。
図19に示す単写モードにおけるフローチャートは、図8および図14に示す単写モードにおけるフローチャートを組み合わせたものである。したがって、第三の実施の形態による単写モードにおいては、補助撮像素子19からの画像データに基づいてステップS1005でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影条件の設定を行なう。さらに、撮影用撮像素子13からの画像データに基づいてステップS1012でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影画像に画像処理を施す。
図20に示す連写モードにおけるフローチャートは、図9および図15に示す連写モードにおけるフローチャートを組み合わせたものである。したがって、第三の実施の形態による連写モードにおいては、補助撮像素子19からの画像データに基づいてステップS1105でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影条件の設定を行なう。さらに、撮影用撮像素子13からの画像データに基づいてステップS1112でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影画像に画像処理を施す。連写速度が所定値以上であれば、ステップS1112のシーン解析結果を用いて2枚目以降の撮影画像に対する撮影条件の設定と画像処理とを行なう。また、連写速度が所定値未満の場合、ステップS1124のシーン解析結果を用いて2枚目以降の撮影画像に対する撮影条件を設定するとともに、ステップS1112のシーン解析結果を用いて2枚目以降の撮影画像に対して画像処理を行なう。
図21に示す動画モードにおけるフローチャートは、図10および図16に示す動画モードにおけるフローチャートを組み合わせたものである。したがって、第三の実施の形態による動画モードにおいては、補助撮像素子19からの画像データに基づいてステップS1205でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて1枚目の撮影画像に対する撮影条件の設定を行なう。さらに、撮影用撮像素子13からの画像データに基づいてステップS1212でシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影画像に画像処理を施すとともに、2枚目以降の撮影画像に対する撮影条件の設定を行なう。
図22に示すスルー画モードにおけるフローチャートは、図11および図17に示すスルー画モードにおけるフローチャートを組み合わせたものである。したがって、第三の実施の形態によるスルー画モードにおいては、撮影用撮像素子13および補助撮像素子19からの画像データに基づいてシーン解析を行い、このシーン解析結果を用いて撮影条件を設定するとともに、表示画像に対する画像処理を施す。なお、撮影用撮像素子13と補助撮像素子19とから出力される画像データのうち、どちらの画像データをシーン解析に用いるかは、スルー画表示をクイックリターンミラー11をアップ位置に保持した状態で行なうか、コマごとにアップ・ダウン駆動を行うかにより決定される。
第三の実施の形態における電子カメラによれば、第一および第二の実施の形態において得られた効果が得られる。
以上で説明した実施の形態を以下のように変形することができる。
(1)撮影用撮像素子13と補助撮像素子19の分光感度特性を変えてもよい。この場合、図23(a)に示すように、撮影用撮像素子13のR、G、B各色の分光感度に対して、補助撮像素子19のR、G、B各色の分光感度の幅を狭く設定すればよい。もしくは、図23(b)に示すように、撮影用撮像素子13のR、G、B各色の分光感度に対して、補助撮像素子19のR、G、B各色の分光感度のピークをずらして設定するものであってもよい。上述のように設定することで、撮影用撮像素子13で取得しきれない色情報を補助撮像素子19で補うことができるので、色を確実に判定することができる。
(2)上述した実施の形態の説明において、撮影モードが連写モードの場合は、連写速度に応じてクイックリターンミラー11を図1の実線で示すアップ位置で保持させた状態で撮影を行うか、撮影コマごとにクイックリターンミラー11のアップ・ダウン駆動を行うかが決まるものとしたが、スルー画モードにおける場合と同様に、撮影者の設定操作によりクイックリターンミラー11の駆動を決めるものであってもよい。
(3)第三の実施の形態によるスルー画モードにおいて、撮影用撮像素子13と補助撮像素子19とから出力される画像データのうち、どちらの画像データをシーン解析に用いるかは、スルー画撮影をクイックリターンミラー11をアップ位置に保持した状態で行なうか、撮影コマごとにアップ・ダウン駆動を行うかにより決定されるものとして説明した。しかし、撮影者の設定操作により、撮影用撮像素子13からの画像データに基づいたシーン解析を行なうか、もしくは補助撮像素子19からの画像データに基づいたシーン解析を行なうかを選択して、選択結果に応じてクイックリターンミラー11の駆動が決定されるようにしてもよい。
また、本発明の特徴を損なわない限り、本発明は上記実施の形態に限定されるものではなく、本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の形態についても、本発明の範囲内に含まれる。
本発明の実施の形態による一眼レフ電子カメラの要部構成を説明する図である。 本発明の第一の実施の形態による一眼レフ電子カメラの回路構成を説明するブロック図である。 RAWデータによる撮影画面の分光分布の一例を説明する図であり、(a)はRAWデータのスペクトラムを示し、(b)は(a)のデータに基づいて分光分布の連続性を推定したグラフを示し、(c)は、分光分布曲線と光源との対応関係の一例を示す。 ブロック領域ごとの分光分布に基づいて主要被写体の色情報の検出の一例を説明する図であり、(a)は画面全体を所定のブロック領域に分割した状態を示し、(b)はブロック領域r1からrnにおける分光分布を示す。 被写体の特徴を抽出する際に用いるテーブルの一例を説明する図であり、(a)は画面全体のR、G、B値の比、色温度および係数の対応関係を表すテーブル1を示し、(b)はブロック領域のR、G、B値の比と色温度との対応関係を表すテーブル2を示す。 ブロック領域が無彩色と判定される場合における、画面全体とブロック領域の分光分布曲線の一例を説明する図である。 実施の形態における一眼レフ電子カメラの全体動作を説明するフローチャートである。 第一の実施の形態における単写モードの動作を説明するフローチャートである。 第一の実施の形態における連写モードの動作を説明するフローチャートである。 第一の実施の形態における動画モードの動作を説明するフローチャートである。 第一の実施の形態におけるスルー画モードの動作を説明するフローチャートである。 実施の形態におけるシーン解析処理の動作を説明するフローチャートである。 本発明の第二の実施の形態による一眼レフ電子カメラの回路構成を説明するブロック図である。 第二の実施の形態における単写モードの動作を説明するフローチャートである。 第二の実施の形態における連写モードの動作を説明するフローチャートである。 第二の実施の形態における動画モードの動作を説明するフローチャートである。 第二の実施の形態におけるスルー画モードの動作を説明するフローチャートである。 本発明の第三の実施の形態による一眼レフ電子カメラの回路構成を説明するブロック図である。 第三の実施の形態における単写モードの動作を説明するフローチャートである。 第三の実施の形態における連写モードの動作を説明するフローチャートである。 第三の実施の形態における動画モードの動作を説明するフローチャートである。 第三の実施の形態におけるスルー画モードの動作を説明するフローチャートである。 撮影用撮像素子と補助撮像素子の分光感度特性を変える場合の分光分布を説明する図である。 各実施の形態において、シーン解析に使用する撮像素子と実行する処理との対応関係をまとめた図である。
符号の説明
13 撮影用撮像素子 19 補助撮像素子
30 画像処理回路 31 メインCPU
53 サブCPU 54 処理部
55 シーン解析部 56 データベース

Claims (13)

  1. 複数の色成分を有する画像信号を出力する撮像素子と、
    前記撮像素子から出力される線形性を有する画像信号に基づいて、撮像した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  2. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、前記画像信号の複数の色成分の離散的な分光分布に基づいて画像を解析することを特徴とする撮像装置。
  3. 請求項1に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、前記画像信号の複数の色成分の離散的な分光特性に基づいて、画面全体の色の連続性を算出して光源を解析することを特徴とする撮像装置。
  4. 請求項2または3に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、画面全体の分光特性の連続性と、画面全体を分割した小領域の分光特性の連続性とに基づいて、前記画面内の無彩色領域を抽出することを特徴とする撮像装置。
  5. 請求項2乃至4のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、画面全体の各色成分の離散的な分光特性と、画面全体を分割した小領域の各色成分の離散的な分光特性とに基づいて、画面内の特徴抽出を行なうことを特徴とする撮像装置。
  6. 請求項1乃至5のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、画面全体における各色成分の輝度値から画面全体の絶対輝度値を算出し、この絶対輝度値に基づいて撮影場所を推定することを特徴とする撮像装置。
  7. 請求項6に記載の撮像装置において、
    前記解析手段は、画面全体における色温度を算出し、この色温度と前記絶対輝度値とに基づいて、撮影状況を推定することを特徴とする撮像装置。
  8. 請求項1乃至7のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記解析手段の解析結果に基づいて前記撮像素子による撮影条件を演算する演算手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  9. 請求項1乃至8のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記解析手段の解析結果に基づいて前記画像信号に対する画像処理を実行する画像処理手段をさらに備えることを特徴とする撮像装置。
  10. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子は撮影用撮像素子であることを特徴とする撮像装置。
  11. 請求項1乃至9のいずれか1項に記載の撮像装置において、
    前記撮像素子とは別に撮影用撮像素子を有することを特徴とする撮像装置。
  12. 撮影レンズを通過する被写体像を撮像して複数の色成分を有する撮影用画像信号を出力する撮影用撮像素子と、
    前記撮影レンズに対して前記撮影用撮像素子と等価な位置に配置され、前記被写体像を受光して複数の色成分を有する補助画像信号を出力する補助撮像素子と、
    前記補助撮像素子から出力される線形性を有する補助画像信号に基づいて、撮像した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
  13. 第1の分光特性を有し、複数の色成分を有する画像信号を出力する第1の撮像素子と、
    前記第1の分光特性と異なる第2の分光特性を有し、複数の色成分を有する画像信号を出力する第2の撮像素子と、
    前記第1および第2の撮像素子から出力される線形性を有する画像信号に基づいて、撮影した画像を解析する解析手段とを備えることを特徴とする撮像装置。
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