JP2007281596A - 情報処理装置、情報処理システム、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 - Google Patents

情報処理装置、情報処理システム、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体 Download PDF

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Abstract

【課題】 原稿から特徴量を抽出する際に異なる複数の方向に基づく特徴量を抽出することにより、その原稿の方向が、比較すべき原稿から特徴量を抽出した際の原稿の方向と異なっていた場合であっても、適切に原稿の同一性を判定可能とすることを目的とする。
【解決手段】 スキャナ装置170を用いて原稿上の画像を読み取って入力し、ビットマップ画像展開部114により展開されたビットマップ画像から特徴量抽出部115が特徴量を抽出する。このとき、異なる4方向に基づいてそれぞれ特徴量を抽出する。抽出された特徴量は、原本情報として原本性保証サーバ403に記憶される。次に、鑑定する原稿の特徴量をいずれか1方向に基づいて抽出する。比較部116は、鑑定する原稿の特徴量と、登録された原本情報に含まれる複数の特徴量とをそれぞれ比較し、CPU125は鑑定された原稿の原本性を判定する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、原稿上の画像から抽出した特徴量を用いて情報処理を行うための情報処理装置、情報処理システム、及びその制御方法、プログラム、記憶媒体に関するものである。
従来、原稿上の画像から抽出した特徴量を用いて情報処理を行うための技術に関して、様々な提案がなされている。
例えば、原稿の原本性を保証するための技術としては、原稿上の画像をデジタル化したものから特徴量を抽出して、ネットワーク上の端末に登録しておく。そして、原稿の原本性の鑑定を行う際に抽出した特徴量と、予め登録した特徴量とを比較して、原本性を保証するといった技術が開示されている。(例えば、特許文献1参照)
また、印刷された文書を読み取って、サーバから取得した電子文書と照合を行い、印刷文書が改竄されていないかを判定した上で証明書を作成する技術が開示されている。これにより、遠隔地において印刷文書の正当性を認証できる。(例えば、特許文献2参照)
特開2004−320378号公報 特開2004−252660号公報
しかしながら、上述のような従来技術では、予め原本情報を登録する際、及び印刷物の原本性を鑑定する際に読み取る原稿の向きについては何ら考慮されていない。例えば、ある印刷物を原本として登録するために、スキャナ装置などを用いてその印刷物を読み取って特徴量を抽出し、その特徴量を登録しておくことができる。その後、ユーザが所有する印刷物が登録された原本と同一のものであるかどうかを鑑定するために、再度印刷物を読み取って特徴量を抽出する。しかしながら上述した従来技術では、この時、スキャナにセットされる印刷物の向きが異なっている場合(例えば180°回転している場合)、抽出される特徴量が異なるので、例え印刷物が同一であったとしても登録されている原本とは異なると判定していた。
具体的には、上述の特許文献1に記載の技術においては、ネットワーク上の原本性保証サーバに登録する際に読み取った原稿の向きと、鑑定時に読み取った原稿の向きが異なっている場合には、同一性がないという判定結果が得られる。この場合、鑑定対象として読み取られた原稿は原本として保証されなくなってしまう。
また、特許文献2に記載の技術においても、印刷された文書を読み取る向きが正しくなければ、サーバから取得した電子文書との照合結果が適切なものとならず、その正当性が保証されない。
本発明は、上記の課題に鑑みなされたものであり、原稿から特徴量を抽出する際に、異なる複数の方向に基づく特徴量を抽出することにより、その原稿の方向が、比較すべき原稿から特徴量を抽出した際の原稿の方向と異なっていた場合であっても、適切に原稿の同一性を判定可能とすることを目的とする。
上記の目的を達成するために本発明の情報処理装置は、原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により、第1の原稿上の画像に対し複数の異なる方向に基づきそれぞれ抽出された複数の特徴量を含む第1の原稿情報、及び第2の原稿上の画像に対し少なくとも1方向に基づき抽出された特徴量を含む第2の原稿情報を記憶する記憶手段と、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量とを、それぞれ比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれかが、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致する場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定し、また、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれも前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致しない場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一でないと判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を示す情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
また、上記の目的を達成するために本発明の情報処理システムは、原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出する抽出手段と、前記抽出手段により、第1の原稿上の画像に対し複数の異なる方向に基づきそれぞれ抽出された複数の特徴量を含む第1の原稿情報、及び第2の原稿上の画像に対し少なくとも1方向に基づき抽出された特徴量を含む第2の原稿情報を記憶する記憶手段と、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量とを、それぞれ比較する比較手段と、前記比較手段による比較の結果、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれかが、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致する場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定し、また、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれも前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致しない場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一でないと判定する判定手段と、前記判定手段による判定の結果を示す情報を出力する出力手段とを備えることを特徴とする。
本発明によれば、原稿から特徴量を抽出する際に、異なる複数の方向に基づく特徴量を抽出することにより、その原稿の方向が、比較すべき原稿から特徴量を抽出した際の原稿の方向と異なっていた場合であっても、適切に原稿の同一性を判定可能とすることができる。
以下に、本発明の実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
図1は、第1の実施形態における原本性保証システムの一部を構成する複合機のシステム構成図を示す。複合機100は原稿上の画像を読み取って入力し、印刷・保存、または画像データを他の外部装置へ送信することができる。複合機100は大きく分けて、装置全体の制御を行う制御ユニット120、出力画像の記録紙への印刷を行うプリンタ装置160、原稿から画像を読み取り、画像データとして装置内部に入力するスキャナ装置170からなる。
制御ユニット120は、ネットワーク181に接続されたネットワークケーブル182を介して、個々のクライアント端末やサーバ端末などの外部装置と接続されている。制御ユニット120は、外部装置とのデータの入出力を司る入出力部121を通じて、各端末装置との通信を行う。入出力バッファ122は、ネットワークから入力される印刷のための制御コードや、各種PDL(Page Description Language)データや、または装置に関する各種データを送受信する際に利用される。CPU125は制御ユニット全体の動作を制御する。プログラムROM110には、CPU125の動作を記述するプログラムが内蔵されている。CPU125は、プログラムROM110に記憶されているプログラムを読み出して実行することで、MFP100の備える各種機能を実現する。
RAM129は、制御コードやデータの解釈や印刷、画像の読み取り等に必要な計算、入出力される画像データの処理のためのワークメモリに利用される。不揮発性RAM(NVRAM)128は、装置の電源が遮断されても保持しておく必要のあるデータを格納する。プログラムROM110内にある制御データ解釈部111とPDLデータ解釈部112は、それぞれ外部PCなどから受信した印刷制御データやPDLデータを解釈する。画像情報生成部113は、各種の画像オブジェクトを生成する。ビットマップ画像展開部114は、画像オブジェクトをビットマップ画像に展開する。
特徴量抽出部115は、ビットマップ画像展開部114から得られたビットマップ画像から、特徴量(例えばハッシュ値)を抽出する。特徴量抽出部115で抽出された特徴量は、ネットワーク181を介して外部装置に送信されるか、またはMemory180に記憶される。ビットマップ画像転送部126は、ビットマップ画像展開部114によって展開されたビットマップ画像や、スキャナ装置170から原稿を読み込んで得られたビットマップ画像等を、プリンタ装置160に転送する。エンジンI/F部127は、ビットマップ画像転送部126とプリンタ装置160の制御ユニットを接続するI/Fである。
ビットマップ画像受信部130は、スキャナ装置170で読み込まれたビットマップ画像を受信する。スキャナI/F部131は、スキャナ装置170の制御ユニットとビットマップ画像受信部130を接続するI/Fである。
比較部116では、ビットマップ画像受信部130で受信したビットマップ画像から特徴量抽出部115で抽出した特徴量と、Memory180に記憶されている特徴量とを比較する。なお、比較処理を後述する原本性保証サーバで行う場合は、比較部116は必要ない。CPU125は、比較部116において比較された結果に基づいて、それぞれの特徴量を抽出した文書情報が同一であるか否かを判定する。この比較及び判定処理に関する詳細は後述する。
操作パネル部140は、ユーザから機器全体の操作の指示を受け付け、またエラーや処理結果、操作ガイドなどの表示を行う。パネルI/F部123は、操作部140と制御ユニット120を接続するI/Fである。外部メモリ部150は、印刷データや外部から入力された画像データ、装置の各種情報などを記憶しておくことができ、メモリI/F部124を介して制御ユニットと接続されている。システムバス183は、上述した各ユニットを接続する。
プリンタ装置160に備えられたエンジン制御部161は、紙の給紙から印刷・排出までの印刷の制御を行う。スキャナ装置170に備えられたスキャナ制御部171は、画像を読み取るための原稿送り、画像の読み取り、原稿排出までのスキャン動作を制御する。
図2は、操作パネル140の外観図である。液晶パネル部201は、登録されている画像のプレビューや印刷状況などの装置情報、または各種処理の結果を表示する。また、液晶パネル部201は、タッチパネルであって、ユーザが触れた位置情報を検知して、各種処理の指示や文字情報の入力を行うことができる。スタートボタン202は、コピー機能や送信機能などのスタートを指示する場合に押下する。
その他のハードキーとして、機器のリセットを行うリセットボタン203、電源のオン/オフを行う電源ボタン204、コピー部数などを入力するテンキー群210、液晶パネル部201に表示されたカーソルを操作するためのカーソルキー206等がある。また、装置の機能モードを切替えるためのモードキーとして、コピーキー207、送信キー208、ボックスキー209が備えられている。
ログインキー205は、ユーザが装置の操作を行う前にユーザ認証を受ける際に押下するもので、ユーザが既にログインしている状態で押下するとログアウトすることができる。ユーザ認証にかかる操作の詳細は後述する。
図3は、複合機100の構成図を示している。複合機100は大きく分けて、プリンタ装置160の筐体315と、スキャナ装置170の原稿を給送するための原稿給紙ユニット302と、原稿を読み取るためのスキャナユニット314からなる。
筐体315には、プリンタ装置160を構成するための各機構と、その各機構による各印刷プロセス処理に関する制御を行うエンジン制御部161、及び図1に示す制御ユニット120を収納する制御ボード収納部332が内蔵されている。
この複合機100は、シアン(C)、マゼンタ(M)、イエロー(Y)、ブラック(B)の4色のトナーを用いたフルカラー印刷が可能である。複合機100は、搬送方向に垂直方向に併設された4個の像担持体としての感光体ドラム342(342C、342M、342Y、342K)を備えている。帯電装置345(345C、345M、345Y、345K)は、感光体ドラム342の表面を均一に帯電する。印刷スキャナ部349(349C、349M、349Y、349K)は、画像情報に基づいてレーザビームを走査しつつ照射し、感光体ドラム342上に静電潜像を形成する。
現像装置344(344C、344M、344Y、344K)は、静電潜像にトナーを付着させてトナー像として現像する。静電搬送転写装置322は、感光体ドラム342上のトナー像を転写材に転写させる。クリーニング装置346(346C、346M、346Y、346K)は、転写後の感光体ドラム342の表面に残ったトナーを除去する。
静電搬送ベルト326は、全ての感光体ドラム342に対向し、接するように循環移動するベルト部材である。この静電搬送ベルト326は、垂直方向に4軸でローラに支持され、図中左側の外周面に転写材を静電吸着して、感光体ドラム342に転写材を接触させるべく循環移動する。これにより、転写材は静電搬送ベルト326により転写位置まで搬送され、感光体ドラム342上のトナー像が順次転写される。
給紙部331は、画像形成部に転写材を給紙するものであり、複数枚の転写材が給紙カセット329に収納されている。画像形成時には、給紙ローラ328、レジストローラ対327が画像形成動作に応じて駆動回転し、給紙カセット329内の転写材を1枚ずつ分離給紙する。また、転写材先端はレジストローラ対327に突き当たり、一時停止し、ループを形成した後、静電搬送ベルト326へと再給紙されていく。
定着部319は、転写材に転写された複数のトナー画像を定着させるものであって、駆動回転する加熱ローラ318と、これに接して転写材に熱及び圧力を印加する加圧ローラ317とから構成される。すなわち、感光体ドラム342上のトナー像が転写された転写材は、定着部319を通過する際に定着ローラ対317、318で搬送されるとともに、定着ローラ対で熱及び圧力を印加されて、複数色のトナー像が転写材表面に定着される。その後、定着された転写材は排出ローラ対316によって排出部に排出される。
また、複合機100は、スキャナ装置170により原稿上の画像を読み取って入力することが可能であり、スキャナ装置170の原稿給紙ユニット(DFユニット)302は、原稿301を上から順に1枚ずつプラテンガラス306上へ給送する。さらに、スキャナユニット314による原稿の読み取り終了後、プラテンガラス306上の原稿を排出トレイ305に排出する。
センサ304は、原稿の有無を検知する。スキャナユニット302では、原稿がプラテンガラス306上に搬送されると、ランプ309を点灯させ、光学ユニット313の移動を開始して原稿を露光走査する。このとき、原稿からの反射光はミラー312、310、311及びレンズ308を介してCCDイメージセンサ(以下、CCDとする)307へ導かれる。このように走査された原稿の画像は、CCD307によって読み取られる。CCD307から出力される画像データは、所定の処理が施された後、スキャナI/F部131を介して制御ユニット120へ転送される。
図4は、第1の実施形態における原本性保証システムの構成図である。上述した複合機100、及び複合機100と同様の機能を備えた複合機101は、各種データの入出力端末として利用される。また、複合機100及び101はLAN410と接続されており、LANに接続された各クライアントやサーバと各種通信を行って、データを送受信することができる。なお、本システムにおいては、LAN410に代えて、インターネットなどの種々の通信媒体を介して各端末を接続していてもよい。
原本性保証サーバ403は、LAN410に接続され、複合機100及び101から原本性保証に関するサービス依頼を受け付ける。具体的には、複合機100及び101から原本として指定された情報を登録するために、登録される文書に基づく情報(画像データまたは特徴量など)を受信して登録する。また、複合機100、101から原本との比較(鑑定)の依頼を受け付けて、自装置に記憶している情報と比較し、その同一性を判定する。
図5には、原本性保証サーバ403のシステム構成図を示す。制御部520には、原本性保証サーバ全体の動作を制御するCPU530、CPUの動作を記述するプログラムが内蔵されているプログラムROM531が備えられている。CPU530は、プログラムROM531に記憶されているプログラムを読み出して実行することで、原本性保証サーバ403の備える各種機能を実現する。また、制御部520は、ネットワーク510上に接続されている他の端末とのデータの入出力を司る入出力部521を通じて、各端末との通信を行う。プログラムROM531には、複合機100内の比較部116と同様の機能を有する比較部532が備えられている。
入出力バッファ522は、ネットワークから入力される各種制御コードや特徴量の送受信、各種データの送受信を行う際に利用される。RAM523は、制御コードやデータの解釈や印刷に必要な計算、印字データの処理のためのワークメモリに利用される。RAM523に含まれるアプリケーションプログラム(APプログラム)524は、コンピュータ上で動作するアプリケーションソフトやドライバ等の動作を記述している。特徴量管理部525は、APプログラムとして原本情報登録時に原本となる文書から抽出された特徴量を受け取って管理する。また、特徴量検索部526は、原本情報鑑定時に受信した検索条件に基づいて要求された原本の特徴量を検索する。
ディスプレイ540は、コンピュータで処理した画像をユーザに表示し、ディスプレイコントローラ527はその表示を制御する。キーボード550はユーザの入力を受け付け、キーボードコントローラ528がそれを制御する。外部メモリ部560は、印字データや様々なホストコンピュータの情報などの保存に利用されるハードディスクなどの不揮発性メモリであって、メモリI/F部529を介して制御部520と接続されている。
外部メモリ560には、特徴量管理テーブル570が備えられており、原本性保証サーバに記憶(登録)された特徴量の管理を行う。上述した各機能部はシステムバス512によって接続されている。
次に、上述したシステム構成における原本性保証処理を具体的に以下に説明する。ここで、原本情報とは原本として指定された文書情報、登録情報とは原本として登録された文書情報、鑑定情報とは原本性を鑑定されるための文書情報、であるものとする。
図6は、図2に示した操作パネル140の液晶パネル部201に表示される画面の例を示している。図6は、ユーザが複合機100を操作する前に、ユーザ認証してログインするために、ユーザIDとパスワードを入力する画面である。ユーザID入力欄601にユーザIDを、パスワード入力欄602にパスワードを入力して、図2に示したログインキー205を押下すると、予めMemory180に登録されているユーザ情報と照合し、一致すればユーザをログインさせる。このとき、ユーザID及びパスワードを入力する代わりに、ICカードを挿入して、記憶された認証情報を読み出せるようにしてもよい。
図7は、ユーザがログインした後に最初に表示されるコピー基本画面である。モードキー701〜704は、複合機100の機能別のモードを切替える際に押下される。スキャナ装置170によりデータを入力し、プリンタ装置160によりデータを出力するいわゆる複写処理を行う場合には、このコピー基本画面で詳細を設定し、スタートボタン202を押下すると処理が開始される。
図8は、モードキー702を押下した場合に表示される送信/ファクス基本画面である。この画面において、スキャナ装置170で入力したデータを外部装置に送信する場合や複合機100内に備えられた記憶領域に格納する場合、またはファクシミリデータの送受信を行う場合の各種詳細設定を行う。
宛先表示欄801には、後述する宛先表などから設定した宛先を表示する。「宛先表から検索」ボタン802は、予め登録しておいた相手先情報を読み出して、宛先として設定する場合に押下する。「編集/消去」ボタン803は、既に設定した宛先を編集・消去する場合や、新規宛先を直接入力する場合に押下する。「コール」ボタン804は、過去に使用した宛先情報を読み出してくる場合に押下する。
送信方法選択ボタン811〜815は、FAX送信やEメール送信などの送信方法に応じた詳細な設定を行うための画面を表示する場合に押下する。例えば、メールにファクシミリ形式の画像を添付して送信するインターネットファクシミリ(IFAX)を用いて送信する場合には、宛先のメールアドレスや、解像度や圧縮方式などを設定することができる。
読込設定ボタン821は、スキャナ装置170を用いて原稿上の画像を読み取って入力する際の詳細を設定する場合に押下する。読込設定ボタン821を押下すると、図9に示す読込設定画面が表示され、原稿用紙サイズや読み取る解像度などを設定することができる。送信設定ボタン822は、データを暗号化して送信する場合や、パスワードをつけて送信する場合などにおいて、詳細を設定する場合に押下する。
登録ボタン831と鑑定ボタン832は、原本性保証サービスを利用する際に押下する。「登録」とは、例えばある文書をスキャナ装置170で読み取って入力し、その文書に基づく文書情報を原本としてネットワーク上の原本性保証サーバに登録することを示している。「鑑定」とは、例えば手持ちの文書をスキャナ装置170で読み取って、その文書に基づく文書情報を鑑定情報として、予め原本として登録しておいた登録情報と比較して同一性を判定し、変更(改竄)されているかどうかを判定することを指している。
図10は登録ボタン831を押下した場合に表示される原本情報登録設定画面である。登録先選択欄1001では、ドロップダウンリストにより表示されるネットワーク上の原本性保証サーバを選択する。このとき、所望の原本性保証サーバが選択肢にない場合には、IPアドレスなどの装置を特定するための情報を直接入力できるようにしてもよい。
ID入力欄1002では、原本性保証サービスを利用するためのユーザIDを入力する。パスワード入力欄1003では、ID入力欄1002に入力したIDに対応するパスワードを入力する。このとき、図6の画面で行ったユーザ認証と原本性保証サービスのユーザ認証とを連動させておけば、図10の画面で別途ID・パスワードを入力する必要がなくなり、操作が簡単になる。
ここでIDやパスワードを用いてユーザ認証する効果としては、例えば原本性保証サービスを提供できる契約ユーザを認証するという点や、またはユーザ情報とともに原本情報を登録しておくことができるという点がある。特徴量抽出方法選択欄1020では、ラジオボタン1021〜1023の中からいずれか1つを選択することにより、特徴量の抽出方法が指定される。即ち、ラジオボタン1021が選択された場合には、従来と同様にして、予め設定されているデフォルトの方向に基づき原稿画像の特徴量の抽出を行う。また、ラジオボタン1022を選択した場合には、デフォルトの方向に基づき抽出した特徴量に加えて、更に180°回転させた方向にも基づいて更に特徴量を抽出する。また、ラジオボタン1023が選択された場合には、デフォルトの方向に基づき抽出した特徴量に加えて、更に90°、180°、270°回転させた方向にも基づきそれぞれ特徴量を抽出する。
原本情報登録設定画面での入力が完了したら、OKボタン1011またはスタートボタン202を押下することにより、原本として登録される原稿の読み込みが開始される。また、キャンセルボタン1012を押下した場合には、入力内容を全て破棄して図8の送信/ファクス基本画面に戻る。
原稿の読み込みが完了すると、読み込んだデータから抽出した特徴量を原本性保証サーバに登録する。このとき、ラジオボタン1022または1023が選択された場合は、複数の特徴量が抽出されているので、それらを対応付けて登録する。なお、原本性保証サーバには特徴量だけでなく、画像データそのものを対応付けて登録してもよい。これにより、ユーザは後述する登録IDを用いて、登録したデータを特定する必要がなく、例えば画像検索をして登録データを特定した上で、原本性保証にかかる照合を行うこともでき、使い勝手がよくなる。
図11は、原本性保証サーバへの登録が完了した際に表示される登録完了画面を示している。登録完了画面には、登録データ表示欄1110が設けられており、登録先の装置名と登録した時刻、登録IDが登録データとして表示される。これらの情報は、鑑定を行う場合に、登録した原本情報を特定するために用いられる。
上述したような登録データを印刷出力する場合には、チェックボックス1221にチェックしてOKボタン1231を押下すれば、登録データの内容がプリンタ160により印刷出力される。また、登録データをメールで送信する場合には、チェックボックス1222にチェックを入れるとともにメールアドレスを入力してOKボタン1231を押下することにより、宛先に送信される。このように、登録データを印刷或いは送信出力することにより、わざわざ書き控える必要がなくなる。
次に「鑑定」の処理について詳細を説明する。図12は、鑑定ボタン832を押下した場合に表示される原本情報鑑定設定画面である。鑑定先選択欄1201では、ドロップダウンリストにより表示されるネットワーク上の原本性保証サーバを選択する。このとき、所望の原本性保証サーバが選択肢にない場合には、IPアドレスなどの装置を特定するための情報を直接入力できるようにしてもよい。
ID入力欄1202、パスワード入力欄1203については、原本情報登録設定画面と同様に、原本性保証サービスを利用するための認証情報を入力する。ここで、原本情報鑑定先を選択せずに、後述する検索条件に基づいて、ネットワーク上の複数の原本性保証サーバから所望の登録データを検索するようにしてもよい。これにより、登録したサーバを忘れた場合にも、データの鑑定を行うことができる。また、鑑定対象を特定せずに、1回の操作で複数の登録データとの比較を行うことができる。
鑑定に関して、さらに詳細な設定を行う場合には、詳細設定ボタン1221を押下する。図13には、詳細設定ボタン1221を押下した場合に表示される画面を示す。ここで、鑑定を行う対象の登録情報を特定する情報である登録IDが分かっている場合には、登録IDを入力する。また、登録IDが分からない場合には、ユーザ認証情報に基づいて登録データに対応付けて記憶されている登録者、つまり原本情報を登録したユーザを指定することもできる。さらには、登録日、つまり原本情報を登録した日を指定することもできる。以上の項目を、登録情報を検索するための検索条件として、設定することが可能である。
上述したそれぞれの条件は、登録済の原本情報(つまり、登録情報)を特定するために用いられる。すなわち、それぞれ必要に応じて条件を入力して、OKボタン1311を押下して図12の画面に戻り、OKボタン1211を押下すると、入力した条件に合致する登録済の原本情報を探し出すことができる。条件に合致する原本情報とは、例えば登録IDを指定した場合には1つだけかもしれないし、登録日のみを指定した場合には複数が抽出される可能性がある。また、検索条件に合致する登録情報が見つからなかった場合には、その旨を表示することができる。
以上、図8〜図13に示した「登録」と「鑑定」の処理において、複合機100のCPU125がプログラムROM110に記憶されたプログラムを読み出して制御する動作を分かりやすく示したものが図14、18のフローチャートである。また、原本性保証サーバ403のCPU530がプログラムROM531或いはRAM523に記憶されたプログラムを読み出して制御する動作を分かりやすく示したものが図19のフローチャートである。
図14は、「登録」の処理における動作に関するフローチャートである。まず、ステップS1401において、原本情報の作成を開始する。ステップS1401は、図10におけるOKボタン1011を押下した場合の動作に対応している。次に、ステップS1402において、原本として登録される原稿上の画像を読み込む。さらに、ステップS1403において、読み込んで得た画像データをビットマップ画像に展開し、ステップS1404において特徴量を抽出する。
ステップS1404における特徴量の抽出について、ここでは図10に示す画面でラジオボタン1223が選択されている状態、つまりユーザから4方向に基づく特徴量をそれぞれ抽出することが指定されている場合について説明する。なお、必要であればステップS1405の前に、ユーザから何通りの方向に基づいて特徴量の抽出が指定されているかを判断するステップを設けてもよい。ステップS1404では、特徴量抽出部115により、90°ずつ異なる4方向に基づく画像の特徴量を抽出する。すなわち、ある方向に基づいて抽出した特徴量を0°における特徴量とすると、さらに90°、180°、270°分原稿を回転させた方向に基づいてそれぞれ特徴量を抽出する。
ここで、異なる複数の方向に基づく特徴量を抽出することによる効果について説明する。従来技術では、まず図15に示すように、登録しようとする画像1501の領域(図中、用紙左下隅を原点にとり、右方向にX軸、上方向にY軸をとると、(0,0)から(X1,Y1)の領域)から特徴量を抽出する。すなわち、画像1501からビット列に応じて計算結果が異なるアルゴリズムを用いて、(0,0),(1,0)…(X1,0),(0,1)…(X1−1,Y1),(X1,Y1)のビット列から特徴量を抽出して、原本性保証サーバに登録する。
次に、鑑定を行う画像を読み取る。このとき、画像1502に示すように、画像1501と同様にして原稿を読み取って、(0,0)から(X1,Y1)までの領域の特徴量を抽出して、原本性保証サーバに送出する。原本性保証サーバでは、先に登録しておいた特徴量と、鑑定用に送出された特徴量との照合が行われ、それぞれの特徴量が一致すれば原稿の内容は同一である、即ち改ざんされていないことが検知できるというものであった。
しかしながら、上述した従来技術では用紙の方向を考慮せずに特徴量の抽出を行うため、原稿の内容が同一であっても、改ざんされていると判定する場合があった。例えば、鑑定を行う画像を読み取る際に、画像1503に示すように、画像1501を読み取った時とは異なる方向で読み取ってしまった場合(用紙の向きを間違ってスキャナ装置170にセットしてしまった場合)にこの問題が発生しうる。すなわち、画像1503のように原稿を読み取って特徴量を抽出すると、(0,0)から(X1,Y1)までの領域ビット列が、画像1501の場合とは異なってしまうので、当然得られる特徴量も全く異なるものになってしまう。すると、画像1501と画像1503は改ざんされることなく同一の内容であるにもかかわらず、それぞれの特徴量が異なっていることにより、改ざんされたと判定される。
そこで、第1の実施形態では、このような問題を解決するために、まず登録しようとする画像の特徴量を抽出する際に、図16に示すようにそれぞれ90°ずつ異なる4方向に基づいて4つの特徴量を抽出するようにしている。例えば画像1601で示すように、図中左下隅を(0,0)とした場合を0°とした場合は、画像1602で示すように、図中右下隅を(0,0)とした場合を90°(以下同様に180°、270°)とし、それぞれの方向に基づいて特徴量を求める。なお、この時、異なる複数の方向に基づいて特徴量を抽出するためには、MEMORY180等に記憶された画像データをメモリ上において回転処理を行うことが必要である。この回転処理は特徴量抽出部115により実行されるが、特徴量抽出部115とは異なる画像回転部という機能部をプログラムROM110内に設けてもよい。また、回転処理した画像データは、特徴量が抽出されたことに応じて、オリジナル(つまり回転処理されていない)の画像データを残して、それ以外の画像データは消去するようにしてもよい。
これにより、予め4種類の特徴量が原本性保証サーバに登録されるので、鑑定を行う原稿がどの方向にセットされて読み取られたとしても、内容が同一であれば適切に改ざんされていないことを判定することができ、使い勝手がよくなる。なお、本実施形態では、0°、90°、180°、270°の4方向に基づいて特徴量を抽出しているが、特徴量の抽出を行う方向はこの4方向に限定されない。すなわち、0°、180°の2方向だけでもよいし、それ以外の方向に基づいて特徴量を抽出してもよい。
さて、図14に戻り、ステップS1404で上述した4方向に基づきそれぞれ特徴量を抽出した後は、ステップS1405に進み、全ての方向に基づく特徴量を抽出し終えたかどうかを判断する。ステップS1405の判断の結果、必要な全ての方向に基づく特徴量の抽出が完了していればステップS1406へ、まだ特徴量を抽出していない方向が残っている場合には、ステップS1404に戻りさらに特徴量を抽出する。
ステップS1405で全ての方向に基づく特徴量の抽出が完了していると判断した場合には、ステップS1406に進み、ユーザに登録内容の最終確認をさせる。具体的には、読み取った画像のイメージを操作パネル部140に表示してもよいし、特徴量を抽出したページ数のみを表示してもよい。
ステップS1406で登録の指示があれば、ステップS1407に進み、ユーザが入力した情報に基づいて、原本性保証サーバ403にアクセスする。続いて、ステップS1408で、ユーザが入力した認証情報に基づいてユーザ認証を行う。認証に失敗した場合は、ステップS1411でエラー終了する。認証に成功した場合は、ステップS1409に進み、登録情報を原本性保証サーバ403に送信して、終了する。
図17は、ステップS1409において複合機100が送信した登録情報(特徴量)を受信した原本性保証サーバ403における、特徴量管理テーブル570の一例を示している。この管理テーブルは、複合機100が異なる4方向に基づき抽出した特徴量をそれぞれ関連付けて送信したものを、登録情報毎に対応させて管理できるようにしている。図中に記載されている名前は、例えば「特徴量1(0)」は「文書1」という名前の文書について、0°の方向に基づき抽出した特徴量であるということを示している。
なお、複合機側からある1方向に基づいて抽出した特徴量のみ、つまり特徴量が一つだけ送信されてきた場合には、その特徴量を0°の欄に入力し、その他の欄は空欄にしておいてもよい。
次に、図18は「鑑定」の処理における動作に関するフローチャートである。まずステップS1801において、鑑定情報の作成を開始する。ステップS1801は、図13におけるOKボタン1311を押下した場合の動作に対応している。次に、ステップS1802において、鑑定を行う対象の原稿を読み込む。さらに、ステップS1803において、読み込んだ画像データをビットマップ画像に展開し、ステップS1804において特徴量を抽出する。なお、第1の実施形態では、鑑定情報の作成時は、特徴量はいずれか1方向にのみ基づいて抽出するものとする。
ステップS1804にて特徴量抽出した後は、ステップS1805に進み、ユーザに鑑定内容の最終確認をさせる。具体的には、読み込んだ画像イメージやページ数を表示してユーザに確認させる。ここで、ユーザから鑑定の指示がなければステップS1810に進み、エラー終了の処理を行う。
ステップS1805で鑑定する指示があれば、ステップS1806に進み、ユーザが入力した情報に基づいて、原本性保証サーバ403にアクセスする。続いて、ステップS1408で、ユーザが入力した認証情報に基づいてユーザ認証を行う。認証に失敗した場合は、ステップS1810でエラー終了する。認証に成功した場合は、ステップS1808に進み、鑑定情報を原本性保証サーバ403に送信して、終了する。
図19は、原本性保証サーバ403側で行う「鑑定」の処理における動作に関するフローチャートである。まず、ステップS1901において、鑑定情報とともに、登録情報を特定するための登録IDを複合機100または101から受信する。続くステップS1902において、受け取った登録IDに対応する登録情報を検索する。この時、図13に示す画面上で登録IDが入力されている場合は、その登録IDに対応する登録情報を読み出してくる。登録IDが指定されていない場合には、図13の説明で述べたように、該当する登録情報を検索してもよい。
次にステップS1903において、受信した鑑定情報と読み出した登録情報とを用いて照合を行う。このとき、登録情報に0°、90°、180°、270°など複数の方向に基づいて抽出した特徴量が存在する場合には、そのうちいずれか一つの特徴量と、受信した鑑定情報に含まれる特徴量とを比較する。その結果、それぞれの特徴量が一致したかどうかをステップS1904で判定し、一致していなければステップS1905に進む。
ステップS1905では、登録情報に含まれる複数の特徴量のうち、ステップS1903で照合処理を行った特徴量とは異なる特徴量と、鑑定情報に含まれる特徴量とを比較する。その結果、それぞれの特徴量が一致したかどうかをステップS1906で判定し、一致していなければステップS1908に進む。ステップS1904またはステップS1906において、特徴量が一致すると判定した場合には、ステップS1907に進み「一致処理」を行う。ここで、「一致処理」とは、例えば登録情報と鑑定情報のそれぞれに含まれる特徴量を比較した結果、一致したことを複合機側に通知するといった処理を行う。複合機100は通知された内容を操作パネル140に表示するか、またはプリンタ装置170で印刷する。なお、ここで特徴量が一致した(つまり、原稿の内容が同一である)ことを証明する証明書を発行するようにしてもよい。
ステップS1906で、一致しないと判定した場合は、ステップS1908に進み、登録情報に含まれる全ての特徴量の値を鑑定情報の特徴量と照合済かどうか判断する。ここで、登録情報に含まれる特徴量のうち、まだ照合されていない特徴量がある場合には、ステップS1905に戻り、その特徴量と鑑定情報の特徴量との照合を行う。
ステップS1908で、登録情報に含まれる全ての特徴量が照合済であった場合には、ステップS1909に進み、「不一致処理」を行う。ここでいう「不一致処理」とは、例えば登録情報と鑑定情報の特徴量を照合した結果、一致しなかったことを複合機側に通知するという処理を行う。なおこの時、複合機側において、原本性保証サーバ403からの「一致」または「不一致」の通知に応じて、液晶パネル部201にその旨を表示する、またはプリント出力するようにしてもよい。これにより、照合結果を簡単にユーザに通知することができる。
以上のように説明した第1の実施形態によると、原稿を読み込むための複合機と、原本情報を登録しておく原本性保証サーバを備える原本性保証システムを用いて、予め登録しておいた登録情報と、鑑定対象の鑑定情報とを比較して原本性保証を行うことができる。そして、登録情報を作成する際に、予め異なる4方向に基づいて特徴量を抽出し、関連付けて登録しておいて、それぞれを鑑定情報に含まれる特徴量と照合するので、登録時と鑑定時で原稿の読み取りの向きが異なっていたとしても適切な照合結果を得ることができる。
(第2の実施形態)
次に本発明における第2の実施形態について説明する。なお、ここでは第1の実施形態と同様な構成については説明を省略する。第2の実施形態における第1の実施形態との違いは、登録情報作成時には複数の特徴量は抽出せず、鑑定情報の作成時に異なる4方向に基づく特徴量を抽出するという点である。
第2の実施形態における「登録」と「鑑定」の処理において、複合機100のCPU125がプログラムROM110に記憶されたプログラムを読み出して制御する動作を分かりやすく示したものが図20、21のフローチャートである。また、原本性保証サーバ403のCPU530がプログラムROM531或いはRAM523に記憶されたプログラムを読み出して制御する動作を分かりやすく示したものが図22のフローチャートである。
図20は、「登録」の処理における動作に関するフローチャートである。ステップS2001〜ステップS2003、及びステップS2005〜ステップS2010はそれぞれ図14中の各ステップと同様であるので説明は省略する。ステップS2004では、上述したように、第1の実施形態において複数の方向から特徴量を抽出するのとは異なり、予め設定された1方向にのみ基づいて特徴量を抽出する。
図21は、「鑑定」の処理における動作に関するフローチャートである。ステップS2101〜ステップS2103、及びステップS2106〜ステップS2111はそれぞれ図15中の各ステップと同様であるので説明は省略する。ステップS2104では、上述したように、第1の実施形態において1方向にのみ基づいて特徴量を抽出するのとは異なり、異なる複数の方向に基づいて特徴量を抽出する。さらにステップS2105で、4方向全てに基づいて特徴量を抽出し終えたか判定し、まだ特徴量を抽出していない方向があればステップS2104に戻り、完了していればステップS2106へ進む。
図22は、原本性保証サーバ403側で行う「鑑定」の処理における動作に関するフローチャートである。まず、ステップS2201において複合機100がステップS2109で送信した鑑定情報を受信する。そして、ステップS2202において対応する登録情報を読み出す。この時、図13に示す画面上で登録IDが入力されている場合は、その登録IDに対応する登録情報を読み出してくる。登録IDが指定されていない場合には、図13の説明で述べたように、該当する登録情報を検索してもよい。
次にステップS2203において、受信した鑑定データと読み出した登録データとを用いて照合を行う。このとき、鑑定情報に0°、90°、180°、270°など複数の方向に基づいて抽出した特徴量が存在する場合には、そのうちいずれか一つの特徴量と、読み出した登録情報に含まれる特徴量とを比較する。その結果、それぞれの特徴量が一致したかどうかをステップS2204で判定し、一致していなければステップS2205に進む。
ステップS2205では、鑑定情報に含まれる特徴量のうち、ステップS2203で照合処理を行った特徴量とは異なる特徴量と、登録情報に含まれる特長量とを比較する。その結果、それぞれの特徴量が一致したかどうかをステップS2206で判定し、一致していなければステップS2208に進む。
ステップS2204またはステップS2206において、特徴量が一致すると判定した場合には、ステップS2207に進み「一致処理」を行う。ここで、「一致処理」とは、例えば登録情報と鑑定情報の特徴量を照合した結果、一致したことを複合機側に通知するといった処理を行う。また、特徴量が一致したことを証明する証明書を発行するようにしてもよい。
ステップS2206で、一致しないと判定した場合は、ステップS2208に進み、鑑定情報に含まれる全ての特徴量の値を照合し終えたかどうか判断する。ここで、鑑定情報に含まれる特徴量のうち、まだ照合されていない特徴量がある場合には、ステップS2205に戻り、その特徴量と鑑定情報の特徴量との照合を行う。
ステップS2208で、鑑定情報に含まれる全ての特徴量が照合済であった場合には、ステップS2209に進み、「不一致処理」を行う。ここでいう「不一致処理」とは、例えば登録情報と鑑定情報の特徴量を照合した結果、一致しなかったことを複合機側に通知するといった処理を行う。なおこの時、複合機側において、サーバからの「一致」または「不一致」の通知に応じて、液晶パネル部201にその旨を表示する、またはプリント出力するようにしてもよい。これにより、照合結果を簡単にユーザに通知することができる。
以上のように説明した第2の実施形態によると、原稿を読み込むための複合機と、原本情報を登録しておく原本性保証サーバからなる原本性保証システムを用いて、予め登録しておいた登録情報と、鑑定対象の鑑定情報とを比較して原本性保証を行うことができる。そして、鑑定情報を作成する際に、異なる4方向に基づいて特徴量を抽出して原本性保証サーバに送信し、それぞれの特徴量を登録情報に含まれる特徴量と照合するので、登録時と鑑定時で原稿の向きが異なっていたとしても適切な照合結果を得ることができる。
(第3の実施形態)
次に本発明における第3の実施形態について説明する。なお、ここでは第1及び第2の実施形態と同様な構成については説明を省略する。第3の実施形態における第1及び第2の実施形態との違いは、登録情報及び鑑定情報作成時には複数の特徴量は抽出せず、原本性保証サーバから「不一致」の通知を受けた場合に、新たに異なる方向に基づく特徴量を抽出して鑑定情報を再作成するという点である。
第3の実施形態における「鑑定」の処理において、複合機100のCPU125及び原本性保証サーバ403のCPU530が制御する動作を分かりやすく示したものが図23のフローチャートである。なお、CPU125はプログラムROM110に記憶されたプログラムを、CPU530はプログラムROM531或いはRAM523に記憶されたプログラムを、それぞれ読み出して制御を行う。第3の実施形態における「登録」の処理における動作は、第2の実施形態における動作と同様であるので、説明は省略する。
まずステップS2301〜ステップS2304において、第1の実施形態(図18)と同様に鑑定情報の特徴量を抽出する。次にステップS2305において、ユーザに鑑定内容の最終確認をさせる。具体的には、読み込んだ画像のプレビューやページ数を表示してユーザに確認させる。ここで、ユーザから鑑定の指示がなければステップS2308に進み、エラー終了の処理を行う。
ステップS2305で、ユーザから指示があれば、サーバ側にアクセスし、原本性保証サーバ403はステップS2306でユーザ認証の処理を行い、その結果を複合機側に通知する。続いて複合機100は、ステップS2307にて、サーバ側から通知された結果に基づいて、ステップS2308に進んでエラー処理するか、ステップS2309に進んで特徴量を送信するか、を判断する。
ステップS2309で複合機側から特徴量を送信した場合、サーバ側ではステップS2310において登録情報を読み出して、ステップS2311において、読み出した登録情報に含まれる特徴量と、受信した鑑定情報に含まれる特徴量とを照合する。続くステップS2312で、照合した結果、それぞれの特徴量が一致したかどうか判定し、一致していればステップS2318に進み「一致処理」を行い、一致していなければステップS2313に進み「不一致処理」を行う。ここで「一致処理」と「不一致処理」とは第1及び第2の実施形態で説明したものと同様に、複合機に対してそれぞれの照合の結果を通知する。
ステップS2313で「不一致処理」をした場合には、その結果を受けて複合機はステップS2314において、ステップS2304で特徴量を抽出した場合とは異なる方向に基づいて、新たに特徴量を抽出する。この時、特徴量抽出部115は、ステップS2302で原稿を読み取って記憶されている保存データから特徴量を抽出するので、新たに原稿を読み取る必要はない。
ステップS2315において、ステップS2314で抽出した特徴量をサーバ側に送信し、サーバ側ではステップS2310で読み出した登録情報に含まれる特徴量と照合する。続くステップS2317で、照合した結果、それぞれの特徴量が一致したかどうか判定し、一致していればステップS2318に進み「一致処理」を行い、一致していなければステップS2319に進み「不一致処理」を行う。
ステップS2319で「不一致処理」をした場合には、その結果を受けて複合機はステップS2320において、4方向全てに基づいて特徴量を抽出済であるどうかを判断する。ここで、特徴量を抽出していない方向があれば、ステップS2314に戻り、その方向に基づいて新たに特徴量を抽出し、以下同様にしてサーバ側にて照合を行う。ステップS2320において、4方向全てに基づく特徴量の抽出が完了していると判断した場合にはステップS2320に進み、動作を終了する。
第1及び第2の実施形態では、サーバ側からの「一致」または「不一致」の通知に応じて、複合機側で照合結果を液晶パネル部201に表示したりするようにしているが、第3の実施形態における「不一致」の場合はステップS2320の終了処理に応じて表示してもよい。
以上のように説明した第3の実施形態によると、原稿を読み込むための複合機と、原本情報を登録しておく原本性保証サーバを備える原本性保証システムを用いて、予め登録しておいた登録情報と、鑑定対象の鑑定情報とを比較して原本性保証を行うことができる。そして、登録情報と鑑定情報としてそれぞれ抽出された特徴量を照合して、一致しない場合に再度異なる方向に基づいて特徴量を抽出して照合するので、登録時と鑑定時で原稿の向きが異なっていたとしても適切な照合結果を得ることができる。さらに第1及び第2の実施形態と比べて、特徴量の抽出回数が少ないので特徴量抽出処理にかかる時間を減少させることができる。
なお、本発明は上述したような構成の原本性保証システムに限定されるべきものではない。第1〜第3の実施形態においては、原本情報を登録する手段は、ネットワークを介して複合機と接続された原本性保証サーバであったが、この原本性保証サーバが提供する機能は、複合機100内部に備えられていてもよい。これにより、ネットワーク環境が十分でなくとも、簡易的に原本性保証を行うことができ、また特徴量すらネットワークに送出する必要がないのでセキュリティーが高くなる。
また、本発明は原本性保証サービスを提供するシステムに限定されるべきものではなく、電子文書を保管しておくサービスや、文書管理サーバに所望の文書を登録しておける機能に応用させることが可能である。即ち、単にサーバ装置や他の複合機に登録されている画像を検索する場合にも応用させることができる。
また本発明は、スキャナ装置170で入力したデータから抽出した特徴量を用いるものに限定されず、例えばボックスなどの記憶領域に保存されている画像データから登録用または鑑定用の特徴量を抽出し、登録・鑑定処理を行ってもよい。
(その他の実施形態)
以上、実施形態例を詳述したが、本発明は、例えば、システム、装置、方法、プログラム若しくは記憶媒体(記録媒体)等としての実施態様をとることが可能である。具体的には、複数の機器から構成されるシステムに適用しても良いし、また、一つの機器からなる装置に適用しても良い。
尚、本発明は、前述した実施形態の機能を実現するソフトウェアのプログラム(実施形態では図に示すフローチャートに対応したプログラム)を、システムあるいは装置に直接あるいは遠隔から供給する。そして、そのシステムあるいは装置のコンピュータが該供給されたプログラムコードを読み出して実行することによっても達成される場合を含む。
従って、本発明の機能処理をコンピュータで実現するために、該コンピュータにインストールされるプログラムコード自体も本発明を実現するものである。つまり、本発明は、本発明の機能処理を実現するためのコンピュータプログラム自体も含まれる。
その場合、プログラムの機能を有していれば、オブジェクトコード、インタプリタにより実行されるプログラム、OSに供給するスクリプトデータ等の形態であっても良い。
プログラムを供給するための記録媒体としては、例えば、以下のようなものがある。フロッピー(登録商標)ディスク、ハードディスク、光ディスク、光磁気ディスク、MO、CD−ROM、CD−R、CD−RW、磁気テープ、不揮発性のメモリカード、ROM、DVD(DVD−ROM,DVD−R)。
その他、プログラムの供給方法としては、クライアントコンピュータのブラウザを用いてインターネットのホームページからハードディスク等の記録媒体にダウンロードすることによっても供給できる。すなわち、ホームページに接続し、該ホームページから本発明のコンピュータプログラムそのもの、もしくは圧縮され自動インストール機能を含むファイルをダウンロードする。また、本発明のプログラムを構成するプログラムコードを複数のファイルに分割し、それぞれのファイルを異なるホームページからダウンロードすることによっても実現可能である。つまり、本発明の機能処理をコンピュータで実現するためのプログラムファイルを複数のユーザに対してダウンロードさせるWWWサーバも、本発明に含まれるものである。
また、本発明のプログラムを暗号化してCD−ROM等の記憶媒体に格納してユーザに配布する。そして、所定の条件をクリアしたユーザに対し、インターネットを介してホームページから暗号化を解く鍵情報をダウンロードさせる。そして、その鍵情報を使用することにより暗号化されたプログラムを実行してコンピュータにインストールさせて実現することも可能である。
また、コンピュータが、読み出したプログラムを実行することによって、前述した実施形態の機能が実現される。その他にも、そのプログラムの指示に基づき、コンピュータ上で稼動しているOSなどが、実際の処理の一部または全部を行い、その処理によっても前述した実施形態の機能が実現され得る。
さらに、記録媒体から読み出されたプログラムが、コンピュータに挿入された機能拡張ボードやコンピュータに接続された機能拡張ユニットに備わるメモリに書き込まれた後にも前述した実施形態の機能が実現される。すなわち、そのプログラムの指示に基づき、その機能拡張ボードや機能拡張ユニットに備わるCPUなどが実際の処理の一部または全部を行うことによっても前述した実施形態の機能が実現される。
本発明の実施形態における複合機の構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における操作部の外観図である。 本発明の実施形態における複合機全体の外観図である。 本発明の実施形態におけるシステム構成図である。 本発明の実施形態における原本性保証サーバの構成を示すブロック図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示されたユーザ認証画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示されたコピー基本画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された送信/ファクス基本画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された読込設定画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された原本情報登録設定画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された登録情報表示画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された原本情報鑑定設定画面を示す図である。 本発明の実施形態における操作画面に表示された鑑定詳細画面を示す図である。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における特徴量抽出処理に関する詳細な説明図である。 本発明の実施形態における特徴量抽出処理に関する詳細な説明図である。 本発明の実施形態における特徴量管理テーブルを示す図である。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。 本発明の実施形態における動作を示すフローチャートである。
符号の説明
100 複合機
110 プログラムROM
113 画像情報生成部
114 ビットマップ画像展開部
115 特徴量抽出部
116 比較部
120 制御ユニット
121 入出力部
125 CPU
129 RAM
140 操作パネル部
150 外部メモリ部
160 プリンタ装置
170 スキャナ装置
180 MEMORY
181 ネットワーク

Claims (11)

  1. 原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により、第1の原稿上の画像に対し複数の異なる方向に基づきそれぞれ抽出された複数の特徴量を含む第1の原稿情報、及び第2の原稿上の画像に対し少なくとも1方向に基づき抽出された特徴量を含む第2の原稿情報を記憶する記憶手段と、
    前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量とを、それぞれ比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれかが、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致する場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定し、また、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれも前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致しない場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一でないと判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を示す情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理装置。
  2. 原稿上の画像を読み取って入力する読取手段を更に備え、
    前記抽出手段は、前記読み取り手段により読み取られた原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出することを特徴とする請求項1に記載の情報処理装置。
  3. 前記抽出手段は、前記第1の原稿上の画像から前記複数の特徴量を抽出する際に、90°ずつ回転した異なる4方向に基づいてそれぞれ特徴量を抽出することを特徴とする請求項1または2に記載の情報処理装置。
  4. 前記記憶手段は、前記第1の原稿情報を予め記憶しておき、
    前記比較手段は、前記記憶手段に予め記憶されている前記第1の原稿情報と、該第1の原稿情報と比較するために後から前記記憶手段に記憶された前記第2の原稿情報とを用いて、それぞれに含まれる特徴量の比較を行うことを特徴とする請求項1から3のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  5. 前記出力手段は、前記判定手段による判定の結果を表示するための表示装置、または該判定の結果を印刷するための印刷装置を含むことを特徴とする請求項1から4のいずれか1項に記載の情報処理装置。
  6. 原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出する抽出手段と、
    前記抽出手段により、第1の原稿上の画像に対し複数の異なる方向に基づきそれぞれ抽出された複数の特徴量を含む第1の原稿情報、及び第2の原稿上の画像に対し少なくとも1方向に基づき抽出された特徴量を含む第2の原稿情報を記憶する記憶手段と、
    前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量とを、それぞれ比較する比較手段と、
    前記比較手段による比較の結果、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれかが、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致する場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定し、また、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれも前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致しない場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一でないと判定する判定手段と、
    前記判定手段による判定の結果を示す情報を出力する出力手段と、
    を備えることを特徴とする情報処理システム。
  7. 前記情報処理システムはネットワークを介して接続された情報処理装置及びサーバ装置を含み、
    前記情報処理装置は、前記第1の原稿情報及び前記第2の原稿情報を、前記ネットワークを介して前記サーバ装置に送信する送信手段と、前記抽出手段と、前記出力手段とを備え、
    前記サーバ装置は、前記情報処理装置から前記第1の原稿情報及び前記第2の原稿情報を受信する受信手段と、前記記憶手段と、前記比較手段と、前記判定手段とを備え、
    前記記憶手段は、前記受信手段が受信した前記第1の原稿情報及び前記第2の原稿情報を記憶することを特徴とする請求項6に記載の情報処理システム。
  8. 前記サーバ装置は、前記判定手段が、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定した場合に、該第2の原稿が原本性を有することを保証する原本性保証サーバ装置であることを特徴とする請求項6または7に記載の情報処理システム。
  9. 原稿上の画像に基づいて、該画像の特徴量を抽出する抽出工程と、
    前記抽出工程で、第1の原稿上の画像に対し複数の異なる方向に基づきそれぞれ抽出された複数の特徴量を含む第1の原稿情報、及び第2の原稿上の画像に対し少なくとも1方向に基づき抽出された特徴量を含む第2の原稿情報を記憶する記憶工程と、
    前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量とを、それぞれ比較する比較工程と、
    前記比較工程における比較の結果、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれかが、前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致する場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一であると判定し、また、前記第1の原稿情報に含まれる複数の特徴量のうちのいずれも前記第2の原稿情報に含まれる特徴量と一致しない場合に、前記第1の原稿及び前記第2の原稿が同一でないと判定する判定工程と、
    前記判定工程における判定の結果を示す情報を出力する出力工程と、
    を備えることを特徴とする情報処理システムの制御方法。
  10. 請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラム。
  11. 請求項9に記載の制御方法をコンピュータに実行させるためのプログラムを記録したコンピュータ読み取り可能な記憶媒体。
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