JP2007281149A - Mos型半導体装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】
応力による影響を抑制するための構成を有するMOS型半導体装置を提供する。
【解決手段】MOSトランジスタ10において、互いに直交する2つのチャネル28,30を有し、さらに、ドレイン層14とソース層16との間に生じる電流経路について、シリコン基板12に応力が印加されなかった場合の電気抵抗と、シリコン基板12に所定の応力が印加された場合の電気抵抗とが等しくなることを特徴とする。
【選択図】図2

Description

本発明は、MOS型半導体装置に関する。特に、応力による影響を抑制したMOS型半導体装置に関する。
図1は、従来技術におけるN型MOSトランジスタ70の断面構造を示す図である。N型MOSトランジスタ70は、ドレイン層74,ソース拡散層76,P型拡散層78,絶縁層80,ゲート電極層82,ドレイン電極層84およびソース電極層86を備える。
ドレイン層74は、半導体基板72の裏面近傍の領域に形成されたN型ドーパントを含むN型半導体層である。P型拡散層78は、半導体基板72の表面側からP型ドーパントが添加され、拡散されて形成されたP型半導体層である。ソース拡散層76は、P型拡散層の領域内に形成されたN型半導体層であり、ドレイン層74よりも高い濃度でN型ドーパントを含む。
絶縁層80は、半導体基板72の表面を酸化させることによって、あるいは、半導体基板72の表面に酸化物,窒化酸化物などの絶縁材料を堆積させることによって形成される。ゲート電極層82は、N型あるいはP型のドーパントを含む多結晶シリコン(ポリシリコン)、あるいは、アルミニウム,タングステンなどの金属を、絶縁層80の表面に堆積させることによって形成される。
ドレイン電極層84及びソース電極層86は、半導体基板72の裏面及び表面にそれぞれ形成されたドレイン層74及びソース拡散層76に対して、アルミニウム,タングステン,銅などの金属をそれぞれ堆積させることによって形成される。
ドレイン電極層84には、ソース電極層86に印加された電位よりも高い電位が印加される。ソース電極層86の電位よりも十分に高い電位がゲート電極層82に印加されると、P型拡散層78と絶縁層80との界面近傍のP型拡散層78側の領域がN型導電性領域に反転し、チャネル88が形成される。更に、ドレイン層74とソース拡散層76との間がチャネル88を介して導通状態になり、ドレイン電極層84からソース電極層86に向かって電流が流れる。
特開2003−31808号公報 特開平07−193236号公報 Michio Nemoto and B.Jayant Baliga、"The Recessed−Gate IGBT Structure"、IEEE Proc.of ISPSD、p.149−152、1999
ゲート電極層82に高い電位が印加されて、ドレイン電極層84とソース電極層86との間が導通状態になると、ドレイン電極層84とソース電極層86との間の電気抵抗(チャネル88の電気抵抗を含む)と、ドレイン電極層84とソース電極層86との間に流れる電流とによって決まるジュール熱が、半導体基板72の内部で発生する。このジュール熱によって半導体基板72は熱的に膨張し、半導体基板72には実装基板との熱膨張係数差に起因した応力が印加される。更に、応力が印加された材料においては、ピエゾ抵抗効果によって抵抗率が変化する。
特にパワーMOSトランジスタでは、ドレインとソースとの間に大きな電流が流れるので、発生するジュール熱は大きく、半導体基板72に印加される熱応力も大きくなる。その結果、MOSトランジスタのドレイン電極とソース電極との間の電気抵抗が、ピエゾ抵抗効果によって大きく変動する。この電気抵抗の変動によって、MOSトランジスタのドレイン電極とソース電極との間に流れる電流が所望の値よりも低下したり、自己発熱によってMOSトランジスタが破壊されうるという問題がある。
そこで本発明では、応力による素子電気特性への影響を抑制したMOS型半導体装置を提供することを目的とする。
本発明は、半導体基板の表面に形成された絶縁層の表面に形成されたゲート電極に電圧が印加されることによって、前記絶縁層と前記半導体基板との界面近傍の前記半導体基板側の領域にチャネルが形成され、前記チャネルを介して、前記半導体基板に形成されたドレイン層とソース層との間に流れる電流が制御されるMOS型半導体装置において、前記チャネルは、互いに直交する第一のチャネルと第二のチャネルとからなり、前記ゲート電極に所定の電圧が印加された場合に、前記ドレイン層と前記ソース層との間に生じる電流経路について、前記半導体基板に応力が印加されなかった場合の電気抵抗と、前記半導体基板に所定の応力が印加された場合の電気抵抗と、が等しくなることを特徴とする。
更に、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
Figure 2007281149
(但し、RDは前記ドレイン層の電気抵抗,σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好適である。この場合は、式(1)の条件を満たすようにチャネルの電気抵抗r1,r2を算出し設定することによって、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制できる点で効果が顕著である。
あるいは、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
Figure 2007281149
(但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好適である。ドレイン層の電気抵抗RDがチャネルの電気抵抗r1,r2よりも一桁以上小さい場合には、式(1)は式(2)に簡略化されるので、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制するために必要なチャネルの電気抵抗r1,r2を式(2)によって容易に算出できる点で効果が顕著である。
更に、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの幅W1,W2は、
Figure 2007281149
(但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好ましい。この場合は、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制するための条件を、チャネルの幅W1,W2の設定によって実現できる点で効果が顕著である。
更に、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの長さL1,L2は、
Figure 2007281149
(但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好ましい。この場合は、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制するための条件を、チャネルの長さL1,L2の設定によって実現できる点で効果が顕著である。
また、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
Figure 2007281149
(但し、RDは前記ドレイン層の電気抵抗,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好適である。前記第二のチャネルに電流が流れる方向が前記半導体基板の表面に対して垂直な方向である場合には、式(5)の条件を満たすようにチャネルの電気抵抗r1,r2を算出し設定することによって、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制できる点で効果が顕著である。
あるいは、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
Figure 2007281149
(但し、ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好適である。前記第二のチャネルに電流が流れる方向が前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、かつ、ドレイン層の電気抵抗RDがチャネルの電気抵抗r1,r2よりも一桁以上小さい場合には、式(5)は式(6)に簡略化されるので、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制するために必要なチャネルの電気抵抗r1,r2を式(6)によって容易に算出できる点で効果が顕著である。
更に、前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、更に、前記第一,第二のチャネルの幅L1,L2は、
Figure 2007281149
(但し、ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)を満たすように設定されることが好ましい。前記第二のチャネルに電流が流れる方向が前記半導体基板の表面に対して垂直な方向である場合には、前記ドレイン層と前記ソース層との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制するための条件を、チャネルの長さL1,L2の設定によって実現できる点で効果が顕著である。
本発明によれば、応力による素子電気特性への影響を抑制したMOS型半導体装置を実現することができる。
(第一の実施の形態)
図2は、本発明に係るN型導電性のMOSトランジスタ10の上面図を示したものである。図3は、図2のA1−A2間の断面構造図を示したものであり、図4は、図2のB1―B2間の断面構造図を示したものである。
MOSトランジスタ10は、ドレイン層14,ソース層16,ボディ層18,絶縁層20,ゲート電極層22,ドレイン電極層24およびソース電極層26を備える。
MOSトランジスタ10は、半導体基板であるシリコン基板12をベースにして形成される。シリコン基板12は、リン,砒素,アンチモンなどのN型ドーパントを低い濃度で含む。例えばシリコン基板12に含まれるN型ドーパントの濃度は1015cm-3程度である。
ドレイン層14は、シリコン基板12の裏面側からN型ドーパントが添加され、拡散されて形成されたN型拡散層である。あるいは、シリコン基板12の裏面側の領域をドレイン層14として用いてもよい。ドレイン層14に含まれるN型ドーパントの濃度は、シリコン基板12に含まれるN型ドーパントの濃度と同じ程度かそれ以上である。
ボディ層18は、シリコン基板12の表面側からボロン,インジウムなどのP型ドーパントが添加され、拡散されて形成されたP型拡散層である。ボディ層18には、ドレイン層14に含まれるN型ドーパントの濃度よりも高い濃度でP型ドーパントが含まれる。ここで、図2の上面図に示すように、シリコン基板12の表面に露出されたボディ層18の周辺の領域は、ドレイン層14の領域である。
ソース層16は、シリコン基板12の表面側からN型ドーパントが添加され拡散されて、ボディ層18の領域内に形成されたN型拡散層である。ソース層16に含まれるN型ドーパントの濃度は、ドレイン層14に含まれるN型ドーパントの濃度よりも高く、1018cm-3以上である。ここで図2の上面図に示すように、ボディ層18の領域内にソース層16の領域が形成される。その結果、シリコン基板12の表層部において、ボディ層18の領域は、ソース層16の領域によって囲まれた第一の領域と、ソース層16の周辺を囲む第二の領域(後に、チャネル28,30が形成される領域)とに分けられる。上記のボディ層18の第一の領域と第二の領域と、ソース層16とからなる構成は、シリコン基板12の表面上で周期的に配置される。
絶縁層20は、シリコン基板12の表面を酸化させて、あるいは、シリコン基板12の表面に酸化物を堆積させることによって形成される。
ゲート電極層22は、N型あるいはP型のドーパントを含む多結晶シリコン(ポリシリコン)、あるいは、アルミニウム,タングステンなどの金属を、絶縁層20の表面に堆積させることによって形成される。図2の上面図に示すように、ゲート電極層22と絶縁層20との積層構造は、シリコン基板12の表面上で格子状に配置される。また、シリコン基板12の表面に露出されたドレイン層14の領域とボディ層18の第二の領域とが、絶縁層20とゲート電極層22との積層構造によって覆われる。
ドレイン電極層24は、シリコン基板12の裏面に形成されたドレイン層14に対して、アルミニウム,タングステン,銅などの金属を堆積させることによって形成される。MOSトランジスタ10は、シリコン基板12の裏面に形成されたドレイン電極層24と、半田によって形成された接着層とを介して実装基板上に実装される。
ソース電極層26は、シリコン基板12の表面に露出されたボディ層18の第一の領域を完全に覆い、かつ、ソース層16の一部の領域を覆うように、アルミニウム,タングステン,銅などの金属を堆積させることによって形成される。
ドレイン電極層24には、ソース電極層26の電位よりも高い電位が印加される。更に、ゲート電極層22に所定の電圧が印加された場合には、ボディ層18と絶縁層20との界面近傍のボディ層18側の領域がN型導電性領域に反転し、チャネル28,30が形成される。チャネル28は、ソース層16からx軸と平行な方向に延びるチャネルであり、チャネル30は、ソース層16からy軸と平行な方向に延びるチャネルである。チャネル28,30が形成されると、ドレイン層14とソース層16との間は、チャネル28,30のそれぞれを介して導通するので、ドレイン電極層24からソース電極層26に向かって電流が流れる。
ここで、ゲート電極層22に印加される所定の電圧とは、ソース電極層26に印加された電位を基準としたときにゲート電極層22に印加される電圧であって、チャネル28,30を形成するために必要なしきい値電圧以上の電圧であり、MOSトランジスタ10を適正に動作させるための条件となる電圧である。
シリコン基板12に応力が印加されない場合は、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗R0は次式で表される。
Figure 2007281149
ここで、r1はチャネル28の電気抵抗であり、r2はチャネル30の電気抵抗である。RDは、シリコン基板12の裏面から表面に向かう方向に電流が流れるときのドレイン層14の電気抵抗である。
ドレイン電極層24とソース電極層26との間に流れる電流をIとすると、MOSトランジスタ10では、R0・I2によって決まるジュール熱が発生する。その結果、シリコン基板12は熱膨張する。一方、MOSトランジスタ10が接着層を介して実装された実装基板においても、発生したジュール熱によって熱膨張が生じる。シリコン基板12と実装基板とでは熱膨張時の変化量が異なるので、その結果としてシリコン基板12には応力が印加される。このとき、シリコン基板12の表面に対して垂直な方向には、実装基板の熱膨張によって生じる応力の影響は小さい。したがって、ジュール熱の発生によってデバイス温度が変化すると、シリコン基板12の表面に対して水平な方向にのみ応力が印加されるとみなすことができる。以下では、シリコン基板12に対して印加される応力の方向を、図2のx軸方向とする。また、MOSトランジスタ10における発熱によってデバイス温度がT0からTへ上昇したときに、シリコン基板12に印加される応力の大きさσは、次式によって決まる。
(数9)
σ=Δα・Ysi・(T−T0) ・・・(9)
ここでΔαは、シリコン基板の線膨張係数と実装基板の線膨張係数との差であり、Ysiはシリコンのヤング率である。
シリコン基板12に応力σが印加されると、MOSトランジスタ10に含まれる各電気抵抗は、ピエゾ抵抗効果によって変動する。x軸方向に応力σが印加されたときのチャネル28の電気抵抗r1(σ),チャネル30の電気抵抗r2(σ),ドレイン層14の電気抵抗RD(σ)は、ピエゾ抵抗効果によってそれぞれ以下のようになる。
(数10)
1(σ)=(1+ΠPσ)r1 ・・・ (10)
2(σ)=(1+ΠVσ)r2 ・・・ (11)
D(σ)=(1+ΠVσ)RD ・・・ (12)
ここでΠPは、応力の方向と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数であり、ΠVは、応力の方向と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。シリコンにおいては、ピエゾ抵抗係数ΠV,ΠPの符号は互いに異なる。例えば、シリコン結晶の[100]方向に応力が印加された場合のΠPは−102×10-11/Paであり、ΠVは53.4×10-11/Paである。
式(10),(11),(12)より、x軸方向に応力σが印加されたときのドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗R(σ)は次のようになる。
Figure 2007281149
ここで、R0=R(σ)が成り立つための条件は、次式で表される。
Figure 2007281149
本実施の形態においては、まずMOSトランジスタ10の使用温度Tが決まれば、シリコン基板12に印加される所定の応力の大きさσ(T)を、式(9)から算出することができる。算出された所定の応力の大きさσ(T)を式(14)に代入することによって、式(14)を満たす電気抵抗r1,r2,RDが算出される。そこで、MOSトランジスタ10の各電気抵抗を、上記の算出された値に設定する。これにより、使用温度T付近ではR0=R(σ)がほぼ成立し、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制される。
MOSトランジスタ10におけるドレイン層の電気抵抗RDが、チャネル28,30の電気抵抗r1,r2に比べて無視できるほど小さい場合には、式(14)は以下のように簡略化される。
Figure 2007281149
式(15)によれば、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制するための電気抵抗r1,r2を容易に設定することができる。
例えば、ドレイン層の電気抵抗がチャネルの電気抵抗r1,r2よりも一桁以上小さく、かつ、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗が50mΩのMOSトランジスタ10を設計する場合であって、さらに、最も使用頻度が高いときのデバイス温度が150℃である場合には、
(数14)
σ(150)=5×10-6×170×109×(150−25)
=1.06×108[Pa] ・・・(16)
(但し、実装基板はアルミナ基板であって、Δα=5×10-6/℃である。T0は25℃とする)。
Figure 2007281149
となる。(r1×r2)/(r1+r2)=50mΩ、 かつ、r2/r1=0.442を満たすチャネルの電気抵抗はr1=163.1mΩ、r2=72.1mΩである。このチャネルの電気抵抗r1,r2を有するMOSトランジスタ10を構成する。これにより、デバイス温度150℃付近において、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制できる。
MOSトランジスタ10のチャネル28,30の電気抵抗r1,r2は、チャネルの長さL1,L2にそれぞれ比例し、チャネルの幅W1,W2にそれぞれ反比例する。
例えば、チャネルの長さL1,L2が互いに等しい場合には、チャネルの幅W1,W2を用いて、式(15)を以下のように変形してもよい。
Figure 2007281149
あるいは、チャネルの幅W1,W2が互いに等しい場合には、チャネルの長さL1,L2を用いて、式(15)を以下のように変形してもよい。
Figure 2007281149
あるいは、チャネルの長さL1,L2とチャネルの幅W1,W2とがそれぞれ自由に設定される場合には、式(15)を以下のように変形してもよい。
Figure 2007281149
式(18),(19),(20)によれば、チャネルの長さやチャネルの幅などのサイズを設定することによって、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制されたMOSトランジスタ10を実現することができる。
(第二の実施の形態)
図5は、本発明に係るN型導電性のMOSトランジスタ50の上面図を示したものである。図6は、図5のC1−C2間の断面構造図を示したものである。以下、第一の実施の形態と重複する構成要素については、同一符号を付して、説明を省略する。
ドレイン層14は、シリコン基板12の裏面側に形成されたN型拡散層である。第一の実施の形態とは異なり、ドレイン層14はシリコン基板12の表面に露出されない。
ボディ層18は、シリコン基板12の表面側からボロン,インジウムなどのP型ドーパントが添加され、拡散されて形成されたP型拡散層である。あるいは、ドレイン層14が形成されたシリコン基板に対して、エピタキシャル成長によって堆積されたP型ドーパントを含むシリコンエピタキシャル層であってもよい。ボディ層18には、ドレイン層14に含まれるN型ドーパントの濃度よりも高い濃度のP型ドーパントが含まれる。
ソース層16は、シリコン基板12の表面側からN型ドーパントが添加され拡散さて、ボディ層18の領域内に形成されたN型拡散層である。
シリコン基板12には、絶縁層20とゲート電極層22との積層構造が形成される領域内に、トレンチ(溝)が形成される。図6の断面図に示すように、トレンチの底辺は、ボディ層18よりも深いところに、特に、ドレイン層14内に位置するように形成される。
絶縁層20は、トレンチの側壁及び底辺を含めたシリコン基板12の表面を酸化させて、あるいは、トレンチの側壁及び底辺を含めたシリコン基板12の表面に酸化物を堆積させることによって形成される。
ゲート電極層22は、N型あるいはP型のドーパントを含む多結晶シリコン(ポリシリコン)、あるいは、アルミニウム,タングステンなどの金属を、絶縁層20の表面に堆積させることによって形成される。図6の断面図に示すように、ゲート電極層22と絶縁層20との積層構造は、トレンチ内部を埋めるように、かつ、シリコン基板12の表面ではソース層16の一部を覆うように形成される。
ソース電極層26は、シリコン基板12の表面に露出されたボディ層18とソース層16の一部との境界を跨ぐ領域上に、アルミニウム,タングステン,銅などの金属をそれぞれ堆積させることによって形成される。
また、MOSトランジスタ50は、シリコン基板12の裏面に形成されたドレイン電極層24と接着層とを介して実装基板上に実装される。
ドレイン電極層24には、ソース電極層26の電位よりも高い電位が印加される。更に、ゲート電極層22に所定の電圧が印加された場合には、ボディ層18と絶縁層20との界面近傍のボディ層18側の領域がN型導電性領域に反転し、チャネル52,54が形成される。チャネル52は、ソース層16からx軸と平行な方向に延びるチャネルであり、その長さは、図6に示したL1である。チャネル52は、トレンチの側壁に沿ってシリコン基板12の表面からz軸と平行な方向に延びるチャネルであり、その長さは図6に示したL2である。チャネル52,54が形成されると、ドレイン層14とソース層16との間は、チャネル52,54のそれぞれを介して導通するので、ドレイン電極層24からソース電極層26に向かって電流が流れる。
シリコン基板12に応力が印加されない場合は、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗R0は次式で表される。
(数19)
0=r1+r2+RD ・・・(21)
ここで、r1はチャネル52の電気抵抗であり、r2はチャネル54の電気抵抗である。
第一の実施の形態と同様に、ドレイン電極層24とソース電極層26との間に電流が流れると、ジュール熱の発生によってデバイス温度が変化し、シリコン基板12の表面に対して水平な方向に応力が印加される。以下では、シリコン基板12に対して印加される応力の方向を、図5のx軸方向とする。
シリコン基板12に応力σが印加されると、MOSトランジスタ50に含まれる各電気抵抗は、ピエゾ抵抗効果によって変動する。x軸方向に応力σが印加されたときのドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗R(σ)は次のようになる。
(数20)
R(σ)=(1+ΠPσ)r1+(1+ΠVσ)r2+(1+ΠVσ)RD ・・・(22)
ここで、R0=R(σ)が成り立つための条件は、次式で表される。
Figure 2007281149
本実施の形態においては、式(23)のΠP,ΠVに、x軸方向に応力が印加された場合のシリコンのピエゾ抵抗係数を代入し、その結果として得られる数式を満たすように電気抵抗r1,r2,RDが算出される。そこで、MOSトランジスタ50の各電気抵抗を、上記の算出された値に設定する。これによりR0=R(σ)がほぼ成立し、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制される。
MOSトランジスタ50におけるドレイン層の電気抵抗RDが、チャネル52,54の電気抵抗r1,r2に比べて無視できるほど小さい場合には、式(23)は以下のように簡略化される。
Figure 2007281149
式(24)によれば、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制されるために必要な電気抵抗r1,r2を容易に算出することができる。
例えば、ドレイン層の電気抵抗がチャネルの電気抵抗r1,r2よりも一桁以上小さく、かつ、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗が50mΩのMOSトランジスタ10を設計する場合は、以下のようになる。
Figure 2007281149
1+r2=50mΩ、かつ、r2/r1=1.91を満たすチャネルの電気抵抗はr1=17.18mΩ、r2=32.82mΩである。このチャネルの電気抵抗r1,r2を有するようにMOSトランジスタ10を構成する。これにより、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響を抑制できる。
MOSトランジスタ50のチャネル52,54の電気抵抗r1,r2は、チャネルの長さL1,L2にそれぞれ比例する。また、MOSトランジスタ50においては、チャネル52,54の幅Wは同じである。したがって、式(25)を以下のように変形してもよい。
Figure 2007281149
式(26)によれば、チャネルの長さを設定することによって、ドレイン層14とソース層16との間の電気抵抗に対する応力の影響が抑制されたMOSトランジスタ50を実現することができる。
(他の実施の形態)
N型導電性のMOSトランジスタ10,50において、N型半導体領域をP型半導体領域に、P型半導体領域をN型半導体領域にそれぞれ置き換えることによって、本発明に係るP型導電性のMOSトランジスタが実現される。P型導電性のMOSトランジスタの動作は、N型導電性のMOSトランジスタの動作とは極性が反対になるだけである。さらに、P型導電性のMOSトランジスタにおける応力の影響を抑制する手段についても、N型導電性のMOSトランジスタ10,50と同様に実現されるので、以下での説明は省略する。
従来のN型MOSトランジスタ70の断面構造を示す図である。 本発明の第一の実施の形態に係るN型導電性のMOSトランジスタ10の上面図である。 本発明の第一の実施の形態に係るN型導電性のMOSトランジスタ10の断面構造(図2のA1−A2間)を示す図である。 本発明の第一の実施の形態に係るN型導電性のMOSトランジスタ10の断面構造(図2のB1−B2間)を示す図である。 本発明の第二の実施の形態に係るN型導電性のMOSトランジスタ50の上面図である。 本発明の第二の実施の形態に係るN型導電性のMOSトランジスタ50の断面構造(図5のC1−C2間)を示す図である。
符号の説明
10,50,70 MOSトランジスタ、12 シリコン基板、14 ドレイン層、16 ソース層、18 ボディ層、20,80 絶縁層、22,82 ゲート電極層、24,84 ドレイン電極層、26,86 ソース電極層、28,30,52,54,88 チャネル。

Claims (8)

  1. 半導体基板の表面に形成された絶縁層の表面に形成されたゲート電極に電圧が印加されることによって、前記絶縁層と前記半導体基板との界面近傍の前記半導体基板側の領域にチャネルが形成され、前記チャネルを介して、前記半導体基板に形成されたドレイン層とソース層との間に流れる電流が制御されるMOS型半導体装置において、
    前記チャネルは、互いに直交する第一のチャネルと第二のチャネルとからなり、
    前記ゲート電極に所定の電圧が印加された場合に、前記ドレイン層と前記ソース層との間に生じる電流経路について、
    前記半導体基板に応力が印加されなかった場合の電気抵抗と、
    前記半導体基板に所定の応力が印加された場合の電気抵抗と、
    が等しくなることを特徴とするMOS型半導体装置。
  2. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
    Figure 2007281149
    (但し、RDは前記ドレイン層の電気抵抗,σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1に記載のMOS型半導体装置。
  3. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
    Figure 2007281149
    (但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1に記載のMOS型半導体装置。
  4. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの幅W1,W2は、
    Figure 2007281149
    (但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1または請求項3に記載のMOS型半導体装置。
  5. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記第一のチャネルに電流が流れる方向と直交し、かつ、前記半導体基板の表面に対して水平な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの長さL1,L2は、
    Figure 2007281149
    (但し、σは前記所定の応力の大きさ,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1または請求項3または請求項4のいずれか一つに記載のMOS型半導体装置。
  6. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
    Figure 2007281149
    (但し、RDは前記ドレイン層の電気抵抗,ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1に記載のMOS型半導体装置。
  7. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの電気抵抗r1,r2は、
    Figure 2007281149
    (但し、ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1に記載のMOS型半導体装置。
  8. 前記所定の応力は、前記半導体基板の表面に水平な方向に印加される応力であり、
    前記第一のチャネルに電流が流れる方向は、前記所定の応力が印加される方向に対して平行であり、
    前記第二のチャネルに電流が流れる方向は、前記半導体基板の表面に対して垂直な方向であり、
    更に、前記第一,第二のチャネルの長さL1,L2は、
    Figure 2007281149
    (但し、ΠPは前記所定の応力と平行な方向に対するピエゾ抵抗係数,ΠVは前記所定の応力と垂直な方向に対するピエゾ抵抗係数である。)
    を満たすように設定されることを特徴とする請求項1または請求項7に記載のMOS型半導体装置。

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