JP2007280684A - ランプの冷却装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ランプがハウジングで完全に覆われていても、リフレクタとワイヤの双方を効果的に冷却することが可能なランプの冷却装置を提供する。
【解決手段】ランプハウジングの開口部から導入される冷却風をランプへ導く導風部材を備えたランプの冷却装置において、導風部材2は、第1〜第3の整流板24〜26を備える。開口部から導入された冷却風a1を、第1の整流板24により方向転換してリフレクタ12へ導くとともに、第2の整流板25とリフレクタ12との間隙29を通して第1のワイヤ固定部5へ導き、かつ、第3の整流板26とリフレクタ12との間隙30を通して第2のワイヤ固定部7へ導くように構成した。
【選択図】図1

Description

本発明は、プロジェクタ等に内蔵される投射用ランプの冷却装置に関するものである。
プロジェクタ等の投射用光源として用いられるランプは、明るく鮮明な映像を投影するために大きな発光パワーが要求される。このため、ランプの発熱量が大きくなり、使用中は非常な高温となることから、ランプを冷却する装置が必要となる。後掲の特許文献1〜4には、このようなランプの冷却装置が開示されている。
特許文献1のランプ冷却装置では、反射鏡(リフレクタ)の側部に冷却ファンを配置し、冷却ファンからの冷却風の一部で反射鏡の内部を冷却するとともに、残りの冷却風により反射鏡の外側を冷却し、冷却し終わった排気風を冷却風と混合して、排気風を冷却するようにしている。
特許文献2のランプ冷却装置では、反射鏡の側部に冷却ファンを配置し、冷却ファンからの冷却風を異なる経路に分別するフード体を設け、このフード体を介して冷却風の一部で反射鏡を冷却するとともに、冷却し終わった排気風を他の冷却風と混合して、排気風を冷却するようにしている。
特許文献3のランプ冷却装置では、ランプを収容したランプハウスに、空気取入口と空気排出口とが設けられ、空気排出口には排気ファンが取り付けられており、空気取入口から取り入れられた空気の下流側に、空気をランプの外周面に沿って流すための気流ガイド面が形成されている。
特許文献4のランプ冷却装置では、ランプハウスの内部が、反射鏡の内面側の第1空間と、反射鏡の外面側の第2空間とに区分され、第1空間と第2空間内に別々に冷却風が通過するように構成され、反射鏡によって反射された光を平行化するための平行化レンズの凹面が、第1空間内を通過する冷却風を反射鏡の内面に送る整流部材として機能するようになっている。
特開2005−62376号公報 特開2005−62375号公報 特開2003−157715号公報 特開2005−70216号公報
一般に、プロジェクタ等において、投射用のランプはランプハウジングに収納され、ハウジングと一体化されている。この場合、ランプがハウジングで完全に覆われていない場合は、ランプに冷却風を直接吹き付けることで、ランプを効率良く冷却することができる。しかし、ランプが完全に覆われていないと、ランプの光が漏れて投影映像に干渉するので、ランプの光漏れのないように、ランプをハウジングで完全に覆うことが要求される。そして、ランプを完全に覆った場合は、ランプに冷却風を直接吹き付けることができないので、外部からハウジング内に導入される冷却風をランプに導く導風部材が必要となる。上記の特許文献1、2には、冷却風を所定の方向に導くフィンからなる導風部材が開示されている。また、特許文献4では、平行化レンズを一種の導風部材として利用している。
一方、上記各特許文献にも示されているように、プロジェクタ等のランプには、発光素子の光を反射して前方へ投射するリフレクタが備わっている。また、リフレクタの外側には、発光素子へ通電を行なうためのワイヤが固定されるワイヤ固定部が設けられる。このワイヤには、通常、芯線をビニール等で被覆した被覆電線が用いられる。しかしながら、ランプがハウジングで完全に覆われていると、冷却風の流れが限定的となり、ランプを十分に冷却することが困難となるため、リフレクタやワイヤ固定部の温度が非常に高くなり、ワイヤ固定部付近でワイヤの被覆が溶融して、絶縁が脅かされるという問題がある。特許文献1〜4では、導風部材や気流ガイド面などにより、リフレクタの冷却を促進することはできるが、これらの文献ではワイヤの冷却について考慮されておらず、上記問題を解決することはできない。
そこで、本発明は、ランプがハウジングで完全に覆われていても、リフレクタとワイヤの双方を効果的に冷却することが可能なランプの冷却装置を提供することを目的とする。
本発明の前提となるランプの冷却装置は、発光素子の光を反射して前方へ投射するリフレクタを有し、このリフレクタに、発光素子へ通電を行なうワイヤが固定されるワイヤ固定部が設けられている投射用のランプと、このランプを光漏れがないように覆うランプハウジングと、このランプハウジングに設けられた開口部から導入される冷却風をランプへ導く導風部材とを備えている。本発明では、このような冷却装置において、導風部材が第1の整流板と第2の整流板とを備える。第1の整流板は、略垂直方向に延び、かつ、冷却風の導入方向に対して傾斜するように設けられる。第2の整流板は、第1の整流板の上部に、当該整流板に対して略垂直方向に延びるように設けられる。そして、ランプハウジングの開口部から導入された冷却風を、第1の整流板により方向転換してリフレクタへ導くとともに、第2の整流板とリフレクタとの間隙を通してワイヤ固定部へ導くように構成している。
本発明においては、ランプハウジングの開口部から導入された冷却風は、第2の整流板により上方への拡散が規制されて第1の整流板へ向かい、第1の整流板に当って方向転換されリフレクタへ導かれる。上方への拡散を規制することで、導入した冷却風を効率良くリフレクタへ導いて、リフレクタを冷却することができる。また、導入された冷却風の一部は、第2の整流板とリフレクタとの間隙を通してワイヤ固定部へ導かれる。間隙を通ることで、冷却風の一部がリフレクタに沿ってワイヤ固定部へ集中的に流れるので、ワイヤ固定部付近のワイヤを局所的に冷却することができる。このようにして、2つの整流板を備えた導風部材により、リフレクタとワイヤの双方を効果的に冷却することができる。
本発明において、ワイヤ固定部が第1および第2のワイヤ固定部からなる場合は、第1の整流板の下部に、冷却風の導入方向に対して略垂直方向に延びる第3の整流板を更に設け、ランプハウジングの開口部から導入された冷却風を、第1の整流板により方向転換してリフレクタへ導くとともに、第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して第1のワイヤ固定部へ導き、かつ、第3の整流板とリフレクタとの間隙を通して第2のワイヤ固定部へ導くように構成するとよい。これによると、冷却風が第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して第1のワイヤ固定部へ導かれ、第3の整流板とリフレクタとの間隙を通して第2のワイヤ固定部へ導かれるので、第1および第2のワイヤ固定部付近のワイヤを効果的に冷却することができる。
また、本発明において、ワイヤ固定部が第1および第2のワイヤ固定部からなる場合、上述した第3の整流板を設けずに、第1の整流板により方向転換された冷却風の一部を第2のワイヤ固定部へ導くようにしてもよい。これによると、第1の整流板で方向転換された冷却風が第2のワイヤ固定部へ導かれるので、第2のワイヤ固定部付近のワイヤを効果的に冷却することができる。
本発明の典型的な実施形態では、導風部材は、ランプハウジングに取り付けられる基部と、この基部と一体化されて略垂直方向に延び、かつ、冷却風の導入方向に対して傾斜するように設けられた第1の整流板と、この第1の整流板の上部に、当該整流板に対して略垂直方向に延びるように設けられた第2の整流板と、第1の整流板の下部に、冷却風の導入方向に対して略垂直方向に延びるように設けられた第3の整流板とを備えている。そして、ランプハウジングの開口部から導入された冷却風を、第1の整流板により方向転換してリフレクタへ導くとともに、第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して第1のワイヤ固定部へ導き、かつ、第3の整流板とリフレクタとの間隙を通して第2のワイヤ固定部へ導くように構成している。
本発明によれば、複数の整流板を備えた導風部材により、冷却風がリフレクタとワイヤ固定部へ効率良く導かれるので、リフレクタだけでなくワイヤも効果的に冷却することができ、ワイヤの被覆が溶融して絶縁が脅かされるという問題を解消することができる。また、冷却を効率良く行なえるため、冷却風を供給する送風手段の回転数を下げても十分な冷却が可能であり、騒音や消費電力を低減することができる。
以下、本発明の実施形態を図面に従って説明する。図1は、本発明の一実施形態を示す斜視図であって、ランプユニットを斜め後方からみた状態を示している。ここでは、ランプハウジングの一部が取り除かれている。図2は図1のランプユニットの側面図、図3は同上面図、図4は同背面図である。また、図5はランプハウジングでランプを覆った状態を示す斜視図であって、ランプユニットを斜め前方からみた状態を示している。図6は図5のランプユニットの側面図、図7は同上面図、図8は同正面図、図9は図8のX−Xにおける断面図である。
図1において、1は投射用のランプ、12はランプ1のリフレクタである。リフレクタ12はホーン形状をしており、その内部には、図9に示すように、発光管からなる発光素子14が備わっている。発光素子14から発する光は、鏡面に形成されたリフレクタ12の内面で反射して前方へ投射される。図1の4,6は発光素子14へ通電を行なうワイヤであって、芯線にビニール等の樹脂を被覆した被覆電線からなる。5,7はリフレクタ12の外側に設けられたワイヤ固定部である。ワイヤ固定部5(第1の固定部)は、リフレクタ12の前方側にあって、ワイヤ4の端部が固定されている。ワイヤ固定部7(第2の固定部)は、リフレクタ12の後方側の円筒部13にあって、ワイヤ6の端部が固定されている。
8はフロントブロックであって、このフロントブロック8にランプ1が支持されている。フロントブロック8には、図5で示したように、リアブロック9が取り付けられ、フロントブロック8とリアブロック9とにより、ランプ1を光漏れがないように覆うランプハウジングが構成される。フロントブロック8の前面には、図5や図8に示されるように、上述した発光素子14の光を前方へ投射するための光投射口81と、外部からの冷却風をハウジング内部へ導入するための開口部82とが設けられている。開口部82には、図9で示したように、送風機100からダクト96を介して冷却風が導入される。送風機100はブロア(blower)やファンで構成される。以上のような、ランプハウジングにランプ1が収納されたランプユニットは、プロジェクタ等の投影装置に内蔵される。
図1に戻って、2は、開口部82から導入される冷却風a1をリフレクタ12やワイヤ固定部5,7へ導く導風部材である。この導風部材2は、金属板を板金加工して形成される。導風部材2において、21はランプハウジングのリアブロック9にネジ等で取り付けられる基部、22は基部21から垂直に立ち上がる垂直片、23は垂直片22と連続する水平片、24は水平片23および垂直片22を介して基部21と一体化された第1の整流板、25は整流板24と連続する第2の整流板、26は整流板24と連続する第3の整流板である。整流板24は、略垂直方向に延びていて、冷却風a1の導入方向に対して傾斜するように設けられている。整流板25は、整流板24の上部に一体的に設けられており、整流板24に対して略垂直方向に、フロントブロック8へ向って延びるように設けられている。整流板26は、整流板24の下部に一体的に設けられており、冷却風a1の導入方向に対して略垂直方向に、リフレクタ12へ向って延びるように設けられている。
28は、水平片23と、整流板24,25と、図5に示したランプハウジング(リアブロック9)の側壁91とによって形成される冷却風の導入空間である。図3に最もよく示されているように、整流板25とリフレクタ12との間には、間隙29が設けられている。また、整流板26とリフレクタ12との間には、図1に示すように、間隙30が設けられている。
次に、以上のようなランプユニットにおける冷却作用について説明する。図1において、フロントブロック8の開口部82(図5)から導入空間28へ導入された冷却風a1は、整流板25によって導入空間28から上方へ拡散するのが阻止され、整流板24に当たる。この整流板24は、冷却風a1の方向に対して傾斜しているので、整流板24に当たった冷却風a1は方向を転換し、方向転換した冷却風a2がリフレクタ12へ導かれる。この冷却風a2は、リフレクタ12の外面に沿って流れ、リフレクタ12を外部から冷却する。
また、導入空間28へ導入された冷却風a1の一部a3は、整流板25とリフレクタ12との間隙29を通って、リフレクタ12に沿って流れ、ワイヤ固定部5へ導かれる。この冷却風a3により、ワイヤ固定部5付近のワイヤ4が冷却される。さらに、整流板24に当たった冷却風a1の一部は、整流板24で方向転換した後、斜め下方に向かって整流板26に当たり、ここで反射して整流板26とリフレクタ12との間隙30を通って、ワイヤ固定部7へ導かれる冷却風a4となる。この冷却風a4により、ワイヤ固定部7付近のワイヤ6が冷却される。
なお、図1では示されていないが、フロントブロック8の開口部82に流入する冷却風の一部は、図9のようにリフレクタ12の内面に沿って流れる冷却風a5となり、リフレクタ12を内部から冷却する。そして、冷却が終了した冷却風a5と、前述の冷却風a2〜a4(a3,a4は図9には示されていない。)とは、図9におけるダクト部92を通って、熱風a6として排出口95から外部へ排出される。
このようにして、上述した実施形態においては、ランプハウジングの開口部82から導入された冷却風a1は、整流板25により上方への拡散が規制されて整流板24へ向かい、整流板24に当って方向転換されリフレクタ12へ導かれる。このため、冷却風a1の上方への拡散を規制することで、導入した冷却風a1を効率良くリフレクタ12へ導いて、リフレクタ12を冷却することができる。また、開口部82から導入された冷却風a1の一部a3は、整流板25とリフレクタ12との間隙29を通してワイヤ固定部5へ導かれる。このため、間隙29を通ることで、冷却風a3がリフレクタ12に沿ってワイヤ固定部5へ集中的に流れるので、ワイヤ固定部5を局所的に冷却することができる。さらに、冷却風a1の一部a4が整流板26とリフレクタ12との間隙30を通してワイヤ固定部7へ導かれるので、ワイヤ固定部7を局所的に冷却することができる。
したがって、ランプ1がハウジングで完全に覆われていても、上記のような3つの整流板24,25,26を備えた導風部材2により、リフレクタ12だけでなくワイヤ4,6も効果的に冷却することができ、ワイヤ4,6の被覆が溶融して絶縁が脅かされるという問題を解消することができる。また、冷却を効率良く行なえることから、冷却風を供給するブロア等の送風機100(図9)の回転数を下げても十分な冷却が可能であり、騒音や消費電力を低減することができる。
図10は、本発明の他の実施形態を示す斜視図である。図10において、図1と同一部分には同一符号を付してある。本実施形態では、導風部材の形状が図1の場合と異なっている。その他の部分については図1と同じであり、また、ランプをランプハウジングに収納した状態も図5等と同じである。
図10において、導風部材20は、金属板を板金加工して形成され、ランプハウジングのリアブロック9にネジ等で取り付けられる基部21と、基部21から垂直に立ち上がる垂直片22と、垂直片22と連続する水平片23を備えている。これらの各部は、図1と同じものである。24aは水平片23および垂直片22を介して基部21と一体化された第1の整流板であって、図1の整流板24に比べて、高さが高くなっている。25aは整流板24aと連続する第2の整流板であって、図1の整流板25に比べて、面積が広くなっている。また、冷却風b1の導入空間28aは、図1の導入空間28に比べて、容積が大きくなっている。
整流板24aは、略垂直方向に延びていて、冷却風b1の導入方向に対して傾斜するように設けられている。整流板25aは、整流板24aの上部に一体的に設けられており、整流板24aに対して略垂直方向に、フロントブロック8へ向って延びるように設けられている。なお、図10の導風部材20には、図1の整流板26に相当する第3整流板が設けられていない。また、水平片23と整流板25aにまたがって、図1にはない壁部35が設けられている。この壁部35は、導入される冷却風b1を整流板24aに向けてまっすぐ案内するためのガイドの役割を果たすが、本発明にとって必須ではなく、省略することも可能である。
次に、図10のランプユニットにおける冷却作用について説明する。フロントブロック8の開口部82(図5)から導入空間28aへ導入された冷却風b1は、整流板25aによって導入空間28aから上方へ拡散するのが阻止され、整流板24aに当たる。この整流板24aは、冷却風b1の方向に対して傾斜しているので、整流板24aに当たった冷却風b1は方向を転換し、方向転換した冷却風b2がリフレクタ12へ導かれる。この冷却風b2は、リフレクタ12に沿って流れ、リフレクタ12を外部から冷却する。
また、導入空間28aへ導入された冷却風b1の一部b3は、整流板25aとリフレクタ12との間隙29aを通って、ワイヤ固定部5へ導かれる。この冷却風b3により、ワイヤ固定部5付近のワイヤ4が冷却される。さらに、整流板24aに当たった冷却風b1の一部は、整流板24aで方向転換した後、ワイヤ固定部7へ導かれる冷却風b4となる。この冷却風b4により、ワイヤ固定部7付近のワイヤ6が冷却される。
なお、図10では示されていないが、フロントブロック8の開口部82に流入する冷却風の一部は、図9の冷却風a5と同様に、リフレクタ12の内面に沿って流れる冷却風となり、リフレクタ12を内部から冷却する。そして、冷却が終了したそれぞれの冷却風は、図9におけるダクト部92を通って、熱風として排出口95から外部へ排出される。
このようにして、図10の実施形態においては、導入空間28aへ導入された冷却風b1は、整流板25aにより上方への拡散が規制されて整流板24aへ向かい、整流板24aに当って方向転換されリフレクタ12へ導かれる。このため、冷却風b1の上方への拡散を規制することで、導入した冷却風b1を効率良くリフレクタ12へ導いて、リフレクタ12を冷却することができる。また、導入空間28aへ導入された冷却風b1の一部b3は、整流板25aとリフレクタ12との間隙29aを通してワイヤ固定部5へ導かれる。このため、間隙29aを通ることで、冷却風b3がリフレクタ12に沿ってワイヤ固定部5へ集中的に流れるので、ワイヤ固定部5を局所的に冷却することができる。さらに、整流板24aにより方向転換された冷却風の一部b4は、ワイヤ固定部7へ導かれる。このため、ワイヤ固定部7を効果的に冷却することができる。
したがって、ランプ1がハウジングで完全に覆われていても、上記のような2つの整流板24a,25aを備えた導風部材20により、リフレクタ12だけでなくワイヤ4,6も効果的に冷却することができ、ワイヤ4,6の被覆が溶融して絶縁が脅かされるという問題を解消することができる。また、冷却を効率良く行なえることから、冷却風を供給するブロア等の送風機100(図9)の回転数を下げても十分な冷却が可能であり、騒音や消費電力を低減することができる。
なお、図10の実施形態では、導入空間28aの容積が大きいので、リフレクタ12とワイヤ固定部5,7へ向う冷却風b2〜b4の風量を大きくして、効果的な冷却を行なうことができる。ただし、導入空間28aの容積が大きくなる分、整流板25aの高さが高くなるので、ワイヤ固定部5における導電部材と整流板25aとの絶縁に留意する必要がある。一方、図1の実施形態では、導入空間28の容積は図10の場合に比べて小さいが、第3の整流板26が設けられているので、整流板24で方向転換した冷却風を逃がさずに、整流板26により効率よくワイヤ固定部7へ導くことができるとともに、整流板25の高さが低くなるので、ワイヤ固定部5における導電部材と整流板25との絶縁を容易に確保できる利点がある。
本発明の一実施形態を示す斜視図である。 図1のランプユニットの側面図である。 同上面図である 同背面図である。 ランプハウジングでランプを覆った状態を示す斜視図である。 図5のランプユニットの側面図である。 同上面図である。 同正面図である。 図8のX−Xにおける断面図である。 本発明の他の実施形態を示す斜視図である。
符号の説明
1 ランプ
2,20 導風部材
4,6 ワイヤ
5,7 ワイヤ固定部
8 フロントブロック
9 リアブロック
12 リフレクタ
14 発光素子
24,24a 第1の整流板
25,25a 第2の整流板
26 第3の整流板
28,28a 導入空間
29,30 間隙
82 開口部
100 送風機
a1〜a5,b1〜b4 冷却風

Claims (4)

  1. 発光素子の光を反射して前方へ投射するリフレクタを有し、このリフレクタの外側に、前記発光素子へ通電を行なうワイヤが固定される第1および第2のワイヤ固定部が設けられている投射用のランプと、
    前記ランプを光漏れがないように覆うランプハウジングと、
    前記ランプハウジングに設けられた開口部から導入される冷却風を前記ランプへ導く導風部材とを備えたランプの冷却装置において、
    前記導風部材は、
    前記ランプハウジングに取り付けられる基部と、
    前記基部と一体化されて略垂直方向に延び、かつ、前記冷却風の導入方向に対して傾斜するように設けられた第1の整流板と、
    前記第1の整流板の上部に、当該整流板に対して略垂直方向に延びるように設けられた第2の整流板と、
    前記第1の整流板の下部に、前記冷却風の導入方向に対して略垂直方向に延びるように設けられた第3の整流板とを備え、
    前記開口部から導入された冷却風を、前記第1の整流板により方向転換して前記リフレクタへ導くとともに、前記第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記第1のワイヤ固定部へ導き、かつ、前記第3の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記第2のワイヤ固定部へ導くように構成したことを特徴とするランプの冷却装置。
  2. 発光素子の光を反射して前方へ投射するリフレクタを有し、このリフレクタに、前記発光素子へ通電を行なうワイヤが固定されるワイヤ固定部が設けられている投射用のランプと、
    前記ランプを光漏れがないように覆うランプハウジングと、
    前記ランプハウジングに設けられた開口部から導入される冷却風を前記ランプへ導く導風部材とを備えたランプの冷却装置において、
    前記導風部材は、
    略垂直方向に延び、かつ、前記冷却風の導入方向に対して傾斜するように設けられた第1の整流板と、
    前記第1の整流板の上部に、当該整流板に対して略垂直方向に延びるように設けられた第2の整流板とを備え、
    前記開口部から導入された冷却風を、前記第1の整流板により方向転換して前記リフレクタへ導くとともに、前記第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記ワイヤ固定部へ導くように構成したことを特徴とするランプの冷却装置。
  3. 請求項2に記載のランプの冷却装置において、
    前記ワイヤ固定部は、第1および第2のワイヤ固定部からなり、
    前記第1の整流板の下部に、前記冷却風の導入方向に対して略垂直方向に延びるように設けられた第3の整流板を更に備え、
    前記開口部から導入された冷却風を、前記第1の整流板により方向転換して前記リフレクタへ導くとともに、前記第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記第1のワイヤ固定部へ導き、かつ、前記第3の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記第2のワイヤ固定部へ導くことを特徴とするランプの冷却装置。
  4. 請求項2に記載のランプの冷却装置において、
    前記ワイヤ固定部は、第1および第2のワイヤ固定部からなり、
    前記開口部から導入された冷却風を、前記第1の整流板により方向転換して前記リフレクタへ導くとともに、前記第2の整流板とリフレクタとの間隙を通して前記第1のワイヤ固定部へ導き、かつ、前記第1の整流板により方向転換された冷却風の一部を前記第2のワイヤ固定部へ導くことを特徴とするランプの冷却装置。
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JP2017223973A (ja) * 2017-08-02 2017-12-21 セイコーエプソン株式会社 光源装置およびプロジェクター

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