JP2007280542A - ディスクチェンジャー装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認した後に、続けて、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換することができるディスクチェンジャー装置を提供する。
【解決手段】トレイ移送手段50により、全てのトレイ1を待機位置Yから着脱位置Xへ移動させて、着脱位置Xで階段状となって停止しているトレイ1群を、一斉交換オープン手段70によって、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後に、トレイ移送手段50とトレイ選択手段80により、トレイ1を各別に着脱位置Xから待機位置Yに移動させる単数移送姿勢と、トレイ駆動ユニット90を回転させても、いずれのトレイ1も移動しない、空送り移送姿勢との組み合わせにより、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させる。
【選択図】図4

Description

本発明は、装置内に複数枚のディスクを収納し、その中から選択されたディスクを搬送してディスクの記録再生を行うディスクチェンジャー装置であって、トレイの駆動によって、装置内でディスクを搬送して記録再生するディスクを交換したり、装置内にディスクを収納或いは装置外にディスクを突出し得るディスクチェンジャー装置に関するものである。
近年、ディスクチェンジャー装置としては、光ディスク装置を搭載した様々な機器への普及に伴い、小型化の要求とともに、より便利で使い易いものが求められている。常に複数枚のディスクを扱うため、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、簡単な操作且つ短時間で、目視で直接に確認できる機能などが実現されてきている。
従来の装置では、径の異なる2種類のディスクを各々1枚ずつ載置し、ディスクの主面と平行な前後方向に移動可能で、ディスクの主面に対し直角である上下方向に5枚積層されたトレイを、装置内にディスクを収納する待機位置を中にして、ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生位置との間、トレイを装置外に突出させてディスクの着脱を行う着脱位置との間に亘って、往復搬送するトレイ移送手段を設けている。このトレイ移送手段は、トレイを各別に待機位置から着脱位置へ移動させる動作と、全てのトレイを待機位置から着脱位置へ移動させて着脱位置で階段状とする動作とに切り換え可能に構成されている。
そして、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させることができる。また、トレイ移送手段を全トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させることができる。これにより、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認することができるようになっている(たとえば、特許文献1参照。)。
特開2003−323757公報(図1〜4、図10)
しかしながら、上記した特許文献1の構成において、トレイ群をそれぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させ、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認した後に、例えば3段目のトレイ上のディスクを交換する場合は、まずトレイ移送手段を前記と逆の動作をさせて、着脱位置で階段状に突出しているトレイ群を一旦待機位置に移動させる。その後、トレイ選択手段により3段目のトレイを選択するとともに、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動し、3段目のトレイを待機位置から着脱位置に突出させて、トレイ上のディスクを交換するという操作となり、非常に時間がかかるとともに、トレイ群が一旦待機位置へ移動することに、不便さや不合理性を感じるという欠点があった。
同様に、3段目だけではなく、全てのトレイ上のディスクを連続して交換する場合は、前記の操作を各トレイごとに繰り返す必要があり、さらに時間がかかるという問題があった。
そこで本発明は、装置内に複数枚配置されているトレイの、どのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、簡単な操作且つ短時間で、目視で直接に確認することに続けて、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換し得るディスクチェンジャー装置を提供することを目的としたものである。
上記した目的を達成するために、本発明の請求項1記載のディスクチェンジャー装置は、複数枚のディスクを収納し、その中から選択されたディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、ディスクを各々1枚ずつ載置し、ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内にディスクを収納する待機位置を中にして、トレイを装置外に突出させてディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびにディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、トレイを往復搬送するトレイ移送手段とを設け、トレイ移送手段は、トレイを各別に待機位置から着脱位置へ移動させる動作と、全てのトレイを待機位置から着脱位置へ移動させて着脱位置で階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させるように構成したことを特徴とするものである。
従って請求項1の発明によると、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させ得、また、トレイ移送手段を全トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させ得、続けて、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させることで、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換し得る。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもない。
また本発明の請求項2記載のディスクチェンジャー装置は、複数枚のディスクを収納し、その中から選択されたディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、ディスクを各々1枚ずつ載置し、ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内にディスクを収納する待機位置を中にして、トレイを装置外に突出させてディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびにディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、トレイを往復搬送するトレイ移送手段とを設け、トレイ移送手段は、トレイを各別に待機位置から着脱位置へ移動させる動作と、記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイを待機位置から着脱位置へ移動させて着脱位置で階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置で階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させるように構成したことを特徴とするものである。
従って請求項2の発明によると、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させ得、また、トレイ移送手段を全トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち記録再生中のトレイを除いた、残り全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させ得、続けて、着脱位置で階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させることで
、任意の1枚のみならず、記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイ上のディスクを連続して交換し得る。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもない。
そして本発明の請求項3記載のディスクチェンジャー装置は、複数枚のディスクを収納し、その中から選択されたディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、ディスクを各々1枚ずつ載置し、ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内にディスクを収納する待機位置を中にして、トレイを装置外に突出させてディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびにディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、トレイを往復搬送するトレイ移送手段と、略垂直方向に移動して指定されたディスクを載置しているトレイを選択するトレイ選択手段とを有し、トレイ移送手段に、トレイ群に各別に係合するトレイギアユニットと、トレイギアユニットを介してトレイ群を各別に駆動するトレイ駆動ユニットとを設けて、トレイギアユニットは、トレイの各々に係合するべく同一軸に積層状態で配置された複数のトレイギアを有し、トレイ駆動ユニットは、トレイギアの内径部にトレイギアと同軸で積層状態に配置されて、トレイギアの内径部に設けられた内カムと各々係合する駆動カムを外径部に設けた複数のトレイ駆動カムを有し、トレイ駆動カムには、互いに接する面の一部に互いに突起を設けて、突起が隣接するトレイ駆動カムの突起を順次間欠駆動するよう構成するとともに、最上段の駆動カムが選択された1つのトレイギアの内カムに係合する単数移送姿勢と、最上段の駆動カムを除いた、残りの駆動カムが全てのトレイギアの内カムに係合する複数移送姿勢と、全ての駆動カムがいずれのトレイギアの内カムにも係合しない空送り移送姿勢となるように構成したことを特徴とするものである。
従って請求項3の発明によると、トレイ選択手段によって、指定されたディスクを載置しているトレイを選択した後に、単数移送姿勢により、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを駆動させることで、トレイ群に各別に係合しているトレイギアユニットを介して、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させ得る。
さらに、複数移送姿勢により、積層状態に複数配置された最下段のトレイ駆動カムを回転させると、係合している1段目のトレイギアのみが回転し、そのトレイギアと係合している1段目のトレイのみが待機位置から着脱位置の方向へ移動を開始する。そして、1段目のトレイ駆動カムがある角度回転すると、トレイ駆動カムが互いに接する面の一部に設けられた突起が隣接するトレイ駆動カムの突起を駆動するので、次に2段目のトレイ駆動カムが回転し、係合している2段目のトレイギアが回転して、そのトレイギアと係合している2段目のトレイも待機位置から着脱位置の方向への移動を開始する。続いて2段目のトレイ駆動カムがある角度回転すると、同様に3段目のトレイ駆動カム及び3段目のトレイギアが回転し、3段目のトレイも待機位置から着脱位置の方向への移動を開始する。以下、同様に全てのトレイが着脱位置の方向へ移動されるが、このとき、2段目のトレイは1段目のトレイより、また3段目のトレイは2段目のトレイよりそれぞれ遅れて移動を開始することになり、以てトレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させ得て、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認し得る。
続けて、着脱位置で階段状となって停止しているトレイ群を、一斉交換オープン手段によって、全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後に、トレイ選択手段によって、指定されたディスクを載置しているトレイを選択して、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを駆動させることで、トレイ群に各別に係合しているトレイギアユニットを介して
、トレイを各別に着脱位置から待機位置に移動させる単数移送姿勢と、トレイ選択手段によって、トレイギアユニットにおける全てのトレイギアのカムと、トレイ駆動ユニットにおける全てのトレイ駆動カムの駆動カムが係合しない位置を選択して、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを回転させても、いずれのトレイギアとも係合していないので、トレイギアは回転せず、以ていずれのトレイも移動しない、空送り移送姿勢の組み合わせにより、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させることで、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換し得る。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもない。
さらに本発明の請求項4記載のディスクチェンジャー装置は、上記した請求項1または2記載の構成において、トレイ移送手段の、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全てのトレイもしくは記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイを着脱位置まで移動完了させる動作を、トレイ選択手段であるセレクトラックに設けられ、セレクトラックと同一方向に移動可能なサブラックにより行うとともに、セレクトラックとサブラックを同一の駆動源で駆動するように構成したことを特徴とするものである。
従って請求項4の発明によると、モータ等の新たな駆動源を追加する必要がないので、部品点数の少ない安価な装置を実現し得る。
本発明の請求項1によれば、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させることができ、また、トレイ移送手段を全トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認することができる。続けて、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に
、1枚ずつ待機位置に移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換することができる。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
また請求項2に記載した発明によれば、トレイ移送手段を各別トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させることができ、また、トレイ移送手段を全トレイの動作側に切り換えて駆動することで、トレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち記録再生中のトレイを除いた、残り全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認することができる。続けて、着脱位置で階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイを除いた
、残り全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイ上のディスクを連続して交換することができる。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
そして上記した本発明の請求項3によれば、トレイ選択手段によって、指定されたディスクを載置しているトレイを選択した後に、単数移送姿勢により、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを駆動させることで、トレイ群に各別に係合しているトレイギアユニットを介して、トレイを各別に待機位置から着脱位置に突出させることができる。
さらに、複数移送姿勢により、積層状態に複数配置された最下段のトレイ駆動カムを回転させると、係合している1段目のトレイギアのみが回転し、そのトレイギアと係合している1段目のトレイのみが待機位置から着脱位置の方向へ移動を開始する。そして、1段目のトレイ駆動カムがある角度回転すると、トレイ駆動カムが互いに接する面の一部に設けられた突起が隣接するトレイ駆動カムの突起を駆動するので、次に2段目のトレイ駆動カムが回転し、係合している2段目のトレイギアが回転して、そのトレイギアと係合している2段目のトレイも待機位置から着脱位置の方向への移動を開始する。続いて2段目のトレイ駆動カムがある角度回転すると、同様に3段目のトレイ駆動カム及び3段目のトレイギアが回転し、3段目のトレイも待機位置から着脱位置の方向への移動を開始する。以下、同様に全てのトレイが着脱位置の方向へ移動されるが、このとき、2段目のトレイは1段目のトレイより、また3段目のトレイは2段目のトレイよりそれぞれ遅れて移動を開始することになり、以てトレイ群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスクにおける主面の一部を露出させた状態で着脱位置に突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイにディスクが装填されているか
、またどのトレイに何のディスクが装填されているかを、目視で直接に確認することができる。
続けて、着脱位置で階段状となって停止しているトレイ群を、一斉交換オープン手段によって、全てのトレイを着脱位置まで移動完了させた後に、トレイ選択手段によって、指定されたディスクを載置しているトレイを選択して、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを駆動させることで、トレイ群に各別に係合しているトレイギアユニットを介して、トレイを各別に着脱位置から待機位置に移動させる単数移送姿勢と、トレイ選択手段によって、トレイギアユニットにおける全てのトレイギアのカムと、トレイ駆動ユニットにおける全てのトレイ駆動カムの駆動カムが係合しない位置を選択して、トレイ移送手段であるトレイ駆動ユニットを回転させても、いずれのトレイギアとも係合していないので、トレイギアは回転せず、以ていずれのトレイも移動しない、空送り移送姿勢の組み合わせにより、最上段のトレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、全てのトレイ上のディスクを連続して交換することができることになる。この間、トレイ群が一旦待機位置へ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
さらに上記した本発明の請求項4によると、モータ等の新たな駆動源を追加する必要がないので、部品点数の少ない安価な装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
(実施の形態1)
以下に、本発明の実施の形態1を図に基づいて説明する。
図1の(a)は、本発明のディスクチェンジャー装置を階段状オープン状態にした場合の斜視図、(b)は一斉交換オープン状態にした場合の斜視図、(c)は一斉交換オープン状態にした後、最上段(5段目)から順番に、トレイ1を1枚ずつ待機位置Yに移動させた場合の、途中の状態の斜視図を示す。
ここで、1は5枚のトレイ、2aは12cmディスク、2bは8cmディスク、6は本装置を搭載した製品の外枠体、7は扉を示す。また図2は、本装置に関して、ディスクの動作を説明するための概略左側面図である。ここで、1は5枚のトレイ、60はディスク記録再生部、Xは着脱位置、Yは待機位置、Zは記録再生位置を示す。
この図2において、(a)はRESET状態で、トレイ1が5枚共全て収納されて揃っている待機位置Yにあることがわかる。また(b)は交換状態で、特定の番地のトレイ1を、1枚ずつ番地ごとに着脱位置Xに移動させることで、ディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができることがわかる。また(c)は記録再生状態で、特定の番地のトレイ1を記録再生位置Zに移動させて停止することで、トレイ1上のディスク2a(2b)の記録再生が開始されるとともに、各番地のトレイ1上のディスク2a(2b)を、番地ごとに交換し、記録再生することができることがわかる。
また(d)は記録再生中交換状態で、記録再生中の番地のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いて、残りの他の全ての番地のトレイ1を、1枚ずつ番地ごとに着脱位置Xに移動させて、ディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができることがわかる。そして(e)は図1に示す階段状オープン状態で、全てのトレイ1を待機位置Yから着脱位置Xへ移動させて、この着脱位置Xでそれぞれのトレイ1の位置がずれて階段状になっており、全てのディスク2a(2b)における主面の一部が露出した状態となっているので、どのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認することができることがわかる。
また(f)は記録再生中階段状オープン状態で、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を待機位置Yから着脱位置Xへ移動させて、この着脱位置Xでそれぞれのトレイ1の位置がずれて階段状になっており、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのディスク2a(2b)における主面の一部が露出した状態となっているので、どのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認することができることがわかる。
さらに(g)は一斉交換オープン状態で、(e)の階段状オープン状態に続けて、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させることで、任意の1枚のみならず、全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して載置、または取り出しすることができることがわかる。そして(h)は記録再生中一斉交換オープン状態で、(f)の記録再生中階段状オープン状態に続けて、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させることで、任意の1枚のみならず、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して載置、または取り出しすることができることがわかる。
以上の動作を特徴とする本発明のディスクチェンジャー装置について、まず、図3〜図5を用いて、全体の構成を説明する。なお、従来例と類似である、昇降手段、中継機構及び伝達接断手段については、説明を省略している。図3は本発明の実施の形態1におけるディスクチェンジャー装置の上面図、図4は図3の左側面図、図5は図3のP−P断面図を示している。
図3〜図5において、1はトレイで、その上面側には大径段部1a及び小径段部1bを有しており、以て外形の異なるディスク2a,2bを載置可能としている。このトレイ1には、その裏面の両側部分にそれぞれ溝1cが形成され、左側面にラック1dが形成され、左後部の裏面には前記ラック1dと平行なラック1eが形成されている。そしてラック1dの下段で前部にはスイッチカム1fが設けられている。
前記トレイ1は、前記ディスク2a,2bの主面に対し直角である上下方向に5枚が積層された状態で、平行に離間配置されている。またトレイ1群は、図3に示すように、メカベース3の左右両側面の内側に設けられたガイドリブ3a、及び左トレイガイド4と右トレイガイド5によって、前記ディスク2a,2bの主面と平行な略水平方向(前後方向)に移動可能に支持されている。その際に移動は、左側に設けられたトレイ移送手段50によって、着脱位置Xと待機位置Yと記録再生位置Zとの間で行われるようになっている。なお図3〜図5は、トレイ1群のうち、最上段(5段目)の1枚のトレイ1が着脱位置Xにある状態を示している。
6は本装置を搭載した製品の外枠体で、待機位置Yにあるトレイ1群の前面側には、下部に位置される支点7aを中心に回動可能な扉7が設けられている。この扉7は、通常は扉ばね8による付勢によって、図4、図5の仮想線に示すように閉じられているが、トレイ1が待機位置Yから着脱位置Xに移動すると、図4、図5の実線に示すように、トレイ1に押されて開かれるようになっている。
待機位置Yにあるトレイ1群の後部にはディスク記録再生部60が設けられている。このディスク記録再生部60は、メカベース3側に形成された左ガイドリブ3b及び右ガイドリブ3cで支持されており、昇降手段(図示せず)によって上下方向に移動可能に構成されている。また、待機位置Yにあるトレイ1群の下部には、各部分を駆動するモータ、ギア列、検出スイッチ等からなる駆動機構部100が設けられている。
図4に示すメカベース3の左側面の外側には、指定されたトレイ1を選択するトレイ選択手段80と、トレイ選択手段80及びトレイ移送手段50でもある、トレイ駆動ユニット90とトレイギアユニット40が設けられている。また、階段状オープン状態に続けて、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させて一斉交換オープン状態とする、一斉交換オープン手段70が設けられている。そして、メカベース3の上面にはトップカバー9が取り付けられており、埃対策と剛性の確保を実現している。
また、図4にはトレイ選択手段80の詳細が示されており、81はメカベース3に形成されたT字リブ3fに上下方向に摺動可能に取り付けられたセレクトガイドで、その前端には、トレイ駆動ギア92の溝92b(図8参照)と係合して、このトレイ駆動ギア92を回転可能に支持するフック81aが形成されており、また後端にはピン81bが形成されている。82はメカベース3のガイドリブ3gに前後方向に移動可能に取り付けられたセレクトラックで、前端に設けられた階段状カム82aはセレクトガイド81のピン81bと係合している。これにより、セレクトラック82の前後方向への移動によってセレクトガイド81が上下に移動することになり、以て係合しているトレイ駆動ギア92、すなわちトレイ駆動ユニット90が上下して、移動させるトレイ1を選択することができる。
セレクトラック82の下端には、メカベース3に設けられた位置センサー83と係合して前後方向の位置を検出するためのセンサーリブ82bと、メカベース3に設けられたボトムスイッチ84と係合して前後方向の原点位置を検出するためのリブ82cとが形成されている。また、セレクトラック82の下部の裏面にはラック82dが形成されており、後記する駆動機構部100によって前後方向に移動するよう駆動される。
図6はトレイ移送手段50の詳細を示す上面図、図7はトレイギアユニット40とトレイ駆動ユニット90の分解斜視図、図8は図6のQ−Q断面図、図9はトレイギアユニット40とトレイ駆動ユニット90の位置関係を示す詳細上面図、図10及び図11はトレイギアユニット40とトレイ駆動ユニット90の関係を説明するための詳細断面図である。
図6〜図11において、待機位置Yにあるトレイ1群の左手前に設けられているトレイギアユニット40は、左トレイガイド4に、5個(複数個)のトレイギア41を同一軸に回転可能に取り付け、ギアホルダー42でトレイギア41を保持したものである。ここで左トレイガイド4は、メカベース3のガイドリブ3aと共にトレイ1の溝1cと係合してトレイ1を水平方向(前後方向)に移動可能に支持するガイドリブ4aを有する。
各トレイギア41には、円筒部41aの外周に歯車41bが、内径部に円周を6等分した6個のカム(内カムの一例)41cが形成されており、積層されてトレイ1と対になっていると共に、互いに離間されているので独立した回転が可能になっている。なお、カム41cには上端と下端に3方向の面取り部41dが、左右方向(回転方向)に凸形状部41eが形成されている。また、歯車41bがトレイ1の左側面に形成されたラック1dと噛み合っているので、トレイギア41を回転させることでトレイ1の移動が行われる。
そして、トレイ1が待機位置Yから後部へ移動すると、トレイギア41の歯車41bとトレイ1のラック1dとの噛み合いが外れると同時に、トレイ1の左後部の裏面に形成されたラック1eが、ディスク記録再生部60に回転可能に取り付けられたロードギア43と噛み合うようになり、この位置からのトレイ1の移動は、ロードギア43を回転させることで行われる。さらにトレイ1が後方に移動して、載置しているディスク2a,2bの中心がディスク記録再生部60のターンテーブル60aの中心と合致する記録再生位置Zにくると、ターンテーブル60a上にディスク2a,2bを保持して、記録または再生するように構成されている。
トレイ駆動ユニット90は、駆動パイプ91の外周の下端にトレイ駆動ギア92を固設し、その上に、4個の戻しばね93と3個の第3トレイ駆動カム94とを交互に取り付けた後、1個の第2トレイ駆動カム95を挿入し、そして上端に第1トレイ駆動カム96を固設することで構成されている。なお、戻しばね93、第3トレイ駆動カム94群、第2トレイ駆動カム95は、駆動パイプ91に対して各別に回転可能になっている。
トレイ駆動ギア92には、下端に歯車92aが、その上に溝92bが、中央には回転中心から外側に向かって2個の駆動カム92cが上面から見て一直線上に並んで形成されており、そして上端には、上面から見て幅が角度60度の突起92dが形成されている。また、第3トレイ駆動カム94群にも、中央に回転中心から外側に向かって2個の駆動カム94aが、上面から見て一直線上に並んで形成されており、上端と下端には、上面から見て同じ位置に、幅が角度60度の突起94bが形成されている。また、第2トレイ駆動カム95にも、中央に回転中心から外側に向かって2個の駆動カム95aが上面から見て一直線上に並んで形成されており、下端には、上面から見て幅が角度60度の突起95bが形成されている。そして、それぞれの間に取り付けられた戻しばね93によって、上面から見て各部品が時計方向に回転するよう付勢されるので、隣接する突起92d、94b、95bが互いに当接した図9(a)の状態で停止している。
第1トレイ駆動カム96にも、中央に回転中心から外側に向かって2個の駆動カム96aが上面から見て一直線上に並んで形成されており、この駆動カム96aとトレイ駆動ギア92の駆動カム92cが、上面から見て同じ位置になるように固設されている。なお、駆動カム92c、94a、95a、96aには、それぞれ上端と下端に2方向の面取り部92e、94c、95c、96bが、左右方向(回転方向)に凹形状部92f、94d、95d、96cが形成されている。
そして、このトレイ駆動ユニット90は、メカベース3の座3dと左トレイガイド4の穴4bとに亘って固設された軸97に、その駆動パイプ91の内径穴91aを介して回転及び上下摺動可能に取り付けられると共に、トレイギアユニット40における各トレイギア41の円筒部41aに上下摺動可能に挿通されている。このとき、駆動カム92c、94a、95a、96aの上面から見た位置は、図9(b)に示すように、トレイギア41の6個のカム41cと互いに揃って隙間があるので通過できるようになっている。仮に少し位置がずれた場合でも、互いの面取り部41dと、92e、94c、95c、96bとによって、誘い合い補正ができるようになっている。
また駆動カム92c、94a、95a、96aは、トレイギア41の6個のカム41cと係合して駆動力を伝えるようになっているので、後記する駆動機構部100によってトレイ駆動ギア92の歯車92aを回転させることで、トレイ1の移動を行うことができる
。このとき、仮にトレイギア41の6個のカム41cと駆動カム92c、94a、95a、96aの上下位置が少しずれた場合でも、互いの凸形状部41eと凹形状部92f、94d、95d、96cとによって、誘い合い補正ができるようになっている。さらに、トレイ駆動カム94、95、96群を上下に移動させることで、係合するトレイギア41の6個のカム41cを選ぶことができ、以て移動させるトレイ1を選択することができる。
44はオープンスイッチレバーで、その軸部44aがメカベース3の軸受け穴3eに回動可能に取り付けられており、そして5個のカム44bは、それぞれ5枚のトレイ1のラック1dの下段に設けられたスイッチカム1fと係合して、矢印A−B方向に回動するようになっている。なおオープンスイッチレバー44の下端には、メカベース3に設けられたオープンスイッチ45と係合して、トレイ1の前後方向への移動の位置を検出するためのレバー部44cが形成されている。
図12は一斉交換オープン手段70の詳細を示す左側面図、図13は図12の要部の上面図を示す。図14、図15は一斉交換オープン手段70の状態を説明するための詳細図で、それぞれ(a)は左面図、(b)は上側面である。
図12、図13において、71はセレクトラック82の下部の裏面に前後方向に摺動可能に取り付けられたサブラックで、ラック71aはセレクトラック82のラック82dと同一線上に間隔を空けて配置されており、段部71bがセレクトラック82に設けられたクリックばねカム82eに当接して、通常は後方向に移動した状態でセレクトラック82に保持されている。また、クリックばねカム82eの突起82fは、動作時にメカベース3に形成された凹部3hと係合するようになっている。なお、セレクトラック82のラック82dとサブラック71のラック71aは配置されている高さが異なっており、動作時には上面から見て重複するようになっている。
72はメカベース3の左側面に設けられた横軸3iに、穴72aが係合して矢印C−D方向に回動可能に取り付けられた駆動アームで、中央に設けられたカム溝72bにはサブラック71のピン71cが係合しており、サブラック71の前後方向への移動により矢印C−D方向に回動するとともに、回動後はその姿勢を保持するようになっている。
73はメカベース3の左側面上部に、トップカバー9との間に、前後方向に摺動可能に取り付けられたトレイスライダーで、左側面の横軸73aは駆動アーム72の長穴72cと係合しており、駆動アーム72の矢印C−D方向への回動により、前後方向に移動するようになっている。このトレイスライダー73の上面には、穴73bに軸74aが係合することでフックレバー74が矢印E−F方向に回動可能に取り付けられており、そして一端の丸ピン74bはメカベース3に形成されたガイド溝3jと係合して、トレイスライダー73の前後方向への移動に伴って矢印E−F方向に回動するようになっている。一方他端の長ピン74cは、上下方向に長く、直線状に形成されており、矢印E方向に回動した場合には全てのトレイ1の後端1gと係合が可能で、矢印F方向に回動した場合には全てのトレイ1と係合しない、即ち全てのトレイ1の前後方向への移動を阻害しない位置関係になっている。75はターンスイッチで、サブラック71の前端部71dと係合して、一斉交換オープンの位置を検出するようになっている。
図16は駆動機構部100の詳細を示す上面図、図17はメインギア102を下方から見た斜視図を示す。図18、図19はメインギア102の状態を説明するための詳細図、図20は全体のタイミングチャートである。
103は水平駆動モータで、モータプーリ104、ベルト105、プーリギア106、第1減速ギア107、第2減速ギア108、駆動ギア109からなる減速機構を介して、メインギア102の下部歯車102aを駆動するように構成されている。メインギア102の上面外周に部分的に設けられた歯車102bまたは102cは、増速ギア110の小歯車110aと間欠的に噛み合うようになっている。同様に、歯車102bまたは102cよりも内周に部分的に設けられた歯車102dは、反転ギア111の小歯車111aと間欠的に噛み合うようになっている。なお、歯車102dと反転ギア111の小歯車111aが噛み合っているときは、歯車102bまたは102cと増速ギア110の小歯車110aは噛み合わない位置関係にある。
また、増速ギア110の小歯車110aと反転ギア111の大歯車111bは常時噛み合っており、増速ギア110は小歯車110aが歯車102bまたは102cによって駆動された場合と、小歯車110aが反転ギア111の大歯車111bと、反転ギア111の小歯車111aが歯車102dと噛み合うことによって駆動された場合とは、回転方向が違うだけで減速比は同じになるように構成されている。
そして増速ギア110は、大歯車110bが第1中継ギア112、第2中継ギア113
、前部クラウンギア114の大歯車114a、トレイ中継ギア115からなる中継機構を介して、このトレイ中継ギア115が常時噛み合っているところの、トレイ駆動ユニット90におけるトレイ駆動ギア92の歯車92aを駆動し、回転させるようになっている。なお、トレイ中継ギア115は、トレイ駆動ギア92が上下方向に移動しても噛み合いが保てるよう、上下方向に長く形成されている。
また、前部クラウンギア114のクラウン歯車114bは、タイミングギア116、後部クラウンギア117のクラウン歯車117a及び大歯車117b、ロード中継ギア118からなる中継機構を介して、このロード中継ギア118が常時噛み合っているところの、ディスク記録再生部60に回転可能に取り付けられたロードギア43を駆動し、回転させるようになっている。なお、ロード中継ギア118は、ロードギア43が上下方向に移動しても噛み合いが保てるよう、上下方向に長く形成されている。
119は増速ロックレバーで、各ギア部品等を保持するギアカバー101の軸101aに、穴119aを介して回動可能に取り付けられており、一端のカム119bは、増速ギア110のロックカム110cと係合して増速ギア110の停止位置を規定するようになっている。また、増速ロックレバー119における他端のピン119cは、メインギア102に設けられたロックカム102e及び102fと係合しており、メインギア102によって増速ギア110の停止位置規定の断続をコントロールするようになっている。
120は昇降駆動モータで、モータプーリ121、ベルト122、プーリギア123、第3減速ギア124、第4減速ギア125からなる減速機構を介して、分岐ギア126を駆動するように構成されている。これにより、分岐ギア126の小歯車126aが噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127が常時噛み合っているトレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前後方向に移動するようになっている。一方、分岐ギア126の大歯車126bは、中継機構及び伝達接断手段(いずれも図示せず)を介して、昇降手段(図示せず)を駆動するようになっているので、ディスク記録再生部60を上下方向に移動することができるようになっている。
そして、伝達接断手段(図示せず)を接続した場合は、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82の前後方向への移動に伴って、同時にディスク記録再生部60を上下方向に移動するとともに、伝達接断手段を遮断した場合は、ディスク記録再生部60はその位置を保持した状態で移動せず、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82の前後方向への移動のみが行われるように構成されている。なお、伝達接断手段の接続あるいは遮断の動作はメインギア102と連動しており、メインギア102が図18(a)に示す状態のときのみ接続されて、それ以外の図18(b)、図19(a)、図19(b)及び遷移の途中の状態では遮断されている。
メインギア102の裏面下方でメカベース3の部分には、ストックスイッチ128とプレイスイッチ129とが配置されている。そして、これらストックスイッチ128とプレイスイッチ129とが、メインギア102の裏面に形成されたストックカム102g、プレイカム102hと係合することで、メインギア102の回転位置を検出するようになっている。なお、水平駆動モータ103、昇降駆動モータ120、オープンスイッチ45、ターンスイッチ75、位置センサー83、ボトムスイッチ84、ストックスイッチ128、プレイスイッチ129は、プリント基板130に取り付けられ、結線及び保持されている。
以上のように構成されたディスクチェンジャー装置について、以下その動作を説明する。
まず、図2(a)のRESETに示すように、トレイ1が5枚共全て収納されて揃っている待機位置Yにあって、トレイ選択手段80のセレクトラック82が最後端である原点位置、すなわち図20(a)のT、及び図20(b)のTにある場合に、最上段(5段目)のトレイ1にディスク2a,2bを載置するべく、最上段(5段目)のトレイ1を着脱位置Xに移動させる指令を出す。
すると、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と常時噛み合っている所の、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。このセレクトラック82の移動によって、リブ82cとボトムスイッチ84の係合が外れてボトムスイッチ84はOFFになる。そして、さらに前方向に移動すると、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動されて、セレクトガイド81が上方向に移動することになり、以てセレクトガイド81のフック81aに対して、トレイ駆動ギア92の溝92bを介して係合しているトレイ駆動ユニット90も上方向に移動する。
そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図10(a)に示すように、トレイギアユニット40における最上段(5段目)のトレイギア41のカム41cと
、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM5で停止する。このとき、メインギア102は図18(a)の状態にあるので、伝達接断手段は接続状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を介して昇降手段を駆動するので、同時にディスク記録再生部60も上方向に移動し、最上段(5段目)のトレイ1の高さに合った所で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転し
、減速機構を介して駆動ギア109を駆動するので、この駆動ギア109と常時噛み合っているメインギア102が駆動される。メインギア102は、トレイ1が待機位置Yにあるときは図18(a)の状態にあるが、駆動されて矢印K方向(図16参照)に回転すると、まずロックカム102eがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cとの係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aにメインギア102の歯車102cが噛み合い始め、この増速ギア110が回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92を回転させる。すると、トレイ駆動ギア92と共に駆動パイプ91に固設されている第1トレイ駆動カム96も同時に回転し、駆動カム96aがトレイギア41のカム41cを駆動してトレイギア41を回転させることになって、最上段(5段目)のトレイ1が前方向に移動する。
そして、トレイ1のスイッチカム1fがカム44bと係合してオープンスイッチレバー44を矢印A方向(図6参照)に回動させ、レバー部44cがオープンスイッチ45を押してONさせると、移動は停止し、以て図3〜図5や図2(b)のOPEN5(b−5)に示すように、最上段(5段目)のトレイ1は着脱位置Xとなる。このとき、メインギア102は図18(b)の状態に、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のUの状態になる。なお、図10(a)に示すように、第1トレイ駆動カム96の駆動カム96a以外のカム、すなわちトレイ駆動ギア92の駆動カム92c、第3トレイ駆動カム94の駆動カム94a、第2トレイ駆動カム95の駆動カム95aは、5個いずれのトレイギア41のカム41cとも係合しない位置関係にあり、干渉することはない。
次に、着脱位置Xとなった最上段(5段目)のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を載置した後、そのディスク2a(2b)を記録再生させる指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103が、トレイ1を待機位置Yから着脱位置Xに移動させる場合とは逆方向、すなわちCCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は矢印L方向(図16参照)に回転して、トレイ1は後方向に移動し、以て図2(a)のRESETに示すように、待機位置Yまで戻り停止する。
そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻り、一旦メインギア102と増速ギア110の噛み合いが外れるが、水平駆動モータ103はCCW方向(図16参照)に回り続けるので、メインギア102はさらに矢印L方向に回転する。すると、再びロックカム102eがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cとの係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。続いて、増速ギア110の小歯車110aにメインギア102の歯車102bが噛み合い始め、これにより増速ギア110が、トレイ1を待機位置Yから着脱位置Xに移動させる場合とは逆方向に回転することになって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92、第1トレイ駆動カム96、さらにトレイギア41も逆方向に回転し、以て最上段(5段目)のトレイ1は後方向に移動を開始する。
その後、トレイ1が待機位置Yから後ろへ移動すると、トレイギア41の歯車41bとトレイ1のラック1dとの噛み合いが外れると同時に、トレイ1の左後部裏面のラック1eがロードギア43と噛み合うようになる。このときロードギア43は、下部歯車43cが中継機構を介して常時増速ギア110と噛み合って、トレイギア41と同期して回転しているので、トレイ1は続けて後方向に移動する。この後もトレイギア41は回転し続けるが、歯車41bとトレイ1のラック1dとの係合が外れているので、干渉することはない。さらにトレイ1が後方に移動して、載置しているディスク2a(2b)の中心がディスク記録再生部60のターンテーブル60aの中心と合致するので、クランプ動作によりトレイ1の段部1a(1b)に載置されているディスク2a(2b)をターンテーブル60a上に保持して、ディスク2a(2b)が回転可能な状態になる。
そして、図19(a)に示すように、増速ギア110の小歯車110aとメインギア102の歯車102bとの噛み合いが外れ、ロードギア43の回転が止まると共に、メインギア102のロックカム102fがピン119cを押し、増速ロックレバー119を矢印G方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cが係合して、増速ギア110は停止位置を規定された状態になる。
そして、メインギア102のストックカム102gがストックスイッチ128を押してONさせると移動が停止し、以て図2(c)のDISC5(c−5)に示すように、最上段(5段目)のトレイ1が記録再生位置Zとなって、ディスク2a(2b)の記録再生が開始される。このとき、メインギア102は図19(a)の状態に、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のVの状態になる。
次に、別のトレイ1にディスク2a(2b)を載置するべく、例えば最下段(1段目)のトレイ1を着脱位置Xに移動させる指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は矢印K方向(図16参照)に回転する。すると、ロックカム102fがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cと係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aにメインギア102の歯車102bが噛み合い始め、増速ギア110は前記(トレイ1を待機位置Yから記録再生位置Zに移動させる場合)とは逆方向に回転するので、中継機構を介してロードギア43及びトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92、第1トレイ駆動カム96、さらにトレイギア41も逆方向に回転する。すると、クランプ動作が解除されて、ディスク2a(2b)がディスク記録再生部60のターンテーブル60a上から、トレイ1の段部1a(1b)に戻された後
、トレイ1は前方向に移動を開始する。
その後、さらにトレイ1が前方向に移動すると、ロードギア43の歯車43aとトレイ1の左後部裏面のラック1eとの噛み合いが外れると同時に、トレイ1のラック1dがトレイギア41の歯車41bと噛み合うようになって前方向に移動し、トレイ1は図2(a)のRESETに示すように待機位置Yまで戻り停止する。そして、増速ロックレバー119とメインギア102も図18(a)の状態に戻り、メインギア102と増速ギア110の噛み合いが外れるので、ロードギア43及びトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92、第1トレイ駆動カム96、さらにトレイギア41の回転も停止する。このとき、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のTの状態になる。
そして次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、この分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と常時噛み合っている所の、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が後方向に移動する。
すると、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動され、セレクトガイド81が下方向に移動するので、フック81aとトレイ駆動ギア92の溝92bが係合しているトレイ駆動ユニット90も下方向に移動する。そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図10(e)に示すように、トレイギアユニット40における最下段(1段目)のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM1で停止する。このとき、前記同様メインギア102は図18(a)の状態にあるので、伝達接断手段は接続状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を介して昇降手段を駆動するので、同時にディスク記録再生部60も下方向に移動し、最下段(1段目)のトレイ1の高さに合った所で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転し
、前記と同様の動作で、図2(b)のOPEN1(b−1)に示すように、最下段(1段目)のトレイ1を着脱位置Xに移動させて停止するので、最下段(1段目)のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を載置することができる。以後、同様の操作で
、図2(b)のOPEN1(b−1)〜OPEN5(b−5)に示すように、他の全ての番地のトレイ1を、番地ごとに着脱位置Xに移動させることで、ディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができる。
次に、記録再生しているディスク2a(2b)を別のディスク2a(2b)に交換する(図2(c)に該当)場合は、例えば図2(c)のDISC5(c−5)に示すように、前記最上段(5段目)のトレイ1上のディスク2a(2b)が記録再生にある、すなわち図20(a)のM5、及び図20(b)のVにある状態から、3段目のトレイ1上のディスク2a(2b)を記録再生する指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転し前記同様の動作で、トレイ1を待機位置Yに戻して停止する。そして、増速ロックレバー119とメインギア102も図18(a)の状態に戻る。
そして次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCW方向(図16参照)に回転し、前記と同様の動作で図10(c)に示すように、トレイギアユニット40における3段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aとの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM3で停止する。このとき、前記同様メインギア102は図18(a)の状態にあるので、伝達接断手段は接続状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を介して昇降手段を駆動するので、同時に前記と同様の動作でディスク記録再生部60も下方向に移動し、3段目のトレイ1の高さに合った所で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向(図16参照)に回転し、前記と同様の動作で、図2(c)のDISC3(c−3)に示すように、トレイ1を記録再生位置Zに移動させて停止し、3段目のトレイ1上のディスク2a(2b)の記録再生が開始される。以後、同様の操作で、図2(c)のDISC1(c−1)〜DISC5(c−5)に示すように、他の全ての番地のトレイ1上のディスク2a(2b)を、番地ごとに交換し、記録再生することができる。
次に、ディスク2a(2b)の記録再生中に、それを中断することなく、記録再生中のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いて、残り全ての番地のトレイ1上のディスク2a(2b)を、番地ごとに着脱位置Xに移動させて、ディスク2a(2b)を載置、または取り出しする[図2(d)に該当]場合は、例えば図2(c)のDISC1(c−1)に示すように、最下段(1段目)のトレイ1上のディスク2a(2b)が記録再生中である、すなわち図20(a)のM1、及び図20(b)のVにある状態から、最上段(5段目)のトレイ1を着脱位置Xに移動させる指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、この分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と常時噛み合っている所の、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。
すると、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動され、セレクトガイド81が上方向に移動するので、フック81aとトレイ駆動ギア92の溝92bが係合しているトレイ駆動ユニット90も上方向に移動する。そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図10(a)に示すように、トレイギアユニット40における最上段(5段目)のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM5で停止する。このとき、メインギア102は図19(a)の状態にあるので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は最下段(1段目)のトレイ1の高さのままで保持され、ディスク2a(2b)の記録再生が維持されている。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は図19(a)の状態から矢印L方向(図16参照)に回転する。すると、ロックカム102fがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cと係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aと大歯車111bが常時噛み合っている反転ギア111の小歯車111aに、メインギア102の歯車102dが噛み合い始め、反転ギア111及び増速ギア110が回転するので、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92、第1トレイ駆動カム96、さらにトレイギア41も回転し、よって最上段(5段目)のトレイ1が前方向に移動する。なお、ロードギア43も同時に回転するが、記録再生位置Zにある最下段(1段目)のトレイ1との係合は外れているので
、干渉することはない。このとき、増速ギア110は反転ギア111を介してメインギア102から駆動されているので、メインギア102が矢印L方向(図16または図18参照)に回転しているにもかかわらず、トレイ1は前方向に移動することとなる。
そして、トレイ1のスイッチカム1fがカム44bと係合してオープンスイッチレバー44を矢印A方向(図6参照)に回動させ、レバー部44cがオープンスイッチ45を押してONさせると、移動は停止し、以て図5や図2(d)のOPEN5(d−5)に示すように、最上段(5段目)のトレイ1が着脱位置Xとなる。このとき、メインギア102は図19(b)の状態に、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のWの状態になる。そして、最上段(5段目)のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができる。
次に、前記ディスク2a(2b)の記録再生を維持したまま、別のトレイ1にディスク2a(2b)を載置、または取り出しするべく、例えば3段目のトレイ1を着脱位置Xに移動させる指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は矢印K方向(図16参照)に回転する。したがって、反転ギア111及び増速ギア110も前記とは逆方向に回転するので、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92、第1トレイ駆動カム96、さらにトレイギア41も逆方向に回転し、よって最上段(5段目)のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止する。そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻り、メインギア102と反転ギア111の噛み合いも外れる。このとき、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のTの状態になる。
続いて、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCW方向(図16参照)に回転し
、前記と逆方向だが同様の動作でセレクトラック82が後方向に移動し、図10(c)に示すように、トレイギアユニット40における3段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM3で停止する。このとき、メインギア102は図19(a)の状態にあるので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は最下段(1段目)のトレイ1の高さのままで保持され、ディスク2a(2b)の記録再生が維持されている。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向(図16参照)に回転するので、前記と同様の動作で3段目のトレイ1は前方向に移動し、図2(d)のOPEN3(d−3)に示すように、3段目のトレイ1が着脱位置Xとなる。そして、3段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができる。以後、同様の操作で、図2(d)のOPEN2(d−2)〜OPEN5(d−5)に示すように、記録再生中の番地のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いて、残り全ての番地のトレイ1を、番地ごとに着脱位置Xに移動させて、ディスク2a(2b)を載置、または取り出しすることができる。
次に、どのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを目視で直接に確認する[図2(e)に該当]場合には、例えば図2(a)のRESETに示すように、トレイ1及びディスク2a(2b)が5枚共全て収納されて揃っている待機位置Yにあって、トレイ選択手段80のセレクトラック82が最後端である原点位置、すなわち図20(a)のT、及び図20(b)のTにある状態から、階段状オープンの指令を出す。
すると、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と常時噛み合っている所の、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。このセレクトラック82の移動によって、リブ82cとボトムスイッチ84の係合が外れてボトムスイッチ84はOFFになる。そして、さらに前方向に移動すると、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動されて、セレクトガイド81が上方向に移動することになり、以てセレクトガイド81のフック81aに対して、トレイ駆動ギア92の溝92bを介して係合しているトレイ駆動ユニット90も上方向に移動する。
そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図8に示すように、トレイギアユニット40における全ての段のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90において対応するトレイ駆動ギア92の駆動カム92c及びトレイ駆動カム94,95の駆動カム94a,95aとの高さが揃った位置、すなわち、図20(a)のAで停止する。その際に、第1トレイ駆動カム96は上方の非作用位置となる。このとき、メインギア102は図18(a)の状態にあるので、伝達接断手段は接続状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を介して昇降手段を駆動するので、同時にディスク記録再生部60も上方向に移動し、最上段(5段目)のトレイ1の高さに合った所で停止する。なお、ディスク記録再生部60がこれ以上は上方向に移動しないような構成になっている。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転し
、減速機構を介して駆動ギア109を駆動するので、この駆動ギア109と常時噛み合っているメインギア102が駆動される。メインギア102は、トレイ1が待機位置Yにあるときは図18(a)の状態にあるが、駆動されて矢印K方向(図16参照)に回転すると、まずロックカム102eがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cとの係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aにメインギア102の歯車102cが噛み合い始め、この増速ギア110が回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92を回転させる。すると、まずトレイ駆動ギア92に形成されている駆動カム92cに対してカム41cを介して係合している最下段(1段目)のトレイギア41のみが回転し、このトレイギア41の歯車41bとラック1dを介して係合している最下段(1段目)のトレイ1のみが、待機位置Yから着脱位置Xの方向へ移動を開始する。
そして、トレイ駆動ギア92、すなわち最下段(1段目)の駆動カム92cが240度(360度−60度×2)回転すると、このトレイ駆動ギア92の互いに接する面の一部に設けられた突起92dが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bを駆動するので、次に2段目の第3トレイ駆動カム94が回転する。すると、第3トレイ駆動カム94に形成されている駆動カム94aに対してカム41cを介して係合している2段目のトレイギア41が回転し、このトレイギア41の歯車41bとラック1dを介して係合している2段目のトレイ1も、待機位置Yから着脱位置Xの方向へ移動を開始する。続いて2段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に3段目の第3トレイ駆動カム94及び3段目のトレイギア41が回転し、3段目のトレイ1も待機位置Yから着脱位置Xの方向への移動を開始する。以下、同様にして全てのトレイ1が着脱位置Xの方向へ移動される。
そして、最下段(1段目)のトレイ1のスイッチカム1gがカム44bと係合してオープンスイッチレバー44を矢印A方向(図6参照)に回動させ、レバー部44cがオープンスイッチ45を押してONさせると、移動は停止し、メインギア102は図18(b)の状態に、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のUの状態になる。このとき、2段目のトレイ1は最下段(1段目)のトレイ1より遅れて移動を開始し、また3段目のトレイ1は2段目のトレイ1より遅れて移動を開始するので、トレイ1群は、図1や図2(e)のSTEPOPENに示すように、それぞれの位置がずれて階段状になっている。
したがって、この階段状オープンの状態では、全てのディスク2a(2b)における主面の一部が露出することになり、以てどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認できることになる。
その後に、階段状のトレイ1を元の図2(a)のRESETに戻す指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103が、トレイ1を待機位置Yから着脱位置Xに移動させる場合とは逆方向、すなわちCCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102が矢印L方向(図16参照)に回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92を逆回転させる
すると、まずトレイ駆動ギア92に係合している最下段(1段目)のトレイギア41のみが逆回転し、このトレイギア41に係合している最下段(1段目)のトレイ1のみが、着脱位置Xから待機位置Yの方向へ移動を開始する。
そして、トレイ駆動ギア92が240度(360度−60度×2)回転すると、このトレイ駆動ギア92の互いに接する面の一部に設けられた突起92dが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bを駆動するので、次に2段目の第3トレイ駆動カム94が逆回転する。すると、第3トレイ駆動カム94に係合している2段目のトレイギア41が一体状に逆回転し、このトレイギア41に係合している2段目のトレイ1も、着脱位置Xから待機位置Yの方向へ移動を開始する。
続いて2段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に3段目の第3トレイ駆動カム94及び3段目のトレイギア41が逆回転し、3段目のトレイ1も着脱位置Xから待機位置Yの方向への移動を開始する。以下、同様にして全てのトレイ1が待機位置Yの方向へ移動され、以て図2(a)のRESETに示すように、待機位置Yまで戻り停止する。
そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻る。
続けて、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCW方向(図16参照)に回転し、前記と逆方向だが同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90及びディスク記録再生部60は下方向に移動して、図2(a)のRESETに示す状態、すなわち図20(a)のT、及び図20(b)のTに戻る。
次に、ディスク2a(2b)の記録再生中に、それを中断することなく、記録再生中のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いて、残りのどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを目視で直接に確認する[図2(f)に該当]場合には、例えば図2(c)のDISC3(c−3)に示すように、3段目のトレイ1上のディスク2a(2b)が記録再生中である、すなわち図20(a)のM3、及び図20(b)のVにある状態から、階段状オープンの指令を出す。
すると、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、この分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と常時噛み合っている所の、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。
すると、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動され、セレクトガイド81が上方向に移動するので、フック81aとトレイ駆動ギア92の溝92bが係合しているトレイ駆動ユニット90も上方向に移動する。
そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図8に示すように、トレイギアユニット40における全ての段のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90において対応するトレイ駆動ギア92の駆動カム92c及びトレイ駆動カム94
,95の駆動カム94a,95aとの高さが揃った位置、すなわち、図20(a)のAで停止する。その際に、第1トレイ駆動カム96は上方の非作用位置となる。このとき、メインギア102は図19(a)の状態にあるので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は3段目のトレイ1の高さのままで保持され、ディスク2a(2b)の記録再生が維持されている。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は図19(a)の状態から矢印L方向(図16参照)に回転する。すると、ロックカム102fがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cと係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aと大歯車111bが常時噛み合っている反転ギア111の小歯車111aに、メインギア102の歯車102dが噛み合い始め、反転ギア111及び増速ギア110が回転するので、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92を回転させる。すると、まずトレイ駆動ギア92に形成されている駆動カム92cに対してカム41cを介して係合している最下段(1段目)のトレイギア41のみが回転し、このトレイギア41の歯車41bとラック1dを介して係合している最下段(1段目)のトレイ1のみが、待機位置Yから着脱位置Xの方向へ移動を開始する。なお、ロードギア43も同時に回転するが、記録再生位置Zにある3段目のトレイ1との係合は外れているので、干渉することはない。このとき、増速ギア110は反転ギア111を介してメインギア102から駆動されているので、メインギア102が矢印L方向(図16または図18参照)に回転しているにもかかわらず、トレイ1は前方向に移動することとなる。
そして、トレイ駆動ギア92、すなわち最下段の駆動カム92cが240度(360度−60度×2)回転すると、このトレイ駆動ギア92の互いに接する面の一部に設けられた突起92dが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bを駆動するので、次に2段目の第3トレイ駆動カム94が回転する。すると、第3トレイ駆動カム94に形成されている駆動カム94aに対してカム41cを介して係合している2段目のトレイギア41が回転し、このトレイギア41の歯車41bとラック1dを介して係合している2段目のトレイ1も、待機位置Yから着脱位置Xの方向へ移動を開始する。続いて2段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に3段目の第3トレイ駆動カム94及び3段目のトレイギア41が回転する。
しかし、3段目のトレイ1は記録再生位置Zにあるのでトレイギア41との係合が外れており、移動はしない。続いて3段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に4段目の第3トレイ駆動カム94及び4段目のトレイギア41が回転し、4段目のトレイ1も待機位置Yから着脱位置Xの方向への移動を開始する。以下、同様にして全てのトレイ1が着脱位置Xの方向へ移動される。
そして、メインギア102のストックカム102gがストックスイッチ128を押してONさせると、移動は停止し、メインギア102は図19(b)の状態に、メインギア102と係合しているストックスイッチ128とプレイスイッチ129は、図20(b)のWの状態になる。このとき、2段目のトレイ1は最下段(1段目)のトレイ1より遅れて移動を開始し、また4段目のトレイ1は2段目のトレイ1より遅れて移動を開始するので、トレイ1群は、図2(f)のSTEP OPEN3(f−3)に示すように、それぞれの位置がずれて階段状になっている。
したがって、記録再生中のディスク2a(2b)のトレイ1を除いた、この階段状オープンの状態では、記録再生中であるディスク2a(2b)を除いて、残り全てのディスク2a(2b)における主面の一部が露出することになり、以てどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認できることになる。
その後に、階段状のトレイ1を元の図2(c)のDISC3(c−3)に戻す指令を出すと、駆動機構部100の水平駆動モータ103が、トレイ1を待機位置Yから着脱位置Xに移動させる場合とは逆方向、すなわちCCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102が矢印L方向(図16参照)に回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90のトレイ駆動ギア92を逆回転させる。すると、まずトレイ駆動ギア92に係合している最下段(1段目)のトレイギア41のみが逆回転し、このトレイギア41に係合している最下段(1段目)のトレイ1のみが、着脱位置Xから待機位置Yの方向へ移動を開始する。
そして、トレイ駆動ギア92が240度(360度−60度×2)回転すると、このトレイ駆動ギア92の互いに接する面の一部に設けられた突起92dが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bを駆動するので、次に2段目の第3トレイ駆動カム94が逆回転する。すると、第3トレイ駆動カム94に係合している2段目のトレイギア41が一体状に逆回転し、このトレイギア41に係合している2段目のトレイ1も、着脱位置Xから待機位置Yの方向へ移動を開始する。続いて2段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に3段目の第3トレイ駆動カム94及び3段目のトレイギア41が逆回転する。
しかし、3段目のトレイ1は記録再生位置Zにあるのでトレイギア41との係合が外れており、移動はしない。続いて3段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に4段目の第3トレイ駆動カム94及び4段目のトレイギア41が逆回転し、4段目のトレイ1も着脱位置Xから待機位置Yの方向への移動を開始する。以下、同様にして全てのトレイ1が待機位置Yの方向へ移動され、以て図2(c)のDISC3(c−3)に示すように、待機位置Yまで戻り停止する。そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻り、メインギア102と反転ギア111の噛み合いも外れる。
続けて、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCW方向(図16参照)に回転し、前記と逆方向だが同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図2(c)のDISC3(c−3)に示す状態、すなわち図20(a)のM3、及び図20(b)のVに戻る。
次に、前記した図2(e)に示す、STEP OPENの状態で、どのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを目視で直接に確認した後に続けて、全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して交換、または取り出しする[図2(g)に該当]場合には、一斉交換オープンの指令を出す。なお、このとき、メインギア102は図18(b)、各スイッチは図20(a)のA、図20(b)のUの状態になっている。
すると、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、この分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と噛み合っているところの、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。
すると、図14(a)に示すように、セレクトラック82のラック82dとセレクト駆動ギア127との噛み合いが外れるので、セレクトラック82の前方向への移動は停止するが、続いてサブラック71のラック71aがセレクト駆動ギア127と噛み合い始めるので、セレクトラック82に設けられたクリックばねカム82eの付勢力に抗して、サブラック71は前方向に移動する。このとき、セレクトラック82は、クリックばねカム82eの突起82fがメカベース3に形成された凹部3hと係合して、前後に移動しないように保持されている。
そして、サブラック71が前方向に移動すると、係合しているサブラック71のピン71cによってカム溝72bが駆動されるので、駆動アーム72が矢印C方向(図12参照)に回動して、トレイスライダー73の前方向への移動が開始される。
すると、フックレバー74の丸ピン74bが、係合しているメカベース3のガイド溝3jの傾斜部により駆動されて、フックレバー74は矢印E方向[図14(b)参照]に回動し、長ピン74cが全てのトレイ1の後端1gと係合可能な状態となる。
続いて、その状態でトレイスライダー73及びフックレバー74が前方向に移動して、階段状で停止している全てのトレイ1の後端1gを、フックレバー74の上下方向に長く、直線状に形成された長ピン74cが押すことになるので、階段状で停止しているトレイ群は、上段から順に前方向に移動する。
すると、まず最上段(5段目)のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、5段目となる第2トレイ駆動カム95が、階段状オープンのときとは逆方向に回転し、突起95bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。続けて、4段目のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、4段目となる第3トレイ駆動カム94が、同様に回転し
、突起94bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。続けて、3段目のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、同様に3段目となる第3トレイ駆動カム94が回転し、突起94bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。
以下、同様にして全てのトレイ1が着脱位置Xの方向へ移動され、着脱位置Xでずれなく揃うことになり、トレイ駆動ユニット90は、階段状オープン動作前の、戻しばね93によって上面から見て時計方向に回転するよう付勢され、隣接する突起92d、94b、95bが互いに当接した、図9(a)に示す初期の状態に戻ることになる。
そして、図15(a)(b)に示すように、サブラック71の前端部71dがターンスイッチ75を押してONさせると、移動は停止し、以て5枚のトレイ1全ての着脱位置Xへの移動が完了した、図2(g)のTURN OPEN5(g−1)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のC、図20(b)のUの状態になっている。
この間、メインギア102は図18(b)のままなので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は最上段(5段目)のトレイ1の高さで保持されている。そして、最上段(5段目)のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続いて、最上段(5段目)のトレイ1から順番に1枚ずつ待機位置Yに移動させる、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCW方向(図16参照)に回転し、前記と逆方向だが同様の動作で、サブラック71が後方向に移動するので、駆動アーム72が矢印D方向に回動して、トレイスライダー73も後方向に移動する。
そして、図14(b)に示す状態になると、サブラック71のラック71aとセレクト駆動ギア127との噛み合いが外れるので、サブラック71の後方向への移動は停止するが、続いてセレクトラック82のラック82dがセレクト駆動ギア127と噛み合い始めるので、セレクトラック82は後方向に移動する。このとき、セレクトラック82のクリックばねカム82eの突起82fとメカベース3の凹部3hとの係合が解除されるとともに、サブラック71は段部71bとクリックばねカム82eとの当接が戻るので、再びセレクトラック82に後方向に移動した状態で保持されるようになる。
同時に、トレイスライダー73及びフックレバー74も後方向に移動して、図13に示すように、フックレバー74は矢印F方向に回動して、長ピン74cが全てのトレイ1の後端1gと係合しない、即ち全てのトレイ1の前後方向への移動を阻害しない状態になる
。続けてセレクトラック82は後方向に移動して、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動され、セレクトガイド81が下方向に移動するので、フック81aとトレイ駆動ギア92の溝92bが係合しているトレイ駆動ユニット90も下方向に移動する。
そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図10(a)に示すように、トレイギアユニット40における最上段(5段目)のトレイギア41のカム41cと
、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM5で停止する。この間も、メインギア102は図18(b)のままなので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は最上段(5段目)のトレイ1の高さで保持されている。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103が、CCW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は矢印L方向(図16参照)に回転して、最上段(5段目)のトレイ1のみ後方向に移動し、待機位置Yまで戻り停止する。そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻り、以て4枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(g)のTURN
OPEN4(g−2)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM5、図20(b)のTの状態になっている。そして、4段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N4)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない位置、すなわち図20(a)のN4で停止する。このとき、メインギア102は図18(a)の状態にあるので、伝達接断手段は接続状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を介して昇降手段を駆動するので、同時にディスク記録再生部60も下方向に移動する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向(図16参照)に回転し
、減速機構を介して駆動ギア109を駆動するので、この駆動ギア109と常時噛み合っているメインギア102が駆動されて矢印K方向(図16参照)に回転すると、まずロックカム102eがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cとの係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる。
そして、増速ギア110の小歯車110aにメインギア102の歯車102cが噛み合い始め、この増速ギア110が回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以っていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図18(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のUの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(b)に示す、トレイギアユニット40における4段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM4で停止する。このとき、メインギア102は図18(b)のままなので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は最上段(5段目)のトレイ1の高さで保持されている。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、4段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻り、以て3枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(g)のTURN OPEN3(g−3)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM4、図20(b)のTの状態になっている。そして、3段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N3)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない、図20(a)のN3で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、トレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以ていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図18(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のUの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(c)に示す、トレイギアユニット40における3段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM3で停止する。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、3段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻り、以て2枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(g)のTURN OPEN2(g−4)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM3、図20(b)のTの状態になっている。そして、2段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N2)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない、図20(a)のN2で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、トレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以っていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図18(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のUの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(d)に示す、トレイギアユニット40における2段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM2で停止する。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、2段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻り、以て1枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(g)のTURN OPEN1(g−5)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM2、図20(b)のTの状態になっている。そして、1段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N1)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない、図20(a)のN1で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、トレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以ていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図18(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のUの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(e)に示す、トレイギアユニット40における1段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM1で停止する。そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、1段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図18(a)の状態に戻る。
続けて、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図2(a)のRESETに示す状態、すなわち図20(a)のT、及び図20(b)のTに戻る。
なお、この間メインギア102の動作に連動して、伝達接断手段は接続あるいは遮断の動作を繰り返すことになり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構及び伝達接断手段を介して行う、昇降手段の駆動が断続的となるので、ディスク記録再生部60の上下方向への移動が断続的となり、前記の動作では、図2(a)のRESETに示す状態に戻ったときに、ディスク記録再生部60の番地とトレイ選択手段80の番地がずれてしまう。そこで、トレイ選択手段80であるセレクトラック82の動作を、前記した「M5→N4→M4→N3→M3→N2→M2→N1→M1→T」ではなく、「M5→N3→M4→N2→M3→N1→M2→N1→M1→T」にする等の補正を行う必要がある。
次に、前記した図2(f)に示す、ディスク2a(2b)の記録再生中のSTEP OPENの状態で、記録再生中のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いて、残りのどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを目視で直接に確認した後に続けて、記録再生中のトレイ1上のディスク2a(2b)を除いた、残り全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して交換、または取り出しする[図2(h)に該当]場合には、例えば図2(f)のSTEP OPEN3(f−3)に示す、3段目のトレイ1上のディスク2a(2b)が記録再生中である状態から、一斉交換オープンの指令を出す。なお、このとき、メインギア102は図19(b)、各スイッチは図20(a)のM3、図20(b)のWの状態になっている。
すると、駆動機構部100の昇降駆動モータ120がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して分岐ギア126を駆動するので、この分岐ギア126の小歯車126aと噛み合っているセレクト駆動ギア127が駆動され、このセレクト駆動ギア127と噛み合っているところの、トレイ選択手段80におけるセレクトラック82のラック82dが駆動されて、セレクトラック82が前方向に移動する。
すると、図14(b)に示すように、セレクトラック82のラック82dとセレクト駆動ギア127との噛み合いが外れるので、セレクトラック82の前方向への移動は停止するが、続いてサブラック71のラック71aがセレクト駆動ギア127と噛み合い始めるので、セレクトラック82に設けられたクリックばねカム82eの付勢力に抗して、サブラック71は前方向に移動する。このとき、セレクトラック82は、クリックばねカム82eの突起82fがメカベース3に形成された凹部3hと係合して、前後に移動しないように保持されている。
そして、サブラック71が前方向に移動すると、係合しているサブラック71のピン71cによってカム溝72bが駆動されるので、駆動アーム72が矢印C方向に回動して、トレイスライダー73の前方向への移動が開始される。
すると、フックレバー74の丸ピン74bが、係合しているメカベース3のガイド溝3jの傾斜部により駆動されて、フックレバー74は矢印E方向に回動し、長ピン74cが、記録再生中である3段目のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1の後端1gと係合可能な状態となる。
続いて、その状態でトレイスライダー73及びフックレバー74が前方向に移動して、階段状で停止している、記録再生中である3段目のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1の後端1gを、フックレバー74の上下方向に長く、直線状に形成された長ピン74cが押すことになるので、階段状で停止しているトレイ群は、上段から順に前方向に移動する。すると、まず最上段(5段目)のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、5段目となる第2トレイ駆動カム95が、階段状オープンのときとは逆方向に回転し、突起95bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。続けて、4段目のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、4段目となる第3トレイ駆動カム94が、同様に回転し、突起94bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。
次に、3段目のトレイ1は記録再生位置Zにあるのでトレイギア41との係合が外れており、移動はしないが、戻しばね93の付勢力によって、3段目のトレイギア41と第3トレイ駆動カム94は、同様に回転し、突起94bが、隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bと接する状態に戻る。続けて、2段目のトレイ1が前方向に移動を開始するので、係合しているトレイギア41を介して、同様に2段目となる第3トレイ駆動カム94が回転し、突起94bが、隣接するトレイ駆動ギア92の突起92dと接する状態に戻る。そして、記録再生中である3段目のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1が着脱位置Xの方向へ移動され、着脱位置Xでずれなく揃うことになり、トレイ駆動ユニット90は、階段状オープン動作前の、戻しばね93によって上面から見て時計方向に回転するよう付勢され、隣接する突起92d、94b、95bが互いに当接した、図9(a)に示す初期の状態に戻ることになる。
そして、サブラック71の前端部71dがターンスイッチ75を押してONさせると、移動は停止し、以て記録再生中である3段目のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1の着脱位置Xへの移動が完了した、図2(h)のTURN OPEN5(h−1)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のC、図20(b)のWの状態になっている。この間、メインギア102は図19(b)のままなので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は3段目のトレイ1の高さで保持されている。そして、最上段(5段目)のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続いて、最上段(5段目)のトレイ1から順番に1枚ずつ待機位置Yに移動させる、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCW方向(図16参照)に回転し、前記と逆方向だが同様の動作で、サブラック71が後方向に移動するので、駆動アーム72が矢印D方向に回動して、トレイスライダー73も後方向に移動する。
そして、図14(b)に示す状態になると、サブラック71のラック71aとセレクト駆動ギア127との噛み合いが外れるので、サブラック71の後方向への移動は停止するが、続いてセレクトラック82のラック82dがセレクト駆動ギア127と噛み合い始めるので、セレクトラック82は後方向に移動する。このとき、セレクトラック82のクリックばねカム82eの突起82fとメカベース3の凹部3hとの係合が解除されるとともに、サブラック71は段部71bとクリックばねカム82eとの当接が戻るので、再びセレクトラック82に後方向に移動した状態で保持されるようになる。同時に、トレイスライダー73及びフックレバー74も後方向に移動して、図13に示すように、フックレバー74は矢印F方向に回動して、長ピン74cが全てのトレイ1の後端1gと係合しない
、即ち全てのトレイ1の前後方向への移動を阻害しない状態になる。
続けてセレクトラック82は後方向に移動して、セレクトラック82の階段状カム82aによってピン81bが駆動され、セレクトガイド81が下方向に移動するので、フック81aとトレイ駆動ギア92の溝92bが係合しているトレイ駆動ユニット90も下方向に移動する。そして、位置センサー83でセンサーリブ82bを検出して、図10(a)に示すように、トレイギアユニット40における最上段(5段目)のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM5で停止する。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103が、CW方向(図16参照)に回転するので、減速機構及び駆動ギア109を介してメインギア102は矢印K方向(図16参照)に回転して、最上段(5段目)のトレイ1のみ後方向に移動し、待機位置Yまで戻り停止する。
そして、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻る。以て3枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(h)のTURN OPEN4(h−2)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM5、図20(b)のVの状態になっている。
そして、4段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N4)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない位置、すなわち図20(a)のN4で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向(図16参照)に回転し、減速機構を介して駆動ギア109を駆動するので、この駆動ギア109と常時噛み合っているメインギア102が駆動されて矢印L方向(図16参照)に回転すると、まずロックカム102eがピン119cを押し、増速ロックレバー119をばね部119dの付勢力に逆らって矢印H方向(図16参照)に回動させるので、カム119bと増速ギア110のロックカム110cとの係合が解除され、増速ギア110は回転可能な状態になる
そして、増速ギア110の小歯車110aと大歯車111bが常時噛み合っている反転ギア111の小歯車111aに、メインギア102の歯車102dが噛み合い始め、反転ギア111及び増速ギア110が回転することによって、中継機構を介してトレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以っていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図19(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のWの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(b)に示す、トレイギアユニット40における4段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM4で停止する。そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、4段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻り、以て2枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(h)のTURN OPEN2(h−4)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM4、図20(b)のVの状態になっている。そして、2段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N2)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない、図20(a)のN2で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、トレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以っていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図19(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のWの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(d)に示す、トレイギアユニット40における2段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM2で停止する。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、2段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻り、以て1枚のトレイ1が着脱位置Xに移動完了している、図2(h)のTURN OPEN1(h−5)に示す状態となる。このとき、各スイッチは図20(a)のM2、図20(b)のVの状態になっている。そして、1段目のトレイ1の段部1a(1b)にディスク2a(2b)を交換、または取り出しすることができる。
続けて、順次クローズの指令を出すと、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図11(N1)に示す、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における全てのトレイ駆動カム96の駆動カム96aが係合しない、図20(a)のN1で停止する。
続いて、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCCW方向に回転し、前記と同様の動作で、トレイ駆動ユニット90を回転させるが、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以っていずれのトレイ1も移動しない、空送りの状態で回転し、メインギア102が図19(b)の状態、すなわちトレイ1が着脱位置Xに移動した図20(b)のWの状態で停止する。
次に、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が同じくCW方向に回転し、前記と同様の動作で、セレクトラック82は後方向に、トレイ駆動ユニット90は下方向に移動して、図10(e)に示す、トレイギアユニット40における1段目のトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90における第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aの高さが揃った位置、すなわち図20(a)のM1で停止する。
そして、駆動機構部100の水平駆動モータ103がCW方向に回転し、前記と同様の動作で、1段目のトレイ1が後方向に移動して、待機位置Yまで戻り停止するので、増速ロックレバー119やメインギア102も図19(a)の状態に戻る。続けて、駆動機構部100の昇降駆動モータ120が前記とは逆のCCW方向に回転し、前記と逆方向だが同様の動作で、セレクトラック82は前方向に、トレイ駆動ユニット90は上方向に移動して、図2(f)のSTEP OPEN3(f−3)に示す状態、すなわち図20(a)のM3、及び図20(b)のVに戻る。
なお、この間、メインギア102は図19(a)及び図19(b)の間の動作なので、伝達接断手段は遮断された状態にあり、分岐ギア126の大歯車126bが中継機構を駆動するが昇降手段には伝達されず、よってディスク記録再生部60は3段目のトレイ1の高さで保持されたままである。
以上のように本実施例によれば、請求項1に記載した発明に関し、5枚のディスク2a(2b)を収納し、その中から選択されたディスク2a(2b)を搬送してディスク2a(2b)の記録再生を行う装置であって、ディスク2a(2b)を各々1枚ずつ載置し、ディスク2a(2b)の主面と平行な前後方向に移動可能で、ディスク2a(2b)の主面に対し直角である上下方向に5枚積層されたトレイ1と、ディスク2a(2b)をターンテーブル60a上に保持して記録または再生するディスク記録再生部60と、装置内にディスク2a(2b)を収納する待機位置Yを中にして、トレイ1を装置外に突出させてディスク2a(2b)の着脱を行う着脱位置Xとの間、ならびにディスク2a(2b)を記録再生する記録再生位置Zとの間に亘って、トレイ1を往復搬送するトレイ移送手段50とを設け、トレイ移送手段50は、トレイ1を各別に待機位置Yから着脱位置Xへ移動させる動作と、全てのトレイ1を待機位置Yから着脱位置Xへ移動させて着脱位置Xで階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させるように構成したことにより、トレイ移送手段50を各別トレイ1の動作側に切り換えて駆動することで、トレイ1を各別に待機位置Yから着脱位置Xに突出させることができ、また、トレイ移送手段50を全トレイ1の動作側に切り換えて駆動することで、トレイ1群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスク2a(2b)における主面の一部を露出させた状態で着脱位置Xに突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認することができるとともに、続けて、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して交換することができることになる。この間、トレイ1群が一旦待機位置Yへ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
また請求項2に記載した発明の効果として、5枚のディスク2a(2b)を収納し、その中から選択されたディスク2a(2b)を搬送してディスク2a(2b)の記録再生を行う装置であって、ディスク2a(2b)を各々1枚ずつ載置し、ディスク2a(2b)の主面と平行な前後方向に移動可能で、ディスク2a(2b)の主面に対し直角である上下方向に5枚積層されたトレイ1と、ディスク2a(2b)をターンテーブル60a上に保持して記録または再生するディスク記録再生部60と、装置内にディスク2a(2b)を収納する待機位置Yを中にして、トレイ1を装置外に突出させてディスク2a(2b)の着脱を行う着脱位置Xとの間、ならびにディスク2a(2b)を記録再生する記録再生位置Zとの間に亘って、トレイ1を往復搬送するトレイ移送手段50とを設け、トレイ移送手段50は、トレイ1を各別に待機位置Yから着脱位置Xへ移動させる動作と、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を待機位置Yから着脱位置Xへ移動させて着脱位置Xで階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させるように構成したことにより、トレイ移送手段50を各別トレイ1の動作側に切り換えて駆動することで、トレイ1を各別に待機位置Yから着脱位置Xに突出させることができ、また、トレイ移送手段50を全トレイ1の動作側に切り換えて駆動することで、トレイ1群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのディスク2a(2b)における主面の一部を露出させた状態で着脱位置Xに突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認することができるとともに、続けて、着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して交換することができることになる。この間、トレイ1群が一旦待機位置Yへ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
また請求項3に記載した発明の効果として、5枚のディスク2a(2b)を収納し、その中から選択されたディスク2a(2b)を搬送してディスク2a(2b)の記録再生を行う装置であって、ディスク2a(2b)を各々1枚ずつ載置し、ディスク2a(2b)の主面と平行な前後方向に移動可能で、ディスク2a(2b)の主面に対し直角である上下方向に5枚積層されたトレイ1と、ディスク2a(2b)をターンテーブル60a上に保持して記録または再生するディスク記録再生部60と、装置内にディスク2a(2b)を収納する待機位置Yを中にして、トレイ1を装置外に突出させてディスク2a(2b)の着脱を行う着脱位置Xとの間、ならびにディスク2a(2b)を記録再生する記録再生位置Zとの間に亘って、トレイ1を往復搬送するトレイ移送手段50と、上下方向に移動して指定されたディスク2a(2b)を載置しているトレイ1を選択するトレイ選択手段80とを有し、トレイ移送手段50に、トレイ1群に各別に係合するトレイギアユニット40と、トレイギアユニット40を介してトレイ1群を各別に駆動するトレイ駆動ユニット90とを設けて、トレイギアユニット40は、トレイ1の各々に係合するべく同一軸に積層状態で配置された5個のトレイギア41を有し、トレイ駆動ユニット90は、トレイギア41の円筒部41aの内径部にトレイギア41と同軸で積層状態に配置されて、トレイギア41の内径部に設けられたカム41cと各々係合する、駆動カム92c、駆動カム94a、駆動カム95a、駆動カム96aを外径部に設けた、トレイ駆動ギア92、3個の第3トレイ駆動カム94、第2トレイ駆動カム95、第1トレイ駆動カム96を有し、これらには、互いに接する面の一部に互いに突起92d、94b、95bを設けて、これら突起92d、94b、95bが隣接するトレイ駆動ギア92、3個の第3トレイ駆動カム94、第2トレイ駆動カム95の突起92d、94b、95bを順次間欠駆動するように構成するとともに、最上段の第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aが選択された1つのトレイギア41のカム41cに係合する単数移送姿勢と、最上段の第1トレイ駆動カム96の駆動カム96aを除いた、残りの駆動カム92c、駆動カム94a、駆動カム95aが全てのトレイギア41のカム41cに係合する複数移送姿勢と、全ての駆動カム92c、駆動カム94a、駆動カム95a、駆動カム96aがいずれのトレイギア41のカム41cにも係合しない空送り移送姿勢となるように構成したことにより、トレイ選択手段80によって、指定されたディスク2a(2b)を載置しているトレイ1を選択した後に、単数移送姿勢により、トレイ移送手段50であるトレイ駆動ユニット90を駆動させることで、トレイ1群に各別に係合しているトレイギアユニット40を介して、トレイ1を各別に待機位置Yから着脱位置Xに突出させることができる。
さらに、複数移送姿勢により、積層状態に配置された1段目(最下部)のトレイ駆動ギア92を回転させると、係合している1段目のトレイギア41のみが回転し、そのトレイギア41と係合している1段目のトレイ1のみが待機位置Yから着脱位置Xの方向へ移動を開始する。そして、1段目のトレイ駆動ギア92が240度(360度−60度×2)回転すると、トレイ駆動ギア92の突起92dが隣接する第3トレイ駆動カム94の突起94bを駆動するので、次に2段目の第3トレイ駆動カム94が回転し、係合している2段目のトレイギア41が回転して、そのトレイギア41と係合している2段目のトレイ1も待機位置Yから着脱位置Xの方向への移動を開始する。続いて2段目の第3トレイ駆動カム94が240度(360度−60度×2)回転すると、同様に3段目の第3トレイ駆動カム94及び3段目のトレイギア41が回転し、3段目のトレイ1も待機位置Yから着脱位置Xの方向への移動を開始する。以下、同様に全てのトレイ1が着脱位置Xの方向へ移動されるが、このとき、2段目のトレイ1は1段目のトレイ1より、また3段目のトレイ1は2段目のトレイ1より、それぞれトレイギア41の回転角度で240度分が遅れて移動を開始することになり、以てトレイ1群を、それぞれの位置をずらせた階段状として、すなわち全てのディスク2a(2b)における主面の一部を露出させた状態で着脱位置Xに突出させることができることで、簡単な操作且つ短時間で、装置内のどのトレイ1にディスク2a(2b)が装填されているか、またどのトレイ1に何のディスク2a(2b)が装填されているかを、目視で直接に確認することができる。
続けて、着脱位置Xで階段状となって停止しているトレイ1群を、一斉交換オープン手段70によって、全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させた後に、トレイ選択手段80によって、指定されたディスク2a(2b)を載置しているトレイ1を選択して、トレイ移送手段50であるトレイ駆動ユニット90を駆動させることで、トレイ1群に各別に係合しているトレイギアユニット40を介して、トレイ1を各別に着脱位置Xから待機位置Yに移動させる単数移送姿勢と、トレイ選択手段80によって、トレイギアユニット40における全てのトレイギア41のカム41cと、トレイ駆動ユニット90におけるトレイ駆動ギア92、3個の第3トレイ駆動カム94、第2トレイ駆動カム95、第1トレイ駆動カム96の駆動カム92c、駆動カム94a、駆動カム95a、駆動カム96aの全てが係合しない位置を選択して、トレイ移送手段50であるトレイ駆動ユニット90を回転させても、いずれのトレイギア41とも係合していないので、トレイギア41は回転せず、以ていずれのトレイ1も移動しない、空送り移送姿勢の組み合わせにより、最上段(5段目)のトレイ1から順番に、1枚ずつ待機位置Yに移動させることで、同様に簡単な操作且つ短時間で、任意の1枚のみならず、全てのトレイ1上のディスク2a(2b)を連続して交換することができることになる。この間、トレイ1群が一旦待機位置Yへ移動したりすることもないので、不便さや不合理性を感じることもないという有利な効果が得られる。
また請求項4に記載した発明の効果として、トレイ移送手段50の、トレイ1群を着脱位置Xで階段状となって停止している状態から、全てのトレイ1もしくは記録再生中のトレイ1を除いた、残り全てのトレイ1を着脱位置Xまで移動完了させる動作を、トレイ選択手段80であるセレクトラック82に設けられ、セレクトラック82と同一方向に移動可能なサブラック71により行うとともに、セレクトラック82とサブラック71を同一の駆動源で駆動するように構成したことにより、モータ等の新たな駆動源を追加する必要がないので、部品点数の少ない安価な装置を実現することができるという有利な効果が得られる。
以上のように、本発明にかかるディスクチェンジャー装置は、光ディスクや光磁気ディスク等の記録媒体を装置内に搬送して、その記録媒体に記録及び再生を行う装置等の、操作性の向上に有用であり、光ディスク装置を搭載した様々な機器への応用が考えられる。
本発明の実施の形態1に於けるディスクチェンジャー装置を、階段状オープン状態及び一斉交換オープン状態にした場合の斜視図 同ディスクチェンジャー装置の動作を説明するための概略左側面図 同ディスクチェンジャー装置の上面図 同図3の左側面図 同図3のP−P断面図 同トレイ移送手段の詳細を示す上面図 同トレイギアユニットとトレイ駆動ユニットの分解斜視図 同図6のQ−Q断面図 同トレイギアユニットとトレイ駆動ユニットの位置関係を示す詳細上面図 同トレイギアユニットとトレイ駆動ユニットの関係を説明するための詳細断面図 同トレイギアユニットとトレイ駆動ユニットの関係を説明するための詳細断面図 同一斉交換オープン手段の詳細を示す左側面図 同図12の上面図 同図12及び図13の動作を説明するための部分拡大図 同図12及び図13の動作を説明するための部分拡大図 同駆動機構部の詳細を示す上面図 同メインギアを下方から見た斜視図 同メインギアの状態を説明するための詳細図 同メインギアの状態を説明するための詳細図 同全体のタイミングチャート
符号の説明
1 トレイ
1a 大径段部
1b 小径段部
1c 溝
1d ラック
1e ラック
1f スイッチカム
1g 後端
2a 12cmディスク
2b 8cmディスク
3 メカベース
3a ガイドリブ
3b 左ガイドリブ
3c 右ガイドリブ
3d 座
3e 軸受け穴
3f T字リブ
3g ガイドリブ
3h 凹部
3i 横軸
3j ガイド溝
4 左トレイガイド
4a ガイドリブ
4b 穴
5 右トレイガイド
6 製品の外枠体
7 扉
7a 支点
8 扉ばね
9 トップカバー
40 トレイギアユニット
41 トレイギア
41a 円筒部
41b 歯車
41c カム(内カム)
41d 面取り部
41e 凸形状部
42 ギアホルダー
43 ロードギア
43a 歯車
44 オープンスイッチレバー
44a 軸部
44b カム
44c レバー部
45 オープンスイッチ
50 トレイ移送手段
60 ディスク記録再生部
60a ターンテーブル
70 一斉交換オープン手段
71 サブラック
71a ラック
71b 段部
71c ピン
71d 前端部
72 駆動アーム
72a 穴
72b カム溝
72c 長穴
73 トレイスライダー
73a 横軸
73b 穴
74 フックレバー
74a 軸
74b 丸ピン
74c 長ピン
75 ターンスイッチ
80 トレイ選択手段
81 セレクトガイド
81a フック
81b ピン
82 セレクトラック
82a 階段状カム
82b センサーリブ
82c リブ
82d ラック
82e クリックばねカム
82f 突起
83 位置センサー
84 ボトムスイッチ
90 トレイ駆動ユニット
91 駆動パイプ
91a 内径穴
92 トレイ駆動ギア
92a 歯車
92b 溝
92c 駆動カム
92d 突起
92e 面取り部
92f 凹形状部
93 戻しばね
94 第3トレイ駆動カム
94a 駆動カム
94b 突起
94c 面取り部
94d 凹形状部
95 第2トレイ駆動カム
95a 駆動カム
95b 突起
95c 面取り部
95d 凹形状部
96 第1トレイ駆動カム
96a 駆動カム
96b 面取り部
96c 凹形状部
97 軸
100 駆動機構部
101 ギアカバー
101a 軸
102 メインギア
102a 下部歯車
102b 歯車
102c 歯車
102d 歯車
102e ロックカム
102f ロックカム
102g ストックカム
102h プレイカム
103 水平駆動モータ
104 モータプーリ
105 ベルト
106 プーリギア
107 第1減速ギア
108 第2減速ギア
109 駆動ギア
110 増速ギア
110a 小歯車
110b 大歯車
110c ロックカム
111 反転ギア
111a 小歯車
111b 大歯車
112 第1中継ギア
113 第2中継ギア
114 前部クラウンギア
114a 大歯車
114b クラウン歯車
115 トレイ中継ギア
116 タイミングギア
117 後部クラウンギア
117a クラウン歯車
117b 大歯車
118 ロード中継ギア
119 増速ロックレバー
119a 穴
119b カム
119c ピン
119d ばね部
120 昇降駆動モータ
121 モータプーリ
122 ベルト
123 プーリギア
124 第3減速ギア
125 第4減速ギア
126 分岐ギア
126a 小歯車
126b 大歯車
127 セレクト駆動ギア
128 ストックスイッチ
129 プレイスイッチ
130 プリント基板
X 着脱位置
Y 待機位置
Z 記録再生位置

Claims (4)

  1. 複数枚のディスクを収納し、その中から選択された前記ディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、前記ディスクを各々1枚ずつ載置し、前記ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、前記ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、前記ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内に前記ディスクを収納する待機位置を中にして、前記トレイを装置外に突出させて前記ディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびに前記ディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、前記トレイを往復搬送するトレイ移送手段とを設け、前記トレイ移送手段は、前記トレイを各別に待機位置から着脱位置へ移動させる動作と、全ての前記トレイを待機位置から着脱位置へ移動させて着脱位置で階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全ての前記トレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段の前記トレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させるように構成したことを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  2. 複数枚のディスクを収納し、その中から選択された前記ディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、前記ディスクを各々1枚ずつ載置し、前記ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、前記ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、前記ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内に前記ディスクを収納する待機位置を中にして、前記トレイを装置外に突出させて前記ディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびに前記ディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、前記トレイを往復搬送するトレイ移送手段とを設け、前記トレイ移送手段は、前記トレイを各別に待機位置から着脱位置へ移動させる動作と、記録再生中の前記トレイを除いた、残り全ての前記トレイを待機位置から着脱位置へ移動させて着脱位置で階段状となって停止させる動作とに切り換え可能であるとともに、着脱位置で階段状となって停止している状態から、記録再生中の前記トレイを除いた、残り全ての前記トレイを着脱位置まで移動完了させた後、最上段の前記トレイから順番に、1枚ずつ待機位置に移動させるように構成したことを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  3. 複数枚のディスクを収納し、その中から選択された前記ディスクを搬送してディスクの記録再生を行う装置であって、前記ディスクを各々1枚ずつ載置し、前記ディスクの主面と平行な略水平方向に移動可能で、前記ディスクの主面に対し直角である略垂直方向に複数枚積層されたトレイと、前記ディスクをターンテーブル上に保持して記録または再生するディスク記録再生部と、装置内に前記ディスクを収納する待機位置を中にして、前記トレイを装置外に突出させて前記ディスクの着脱を行う着脱位置との間、ならびに前記ディスクを記録再生する記録再生位置との間に亘って、前記トレイを往復搬送するトレイ移送手段と、略垂直方向に移動して指定された前記ディスクを載置している前記トレイを選択するトレイ選択手段とを有し、前記トレイ移送手段に、前記トレイ群に各別に係合するトレイギアユニットと、前記トレイギアユニットを介して前記トレイ群を各別に駆動するトレイ駆動ユニットとを設け、前記トレイギアユニットは、前記トレイの各々に係合するべく同一軸に積層状態で配置された複数のトレイギアを有し、前記トレイ駆動ユニットは、前記トレイギアの内径部にトレイギアと同軸で積層状態に配置されて、前記トレイギアの内径部に設けられた内カムと各々係合する駆動カムを外径部に設けた複数のトレイ駆動カムを有し、前記トレイ駆動カムには、互いに接する面の一部に互いに突起を設けて、前記突起が隣接する前記トレイ駆動カムの前記突起を順次間欠駆動するよう構成するとともに、最上段の前記駆動カムが選択された1つの前記トレイギアの前記内カムに係合する単数移送姿勢と、最上段の前記駆動カムを除いた、残りの前記駆動カムが全ての前記トレイギアの前記内カムに係合する複数移送姿勢と、全ての前記駆動カムがいずれの前記トレイギアの前記内カムにも係合しない空送り移送姿勢となるように構成したことを特徴とするディスクチェンジャー装置。
  4. トレイ移送手段の、着脱位置で階段状となって停止している状態から、全てのトレイもしくは記録再生中のトレイを除いた、残り全てのトレイを着脱位置まで移動完了させる動作を、トレイ選択手段であるセレクトラックに設けられ、前記セレクトラックと同一方向に移動可能なサブラックにより行うとともに、前記セレクトラックと前記サブラックを同一の駆動源で駆動するように構成したことを特徴とする請求項1または2記載のディスクチェンジャー装置。
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